JPH06348419A - ディスクアレイシステム - Google Patents
ディスクアレイシステムInfo
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- JPH06348419A JPH06348419A JP5137687A JP13768793A JPH06348419A JP H06348419 A JPH06348419 A JP H06348419A JP 5137687 A JP5137687 A JP 5137687A JP 13768793 A JP13768793 A JP 13768793A JP H06348419 A JPH06348419 A JP H06348419A
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- JP
- Japan
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- data
- backup
- disk
- parity
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- Signal Processing Not Specific To The Method Of Recording And Reproducing (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 ディスクアレイシステムに関し、複数のディ
スク装置に分散して記憶されたデータを高い信頼性で高
速にバックアップする。 【構成】 ディスクアレイコントローラは、複数のドラ
イブインタフェースを具備している。各ドライブインタ
フェースには、データおよびデータを保証するパリティ
が分散して記録再生されるディスク装置と、そのバック
アップ装置が接続されている。バックアップ装置は、デ
ィスク装置に記録されたデータおよびパリティの全部ま
たは一部を、装填されたバックアップ媒体との間で並列
転送する。これにより、いずれかひとつのバックアップ
装置でデータが消失しても、残りのデータ及びパリティ
によって消失したデータを回復させることができ、バッ
クアップの信頼性を向上させることができる。また、並
列転送を行うことによりバックアップ処理時間を短縮さ
せることができる。
スク装置に分散して記憶されたデータを高い信頼性で高
速にバックアップする。 【構成】 ディスクアレイコントローラは、複数のドラ
イブインタフェースを具備している。各ドライブインタ
フェースには、データおよびデータを保証するパリティ
が分散して記録再生されるディスク装置と、そのバック
アップ装置が接続されている。バックアップ装置は、デ
ィスク装置に記録されたデータおよびパリティの全部ま
たは一部を、装填されたバックアップ媒体との間で並列
転送する。これにより、いずれかひとつのバックアップ
装置でデータが消失しても、残りのデータ及びパリティ
によって消失したデータを回復させることができ、バッ
クアップの信頼性を向上させることができる。また、並
列転送を行うことによりバックアップ処理時間を短縮さ
せることができる。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は複数のディスク装置を有
するディスクアレイシステムに係り、特に複数のディス
ク装置に分散して記憶されたデータを高い信頼性で高速
にバックアップする機構を有するディスクアレイシステ
ムに関する。
するディスクアレイシステムに係り、特に複数のディス
ク装置に分散して記憶されたデータを高い信頼性で高速
にバックアップする機構を有するディスクアレイシステ
ムに関する。
【0002】
【従来の技術】従来から、特開平1ー250128号公
報においてディスクアレイシステムが開示されている。
ディスクアレイシステムの特徴は、複数のディスク装置
を同時多重で動作させることによってアクセス速度を単
独のディスク装置よりも高速化していることと、冗長デ
ィスクを用いることによって信頼性を単独のディスク装
置よりも向上させていることである。
報においてディスクアレイシステムが開示されている。
ディスクアレイシステムの特徴は、複数のディスク装置
を同時多重で動作させることによってアクセス速度を単
独のディスク装置よりも高速化していることと、冗長デ
ィスクを用いることによって信頼性を単独のディスク装
置よりも向上させていることである。
【0003】ディスク装置を高速化させる要因として
は、記録データのデータ転送速度の高速化と、単位時間
あたりの読み書き処理件数(IOスループット)の向上
とがあげられる。ディスクアレイシステムにおいては、
復数台のディスク装置における並列データ転送を可能と
することにより、データ転送速度を単独のディスク装置
よりも高速化させるとともに、ディスク装置に後述する
冗長度を持たせて信頼性を向上させている(後述するRA
ID3)。また、上記IOスループットを向上させるた
め、上記に加えて復数台のディスク装置に多重シーク/
回転待ちの制御を行わせるようにしたディスクアレイシ
ステムも存在する(後述するRAID5)。
は、記録データのデータ転送速度の高速化と、単位時間
あたりの読み書き処理件数(IOスループット)の向上
とがあげられる。ディスクアレイシステムにおいては、
復数台のディスク装置における並列データ転送を可能と
することにより、データ転送速度を単独のディスク装置
よりも高速化させるとともに、ディスク装置に後述する
冗長度を持たせて信頼性を向上させている(後述するRA
ID3)。また、上記IOスループットを向上させるた
め、上記に加えて復数台のディスク装置に多重シーク/
回転待ちの制御を行わせるようにしたディスクアレイシ
ステムも存在する(後述するRAID5)。
【0004】しかしながら、どのような構成のディスク
アレイシステムであっても、必ず複数台のディスク装置
が必要である。そして、現在多用されている標準的なデ
ィスク装置の平均故障時間(MTBF:Mean Time Betw
een Failures)は、5万時間程度である。したがって、
このディスク装置をN台用いたディスクアレイシステム
のMTBFは、5万/N時間程度となる。この値は、標
準的なディスク装置10台構成のディスクアレイシステ
ムの場合には5千時間=7ヶ月弱となるが、この値はシ
ステムの運用においては一般に許容しがたい値である。
そこで、複数のディスク装置に記録されるデータをパリ
ティグループと呼ばれるグループに分け、そのグループ
ごとにパリティ情報を付加することにより、パリティグ
ループ中の任意の1台のディスク装置が故障しても、デ
ータを回復できるようにしている。これがRAID(Re
dundant Arrays of Inexpensive Disks )である。RA
IDのMTBFは、
アレイシステムであっても、必ず複数台のディスク装置
が必要である。そして、現在多用されている標準的なデ
ィスク装置の平均故障時間(MTBF:Mean Time Betw
een Failures)は、5万時間程度である。したがって、
このディスク装置をN台用いたディスクアレイシステム
のMTBFは、5万/N時間程度となる。この値は、標
準的なディスク装置10台構成のディスクアレイシステ
ムの場合には5千時間=7ヶ月弱となるが、この値はシ
ステムの運用においては一般に許容しがたい値である。
そこで、複数のディスク装置に記録されるデータをパリ
ティグループと呼ばれるグループに分け、そのグループ
ごとにパリティ情報を付加することにより、パリティグ
ループ中の任意の1台のディスク装置が故障しても、デ
ータを回復できるようにしている。これがRAID(Re
dundant Arrays of Inexpensive Disks )である。RA
IDのMTBFは、
【0005】
【数1】
【0006】によって表わされるので、故障したディス
ク装置の交換と記憶されていたデータの回復に要する時
間であるMTTR(Mean Time To Repair )を最小限に
