JPH0637649Y2 - 植樹、街路樹等の保護を兼ねる支持装置 - Google Patents

植樹、街路樹等の保護を兼ねる支持装置

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JPH0637649Y2
JPH0637649Y2 JP40114790U JP40114790U JPH0637649Y2 JP H0637649 Y2 JPH0637649 Y2 JP H0637649Y2 JP 40114790 U JP40114790 U JP 40114790U JP 40114790 U JP40114790 U JP 40114790U JP H0637649 Y2 JPH0637649 Y2 JP H0637649Y2
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房夫 坂野
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房夫 坂野
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Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は、植樹、街路樹、その他
木等の樹木(本考案では、植樹、街路樹等又は樹木とす
る。)の挾持部(主として、幹部、以下同じ)を柔らか
く保護するとともに、樹木全体を確実に支持できるこ
と。また耐久性に優れた植樹、街路樹等の保護を兼ねる
支持装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、植樹、街路樹等の樹木を支持する
方法としては、木材等の木製部材と、縄等を利用して成
す方法が、一般的である。その改良として、次のような
技術文献が挙げられる。
【0003】先ず第一に、実開昭59−70453号の
植樹用支え装置があり、この考案は、クッション材を内
装した固定バンドに、数本の支柱を設けた構成であり、
クッション材で、樹幹部を取り巻くことを特徴とする。
【0004】続いて第二に、実開昭59−193260
号の植樹用支持連結具があり、この考案は、植木挾持部
と、この植木挾持部に対峙する板バネで構成された触れ
フレキシブル方式の挾持板部とで植木支持部を構成し、
この植木支持部に数本の支柱を設けた構成であり、この
考案は、前記植木挾持部とフレキシブルな挾持板部と
を、取り外し自在にしたことを特徴とする。また前記支
柱には、抜け止め用ヒレが開示されている。
【0005】更に第三に、実開昭61−139164号
の街路樹保護器があり、この考案は、管又は某を門形に
折り曲げるとともに、この上面の一方側に受板を設け、
この受板に樹木を縛るバンドを取り付けた構成であり、
簡易な構造で街路樹の保護を図ることを目的とする 。
【0006】更に又第四に、実開昭62−89966号
の樹木用支柱構体の基礎構造があり、この考案は、パイ
プ支柱と、このパイプ支柱の基端部に設けられたアンカ
ー部材と、パイプ支柱に幹部を支持する樹木用支柱構体
と、前記パイプ支柱の先端部に、該パイプ支柱より外方
に向かって突出するホルダー部を介してアンカー部を設
けた構成であり、樹木支持構造体の基礎の強度の向上及
び倒壊防止を図り、究極的には、樹木の倒壊防止を図る
ことを特徴とする。
【0007】また特公昭50−16248号の立木保護
枠における立木結縛方法で、立木をロープを介して、四
方向より結縛(四方向からかけ渡しに連結固定)する構
成が開示されている。
【0008】
【考案が解決しようとする課題】以上で詳述した、先行
技術(前述の各公開公報の技術を云う。以下同じ)は、
従来の木製と縄を利用する方法の弱点(欠点)の改良と
して、有効であり、いわゆる耐久性を有する利点はあ
る。しかしながら、いずれの考案も、構造が大変に複雑
である。それがために、製作及び保守管理に手間がかか
ることと、コスト面でも割高となり、多数ある植樹、街
路樹等にそれぞれ装備することは、到底不可能である。
殊に樹木の幹部を、ほぼ自然の形で保持する構成となっ
ていないことから、幹部に瑕を付けたり、又はこの幹部
の成長の阻害となったりする等の課題が考えられる処で
ある。
【0009】また支柱、パイプ支柱等支柱の、土中への
埋設に対しては、掘削器具を介して穴を掘り、この掘削
穴内に、前記支柱を挿入した後に、この支柱と掘削穴と
の間に、掘削土砂を充填し、支柱を土中に埋設する方法
である。因って、手間と労力を要し大変であること、並
びに抜け易い等の課題が考えられる処である。
【0010】また特公昭50−16248号の発明で
は、立木をロープを介して、四方向より結縛(四方向か
らかけ渡しに連結固定)し、しかも立木とロープとの間
に隙間を設けず結縛する構成が開示されているが、四方
向からの結縛(拘束)であると、風による衝撃に対して
柔軟性がなく、樹木の折れ、亀裂等の問題が発生し、大
変に不都合であることと、樹木の成育に悪影響を与え
る。されている。
【0011】
【課題を解決するための手段】そこで、本考案は、樹木
に負担を掛けることなく、かつその成育を阻害すること
なく結縛できる構造とすること、又は何等掘削器具等を
使用せず、しかも捩じ込み方式を介してワンタッチで支
持柱を、土中に埋設できること。また一度埋設したら、
容易に抜けない構造の植樹、街路樹等の保護を兼ねる支
持装置を、創作したものであり、その構成は、下記のよ
うになります。
【0012】即ち、本考案植樹、街路樹等の保護を兼ね
る支持装置は、環状支持部材をほぼ半截して形成する半
円形の支持体と、この支持体に設けられた先端部に捩じ
込み錐部を有する数本の支持柱と、前記支持体の内側に
三点支持で取り付けられ、かつ樹木を三角形状に包囲
し、しかも樹木との間に大きなスペースを形成するよう
