JPH0634613A - ガス検知装置 - Google Patents
ガス検知装置Info
- Publication number
- JPH0634613A JPH0634613A JP19523892A JP19523892A JPH0634613A JP H0634613 A JPH0634613 A JP H0634613A JP 19523892 A JP19523892 A JP 19523892A JP 19523892 A JP19523892 A JP 19523892A JP H0634613 A JPH0634613 A JP H0634613A
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- JP
- Japan
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- gas
- air chamber
- amines
- detection
- amine
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- Investigating Or Analyzing Materials By The Use Of Fluid Adsorption Or Reactions (AREA)
- Sampling And Sample Adjustment (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 本発明は、冷蔵庫の食物保存室内に保存して
いる食物から腐敗時に発生する臭気ガスの量が微量であ
り、且つその臭気ガスが複数の種類であったとしても、
そのガスの中のアミン類を精度よく検知することができ
るガス検知装置を提供するものである。 【構成】 本発明は、腐敗時に食物から発生される臭気
ガスの中からアミン類を分離するアミンガス分離手段
と、上記アミン類を貯める密閉可能なガス溜と、該ガス
溜をガス導入側気室、吸着気室及びガス検知気室に夫々
分室する開閉自在な仕切手段と、該吸着気室に設けられ
たアミン類を吸着するガス吸着手段と、上記ガス検知気
室内に設けられ、上記ガス吸着手段から脱着したアミン
類を測定する検知手段と、から構成されている。
いる食物から腐敗時に発生する臭気ガスの量が微量であ
り、且つその臭気ガスが複数の種類であったとしても、
そのガスの中のアミン類を精度よく検知することができ
るガス検知装置を提供するものである。 【構成】 本発明は、腐敗時に食物から発生される臭気
ガスの中からアミン類を分離するアミンガス分離手段
と、上記アミン類を貯める密閉可能なガス溜と、該ガス
溜をガス導入側気室、吸着気室及びガス検知気室に夫々
分室する開閉自在な仕切手段と、該吸着気室に設けられ
たアミン類を吸着するガス吸着手段と、上記ガス検知気
室内に設けられ、上記ガス吸着手段から脱着したアミン
類を測定する検知手段と、から構成されている。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、冷蔵庫等の食物保存室
内に保存されている食物、特に腐敗によってアミン類、
特にトリメチルアミン(TMA)を発生する食物の鮮度
低下を検知するガス検知装置に関する。
内に保存されている食物、特に腐敗によってアミン類、
特にトリメチルアミン(TMA)を発生する食物の鮮度
低下を検知するガス検知装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、冷蔵庫等の食物保存室内に保存さ
れている食物の鮮度を自動的に検知する臭気検知装置
が、特開平2−126084号に開示されている。この
臭気検知装置によれば、臭気ガスを検知することに伴っ
て抵抗値が低下するガスセンサを冷蔵庫内に設け、この
ガスセンサにて庫内の臭気度を検知していた。
れている食物の鮮度を自動的に検知する臭気検知装置
が、特開平2−126084号に開示されている。この
臭気検知装置によれば、臭気ガスを検知することに伴っ
て抵抗値が低下するガスセンサを冷蔵庫内に設け、この
ガスセンサにて庫内の臭気度を検知していた。
【0003】通常、家庭等で使用される冷蔵庫の食物保
存室内には、肉、魚介類、卵、乳製品、漬物等のように
異なった種類の物が保存されており、腐敗に伴って夫々
の物から発生される臭気ガスは単一成分のみではなく、
複数の成分から成っているのが普通である。
存室内には、肉、魚介類、卵、乳製品、漬物等のように
異なった種類の物が保存されており、腐敗に伴って夫々
の物から発生される臭気ガスは単一成分のみではなく、
