JPH0637528B2 - 原子団移動重合の添加物としてのシリルアミン - Google Patents

原子団移動重合の添加物としてのシリルアミン

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JPH0637528B2
JPH0637528B2 JP63104480A JP10448088A JPH0637528B2 JP H0637528 B2 JPH0637528 B2 JP H0637528B2 JP 63104480 A JP63104480 A JP 63104480A JP 10448088 A JP10448088 A JP 10448088A JP H0637528 B2 JPH0637528 B2 JP H0637528B2
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Description

【発明の詳細な説明】 本発明は、アクリルエステルの重合法に関し、そしてさ
らに特にその重合法で有用な開始剤に関する。
米国特許第4,414,372号;同第4,417,034号;同第4,508,
880号;同第4,524,196号;同第4,581,428号;同第4,58
8,795号;同第4,598,161号;同第4,605,716号;同第4,6
22,372号;同第4,656,233号;同第4,659,782号;同第4,
659,783号;同第4,681,918号;同第4,695,607号;同第
4,711,942号;および同第4,732,955号;さらに米国特許
出願第912,117号(1986年9月29日出願);同第934,8
26号(1986年11月25日出願);同第004,831号(198
7年1月13日出願);同第007,758号(1987年1月27
日出願);同第015,727号(1987年2月27日出願);
同第044,432号および同第044,881号(1987年4月30日
出願);さらに同第048,958号(1987年5月19日出
願)〔以下「前述の特許および特許出願」とする〕は、 (i)少くとも一つの開始部位を有し、さらにSi、Snまたは
Geに結合した少くとも1個の酸素、窒素または硫黄原子
を有する化合物を含む四配位有機(Si、SnまたはGe)化
合物である開始剤;そして (ii)弗化物イオン、二弗化物イオン、シアン化物イオン
またはアジ化物イオンの源であるかまたは適当なルイス
酸、ルイス塩基または選択されたオキシアニオンである
共触媒 の存在下アクリル単量体またはマレイミド単量体を「リ
ビング」ポリマーに重合する方法を開示している。この
ような重合法は原子団移動重合(Group Transter Polym
erization)として当業者に知られてきている〔ウエブ
スター(Webster)ら「グループ・トランスフアー・ポ
リメリゼーシヨン(Group Transfer Polymerization)
−ア・ニユー・アンド・バーサテイル・カインド・オブ
・アデイシヨン・ポリメリゼーシヨン(A New and Vers
atile Kind of Addition Polymerization)」,J.Am.
Chem.Soc.105,5706 1983)〕。
原子団移動重合に用いられて好ましい単量体は、式CH2
=C(Y)Xおよび のアクリル単量体およびマレイミド単量体およびこれら
の混合物から選択される。
式中、 Xは-CN、-CH=CHC(O)X′または-C(O)X′であり; Yは-H、-CH3、-CNまたは-CO2RであるがただしXが-CH=C
HC(O)X′のときYは-Hまたは-CH3であり; X′は-OSi(R1)3、-R、-ORまたは-NR′R″であり; 各R1は独立して20個以内の炭素原子を含む脂肪族、
脂環族、芳香族または混合した脂肪族・芳香族基である
ヒドロカルビル基または-Hであるがただし少くとも1個
のR1基は-Hではなく; Rは、 (a)20個以内の炭素原子を含む脂肪族、脂環族、芳香
族または混合した脂肪族・芳香族基であるヒドロカルビ
ル基であるか; (b)少くとも20個の炭素原子を含む重合体基である
か; (c)その脂肪族セグメント内に1個以上のエーテル酸素
原子を含む(a)または(b)の基であるか; (d)重合条件下で未反応性である1個以上の官能性置換
基を含む(a)、(b)または(c)の基であるか;または (e)式-Z′(O)C-C(Y1)=CH2〔式中Y1は−Hまたは-CH3
でありZ′はOまたはNR′(式中R′は下記に規定した