抑えれば、上記MTBFも最小限にすることができる。
すなわち、RAIDを採用することによって、ディスク
アレイシステムにおけるMTBFの低下を抑制してい
た。
ク装置の交換と記憶されていたデータの回復に要する時
間であるMTTR(Mean Time To Repair )を最小限に
抑えれば、上記MTBFも最小限にすることができる。
すなわち、RAIDを採用することによって、ディスク
アレイシステムにおけるMTBFの低下を抑制してい
た。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上述し
たMTBFの値は、ディスクアレイシステムを構成する
ディスク装置における障害が、各々のディスク装置ごと
に独立して発生するという仮定のもとで求められてい
る。このため、地震・火災などの大規模災害によって複
数台のディスク装置が同時に故障した場合や、障害回復
作業中のミスによる2重障害,操作ミスによるデータ消
失などの人為的事故の場合には、パリティ情報によるデ
ータの回復は事実上不可能となってしまうという問題点
があった。
たMTBFの値は、ディスクアレイシステムを構成する
ディスク装置における障害が、各々のディスク装置ごと
に独立して発生するという仮定のもとで求められてい
る。このため、地震・火災などの大規模災害によって複
数台のディスク装置が同時に故障した場合や、障害回復
作業中のミスによる2重障害,操作ミスによるデータ消
失などの人為的事故の場合には、パリティ情報によるデ
ータの回復は事実上不可能となってしまうという問題点
があった。
【0008】上記の問題点を解決するためには、ディス
ク装置に記憶されたデータのバックアップを定期的にと
ること以外に現実的方法はない。このため、従来よりホ
ストコンピュータとの中継を行う上位インタフェースに
バックアップ装置を接続し、このバックアップ装置を用
いてバックアップ媒体(磁気テープなど)へのバックア
ップが行われている。しかし、従来のバックアップは各
々のディスク装置ごとのバックアップを行うものであ
り、ディスクアレイシステムのバックアップを行うには
必ずしも最適ではないという問題点があった。
ク装置に記憶されたデータのバックアップを定期的にと
ること以外に現実的方法はない。このため、従来よりホ
ストコンピュータとの中継を行う上位インタフェースに
バックアップ装置を接続し、このバックアップ装置を用
いてバックアップ媒体(磁気テープなど)へのバックア
ップが行われている。しかし、従来のバックアップは各
々のディスク装置ごとのバックアップを行うものであ
り、ディスクアレイシステムのバックアップを行うには
必ずしも最適ではないという問題点があった。
【0009】すなわち、ディスク装置の総容量の増大に
伴って多数のバックアップ媒体を使用する必要が生じる
が、これは、バックアップ作業中に誤ったバックアップ
媒体を使用したり、バックアップ媒体自体を紛失したり
する危険性を増大させるとともに、バックアップ装置自
体に障害が発生した場合には、データの回復そのものを
不可能とする要因になる。さらに、ディスク装置の総容
量を増大させると、バックアップに必要な処理時間も増
大してしまう。例えば、標準的な5.25”ディスク装
置(容量1.5GB)を使用し、10台構成で1台をス
ペア、1台をパリティに割り当てることによって総容量
を10GBとする構成の場合には、これを標準的なバッ
クアップ用テープドライブ(約200kB/s)でバッ
クアップするために要する時間はおよそ14時間弱とな
ってしまい、オンラインサービスなどを行うためのオン
ライントランザクションシステムを採用しているセンタ
では、このようなバックアップを行うことが事実上不可
能となってしまう。
伴って多数のバックアップ媒体を使用する必要が生じる
が、これは、バックアップ作業中に誤ったバックアップ
媒体を使用したり、バックアップ媒体自体を紛失したり
する危険性を増大させるとともに、バックアップ装置自
体に障害が発生した場合には、データの回復そのものを
不可能とする要因になる。さらに、ディスク装置の総容
量を増大させると、バックアップに必要な処理時間も増
大してしまう。例えば、標準的な5.25”ディスク装
置(容量1.5GB)を使用し、10台構成で1台をス
ペア、1台をパリティに割り当てることによって総容量
を10GBとする構成の場合には、これを標準的なバッ
クアップ用テープドライブ(約200kB/s)でバッ
クアップするために要する時間はおよそ14時間弱とな
ってしまい、オンラインサービスなどを行うためのオン
ライントランザクションシステムを採用しているセンタ
では、このようなバックアップを行うことが事実上不可
能となってしまう。
【0010】また、バックアップ容量の増大に伴ってバ
ックアップ媒体自体の信頼性が問題とされるようになっ
た。すなわち、一般的なバックアップ媒体である磁気テ
ープのビット誤り率は1/1010程度であって、ディスク装
置のビット誤り率よりも高いため、前述した10台構成
のディスク装置(総容量10GB)の場合には、フルバ
ックアップ(すべてのディスク装置のバックアップ)を
行ったときに、バックアップデータ中にビット誤りが存
在する確率が無視できないものとなる。この場合、バッ
クアップ媒体はディスク装置に障害が発生したときにデ
ータを回復させるためのの最終的なデータ保持手段であ
ることから、バックアップ媒体からのデータの回復に失
敗すれば、元のデータが完全に失われてしまうという問
題点があった。
ックアップ媒体自体の信頼性が問題とされるようになっ
た。すなわち、一般的なバックアップ媒体である磁気テ
ープのビット誤り率は1/1010程度であって、ディスク装
置のビット誤り率よりも高いため、前述した10台構成
のディスク装置(総容量10GB)の場合には、フルバ
ックアップ(すべてのディスク装置のバックアップ)を
行ったときに、バックアップデータ中にビット誤りが存
在する確率が無視できないものとなる。この場合、バッ
クアップ媒体はディスク装置に障害が発生したときにデ
ータを回復させるためのの最終的なデータ保持手段であ
ることから、バックアップ媒体からのデータの回復に失
敗すれば、元のデータが完全に失われてしまうという問
題点があった。
【0011】したがって本発明の目的は、上記の問題点
を解決して、複数のディスク装置に分散して記憶された
データを高い信頼性で高速にバックアップする機構を有
するディスクアレイシステムを提供することにある。
を解決して、複数のディスク装置に分散して記憶された
データを高い信頼性で高速にバックアップする機構を有
するディスクアレイシステムを提供することにある。
【0012】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
め、本発明のディスクアレイシステムは、データおよび
データを保証するパリティが分散して記録再生される複
数のディスク装置と、前記複数のディスク装置との入出
力を中継する複数のドライブインタフェースおよび上位
装置との入出力を中継する上位インタフェースを有する
ディスクアレイコントローラを具備するディスクアレイ
システムにおいて、前記複数のディスク装置に記録され
たデータおよびパリティを並列転送し、複数のバックア
ップ媒体に対して同時に記録再生を行う複数のバックア
ップ装置を具備する構成としたものである。
め、本発明のディスクアレイシステムは、データおよび
データを保証するパリティが分散して記録再生される複
数のディスク装置と、前記複数のディスク装置との入出
力を中継する複数のドライブインタフェースおよび上位
装置との入出力を中継する上位インタフェースを有する
ディスクアレイコントローラを具備するディスクアレイ
システムにおいて、前記複数のディスク装置に記録され
たデータおよびパリティを並列転送し、複数のバックア
ップ媒体に対して同時に記録再生を行う複数のバックア
ップ装置を具備する構成としたものである。
【0013】また、前記複数のバックアップ媒体からそ
れぞれ再生されるデータの有効性を判定し、いずれかひ
