JPH06346395A - 抄紙機のマルチシリンダ乾燥機のポケット空間の通気方法と装置 - Google Patents

抄紙機のマルチシリンダ乾燥機のポケット空間の通気方法と装置

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JPH06346395A
JPH06346395A JP6089198A JP8919894A JPH06346395A JP H06346395 A JPH06346395 A JP H06346395A JP 6089198 A JP6089198 A JP 6089198A JP 8919894 A JP8919894 A JP 8919894A JP H06346395 A JPH06346395 A JP H06346395A
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    • D21F5/00Dryer section of machines for making continuous webs of paper
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    • D21F5/042Drying on cylinders on two or more drying cylinders in combination with suction or blowing devices
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Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【目的】 少ない空気流でポケット空間の通気と空気の
平衡を達成し、ワイヤガイドロールでの出口ニップに生
じる負圧の圧力レベルを変更する抄紙機のマルチシリン
ダ乾燥機におけるポケット空間の通気方法と装置を提
供。 【構成】 走行速度が毎分800 メートルより速い高速抄
紙機のマルチシリンダ乾燥機におけるポケット空間(T)
の通気方法において、ツインワイヤ・ドローでは、乾燥
グループにおける乾燥シリンダ(11、12) が一方を他方の
上にして2列(R1、R2) に配列され、各列には、一連のシ
リンダ(11、12) が上列と下列に連動するように位置し、
そのシリンダグループの各々には、上部ワイヤ(F1)と下
部ワイヤ(F2)の2つの乾燥ワイヤ(F1、F2) があり、これ
によって紙ウエブ(W) が乾燥シリンダの加熱面に押し付
けられ、シリンダ間の間隙に設けられたガイドロールに
よって導かれ、この間隙では、紙ウエブ(W) がシリンダ
の列の間を自由ドローとして走行する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、抄紙機、とくに、いわ
ゆるツインワイヤ・ドローの領域において走行速度が毎
分800 メートルより速い高速抄紙機のマルチシリンダ乾
燥機におけるポケット空間の通気方法に関するものであ
り、ツインワイヤ・ドローでは、乾燥グループにおける
乾燥シリンダが一方を他方の上にして2列に配列され、
各列には、一連のシリンダが上列と下列に連動するよう
に位置し、そのシリンダグループの各々には、上部ワイ
ヤと下部ワイヤの2つの乾燥ワイヤがあり、これによっ
て紙ウエブが乾燥シリンダの加熱面に押し付けられ、シ
リンダ間の間隙に設けられたガイドロールによって導か
れ、この間隙では、紙ウエブがシリンダの列の間を自由
ドローとして走行し、さらに、ポケット空間がウエブの
自由ドローと上部ワイヤおよびそのガイドロールと下列
の乾燥シリンダとの間の領域に形成され、同様にして、
隣接するポケット空間がウエブの自由ドロー、下部ワイ
ヤ、そのガイドロールおよび上列の乾燥シリンダの間に
形成され、ポケット空間は、マルチシリンダ乾燥機のワ
イヤにより誘導された空気のポンピングにより通気さ
れ、ガイドロールの入口側でワイヤが空気をポケット空
間にワイヤを通して送り込み、さらに、ワイヤが空気を
ワイヤのガイドロールの出口側でポケット空間から送出
する通気方法に関する。
【0002】さらに本発明は、いわゆるツインワイヤ・
