JPH0636885B2 - 振動式固液分離機 - Google Patents

振動式固液分離機

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JPH0636885B2
JPH0636885B2 JP6243890A JP6243890A JPH0636885B2 JP H0636885 B2 JPH0636885 B2 JP H0636885B2 JP 6243890 A JP6243890 A JP 6243890A JP 6243890 A JP6243890 A JP 6243890A JP H0636885 B2 JPH0636885 B2 JP H0636885B2
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JP
Japan
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drum
liquid
solid
vibrating
cylinder
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JP6243890A
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JPH03262555A (ja
Inventor
兼美 阿部
秀夫 友安
Original Assignee
兼美 阿部
秀夫 友安
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Description

【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野] この発明は、振動式固液分離機に関し、たとえば水処理
設備,化学工業,発酵工業,食品工業などで発生する液
に振動を与え、液中の固形分を除去し、液体の製品を高
めるような振動式固液分離機に関する。
[従来の技術] 第4図は従来の水平軸型遠心分離機の縦断面図である。
まず、第4図を参照して、従来の遠心分離機について説
明する。中空の回転軸1の周囲にはスクリュー2が形成
されていて、回転軸1は軸受け3,4によって軸支され
ながら、その一端に取付けられたギヤーボックス5を介
して回転駆動力が与えられ、高速回転する。スクリュー
2は外胴6によって覆われている。回転軸1の他端には
汚泥供給口7が形成されていて、ここに所定量の汚泥と
擬集剤が供給される。スクリュー2が高速回転すると、
外胴6内部の汚泥は比重の差があるため、遠心力によっ
て液体と固体とに分離される。
比重の大きい固体は外胴6の内壁に層10をなして堆積
する。内部に堆積した汚泥は外胴6よりわずかに遅い速
度で回転をするスクリュー2で搬送されながら固形物排
出口8から連続的に排出される。一方、分離された液は
外胴6内を流れ、越流堰11を経て分離液排出口9から
排出される。
[発明が解決しようとする課題] 上述の第4図に示した従来の遠心分離機は、外胴6内に
おいて、ドーナツ型の旋回流を必要とする。このために
は、たとえば1300G〜3000Gという強力な遠心
効果を利用する必要があり、そのためには2000rp
m〜4000rpmという高速回転でスクリュー2を回
転させる必要がある。このため、機械的エネルギの損出
が大きくかつ回転する外胴の内壁とスクリュー2の摩擦
が激しいと言う欠点があった。
それゆえに、この発明の主たる目的は、少ない遠心効果
および少ない回転数の振動発生機を利用して、ドラム内
の液体に旋回流を与え、その遠心効果により液体の固形
分を分離し得る振動式固液分離機を提供することであ
る。
[課題を解決するための手段] この発明は液中に含まれる固形分を除去する振動式固液
分離機であって、弾性支持されたドラムと、ドラムを円
振動させるための振動発生機と、ドラムの一端側に設け
られ、液を供給するための供給口と、ドラムの他面側に
設けられ、その下部に固形分を排出するための排出口が
形成された円錐筒と、ドラムの中心軸上に設けられ、そ
の周面に濾過部材が取付けられ、ドラムの円振動に応じ
て固形分の分離された液をその内部を通して排出する中
空の濾過筒とを備えて構成される。
[作用] この発明に係る振動式固液分離機は、振動発生機を駆動
してドラムおよび濾過筒に円振動を与え、この状態で供
給口に液を供給すると、ドラム内壁と濾過筒の円周方向
の間隙で液体が旋回する。その旋回流により液中の比重
差がある固形分は遠心力を受けてドラム内壁に押しやら
れ、旋回流の流れに沿って内壁に集積し、凝集塊となっ
て旋回力を受けながら転動圧縮されて内部水を放出しな
がら円錐筒の排出口から落下する。固形分を分離した液
は濾過筒部分に集積しながら旋回し、その旋回圧力によ
り濾過され、中空シャフトの内部を通り排出される。そ
の際、濾過筒表面には微細な固形物が付着するが、それ
が成長し厚さを増すと、濾過筒の円振動で剥離し、常に
新鮮な濾過表面を形成する。
[発明の実施例] 第1図はこの発明の一実施例の外観斜視図であり、第2
図は同じく縦断面図であり、第3図は第2図に示したド
ラムの径方向から見た断面図である。
まず、第1図および第2図を参照して、架台21上には
支持台22が配置され、この支持台22は複数のスプリ
ング23によって架台21に支持されている。支持台2
2の上にはドラム24が取付けられ、このドラム24に
は円振動を与えるため振動発生機25a,25bがベル
ト26により同期運転するように取付けられている。ド
ラム24の一端部における外周上部には液供給口27が
設けられ、他端側には円錐型の排出口28が設けられて