とつのバックアップ媒体からのデータが無効と判定され
たときには他のバックアップ媒体からのデータおよびパ
リティによって無効とされたデータを回復する再生デー
タ判定回復手段を具備し、再生および回復されたデータ
およびパリティを前記複数のディスク装置に転送するも
のである。
れぞれ再生されるデータの有効性を判定し、いずれかひ
とつのバックアップ媒体からのデータが無効と判定され
たときには他のバックアップ媒体からのデータおよびパ
リティによって無効とされたデータを回復する再生デー
タ判定回復手段を具備し、再生および回復されたデータ
およびパリティを前記複数のディスク装置に転送するも
のである。
【0014】また、前記複数のバックアップ装置は前記
複数のドライブインタフェースにそれぞれ接続されてお
り、前記複数のディスク装置または前記複数のバックア
ップ媒体に記録されたデータおよびパリティを上位装置
を介さずに転送するものである。
複数のドライブインタフェースにそれぞれ接続されてお
り、前記複数のディスク装置または前記複数のバックア
ップ媒体に記録されたデータおよびパリティを上位装置
を介さずに転送するものである。
【0015】また、バックアップの対象とされるファイ
ルが属するパリティグループを判別するグループ判別手
段を有しており、前記ファイルが属するパリティグルー
プのみについて前記複数のバックアップ媒体に対する記
録再生を行うものである。
ルが属するパリティグループを判別するグループ判別手
段を有しており、前記ファイルが属するパリティグルー
プのみについて前記複数のバックアップ媒体に対する記
録再生を行うものである。
【0016】なお、前記複数のディスク装置に記録され
たデータおよびパリティを順次転送し、複数のバックア
ップ媒体に対して順次的に記録再生を行う単一のバック
アップ装置を具備する構成としてもよい。さらにこの場
合には、バックアップ装置を上位インタフェースに接続
する構成としてもよい。
たデータおよびパリティを順次転送し、複数のバックア
ップ媒体に対して順次的に記録再生を行う単一のバック
アップ装置を具備する構成としてもよい。さらにこの場
合には、バックアップ装置を上位インタフェースに接続
する構成としてもよい。
【0017】
【作用】上記構成に基づく作用を説明する。
【0018】本発明のディスクアレイシステムでは、デ
ータおよびデータを保証するパリティが分散して記録再
生される複数のディスク装置と、前記複数のディスク装
置との入出力を中継する複数のドライブインタフェース
および上位装置との入出力を中継する上位インタフェー
スを有するディスクアレイコントローラを具備するディ
スクアレイシステムにおいて、前記複数のディスク装置
に記録されたデータおよびパリティを並列転送し、複数
のバックアップ媒体に対して同時に記録再生を行う複数
のバックアップ装置を具備する構成とした。
ータおよびデータを保証するパリティが分散して記録再
生される複数のディスク装置と、前記複数のディスク装
置との入出力を中継する複数のドライブインタフェース
および上位装置との入出力を中継する上位インタフェー
スを有するディスクアレイコントローラを具備するディ
スクアレイシステムにおいて、前記複数のディスク装置
に記録されたデータおよびパリティを並列転送し、複数
のバックアップ媒体に対して同時に記録再生を行う複数
のバックアップ装置を具備する構成とした。
【0019】また、前記複数のバックアップ媒体からそ
れぞれ再生されるデータの有効性を判定し、いずれかひ
とつのバックアップ媒体からのデータが無効と判定され
たときには他のバックアップ媒体からのデータおよびパ
リティによって無効とされたデータを回復する再生デー
タ判定回復手段を具備し、再生および回復されたデータ
およびパリティを前記複数のディスク装置に転送する。
れぞれ再生されるデータの有効性を判定し、いずれかひ
とつのバックアップ媒体からのデータが無効と判定され
たときには他のバックアップ媒体からのデータおよびパ
リティによって無効とされたデータを回復する再生デー
タ判定回復手段を具備し、再生および回復されたデータ
およびパリティを前記複数のディスク装置に転送する。
【0020】また、前記複数のバックアップ装置は前記
複数のドライブインタフェースにそれぞれ接続されてお
り、前記複数のディスク装置または前記複数のバックア
ップ媒体に記録されたデータおよびパリティを上位装置
を介さずに転送する。
複数のドライブインタフェースにそれぞれ接続されてお
り、前記複数のディスク装置または前記複数のバックア
ップ媒体に記録されたデータおよびパリティを上位装置
を介さずに転送する。
【0021】また、バックアップの対象とされるファイ
ルが属するパリティグループを判別するグループ判別手
段を有しており、前記ファイルが属するパリティグルー
プのみについて前記複数のバックアップ媒体に対する記
録再生を行う。
ルが属するパリティグループを判別するグループ判別手
段を有しており、前記ファイルが属するパリティグルー
プのみについて前記複数のバックアップ媒体に対する記
録再生を行う。
【0022】したがって、バックアップ装置に装填され
たバックアップ媒体にはパリティを含めたデータが記録
され、バックアップ媒体においてもデータに冗長性を持
たせることができる。この転送は必ずしもディスク単位
で行う必要はなく、バックアップ対象ファイルとその対
象ファイルを含むパリティグループをバックアップ媒体
に記録することにより、対象ファイル単位でデータに冗
長性を持たせることもできる。
たバックアップ媒体にはパリティを含めたデータが記録
され、バックアップ媒体においてもデータに冗長性を持
たせることができる。この転送は必ずしもディスク単位
で行う必要はなく、バックアップ対象ファイルとその対
象ファイルを含むパリティグループをバックアップ媒体
に記録することにより、対象ファイル単位でデータに冗
長性を持たせることもできる。
【0023】これにより、何れかひとつのバックアップ
装置におけるバックアップ媒体の紛失や不良、およびバ
ックアップ装置自体の障害などによるデータ消失が発生
しても、失われたデータを回復できる。例えば、各ドラ
イブインタフェースに接続したバックアップ装置のうち
のいずれかひとつに障害があったときには、それ以外の
バックアップ装置に装填されたバックアップ媒体から読
み出したデータおよびパリティから、読み出し不能とな
ったデータを回復できる。
装置におけるバックアップ媒体の紛失や不良、およびバ
ックアップ装置自体の障害などによるデータ消失が発生
しても、失われたデータを回復できる。例えば、各ドラ
イブインタフェースに接続したバックアップ装置のうち
のいずれかひとつに障害があったときには、それ以外の
バックアップ装置に装填されたバックアップ媒体から読
み出したデータおよびパリティから、読み出し不能とな
ったデータを回復できる。
【0024】また、バックアップ処理および障害発生時
のデータ回復処理におけるデータ転送は、それぞれのド
ライブインタフェースにおけるデータ転送が並列して行
われるため、システム全体におけるデータ転送速度は向
上し、全ファイルのバックアップや、複数のディスクに
わたるファイルのバックアップに必要な処理時間をバッ
クアップ装置数に反比例して低減させることができる。
のデータ回復処理におけるデータ転送は、それぞれのド
ライブインタフェースにおけるデータ転送が並列して行
われるため、システム全体におけるデータ転送速度は向
上し、全ファイルのバックアップや、複数のディスクに
わたるファイルのバックアップに必要な処理時間をバッ
クアップ装置数に反比例して低減させることができる。
【0025】また、前記複数のディスク装置または前記
複数のバックアップ媒体に記録されたデータおよびパリ
ティはホストコンピュータなどの上位装置を介さずに転
送されるため、上位装置側ではディスクアレイシステム
におけるバックアップまたはデータ回復動作について認
識および制御を行う必要がなくなり、上位装置の負担を
軽減することができる。
複数のバックアップ媒体に記録されたデータおよびパリ