通りである)である〕の1個以上の反応性置換基を含む
(a)、(b)、(c)または(d)の基であり;そして R′およびR″のそれぞれは独立してC1〜4アルキル
から選ばれる。
好ましい開始剤は四配位有機ケイ素、有機スズおよび有
機ゲルマニウム化合物から選択され、それらは式Q′3M
Z、Q′2M(Z1)2および〔Z1(Q′)2M〕2O 〔式中、 各Q′は独立して-OR1、-SR1、-N(R1)2および-R1から選択
され; Zは およびこれらの混合基よりなる基から選択された活性置
換基であり; X2は-OSi(R1)3、-R6、-OR6または-NR′R″であり; R6は、 (a)20個以内の炭素原子を含む脂肪族、脂環族、芳香
族または混合した脂肪族・芳香族基であるヒドロカルビ
ル基であるか; (b)少くとも20個以内の炭素原子を含む重合体基であ
るか; (c)それらの脂肪族セグメント内に1個以上のエーテル
酸素原子を含む(a)または(b)の基であるか; (d)重合条件下で未反応性である1個以上の官能性置換
基を含む(a)、(b)または(c)の基であるか;または (e)1個以上の開始部位を含む(a)、(b)、(c)または(d)の
基であり; R2およびR3のそれぞれは独立して-H並びに上述の(a)
〜(e)のR6において規定されたヒドロカルビルまたは重
合体基から選択され; R′、R″、R1またはZ′は単量体について前記同様
であり; mは2、3または4であり; nは3、4または5であり; Z1(式中X2、R2およびR3は前記同様である)であり; R2およびR3は一緒になつて でありただしZは または であり; R2またはR3の何れかとX2とは一緒になつて でありただしZは または であり;そして MはSi、SnまたはGeである〕 により表わすことができる。
好ましい開始剤はMがSiであるものである。
好ましい共触媒は二弗化物イオンHF2 -の源;弗化物イオ
ン、シアン化物イオンまたはアジ化物イオンの源;オキ
シアニオンの源であつて該オキシアニオンは約5〜約2
4のpKa(DMSO)を有する共役酸を形成しうるもの;適当
なルイス酸例えば亜鉛の塩化物、臭化物または沃化物、
三弗化ホウ素、アルキルアルミニウムオキシドまたはア
ルキルアルミニウムクロリド;または適当なルイス塩基
例えば(R4)3M′および (式中M′はPまたはAsであり; X1または であるがただし単量体がニトリルのときX1であり; 各R4は独立して (a)C1〜12アルキル、C4〜12シクロアルキル、
6〜12アラルキルまたはジ(C1〜4アルキル)ア
ミノ基であるか; (b)2または3個のアルキル、シクロアルキルおよび/
またはアラルキル基が1個以上の炭素−炭素結合により
ともに結合している(a)の基であるか; (c)アルキル、シクロアルキルおよび/またはアラルキ
ル基がその脂肪族セグメント内にO、NおよびSから選
択された1個以上のヘテロ原子を含む(a)または(b)の基
であるか;または (d)アルキル、シクロアルキルおよび/またはアラルキ
ル基が重合条件下で未反応性である1個以上の置換基を
含む(a)、(b)または(c)の基であり;そして 各R5は-CH2CH2-または重合条件下未反応性である1個
以上のアルキルまたは他の置換基を含む-CH2CH2-であ
る) から選択される。
原子団移動重合に関する上記以外の詳細は、前述の特許
および特許出願から得ることができ、その記述は参考文
献として引用される。
米国特許第4,489,191号;同第4,499,229号;同第4,503,
209号および同第4,539,367号は、水分で硬化可能なシリ
コーンの室温で加硫しうる(RTV)組成物におけるヒド
ロキシ官能性物質のスカベンジヤーとして選択されたシ
ラン(シリルアミンを含む)を開示している。例えば米
国特許第4,489,191号は、式 (R1O)4-(a+b+c)-Si(R2)c(H)a(X)b (式中R1はアルキル、アルキルエーテル、アルキルエ
ステル、アルキルケテン、アルキルシアノまたはアラル
キルであり; R2はヒドロカルビルであるかまたはSi、O、S、N、
P、C、B、Sn、Pb、Ca、ヒドラジン、アゾ、CO、CO2、有
機過酸化物および金属酸化物から選択される部分であ
り; Xはアミド、アミノ、カルバメート、エノキシ、イミデ
ート、イソシアナート、オキシマート、チオイソシアナ
ートおよびウレイド基から選択された加水分解可能な脱
離基であり; aは1〜4であり; bは0または1〜3であり; cは0または1〜3であり; 4−(a+b+c)は0または1〜3である) のシランスカベンジヤーを開示している。
