JPH0634361B2 - 回転可能な電気コネクタ及びそのための主軸及び部品ならびにその主軸の製造方法 - Google Patents

回転可能な電気コネクタ及びそのための主軸及び部品ならびにその主軸の製造方法

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JPH0634361B2
JPH0634361B2 JP63052481A JP5248188A JPH0634361B2 JP H0634361 B2 JPH0634361 B2 JP H0634361B2 JP 63052481 A JP63052481 A JP 63052481A JP 5248188 A JP5248188 A JP 5248188A JP H0634361 B2 JPH0634361 B2 JP H0634361B2
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  • Manufacturing Of Electrical Connectors (AREA)
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Description

【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本発明は,一般に電力または通信コードを電気器具また
は電気通信機器に接続する電気コネクタに関し,さらに
具体的には、前記用途に用いられる回転可能な電気コネ
クタに関する。
特に、本発明は、回転可能な電気コネクタ及びそのため
の主軸及び部品ならびにその主軸の製造方法に関する。
(従来の技術) 回転可能な電気コネクタは,例えば、送受器を電話機の
台に接続するコードとともに用いる。回転可能な電気コ
ネクタの目的は,長期間にわたって使用するあいだにコ
ードがもつれたり、捻じれたりして望ましくない状態と
なることを防ぐことにある。
回転可能なコネクタは,一般に主軸を有し,少なくとも
主軸の一部はハウジング内にある。主軸またはハウジン
グのいずれかが,共通軸を中心として、もう一方に対し
て回転するように取りつける。雄および雌のモジュール
電気コネクタエレメントは,ハウジングおよび主軸のう
ちの一つまたは他方に関連する。ハウジング内にある主
軸部分は,主軸の外周に導電リングを有し,これらのリ
ングは,主軸内を通る導電エレメントによって、モジュ
ールコネクタエレメントの一つにある電気接点部材に接
続される。リングは,別の電気接点部材によって、ハウ
ジングと共に電気コネクタエレメント上のさらに別の接
点部材と接触する。このようにして、モジュール雄コネ
クタエレメトおよび雌コネクタエレメントのあいだに回
転可能な電気接続部が形成される。回転コネクタと共に
ある雌コネクタエレメントは、通常は電話機コードの一
端にあるモジュール雄コネクタエレメントを受け入れ、
回転コネクタと共にある雄モジュールコネクタエレメン
トは、通常は電話機の送受器または電話機の台のいずれ
かに設けた雌コネクタエレメントに差し込まれる。
(発明が解決しようとする問題点) 上記のような形式の回転可能な電気コネクタのほとんど
は、比較的に複雑な組立品であり、組み立てが困難で且
つ作動上の困難がある比較的多数の部品を有する。
(問題点を解決するための手段) 本発明による回転可能な電気コネクタは、比較的に少数
の部品を有する。これは比較的に組み立てが容易で、最
適な作動特性を有する。本発明にしたがって構成された
回転可能な電気コネクタには、幾つかの改善された構造
的特徴が取り入れられている。
これらの特徴としては、主軸の外周に導電リングを納め
る溝を設けること、そして、溝の中に導電リングを保持
するための切欠部を溝の側壁に設けることがある。
別の特徴は、リングと接触する接点部材にねじりを与
え、接点部材をリングに押しつける構造にある。
さらに別の特徴は、リングと接触する接点部材を軸方向
に調整し、接点部材とそれが接続すべき特定のリングと
の心合せを容易にする構造を有するべきことにある。
その他の特徴は、リングをモジュールコネクタエレエン
トに接続する導電エレメントと一体化されたリングの使
用、および全ての一体化されたリング導電エレメントと
主軸との組み立てを容易にする構造を有することにあ
る。
