JPH06349093A - ミラー式光路偏向装置 - Google Patents

ミラー式光路偏向装置

Info

Publication number
JPH06349093A
JPH06349093A JP16411993A JP16411993A JPH06349093A JP H06349093 A JPH06349093 A JP H06349093A JP 16411993 A JP16411993 A JP 16411993A JP 16411993 A JP16411993 A JP 16411993A JP H06349093 A JPH06349093 A JP H06349093A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
mirror
mirror type
optical path
flexible substrate
deflecting device
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP16411993A
Other languages
English (en)
Inventor
Hideaki Nagato
英明 長門
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Sony Corp
Original Assignee
Sony Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Sony Corp filed Critical Sony Corp
Priority to JP16411993A priority Critical patent/JPH06349093A/ja
Publication of JPH06349093A publication Critical patent/JPH06349093A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Mechanical Optical Scanning Systems (AREA)
  • Optical Recording Or Reproduction (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】部品点数を削減することができ、かつ高精度の
光学走査を行うことができるミラー式光路偏向装置を提
供すること。 【構成】可動部10のミラー10aは、その背面にて、
フレキシブル基板20、20により適宜な両静止部材
s、sに鉛直状に支持されている。各フレキシブル基板
20は、導電性ばね材料からなる帯状ばね板21の表面
に被覆層22、23を形成して構成されている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、例えば、CD,MD等
の光学系に設けられて、光源からの光の方向の制御を行
うミラー式光路偏向装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、この種のミラー式光路偏向装置に
おいては、ガルバノミラーを、軸及び軸受により支持す
るように構成したものや、図4にて示すごとく、ガルバ
ノミラー1を、板ばねやゴム等の弾性部材2により弾性
的に支持するように構成したものがある。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上述し
た軸及び軸受により支持する構成のものでは、軸と軸受
の間の接触摩擦から微小角の安定した光学走査が困難で
あること、及び精度の高い部品が必要なこと等の問題が
あった。また、上述した板ばねやゴム等の弾性材料によ
り弾性的に支持する構成のものの場合、アンバランス等
が生ずると、副共振が発生し安定した光学走査ができな
いという欠点がある。
【0004】特に、ムービングコイル型(可動部にコイ
ルを配置したタイプ)(MC型)のものである場合、給
電のために配線3等を具備する必要があるが、これがア
ンバランスの原因になる。また、このように給電用の部
品を支持部材と別に設けなければならず、部品点数がそ
の分多くなり、製造コストの上昇につながり、設計にお
いても制約が大きくなる等の問題がある。
【0005】本発明は、上記課題を解決するためになさ
れたもので、部品点数を削減することができ、かつ高精
度の光学走査を行うことができるミラー式光路偏向装置
を提供することを目的としている。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記目的は、本発明にあ
っては、コイルを装着したミラーを電磁力により回転可
能に支持するミラー式光路偏向装置において、上記ミラ
ーを、弾性及び導電性を兼ね備えたフレキシブル基板に
より、回転可能に支持するように構成したミラー式光路
偏向装置により、達成される。
【0007】好ましくは、前記フレキシブル基板の導電
性弾性体を、リン青銅やベリリウム銅等の導電性ばね部
材で構成する。
【0008】また、好ましくは、前記フレキシブル基板
の変形する部分に対応する被覆層部分のカバー材あるい
はベース材もしくはカバー材とベース材との両方を取り
除く。
【0009】
【作用】上記構成によれば、上記フレキシブル基板を通
して上記コイルに電流を流し電磁力を発生させると、上
記ミラーが上記フレキシブル基板による支持のもとにそ
の弾力に抗して回動し、同ミラーからの出射光が偏向す
る。
【0010】
【実施例】以下、本発明の好適な実施例を添付図面に基
づいて詳細に説明する。尚、以下に述べる実施例は、本
発明の好適な具体例であるから、技術的に好ましい種々
の限定が付されているが、本発明の範囲は、以下の説明
において特に本発明を限定する旨の記載がない限り、こ
れらの態様に限られるものではない。
【0011】図1は、本発明の一実施例に係るミラー式
光路偏向装置を示しており、この光路偏向装置は、図1
