JPH0637198B2 - 小型滑走艇 - Google Patents

小型滑走艇

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JPH0637198B2
JPH0637198B2 JP62247638A JP24763887A JPH0637198B2 JP H0637198 B2 JPH0637198 B2 JP H0637198B2 JP 62247638 A JP62247638 A JP 62247638A JP 24763887 A JP24763887 A JP 24763887A JP H0637198 B2 JPH0637198 B2 JP H0637198B2
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Description

【発明の詳細な説明】 技術分野 本発明は小型滑走艇に関し、もつと詳しくは、運転者用
座席に関連する構成に関する。
背景技術 典型的な先行技術は、たとえば特開昭55−22510
に示されているように、船体の舷側寄りに運転者用座席
を設け、この運転者用座席の前部の操艇のための円形枠
状のステアリングホイルと内燃機関の操縦のためのコン
トロールボツクスとを設け、同乗者用座席を他方の舷側
よりに設けて構成される。
発明が解決すべき課題 このような先行技術では、運転者用座席が船体の一方の
舷側寄りに設けられているので、舵取を行う際に船体の
位置を正確に知ることが困難であり、またステアリング
ホイルとコントロールボツクス双方を操作する必要があ
る。
またコントロールボツクスを備える空間だけでなく円形
のステアリングホイルを回転して操艇を行うので、その
ステアリングホイルを回転操作するために比較的大きな
空間を必要とする。しかも舵をたとえば一方の最端位置
とするために、ステアリングホイルをたとえば一方向に
2回転程度の大きな角度にわたつて回転する必要があ
り、迅速な操艇操作を行うことが容易でない。
本発明の目的は、上記ステアリングホイルとコントロー
ルボツクスの機能を一本の操縦桿に集約することにより
操艇操作が容易であり、しかも操艇操作のための必要な
スペースを小さくして操艇操作を行うことができるよう
にした小型滑走艇を提供することである。
課題を解決するための手段 本発明は、(a)船体30の左右方向の中央部に運転者
用座席34を設け、 (b)この運転者用座席34よりも前方でしかも運転者
用座席34の近傍には、操艇のための操縦桿35を設
け、 (c)この操縦桿35は、 (c1)下部250から上方に立上り、その下部250
は、船体30に、その船体30の前後方向に延びる第1
回転軸線202まわりに角変位自在に設けられ、この角
変位によつて操艇を行う棒状体200と、 (c2)棒状体200の上部252付近に、船体30の
幅方向に延びる第2回転軸線301まわりに角変位自在
に設けられるレバー201とを備え、 (c3)棒状体200内に挿通された推進力調整用ケー
ブル218の一端部を、レバー201に連結し、 (d)運転者用座席34の下方に、内燃機関56を収納
するエンジンルーム60を形成し、 (e)推進力調整用ケーブル218の他端部を、内燃機
関56の燃料を調整する手段に連結したことを特徴とす
る小型滑走艇である。
作 用 本発明に従えば、運転者用座席34は、船体30の左右
方向の中央部に設けられている。したがつて運転者は左
右の舷側からほぼ等距離にあり、そのため操艇操作を容
易に行うことができる。
また、操縦桿35を運転者用座席34よりも前方に設
け、この操縦桿35によつて操艇を行つて艇首の方向を
変えることができるようにしたので、操艇操作を行うた
めに必要なスペースは、前述の先行技術に関連して述べ
たような円形のステアリングホイルを回転する構成に比
べて、小さくてすむ。
さらに本発明に従えば、棒状体200を角変位すること
によつて操艇を行うことができ、この棒状体200には
推進力を調整するために、たとえば内燃機関56のスロ
ツトル弁の開度を調整するためのレバー201が設けら
れている。したがつて棒状体200を運転者が片方の手
で握つて角変位させ操艇しつつ、その棒状体200を握
つている手の指によつてレバー201を操作することに
よつて推進力を調整することができる。
したがつて操艇に必要なスペースが小さくてすむ。しか
も片方の手で操艇を行うとともに、推進力の調整を行う
ことができる。片方の手211で棒状体200を握り、
人差し指などでレバー201を操作することができる。
さらに棒状体200の上部252付近から船体30の幅
方向に従びる第2回転軸線301まわりに角変位するレ
バー201を人差し指で操作し、このレバー201の操
作は、棒状体200を握りながら、可能である。
実施例 第1図は、本発明の一実施例の小型滑走艇の斜視図であ
る。この小型滑走艇の船体30は、たとえば強化プラス
チツク等で形成したデツキ31とハル32とから成る。
このデツキ31によつて形成されるキヤビン33には、
ウレタンフオームで形成された運転者用座席34が設け