ティはホストコンピュータなどの上位装置を介さずに転
送されるため、上位装置側ではディスクアレイシステム
におけるバックアップまたはデータ回復動作について認
識および制御を行う必要がなくなり、上位装置の負担を
軽減することができる。
【0026】
【実施例】以下、本発明のディスクアレイシステムの一
実施例を図面を用いて詳細に説明する。
実施例を図面を用いて詳細に説明する。
【0027】図1は、本発明のディスクアレイシステム
の一実施例を示す構成図である。同図中、ホストコンピ
ュータ1には、ディスクアレイコントローラ2を接続す
る。ディスクアレイコントローラ2には、並列配置した
ディスク装置41〜44および5とバックアップ装置3
1〜35をSCSI(Small Computer System Interface)7
1〜75によって相互に接続する。
の一実施例を示す構成図である。同図中、ホストコンピ
ュータ1には、ディスクアレイコントローラ2を接続す
る。ディスクアレイコントローラ2には、並列配置した
ディスク装置41〜44および5とバックアップ装置3
1〜35をSCSI(Small Computer System Interface)7
1〜75によって相互に接続する。
【0028】ホストコンピュータ1側のディスクインタ
フェース11とディスクアレイコントローラ2側のホス
トインタフェース21(請求項中の上位インタフェース
に相当する)は、ホストコンピュータ1とディスクアレ
イコントローラ2との間のインタフェース制御を行う。
本実施例においては、インタフェース(図1中ではI/F
と略記)として、Small Computer System Interface 6
(以後、SCSIと略す。)を採用している。SCSIは、ANSI
(American National Standard Institute)で作成されIS
O(International Standard Organization)でも承認され
たコンピュータ周辺機器用インタフェースであり、磁気
ディスク装置のみならず光ディスク、磁気テープ装置、
プリンタ、スキャナなどもサポートしており、比較的小
型のコンピュータの分野に広く普及している。
フェース11とディスクアレイコントローラ2側のホス
トインタフェース21(請求項中の上位インタフェース
に相当する)は、ホストコンピュータ1とディスクアレ
イコントローラ2との間のインタフェース制御を行う。
本実施例においては、インタフェース(図1中ではI/F
と略記)として、Small Computer System Interface 6
(以後、SCSIと略す。)を採用している。SCSIは、ANSI
(American National Standard Institute)で作成されIS
O(International Standard Organization)でも承認され
たコンピュータ周辺機器用インタフェースであり、磁気
ディスク装置のみならず光ディスク、磁気テープ装置、
プリンタ、スキャナなどもサポートしており、比較的小
型のコンピュータの分野に広く普及している。
【0029】ディスクアレイコントローラ2は、複数の
ドライブインタフェース26にそれぞれ接続されている複
数のディスク装置41〜44および5を統括制御するこ
とにより、ホストコンピュータに対してあたかも通常の
一台のディスク装置が接続されているかのように見せか
ける。そして、ディスクアレイへの記録を行う場合に
は、ホストコンピュータ1から転送されるデータは、そ
の論理アドレスに応じてデータ転送制御23および転送
バッファ25によって各ディスク装置に分配されて記録
される。この分配方式については後述する。また、ディ
スク装置のうちの1台が故障した場合でもデータを回復
させることが可能となるように、ホストコンピュータ1
からの転送データに対して、冗長なデータ(以後、「パ
リティ」と記述する)を付加してディスク5へ書き込
む。このパリティの生成とチェックはパリティ生成/チ
ェック24で行う。一方、ホストコンピュータ1の要求
によってディスクアレイから再生を行う場合には、デー
タ転送制御23および転送バッファ25が各ディスク装
置に分配されて記録されたデータを統合して、ホストコ
ンピュータ1に対して転送する。
ドライブインタフェース26にそれぞれ接続されている複
数のディスク装置41〜44および5を統括制御するこ
とにより、ホストコンピュータに対してあたかも通常の
一台のディスク装置が接続されているかのように見せか
ける。そして、ディスクアレイへの記録を行う場合に
は、ホストコンピュータ1から転送されるデータは、そ
の論理アドレスに応じてデータ転送制御23および転送
バッファ25によって各ディスク装置に分配されて記録
される。この分配方式については後述する。また、ディ
スク装置のうちの1台が故障した場合でもデータを回復
させることが可能となるように、ホストコンピュータ1
からの転送データに対して、冗長なデータ(以後、「パ
リティ」と記述する)を付加してディスク5へ書き込
む。このパリティの生成とチェックはパリティ生成/チ
ェック24で行う。一方、ホストコンピュータ1の要求
によってディスクアレイから再生を行う場合には、デー
タ転送制御23および転送バッファ25が各ディスク装
置に分配されて記録されたデータを統合して、ホストコ
ンピュータ1に対して転送する。
【0030】ここで、ディスクアレイの各方式について
説明しておく。ディスクアレイの方式は、パリティ生成
グループの大きさと、パリティ情報のディスク装置上の
分配方式により、RAID0〜RAID5に区分される
が、このうちパリティを利用するのはRAID2〜5で
ある。ここでは、n個のデータディスクに対して1個の
パリティディスクが設けられている構成について、図2
〜5を用いて説明する。本発明はRAIDのレベルによ
らず、データ冗長性を持つディスクアレイ一般に対して
適用可能である。
説明しておく。ディスクアレイの方式は、パリティ生成
グループの大きさと、パリティ情報のディスク装置上の
分配方式により、RAID0〜RAID5に区分される
が、このうちパリティを利用するのはRAID2〜5で
ある。ここでは、n個のデータディスクに対して1個の
パリティディスクが設けられている構成について、図2
〜5を用いて説明する。本発明はRAIDのレベルによ
らず、データ冗長性を持つディスクアレイ一般に対して
適用可能である。
【0031】図2は、RAID2におけるデータ分配方
式を示す図である。RAID2はビットインターリーブ
であるため、データの各ビットはデータディスク1〜n
に、データから生成したパリティはパリティディスク5
に、それぞれ配置される。図3は、RAID3における
データ分配方式を示す図である。RAID3はバイトイ
ンターリーブであるため、データの各バイトはデータデ
ィスク1〜nに、パリティはパリティディスク5に、そ
れぞれ配置される。図4は、RAID4におけるデータ
分配方式を示す図である。RAID4はセクタインター
リーブであるため、パリティはストライプと呼ばれるグ
ループ単位毎に生成される。そして、データはデータデ
ィスク1〜nに、パリティはパリティディスク5に、そ
れぞれ配置される。図5は、RAID5におけるデータ
分配方式を示す図である。RAID5はRAID4と同
様のセクタインターリーブであるが、パリティを1つの
ディスク装置のみに集中して配置するのではなく、第1
のグループのパリティはディスク装置n+1に、第2の
グループのパリティはディスク装置nに、というように
各ストライプ毎に異なるディスク装置にパリティを分散
して配置させている。
式を示す図である。RAID2はビットインターリーブ
であるため、データの各ビットはデータディスク1〜n
に、データから生成したパリティはパリティディスク5
に、それぞれ配置される。図3は、RAID3における
データ分配方式を示す図である。RAID3はバイトイ
ンターリーブであるため、データの各バイトはデータデ
ィスク1〜nに、パリティはパリティディスク5に、そ
れぞれ配置される。図4は、RAID4におけるデータ