原子団移動重合において特にスカベンジヤーとして用い
られうる選択されたシリルアミンを提供するのが本発明
の目的である。他の目的は、原子団移動重合に対してま
たはそれにより生成される重合体に対して障害となら
ず、さらに重合反応混合物に直接加えられうるかまたは
別に原子団移動重合に用いられる反応物および他の成分
を処理および/または精製するのに用いられうるシリル
アミンを提供することにある。これらおよび他の目的
は、以下から明らかになるだろう。
前述の米国特許出願第044,881号は、(メタ)アクリレ
ート重合の開始剤として本明細書に記載されたシリルア
ミンのあるものの使用を記載している。本発明は、この
出願に開示されそしてクレームされているすべての発明
とは別であると考えられうるものと思われ、その点につ
いて下記に詳しく論ずる。
本発明は、重合条件下アクリル単量体およびマレイミド
単量体から選択された少くとも1種の単量体と(i)少く
とも一つの開始部位を有する四配位有機ケイ素、有機ス
ズまたは有機ゲルマニウム重合開始剤および(ii)弗化物
イオン、二弗化物イオン、シアン化物イオンまたはアジ
化物イオンまたは選択されたオキシアニオンの源である
共触媒とを接触させることを含む原子団移動重合法にお
いて、さらに選択されたシリルアミンが重合前および/
または重合中に存在し、該シリルアミンが式 〔式中、 各Rは独立してC1〜18n−アルキル、n−アルケニ
ルまたはn−アルキニルであり; X3は-HまたはC1〜12n−アルキルであり; Y1は-H、C1〜12n−アルキル、アルールまたはア
ルクアリールであり; aは1、2または3であり; bは0または1であり; cは1または2であり; (a+b+c)は4であり; X3およびY1は−N<と一緒になつて5−または6−員
の飽和複素環式環を形成するかまたは重合条件下で不活
性である1個以上の置換基を含む5−または6−員の複
素環式環を形成し; ただしもしY1がアリールまたはアルクアリールなら
ば、X3はC1〜12n−アルキルであり;そしてもし
aが3でありさらにcが1ならば、X3およびY1のそれ
ぞれは独立して−Hまたは-CH3である〕 のものであることを特徴とする原子団移動重合法にあ
る。
好ましくは、X3およびY1は−N<と一緒になつて式 〔式中、 R、aおよびbは前記同様であり; 各Z2は独立してC1〜2アルキレンであり; a′およびb′はそれぞれaおよびbに関して規定した
通りであり;そして (a′+b′)は3である〕 の化合物を形成する。
好ましいシリルアミンは、式中bが1である上述の式の
ものである。また好ましいのは式中bおよびb′が1で
ある式のシリルアミンである。
好ましくは重合成分は、原子団移動重合「毒」の除去を
確実に行なうために用いられる前に、過剰のシリルアミ
ンにより予め処理される。この好ましい態様において、
過剰のシリルアミンが用いられるので、それは重合中存
在するだろう。また他の態様において、例えば、重合成
分が既に精製されたとき、例えば重合中偶然に入りうる
毒の除去を確実に行なうために、重合中シリルアミンを
存在させることは、有利でありうる。
本発明の選択されたシリルアミンの存在は、一層再現可
能なしかもコントロールしうるやり方で原子団移動重合
を行わせ、それにより一層再現可能な重合体生成物をも
たらす。本発明の他のしかも予想されない特徴は、選択
されたシリルアミンが重合に悪影響を与えず、またはそ
れが原子団移動重合により通常得られる重合体生成物の
特徴を変化させないことにある。
前記の式の選択されたシリルアミンは、全ての「毒」、
即ち毒がシリルアミンと反応性があるならばしかもこの
ようにして形成された反応生成物がそれ自体毒でないな
らば、原子団移動重合またはそれにより生成される重合
体生成物に悪影響を及ぼす全ての物質を除去するのに有
用である。原子団移動重合を遅らせるまたは「有毒な」
そして本発明の選択されたシリルアミンのスカベンジン
グ作用により除去される不純物は、ヒドロキシル含有物
質例えば水、アルコール、カルボン酸、フエノール性化
合物などを含むがそれらに限定されない。すべてのシリ
ルアミンが必ずしも原子団移動重合における操作しうる
スカベンジヤーではないことに注意すべきである。
シリルアミンが重合系に用いられるとき即ち重合反応混
合物に存在するとき、約0.01〜3%(重量)のシリルア
ミンが、重合前または重合開始時1種またはそれ以上の
溶媒および/または1種またはそれ以上の単量体に加え