複数の成分から成っているのが普通である。
【0004】例えば、肉からはアンモニウムが、魚介類
からはアミン類が、また卵、乳製品からは硫化水素が、
更に漬物からはメルカプタンが夫々発生することが知ら
れており、これらの臭気ガスの発生によって鮮度が低下
したことを判定している。
からはアミン類が、また卵、乳製品からは硫化水素が、
更に漬物からはメルカプタンが夫々発生することが知ら
れており、これらの臭気ガスの発生によって鮮度が低下
したことを判定している。
【0005】しかし乍ら、腐敗の初期にあってはそれら
の臭気ガス物質量は微量なこと、また腐敗時に発生する
臭気ガスが複数の成分から成っていることから、魚介類
から発生するトリメチルアミンを検知しようとする場
合、他の臭気ガス成分も同時に検知してしまい、実際の
トリメチルアミンの量よりも多量に発生していると判定
し、鮮度の低下を正確に測定できない問題があった。
の臭気ガス物質量は微量なこと、また腐敗時に発生する
臭気ガスが複数の成分から成っていることから、魚介類
から発生するトリメチルアミンを検知しようとする場
合、他の臭気ガス成分も同時に検知してしまい、実際の
トリメチルアミンの量よりも多量に発生していると判定
し、鮮度の低下を正確に測定できない問題があった。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、上述の問題
に鑑み成されたものであり、冷蔵庫の食物保存室内に保
存している食物から発生する臭気ガスの量が微量であ
り、且つその臭気ガスが複数の種類であったとしても、
そのガスの中のアミン類を精度よく検知することができ
るガス検知装置を提供するものである。
に鑑み成されたものであり、冷蔵庫の食物保存室内に保
存している食物から発生する臭気ガスの量が微量であ
り、且つその臭気ガスが複数の種類であったとしても、
そのガスの中のアミン類を精度よく検知することができ
るガス検知装置を提供するものである。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明は、腐敗時に食物
から発生される臭気ガスの中からアミン類を分離するア
ミンガス分離手段と、上記アミン類を貯める密閉可能な
ガス溜と、該ガス溜をガス導入側気室、吸着気室及びガ
ス検知気室に夫々分室する開閉自在な仕切手段と、該吸
着気室内に設けられたアミン類を吸着するガス吸着手段
と、上記ガス検知気室内に設けられ、上記ガス吸着手段
から脱着したアミン類を測定する検知手段と、からなる
ことを特徴とする。
から発生される臭気ガスの中からアミン類を分離するア
ミンガス分離手段と、上記アミン類を貯める密閉可能な
ガス溜と、該ガス溜をガス導入側気室、吸着気室及びガ
ス検知気室に夫々分室する開閉自在な仕切手段と、該吸
着気室内に設けられたアミン類を吸着するガス吸着手段
と、上記ガス検知気室内に設けられ、上記ガス吸着手段
から脱着したアミン類を測定する検知手段と、からなる
ことを特徴とする。
【0008】
【作用】冷蔵庫の食物保存室内にて食物の腐敗時に発生
した臭気ガスをガス導入側気室内に導入する際に、アミ
ン類を上記臭気ガスの中から分離し、上記アミン類をガ
ス導入側気室内に導入させた後、仕切手段の開閉に伴っ
てアミン類を、順次ガス導入側気室、吸着気室と移動さ
せてガス吸着手段に吸着させる。この後、アミン類をガ
ス吸着手段から脱着させて、そのアミン類をガス検知気
室内に移動させて、そのアミン類を検知手段にて検知す
る。
した臭気ガスをガス導入側気室内に導入する際に、アミ
ン類を上記臭気ガスの中から分離し、上記アミン類をガ
ス導入側気室内に導入させた後、仕切手段の開閉に伴っ
てアミン類を、順次ガス導入側気室、吸着気室と移動さ
せてガス吸着手段に吸着させる。この後、アミン類をガ
ス吸着手段から脱着させて、そのアミン類をガス検知気
室内に移動させて、そのアミン類を検知手段にて検知す
る。
【0009】
【実施例】本発明の実施例を図1及び図2に基づいて説
明する。
明する。
【0010】図1において、1は本発明のガス検知装
置、2は冷蔵庫の食物保存室に通じ、該食物保存室で食
物の腐敗に伴って発生した臭気ガスを導入するガス導入
管、2aはガス検知に寄与しないガスを冷蔵庫外に導出
するガス抜き管、3は上記ガス導入管2に接続され、オ
ゾンを発生するオゾン発生器であり、このオゾンの発生
に伴って、ガス導入管2によって導入されたH2S(硫
化水素)、CH3SH(メチルメルカプタン)は以下の
反応式(1)、(2)に従って、SO2(酸化硫黄)、
H2O、CH3OH(メチルアルコール)に変化する。
置、2は冷蔵庫の食物保存室に通じ、該食物保存室で食