られる。この運転者用座席34は、船体30の前半部で
あつて、かつ左右方向の中央部に配置される。運転者用
座席34よりも前方でその運転者用座席34の近傍に
は、たとえばアルミ鋳物等で形成された操縦桿35が設
けられる。運転者用座席34には、背もたれ部36が図
示のように起立した状態となるように、また矢符37の
ように角変位して運転者用座席34と、面一になるよう
に倒すことができる。運転者用座席34は、カバー39
上に固定されている。
運転者用座席34の後方には、二人の同乗者が着座する
ことができる同乗者用座席38が設けられる。
船体30は、その全体の形状が箱型であり、この種の従
来の小型滑走艇に比べ前後(第1図の左右)が短くて幅
広であり、ずんぐりした形状となつている。船尾40に
はジエツト推進のためのノズル41が設けられ、このノ
ズル41を操縦桿35によつて縦軸線まわりに角変位さ
せて操艇を行うことができる。またこの操縦桿35の操
作によつて、内燃機関のスロツトル弁の開度を制御して
推進力を調整することができる。
ハル32の下部である船底は、いわば浅底トリマランで
あり、直進性を向上して横滑りを防ぐために、前後に延
びる凹溝43,44が形成される。
船体30のデツキ31において、把手45,46,47
が設けられ、かつこれらの把手45,46,47は外方
に突出しておらず、したがつてその船体30の外表面が
大略的に平滑となつている。
運転者用座席34を船体30の前半部中央部に設けるこ
とによつて、運転者は左右の舷側48,49からほぼ等
距離にいる。
操縦桿35を運転者用座席34よりも前方に設け、運転
者用座席34に着座している運転者が、デツキ31の上
部とほぼ同じ高さにまで延びる操縦桿35を片方の手で
左右に角変位させて操艇を行つて艇首50の方向を変え
ることができるように構成される。したがつて操艇操作
を行うために必要なスペースが小さくてすむ。
背もたれ部36を起立状態から矢符37のように倒し
て、カバー39上に運転者用座席34と面一とすること
によつて、運転者は、運転者用座席34と背もたれ部3
6と同乗者用座席38との間に亘つて、寝転ぶことが可
能になり、快適な姿勢を得ることができるとともに、梱
包運搬時に背もたれ部36が船体30の上方に突出する
ことがなく、梱包運搬が容易となる。
操縦桿35の上端部は、たとえば運転者用座席34の上
面より若干高いものであり、しかも船体30のデツキ3
1の上部とほぼ同じ高さにある。このことによつて本件
小型滑走艇の梱包運搬を容易にすることに役立つ。船体
30のキヤビン33には収納用凹所402,403を水
密に設けたので、乗船に必要な小物入れとして役立つ。
第2図は運転者用座席34付近における船体30の横断
面図であり、第3図はその簡略化した斜視図である。ハ
ル32の下部である船底には、支持部材353が固定さ
れ、この支持部材353上には後述するエンジン取付部
材370と内燃機関56とそれに関連する構成要素、た
とえば気化器57および消音器58などが取付けられて
いる。このような内燃機関56などは、カバー39に覆
われ、こうして内燃機関56などを収納するエンジンル
ーム60が形成される。このエンジンルーム60を換気
するために、デツキ31とハル32との間の空間内に換
気用部材61,62が設けられる。
第4図は、換気用部材61の分解斜視図である。この換
気用部材本体61aは、底部63と側部64,65とに
よつて、U字状の凹溝66を形成する。側部64,65
の上端部には、フランジ67,68が形成され、該フラ
ンジ67,68の上面に蓋部材501を接着などによつ
て固着し、換気用部材61を形成する(第2図、第3図
参照)。換気用部材61は、デツキ48の下面に接着に
よつて、またはボルトなどの手段によつて、固定され
る。なお換気用部材61は、換気用部材本体61aと蓋
部材501とを一体成形でもよい。
一方の舷側49には、開口部71が形成されており、こ
の開口部71には導風部材72が固定される。導風部材
72は、本件小型滑走艇が矢符85(第3図参照)の向
きに前進するとき、外気を開口部71から取り入れる方
向に案内羽根73(第3図参照)を有している。
デツキ31には、内燃機関56の取り付け位置付近に開
口部75が形成される。換気用部材62をデツキ48の
下面に取り付けることによつて風路74が形成される。
この風路74は、デツキ31の舷側49の開口部71に
連通し、またデツキ31に形成された開口部75に連通
し、これによつて内燃機関56などが収納されているエ
ンジンルーム60に外部から取り入れた空気を導入する
ことになる。また同様にして、他方の舷側48にも、開
口部64aが形成され、この開口部64aには導風部材
65が形成される。導風部材65は、本件小型滑走艇が
第3図の矢符85の向きに前進するときに内燃機関を冷
却した後の空気をエンジンルーム60から外部に排出す
るための導風羽根67aを有する。デツキ31の下面に
は、換気用部材本体61aと蓋部材501とを含む構成
の換気用部材61が固定され、風路70が形成される。
風路70は、デツキ31の内燃機関56の取り付け位置
付近に形成された開口部68aを介してエンジンルーム