ドローの領域において抄紙機のマルチシリンダ乾燥機に
おけるポケット空間の通気装置に関するものであり、ツ
インワイヤ・ドローでは、乾燥グループにおける乾燥シ
リンダが一方を他方の上にして2本の水平列に配列さ
れ、一連のシリンダが上列と下列に連動するように位置
し、そのシリンダグループの各々には、上部ワイヤと下
部ワイヤの2つの乾燥ワイヤがあり、これによって紙ウ
エブが乾燥シリンダの加熱面に押し付けられ、シリンダ
間の間隙に設けられたガイドロールによって導かれ、こ
の間隙では、紙ウエブがシリンダの列の間を自由ドロー
として走行し、さらに、ポケット空間がウエブの自由ド
ローと上部ワイヤおよびそのガイドロールと下列の乾燥
シリンダとの間の領域に形成され、同様にして、隣接す
るポケット空間がウエブの自由ドロー、下部ワイヤ、そ
のガイドロールおよび上列の乾燥シリンダの間に形成さ
れた通気装置に関する。
【0003】
【従来の技術】抄紙機のマルチシリンダ乾燥機では、紙
ウエブの誘導にいわゆるツインワイヤ・ドローおよび
(または)シングルワイヤ・ドローが用いられている。
ツインワイヤ・ドローでは、加熱された乾燥シリンダが
一方を他方の上にして2本の水平な列に配列され、それ
らの列には一連のシリンダが上列と下列に連動するよう
に配置されている。このような場合、各シリンダグルー
プにはいわゆる上部ワイヤと下部ワイヤの2本の乾燥ワ
イヤがあり、これによって紙ウエブは乾燥シリンダの加
熱面に押し付けられ、シリンダ間の間隙に取り付けられ
たガイドロールによって案内される。ツインワイヤ・ド
ローでは、ウエブは通常、シリンダ列の間の走行に関し
ては自由な無支持ドローとなる。
【0004】シングルワイヤ・ドローでは、シリンダグ
ループには1本の乾燥ワイヤのみが用いられ、紙ウエブ
は前記ワイヤに支えられてグループ全体を径由して走行
する。従来技術では、シングルワイヤ・ドローにおいて
は、一方を他方の上に配置した2列の乾燥ワイヤが一般
に用いられたが、現在では通常、1列の乾燥シリンダだ
けが用いられ、他方の列は、本出願人のVAC ロール(登
録商標)などの非加熱逆転サクションロールからなって
いる。前記シリンダ、逆転サクションロールおよび乾燥
ワイヤは、乾燥ワイヤが被乾燥ウエブをシリンダ面に押
し付け、逆転ロール上でウエブが外側の曲線の側にある
ように配置されている。
【0005】シングルワイヤ・ドローは通常、抄紙機の
乾燥部の第1と第2の乾燥グループに用いられる。なぜ
ならば、乾燥の初期段階では、ウエブがワイヤの連続し
た支持を必要し、乾燥が進むにつれてウエブの強度が高
くなり、ツインワイヤ・ドローグループを使うことがで
きるからである。その場合、ウエブはシリンダの列の間
では自由な無支持のドローとなる。なぜならば、ツイン
ワイヤ・ドローでは、原則としてウエブの面積単位当り
の高い乾燥能力が得られるからである。
【0006】高速 (v = 800 〜1600メートル/毎分)抄
紙機では、ワイヤにより誘導される空気のポンピング
は、最初のツインワイヤ領域での走行性に問題があるこ
とが分かっている。このような空気のポンピングから生
じる問題は、抄紙機の初頭で紙ウエブの支持されたシン
グルワイヤ・ドローが短いような、または空気流に関し
て非常に広いすき間のワイヤファブリックを用いるよう
な低速抄紙機にも生じる。
【0007】これらの問題は、ワイヤにより誘導される
空気のポンピング送出が通常は、速度が同じため、ワイ
ヤにより誘導される空気のポンピング送入より大きくな
り、その場合、不利な横断流がポケット空間に発生する
ことから生じている。さらに、ワイヤにより誘導される
空気のポンピングは、紙ウエブの走行性にとって不利な
妨害流を発生する。
【0008】従来技術から知られているように、抄紙機
の乾燥部でのシリンダグループのポケット通気では、吹
き込みボックスが用いられ、これによって、吹き込みが
ワイヤを介して行なわれるが、従来のポケット通気で
は、ポケット空間における圧力の平衡化と空調がワイヤ
の入口側で空気流を増すことにより行なわれている。し
かし、これらの用法においては、空気の吹き込みが増
し、通気流が強化され、さらに、とくに高速抄紙機では
紙ウエブの自由ドローのフラッタリングが増す結果、紙
