JPH0635080Y2 - 隣接テント接合部の雨避装置 - Google Patents
隣接テント接合部の雨避装置Info
- Publication number
- JPH0635080Y2 JPH0635080Y2 JP5263789U JP5263789U JPH0635080Y2 JP H0635080 Y2 JPH0635080 Y2 JP H0635080Y2 JP 5263789 U JP5263789 U JP 5263789U JP 5263789 U JP5263789 U JP 5263789U JP H0635080 Y2 JPH0635080 Y2 JP H0635080Y2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- tent
- rain
- rain gutter
- adjacent
- gutter
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Lifetime
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- Tents Or Canopies (AREA)
Description
【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本考案は、相互に軒フレームを近接し該フレームの下側
部の側面幕を捲上げて生じる開口部を対向して通路等に
形成するように配置される隣接テントの接合部に架設さ
れる雨避装置に関する。
部の側面幕を捲上げて生じる開口部を対向して通路等に
形成するように配置される隣接テントの接合部に架設さ
れる雨避装置に関する。
所望カマボコ型等のテントを複数個連接して対向する開
口部を形成させる合体により、会議や催物等比較的大勢
の人を収容可能に展設することは従来からよく行われて
いる。
口部を形成させる合体により、会議や催物等比較的大勢
の人を収容可能に展設することは従来からよく行われて
いる。
しかし、この場合問題になるのは、隣接テントの接合部
における防雨・防風等の対策であって、何らかの手立て
をしなければ、接合部の間隙から風雨がテント内又は通
路等吹き込み極めて不都合であるから、通常応急に接合
部に覆い等を当てがう等しているが、風に煽られて十分
その用をなさなかったり、覆いと屋根幕の間から雨水が
流下する等屡々不都合が生じていた。
における防雨・防風等の対策であって、何らかの手立て
をしなければ、接合部の間隙から風雨がテント内又は通
路等吹き込み極めて不都合であるから、通常応急に接合
部に覆い等を当てがう等しているが、風に煽られて十分
その用をなさなかったり、覆いと屋根幕の間から雨水が
流下する等屡々不都合が生じていた。
本考案は叙上の実状に鑑みてなされたもので隣接テント
の接合部の間隙から雨水が通路やテント内部に落下・侵
入せず、該雨水をテントの前面又は後面或いは前後面に
集中して排除するように屋根幕から接合部に流下する雨
水を集める雨樋部を設けて斉々と排出し、また該雨樋部
が風に煽られないようにフラップ部を設け防雨・防風に
対し有用な雨避装置を提供することをその目的としてな
されたものである。
の接合部の間隙から雨水が通路やテント内部に落下・侵
入せず、該雨水をテントの前面又は後面或いは前後面に
集中して排除するように屋根幕から接合部に流下する雨
水を集める雨樋部を設けて斉々と排出し、また該雨樋部
が風に煽られないようにフラップ部を設け防雨・防風に
対し有用な雨避装置を提供することをその目的としてな
されたものである。
本考案は、 a.相互に軒フレームを近接せしめて立設され側面幕を捲
上げて生じる開口部が対向配置される隣接テントの接合
部に架設される雨避装置であって、 b.帯状に形成されてその縦長方向の左右端部に外側に向
けて引掛部材が取付けられてなる雨樋部と、 c.該引掛部材を係止して雨樋部を隣接テントの接合部上
部に懸吊するよう各テントの屋根幕上面に設けられる雨
樋掛止部と、 d.一端部が屋根幕に固着されるとともに他端部が雨樋部
の中央部上部近傍に延設される各テントのフラップ部
と、 e.該他端部と隣接テントのフラップ部の他端部とを雨樋
部の中央部上部近傍で該雨樋部に透水可能に連結するフ