60に連通する。したがつて本件小型滑走艇が前進する
とき、導風部材72から入り込んだ風は風路74からエ
ンジンルーム60に入り、このエンジンルーム60内の
空気は風路70から導風部材65を経て排出される。こ
うしてエンジンルーム60内の換気が行われる。換気用
部材62は換気用部材61と同様な構成を有する。
換気用部材61,62を、一方の舷側48から他方の舷
側49に亘つてデツキ31に固定して、取付けることに
よつて船体30の剛性を向上して、強度を高めることが
可能になる。
第5図は、本発明の他の実施例の換気用部材77の分解
斜視図である。この換気用部材77は、たとえば合成樹
脂発泡体から成り、U字状の凹溝78を有する。この換
気用部材本体77aの上端面79,80に蓋部材503
を接着などによつて固着し、前述の換気用部材61,6
2と同様にデツキ31の下面に固着することによつて風
路を形成することができる。この換気用部材77は成型
によつて製造される。
なお第4図ならびに第5図に示す蓋部材501,503
を省略して換気用部材本体61aのフランジ67,68
または、換気用部材本体77aの上端面79,80をデ
ツキ31の下面に直接固着することによつて風路を形成
することもできる。
第37図は本発明のさらに他の実施例の換気用部材51
0の分解斜視図であり、第38図は第37図の換気用部
材510の中実のブロツク状部材511と蓋部材514
とを組み付けた状態における中央部縦断面図であり、第
39図は第38図のXXXIX−XXXIX線の水平断面図
である。この換気用部材510は、たとえば硬質の合成
樹脂発泡体から成り、中実のブロツク状部材511と蓋
部材514で構成され、中実のブロツク状部材511
は、下端部512に段差部519を設け、その段差部5
19に硬質樹脂板513を接着などにより固着してい
る。蓋部材514は、下面に凹溝を有している。凹溝5
15,518は、側部516,517が蓋部材514の
長手方向に連続して形成される。このように構成された
換気用部材510は、前述の換気用部材61,62(第
2図、第4図参照)と同様にデツキ31の下面に固着す
ることによつて風路520を形成することができる。こ
の換気用部材510は、成型によつて製造される。
デツキ31とハル32との間の空間81,82(第2図
参照)には、船体30の剛性を向上し、かつ浮力を得る
ために合成樹脂発泡体から成る充填材が充填される。こ
のような充填材に凹溝を構成してデツキ31の下面とと
もに、風路を形成するようにしてもよく、このとき換気
用部材61,77を省略して構成を簡単にすることがで
きる。
第6図は後部座席である同乗者用座席38付近の斜視図
であり、第7図は第6図の切断面線VII−VIIから見た断
面図である。デツキ31の床部31aと、立上り壁31
bと、床部31aに取付けられる前板100とによつて
収納室101が形成される。この収納室101は上方に
開放しており、カバーを兼ねる同乗者用座席38によつ
て開閉可能に閉じられる。
第8図は第7図の切断面線VIII−VIIIから見た断面図で
あり、第9図は同乗者用座席38とその付近の分解斜視
図であり、第10図および第11図は収納室101とそ
の付近の斜視図であり、第12図は同乗者用座席38の
下方から見た斜視図である。これらの図面を参照して、
デツキ31の側部31c,31dには、嵌合溝103,
104(第7図参照)が形成され、また床部31aに
は、嵌合溝105が形成される。これらの嵌合溝105
には、前板100の外周部がぴつたりと嵌合する。
第7図に示す前板100には、空気取入孔としての矩形
状の入口孔107が複数個形成される。前板100に
は、本件小型滑走艇の左右に延びる支持部108と後方
に突出した支持部109とが形成される。収納室101
内でデツキ31の床部31a(第7図参照)と立上り壁
31b(第7図参照)とには、仕切板111(第8図参
照)が接着などによつて固定される。この仕切板111
の上端部には、前板100と一体的である支持部109
がビスなどによつて固定される。
デツキ31の後側部、後左右側部とには、段差状の支持
部112,113がそれぞれ形成される。
同乗者用座席38の下面には、大略的にC字状の突起1
15,116が座席と一体的に形成される。この座席3
8の下部には、後方に延びる凹所117,118が形成
される。この凹所117,118は、座席38の後部に
形成された出口孔120,121は、座席38の後部に
おいて切欠かれて形成される。
座席38の下面は、前板100と一体的である支持部1
08,109上に載乗されるとともに、デツキ31の支
持面112,113上に載乗される。このとき、突起1
15,116は収納室101の上方に開放した開口部1
22に嵌合する。突起115,116の外周面が支持部
108,109の周縁108a,109aに当接し、ま
たデツキ31の支持面112,113に連なる壁面12
3,124に当接することによつて、座席38の位置決
めが行われる。
本件小型滑走艇の走行中には、空気が前板100の入口
孔107から収納室101内に入込み、この収納室10