分配方式を示す図である。RAID4はセクタインター
リーブであるため、パリティはストライプと呼ばれるグ
ループ単位毎に生成される。そして、データはデータデ
ィスク1〜nに、パリティはパリティディスク5に、そ
れぞれ配置される。図5は、RAID5におけるデータ
分配方式を示す図である。RAID5はRAID4と同
様のセクタインターリーブであるが、パリティを1つの
ディスク装置のみに集中して配置するのではなく、第1
のグループのパリティはディスク装置n+1に、第2の
グループのパリティはディスク装置nに、というように
各ストライプ毎に異なるディスク装置にパリティを分散
して配置させている。
【0032】図1において、バックアップ装置31〜3
5は、ディスクアレイシステムに記録されたデータのバ
ックアップを行うためのものである。ディスクアレイシ
ステムにおいては、任意の1台のディスク装置で障害が
発生してもデータを失わず、元のデータを回復させるこ
とが可能であるが、多重障害が発生した場合やオペレー
タミスによって誤ってデータが消去された場合には完全
にデータを失ってしまい、回復させることはできない。
したがって、これを防止するためにバックアップ装置3
1〜35が必要となる。バックアップ装置としては、磁
気テープ装置、光磁気ディスク装置など、記憶容量当り
のコストが安い可換媒体の記憶装置が主に使用されてい
るが、近年では5GBの容量を有する8mm磁気テープ装置
など、大容量の装置が実用化されつつある。
5は、ディスクアレイシステムに記録されたデータのバ
ックアップを行うためのものである。ディスクアレイシ
ステムにおいては、任意の1台のディスク装置で障害が
発生してもデータを失わず、元のデータを回復させるこ
とが可能であるが、多重障害が発生した場合やオペレー
タミスによって誤ってデータが消去された場合には完全
にデータを失ってしまい、回復させることはできない。
したがって、これを防止するためにバックアップ装置3
1〜35が必要となる。バックアップ装置としては、磁
気テープ装置、光磁気ディスク装置など、記憶容量当り
のコストが安い可換媒体の記憶装置が主に使用されてい
るが、近年では5GBの容量を有する8mm磁気テープ装置
など、大容量の装置が実用化されつつある。
【0033】次に、本発明のディスクアレイシステムに
おけるバックアップ動作について説明する。
おけるバックアップ動作について説明する。
【0034】本実施例では、目的とする情報を構成する
データとともにデータを保証するためのパリティデータ
も同時にバックアップ装置に転送して、バックアップ装
置に装填されたバックアップ媒体にパリティ情報を含め
たデータの記録を行う。ディスクアレイコントローラ2
は、バックアップを指示するコマンドをホストコンピュ
ータ1から受け取ると、コマンドで指示されたデータだ
けでなく、指示されたデータを保証するパリティも同時
にバックアップ装置に転送する。このとき、従来と違っ
て、データおよびパリティはホストインタフェース21
を介さずにディスク装置からバックアップ装置に転送さ
れるので、ホストコンピュータ1がパリティを認識する
ことはない。
データとともにデータを保証するためのパリティデータ
も同時にバックアップ装置に転送して、バックアップ装
置に装填されたバックアップ媒体にパリティ情報を含め
たデータの記録を行う。ディスクアレイコントローラ2
は、バックアップを指示するコマンドをホストコンピュ
ータ1から受け取ると、コマンドで指示されたデータだ
けでなく、指示されたデータを保証するパリティも同時
にバックアップ装置に転送する。このとき、従来と違っ
て、データおよびパリティはホストインタフェース21
を介さずにディスク装置からバックアップ装置に転送さ
れるので、ホストコンピュータ1がパリティを認識する
ことはない。
【0035】すなわち、データディスク41〜44に記
録されたデータは、それぞれSCSIバス71〜74を
通してバックアップ装置31〜34に、またパリティデ
ィスク5に記録されたパリティは、SCSIバス75を
通してバックアップ装置35にそれぞれ転送されて、各
バックアップ装置に装填されたバックアップ媒体に記録
される。このデータ転送を実現させる方法は、SCSI
のcopyコマンドを用いる方法でも、転送バッファ2
5を用いる方法でも、どちらでもよい。なお、ホストコ
ンピュータ1は、ディスクアレイコントローラ2以下を
1台のディスク装置として認識しているので、以上のバ
ックアップ動作を実現するためにはディスクアレイコン
トローラ2側でバックアップ用のコマンドをサポートし
なければならない。このコマンドはSCSIでは規定さ
れていないが、ベンダユニークとして実施することがで
きる。
録されたデータは、それぞれSCSIバス71〜74を
通してバックアップ装置31〜34に、またパリティデ
ィスク5に記録されたパリティは、SCSIバス75を
通してバックアップ装置35にそれぞれ転送されて、各
バックアップ装置に装填されたバックアップ媒体に記録
される。このデータ転送を実現させる方法は、SCSI
のcopyコマンドを用いる方法でも、転送バッファ2
5を用いる方法でも、どちらでもよい。なお、ホストコ
ンピュータ1は、ディスクアレイコントローラ2以下を
1台のディスク装置として認識しているので、以上のバ
ックアップ動作を実現するためにはディスクアレイコン
トローラ2側でバックアップ用のコマンドをサポートし
なければならない。このコマンドはSCSIでは規定さ
れていないが、ベンダユニークとして実施することがで
きる。
【0036】以上のバックアップ動作では、転送するデ
ータ量はパリティ情報をつけ加えた分だけ増加するが、
バックアップ処理時間は短縮することができる。すなわ
ち、標準的なバックアップ装置(例えばバックアップ用
テープドライブ)におけるデータ転送速度はディスク装
置よりも低速なのでバックアップ処理時間はバックアッ
プ装置の転送速度に依存し、複数のバックアップ装置に
対して各ディスク装置からデータの並列転送を行うこと
により、バックアップ処理時間が短縮される。例えば、
図1に示したようにデータディスク4台、パリティディ
スク1台の構成のときには、バックアップ処理時間は従
来にくらべて1/4となる。
ータ量はパリティ情報をつけ加えた分だけ増加するが、
バックアップ処理時間は短縮することができる。すなわ
ち、標準的なバックアップ装置(例えばバックアップ用
テープドライブ)におけるデータ転送速度はディスク装
置よりも低速なのでバックアップ処理時間はバックアッ
プ装置の転送速度に依存し、複数のバックアップ装置に
対して各ディスク装置からデータの並列転送を行うこと
により、バックアップ処理時間が短縮される。例えば、
図1に示したようにデータディスク4台、パリティディ
スク1台の構成のときには、バックアップ処理時間は従
来にくらべて1/4となる。
【0037】図6は、本発明のディスクアレイシステム
におけるファイル単位のバックアップの説明図である。
ディスクアレイシステムでは、パリティを利用したデー
タ回復を可能にするため、バックアップはパリティ生成
グループの大きさを単位として行われる。このとき、あ
るファイルがバックアップ対象として指定された場合に
ついて考える。ディスクアレイシステムがRAID2で
あるときは、同一パリティグループ内に違うファイルデ
ータが含まれていることは有りえないため、特に問題は
ない。しかしながら、ディスクアレイシステムが、RA
ID3,4,5のいずれかである場合には、同一パリティ
グループ内に違うファイルデータが含まれている可能性
がある。
におけるファイル単位のバックアップの説明図である。
ディスクアレイシステムでは、パリティを利用したデー
タ回復を可能にするため、バックアップはパリティ生成
グループの大きさを単位として行われる。このとき、あ
るファイルがバックアップ対象として指定された場合に
ついて考える。ディスクアレイシステムがRAID2で
あるときは、同一パリティグループ内に違うファイルデ
ータが含まれていることは有りえないため、特に問題は