られる。約0.03〜1%(精製される物質に基づいて)の
シリルアミンが好ましい。好ましくは、スカベンジヤー
として十分な量のシリルアミンを加えて、重合の終りに
なお存在するある活性物質が存在する。約10〜2,000p
pmの重合触媒もまたスカベンジング中に存在することが
好ましいがただし必要ではない。温度は厳密を要しない
が、温度が低ければ低い程、1種以上のスカベンジング
反応は遅くなる。周囲温度でスカベンジングを行うのが
都合が良い。
重合前にシリルアミンによる処理によつて成分をスカベ
ンジングすることは、それ以上の毒例えば水の導入を避
けるために不活性雰囲気(例えば窒素)下で行われう
る。重合前のスカベンジングは、選択された特定のスカ
ベンジヤーに応じ;1種以上のスカベンジング反応を促
進するために(重合系の)触媒が用いられるかどうかに
応じ;そして1種またはそれ以上の毒の予想されるレベ
ルに応じて数分から数日間にかけて行われうる。1種ま
たはそれ以上の溶媒、1種またはそれ以上の開始剤、1
種またはそれ以上の単量体そして任意の他の成分は、好
ましくは極めて多量のスカベンジヤーが必要とされない
ように、先ず予備的な精製をうけるべきである。このよ
うな予備精製の方法は当業者にとり周知であり、そして
例えば分子ふるいまたは活性化アルミナの通過および共
沸蒸留による水分の除去を含む。好ましい方法は、重合
開始剤が任意の成分と混合される前にすべての主な成分
をスカベンジングすることである。
本発明で有用なシリルアミンのあるものは、重合触媒も
存在するとき、アクリルまたはマレイミド単量体の重合
をも開始しうる。それ故、このようなシリルアミンにつ
いては、触媒の存在を避けるかまたは最低にし、それ故
コントロールされない発熱性の危険を避けるために、シ
リルアミンにより単量体を予備処理するとき、注意しな
ければならない。特に、アジ化物イオン、シアン化物イ
オンまたはフエノール化物イオンさらに弗化テトラアル
キルアンモニウムおよび二弗化テトラアルキルアンモニ
ウム触媒は存在してはならない。重合開始剤としてのす
べてのシリルアミンの使用を本発明でクレームする意志
のないことは理解されるべきである。
前述の特許および出願に開示されたすべての触媒が本重
合方法で操作しうるとは限らない。特に、ルイス酸およ
びルイス塩基は避けるべきである。本方法において有用
なオキシアニオン触媒は、米国特許第4,588,795号に記
載されたものである。本重合方法において有用な単量体
および開始剤は、前述の特許および出願に記載されたも
のである。
本発明のシリルアミンのあるものは、他のものよりもス
カベンジヤーとして一層活性がある。この説明により限
定されることを望まないが、これは当業者にとり周知の
概念である立体効果に主としてよるものと信じられる。
一層詳しくは、ケイ素原子が立体的により障害をうけて
いないシリルアミンは、立体的により障害をうけている
ものよりも一層反応性に富むものと信じられる。例えば
上記の式におけるbが1のとき、ケイ素の回りの立体障
害は低下する。同様に、RがC1〜4n−アルキル好ま
しくはメチルおよび/またはX3およびY1がHまたはC
1〜4n−アルキル好ましくはメチルのとき、立体障害
はまた低下する。従つて立体障害の少いシリルアミン
は、1種またはそれ以上の毒を除去(スカベンジング)
する時間が少くてすむだろう。またスカベンジング工程
で助けとなる重合触媒の使用は、スカベンジングを行つ
て毒のレベルを低下させるのに必要な時間の量を少くす
るために、反応性の低いシリルアミンについて特に望ま
しい。しかしすべてのシリルアミンについて、触媒の使
用はスカベンジング工程を短縮する。
下記の実験例および実施例において、他に記載がない限
り、すべての温度は℃である。すべての溶媒および単量
体は、ウエルム(Woelm)の中性活性化アルミナを通す
ことにより先ず精製された。すべて移動は注射器または
他の同様な無水の方法によりなされた。精製された物質
は貯蔵されそして反応は窒素下で行われた。温度計以外
のすべてのガラス器具は、使用前1晩155℃に加熱さ
れた。貯蔵容器および反応容器と結合するガラス器具
は、窒素下で火に当てられた。反応は、ゴム隔膜、温度
計、窒素入口および磁気スターラー棒(テフロン加工)
を備えた250m容の三ツ口丸底フラスコで行われ
た。重合体は、60〜70℃で真空オーブン中で揮発物
を除くことにより単離された。下記の略号が用いられ
る。
