JPH063650A - 液晶表示装置 - Google Patents

液晶表示装置

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JPH063650A
JPH063650A JP16303392A JP16303392A JPH063650A JP H063650 A JPH063650 A JP H063650A JP 16303392 A JP16303392 A JP 16303392A JP 16303392 A JP16303392 A JP 16303392A JP H063650 A JPH063650 A JP H063650A
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JP
Japan
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liquid crystal
crystal display
film
bolts
section
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JP16303392A
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English (en)
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Junichi Ono
純一 小野
Toru Kashiwagi
亨 柏木
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Sumitomo Electric Industries Ltd
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Sumitomo Electric Industries Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【構成】 形状に自己支持性のある液晶膜Aを有する液
晶表示素子12を作製する。この液晶表示素子12の表
示面Sを所定の円弧に沿わせて凹形に湾曲させる。 【効果】 表示面Sに入射した光を視界の外に反射させ
ることができるので、どのような条件でも表示が見やす
くなる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、たとえば自動車等に搭
載して地図表示や案内表示等の情報を表示するための液
晶表示装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】一般にこの種の液晶表示装置は、液晶表
示機能を有する液晶膜を、少なくとも一方が透明な一対
の導電基板で挟着した液晶表示素子を備えており、各導
電基板の透明導電層に所定の条件で通電することによ
り、液晶膜の液晶分子を配向させ、文字や図形などの情
報を表示させるようにしている。
【0003】かかる液晶表示素子は、小型軽量であり、
かつ薄型に構成できることから、種々の装置に適用され
ており、最近では、地図や道路案内等の情報をリアルタ
イムで表示するために自動車等に搭載されるナビゲーシ
ョンシステムの表示装置としても適用が検討されてい
る。ここで現在市販されている液晶表示素子の液晶膜
は、自己支持性のない低分子量の液晶材料を用いたもの
ばかりであったため、これを挟着する導電基板も剛性の
高い平板状のガラスを採用していた。この結果、従来の
液晶表示装置に係る液晶表示素子の表示面は、平板状に
形成されていた。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】このように従来の液晶
表示装置においては、液晶表示素子の表示面が平板状に
形成されていたので、例えば自動車のナビゲーションシ
ステム等に適用した場合、車内の照明や車内に入り込ん
だ外光の影響を受けて表示が見えにくくなるという問題
があった。
【0005】従来例の概略平面図である図6を参照して
より詳細に説明すると、液晶表示素子100を観測して
いる観測者101の左右にある照明102等の光が液晶
表示素子100の表示面Sに反射した場合、光の入射角
によっては、反射光が視界に入る(以下、この現象を
「映り込み」という)結果、表示面Sに表示されている