ウエブを妨害する欠点があり、その場合、ワイヤにより
誘導された空気のポンピングによって、ポケットにおけ
る空気流と空気の平衡に強い衝撃を与えていた。それ故
に、従来のポケット通気では、ワイヤにおける空気の透
過性を減少させる必要や、空気の吹き付けを制限する必
要があった。このことはとくに、ポケット空間における
問題が本質的には、そこに存在する水分量ではなく、む
しろ問題がポケット空間に存在する圧力レベルととくに
圧力レベルの調節能力とにあることに由来している。な
ぜならば、本質的に高速に適したポケット通気は、ワイ
ヤにより誘導される空気のポンピングにより行なわれて
いたからである。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、従来技術の
用法における上述の問題のない抄紙機のマルチシリンダ
乾燥機におけるポケット空間の通気方法と装置を提供す
ることを目的とする。とくに本発明は、ワイヤの入口側
で従来技術の用法と比べて少ない空気流でポケット空間
の通気とポケット空間における空気の平衡を達成し、こ
の少ない空気流で、ワイヤガイドロールでの出口ニップ
に生じる負圧の圧力レベルを変更することを目的とす
る。
【0010】
【課題を解決するための手段および作用】上述および後
述の目的を達成するために、本発明による方法は、ガイ
ドロールから次のシリンダへの出口側で走行中のワイヤ
を通してのポンピング送出を、自由なポンピング送入お
よびポンピング送出に比べて制限し、ポケット空間にお
ける圧力レベル、および(または)流れの状態を制御す
ることを主たる特徴としている。
【0011】本発明による装置は、ガイドロールから次
のシリンダへのワイヤの走行領域には、ポケット空間か
ら逃げる空気の量を減少させる妨害装置が設けられてい
ることを主たる特徴としている。
【0012】
【実施例】次に、添付の図面を参照して、本発明をより
詳細に説明する。
【0013】図8は、従来技術のポケット空間Tにおけ
る空気流を示すもので、空気流は同図に矢印で示されて
いる。ワイヤF1により誘導されるポンピング効果よって
空気がニップへワイヤの入口側で送入され、ワイヤF1の
出口側でニップから空気がポケットの外へ除去される。
さらに、この出て行く空気流の一部は、いわゆる短絡空
気流としてガイドロール13に沿って動くことがある。
【0014】図1は、ポケット空間Tにおける空気流の
概略図であり、これは、本発明による装置に関連して効
果的であり、矢印で示してある。ポケット通気装置20か
ら吹き出される空気流は、ワイヤF1の入口側で空気流を
部分的に妨げるが、シリンダ11から来る湿った空気の一
部を方向転換し、該湿った空気はポケット通気装置20か
ら出てくる乾燥した空気と入れ替わる。さらに、ワイヤ
F1の出口側に取り付けられているポケット通気装置のノ
ズル20は空気を吹き出し、これは、ワイヤF1により誘導
された空気のポンピング送出を部分的に妨げ、これと同
時に、いわゆる短絡空気流を妨げる。本発明による装置
では、流れパターンは図に示す方法で変えることがで
き、ポケットTの通気はより少量の空気流で、より効率
的に達成される。
【0015】図2に示すように、ツインワイヤ・ドロー
を用いた抄紙機のマルチシリンダ乾燥部は、2列の乾燥
シリンダR1とR2からなっている。図2において、上列R1
の乾燥シリンダは参照番号11で示し、下列R2の乾燥シリ
ンダは参照番号12で示す。上部ワイヤF1は、上列R1のガ
イドロール13と乾燥シリンダ11にわたって蛇行しながら
走行する。下部ワイヤF2は、下列R2の乾燥シリンダ12と
ガイドロール14にわたって蛇行しながら走行する。紙ウ
エブWは、同様の乾燥ワイヤF1、F2の支持なしに自由ド
ローとして上列と下列の乾燥シリンダ11と12の間の部分
を横切って走行する。乾燥すべき紙ウエブWは、矢印SW
の示す方向に走行する。上列R1の乾燥シリンダ11は矢印
S11 の示す方向に回転し、下列の乾燥シリンダ12は矢印
S12 の示す方向に回転する。ポケット空間Tは、ウエブ
Wの自由ドローにより、また一方では、上部ワイヤF1と
該上部ワイヤを誘導するガイドロール13とにより、また
下列R2の乾燥シリンダ12によって画成され、さらに他