GPC :ゲル浸透クロマトグラフイー :数平均分子量(GPCによる) :重量平均分子量(GPCによる) MMA :メチルメタクリレート MTS :〔(1−メトキシ−2−メチル−1−プロペニ
ル)オキシ〕トリメチルシラン MWD : PMMA:ポリ(メチルメタクリレート) TAS :アセトニトリル中のトリス(ジメチルアミノ)
スルホニウムバイフルオリドの1モル溶液 THF :テトラヒドロフラン 下記の実施例の多くにおいて、メタノールを加えて「モ
デル」毒として働かせる。前述の特許および特許出願に
開示されているように、メタノールは重合を停止するの
に用いられうる。下記の実施例において、開始剤を完全
に破壊するのに十分なメタノールを加えた(実験例1参
照)。
実験例1 この実験例は、シリルアミンの不在下重合に対するコン
トロールされた量の「毒」(メタノール)の作用を説明
する。反応フラスコに100mのTHFおよび100μ
のメタノールを加えた。約2、3時間後、0.5mのM
TSおよび100μのTASを加え、そのとき僅かな(〜
0.5°)の発熱が生じた。次に35mのMMAを34分か
けて加え、その間発熱は生じなかつた。揮発物の除去
は、重合体が生成していないことを示した。
実施例1 反応フラスコに100mのTHF、1.0mのN−トリメ
チルシリルピロリジン〔ペトラルチ(Petrarch)システ
ムズ・インコーポレテツドより市販〕、100μのメ
タノールおよび50μのTASを加えた。3.75時間攪拌
後、0.50m(2.5ミリモル)のMTSを加えた。次に35
mのMMAを57分かけて加えた。25mのMMAを加え
た後、50μのTASを加えた。反応温度のピークは5
2°であつた。MMAの添加の終りにおいて、25μのT
ASを加えた。1晩放置後、1.0mのメタノールを加え
そして重合体を単離した。PMMAの収量は35.0gであり;
は12,700(理論値13,500)であり、MWDは1.50であ
つた。
GPC曲線はやや2モードであつた。
実施例2 本実施例は、シリルアミンの存在下の重合体の「リビン
グ」末端性を説明する。反応フラスコに、100mの
THF、0.3mのN−トリメチルシリルピロリジンおよび
50μのTASを加えた。約1.7時間後、0.3mのMTSを
フラスコに加えた。一方、MMA40m中の0.2mのN
−トリメチルシリルピロリジンの溶液を作成し、そして
10分後フラスコのこの容器20mの添加を開始し
た。添加は16分を要し、その間温度は43°に上つた。
約1時間攪拌後、サンプルをGPC分析のため除き(サン
プルA)、次にさらに15mの上記MMA溶液を16分
かけて加えた。この間、さらに25μのTASを加えそ
して温度が25°から43°に上つた。1晩攪拌した後、サ
ンプルBをGPC分析について採取した。
重合体の「リビング」末端性は、MMA添加間の1時間の
遅延と組合わされた分析結果により示される。
実施例3 反応フラスコに、100mのTHF、1.0mのビス(ジ
メチルアミノ)メチルシラン(ペトラルチ・システムズ
・インコーポレーテツドから市販)および100μの
メタノールを加えた。約2.5時間後、0.5mのMTSおよ
び50μのTASを加えた。次に35mのMMAを28分
かけて加えた。この間50μ(1回)のTASそして1
回25μのTASを2回加え温度が22.5°から52.5°に
上つた。MMA添加完了後1.3時間後、0.5mのメタノー
ルを加えサンプルを採取した。重合体の収量は31.9+g
(若干の溶液がこぼれ、失われた)であり;は12,4
00(理論値13,500)でありMWDは1.20であつた。
実施例4 反応フラスコに、100mのTHF、1.0mのN,N′
−ビス(トリメチルシリル)ピペラジン(ペトラルチ・
システムズ・インコーポレーテツドから市販)、100
μのメタノールおよび50μのTASを加えた。約3
時間攪拌後、0.5mのMTSを加え溶液は淡いピンク色と
なつた。次に35mのMMAを33分かけて加え、その
間温度が23°から51°に上つた。約1.5時間後、1.0m
のメタノールを加えそして重合体を単離した。PMMAの収
量は35.3gであり;は12,600(理論値13,500)であ
りMWDは1.20であつた。
実施例5 反応容器に、100mのTHF、1.0mのビス(n−ブ
チルアミノ)ジメチルシラン(ペトラルチ・システムズ
・インコーポレーテツドから市販)、100μのメタ
ノールおよび50μのTASを加えた。3時間攪拌後、
0.5mのMTSおよび50μのTASを加えた。次に35
mのMMAを27分かけて加え;温度が23°から51°に