物の腐敗に伴って発生した臭気ガスを導入するガス導入
管、2aはガス検知に寄与しないガスを冷蔵庫外に導出
するガス抜き管、3は上記ガス導入管2に接続され、オ
ゾンを発生するオゾン発生器であり、このオゾンの発生
に伴って、ガス導入管2によって導入されたH2S(硫
化水素)、CH3SH(メチルメルカプタン)は以下の
反応式(1)、(2)に従って、SO2(酸化硫黄)、
H2O、CH3OH(メチルアルコール)に変化する。
【0011】 H2S + O3 = SO2 + H2O ・・・(1) CH3SH + O3 = SO2 + CH3OH ・・・(2) 4はガス導入管2の下流側に設けられたシリカゲルから
なるアミンガス分離手段であり、このアミンガス分離手
段4は上述のSO2(酸化硫黄)、H2O、CH 3OH
(メチルアルコール)及びアンモニアガス等の極性の強
い物質を吸着することができる。
なるアミンガス分離手段であり、このアミンガス分離手
段4は上述のSO2(酸化硫黄)、H2O、CH 3OH
(メチルアルコール)及びアンモニアガス等の極性の強
い物質を吸着することができる。
【0012】5はガス導入管2から導入されたガスを溜
めておくガス溜、6はガス溜5の下流側に設けられたS
iO2、Al2O3からなる合成沸石の一種であるモレキ
ュラーシーブからなるガス吸着手段、7、7はガス導入
管2のアミンガス分離手段4、及びガス溜5のガス吸着
手段6の周囲に配され、昇温することによってアミンガ
ス分離手段4及びガス吸着手段6に吸着した物質を脱着
する加熱手段、8はガス溜5の下流側内壁面に取り付け
られたトリメチルアミン(TMA)を検知するガスセン
サからなる検知手段である。この検知手段8は、Ruを
0.5wt%TiO2に添加したTMAセンサから構成
されており、この検知手段8の使用に際してはTMAセ
ンサを500℃前後に加熱することによって測定感度が
良くなる。そのセンサは図示しない抵抗値の変化を測定
する測定手段に電気的に接続されており、そのセンサの
検知限界は50ppmである。
めておくガス溜、6はガス溜5の下流側に設けられたS
iO2、Al2O3からなる合成沸石の一種であるモレキ
ュラーシーブからなるガス吸着手段、7、7はガス導入
管2のアミンガス分離手段4、及びガス溜5のガス吸着
手段6の周囲に配され、昇温することによってアミンガ
ス分離手段4及びガス吸着手段6に吸着した物質を脱着
する加熱手段、8はガス溜5の下流側内壁面に取り付け
られたトリメチルアミン(TMA)を検知するガスセン
サからなる検知手段である。この検知手段8は、Ruを
0.5wt%TiO2に添加したTMAセンサから構成
されており、この検知手段8の使用に際してはTMAセ
ンサを500℃前後に加熱することによって測定感度が
良くなる。そのセンサは図示しない抵抗値の変化を測定
する測定手段に電気的に接続されており、そのセンサの
検知限界は50ppmである。
【0013】9は測定済みのガスをガス検知装置の外部
に排出するガス排出管であり、このガス排出管9はガス
溜5の下流側壁面に取り付けられる。10aはガス導入
管2のアミンガス分離手段4の下流側に、また10bは
ガス溜5の下流側壁面に夫々取り付けられ、ガス溜5を
閉空間にするシヤッターであり、10c、10dはガス
吸着手段6の上流及び下流側から夫々挟み込むように配
されたシヤッターである。従って、シャッター10a及
び10cを閉状態にすることによってガス導入側気室5
aを、またシャッター10c及び10dを閉状態にする
ことによって吸着気室5bを、更にシャッター10d及
びシャッター10bを閉状態にすることによってガス検
知気室5cを夫々形成することができる。このとき、ガ
ス導入側気室5aの容積は300ccに、またガス検知
気室5cの容量は1ccに設定している。
に排出するガス排出管であり、このガス排出管9はガス
溜5の下流側壁面に取り付けられる。10aはガス導入
管2のアミンガス分離手段4の下流側に、また10bは
ガス溜5の下流側壁面に夫々取り付けられ、ガス溜5を
閉空間にするシヤッターであり、10c、10dはガス
吸着手段6の上流及び下流側から夫々挟み込むように配
されたシヤッターである。従って、シャッター10a及
び10cを閉状態にすることによってガス導入側気室5
aを、またシャッター10c及び10dを閉状態にする
ことによって吸着気室5bを、更にシャッター10d及
びシャッター10bを閉状態にすることによってガス検
知気室5cを夫々形成することができる。このとき、ガ
ス導入側気室5aの容積は300ccに、またガス検知
気室5cの容量は1ccに設定している。
【0014】斯る構成において、図2に示すシャッター
