JPH0637694Y2 - ひも等の引留め具 - Google Patents

ひも等の引留め具

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JPH0637694Y2
JPH0637694Y2 JP1987047099U JP4709987U JPH0637694Y2 JP H0637694 Y2 JPH0637694 Y2 JP H0637694Y2 JP 1987047099 U JP1987047099 U JP 1987047099U JP 4709987 U JP4709987 U JP 4709987U JP H0637694 Y2 JPH0637694 Y2 JP H0637694Y2
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外夫 加納
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外夫 加納
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Description

【考案の詳細な説明】 産業上の利用分野 この考案は、ひもやロープ等(以下、単にひも等とい
う)を強く引き締めて留めるためのひも等の引留め具に
関する。
従来技術 小荷物のひも掛け作業や、貨物輸送時のロープ掛け作
業、テントを張る際のロープ張り作業等においては、ひ
も等を強力に引き締め、それを固定しなければならない
から、古くから各種の引留め方法が工夫されている。し
かしながら、それらの方法は、それぞれ、ひも等を独特
の順序に掛けまわして処理するものであるから、いずれ
も、かなりの練習と熟練がなければ、所定の目的を達成
することが難しい。
そこで、誰でも簡単に、所定のひも掛け作業等が実行で
きるように、小型の引留め具が工夫されている(実開昭
51-143069号公報)。そのものは、一端部を斜めに引き
起こすことにより、へ字形に屈折させた舌片状の板片で
あって、両端部には、それぞれ円形のひも通し孔を設
け、中間部には、長孔が設けられている。ただし、長孔
は、その幅が長手方向に滑らかに変化する変形長孔とな
っている。
ひもを引き留める際には、まず、一方のひも通し孔に対
して、下側から上側にひもを挿通し、次いで、長孔を介
して下側に引き出したひもを折り返してループを形成し
た後、再び、長孔を介して上側に引き出す。ただし、ひ
もを最初に挿通するひも通し孔は、長孔の幅が広い側の
ひも通し孔を選択する。ひものループを固定のフック等
に掛け、長孔を介して上側に引き出したひもの端部を引
くと、ループの長さを縮めるようにして、ひもを引き締
めることができ、このようにして引き締められたひも
は、長孔の幅狭の頂部に食い込むから、簡単に戻ること
がない。なお、ひもの端部をさらに他方のひも通し孔に
差し込んでおけば、ひもの戻りを一層確実に防止するこ
とができる。
考案が解決しようとする課題 かかる従来技術によるときは、ひもは、長孔の幅狭の頂
部に食い込むようにして引き留められるから、引締め作
業が円滑でなく、所定のひも掛け作業がし難いという問
題が避けられなかった。すなわち、ひもは、その引締め
の途中においても、幅狭の頂部に食い込んで動かなくな
ってしまい易く、したがって、ひもを完全に引き締める
には、ひもの引締め方向を微妙に変化させるなどの独特
の技能を必要とするからである。
そこで、この考案の目的は、かかる従来技術の問題に鑑
み、ひも等を掛け通すリングの外周に突起軸を突設し、
突起軸の形状を工夫することによって、引締め作業が円
滑にでき、誰れでも簡単にひも等を引き締めて固定し、
所定のひも掛け作業をすることができるひも等の引留め
具を提供することにある。
課題を解決するための手段 かかる目的を達成するためのこの考案の構成は、ひも等
の端部を個別に掛け通すリングと、リングの外周に突設
する突起軸とからなり、突起軸は、ひも等を巻付け可能
に折り返した上、ひも等を挟み留める留め部を形成する
ことをその要旨とする。
作用 かかる考案の構成によるときは、リングは、ひも等の両
端部を個別に掛け通すことができるから、ひも等は、そ
の一端をリングに結び付けて固定し、他端部は、たとえ
ば小荷物に掛けまわした後、リングに通して引くことに
より、強く引き締めることができる。その後、引き締め
たひも等の端部は、突起軸に巻き付けた後、留め部に挟
み込むことにより、簡単に固定することが可能である。
実施例 以下、図面を以って実施例を説明する。
ひも等の引留め具は、リング1の外周に突起軸2を突設
してなる(第1図)。
リング1は、ひも等の両端部を個別に掛け通し、ひも等
を引き締めたとき、その姿勢が最も安定するように楕円
形に形成されている。すなわち、リング1は、その長手
方向の軸Cに沿って両側から張力を加えるとき、その姿
勢が最も安定するからである。
突起軸2は、リング1の長手方向の一端において、軸C
に平行するようにして突設されている。ただし、突起軸
2の突設位置は、軸Cからいくぶん偏移させてあるもの
とする。突起軸2は、リング1から立ち上げた後、ほぼ
円形に屈曲させて折り返すことにより、折返し端に抜止
め部2aを形成し、短い平行部2bを経てリング1の外周に
密着させた上、リング1の外周に対して鋭角に開拡する
留め部2cを形成するように成形されている。