上昇した。MMA添加完了約1時間後、0.5mのメタノー
ルを加えた。単離した重合体の重量は34.9gであり
は14,200(理論値13,500)でありMWDは1.28であつた。
実施例6 反応フラスコに、100mのTHF、1.0mのN−トリ
メチルシリルピペリジン(ペトラルチ・システムズ・イ
ンコーポレーテツドから市販)、100μのメタノー
ルおよび50μのTASを加えた。約3.5時間後、0.5m
のMTSおよび100μのTASを加えた。次に35m
のMMAを29分かけて加えそして温度が24°から53°に
上つた。MMA添加完了約1時間後、0.5mのメタノール
を加えた。PMMAの収量は35.7gであり;は17,500
(理論値13,500)でありMWDは1.28であつた。
実施例7 フラスコに攪拌しつつ100mのTHF、1.0mのジメ
チルアミノトリメチルシラン(ペトラルチ・システムズ
・インコーポレーテツドから市販)および100μの
メタノールを加えた。約3時間後、0.5mのMTSおよび
100μのTASをまた加えた。次に35mのMMAを2
9分かけて加え、その間温度が22.5°から52.5°に上つ
た。次に0.5mのメタノールを加えそして重量体を単
離した。回収したPMMAの重量は35.5gでありは20,9
00(理論値13,500)でありMWDは1.36であつた。
実施例8 この実施例は、重合が行われるにつれて導入される毒を
除くシリルアミンの能力を説明する。この場合、1種ま
たはそれ以上の毒の添加のため、は理論値に近くな
ければならないが、MWDは、「リビング」末端が、加え
られた1種またはそれ以上の毒により重合中破壊されつ
つあるため広く(高い数値)なければならない。
2種の実験が連続して行われ、一つはシリルアミンが存
在しそして他の一つはそれなしで(コントロール)行わ
れた。
A.反応フラスコに、100mのTHF、0.5mのジエ
チルアミノジメチルシラン(ペトラルチ・システムズ・
インコーポレーテツドから市販)、0.5mのMTSそして
100μのTASを加えた。次に35mの溶液(40
mのMMAおよび50μのメタノール)を28分かけ
て加えた。この間、温度が24°から47°に上つた。MMA
添加後、0.5mのメタノールを加えそして重合体を単
離した。
B.反応フラスコに、100mのTHF、0.5mのMTS
および100μのTASを加えた。次に35mの溶液
(40mのMMAおよび50μのメタノール)を28
分かけて加えた。この間、50μ(1回)および25
μ(1回)のTASを加え温度が23°から52.5°
に上つた。MMA添加が完了した後、0.5mのメタノール
を加えそして重合体を単離した。
単離された重合体の性質を下記に示す。AとBとの間の
MWDの相違は、ジエチルアミノジメチルシランが重合中
メタノール毒のスカベンジヤーとして働いたことを示
す。
実施例9 反応フラスコに、攪拌しつつ100mのTHF、1.0m
のN−トリメチルシリル−N−メチル−アニリン、10
0μのメタノールおよび50μのTASを加えた。約
3時間後、0.5mのMTSおよび100μのTASを加え
た。次に35mのMMAを29分かけて加え、その間5
0μのTASを加えた。温度が23°から34°に上つた。
重合体を1晩攪拌し次に0.5mのメタノールを加え重
合体を単離した。PMMAの収量は30.3gでありは15,9
00でありそしてMWDは1.53であつた。
実施例10 反応フラスコに、100mのTHF、0.1mのビス(ジ
メチルアミノ)メチルシラン(ペトラルチ・システムズ
・インコーポレーテツドから市販)そして10μのTA
Sを加えた。別のエルレンマイヤーフラスコ中の40m
の精製した(アルミナにより)MMAに、0.2mのビス
(ジメチルアミノ)メチルシランおよび10μのTAS
を加えた。約2.7時間後、50μのMTSおよび25μの
TASをTHFに加えた。次に26.5mの上記のMMAを22分
間かけてTHFに注射器により加えた。この間、25μ
(1回)のTASを加え温度が50.5°に上つた。MMA添加の
終りにさらに10μのTASを加えた。MMA添加完了約0.6
時間後、0.5mのメタノールを加え重合体を単離し
た。PMMAの収量は24.5gであり、は103,000であ
り、そしてMWDは1.47であつた。
ビス(ジメチルアミノ)メチルシランなしで行われた同
様な実験は、恐らく痕跡量の1種またはそれ以上の毒の
存在により重合体を生成しなかつた。
実施例11 反応フラスコに、100mのTHF、1.0mのジメチル
シリルジメチルアミン(ペトラルチ・システムズ・イン