1内の空気はその収納室101の上方から座席38の凹
所117,118を経て出口孔120,121から外部
に排出される。
収納室101の一方の部分101aには、内燃機関56
(第2図参照)のための図示しないバツテリが収納さ
れ、仕切板111によつて仕切られたもう1つの部分1
01bには、その内燃機関56(第2図参照)のための
図示しない燃料タンクが収納される。この収納室101
には、その他の物体を収納してもよい。
このような収納室101の換気構造によれば、同乗者用
座席38は収納室101のカバーを兼ねているので、部
品点数を低減することができるようになる。またデツキ
31に何らの加工を施すことなしに、収納室101の換
気を行うことができるので、製造が容易であり生産性を
向上することができる。デツキ31およびハル32(第
1図参照)に何らの加工を施すことなしに収納室101
の換気を行うことができるので、デツキ31とハル32
(第1図参照)との間の空間に合成樹脂発泡体を、空洞
を生じることなく確実に充填することが容易となり、こ
れによつて船体30の剛性を向上することが容易になる
とともに、十分な浮力を得ることができる。
同乗者用座席38は、出口孔120,121に手を掛け
て開閉自在であり、したがつて収納室101に収納され
ているバツテリおよび燃料タンクなどの点検および取り
換えなどの保守作業を容易に行うことができる。
同乗者用座席38は、運転者用座席34(第1図参照)
の後方に設けられ、運転者用座席34の下方には前述の
ように内燃機関56(第1図参照)などが配置され、同
乗者用座席38の下方の収納室101には、バツテリお
よび燃料タンクなどが配置されるので、船体30の前後
における重力のバランスを容易に取ることができ、円滑
な走行を行うことができる。
第13図は、船体30のハル32の船底の斜視図であ
る。この船体は左右に面対称に構成されており、前後に
亘つて凹溝43,44が形成される。この凹溝43が形
成されることによつて、本件小型滑走艇が舵行すること
なしに、直進することが可能となり、直進性の向上を図
ることができる。またこの凹溝43,44を形成するこ
とによつて横滑りしにくくすることができる。
凹溝43の外側部チヤイン133は、第14図のように
内側船底線lの延長よりも下方に突出される。凹溝43
の頂面134から外側部チヤイン133には外側方向に
傾斜する側面135が形成され、外側部チヤイン133
から船底の外側方に連なる船底部分136を形成する。
凹溝43の中央寄りの側部137には、船底部分138
が連なる。船底部分138よりも中央は、船底平坦部1
39となつている。船底部分138、凹溝43および船
底部分136は、船底傾斜部を形成する。凹溝43の外
側部チヤイン133は、側面135、船底部分136に
よつて船体30の前後方向に垂直な面内で、V字状に形
成される。
このようにして凹溝43の外側部を内側船底線lの延長
上よりも下方に突出させた構成は、第13図の参照符A
で示される範囲で船底の前後に亘つて延びる。もう1つ
の凹溝44に関しても同様に構成されており、その凹溝
44の外側部チヤイン141が内側船底線の延長上より
も下方に突出される。
このような構成とすることによつて、本件小型滑走艇に
おいて横滑りしにくくすることが可能となり、そのため
テールスライドをしにくくし、操縦性を向上することが
可能になる。
第15図は、ハル32の船底の船尾40付近の断面図で
ある。凹溝44の頂面134は、船尾40の端で前後方
向に沿つて長さBの範囲にわたり、後方(第15図の左
方)に向かうにつれて下方になるように角度αで勾配を
つけてあり、この勾配をつけた部分は参照符134aで
示されている。角度αは、たとえば2度〜4度程度であ
る。
このような凹溝44の頂面134の船尾端で勾配をつけ
た部分134aを設けることによつて、船尾40に揚力
を発生させることができる。一般にこの種の小型滑走艇
においては全長が比較的に短く、また重心配分が後部寄
りになるなどの原因が重なつて、ポーポイズを起こしや
すい傾向がある。傾斜した部分134aを上述のように
構成することによつて、ポーポイズを起こさないようす
ることができ、低船速で滑走にはいることができる。
第16図は操縦桿35の斜視図であり、第17図はその
操縦桿35の分解斜視図である。操縦桿35は、基本的
には、棒状体200と、この棒状体200に設けられる
レバー201とを有する。棒状体200を回転軸線20
2のまわりに角変位させることによつて、船尾40(第
1図参照)に設けられているノズル41(第1図参照)
が縦軸線に対して左右に角変位され、これによつてジエ
ツト推進方向が変化し、操艇を行なうことができる。こ
の棒状体200の回転軸線202は、本件小型滑走艇の
前後方向に平行である。レバー201は、棒状体200
の上部252付近に、ピン213の回転軸線301まわ
りに矢符215の方向およびその逆方向に角変位自在に
設けられる。ピン213、したがつてレバー201の前
記回転軸線301は、船体30の幅方向に延びる。棒状
体200の回転軸線202は、前述のように船体30の