ない。しかしながら、ディスクアレイシステムが、RA
ID3,4,5のいずれかである場合には、同一パリティ
グループ内に違うファイルデータが含まれている可能性
がある。
【0038】図6において、ディスク1〜3は、アレイ
コントローラに接続され統括制御されているディスク領
域を概念的に示している。実際にはSCSIバス上には
複数のディスクが接続されていてもよい。例えば、ファ
イル1のみをバックアップ装置にバックアップすること
を考える。ファイルのディスクへの分配方式は種々存在
するが、ファイル1は2つのディスク1、2および2つ
のパリティグループ1、2に渡って格納されており、デ
ィスク1のパリティグループ1にはファイル2が格納さ
れているものとする。したがって、ファイル1のバック
アップにおいては、ファイル1の格納されているディス
ク1,2のデータがSCSIバス1,2を通してバック
アップ装置1,2に転送される。このとき、パリティグ
ループ1,2に記録されているデータのバックアップが
行われることになる。したがって、パリティグループ1
に含まれて記録されているファイル2も、同時にバック
アップされることになる。また、これと並行してディス
ク3のパリティグループ1,2のデータが、それぞれS
CSIバス3を通してバックアップ装置に転送される。
コントローラに接続され統括制御されているディスク領
域を概念的に示している。実際にはSCSIバス上には
複数のディスクが接続されていてもよい。例えば、ファ
イル1のみをバックアップ装置にバックアップすること
を考える。ファイルのディスクへの分配方式は種々存在
するが、ファイル1は2つのディスク1、2および2つ
のパリティグループ1、2に渡って格納されており、デ
ィスク1のパリティグループ1にはファイル2が格納さ
れているものとする。したがって、ファイル1のバック
アップにおいては、ファイル1の格納されているディス
ク1,2のデータがSCSIバス1,2を通してバック
アップ装置1,2に転送される。このとき、パリティグ
ループ1,2に記録されているデータのバックアップが
行われることになる。したがって、パリティグループ1
に含まれて記録されているファイル2も、同時にバック
アップされることになる。また、これと並行してディス
ク3のパリティグループ1,2のデータが、それぞれS
CSIバス3を通してバックアップ装置に転送される。
【0039】一方、ファイル1とファイル2を同時にバ
ックアップする場合を考える。この場合には、パリティ
グループ1,2を転送すれば、必要なデータをすべてバ
ックアップできるので、ディスクアレイコントローラが
転送すべきパリティグループを管理するようにすれば、
処理効率を向上させることができる。すなわち、ファイ
ル1とファイル2を別々にバックアップした場合には、
パリティグループ1が重複して2回バックアップされて
しまうことになるので、同一パリティグループに記録さ
れたファイルは1回だけバックアップされるように、デ
ィスクアレイコントローラが制御を行う。
ックアップする場合を考える。この場合には、パリティ
グループ1,2を転送すれば、必要なデータをすべてバ
ックアップできるので、ディスクアレイコントローラが
転送すべきパリティグループを管理するようにすれば、
処理効率を向上させることができる。すなわち、ファイ
ル1とファイル2を別々にバックアップした場合には、
パリティグループ1が重複して2回バックアップされて
しまうことになるので、同一パリティグループに記録さ
れたファイルは1回だけバックアップされるように、デ
ィスクアレイコントローラが制御を行う。
【0040】次に、本発明のディスクアレイシステムに
おけるデータ回復動作について説明する。このとき、前
述したようにバックアップ媒体に記録されたデータには
パリティが含まれているため、データの一部が消失する
ことがあってもディスク装置へのデータの回復は可能で
ある。
おけるデータ回復動作について説明する。このとき、前
述したようにバックアップ媒体に記録されたデータには
パリティが含まれているため、データの一部が消失する
ことがあってもディスク装置へのデータの回復は可能で
ある。
【0041】図1において、データ回復を行う場合に
は、バックアップ装置31〜35からディスク41〜4
4および5にデータ転送を行う。バックアップの場合と
同様、データを並列転送させることによって、データ回
復の処理時間を従来より短縮させることができる。バッ
クアップ装置31〜35のうちの何れかひとつの装置で
データ消失が発生したときには、それ以外のバックアッ
プ装置から読み出したデータとパリティ情報を用いて消
失したデータを復元して、データ消失が発生したディス
ク上に回復する。データ消失の原因としては、ビット誤
りなどで記録データの一部が読み出せないなど部分的消
失による場合と、バックアップ装置の障害やバックアッ
プ媒体の紛失、破損など全面的消失による場合の2通り
の場合が考えられるが、いずれの場合においてもデータ
回復を行うときの基本的動作は同じである。例えば、バ
ックアップ装置31においてデータ消失が発生した場
合、バックアップ装置32〜35から読み出したデータ
とパリティ情報から消失したデータを復元して、ディス
ク41上に回復する。このとき、アレイコントローラ2
がバックアップ装置3でのデータ読み出しの状態を認識
し、データ消失を検出したときにパリティによるデータ
回復を行うことにより、ホストコンピュータ1には通常
のバックアップであるかのように認識させることが可能
である。
は、バックアップ装置31〜35からディスク41〜4
4および5にデータ転送を行う。バックアップの場合と
同様、データを並列転送させることによって、データ回
復の処理時間を従来より短縮させることができる。バッ
クアップ装置31〜35のうちの何れかひとつの装置で
データ消失が発生したときには、それ以外のバックアッ
プ装置から読み出したデータとパリティ情報を用いて消
失したデータを復元して、データ消失が発生したディス
ク上に回復する。データ消失の原因としては、ビット誤
りなどで記録データの一部が読み出せないなど部分的消
失による場合と、バックアップ装置の障害やバックアッ
プ媒体の紛失、破損など全面的消失による場合の2通り
の場合が考えられるが、いずれの場合においてもデータ
回復を行うときの基本的動作は同じである。例えば、バ
ックアップ装置31においてデータ消失が発生した場
合、バックアップ装置32〜35から読み出したデータ
とパリティ情報から消失したデータを復元して、ディス
ク41上に回復する。このとき、アレイコントローラ2
がバックアップ装置3でのデータ読み出しの状態を認識
し、データ消失を検出したときにパリティによるデータ
回復を行うことにより、ホストコンピュータ1には通常
のバックアップであるかのように認識させることが可能
である。
【0042】パリティ情報を用いたデータ回復として
は、2通りの方式が考えられる。第1の方式は、正常に
読み出せるバックアップ装置からディスクにデータを転
送し、転送終了後にディスクに転送されたデータを用い
て障害のあったディスクのデータを回復する方式であ
る。例えば、前述のようにバックアップ装置31でデー
タの消失が発生した場合には、まずバックアップ装置3
2〜35からディスク42〜44および5に対するデー
タ転送を行う。転送終了後、ディスク42〜44および
5からデータを読み出し、パリティ生成/チェック24
で消失したデータを復元して、ディスク41に復元され
たデータを書き込む。ディスクアレイコントローラ2に
設けられた転送バッファ25を使用せず、SCSIのc
opyコマンドによってバックアップ装置からディスク
への転送を行うときには、この方式を用いる。
は、2通りの方式が考えられる。第1の方式は、正常に
読み出せるバックアップ装置からディスクにデータを転
送し、転送終了後にディスクに転送されたデータを用い
て障害のあったディスクのデータを回復する方式であ
る。例えば、前述のようにバックアップ装置31でデー
タの消失が発生した場合には、まずバックアップ装置3