コーポレーテツドから市販)、100μのメタノール
および10μのTASを加えた。約3.3時間後、0.5m
のMTSおよび50μのTASを加えた。次に30mのア
クリル酸エチルを28分かけて注射器により加えた。こ
の間、1回50μのTASを3回加えそして温度が38.5
°に上つた。アクリル酸エチルの添加完了後1回50μ
のTASを3回加えた。アクリル酸エチル添加完了約1.1
時間後、1.0mのメタノールを加えそして生成物を単
離した。16.5gのポリ(アクリル酸エチル)を得た。
9590、MWD2.00(PMMA較正を用いた)。
実施例12 反応フラスコに、100mのトルエン、1.0mのビ
ス(n−ブチルアミノ)ジメチルシラン、100μの
メタノールおよび50μのTASを加えた。4.3時間後、
0.5mのMTSおよび50μのTASを加えた。次に35
mのメタクリル酸2−エチルヘキシルを13分かけて
加えた。この間、50μ(1回)そして25μ(1
回)のTASを加え温度が45.5°に上つた。メタクリル酸
2−エチルヘキシル添加完了約1.2時間後、1.0mのメ
タノールを加えそして重合体を単離した。30.6gのポリ
(メタクリル酸2−エチルヘキシル)を回収した。
8,800、MWD1.57(PMMA較正を用いた)。
実施例13 反応フラスコに、100mのTHF、1.0mのビス(ジ
メチルアミノ)メチルシラン、100μのメタノール
そしてTHF中テトラブチルアンモニウムベンゾエートの
1M溶液50μを加えた。約3.1時間後、0.5mのMT
SおよびTHF中1Mテトラブチルアンモニウムベンゾエー
ト100μを加えた。次に35mのMMAを28分か
けて注射器により加えた。この間、温度が54°に上つ
た。MMA添加完了約1.7時間後、0.5mのメタノールを
加え重合体を単離した。33.9gのPMMAが回収された。
16,500、MWD2.35。
実施例14 フラスコに100mのTHF、100μのメタノー
ル、1.0mのビス(ジメチルアミノ)メチルシランそ
して0.5Mテトラブチルアンモニウムp−シアノベンゾ
エート溶液20μを加えた。次に35mのMMAを2
7分かけて加えた。この間、50μ(1回)および1
00μ(1回)のテトラブチルアンモニウムp−シア
ノベンゾエート溶液を加え温度が20.5°から23°に上
つた。MMA添加完了約1.3時間後、0.5mのメタノール
を加え重合体を単離した。13.6gのPMMAを回収した。
実施例15 フラスコに100mのTHF、100μのメタノー
ル、10mのビス(ジメチルアミノ)メチルシランそし
てアセトニトリル中テトラブチルアンモニウムm−クロ
ロベンゾエートの0.5M溶液10μを加えた。約3.5時
間後、0.5mのMTSおよび100μのテトラブチルア
ンモニウムm−クロロベンゾエートを加えた。次に35
mのMMAを27分かけて注射器により加え、その間温
度が23°から53.5°に上つた。MMA添加完了約50分
後、0.5mのメタノールを加えそして重合体を単離し
た。35.1gのPMMAが回収された。11,900(理
論値13,500)、MWD1.12。
実施例16 フラスコに100mのTHF、100μのメタノー
ル、1.0mのビス(ジメチルアミノ)メチルシラン、
アセトニトリル中テトラブチルアンモニウムバイアセテ
ートの飽和溶液20μを加えた。約3.3時間後、0.5m
のMTSおよび150μのテトラブチルアンモニウム
バイアセテート溶液をを加えた。次に35mのMMAを
20分かけて注射器により加え、その間温度が21.5°か
ら50°に上つた。約2時間後、0.5mのメタノール
を加え重合体を単離した。35.1gのPMMAを回収した。
14,900(理論値13,500)、MWD2.33。
実施例17 フラスコに100mのTHF、100μのメタノー
ル、1.0mのビス(ジメチルアミノ)メチルシランそ
してアセトニトリル中テトラブチルアンモニウムm−ニ
トロフエノレートの0.5M溶液20μを加えた。m−
ニトロフエノレートを添加すると溶液はバラ色になつ
た。4時間後、0.5mのMTSおよび100μのm−ニ
トロフエノレート溶液を加えた(溶液はこはく色になつ
た)。次に35mのMMAを27分かけて加え、その間
温度が22°から52°に上つた。MMA添加完了約1.2時
間後、0.5mのメタノールを加え重合体を単離した。3
4.4gのPMMAを回収した。16,100(理論値13,
500)、MWD1.60。
以上により、本発明を説明したが、本発明はさらに以下