前後方向に延び、またレバー201の回転軸線301
は、船体30の幅方向に延び、したがつてこれらの軸線
202,301は、平面視ではほぼ直交している。棒状
体200は、スイツチ取付け部203と、このスイツチ
取付け部203が固定される本体204とを有する。本
体204は、基体部205と、その基体部205に固定
されるカバー部206とを有する。棒状体200は、そ
の上部が本件小型滑走艇の前方(第16図の右方)に曲
がつて、大略的に逆L字状に形成されている。スイツチ
取付け部203には、メインスイツチ208と、始動の
ためのオンスイツチ209と、遮断のために操作される
オフスイツチ210とが、その上面に本件小型滑走艇の
前進方向前方から後方に間隔をあけてこの順序で配置さ
れる。メインスイツチ208とオンスイツチ209とオ
フスイツチ210とは、押釦スイツチによつて実現され
る。メインスイツチ208は、内燃機関に関連する電気
系統にバツテリからの電力を供給するためのものであ
り、オンスイツチ209は、内燃機関56(第2図参
照)を始動するためのセルモータに電力を供給する働き
をし、オフスイツチ210は内燃機関56(第2図参
照)の火花点火回路に電力を供給するのを遮断する働き
を果たす。運転者は運転者用座席34(第1図参照)に
着座し、片方の手211で棒状体200の本体204を
握り、その人指し指でレバー201を角変位して推進力
を調整する。手211の親指などによつてオフスイツチ
210を操作して内燃機関56を停止することができ
る。
レバー201は棒状体200に対し近接/離反する方向
に角変位させることによつて、内燃機関56(第2図参
照)に関連して設けられている気化器(第2図参照)の
スロツトル弁の開度を調整し、これによつて上述のよう
に推進力の調整を行なうことができる。
第17図において、スイツチ取付け部203は、ボルト
212によつて本体204の上部に固定される。本体2
04のカバー部206には、ピン213が固定用突部2
14に圧入されて固定される。ピン213はレバー20
1の取付け孔214aに挿通し、これによつてレバー2
01はピン213の軸線まわりに矢符215の方向およ
びその逆方向に角変位可能である。レバー201には本
体204内でスロツトルケーブル217のインナーケー
ブル218の一端部218aが固定される。インナーケ
ーブル218は本体204内から、基体部205の筒2
19を緩やかに挿通する。この筒219にはスロツトル
ケーブル217のアウターケーブル220の端部が固定
される。本体204を構成する基体部205とカバー部
206とは、ボルト221によつて一体的に固定され
る。
基体部205の取付け部分222には、ボルト223が
挿通し、フランジ224に固定される。フランジ224
にはナツト225が固定されており、ここにボルト22
3が螺着する。フランジ224には軸226が固定され
る。この軸226は滑り軸受227によつて支承され
る。
第18図は、滑り軸受227の分解斜視図である。軸2
26(第17図参照)はブツシング228によつて囲ま
れ、ホルダー229によつてシム230を介して基台2
31に取付けられる。軸226(第17図参照)は、基
台231に滑り軸受232(第17図参照)によつてま
た支承される。
第19図は、操縦桿35(第1図参照)の操作によつて
ノズル41を角変位させて操艇を行なうための構成を示
す斜視図である。軸226には、アーム233が固定さ
れる。このアーム233の端部は、球面軸受234およ
びロツド235を介してアーム236に連結される。こ
のアーム236は、もう1つのアーム237に固定され
る。アーム236,237はブラケツト238に軸23
9のまわりに角変位可能に支承される。アーム237
は、ステアリングケーブル240の一端部に固定され
る。ステアリングケーブル240の他端部は、ノズル4
1の側端部242に連結される。ノズル41はピン等の
ノズル軸支部材243によつて船体30(第1図参照)
の船尾40(第1図参照)に取付けられる。ピン等のノ
ズル軸支部材243の軸線は上下に延びる。
第16図および第19図において運転中、レバー201
を操作することによつて、スロツトルケーブル217を
介して内燃機関56の気化器57のスロツトル弁の開度
が調整される。レバー201を矢符215の方向に大き
な角度にわたり角変位させることによつて、そのレバー
201の角変位量に対応して内燃機関の気化器のスロツ
トル弁の開度が大きく変化される。インナーケーブル2
18の他端部218aは、スロツトル弁に連結されて上
述のようにそのスロツトル弁の開度が変化されるように
構成される。このようにしてインナーケーブル218の
他端部218aは、内燃機関56の燃料を調整する手段
を構成する気化器57のスロツトル弁に連結されること
になる。
内燃機関は水噴射ポンプを駆動し、この水噴射ポンプに
よつてノズル41から水が噴射され、推進動力が得られ
る。
操縦桿35を角変位させて揺動し、これによつて軸22
6が軸線202(第16図参照)まわりに角変位するこ
とによつて、アーム233,236,237が角変位
し、これによつてステアリングケーブル240はノズル