方、隣接するポケット空間Tは、ウエブWの自由ドロー
と、上列R1の乾燥シリンダ11と、下部ワイヤF2とによ
り、また前記下部ワイヤを誘導するガイドロール14によ
って画成されている。図2に示す実施例では、上部ワイ
ヤF1により形成されるループの内側とポケット空間Tの
外側の両方において、ガイドロール13と乾燥シリンダ11
との間にポケット通気装置20が取り付けられ、下部ワイ
ヤF2のループの内側のガイドロール14と乾燥シリンダ12
の間も同様である。ポケット通気装置20は、ガイドロー
ル13、14とワイヤF1、F2のポンピング送出側に、すなわ
ちガイドロール13、14の負圧の開口ニップN13 、N14 の
領域に設けられている。図2に示す実施例では、ポケッ
ト通気装置20に2つの空気室21、22が設けられている。
【0016】図3は、本発明によるポケット通気装置20
の概略断面図であり、これは、図2に示す実施例におい
て上部に設けられた2つの空気室21、22の代わりに、1
つの空気室23を有するものである。このポケット通気装
置20は、ガイドロール13と乾燥シリンダ11の間に取り付
けられ、ノズル24は、ガイドロール13の負圧の開口ニッ
プN13 の領域でワイヤF1のポンピング送出の側に配置さ
れている。
【0017】図3において、破線と一点鎖線Eは、乾燥
シリンダ11とガイドロール13とに関連したポケット通気
装置20の安全間隔を示す。乾燥シリンダ11に関連する安
全間隔は50mmより大きく、望ましくは50〜150mm の範囲
である。ガイドロール13に関連する安全間隔は10〜30mm
の範囲である。
【0018】ポケット通気装置20の空気室23からは、空
気流Pが障害物側でノズル24へ送られ、そこからノズル
開口部25を径由し、ガイドロール13の負圧のニップN13
への送風として吹き込まれる。ノズル24とガイドロール
13との間には、厄介なシールは必要ないが、板26は、空
気の循環を妨害し、ガイドロール13の面に沿って空気流
が流れて方向S13 に循環するのを妨げる。ポケット通気
装置20の空気室23からは、通気側で空気を空気流P2とし
てノズル24へ吹き込み、そこから空気はノズル開口部35
を通って送風P21 としてガイドロール13の面に吹き付け
られる。ノズル開口部35から生ずる送風P21 は、送風に
よってポケット内の空気の平衡が変わることなく、湿気
プロファイルのみに影響を及ぼすように向けられてい
る。ワイヤを介して流れる空気の量は、この側では変え
る必要がない。この側ではまた、横方向にブロック毎の
調整を用いることもでき、その調整によって乾燥した空
気の送風量が調節される。
【0019】図4によれば、ポケット通気装置20の通気
側の入気は、ダクトAに沿って調整弁27からポケット通
気装置20の通気側で空気室21により形成されたブロック
28へ送られ、各ブロック28へ送られる空気の量は調整弁
29によって調節可能である。このようにして、送風をウ
エブWの横方向に調整することができる。
【0020】図5は、ポケット通気装置20の妨害物側で
の入気の通路を示し、この入気は、ダクトBに沿って調
整弁37を通ってポケット通気装置20の妨害物側で空気室
22へ送られる。
【0021】図4と図5に示す入気装置は、2室のポケ
ット通気装置20用として示され、このような装置は図2
に概略的に示され、該装置のより詳細な断面図を図7に
示す。
【0022】図6は、2つの室21、22を有するポケット
通気装置20の概略上面図であり、通気側で空気Aの供給
はブロック28の中へ行なわれ、これはともに室21を形成
している。室22は妨害物側の空気室であり、これへ空気
流Bが図5に示すように送られる。
【0023】図7は、本発明によるポケット通気装置の
概略断面図であり、2つの空気室、すなわち通気側の空
気室21と妨害物側の空気室22がある。入気通路は矢印A
とBで示す。その他の点に関しては、図7に示すポケッ
ト通気装置20は図2に示すものと同様であり、対応する
部品には同じ参照番号が用いられている。矢印はポケッ
ト空間Tにおける空気の循環を示す。
【0024】上述の実施例において、妨害装置は、ワイ
ヤガイドロールの出口側に設けられ、ポケットから出る