ラップ連結部とを有する f.隣接テント接合部の雨避装置。
上げて生じる開口部が対向配置される隣接テントの接合
部に架設される雨避装置であって、 b.帯状に形成されてその縦長方向の左右端部に外側に向
けて引掛部材が取付けられてなる雨樋部と、 c.該引掛部材を係止して雨樋部を隣接テントの接合部上
部に懸吊するよう各テントの屋根幕上面に設けられる雨
樋掛止部と、 d.一端部が屋根幕に固着されるとともに他端部が雨樋部
の中央部上部近傍に延設される各テントのフラップ部
と、 e.該他端部と隣接テントのフラップ部の他端部とを雨樋
部の中央部上部近傍で該雨樋部に透水可能に連結するフ
ラップ連結部とを有する f.隣接テント接合部の雨避装置。
をその要旨として成立するものである。
以下、図面を参照し実施例に基づいて本考案を説明す
る。
る。
第1図は、本考案が適用されるテントの一例を示す説明
図である。このテントは、所謂カマボコ型と称するもの
であるが、本考案は本例に限定されず、軒フレームを近
接せしめて側面幕を捲上げ開口部を対向せしめるタイプ
のテントであれば、すべて適用可能である。
図である。このテントは、所謂カマボコ型と称するもの
であるが、本考案は本例に限定されず、軒フレームを近
接せしめて側面幕を捲上げ開口部を対向せしめるタイプ
のテントであれば、すべて適用可能である。
このテントは、第2図に示す如く立設されるフレーム
に、屋根幕1、前後の出入口部幕2、左右の側面幕3か
らなる幕布を被装して構築されるもので、形式は比較的
シンプルであるが強度が大で、野外における居住,会
議,催物等多くの用途に供しうるものである。
に、屋根幕1、前後の出入口部幕2、左右の側面幕3か
らなる幕布を被装して構築されるもので、形式は比較的
シンプルであるが強度が大で、野外における居住,会
議,催物等多くの用途に供しうるものである。
第2図で示す軒フレーム4は、通常第1図に示す屋根幕
1と側面幕3との接続部4aの概ね下側に来るようになっ
ている。第2図における符号5及び6は、側面幕3を捲
上げると開口部が形成される部分である。なお、この種
のテントでは、通常は出入口部2aから出入しており、本
考案に係る隣接テントの接合が行われる場合には、開口
部5,6が利用される。補強索をX状に張設してなる閉口
部も、必要に応じ補強索を取除いて開口部とすることが
できる。
1と側面幕3との接続部4aの概ね下側に来るようになっ
ている。第2図における符号5及び6は、側面幕3を捲
上げると開口部が形成される部分である。なお、この種
のテントでは、通常は出入口部2aから出入しており、本
考案に係る隣接テントの接合が行われる場合には、開口
部5,6が利用される。補強索をX状に張設してなる閉口
部も、必要に応じ補強索を取除いて開口部とすることが
できる。
第3図は、本考案に係る雨避装置の断面的説明図であ
る。隣接テントの接合は、夫々の軒フレーム4,4′を近
接せしめることにより行なわれる。このような状態で
は、夫々の屋根幕1,1′,側面幕3,3′が図示のように位
置している。
る。隣接テントの接合は、夫々の軒フレーム4,4′を近
接せしめることにより行なわれる。このような状態で
は、夫々の屋根幕1,1′,側面幕3,3′が図示のように位
置している。
本考案の主要な特徴部分は、雨樋部9とフラップ部とこ
れらを固定又は連結する部材に存する。
れらを固定又は連結する部材に存する。
まず、雨樋部9は、第4図に示す如く、矩形の帯状に形
成されてその縦長方向即ちα方向の左右両端部に外側に
向けて引掛部材10,10,…が取付けられている。引掛部材
の先端は例えば第5図に示す如く鉤状11に形成されて、
屋根幕に縫着される帯状物12に係止するようになってい
る。
成されてその縦長方向即ちα方向の左右両端部に外側に
向けて引掛部材10,10,…が取付けられている。引掛部材
の先端は例えば第5図に示す如く鉤状11に形成されて、
屋根幕に縫着される帯状物12に係止するようになってい
る。
このようにして両テント間に懸吊される雨樋部9は第3
図に示す如く張設時には断面概ねV字状に形成され、雨
水をテントの前部又は後部或いは前後部に導き適宜の手
段で排水するようになっている。
図に示す如く張設時には断面概ねV字状に形成され、雨
水をテントの前部又は後部或いは前後部に導き適宜の手
段で排水するようになっている。