41をピン等のノズル軸支部材243のまわりに角変位
する。運転者用座席34(第1図参照)に着座している
運転者が、操縦桿35(第1図参照)を操作してたとえ
ば矢符247に角変位したとき、ノズル41の噴出口4
1aは船尾40(第1図参照)においてピン243の軸
線まわりに矢符247のように角変位して、艇首が左に
旋回される。操縦桿35を矢符247とは逆方向すなわ
ち右方に角変位したときには、ノズル41は矢符247
の逆方向に角変位し、艇首が右方に向く。このようにし
て旋回を行なうことができる。基体部205の軸線を鉛
直にしたとき、ノズル41の軸線は船体30(第1図参
照)の前後方向に延び、直進することができる。操縦桿
35の角変位量に対応した角度だけノズル41がピン等
のノズル軸支部材243のまわりに角変位する。したが
つて操縦桿35の角変位方向およびその角変位量を見る
ことによつて、本件小型滑走艇の旋回方向および旋回半
径を知ることができる。棒状体200の角変位によつて
操艇を行なうことができるので、先行技術における円形
枠状のステアリングホイルを用いたときのように大きな
スペースを必要とせず、しかも操艇のために片方の腕を
動かす範囲が小さくてすむ。
第20図は把手45とその付近を示す斜視図であり、第
21図はその把手45とその付近の分解斜視図である。
把手45は船体30のデツキ48に固定されている。把
手45は基本的には、把持部281,282と、これら
の把持部281,282を連結する取付け部283,2
84と、把持部282に連続する取付け部285とを有
する。把持部281には、切欠き286と透孔287を
設ける。この把手45の把持部282付近で、舷側48
を形成するデツキ31の角部288に沿つて屈曲した屈
曲部289を有する。
デツキ31の舷側48には、凹所290が形成される。
この凹所290は、底部291と、側部292,293
と、立上り壁294とによつて構成される。凹所290
の外周には、段差状の把手取付け面296,297,2
98が形成される。
第22図は第20図の切断面線XXII−XXIIから見た
断面図であり、第23図は第20図の切断面線XXIII
−XXIIIから見た断面図である。把持部281の下方
には切欠き286があり、もう1つの把持部282との
間には透孔287があるので、第20図の仮想線300
で示すように手でつかむことができる。これによつて水
中の人がつかまつて、本件小型滑走艇内に乗り込むこと
ができる。
把持部282の端部は第22図に明らかなように、凹所
290の立上り壁294から距離l1だけ突出してい
る。したがつて本件小型滑走艇に乗つている人が、第2
0図の参照符301で示すようにこの把持部282をつ
かんで、体を支えることができる。
把持部281には、ロープを巻付けて係留することもで
きる。
把手45の外周面は、デツキ31の舷側48の外周面と
面一であつて、外方に突出していないので、本件小型滑
走艇の乗降時などに邪魔になるおそれがなく、乗員の乗
降が容易である。また接岸時などに障害物に把手45が
当ることがなく、把手45の損傷を防ぐことができる。
しかも梱包搬送を容易に行なうことができる。
把手45の取付け部283(第21図参照)には、取付
け孔303が形成される。この取付け孔303は、第2
4図に示されるように大径部304と、小径部305と
を有する。取付け孔303にはボルト306が挿通す
る。取付け面296に臨んで舷側48にはナツト307
が埋め込まれてインサート成型される。ボルト306が
ナツト307に螺着されることによつて、把手45が舷
側48に固定される。ボルト306の頭部は把手45の
表面外方には突出していない。
第1図の把手46は、前述の把手45と同様な構成を有
し、艇首50寄りに設けられる。
第25図は第1図の船体30の艇首50付近に設けられ
た把手47の斜視図であり、第26図はその分解斜視図
である。把手47は把持部320とこの把持部320の
両端で把持部320に連なる取付け部321,322と
を有し、把持部320の両側に切欠き323,324が
形成される。こうして把手47はその全体の形状がH字
状に形状される。
艇首50には、凹所326が形状される。この凹所32
6は、底部327と、この底部327に連なる立上り壁
328と、側部329,330とによつて形成される。
凹所326に連なり、船体30(第1図参照)の前後方
向には、取付け面331,332が形成される。この取
付け面331,332には、把手47の取付け部32
1,322がボルト334によつて、前述の第24図の
構成と同様にして取付け面331,332に臨むナツト
335に螺合して固定される。
第27図は第25図の切断面線XXVII−XXVIIから見
た断面図であり、第28図は第25図の切断面線XXVI
II−XXVIIIから見た断面図である。これらの図面を参
照して把手47の把持部320は、凹所326を部分的
に覆う。把持部320は船外で泳いでいる人がつかんで
船体30(第1図参照)につかまるのに役立ち、またロ
ープを把持部320にかけて係留することができる。把