情報が読み取りにくくなるという不具合があったのであ
る。
【0006】そこで上記映り込みによる不具合を防止す
るために、表示面Sの表面を粗面化したり無反射コート
したりすることが行われていた。しかし、特に自動車等
の乗物に液晶表示装置を搭載した場合には、外光の条件
が刻々変化するので、上記粗面化や無反射コートだけで
は、映り込みを十分に防止できなかった。
【0007】本発明は以上の事情に鑑みてなされたもの
であって、照明や外光の映り込みをより確実に防止する
ことができ、どのような条件でも表示が見やすい液晶表
示装置を提供することを目的としている。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するた
め、本発明の液晶表示装置は、液晶表示機能を有しかつ
形状に自己支持性がある液晶膜を、少なくとも一方が透
明な一対の導電フィルムで挟着した液晶表示素子を設
け、上記液晶表示素子は、所定の円弧に沿って凹形に湾
曲している表示面を備えていることを特徴としている。
【0009】また、上記表示素子の液晶膜としては、液
晶性高分子と低分子量の液晶材料との混合膜が好適に使
用される。
【0010】
【作用】上記構成からなる本発明の液晶表示装置によれ
ば、液晶表示素子は、所定の円弧に沿って凹形に湾曲し
ている表示面を備えているので、表示素子の表示面が沿
う円弧を所望の曲率に選択することにより、表示面に入
射した外光等を視界の外に反射させることができる。
【0011】
【実施例】以下に本発明を、実施例を示す図面を参照し
つつ説明する。図1は本発明の一実施例における液晶表
示装置の概略平面図である。同図を参照して、この液晶
表示装置は、自動車に搭載されるナビゲーションシステ
ムに採用されるものであり、フレーム11内に液晶表示
素子12を備えたものである。
【0012】上記フレーム11は、観測者13に対向す
る底板部11aと、底板部11aの両側部に延設された
一対の側板部11b、11cとを一体に備えている。各
板部11a、11b、11cには、ボルト14a、14
b、14cが進退自在に螺合しており、各ボルト14
a、14b、14cの先端部で上記液晶表示素子12の
両側部及び背面を支持している。そして、各ボルト14
a、14b、14cの突出量を変更することにより、実
線あるいは仮想線で示すように、液晶表示素子12の表
示面Sを、後述するように所定の曲率を有する円弧に沿
って凹形に湾曲可能に構成している。
【0013】ボルト14cの部分のみを拡大して例示す
るように、各側板部11b、11cに螺合しているボル
ト14b、14cの先端部には、球体部J1が突設され
ており、この球体部J1は、液晶表示素子12側に固着
された受座J2に、球面に沿って摺動自在に支持されて
いる。そして、これら球体部J1及び受座J2が、ボル
ト14b、14cと液晶表示素子12とのジョイント部
Jを構成している。従って本実施例によれば、各ボルト
14b、14cを回動可能な状態で液晶表示素子12の
対応する側部を把持することができると共に、それぞれ
の対応する側板11b、11cに対する突出量を変更す
ることができる。
【0014】各ボルト14a、14b、14cの駆動手
段としては、手動ばかりでなく、モータやギヤ機構を採
用して電動で駆動できるものであってもよい。また、シ
ートの前後上下移動に応じて自動的に連動する構成を採
用してもよい。図2を参照して、上記液晶表示素子12
は、液晶表示機能を有しかつ自己支持性を備えた可撓性
を有する液晶膜Aを、少なくとも一方が透明な一対の導
電フィルム12c、12dで挟着した構造のものが採用
される。
【0015】本実施例においては、背面側の導電フィル
ム12dの背面に、さらに弾性を有する補強板(本実施
例においては透明のアクリル板)12eを、光学接着剤
12fで接着することにより一体化している。無論、導
電フィルム12dの基材d1自身に充分な強度を持たせ
て、補強板を兼ねさせてもよい。液晶表示機能を有しか
つ自己支持性を備えた液晶膜Aとしては、高分子/液晶
複合膜、高分子液晶/低分子液晶混合膜があげられる。
【0016】上記複合膜、混合膜は、何れも高分子を含
有するので、導電フィルム12c、12d間に充填した
ときセル間隔を保持する程度の自己保持性があり、セル
ギャップ制御が不要であるため、基材としてプラスチッ
クフィルムやプラスチック板を使用して、大面積(たと
えば対角3〜10インチ以上)かつフリーグラフィック