もうひとつの特徴部分は、フラップ部である。フラップ
部は隣接テントの屋根幕裾部の夫々に対称的に設けら
れ、雨樋部9を上部から覆うように、フラップ部13,1
3′がフラップ連結部14で連結して形成される。即ち、
フラップ部は、その一端部13a,13a′が屋根幕1,1′に縫
着又は接着等により固着され、第6図に示す他端部13,1
3b′は、フラップ連結部14が雨樋部9の中央部上部近傍
にあるように延設されている。
部は隣接テントの屋根幕裾部の夫々に対称的に設けら
れ、雨樋部9を上部から覆うように、フラップ部13,1
3′がフラップ連結部14で連結して形成される。即ち、
フラップ部は、その一端部13a,13a′が屋根幕1,1′に縫
着又は接着等により固着され、第6図に示す他端部13,1
3b′は、フラップ連結部14が雨樋部9の中央部上部近傍
にあるように延設されている。
フラップ部13,13′上面の雨水はフラップ連結部の凹み
に集まり雨樋部9の中央部に透水可能になるように、間
隙を有して両フラップ部が連結されるようになってい
る。フラップ部は風により自らは多少のバタツキを生じ
ることがあっても、雨樋部に風の影響を及ぼさないよう
雨樋部を覆い強風時における降雨の排除を支障なく実施
するためにも有用である。
に集まり雨樋部9の中央部に透水可能になるように、間
隙を有して両フラップ部が連結されるようになってい
る。フラップ部は風により自らは多少のバタツキを生じ
ることがあっても、雨樋部に風の影響を及ぼさないよう
雨樋部を覆い強風時における降雨の排除を支障なく実施
するためにも有用である。
本考案に係るフラップ部13,13′及び雨樋部9は、防水
性を有する帆布,プラスチックシート等から形成され
る。
性を有する帆布,プラスチックシート等から形成され
る。
また、各テントにおける軒フレームの下部の側面幕は、
開口部を形成する場合、捲き上げる等して、屋根幕内側
から吊下される支持対に懸吊する。
開口部を形成する場合、捲き上げる等して、屋根幕内側
から吊下される支持対に懸吊する。
本考案装置を使用する場合には、まず、隣接テントが相
互に軒フレームを接するように立設(第3図参照)した
のち、雨樋部を両テント間に吊設する。雨樋部は左右の
引掛部材を各屋根幕に取付けられている雨樋掛止部に係
止して両テントの間隙に中央部が下方にたるむ状態で懸
吊する。ついで、該雨樋部上面に、一端部を各テントの
屋根幕に固着される両フラップ部が他端部を雨樋部の中
央部上部近傍にくるように展設される。雨水はフラップ
連結部から透水して雨樋部に流下せしめられ、テントの
前部又は後部或いは前後部に排除される。
互に軒フレームを接するように立設(第3図参照)した
のち、雨樋部を両テント間に吊設する。雨樋部は左右の
引掛部材を各屋根幕に取付けられている雨樋掛止部に係
止して両テントの間隙に中央部が下方にたるむ状態で懸
吊する。ついで、該雨樋部上面に、一端部を各テントの
屋根幕に固着される両フラップ部が他端部を雨樋部の中
央部上部近傍にくるように展設される。雨水はフラップ
連結部から透水して雨樋部に流下せしめられ、テントの
前部又は後部或いは前後部に排除される。
本考案は以上の如く構成されるものであるから、屋根幕
から隣接テントの接合部に向う降雨が、フラップ部に伝
わり、フラップ連結部から透水して雨樋部中央部に落下
するようになっていて、雨水がテント接合部に落下して
テント内に侵入することは確実に防止できる許りでな
く、雨道が規制できて、強雨の際でも雨水の効果的排除
が可能であり、さらに、強風時等には、雨樋部の動揺が
フラップ部によって完全に防止できる利点を有する等、
隣接テント接合部に適用できる雨避装置として極めて有
用なるものである。
から隣接テントの接合部に向う降雨が、フラップ部に伝
わり、フラップ連結部から透水して雨樋部中央部に落下
するようになっていて、雨水がテント接合部に落下して
テント内に侵入することは確実に防止できる許りでな
く、雨道が規制できて、強雨の際でも雨水の効果的排除
が可能であり、さらに、強風時等には、雨樋部の動揺が
フラップ部によって完全に防止できる利点を有する等、
隣接テント接合部に適用できる雨避装置として極めて有
用なるものである。
第1図は本考案が適用されるテントの一例を示す斜視的
説明図、第2図は、該テントのフレーム部分を示す斜視