手47は船体30(第1図参照)の外方に突出しておら
ず、艇首50の表面と面一の表面を有するので、乗降が
容易であり、また梱包搬送を容易に行うことができる。
第29図は、内燃機関56付近における船体30の断面
図である。船体30を構成するハル32には取付け部3
51,352が形成され、これらの取付け部351,3
52には、支持部材353が固定される。支持部材35
3上には、緩衝部材354,355を介してエンジン取
付部材370がボルト371、ナツト372により固定
される。このエンジン取付部材370には、内燃機関5
6とそれに関連する構成要素、たとえば気化器57およ
び消音器58などが固定される。
第30図は、支持部材353を装着した船体30の簡略
化した斜視図である。この支持部材353は底板357
とその両側部に形成された側壁358,359と側壁3
58,359から外側部に突出した取付け片360,3
61と底板357と側壁358,359とに連なり、後
部に設けられた防水隔壁362とを有する。防水隔壁3
62には、内燃機関56(第29図参照)の出力軸が挿
通する挿通孔363が形成される。
第31図は、防水隔壁362付近の船体30の一部を示
す左側断面図である。内燃機関56の出力軸364は、
防水隔壁362に形成された挿通孔363を挿通し、そ
の出力軸364は船体30の後部に設けられているポン
プ365の入力軸366に軸継手を介して連結される。
ポンプ365は、船底から水を吸引してノズル41から
噴射し、これによつてジエツト推進を行うことができ
る。
エンジン取付部材370上には、前述のように内燃機関
56、気化器57、消音器58などが取付けられてい
る。このような組立て作業はエンジン取付部材370を
船体30から取り外して、船体30の外方で行うことが
できる。そのため組立て作業が容易である。しかも保守
点検時には、エンジン取付部材370を船体30から取
外して、内燃機関56とそれに関連する構成要素57,
58および図示しない内燃機関の補器などを調整するこ
とができるので、保守作業が極めて容易である。
第32図は、船体30の簡略化した斜視図である。デツ
キ31のキヤビン33に臨む側部401には、小物を収
納するための収納用凹所402,403が設けられる。
第33図は、第32図の収納用凹所402の切断面線X
XXIII−XXXIIIから見た断面図である。船体30を
構成するデツキ31とハル32とによつて形成される空
間内には、合成樹脂発泡材などから成る充填材404が
充填されており、これによつて船体30の剛性が向上さ
れるとともに、浮力を発揮することができる。充填材4
04には、取付け凹所405が形成され、この取付け凹
所405がデツキ31の側部401に形成された開口4
07に臨む。取付け凹所405内には、容器408(第
34図参照)の本体409が嵌め込まれる。この容器4
08は、本体409に連なり、外側方に突出したフラン
ジ410を有する。フランジ410には、外方に臨んで
形成される嵌合溝411が本体409の全周に亘つて形
成される。嵌合溝411には、キヤツプ412の環状の
突起部413が水密に嵌め込まれることができる。この
キヤツプ412によつて収納用凹所402が水密に覆わ
れる。
収納用凹所402には、小物、たとえば消火器、懐中電
灯、係船用のロープおよび錨などが収納され、さらにま
た貴重品、免許証などが収納される。
第34図はキヤツプ412と容器408の分解斜視図で
あり、キヤツプ412は、容器408に旋錠(図示せ
ず)することができるように構成してもよい。
収納用凹所403は収納用凹所402と同様に構成さ
れ、デツキ31の他方の側部にもまた、同様な収納部が
構成される。
第35図は、本発明の他の実施例の収納部415の断面
図である。この実施例では、容器416が充填材404
の凹所405に嵌め込まれ、容器416の外方に突出し
たフランジ417は、デツキ31の開口407付近を覆
う。このような構造では、キヤツプが設けられておら
ず、したがつて構成が簡単である。
第36図は、本発明のさらに他の実施例の収納部421
の断面図である。デツキ31の側部には、開口422が
形成され、充填材404に形成された凹所405には、
容器423の本体424が嵌め込まれる。本体424の
上部には、鉤部425が連なり、この鉤部425から外
方に外向きのフランジ426が形成される。フランジ4
26は、開口422周辺を覆う。こうして小物を収納す
る凹所427がデツキ31の側部に形成される。
凹所427内に水などが入り込んで、貯留する恐れがあ
るときには、容器423の本体424の底に排水孔42
8を形成してもよく、また蓋を設けてもよい。
効 果 以上のように本発明によれば、運転者用座席を船体前半
部中央部に設けることによつて操艇操作を容易に行うこ
とができる。また操縦桿を運転者用座席よりも前方に設
け、この操縦桿の操作によつて操艇を行うようにしたの
で、操艇操作に必要なスペースが小さくてすむ。このこ
とは特に小型でしかも高速で走行する小型滑走艇におい
て有効である。さらに本発明によれば、一方の手で棒状
体200をつかんで、それを船体30の前後方向に延び
