JPH0637098U - 小型レジャー艇の舵 - Google Patents
小型レジャー艇の舵Info
- Publication number
- JPH0637098U JPH0637098U JP8030192U JP8030192U JPH0637098U JP H0637098 U JPH0637098 U JP H0637098U JP 8030192 U JP8030192 U JP 8030192U JP 8030192 U JP8030192 U JP 8030192U JP H0637098 U JPH0637098 U JP H0637098U
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- boat
- rudder
- steering
- rope
- elastic body
- Prior art date
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- Pending
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 舵取り時の舵ききの緩和を行い、直進時の艇
の保針性を維持と操舵性の容易さを提供しようとするも
のである。 【構成】 艇全長Lの0.1〜0.3L間に舵板1を設
け、索4、5の一部に弾性体9、11を設け、右舷左舷
の展張力を均衡に保ち、常に、舵板1は艇中心線に合致
し、転舵を止めると舵板1は船体中心に弾性力で戻るよ
うになっている。
の保針性を維持と操舵性の容易さを提供しようとするも
のである。 【構成】 艇全長Lの0.1〜0.3L間に舵板1を設
け、索4、5の一部に弾性体9、11を設け、右舷左舷
の展張力を均衡に保ち、常に、舵板1は艇中心線に合致
し、転舵を止めると舵板1は船体中心に弾性力で戻るよ
うになっている。
Description
【0001】
この考案は、カヤックおよびカヌーならびに小型レジャー艇等の舵構造に関す るものである。
【0002】
従来、この種の考案は、図3および図4に示すように、艇30の後部に舵装置 が設けられており、該舵装置の舵板31は、艇30の長さと喫水により、適当な 面積に決められ、該舵板31の前端に舵軸32を垂直に枢着し、舵軸32の上部 に天秤33と称せられるアームをT字状に枢着し、艇30の船尾に回動自在に配 設されていた。
【0003】 天秤33の両端には、索34、35が係止され、該索34は左舷のリード孔3 7、38、39、40を通し、索35は右舷のリード孔37’、38’、39’ 、40’を通し、索34、35の端を結んでおり、緩んだままのエンドレス(い わゆるリンク状)としていた。
【0004】 該舵板31は、艇30の進行方向に従って、舵角が取られ、と言うよりは、流 され、ふらふらしており、方向転換の必要時には、片舷の索を引くことにより、 方向転換をする。
【0005】 また、本艇30は、保針性を維持するために、船底の中央後部に適当な面積の スケグ41を設けていた。
【0006】
従来の技術で述べたように、索を緩んだままエンドレスの機構にしていると、 操舵操作の転舵は行えるが、舵中心操作は行えず、引き手を放すと舵板は艇の進 行方向に追従して戻るだけで、保針性を保つ役目はせず、蛇行していた。直進を 必要とする場合には、スケグを必要とし、このような小型艇では、突出物は走行 時の邪魔となり、推進抵抗となり、付加物としての重量も増し、無駄となってお り、操縦性も悪いという問題点を有していた。
【0007】 また、このような艇は、軽量に造るのが目的であり、軽量化すればするほど、 風や水流の影響を受け蛇行し易くなるので、舵板の面積を大きくすると、舵取時 の舵が効きすぎ、蛇行運転になり、舵板の面積を小さくすると保針性が悪くなり 、スケグの面積を増やすなど重量の増大するという問題点を有していた。
【0008】 この考案は、従来の技術の有するこのような問題点に鑑みてなされたものであ り、その目的とするところは、直進時の艇の保針性を維持と操舵性の容易さを提 供しようとするものである。
【0009】
上記目的を達成するために、この考案は、艇全長Lの0.1〜0.3L間に舵 板を設け、索の一部に弾性体を設け、右舷左舷の展張力を均衡に保ち、常に、舵 板は艇中心線に合致し、転舵を止めると舵板は船体中心に弾性力で戻るようにな っている。
【0010】
艇の舵ききは、艇の旋回中心、舵板の面積および舵板の旋回中心からの距離な らびに艇の排水量によって決まる。艇全長Lの0.1〜0.3L間に舵板を設け ることにより、舵板の旋回中心からの距離が短くなり、舵ききは、鈍くなり、保 針性を保つ、一定の面積は確保できる。索の一部に弾性体を設け、右舷左舷の展 張力を均衡に保ち、常に、舵板は艇中心線に合致するようになっており、直進す る場合には、船底の水流を右舷左舷に分け、スケグの役目をする。
【0011】 転舵を行う場合、片舷の索を引くことにより、他舷の弾性体が伸び、舵板に角 度を与え、艇は旋回する。片舷の索を引くのを止めると舵板は艇中心に弾性力で 戻り、艇は直進する。