空気の量を減少させるが、これは妨害送風に基づいてい
る。この妨害装置はまた、ワイヤを介した空気の送出を
障害壁またはブラシ・シーリングによって制限するよう
に構成することもできる。
【0025】以上、本発明をそのいくつかの好ましい実
施例のみを参照して説明したが、本発明は、前記実施例
の細部に限定されることは、全くない。多くの改変や変
更は、特許請求の範囲に明記される本発明の概念の範囲
内で行なうことができる。
【0026】
【発明の効果】本発明によれば、ワイヤにより誘導され
る空気の送出は、ワイヤガイドロールの出口ニップの側
で空気流がワイヤを通して逃げるのを部分的に防ぐこと
によって、とくに、空気が乾燥している方の領域では、
例えば約10〜50% まで制限され、ポケットで空気の平衡
状態、すなわち、しばしばわずかな正圧が達成される。
空気のポンピング送出を妨害する、すなわちポケットか
ら逃げる空気の量を減少させる装置は、妨害壁および
(または)妨害送風のいずれかに基づいているが、これ
を配置してワイヤガイドロールの出口側に開口している
ガイドロールの負圧のニップの領域、および(または)
ガイドロールから出て行くワイヤの領域で有効になるよ
うにしている。同時に、ワイヤガイドロールの周囲の乾
燥空気、すなわち、いわゆる短絡空気の直接ポンピング
が防止される。
【0027】空気のポンピング送出を制限する空気流
は、もしあれば、ロールとワイヤにより画成されている
負圧の開口ニップと自由なワイヤ面の領域へ空気を直
接、導入する特定のノズルにより吹き出される。
【0028】本発明は、ワイヤの出口側の閉鎖ニップで
ポンピング送出を部分的にのみ制限することを基本目的
とし、したがって、ポケット空間における平衡は、出て
行く空気流をとくにワイヤガイドロールの出口側で部分
的に妨害することによって達成されることが分かる。ポ
ケットにおける空気の平衡状態は、走行性の点でより良
くなるよう調整され、不利な横の流れが発生せず、ある
いはその量が少なくとも最小限度になる。ポケットにお
ける平衡状態と適切な通気がワイヤによる自然なポンピ
ング送入によって、すなわち最適な走行性が得られる最
小限度の空気量ですでにしばしば達成されている。
【0029】本発明によれば、ポケットの通気は、ワイ
ヤの入口側で加圧ニップを通して整えられる。送風は、
ポケットへ吹き込まれる乾燥した空気によってポケット
の圧力状態が変わらないように行なわれる。ポケット空
間へ送入される空気は、主としてウエブの入口側でガイ
ドロールの加圧ニップから出てくるため、ガイドロール
の面に追従する空気の層は、ワイヤの入口側のニップで
ワイヤに追従する同様の空気の層に取って代わる。
【0030】乾燥した空気がワイヤの入口側でニップへ
自由に供給され、この場合、それは、シリンダの面から
来る湿気の一部に取って代わる。プロファイルを修正す
る目的で乾燥した空気を様々な領域へ供給することがで
きる。この送風は、例えば機械全体にわたって調整可能
なブロックに分けることができる。入口側での流量がポ
ケットでの平衡に影響を及ぼさないことと、入口側での
流れを自由なワイヤ・ポンピングに等しく保ち、それに
よってウエブの走行をできるだけ安定させることは、重
要なことである。
【0031】高速抄紙機では、ワイヤ自体のポンピング
量によって適切な量の空気をポケット空間へ供給するこ
とが可能であり、ポケットで平衡と流れパターンが保た
れていれば、この自由に制御された乾燥空気によってプ
ロファイルのより良い修正が行なわれる。なぜならば、
入口側の空気流が自然ポンピングから増加することはな
いからである。
【0032】本発明の好ましい実施例では、妨害送風が
出口側で達成され、乾燥空気の均一な供給が入口側で達
成され、それによって、シリンダ近辺に部品が全く配置
されていない簡易な構造が得られる。本発明において、
例えば妨害装置だけを、および(または)空気プロファ
イルの修正のブロック調節装置を用いることができる。
【0033】本発明による装置の妨害送風ノズルは、ウ
エブ全体の幅と等しい幅を有し、ワイヤに対して適切な
封止が得られるような形状になっている。本発明による
抄紙機のマルチシリンダ乾燥機におけるポケット空間の
通気装置は、吹出しノズルとシリンダ間に必要な安全間