2〜35からディスク42〜44および5に対するデー
タ転送を行う。転送終了後、ディスク42〜44および
5からデータを読み出し、パリティ生成/チェック24
で消失したデータを復元して、ディスク41に復元され
たデータを書き込む。ディスクアレイコントローラ2に
設けられた転送バッファ25を使用せず、SCSIのc
opyコマンドによってバックアップ装置からディスク
への転送を行うときには、この方式を用いる。
【0043】第2の方式は、バックアップ装置からディ
スクへデータ転送を行うのと同時にパリティを生成して
ディスクに書き込む方式である。例えば、前述のように
バックアップ装置31でデータの消失が発生した場合に
は、バックアップ装置32〜35のデータを一旦転送バ
ッファ25に読み出した後、パリティ生成/チェック2
4で消失したデータを復元して、ディスク41〜44お
よび5にこれを書き込む。この方式では、ディスクから
のデータ読み出しが不要となるので、全ディスクのデー
タ回復を第1の方式よりも高速に行うことができる。
スクへデータ転送を行うのと同時にパリティを生成して
ディスクに書き込む方式である。例えば、前述のように
バックアップ装置31でデータの消失が発生した場合に
は、バックアップ装置32〜35のデータを一旦転送バ
ッファ25に読み出した後、パリティ生成/チェック2
4で消失したデータを復元して、ディスク41〜44お
よび5にこれを書き込む。この方式では、ディスクから
のデータ読み出しが不要となるので、全ディスクのデー
タ回復を第1の方式よりも高速に行うことができる。
【0044】上述した実施例における構成では、ディス
クアレイコントローラの各ドライブインタフェースに、
それぞれバックアップ装置を接続することにより、複数
台のバックアップ装置を使用していた。しかし、ディス
クアレイコントローラに接続するバックアップ装置を1
台とする構成でもよい。この場合には、パリティ情報を
含めたディスクアレイ各列のデータを順次転送して記録
することにより、データ冗長性を有するバックアップを
行うことができる。またバックアップ装置を、ディスク
アレイコントローラのドライブインタフェースではな
く、ホストコンピュータのインタフェースにディスクア
レイコントローラと同様に接続する構成とすることもで
きる。バックアップ装置の接続台数は1台または複数台
のどちらでもよい。バックアップを行う場合には、ディ
スクアレイシステムを構成する各ディスク装置に記録さ
れたデータを、パリティ情報も含めてバックアップ装置
に順次転送してこれを記録する。このとき、バックアッ
プ装置が複数台接続された構成であれば、1台の構成の
場合よりもデータ転送速度を向上させて、バックアップ
処理時間を短縮することができる。なお、この構成の場
合は、ホストコンピュータからのバックアップコマンド
を受信したときには、ディスク装置に記録されたデータ
とともにパリティもバックアップ装置に転送するよう
に、ディスクアレイコントローラにおいて制御を行う必
要がある。
クアレイコントローラの各ドライブインタフェースに、
それぞれバックアップ装置を接続することにより、複数
台のバックアップ装置を使用していた。しかし、ディス
クアレイコントローラに接続するバックアップ装置を1
台とする構成でもよい。この場合には、パリティ情報を
含めたディスクアレイ各列のデータを順次転送して記録
することにより、データ冗長性を有するバックアップを
行うことができる。またバックアップ装置を、ディスク
アレイコントローラのドライブインタフェースではな
く、ホストコンピュータのインタフェースにディスクア
レイコントローラと同様に接続する構成とすることもで
きる。バックアップ装置の接続台数は1台または複数台
のどちらでもよい。バックアップを行う場合には、ディ
スクアレイシステムを構成する各ディスク装置に記録さ
れたデータを、パリティ情報も含めてバックアップ装置
に順次転送してこれを記録する。このとき、バックアッ
プ装置が複数台接続された構成であれば、1台の構成の
場合よりもデータ転送速度を向上させて、バックアップ
処理時間を短縮することができる。なお、この構成の場
合は、ホストコンピュータからのバックアップコマンド
を受信したときには、ディスク装置に記録されたデータ
とともにパリティもバックアップ装置に転送するよう
に、ディスクアレイコントローラにおいて制御を行う必
要がある。
【0045】
【発明の効果】以上詳しく説明したように、本発明のデ
ィスクアレイシステムによれば、データおよびデータを
保証するパリティが分散して記録再生される複数のディ
スク装置と、前記複数のディスク装置との入出力を中継
する複数のドライブインタフェースおよび上位装置との
入出力を中継する上位インタフェースを有するディスク
アレイコントローラを具備するディスクアレイシステム
において、前記複数のディスク装置に記録されたデータ
およびパリティを並列転送し、複数のバックアップ媒体
に対して同時に記録再生を行う複数のバックアップ装置
を具備する構成とした。
ィスクアレイシステムによれば、データおよびデータを
保証するパリティが分散して記録再生される複数のディ
スク装置と、前記複数のディスク装置との入出力を中継
する複数のドライブインタフェースおよび上位装置との
入出力を中継する上位インタフェースを有するディスク
アレイコントローラを具備するディスクアレイシステム
において、前記複数のディスク装置に記録されたデータ
およびパリティを並列転送し、複数のバックアップ媒体
に対して同時に記録再生を行う複数のバックアップ装置
を具備する構成とした。
【0046】また、前記複数のバックアップ媒体からそ
れぞれ再生されるデータの有効性を判定し、いずれかひ
とつのバックアップ媒体からのデータが無効と判定され
たときには他のバックアップ媒体からのデータおよびパ
リティによって無効とされたデータを回復する再生デー
タ判定回復手段を具備し、再生および回復されたデータ
およびパリティを前記複数のディスク装置に転送する。
れぞれ再生されるデータの有効性を判定し、いずれかひ
とつのバックアップ媒体からのデータが無効と判定され
たときには他のバックアップ媒体からのデータおよびパ
リティによって無効とされたデータを回復する再生デー
タ判定回復手段を具備し、再生および回復されたデータ
およびパリティを前記複数のディスク装置に転送する。
【0047】また、前記複数のバックアップ装置は前記
複数のドライブインタフェースにそれぞれ接続されてお
り、前記複数のディスク装置または前記複数のバックア
ップ媒体に記録されたデータおよびパリティを上位装置
を介さずに転送する。
複数のドライブインタフェースにそれぞれ接続されてお
り、前記複数のディスク装置または前記複数のバックア
ップ媒体に記録されたデータおよびパリティを上位装置
を介さずに転送する。
【0048】また、バックアップの対象とされるファイ
ルが属するパリティグループを判別するグループ判別手
段を有しており、前記ファイルが属するパリティグルー
プのみについて前記複数のバックアップ媒体に対する記
録再生を行う。
ルが属するパリティグループを判別するグループ判別手
段を有しており、前記ファイルが属するパリティグルー
プのみについて前記複数のバックアップ媒体に対する記
録再生を行う。
【0049】したがって、バックアップ装置に装填され
たバックアップ媒体にはパリティを含めたデータが記録
され、バックアップ媒体においてもデータに冗長性を持
たせることができるという効果が得られる。この転送は
必ずしもディスク単位で行う必要はなく、バックアップ
対象ファイルとその対象ファイルを含むパリティグルー
プをバックアップ媒体に記録することにより、対象ファ
イル単位でデータに冗長性を持たせることもできるとい
う効果が得られる。
たバックアップ媒体にはパリティを含めたデータが記録
され、バックアップ媒体においてもデータに冗長性を持
たせることができるという効果が得られる。この転送は
必ずしもディスク単位で行う必要はなく、バックアップ
対象ファイルとその対象ファイルを含むパリティグルー
プをバックアップ媒体に記録することにより、対象ファ