の実施態様を含むものである。
1)重合条件下アクリル単量体及びマレイミド単量体か
ら選択された少くとも1種の単量体と(i)少くとも一つ
の開始部位を有する四配位有機ケイ素、有機スズまたは
有機ゲルマニウム重合開始剤および(ii)弗化物イオン、
二弗化物イオン、シアン化物イオンまたはアジ化物イオ
ンまたは選択されたオキシアニオンの源である共触媒と
を接触させることを含む原子団移動重合法において、さ
らに選択されたシリルアミンが重合前および/または重
合中に存在し、該シリルアミンが式 〔式中、 各Rは独立してC1〜18n−アルキル、n−アルケニ
ルまたはn−アルキニルであり; X3は-HまたはC1〜12n−アルキルであり; Y1は-H、C1〜12n−アルキル、アリールまたはア
ルカリルであり; aは1、2または3であり; bは0または1であり; cは1または2であり; (a+b+c)は4であり; X3およびY1は-N<と一緒になって5−または6−員の
飽和複素環式環を形成するかまたは重合条件下で不活性
である1個以上の置換基を含む5−または6−員の複素
環式環を形成し; ただしもしY1がアリールまたはアリカリルならば、X3
はC1〜12n−アルキルであり;そしてもしaが3で
ありcが1ならば、X3およびY1のそれぞれは独立して
-Hまたは-CH3である〕 を有するものであることを特徴とする原子団移動重合
法。
2)X3およびY1が-N<と一緒になって式 〔式中、 R、aおよびbは請求項1で規定した通りであり; 各Z2は独立してC1〜12n−アルキレンであり; a′は1、2または3であり; b′は0または1であり;そして (a′+b′)は3である〕 の化合物を形成する前項1記載の方法。
3)bおよびb′の少くとも一つが1である前項2記載
の方法。
4)シリルアミンの存在下で行われる前項1記載の方
法。
5)そこで用いられる成分がシリルアミンにより予め処
理される前項1記載の方法。
6)bが1である前項1記載の方法。
7)X3およびY1が独立してC1〜4アルキルまたはH
である前項1記載の方法。
8)Rがメチルである前項5記載の方法。
9)X3およびY1が独立してC1〜4アルキルまたはH
である前項5記載の方法。
10)X3およびY1が独立してC1〜4アルキルまたは
Hである前項6記載の方法。
11)X3およびY1が独立してC1〜4アルキルまたは
Hである前項8記載の方法。
12)単量体がアクリル単量体である前項1記載の方
法。

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】重合条件下アクリル単量体及びマレイミド
    単量体から選択された少くとも1種の単量体と(i)少く
    とも一つの開始部位を有する四配位有機ケイ素、有機ス
    ズまたは有機ゲルマニウム重合開始剤および(ii)弗化物
    イオン、二弗化物イオン、シアン化物イオンまたはアジ
    化物イオンまたは選択されたオキシアニオンの源である
    共触媒とを接触させることを含む原子団移動重合法にお
    いて、さらに選択されたシリルアミンが重合前および/
    または重合中に存在し、該シリルアミンが式 〔式中、 各Rは独立してC1〜18n−アルキル、n−アルケニ
    ルまたはn−アルキニルであり; X3は-HまたはC1〜12n−アルキルであり; Y1は-H、C1〜12n−アルキル、アリールまたはア
    ルカリルであり; aは1、2または3であり; bは0または1であり; cは1または2であり; (a+b+c)は4であり; X3およびY1は-N<と一緒になって5−または6−員の
    飽和複素環式環を形成するかまたは重合条件下で不活性
    である1個以上の置換基を含む5−または6−員の複素
    環式環を形成し; ただしもしY1がアリールまたはアルカリルならば、X3
    はC1〜12n−アルキルであり; そしてもしaが3でありcが1ならば、X3およびY1
    それぞれは独立して-Hまたは-CH3である〕 を有するものであることを特徴とする原子団移動重合
    法。
  2. 【請求項2】X3およびY1が-N<と一緒になって式 〔式中、 R、aおよびbは請求項1で規定した通りであり; 各Z2は独立してC1〜2アルキレンであり; a′は1、2または3であり; b′は0または1であり;そして (a′+b′)は3である〕 の化合物を形成する請求項1記載の方法。
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