10a乃至10dの開閉状態に関するタイムチャートを
参照しながら、本発明のガス検知装置の検知動作の説明
を行なう。
10a乃至10dの開閉状態に関するタイムチャートを
参照しながら、本発明のガス検知装置の検知動作の説明
を行なう。
【0015】まず、シャッター10a乃至10dを全て
閉じた状態で、腐敗によって冷蔵庫内の食物保存室内で
発生したH2S、CH3SH、アンモニアから成る臭気ガ
スをガス導入管2を通じて導入する。ガス導入管2を通
過する上述の臭気ガスのうちH2S、CH3SHはオゾン
発生器3にて発生されるオゾンによって、反応式
(1)、(2)に従って、SO2、H2O、CH3OHに
変化し、これらのガスと共にアンモニアガスはアミンガ
ス分離手段4に吸着されることによって、アミン類は臭
気ガスから分離される。
閉じた状態で、腐敗によって冷蔵庫内の食物保存室内で
発生したH2S、CH3SH、アンモニアから成る臭気ガ
スをガス導入管2を通じて導入する。ガス導入管2を通
過する上述の臭気ガスのうちH2S、CH3SHはオゾン
発生器3にて発生されるオゾンによって、反応式
(1)、(2)に従って、SO2、H2O、CH3OHに
変化し、これらのガスと共にアンモニアガスはアミンガ
ス分離手段4に吸着されることによって、アミン類は臭
気ガスから分離される。
【0016】次に、測定開始と同時にシャッター10a
を開状態とする。このときより好ましいのは、ガス導入
管2から導入された臭気ガスのうち、アミン類を効率よ
くガス導入側気室5aに導入させるには、予めシャッタ
ー10a、10cを閉状態にしておき、ガス導入側気室
5a内を低圧設定すればよい。
を開状態とする。このときより好ましいのは、ガス導入
管2から導入された臭気ガスのうち、アミン類を効率よ
くガス導入側気室5aに導入させるには、予めシャッタ
ー10a、10cを閉状態にしておき、ガス導入側気室
5a内を低圧設定すればよい。
【0017】シャッター10aを3分間開状態とした
後、次にそのシャッター10aを閉状態とすると同時に
シャッター10cを開状態とし、この状態を5分間保持
する。これによって、ガス導入側気室5aに貯められた
アミン類はガス吸着手段6に吸着される。
後、次にそのシャッター10aを閉状態とすると同時に
シャッター10cを開状態とし、この状態を5分間保持
する。これによって、ガス導入側気室5aに貯められた
アミン類はガス吸着手段6に吸着される。
【0018】次に、シャッター10cを閉状態とすると
共に、シャッター10dを開状態にし、ガス吸着手段6
を300℃前後に加熱手段7にて4分間加熱する。これ
によって、ガス吸着手段6に吸着したアミン類は脱着さ
れ、ガス検知気室5cに貯められる。この結果、最初ガ
ス溜5に貯められたアミン類は、最終的にガス検知気室
5cに貯められるので、約300倍の濃縮を行ったこと
になる。従って、アミン類の濃度が濃縮前に170pp
bという低い場合であっても、濃縮によって300倍に
なるので、検知手段8の検知限界が50ppmであって
も十分アミン類を検知することができる。
共に、シャッター10dを開状態にし、ガス吸着手段6
を300℃前後に加熱手段7にて4分間加熱する。これ
によって、ガス吸着手段6に吸着したアミン類は脱着さ
れ、ガス検知気室5cに貯められる。この結果、最初ガ
ス溜5に貯められたアミン類は、最終的にガス検知気室
5cに貯められるので、約300倍の濃縮を行ったこと
になる。従って、アミン類の濃度が濃縮前に170pp
bという低い場合であっても、濃縮によって300倍に
なるので、検知手段8の検知限界が50ppmであって
も十分アミン類を検知することができる。
【0019】ガス検知気室5cに貯められたアミン類
は、500℃前後に加熱された検知手段8にて1分間検
知されることによって鮮度の低下をランプの点滅等によ
って知らせることができる。
は、500℃前後に加熱された検知手段8にて1分間検
知されることによって鮮度の低下をランプの点滅等によ
って知らせることができる。
【0020】この測定の後、シャッター10dを閉状態
にすると共に、シャッター10bを開状態にしてガスを
ガス排出管9を介して冷蔵庫外に排出させる。
にすると共に、シャッター10bを開状態にしてガスを
ガス排出管9を介して冷蔵庫外に排出させる。
【0021】このように、冷蔵庫の食物保存室内で発生
した複数の種類の臭気ガスをガス溜5に導入する前に、
アミン類以外の臭気ガスを除去するので、そのアミン類
の濃度を濃くすることができる。
した複数の種類の臭気ガスをガス溜5に導入する前に、
アミン類以外の臭気ガスを除去するので、そのアミン類
の濃度を濃くすることができる。