いる。ドラム24の内部には濾過筒29が中空シャフト
30より、ドラム24の端部フランジ31と他端側の円
錐筒フランジ32により、ドラム24のドラム直線上に
ドラム内部に収納されている。濾過筒29の表面には、
第3図に示すように多数の表面細孔38が形成されてい
て、これらを覆うように濾過材37が設けられている。
また、濾過筒29の両端には、撹拌翼となる補強リブ3
3,34が形成されていて、これらの補強リブ33,3
4によって液体が撹拌される。
中空シャフト30の一端側には精製された液体を排出す
るための排出口となり、他端側には振子35が設けられ
ている。振子35はドラム24の円振動により濾過筒2
9を回転させ、凝集塊の取出し効率を高めるために設け
られている。なお、凝集塊の排出口28にはバルブ36
が取付けられている。
次に、第1図に示した振動式固液分離機の動作について
説明する。振動発生機25a,25bを同期運転する
と、ドラム24および濾過筒29が円振動をする。この
円振動状態で液供給口27から液体を供給すると、その
液体はドラム24および濾過筒29の円振動を受けて旋
回流を起こす。液中の比重差の大きい固形物はドラム2
4の内壁の方向に押しやられて次第に集積し、凝集塊に
成長する。この凝集塊はますます遠心力を受けてドラム
24の内壁を転動して、造粒塊となり、強力な旋回によ
り、凝集塊の内部水を放出しながら排出口28に排出さ
れる。
一方、旋回流により固形物の分離された液は濾過筒29
の回りに集まりながら旋回するが、その旋回流による圧
力によって、濾過筒29の表面細孔38を通過し、中空
シャフト30を通って外部に排出される。その際、濾過
筒29の表面には、微粒子の固形物が付着するが、厚み
を増すと濾過筒29の円振動により剥離し、旋回流によ
る遠心力によってドラム24の内壁に押しやられ、凝集
塊となり、外部に排出されるため、常に濾過筒29の表
面を新鮮な状態に保つことができるので連続濾過でき
る。
固形分の少ない液を処理する場合は、濾過筒29の表面
に微粒子が付着し、厚みを増す時間間隔で振動発生機2
5a,25bを同期運転して剥離させることにより、固
形分の分離も容易になり、濾過も連続的に行なうことが
できる。
[発明の効果] 以上のように、この発明によれば、ドラムと濾過筒の円
振動を利用して、その空間で液体に旋回流を与え、固形
分の比重差を利用して、遠心力により固形分をドラム内
壁に集めて凝集塊として排出するようにしたので、小さ
い遠心効果で作動することができ、機械的エネルギの損
出を少なくでき、小型で高性能を発揮できる。しかも、
固形分はドラム内壁を旋回流による遠心力で凝集塊とし
てドラム内壁を遠心力により転動するので、低水分の凝
集塊として排出できる。さらに、濾過筒表面に付着する
堆積物は濾過筒の振動により剥離するため、通液抵抗が
増大することはない。
【図面の簡単な説明】 第1図はこの発明の一実施例の外観斜視図である。第2
図は同じく縦断面図である。第3図は第2図に示したド
ラムの径方向の断面図である。第4図は従来の水平軸型
遠心分離機の縦断面図である。 図において、21は架台、22は支持台、23はスプリ
ング、24はドラム、25a,25bは振動発生機、2
6はベルト、27は液供給口、28は排出口、29は濾
過筒、30は中空シャフト、31は端部フランジ、32
は円錐筒部フランジ、33,34は補強リブ、35は振
子、36はバルブ、37は濾過材、38は表面細孔を示
す。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】液中に含まれる固形分を除去する振動式固
    液分離機であって、 弾性支持されたドラムと、 前記ドラムを円振動させるための振動発生機と、 前記ドラムの一端側に設けられ、液を供給するための供
    給口と、 前記ドラムの他面側に設けられ、その下部に前記固形分
    を排出するための排出口が形成された円錐筒と、 前記ドラムの中心軸上に設けられ、その周面に濾過部材
    が設けられ、前記ドラムの円振動に応じて前記固形分の
    分離された液を、その内部を通して排出する中空の濾過
    筒とを備えた振動式固液分離機。
JP6243890A 1990-03-12 1990-03-12 振動式固液分離機 Expired - Lifetime JPH0636885B2 (ja)

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JP6243890A JPH0636885B2 (ja) 1990-03-12 1990-03-12 振動式固液分離機

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JPH03262555A JPH03262555A (ja) 1991-11-22
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ID=13200204

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KR20000072183A (ko) * 2000-08-12 2000-12-05 박행정 튜브 타입 탈수기
JP4874154B2 (ja) * 2007-04-05 2012-02-15 シキボウ株式会社 精密濾過装置及び精密濾過方法

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JPH03262555A (ja) 1991-11-22

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