JPH0637736U - タイヤの空気圧計 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】 【目的】 タイヤの空気圧の点検を極めて容易にする空
気圧計を提供せんとするもの。 【構成】 空気流通孔と空洞部を有するゴムを、タイヤ
バルブを制御する位置に装着可能としたタイヤの空気圧
計。

Description

【考案の詳細な説明】

【０００１】

【産業上の利用分野】

本考案は、タイヤの空気圧を点検するのに役立つ空気圧計に関するものである 。

【０００２】

【従来の技術】

従来、タイヤの空気圧を点検するものとしてはハンディタイプの空気圧計が一 般的であり広く用いられている。

【０００３】

【考案が解決しようとする課題】

一般に、タイヤの空気圧の点検は手間がかかるため、日常、これを自分自身で 実施しているドライバーは少なく、タイヤの外見だけで判断していることが多い のであって、これは車の安全走行上決して好ましいことではないのである。

【０００４】 本考案は、上記の問題点を解消するため、タイヤの空気圧の点検を極めて容易 にする空気圧計を提供せんとするものである。

【０００５】

【課題を解決するための手段】

上記目的を達成するため、本考案空気圧計は、空気流通孔２と空洞部３を有す るゴム１に、バルブコア１２に圧力を加えるための制御突起４と、空気洩れを防 ぐためのパッキン部５を設け、更に、外部からゴム１を加圧するための加圧棒６ を装備して成るものである。なお、加圧棒６はタイヤの空気圧のレベルを示すた めにも利用されている。

【０００６】

【作用】

本考案空気圧計をタイヤのバルブキャップに代えてタイヤバルブに装着し、加 圧棒６でゴム１の曲面を凹ませながら加圧すると、制御突起４はバルブコア１２ を加圧するからタイヤバルブ１１が開き、タイヤ内の空気の一部がゴム１の空気 流通孔２を通って空洞部３に流入し、空洞部３内の空気圧が増大するのに伴ない 、ゴム１は膨張し、タイヤ内の空気圧と空洞部３内の空気圧が等しくなるとこの 変化は無くなるが、このとき、もはや加圧棒６で加圧する必要は無くなり、膨張 したゴム１自身がタイヤバルブ１１の開放状態を維持するように作用する。又、 ゴム１の膨張に伴なって生ずる加圧棒６の位置の変化を、あらかじめ設定した安 全レベルと比較すれば、およその空気圧の状態を知ることができるのである。な お、ゴム１が破裂したときは、直ちにこれが収縮し、制御突起４はバルブコア１ ２を加圧しなくなり、タイヤバルブ１１は閉じることとなる。

【０００７】

【実施例】

本考案空気圧計について、図面に示す一実施例を説明する。図１は、膨張した ゴム１自身によってタイヤバルブ１１が開放されていることを示している。ゴム １は、曲面を有する二個のゴムを合わせて形成されている。プラスチックの加圧 棒６は、ばね７で支えられ、更に、ばね７と共に保持具９で保持されている。キ ャップ１０は、透明なプラスチックで形成されている。円筒８は、ゴム１のパッ キン部５と一体にタイヤバルブ１１に装着されている。

【０００８】

【考案の効果】

本考案空気圧計を装着し、タイヤバルブを開放状態にセットした後は、一目で 空気圧の状態がわかるから点検し易く、又、タイヤの空気洩れは殆んど生じない ので安全性は極めて高いのである。

【図面の簡単な説明】

【図１】本考案の一実施例を示す断面図である。

【符号の説明】

１ ゴム ２ 空気流通孔 ３ 空洞部 ４ 制御突起 ５ パッキン部 ６ 加圧棒 ７ ばね ８ 円筒 ９ 保持具 １０ キャップ １１ タイヤバルブ １２ バルブコア

Claims (1)

【実用新案登録請求の範囲】
1. 【請求項１】 空気流通孔（２）と空洞部（３）を有す
   るゴム（１）を、タイヤバルプ（１１）を制御する位置
   に装着可能としたことを特徴とするタイヤの空気圧計。