【0022】上述の方法をサイクリック的に繰り返すこ
とによって、冷蔵庫の食物保存室内の鮮度を測定するこ
とができる。
とによって、冷蔵庫の食物保存室内の鮮度を測定するこ
とができる。
【0023】本発明では、鮮度の測定を開始してから終
了するまで15分間を要するので、リアルタイム的な測
定は不可能であるが、鮮度の測定は家庭等にある冷蔵庫
では数時間のオーダで行えばよく、サイクリック的に繰
り返すことによって本発明でも十分対応することができ
る。
了するまで15分間を要するので、リアルタイム的な測
定は不可能であるが、鮮度の測定は家庭等にある冷蔵庫
では数時間のオーダで行えばよく、サイクリック的に繰
り返すことによって本発明でも十分対応することができ
る。
【0024】また、アミンガス分離手段4がアミン類以
外の物質を吸着する能力が低下すると、加熱手段7にて
アミンガス分離手段4を200℃前後に加熱して吸着さ
れた物質を脱着することによって、アミンガス分離手段
4の活性化を行うことができる。このとき、シャッター
10aを閉状態にすることによって、脱着された物質は
ガス抜き管2aから冷蔵庫の外部に導出される。
外の物質を吸着する能力が低下すると、加熱手段7にて
アミンガス分離手段4を200℃前後に加熱して吸着さ
れた物質を脱着することによって、アミンガス分離手段
4の活性化を行うことができる。このとき、シャッター
10aを閉状態にすることによって、脱着された物質は
ガス抜き管2aから冷蔵庫の外部に導出される。
【0025】更に、上述の実施例では、ガス吸着手段6
としてモレキュラーシーブを使用したが、これには限ら
れず、アミン類を吸着することができるものであれば構
わない。
としてモレキュラーシーブを使用したが、これには限ら
れず、アミン類を吸着することができるものであれば構
わない。
【0026】また、上述の実施例では、ガス検知気室5
cとガス導入側気室5aとの容積比を300に設定した
が、これには限られず、検知手段8の検知能力が良いほ
どその容積比を小さくすることができる。
cとガス導入側気室5aとの容積比を300に設定した
が、これには限られず、検知手段8の検知能力が良いほ
どその容積比を小さくすることができる。
【0027】
【発明の効果】本発明によれば、冷蔵庫の食物保存室内
に保存している食物から腐敗時に発生する臭気ガスの量
が微量であり、且つその臭気ガスが複数の種類であった
としても、その臭気ガス中のアミン類以外の臭気ガスを
大容量のガス導入側気室内への導入直前にアミンガス分
離手段で除去すると共に、吸着気室内のガス吸着手段に
よって吸着されたガスを脱着した後、小容量のガス検知
気室内に収集することにより、アミン類の濃度が濃縮さ
れ、アミン類のみの検知を精度よく行うことができると
共に、測定に関する信頼性が向上する。
に保存している食物から腐敗時に発生する臭気ガスの量
が微量であり、且つその臭気ガスが複数の種類であった
としても、その臭気ガス中のアミン類以外の臭気ガスを
大容量のガス導入側気室内への導入直前にアミンガス分
離手段で除去すると共に、吸着気室内のガス吸着手段に
よって吸着されたガスを脱着した後、小容量のガス検知
気室内に収集することにより、アミン類の濃度が濃縮さ
れ、アミン類のみの検知を精度よく行うことができると
共に、測定に関する信頼性が向上する。
【図1】本発明のガス検知装置の概略図
【図2】本発明のガス検知装置を用いて鮮度を検知する
際のシャッターの開閉に関するタイムチャート
際のシャッターの開閉に関するタイムチャート
1 ガス検知装置 2 ガス導入管 3 オゾン発生器 4 アミンガス分離手段 5 ガス溜 5a ガス導入側気室 5b 吸着気室 5c ガス検知気室 6 ガス吸着手段 7 加熱手段 8 検知手段 9 ガス排出管 10a、10b、10c、10d シャッター
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 柴田 賢一 大阪府守口市京阪本通2丁目18番地 三洋 電機株式会社内
Claims (2)
- 【請求項1】 腐敗時に食物から発生される臭気ガスの
中からアミン類を分離するアミンガス分離手段と、この
分離手段に分離されたアミン類を貯める密閉可能なガス
溜と、該ガス溜をガス導入側気室、吸着気室及びガス検
知気室に夫々分室する開閉自在な仕切手段と、該吸着気
室内に設けられたアミン類を吸着するガス吸着手段と、
上記ガス検知気室内に設けられ、上記ガス吸着手段から
脱着したアミン類を測定する検知手段と、からなること
を特徴とするガス検知装置。 - 【請求項2】 上記ガス検知気室の容積はガス導入側気