及び図2にて示すように、可動部10と、両フレキシブ
ル基板20、20と、両マグネット30、30とにより
構成されている。
【0012】可動部10は、ミラー10aと、このミラ
ー10aに取り付けられたアクチュエータコイル10b
とにより構成されており、この可動部10は、図1及び
図2にて示すごとく、ミラー10aの背面11にて、両
フレキシブル基板20、20により適宜な固定部(静止
部材)s、sに支持されている。
【0013】ここで、フレキシブル基板20、20は、
それぞれ、帯状ばね板21の両表面に、カバー材及びベ
ース材からなる被覆層22、23を層状に形成してなる
ものである。各ばね板21は、リン青銅やベリリウム銅
等の導電性ばね材料により形成されている。これによ
り、両フレキシブル基板20、20は、各ばね板21に
より、ミラー10aを、図1にて水平軸cーcを中心と
して前後方向に回動させるように、両静止部材s、sに
支持する。
【0014】また、両フレキシブル基板20、20は、
図1にて例えば図示i方向に電流(以下、電流iとい
う)を流すように、各静止部材s、s側から各ばね板2
1を通しアクチュエータコイル10bに給電する。
【0015】各マグネット30、30は、アクチュエー
タコイル10bに対向するように、それぞれ、図におい
て、可動部10aの上下に位置して固定されている。こ
れら各マグネット30、30は、電流iとの間の電磁誘
導作用により、図1にて図示a、bの矢印方向に電磁力
を発生する。
【0016】これにより、各板ばね21の捻り弾力に抗
し可動部10aが水平軸cーcを中心として回動する方
向が特定される。具体的には、各マグネット30、30
の着磁方向は、それぞれ、図1にて図示矢印d方向にな
っている。また、図2にて、各符号20aは、正側給電
端子を表し、また、各符号20bは、負側給電端子を示
す。
【0017】本実施例は以上のように構成されており、
両フレキシブル基板20、20の各ばね板21、21を
通してアクチュエータコイル10bに給電すると、この
アクチュエータコイル10bに例えば矢印に示す電流i
が流れる。
【0018】すると、各マグネット30、30が、電流
iとの間の電磁誘導作用により、図1にて図示a、bの
矢印方向に電磁力を発生する。このため、可動部10
が、両フレキシブル基板20、20の各ばね板21の捻
り弾力に抗して、ミラー10aを、図1にて水平軸cー
cを中心としてa、bの各矢印方向に回動させる。
【0019】これにより、ミラー10aへの入射光が同
ミラー10aにより反射されて出射する方向が、ミラー
10aの回動角度に応じて偏向される。この場合、両フ
レキシブル基板20、20自体が、ミラー10aに対す
る支持素子及びアクチュエータコイル10bへの給電素
子の双方を共通化した素子としての役割を果たす。この
ため、給電素子として独立の素子を採用する必要がなく
なり、部品点数が減少するとともに可動部10の回動の
アンバランスも確実に防止される。
【0020】また、両フレキシブル基板20、20の各
被覆層22、23の減衰特性を利用することにより、ミ
ラー10aの回動を共振減衰させ得る。また、両フレキ
シブル基板20、20のパターンやパターン厚みを変更
することで、可動部10と両フレキシブル基板20、2
0との間の総合的な基本周波数や副共振周波数を変化さ
せて設定することができる。
【0021】図3は上述の実施例の変形例を示してい
る。この変形例においては、図1および図2で述べた両
フレキシブル基板20、20の各被覆層22、23にお
けるアクチュエータコイル10bと各静止部材s、sと
間の各部分を除去している。
【0022】そして、この各除去部分に対応するばね板
21の各部分21a(すなわち、捻り変形部分21a)
を裸にするようにしている。これにより、各ばね板21
の本来の捻り弾力特性をより一層適正に得るようにでき
る。
【0023】以上説明したように、本実施例によれば、
フレキシブル基板自体が、ミラーに対する支持素子及び
前記コイルへの給電素子の双方を共通化した素子として
の役割を果たす。このため、給電素子として独立の素子
を採用する必要がなくなり、部品点数が減少するととも
にミラーの回動のアンバランスも確実に防止され得る。
【0024】また、フレキシブル基板の各被覆層の減衰
特性を利用することにより、ミラーの回動を共振減衰さ
せ得る。また、フレキシブル基板のパターンやパターン
厚みを変更することで、コイルとフレキシブル基板との
間の総合的な基本周波数や副共振周波数を変化させるこ
とができる。
【0025】さらに、フレキシブル基板の導電性弾性体
を、リン青銅やベリリウム銅等の導電性ばね部材で構成
するようにした場合には、フレキシブル基板の弾力性及
び導電性の双方を良好に確保できる。また、フレキシブ
ル基板の変形する部分に対応する被覆層部分のカバー材
あるいはベース材あるいは両方を取り除いた場合には、
フレキシブル基板における弾性的機能をより一層適正に
発揮させ得る。
【0026】なお、本発明は上述の実施例に限定されな
い。例えば図3の変形例における各被覆層22、23の
除去部分の構成材のうち、ベース材あるいはカバー材の
みを除去するように変更して実施してもよい。
【0027】
【発明の効果】以上述べたように、本発明によれば、部
品点数を削減することにより、構成が簡単で、しかも高
い精度で光学走査を行うことができるミラー式光路偏向
装置を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】図1は本発明の一実施例を示すミラー式光路偏
向装置の概略斜視図である。
【図2】図1のミラー式光路偏向装置の背面図である。
【図3】図1の実施例の変形例を示す背面図である。
【図4】従来のミラー式光路偏向装置の一例を示す概略
斜視図である。
【符号の説明】
10 可動部 10a ミラー 10b アクチュエータコイル 20 フレキシブル基板 21 ばね板 22、23 被覆層 30 マグネット