イル単位でデータに冗長性を持たせることもできるとい
う効果が得られる。
【0050】これにより、何れかひとつのバックアップ
装置におけるバックアップ媒体の紛失や不良、およびバ
ックアップ装置自体の障害などによるデータ消失が発生
しても、失われたデータを回復できるという効果が得ら
れる。例えば、各ドライブインタフェースに接続したバ
ックアップ装置のうちのいずれかひとつに障害があった
ときには、それ以外のバックアップ装置に装填されたバ
ックアップ媒体から読み出したデータおよびパリティか
ら、読み出し不能となったデータを回復できるという効
果が得られる。
装置におけるバックアップ媒体の紛失や不良、およびバ
ックアップ装置自体の障害などによるデータ消失が発生
しても、失われたデータを回復できるという効果が得ら
れる。例えば、各ドライブインタフェースに接続したバ
ックアップ装置のうちのいずれかひとつに障害があった
ときには、それ以外のバックアップ装置に装填されたバ
ックアップ媒体から読み出したデータおよびパリティか
ら、読み出し不能となったデータを回復できるという効
果が得られる。
【0051】また、バックアップ処理および障害発生時
のデータ回復処理におけるデータ転送は、それぞれのド
ライブインタフェースにおけるデータ転送が並列して行
われるため、システム全体におけるデータ転送速度は向
上し、全ファイルのバックアップや、複数のディスクに
わたるファイルのバックアップに必要な処理時間をバッ
クアップ装置数に反比例して低減させることができると
いう効果が得られる。
のデータ回復処理におけるデータ転送は、それぞれのド
ライブインタフェースにおけるデータ転送が並列して行
われるため、システム全体におけるデータ転送速度は向
上し、全ファイルのバックアップや、複数のディスクに
わたるファイルのバックアップに必要な処理時間をバッ
クアップ装置数に反比例して低減させることができると
いう効果が得られる。
【0052】また、前記複数のディスク装置または前記
複数のバックアップ媒体に記録されたデータおよびパリ
ティはホストコンピュータなどの上位装置を介さずに転
送されるため、上位装置側ではディスクアレイシステム
におけるバックアップまたはデータ回復動作について認
識および制御を行う必要がなくなり、上位装置の負担を
軽減することができるという効果が得られる。
複数のバックアップ媒体に記録されたデータおよびパリ
ティはホストコンピュータなどの上位装置を介さずに転
送されるため、上位装置側ではディスクアレイシステム
におけるバックアップまたはデータ回復動作について認
識および制御を行う必要がなくなり、上位装置の負担を
軽減することができるという効果が得られる。
【図1】本発明のディスクアレイシステムの一実施例を
示す構成図である。
示す構成図である。
【図2】RAID2におけるデータ分配方式を示す図で
ある。
ある。
【図3】RAID3におけるデータ分配方式を示す図で
ある。
ある。
【図4】RAID4におけるデータ分配方式を示す図で
ある。
ある。
【図5】RAID5におけるデータ分配方式を示す図で
ある。
ある。
【図6】本発明のディスクアレイシステムにおけるファ
イル単位のバックアップの説明図である。
イル単位のバックアップの説明図である。
1 ホストコンピュータ 2 ディスクアレイコントローラ 31,32,34,35 バックアップ装置 41,42,44 データディスク 5 パリティディスク 6,71,72,74,75 SCSIバス
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 本田 聖志 神奈川県横浜市戸塚区吉田町292番地 株 式会社日立製作所マイクロエレクトロニク ス機器開発研究所内 (72)発明者 大野 修司 神奈川県横浜市戸塚区吉田町292番地 株 式会社日立製作所マイクロエレクトロニク ス機器開発研究所内
Claims (4)
- 【請求項1】 データおよびデータを保証するパリティ
が分散して記録再生される複数のディスク装置と、 前記複数のディスク装置との入出力を中継する複数のド
ライブインタフェースおよび上位装置との入出力を中継
する上位インタフェースを有するディスクアレイコント
ローラを具備するディスクアレイシステムにおいて、 前記複数のディスク装置に記録されたデータおよびパリ
ティを並列転送し、複数のバックアップ媒体に対して同
時に記録再生を行う複数のバックアップ装置を具備する
構成としたことを特徴とするディスクアレイシステム。 - 【請求項2】 前記複数のバックアップ媒体からそれぞ
れ再生されるデータの有効性を判定し、いずれかひとつ
のバックアップ媒体からのデータが無効と判定されたと
きには他のバックアップ媒体からのデータおよびパリテ
ィによって無効とされたデータを回復する再生データ判
定回復手段を具備し、 再生および回復されたデータおよびパリティを前記複数
のディスク装置に転送することを特徴とする請求項1記
載のディスクアレイシステム。 - 【請求項3】 前記複数のバックアップ装置は前記複数
のドライブインタフェースにそれぞれ接続されており、 前記複数のディスク装置または前記複数のバックアップ
媒体に記録されたデータおよびパリティを上位装置を介
さずに転送することを特徴とする請求項1または2記載
のディスクアレイシステム。 - 【請求項4】 バックアップの対象とされるファイルが
属するパリティグループを判別するグループ判別手段を
有しており、 前記ファイルが属するパリティグループのみについて前
記複数のバックアップ媒体に対する記録再生を行うこと
を特徴とする請求項1〜3のいずれか一項記載のディス
クアレイシステム。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP5137687A JPH06348419A (ja) | 1993-06-08 | 1993-06-08 | ディスクアレイシステム |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP5137687A JPH06348419A (ja) | 1993-06-08 | 1993-06-08 | ディスクアレイシステム |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH06348419A true JPH06348419A (ja) | 1994-12-22 |
Family
ID=15204465
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP5137687A Pending JPH06348419A (ja) | 1993-06-08 | 1993-06-08 | ディスクアレイシステム |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH06348419A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US10880083B2 (en) | 2017-06-20 | 2020-12-29 | Fujitsu Limited | Information processing apparatus and method |
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1993
- 1993-06-08 JP JP5137687A patent/JPH06348419A/ja active Pending
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US10880083B2 (en) | 2017-06-20 | 2020-12-29 | Fujitsu Limited | Information processing apparatus and method |
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