にして、前記樹木を捲装保護する弾性バンドとで構成さ
れる。
【0013】
【作用】以下本考案を利用し、植樹の幹部を挾持する方
法の、一例を説明する。
【0014】先ず、いずれか一本の支持柱を把持し(場
合により、回転装置を利用することも、可能である。以
下同じ)、その錐部を、地表面に位置させる。続いて、
支持柱の頭部を捩じり、その錐部に回転を付与すると、
錐部は捩じ込まれるようにして、順次地中にスムーズに
侵入する。そして、所定の位置に達したならば、ここで
支持柱に対する回転を停止する。このような操作を、そ
れぞれの支持柱に成すことにより、樹木の周辺に、支持
柱が立設される。
【0015】そこで、続いて、立設された支持柱の頭部
に、支持体の裏面側に設けた鞘管をそれぞれ被嵌し、こ
の鞘管に設けた止めねじ等の固定具を介し、数本の支持
柱と、支持体との一体化を図る。この際に、支持体は、
半円形となっていることから、樹木に邪魔されることな
く、スムーズに装置し得る。その後は、植樹に弾性バン
ドを捲装しつつ、三点支持を介して支持体に取り付け、
しかも樹木との間に十分な隙間(スペース)を設け、支
持体の開放側を始めとして、全方向への自由な動き、並
びに成育を与える。よって、樹木への自由な動き、殊に
強風時等における樹木の柔軟性を確保できるので、樹木
を傷めず、かつ折れたり又は亀裂の発生は皆無となりま
す。当然、樹木の成育には、好影響を与え得ることは、
誠に明白であります。
【0016】また、この植樹、街路樹等の保護を兼ねる
支持装置を取り外すには、先ず最初に、弾性バンドを、
支持体及び樹木より取り外した後、続いて鞘管の固定具
を外す。これにより、支持体が取り外される。その後
は、各支持柱に逆方向の回転を付与することにより、比
較的簡易に取り外しが可能となるものである。
【0017】
【実施例】以下本考案の一実施例を図面を参照しつつ具
体的に説明する。
【0018】1は環状支持部材をほぼ半截して形成する
半円形の支持体で、この支持体1は、廃材、例えば廃鋼
製パイプ、廃鋼製材、廃プラスチックを利用して製造
し、この支持体1の表面に、木目、樹皮又は各種柄、模
様等のプリント、その他表面処理を施す。そして、この
支持体1の裏面側4には、やや外方に拡開するように鞘
管2が、少なくとも数個(この例では、三個であるが、
この数に限定されず。)設けられており、この鞘管2に
は止めねじ等の固定具3が設けられている。そして、前
記支持体1の鞘管2に嵌合される先端部に捩じ込み錐部
6を有する支持柱5は、支持体1の裏面側4に設けた鞘
管2にそれぞれ嵌合され、固定具3を介して固定され
る。これにより、植樹支持用の支持装置の外郭が構成さ
れる。尚前記支持柱5は、廃材、例えば廃鋼製パイプ、
廃鋼製材、廃プラスチックを利用して製造し、この支持
柱5の表面に、木目、樹皮又は各種柄、模様等のプリン
ト、その他表面処理を施す。
【0019】また図中8は、前記支持体1の内側に取り
付けられ、かつ樹木を捲装保護する弾性バンドで、この
弾性バンドは、前記支持体1に設けた取付け具9に、三
点支持で取り付けられ、その他はフリー状態となってお
り、樹木への拘束を極力少なくするために、大きな隙間
を形成するように構成されている。
【0020】尚、前記弾性バンド8の低コスト化、又は
廃材の有効利用等を図る趣旨から、古タイヤ等のゴム製
品を利用することも可能である。また前記錐部6は、捩
じ込み掘進性と、強度の向上を図るために、図示の如
く、三角錐状に形成することが望ましい。図中10は、
植樹、街路樹等の樹木、11は歩道である。
【0021】
【考案の効果】以上で詳述した如く、本考案では、その
採用する構成との関係から、下記のような効果を有す
る。
【0022】先ず第一に、環状支持部材をほぼ半截して
形成する半円形の支持体と、この支持体に設けられた先
端部に捩じ込み錐部を有する数本の支持柱と、前記支持
体体の内側に三点支持で取り付けられ、かつ樹木を三角
形状に包囲し、しかも樹木との間に大きなスペースを形
成するようにして、前記樹木を捲装保護する弾性バンド
とで構成されているので、即ち、前記の三点支持を介し
て支持体に取り付け、しかも樹木との間に十分な隙間
(スペース)を設け、支持体の開放側を始めとして、全
方向への自由な動き、並びに成育を与える。よって、樹
木への自由な動き、殊に強風時等における樹木の柔軟性
を確保できるので、樹木を傷めず、かつ折れたり又は亀
裂の発生は皆無となります。当然、樹木の成育には、好
影響を与え得る卓効があり、かつ樹木に易しい支持装置
であります。
【0023】また本考案は、支持体の先端部に捩じ込み
錐部を有する構造であり、地中を傷めず、かつ簡易に地
中に圧入できる。よって、地中の微生物の死滅及び組織
の崩壊が皆無で、樹木の成育に即した土壌が確保される
等の成育面での効果がある。また何等掘削器具等を使用
せず、しかもワンタッチで支持柱を、土中に埋設できる
こと、及び一度埋設したら、容易に抜けないし、強風時
でも脱抜する虞れは皆無であり、樹木の支持装置として
も最適である等の実用面での効果も多大なものである。
【0024】更に本考案では、植樹、街路樹等の保護を
兼ねる支持装置の支持体及び支持柱を、プラスチック又
は鋼材等の廃材で構成し、このようにして構成された支
持体及び支持柱の表面に木目、プリント、その他表面処
理した構成の植樹、街路樹等の保護を兼ねる構造である
ので、本考案の支持装置は、安価に提供でき、しかも耐
久性に優れた構造とすること、また色彩感覚、擬木化又
は美感等を考慮した処の、優れた考案であります。
【図面の簡単な説明】
【図1】図1は全体の正面図である。
【図2】図2は平面図である。
【図3】図3図は支持柱の錐部を示す正面図である。
【図4】図4図は使用状態を示す正面図である。
【符号の説明】
1 支持体 2 鞘管 3 固定具 4 裏面側 5 支持柱 6 錐部 8 弾性バンド 9 取付け具