なお、引留め具は、プラスチック、木材、金属等の任意
の材料によって作ることができ、リング1、突起軸2
は、同一材料によって一体成形してもよく、また、別部
材を組み合わせてもよい。また、リング1は、ひも等の
引締め後の張力に十分耐える強度を有するものとする。
かかる引留め具は、たとえば、小荷物KにひもLを掛け
るために使用することができる(第2図)。
ひもLの一端をリング1の一端に結び付けて固定し、他
端は、小荷物Kに掛けまわした後、リング1に掛け通
す。リング1に通したひもLの端部を強く引くと、ひも
Lは、極めて容易に、しかも、最後まで円滑に引き締め
ることができるから、その後、引き締めたひもLの端部
を突起軸2の平行部2bに巻き付け、さらに、留め部2cに
挟み込むようにして固定すればよい。
以上の説明において、ひもLは、その材質、形態は任意
であり、一般的なロープであってもよい。また、ひも掛
けの対象となる小荷物Kは、一般商店における商品の
他、工場、倉庫等における包装製品や、トラックを含む
輸送用車両の積載荷物等、あらゆる荷扱い対象物が含ま
れる。
なお、一般に、ひもLは、突起軸2に対し、数回巻き付
けることにより、十分引き留めることができ、その巻付
回数は、適宜に選択してよい。また、ひもLは、突起軸
2に巻き付けた後、留め部2cに挟み留めるとともに、さ
らに、留め部2cを形成する突起軸2の先端部に結び留め
るようにしてもよい。
他の実施例 リング1は、楕円に代えて、真円とすることができる
(第3図)。また、リング1は、一部を切り欠いたC円
としてもよい(第4図)。ただし、第4図においては、
リング1に対し、点対称形に一対の突起軸2、2が突設
されているから、ひもLは、突起軸2、2を利用して、
その両端部を引き留めて固定することができる。
さらに、リング1は、手掛け部1aと、ひも掛け部1b、1b
とを有するように、極端に変形させてもよい(第5
図)。なお、同図における突起軸2は、各ひも掛け部1b
に対応して、軸C上に突設されている。また、各突起軸
2は、その平行部2bを殆ど消失させ、抜止め部2aの基部
を両側から絞り込むことにより、ひもLを巻き付け易く
してある。軸Cに沿う方向にひもLの両端部を固定する
ことができるから、小荷物Kを手で下げる用途に便利で
ある。すなわち、リング1は、楕円、真円、C円の他、
任意の変形円とすることができるものとする。
なお、引留め具は、1本の針金状の材料を所定の形状に
屈曲することによっても形成することができる(第6
図)。
以上の説明において、突起軸2は、リング1に対し、1
個または2個以上の任意の複数個を突設することができ
る。複数のひもの各端部を同時に引き留めて固定するこ
とが可能となるから、一層複雑なひも掛けの態様を実現
することができる。
考案の効果 以上説明したように、この考案によれば、リングの外周
に突起軸を突設することによって、リングは、ひも等の
端部を掛け通すことができ、このときのひも等は、引締
めの途中において動かなくなってしまうおそれがなく、
突起軸は、引き締められたひもを巻き付けて固定するこ
とができるから、誰れでも手早く、安全確実に、所定の
ひも掛け作業をすることができ、あらゆるひも掛け作業
に広く適用可能であるという極めて優れた効果がある。
【図面の簡単な説明】
第1図と第2図は実施例を示し、第1図は正面図、第2
図は使用状態説明図である。 第3図ないし第6図は、それぞれ別の実施例を示す第1
図相当図である。 L……ひも 1……リング 2……突起軸 2a……抜止め部 2c……留め部

Claims (4)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】ひも等の端部を個別に掛け通すリングと、
    該リングの外周に突設する突起軸とからなり、該突起軸
    は、ひも等を巻付け可能に折り返した上、ひも等を挟み
    留める留め部を形成することを特徴とするひも等の引留
    め具。
  2. 【請求項2】前記突起軸は、折返し端に抜止め部を形成
    することを特徴とする実用新案登録請求の範囲第1項記
    載のひも等の引留め具。
  3. 【請求項3】前記リングは、変形円であることを特徴と
    する実用新案登録請求の範囲第1項または第2項記載の
    ひも等の引留め具。
  4. 【請求項4】前記突起軸は、複数個を設けることを特徴
    とする実用新案登録請求の範囲第1項ないし第3項のい
    ずれか記載のひも等の引留め具。
JP1987047099U 1987-03-30 1987-03-30 ひも等の引留め具 Expired - Lifetime JPH0637694Y2 (ja)

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JPS63153812U JPS63153812U (ja) 1988-10-07
JPH0637694Y2 true JPH0637694Y2 (ja) 1994-10-05

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JPS5236134Y2 (ja) * 1975-05-12 1977-08-17

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