室の容積より小さいことを特徴とする請求項1記載のガ
ス検知装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP19523892A JP3272041B2 (ja) | 1992-07-22 | 1992-07-22 | ガス検知装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP19523892A JP3272041B2 (ja) | 1992-07-22 | 1992-07-22 | ガス検知装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0634613A true JPH0634613A (ja) | 1994-02-10 |
JP3272041B2 JP3272041B2 (ja) | 2002-04-08 |
Family
ID=16337787
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP19523892A Expired - Fee Related JP3272041B2 (ja) | 1992-07-22 | 1992-07-22 | ガス検知装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3272041B2 (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2020214005A1 (en) * | 2019-04-19 | 2020-10-22 | Samsung Electronics Co., Ltd. | Article storage apparatus and method of identifying condition of article therein |
EP3966510A4 (en) * | 2019-08-22 | 2022-07-20 | Samsung Electronics Co., Ltd. | ELECTRONIC DEVICE AND METHOD FOR DETERMINING THE TYPE AND CONDITION OF FOOD STORED THEREIN |
-
1992
- 1992-07-22 JP JP19523892A patent/JP3272041B2/ja not_active Expired - Fee Related
Cited By (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2020214005A1 (en) * | 2019-04-19 | 2020-10-22 | Samsung Electronics Co., Ltd. | Article storage apparatus and method of identifying condition of article therein |
KR20200122743A (ko) * | 2019-04-19 | 2020-10-28 | 삼성전자주식회사 | 물품 보관 장치 및 이의 물품 상태 식별 방법 |
US11460458B2 (en) | 2019-04-19 | 2022-10-04 | Samsung Electronics Co., Ltd. | Article storage apparatus and method of identifying condition of article therein |
EP3966510A4 (en) * | 2019-08-22 | 2022-07-20 | Samsung Electronics Co., Ltd. | ELECTRONIC DEVICE AND METHOD FOR DETERMINING THE TYPE AND CONDITION OF FOOD STORED THEREIN |
US11802862B2 (en) | 2019-08-22 | 2023-10-31 | Samsung Electronics Co., Ltd. | Electronic device and method for determining kind and state of food stored therein |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP3272041B2 (ja) | 2002-04-08 |
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