表示が可能な液晶表示素子を構成することが可能とな
る。また上記自己保持性を利用して、柔軟なプラスチッ
クフィルム等と組み合わせることにより、種々の曲率で
可変的に湾曲させるのに適した、柔軟性に富む液晶表示
素子を形成できるという利点がある。
【0017】上記複合膜、混合膜の膜厚は、光散乱方式
の液晶表示素子とするために、可視光の波長以上である
必要がある。ただし、膜厚が大き過ぎると、素子の駆動
電圧が高くなり過ぎるので、実際上は、5〜30μm程
度が適当である。上記混合膜、複合膜には、液晶表示素
子をカラー表示タイプにするため、二色性色素等の従来
公知の各種染料を配合することもできる。
【0018】上記混合膜、複合膜には、図4に示すよう
にスペーサ12aを配合してもよい。スペーサ12aと
しては、シリカ製、ガラスファイバ製または樹脂製のい
ずれを使用してもよく、その粒径は、所望の電極間隔に
応じて選ぶことができる。混合割合は、液晶表面1mm
2 当たり10〜200個程度であればよい。高分子/液
晶複合膜は、スポンジ構造になったマトリックス高分子
の孔を液晶材料で充填した構造を有するものであり、マ
トリックス高分子と液晶材料とを溶剤中に溶解し、さら
にこの溶液を一方の導電フィルム12c(12d)上に
流延塗布した後、乾燥させて形成されるものである[Po
lymer Preprints ,Japan Vol.37,(8) ,2450(1988)参
照]。
【0019】この高分子/液晶複合膜は、無電圧時に
は、孔内の液晶分子がランダムな状態にあるため、入射
光が散乱されて不透明な状態になっている。そして電圧
が印加されると、Δε>0[但し、Δεは誘電率異方性
であって、式:
【0020】
【数1】
【0021】で表される(なお、
【0022】
【外1】
【0023】は分子軸方向の誘電率、
【0024】
【外2】
【0025】は分子軸に対して直交方向の誘電率を示
す)]のとき液晶分子が電場方向に配向して、入射光が
散乱されずに通過できるようになり、透明な状態に転換
するという電気光学効果を示す。上記高分子/液晶複合
膜に使用される液晶材料としては、通常のネマティック
液晶が好適である。また液晶材料としては、誘電率異方
性Δεの大きいものが、良好な特性を得る上で好まし
い。
【0026】マトリックス高分子としては、可視光に対
する透明性の高いものが好ましく、例えばPMMAに代
表される(メタ)アクリル系高分子が好適に使用され、
可撓性付与のためには、上記アクリル系高分子等の中で
も、より可撓性の高いものを選択して使用するのが好ま
しい。また、上記マトリックス高分子には、複合膜の透
明導電層への密着性を向上させて、両者の位置ずれや剥
離を防止し、液晶表示素子の大面積化、可撓性付与のさ
らに容易にするため、接着性高分子や粘着性高分子を併
用することもできる。
【0027】接着性高分子、粘着性高分子としては、マ
トリックス高分子の透明性を維持するために、当該マト
リックス高分子との相溶性に優れたものを使用するのが
好ましく、例えば、マトリックス高分子としてPMMA
を使用する場合には、(メタ)アクリル系の接着性高分
子、接着性高分子が好適に使用される。一方、高分子液
晶/低分子液晶混合膜は、高分子の骨格鎖に、側鎖とし
て、フレキシブルな炭素骨格などを介して、液晶化合物
に相当する部分(側鎖メソゲン)を結合した構造の側鎖
型液晶性高分子と、通常の低分子量の液晶材料とを溶剤
中に溶解した溶液を、一方の導電フィルム12c(12
d)上に流延塗布し、乾燥固化させて形成されるもので
ある〔Chemistry Letters, pp.817(1989) 参照〕。また
上記混合膜は、上記各成分を適当な溶媒に溶解し、混合
した後、乾燥してペースト状の混合液晶材料を得、この
混合液晶材料を2枚の導電フィルム12c、12d間に
挟んでラミネート処理を施すことによっても形成するこ
とができる。
【0028】混合膜に低周波または直流の電場を印加し
た場合、混合膜の中に極微量存在するイオンが電場に付
随した移動を起こし、液晶の配列を乱すことによって、
入射光を強く散乱する不透明な状態となる。他方、高周
波の電場を印加すると、混合膜内の液晶分子が電場方向
にホメオトロピック配向して、入射光を透過する透明な
状態に転換する。このように混合膜の光学状態を、二種
の周波数によって変化させることにより、所望の文字や
図形を表示面Sに表示することができると共に、応答時