【0012】
実施例について、図面を用いて説明すると、図1および図2に示すように、艇 6の全長Lの0.1〜0.3L間に舵板を設け、該舵装置の舵板1は、艇6の全 長Lと喫水により、適当な面積に決められ、該舵板1の前端に舵軸2を垂直に枢 着し、舵軸2の上部に天秤3と称せられるアームをT字状に枢着している。
【0013】 天秤3の両端には、索4、5が係止され、該索4は左舷のリード孔7を通し、 該索4の先端には、弾性体9を枢着し、該弾性体9の端を止め金具10に結着す る。該索5は右舷のリード孔7’を通し、該索5の先端には、弾性体11を枢着 し、該弾性体11の端を止め金具12に結着する。
【0014】 左舷右舷の弾性体9、11は、舵板1が艇中心線に合致するように、展張力の 均衡を保つように調節され、結着されるようになっている。
【0015】
この考案は、上述のとおり構成されているので、次に記載する効果を奏する。 この考案は、艇の全長Lの0.1〜0.3Lに舵板を配置し、舵ききを緩和さ せ、また、索の一部に弾性体を設け、右舷左舷の展張力を均衡に保ち、常に、舵 板は艇中心線に合致し、転舵を止めると舵板は船体中心に弾性力で戻るようにな っており、保針性を保ち、舵板がスケグの役目をするので、船底突出も少なく、 推進抵抗も少なく、多少であるが重量的にも軽減できた。操縦も曲がりたい方向 の索を引くだけで舵取ができ、艇は人間の感覚に合った動きをするので操縦性が よい。また、索を戻せば、舵板は艇中心に戻るという安心感がある。
【図1】この考案の小型レジャー艇を鳥瞰図で略示した
ものである。
ものである。
【図2】この考案の小型レジャー艇の側面図で略示した
ものである。
ものである。
【図3】従来の小型レジャー艇を鳥瞰図で略示したもの
である。
である。
【図4】従来の小型レジャー艇の船尾を平面図で略示し
たものである。
たものである。
1 舵板 2 舵軸 3 天秤 4 索 5 索 6 艇 7 リード孔 7’ リード孔 9 弾性体 10 止め金具 11 弾性体 12 止め金具
Claims (1)
- 【請求項1】 艇6の全長Lの0.1〜0.3L間に舵
板を設け、該舵板1の前端に舵軸2を垂直に枢着し、舵
軸2の上部に天秤3と称せられるアームをT字状に枢着
し、天秤3の両端には、索4、5が係止され、該索4は
左舷のリード孔7を通し、該索4の先端には、弾性体9
を枢着し、該弾性体9の端を止め金具10に結着し、該
索5は右舷のリード孔7’を通し、該索5の先端には、
弾性体11を枢着し、該弾性体11の端を止め金具12
に結着することを特徴とする小型レジャー艇の舵。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP8030192U JPH0637098U (ja) | 1992-10-26 | 1992-10-26 | 小型レジャー艇の舵 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP8030192U JPH0637098U (ja) | 1992-10-26 | 1992-10-26 | 小型レジャー艇の舵 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0637098U true JPH0637098U (ja) | 1994-05-17 |
Family
ID=13714455
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP8030192U Pending JPH0637098U (ja) | 1992-10-26 | 1992-10-26 | 小型レジャー艇の舵 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0637098U (ja) |
Citations (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS5125180U (ja) * | 1974-08-14 | 1976-02-24 | ||
JPH0487896A (ja) * | 1990-07-31 | 1992-03-19 | Akio Fujioka | 足力推進カヌー及びこれに用いる操舵装置 |
-
1992
- 1992-10-26 JP JP8030192U patent/JPH0637098U/ja active Pending
Patent Citations (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS5125180U (ja) * | 1974-08-14 | 1976-02-24 | ||
JPH0487896A (ja) * | 1990-07-31 | 1992-03-19 | Akio Fujioka | 足力推進カヌー及びこれに用いる操舵装置 |
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