的一部説明図、第3図は本考案装置を示す断面的説明
図、第4図は雨樋部を示す平面的説明図、第5図は雨樋
部の引掛部材及び雨樋掛止部を示す説明図、第6図は、
フラップ連結部を示す説明図である。 1……屋根幕、2……出入口部幕、3……側面幕、4…
…軒フレーム、9……雨樋部、10……引掛部材、13……
フラップ部、13a……フラップ部の一端部、13b……フラ
ップ部の他端部、14……フラップ連結部。
説明図、第2図は、該テントのフレーム部分を示す斜視
的一部説明図、第3図は本考案装置を示す断面的説明
図、第4図は雨樋部を示す平面的説明図、第5図は雨樋
部の引掛部材及び雨樋掛止部を示す説明図、第6図は、
フラップ連結部を示す説明図である。 1……屋根幕、2……出入口部幕、3……側面幕、4…
…軒フレーム、9……雨樋部、10……引掛部材、13……
フラップ部、13a……フラップ部の一端部、13b……フラ
ップ部の他端部、14……フラップ連結部。
Claims (4)
- 【請求項1】相互に軒フレームを近接せしめて立設され
側面幕を捲上げて生じる開口部が対向配置される隣接テ
ントの接合部に架設される雨避装置であって、帯状に形
成されてその縦長方向の左右端部に外側に向けて引掛部
材が取付けられてなる雨樋部と、該引掛部材を係止して
雨樋部を隣接テントの接合部上部に懸吊するよう各テン
トの屋根幕上面に設けられる雨樋掛止部と、一端部が屋
根幕に固着されるとともに他端部か雨樋部の中央部上部
近傍に延設される各テントのフラップ部と、該他端部と
隣接テントのフラップ部の他端部とを雨樋部の中央部上
部近傍で該雨樋部に透水可能に連結するフラップ連結部
とを、有して構成される隣接テント接合部の雨避装置。 - 【請求項2】引掛部材の先端が鉤状に形成される請求項
1に記載の隣接テント接合部の雨避装置。 - 【請求項3】引掛部材の先端を装着する帯状物が屋根幕
に取付けられている請求項1に記載の隣接テント接合部
の雨避装置。 - 【請求項4】雨樋部が使用時断面概ねV字形状に取付け
られてなる請求項1に記載の隣接テント接合部の雨避装
置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP5263789U JPH0635080Y2 (ja) | 1989-05-09 | 1989-05-09 | 隣接テント接合部の雨避装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP5263789U JPH0635080Y2 (ja) | 1989-05-09 | 1989-05-09 | 隣接テント接合部の雨避装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH02143464U JPH02143464U (ja) | 1990-12-05 |
JPH0635080Y2 true JPH0635080Y2 (ja) | 1994-09-14 |
Family
ID=31573105
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP5263789U Expired - Lifetime JPH0635080Y2 (ja) | 1989-05-09 | 1989-05-09 | 隣接テント接合部の雨避装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0635080Y2 (ja) |
Families Citing this family (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP5132283B2 (ja) * | 2007-12-03 | 2013-01-30 | 株式会社トーショー | Ptpカセット及びptp払出装置 |
-
1989
- 1989-05-09 JP JP5263789U patent/JPH0635080Y2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH02143464U (ja) | 1990-12-05 |
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