Claims (3)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 環状支持部材をほぼ半截して形成する半
    円形の支持体と、この支持体に設けられた先端部に捩じ
    込み錐部を有する数本の支持柱と、前記支持体の内側に
    三点支持で取り付けられ、かつ樹木を三角形状に包囲
    し、しかも樹木との間に大きなスペースを形成するよう
    にして、前記樹木を捲装保護する弾性バンドとで構成さ
    れている植樹、街路樹等の保護を兼ねる支持装置。
  2. 【請求項2】 請求項1の支持体及び支持柱の表面に、
    木目、プリント、その他表面処理した請求項1の植樹、
    街路樹等の保護を兼ねる支持装置。
  3. 【請求項3】 請求項1の支持体及び支持柱を廃材で構
    成し、木目、プリント、その他表面処理した構成の請求
    項1の植樹、街路樹等の保護を兼ねる支持装置。 【0001】
JP40114790U 1990-12-20 1990-12-20 植樹、街路樹等の保護を兼ねる支持装置 Expired - Lifetime JPH0637649Y2 (ja)

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JP40114790U JPH0637649Y2 (ja) 1990-12-20 1990-12-20 植樹、街路樹等の保護を兼ねる支持装置

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Publication Number Publication Date
JPH0491648U JPH0491648U (ja) 1992-08-10
JPH0637649Y2 true JPH0637649Y2 (ja) 1994-10-05

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JP40114790U Expired - Lifetime JPH0637649Y2 (ja) 1990-12-20 1990-12-20 植樹、街路樹等の保護を兼ねる支持装置

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