る第1回転軸線202まわりに角変位することによつ
て、操艇を行うことができるとともに、この棒状体20
0はレバー201が設けられ、推進力を調整することが
できる。また操作のために必要なスペースが小さくてす
む。
特に本発明によれば、棒状体200は、下部250から
上方に立上り、レバー201は、棒状体200の上部2
52付近に、船体30の幅方向に延びる第2回転軸線3
01まわりに角変位自在に設けられているので、棒状体
200を片方の手211でつかみ、人差し指などでレバ
ー201を操作することができ、そのレバー201の操
作量を適切に調整することが可能となる。
また本発明によれば、運転者用座席34の下方に、エン
ジンルーム60を形成して内燃機関56を収納し、推進
力調整用ケーブル218の他端部を、その内燃機関56
の燃料を調整する手段に連結したので、その推進力調整
用ケーブル218は短くてよく、わずかな力でレバー2
01を操作することが可能となり、操作性がさらに向上
されることになる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の一実施例の小型滑走艇の斜視図、第2
図は運転者用座席34付近における船体30の横断面
図、第3図は第2図の付近における簡略化した斜視図、
第4図は換気用部材61の分解斜視図、第5図は本発明
の他の実施例の換気用部材77の分解斜視図、第6図は
後部座席である同乗者用座席38付近の斜視図、第7図
は第6図の切断面線VII−VIIから見た断面図、第8図は
第7図の切断面線VIII−VIIIから見た断面図、第9図は
同乗者用座席38とその付近の分解斜視図、第10図お
よび第11図は収納室101とその付近の斜視図、第1
2図は同乗者用座席38の下から見た斜視図、第13図
は船体30のハル32の船底の斜視図、第14図は船体
30のハル32の船底の凹溝43と外側部チヤイン13
3と外側方に連なる底部136を示す斜視図、第15図
はハル32の船底の船尾部40付近の断面図、第16図
は操縦桿35の斜視図、第17図は操縦桿35の分解斜
視図、第18図は滑り軸受227の分解斜視図、第19
図は操縦桿35の操作によつてノズルを角変位させて操
艇を行うための構成を示す斜視図、第20図は把手45
とその付近を示す斜視図、第21図は把手45とその付
近の分解斜視図、第22図は第20図の切断面線XXII
−XXIIから見た断面図、第23図は第20図の切断面
線XXIII−XXIIIから見た断面図、第24図は把手4
5の取付部分を示す断面図、第25図は船体30の艇首
50付近に設けられた把手47の斜視図、第26図は把
手47の分解斜視図、第27図は第25図の切断面線X
XVII−XXVIIから見た断面図、第28図は第25図の
切断面線XXVIII−XXVIIIから見た断面図、第29図
は内燃機関56付近における船体30の断面図、第30
図は支持部材353を装着した船体30の簡略化した斜
視図、第31図は防水隔壁362付近の船体30の一部
を示す左側断面図、第32図は船体30の簡略化した斜
視図、第33図は凹所402付近の断面図、第34図は
キヤツプ412、容器408の分解斜視図、第35図は
本発明の他の実施例の収納部415の断面図、第36図
は本発明のさらに他の実施例の収納部421の断面図、
第37図は本発明のさらに他の実施例の換気用部材51
0の分解斜視図、第38図は第37図の換気用部材51
0の中実のブロツク状部材511と蓋部材514とを組
み付けた状態における中央部縦断面図、第39図は第3
8図のXXXIX−XXXIX線の水平断面図である。 30……船体、31……デツキ、32……ハル、33…
…キヤビン、34……運転者用座席、35……操縦桿、
36……背もたれ、38……同乗者用座席、39……カ
バー、50……艇首

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】(a)船体30の左右方向の中央部に運転
    者用座席34を設け、 (b)この運転者用座席34よりも前方でしかも運転者
    用座席34の近傍には、操艇のための操縦桿35を設
    け、 (c)この操縦桿35は、 (c1)下部250から上方に立上り、その下部250
    は、船体30に、その船体30の前後方向に延びる第1
    回転軸線202まわりに角変位自在に設けられ、この角
    変位によつて操艇を行う棒状体200と、 (c2)棒状体200の上部252付近に、船体30の
    幅方向に延びる第2回転軸線301まわりに角変位自在
    に設けられるレバー201とを備え、 (c3)棒状体200内に挿通された推進力調整用ケー
    ブル218の一端部を、レバー201に連結し、 (d)運転者用座席34の下方に、内燃機関56を収納
    するエンジンルーム60を形成し、 (e)推進力調整用ケーブル218の他端部を、内燃機
    関56の燃料を調整する手段に連結したことを特徴とす
    る小型滑走艇。
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