間を短縮することができるのである〔Chemistry Letter
s, pp.817-820,1989 参照〕。
【0029】高分子液晶/低分子液晶混合膜において
は、上記両状態にて電場を除去した際に、光の散乱状態
または非散乱状態を安定に保持するメモリー性があるの
で、制御回路を簡易化することができ、簡単な回路構成
で、高画素数のフリーグラフィック表示画像を形成する
ことができるという利点がある。また、上記複合膜、混
合膜は、何れも光散乱から透過、或いは透過から光散乱
への変化のために偏光膜を必要とせず、その分、素子の
薄型化、軽量化が可能となる。さらに反射型とした場合
には、たとえば素子の裏面に黒色シートを配置すれば、
黒から白、或いは白から黒への表示が可能であり、バッ
クライトも不要となって、より一層の薄型化、軽量化が
可能となる。なおこの場合、素子と黒色シートとの間
に、所定範囲の入射角の光を透過し、それの光を反射す
る光学的な材料(たとえば住友スリーエム社製の商品名
Scotch Optical Light Film)等を挿入すれば、表示の
コントラストを向上することができる。従来のように素
子の両面に偏光膜を積層してコントラストを得ることも
もちろん可能である。
【0030】一方、透過型としてバックライトを使用す
る場合には、EL(エレクトロルミネッセンス)効果を
利用した面状発光体を使用すれば、素子の薄型化、軽量
化の妨げとならない。表示素子の前面にRGB3色のカ
ラーフィルターを設ければ、マルチカラー表示も可能で
ある。なお、素子の最表面には、反射防止のためノング
レア処理を施すのがよい。ノングレア処理には市販のノ
ングレアシートが好適に使用される。また、傷付きを防
止するため、素子の最表面に保護シートを積層してもよ
い。
【0031】導電フィルム12c、12dとしては、柔
軟なプラスチックフィルムc1、d1の表面に、真空蒸
着法、スパッタリング法、塗布法、印刷法等によってI
TO(インジウムチンオキサイド)やSnO2 等の透明導
電層c2、d2を形成したものが好適に使用される。ま
た市販のITO/PESフィルムやITO/PETフィ
ルム等を使用することもできる。
【0032】単純マトリクス駆動等の素子の場合、上記
透明導電層c2、d2には、エッチング等により所定の
パターン(ストライプパターン等)が形成される(図3
参照)。プラスチックフィルムc1、d1としては、耐
熱性、実用的強度、光学的均一性などに優れたポリエチ
レンテレフタレート(PET)フィルムやポリエーテル
スルフォン(PES)フィルム等の非晶質のプラスチッ
クフィルムが好適に使用される。プラスチックフィルム
の厚みは50〜200μm程度が好ましい。
【0033】そして、図5に示すように、各導電フィル
ム12c、12dの所定箇所(図3の二点鎖線c3、d
3、d4で示す部位)には、ヒートシールコネクタ15
を介してIC基板16が接続される。そして、上記IC
基板16により周知の駆動方法によって液晶を駆動する
ことにより文字や図形などの情報が表示される。表示面
Sに文字を表示させるには、上記IC基板16を使用し
て、各導電フィルム12c、12dの透明導電層c2、
d2のいずれかに電場を印加することにより、当該透明
導電層c2、d2に形成されたエッチングパターンによ
って区画される画素のうち所定の箇所に対応する液晶膜
Aの入射光を反射し、残部の入射光を透過すればよい。
【0034】次に本実施例の作用について説明する。本
実施例の液晶表示装置の表示面Sを調整するには、当該
液晶表示素子12を支持している各ボルト14a、14
b、14cをそれぞれ前進或いは後進させることより、
液晶表示素子12の表示面Sが、平面で見て観測者1の
頭上にある点Cを中心とする円弧に沿って湾曲させるだ
けでよい。これにより、照明17からの光や外光等が、
液晶表示素子12の表示面Sに入射角θ1で入射して
も、当該入射法線Nは、頭上の円弧中心Cを通ることか
ら、この法線Nに対して反射角θ2(=θ1)で反射す
る反射光は、必ず視界の外に反射することになる。
【0035】従って本実施例によれば、外光等の映り込
みを確実に防止し、どのような条件でも表示を見やすく
することができるという顕著な効果を奏する。なお上記
フレーム11自身を揺動可能に構成することにより、法
線Nに沿って入射する光の反射光を視界から外し、映り
込みを防止することも可能になる。特に、液晶表示素子