隔が残るように配置されている。
【0034】本装置における吹出しノズルの両方では、
原則として、また望ましくは、同じ吹出しシステムの空
気が用いられる。ポケットへ吹き込まれる空気の状態
は、ノズルの位置では逆吹出しより弱いため、ロールに
対しての直接吹き付けは、いわゆる圧力平衡装置として
作用する。ロールに対するノズル間のシーリングとし
て、例えば本出願人のフィンランド特許出願第921629号
に説明する方式を用いることができる。
【0035】本発明は、ワイヤを介して行なう通気を用
いることができるツインワイヤ・ドローのすべての通常
の用法に適用することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明による実施例において有効な空気流の概
略図である。
【図2】本発明によるポケット通気装置を用いた抄紙機
のマルチシリンダ乾燥機の一部の概略図である。
【図3】本発明によるポケット通気装置の実施例の概略
断面図である。
【図4】本発明によるポケット通気装置の通気側の入気
装置の概略図である。
【図5】本発明によるポケット通気装置の妨害物側の入
気装置の概略図である。
【図6】本発明によるポケット通気装置を上から見た概
略図である。
【図7】本発明によるポケット通気装置の第2の実施例
の概略断面図である。
【図8】ポケット空間における通常の従来技術の空気流
の概略図である。
【符号の説明】
A ダクト F1、F2 ワイヤ N ニップ P 送風 R1、R2 シリンダ列 S11 、S12 シリンダ回転方向 T ポケット空間 W 紙ウエブ 11、12 シリンダ 13、14 ガイドロール 20 ポケット通気装置 21、22 空気室 24 ノズル 25、35 ノズル開口部 26 板 27、29、37 調整弁 28 ブロック

Claims (10)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 抄紙機、とくに、いわゆるツインワイヤ
    ・ドローの領域において走行速度が毎分800 メートルよ
    り速い高速抄紙機のマルチシリンダ乾燥機におけるポケ
    ット空間の通気方法であって、前記ツインワイヤ・ドロ
    ーでは、乾燥グループにおける乾燥シリンダが一方を他
    方の上にして2列に配列され、各列には、一連のシリン
    ダが上列と下列に連動するように位置し、そのシリンダ
    グループの各々には、上部ワイヤと下部ワイヤの2つの
    乾燥ワイヤがあり、これによって紙ウエブが乾燥シリン
    ダの加熱面に押し付けられ、シリンダ間の間隙に設けら
    れたガイドロールによって導かれ、この間隙では、紙ウ
    エブがシリンダの列の間を自由ドローとして走行し、さ
    らに、ポケット空間がウエブの自由ドローと上部ワイヤ
    およびそのガイドロールと下列の乾燥シリンダとの間の
    領域に形成され、同様にして、隣接するポケット空間が
    ウエブの自由ドロー、下部ワイヤ、そのガイドロールお
    よび上列の乾燥シリンダの間に形成され、前記ポケット
    空間は、マルチシリンダ乾燥機のワイヤにより誘導され
    た空気のポンピングにより通気され、ガイドロールの入
    口側でワイヤが空気を前記ポケット空間にワイヤを通し
    て送り込み、さらに、ワイヤが空気をワイヤのガイドロ
    ールの出口側で前記ポケット空間から送出する通気方法
    において、該方法では、前記ガイドロールから次のシリ
    ンダへの出口側で走行中のワイヤを通してのポンピング
    送出を、自由なポンピング送入およびポンピング送出に
    比べて制限し、前記ポケット空間における圧力レベル、
    および(または)流れの状態を制御することを特徴とす
    る抄紙機のマルチシリンダ乾燥機のポケット空間の通気
    方法。
  2. 【請求項2】 請求項1に記載の方法において、空気の
    ポンピング送出は、妨害空気の送風によって妨げられ、
    該妨害送風を吹きつけて、前記ワイヤのガイドロールと
    該ワイヤガイドロールの後に続くシリンダとの間で該ワ
    イヤの走行中に空気のポンピング送出を妨げることを特