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 コイルを装着したミラーを電磁力により
    回転可能に支持するミラー式光路偏向装置において、 上記ミラーを、弾性及び導電性を兼ね備えたフレキシブ
    ル基板により、回転可能に支持するように構成したこと
    を特徴とする、ミラー式光路偏向装置。
  2. 【請求項2】 前記フレキシブル基板の導電性弾性体
    を、リン青銅やベリリウム銅等の導電性ばね部材で構成
    するようにしたことを特徴とする、請求項1に記載のミ
    ラー式光路偏向装置。
  3. 【請求項3】 前記フレキシブル基板の変形する部分に
    対応する被覆層部分のカバー材あるいはベース材もしく
    はベース材およびカバー材の両方を取り除くようにした
    ことを特徴とする、請求項1もしくは2のいずれかに記
    載のミラー式光路偏向装置。
JP16411993A 1993-06-08 1993-06-08 ミラー式光路偏向装置 Pending JPH06349093A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP16411993A JPH06349093A (ja) 1993-06-08 1993-06-08 ミラー式光路偏向装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP16411993A JPH06349093A (ja) 1993-06-08 1993-06-08 ミラー式光路偏向装置

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH06349093A true JPH06349093A (ja) 1994-12-22

Family

ID=15787115

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP16411993A Pending JPH06349093A (ja) 1993-06-08 1993-06-08 ミラー式光路偏向装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH06349093A (ja)

Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2002311375A (ja) * 2001-04-17 2002-10-23 Olympus Optical Co Ltd ガルバノミラー
EP1887407A2 (en) * 2006-08-08 2008-02-13 Micro Precision Co. & Ltd. Electromagnetically actuating optical deflecting element
JP2012123364A (ja) * 2010-11-16 2012-06-28 Ricoh Co Ltd アクチュエータ装置、このアクチュエータ装置用の保護カバー、このアクチュエータの製造方法、このアクチュエータ装置を用いた光偏向装置、二次元光走査装置及びこれを用いた画像投影装置
JP2018124589A (ja) * 2018-05-08 2018-08-09 北陽電機株式会社 金属弾性部材及び微小機械装置

Cited By (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2002311375A (ja) * 2001-04-17 2002-10-23 Olympus Optical Co Ltd ガルバノミラー
JP4724308B2 (ja) * 2001-04-17 2011-07-13 オリンパス株式会社 ガルバノミラー
EP1887407A2 (en) * 2006-08-08 2008-02-13 Micro Precision Co. & Ltd. Electromagnetically actuating optical deflecting element
EP1887407A3 (en) * 2006-08-08 2009-11-04 Micro Precision Co. & Ltd. Electromagnetically actuating optical deflecting element
JP2012123364A (ja) * 2010-11-16 2012-06-28 Ricoh Co Ltd アクチュエータ装置、このアクチュエータ装置用の保護カバー、このアクチュエータの製造方法、このアクチュエータ装置を用いた光偏向装置、二次元光走査装置及びこれを用いた画像投影装置
JP2018124589A (ja) * 2018-05-08 2018-08-09 北陽電機株式会社 金属弾性部材及び微小機械装置

Similar Documents

Publication Publication Date Title
KR100402264B1 (ko) 플래나형 전자기적 엑튜에터
US6587284B2 (en) Objective lens driving apparatus
US7256926B2 (en) Optical deflector
US20050122602A1 (en) Optical deflector
US20030137711A1 (en) Rocking member apparatus
US6882455B2 (en) Movable structure, and deflection mirror element, optical switch element and shape variable mirror including the movable structure
US6181460B1 (en) Electromagnetic force controlled micromirror array
EP1876139A2 (en) Bi-axially driven MEMS Device
US20070171501A1 (en) Micromirror and micromirror device
CN112867960A (zh) 用于增强图像分辨率或减少散斑噪声的光学设备
JPH06349093A (ja) ミラー式光路偏向装置
JPH08223858A (ja) インナーロータモータ
JPH08334723A (ja) 光偏向素子
US20030002181A1 (en) Actuator assembly for tilting a mirror or like object
US6828698B2 (en) Gimbal for supporting a moveable mirror
JP2003302585A (ja) プレーナ型電磁アクチュエータ及びその制御方法
JP4376513B2 (ja) プレーナー型電磁アクチュエータ
US4650307A (en) Electromagnetic actuator
JP4723719B2 (ja) ガルバノミラー装置
JPH07325443A (ja) 画像形成装置
JP2001125037A (ja) プレーナ型ガルバノミラー
JP2986923B2 (ja) 静電的駆動装置
JP3488904B2 (ja) 電磁アクチュエータ
JP2002207176A (ja) 顕微鏡微動ステージ及び顕微鏡
JPH07274465A (ja) 光ビーム走査装置