12の液晶膜Aとして、液晶性高分子と低分子量の液晶
材料を採用した場合には、液晶表示素子12の機械的強
度が高くなり、曲率を変更する場合においても良好な可
撓性を発揮することができるという利点がある。
【0036】なお本実施例は本発明の好ましい具体例を
例示したものに過ぎず、本発明の要旨は、上記実施例に
限定されない。例えば液晶表示素子として、強誘電性液
晶材料を使用してもよい。或いは、ナビゲーションシス
テムに限らず壁面テレビ等に適用してもよく、その他、
本発明の要旨を変更しない範囲内で種々の設計変更が可
能であることは、云うまでもない。
【0037】〔具体例〕下記の各成分を500重量部の
ジクロロメタンに溶解した後、70℃で2時間真空乾燥
してジクロロメタンを除去して、ペースト状の混合液晶
材料を作成した。 ・液晶性高分子 ポリ(4−シアノフェニル−4′−ヘキシロキシベンゾエートメチルシロキサ ン) :27重量部 ・低分子量の液晶材料 4−n−ペンチルベンゾイックアシッド−4′−オクチルオキシフェニルエス テル :27重量部 メルクジャパン社製の低分子液晶材料(品番E31LV):46重量部 ・スペーサ(ベンゾグアナミン樹脂粒子、粒径10μm) :2重量部 ・電解質(テトラエチルアンモニウムブロマイド) :0.05重量部 次に図3に示すように、表面のITO膜c2、d2が互
いに直交するストライプパターン状にエッチングされた
一対の透明導電フィルム(PES製、厚み100μm)
12c,12dを、図4に示すように、上記ITO膜c
2、d2が互いに対向するように配置し、その間に混合
液晶材料を挟み、一対のラミネートローラR1,R2に
よってラミネート処理を施すことにより、透明導電フィ
ルム12c、12d間に液晶膜Aを挟着した層構造の、
単純マトリクス駆動可能な液晶表示素子12を作製し
た。
【0038】次に液晶表示素子12の周囲をポリエチレ
ンテレフタレート(PET)製のテープで封止した後、
図5に示すように、各透明導電フィルム12c,12d
の所定個所(図3の二点鎖線c2,d2,d3で示す部
位)に、ヒートシールコネクタ15を介して、駆動回路
が実装されたIC基板16を接続した。次に図2に示す
ように、透明導電フィルム12dの背面に、光学用接着
剤(応用光電研究所社製の商品名「レンズボンド」)1
2fによって2mm厚の透明アクリル板12eを接着した
後、図1に示す構造のフレーム11にセットして、液晶
表示装置を作製した。
【0039】そして、フレーム11の各ボルト14a,
14b,14cを前進または後退させて、液晶表示素子
12の表示面Sの曲率を調整した後、1/3バイアス法
にてラインを順次書き込んで画像を表示させたところ、
いずれの曲率においても、均一でムラのない表示が得ら
れた。また、上記液晶表示装置を自動車に搭載し、液晶
表示素子12の表示面Sが、平面で見て観測者(運転
者)の頭上にある点Cを中心とする円弧に沿うように曲
率を調整し、1/3バイアス法にてラインを順次書き込
んで画像を表示させたことろ、頭の左右に配置した照明
17で装置を照らしても、その反射光が画像に重なるこ
とはなく、画像をはっきり見ることができた。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例における液晶表示装置を示す
概略平面図である。
【図2】上記実施例における液晶表示素子の断面略図で
ある。
【図3】上記液晶表示素子の導電フィルムの展開図であ
る。
【図4】上記液晶表示素子の製造工程を示す側面略図で
ある。
【図5】上記液晶表示素子の製造工程を示す正面概略図
である。
【図6】従来例の概略平面図である。
【符号の説明】
12 液晶表示素子 A 液晶膜 S 表示面

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】液晶表示機能を有しかつ形状に自己支持性
    がある液晶膜を、少なくとも一方が透明な一対の導電フ
    ィルムで挟着した液晶表示素子を設け、 上記液晶表示素子は、所定の円弧に沿って凹形に湾曲し
    ている表示面を備えていることを特徴とする液晶表示装
    置。
  2. 【請求項2】上記表示素子の液晶膜は、液晶性高分子と
    低分子量の液晶材料との混合膜である請求項1記載の液
    晶表示装置。
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