    徴とする通気方法。
  3. 【請求項3】 請求項1または2に記載の方法におい
    て、空気のポンピング送出は、障害壁またはブラシ状シ
    ーリングによって妨げられ、前記障害壁は、前記ワイヤ
    ガイドロールとそれに続くシリンダとの間で前記ワイヤ
    の走行中の空気のポンピング送出を妨げることを特徴と
    する通気方法。
  4. 【請求項4】 請求項1ないし3のいずれかに記載の方
    法において、空気のポンピング送出は、空気の自由なポ
    ンピング送出に比べて約10〜50% だけ妨げられることを
    特徴とする通気方法。
  5. 【請求項5】 いわゆるツインワイヤ・ドローの領域に
    おいて抄紙機のマルチシリンダ乾燥機におけるポケット
    空間の通気装置であって、前記ツインワイヤ・ドローで
    は、乾燥グループにおける乾燥シリンダが一方を他方の
    上にして2本の水平列に配列され、一連のシリンダが上
    列と下列に連動するように位置し、そのシリンダグルー
    プの各々には、上部ワイヤと下部ワイヤの2つの乾燥ワ
    イヤがあり、これによって紙ウエブが乾燥シリンダの加
    熱面に押し付けられ、シリンダ間の間隙に設けられたガ
    イドロールによって導かれ、この間隙では、紙ウエブが
    シリンダの列の間を自由ドローとして走行し、さらに、
    ポケット空間がウエブの自由ドローと上部ワイヤおよび
    そのガイドロールと下列の乾燥シリンダとの間の領域に
    形成され、同様にして、隣接するポケット空間がウエブ
    の自由ドロー、下部ワイヤ、そのガイドロールおよび上
    列の乾燥シリンダの間に形成された通気装置において、
    前記ガイドロールから次のシリンダへの前記ワイヤの走
    行領域には、前記ポケット空間から逃げる空気の量を減
    少させる妨害装置が設けられていることを特徴とする抄
    紙機のマルチシリンダ乾燥機のポケット空間の通気装
    置。
  6. 【請求項6】 請求項5に記載の装置において、該装置
    は、障害壁に基づき、該障害壁は、前記ガイドロールか
    ら次のシリンダへのワイヤの走行領域のポケット空間の
    外側に設けられていることを特徴とする通気装置。
  7. 【請求項7】 請求項5に記載の装置において、前記妨
    害装置は、妨害空気の送風に基づき、該妨害装置のノズ
    ル部材は、空気を吹き出すように取り付けられて、該空
    気流は、前記ワイヤとともに流れ手前の乾燥シリンダか
    ら来る空気の一部に取って代わることを特徴とする通気
    装置。
  8. 【請求項8】 請求項5ないし7のいずれかに記載の装
    置において、該装置はさらに、ノズル部材を有し、これ
    により空気を前記ポケット空間へ該ポケット空間の通気
    のために吹き込むように設けられ、前記ノズル部材は、
    前記ガイドロールの面に空気を吹き付けるように取り付
    けられ、該空気流は、前記ワイヤに追従して流れ手前の
    乾燥シリンダから来る空気の一部に取って代わることを
    特徴とする通気装置。
  9. 【請求項9】 請求項5ないし8のいずれかに記載の装
    置において、該装置は、前記マルチシリンダ乾燥機のシ
    リンダおよびワイヤガイドロールから安全な間隔で設け
    られていることを特徴とする通気装置。
  10. 【請求項10】 請求項5ないし9のいずれかに記載の
    装置において、該装置は、単数または複数の空気室と、
    空気流を前記ガイドロールの面に吹き付けて前記ワイヤ
    の入口側へ通すように設けられた第1のノズルと、妨害
    空気を該ワイヤの出口側へ吹き付けるように設けられた
    第2のノズルとを含み、該装置の前記ガイドロールに面
    して位置する面の形状は実質的に該ガイドロールの形状
    と一致し、該ガイドロールからある距離に位置し、該装
    置は実質的に前記ウエブの横幅を横断して伸びているこ
    とを特徴とする通気装置。
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