さらにその他の特徴は、回転可能な電気コネクタ用の主
軸の製造方法、製作方法、及び組み立て方法にある。
それ以外の特徴と利点は、下記の詳細な説明と添付図面
に請求され且つ開示され、あるいは当業者にとって明白
に示された構造および方法に固有のものである。
(実施例) 以下、本発明につき添付図面に基づいてより詳細に説明
する。
まず第1図を参照する。本発明の実施例にしたがって構
成された回転可能な電気コネクタが全体として30で示し
てあり,電話機に使用した場合である。回転可能なコネ
クタ30は,電話機コード32の一端にある雄モジュールコ
ネクタエレメント31を受け入れる。回転可能な電気コネ
クタ30には、電話機の送受器35のソケット34内に受け入
れられる雄コネクタエレメント33が伴う。電話機コード
32の別の一端(図示していない)は,電話機の台に接続
する。
当然のことながら,第1図に示した配置を逆にして、コ
ード32のもう一方の端を送受器35に接続し,回転可能な
電気コネクタと共になった雄コネクタエレメント33を電
話機の台に設けた34と同様のソケットに差し込むことが
可能である。
ここで第2図および第4図を参照する。回転可能なコネ
クタ30は,それぞれ第1および第2の対向する開口端部
37,38を有するハウジグ36から成る。ハウジング36の中
には、主軸40が回転可能に取りつけられ、前記主軸は、
複数個の導電エレメント42,42を備えた主軸本体41から
成る。主軸本体41は,主軸本体の対向する両端部のあい
たに位置する第1軸受部43と,主軸本体の一端に位置す
る第2軸受部44から成る。第1軸受部43からは,シャン
ク45が一体的に延びる。主軸およびハウジングを組み立
てると、第1軸受部43は,ハウジング開口部38内に回転
可能なように取付られ,シャンク部45は,開口部38か
ら、第4図において右方向に、外向きに延びる。
主軸本体の第2軸受部44は,雌コネクタエレメント48の
一端に位置するへこみ部分49の中に回転可能なように取
りつけられ、前記雌コネクタエレメントは複数個の導電
エレメント50,50を有し、これは、へこみ49内の主軸の
第2軸受部44の接触とあいまって、以下にさらに詳細に
述べる仕方で、雌コネクタエレメント48と主軸40を互い
に結びつける。
雌コネクタエレメント48および主軸40は,最初にともに
合わされ、次に第1開口端部37からハウジング36内に挿
入される。雌コネクタエレメント48および主軸40がハウ
ジング30内で組み立てられると,これらは第4図に示す
位置となる。
組み立てた状態では、雌コネクタエレメント48は,ハウ
ジング36内に保持され且つ支持される。そして、雌コネ
クタエレメント48は,主軸40の一端を回転可能なように
支持し、主軸の第2軸受部44は、雌コネクタエレメント
内のへこみ部49に接触する。ハウジング36内の主軸の40
のもう一方の回転可能な支持部は、ハウジング36の第2
開口端部38の中の第1軸受部43との接触である。第4図
に示すように、主軸のシャンク45は,ハウジング36か
ら、後者の第2開口端部38を越えて外向きに突き出す。
雄コネクタエレメント33は,第4図に示す他の全てのエ
レメントが図示された位置に組み立てられた後に、シャ
ンク45に取りつける。
主軸40の軸方向の、第4図において右向きの移動は、ハ
ウジング36の内部の第2開口端部38の周囲にあるリング
状のスラスト軸受39が,主軸の第1軸受部43に隣接る主
軸本体41のスラスト軸受46と接触することによって防げ
られる。主軸40の軸方向の、第4図において左向きの移
動は,主軸本体が雌コネクタエレメント48と接触するこ
とによって防げられ,さらにハウジング36の中の雌コネ
クタエレメント48の軸方向左向きの移動は,雌コネクタ
エレメントの底部にある一対の突起51,51(第2図およ
び第3図)が、ハウジング36の底部の第1開口端部37の
傍にある一対のスロット52,52(第2図)と噛み合うこ
とによって防げられる。
第4図に示すように、全てのエレメント完全に組み立て
ると、主軸40と雌コネクタエレメント33は共に,雌コネ
クタエレメント48とハウジング36に対して、共通軸を中
心として回転可能となる。
ハウジング36,雌コネクタエレメント48,主軸本体41お
よび雄コネクタエレメント33は全て,成型プラスチック
等の電気絶縁材料から形成される。当然のことながら,
導電エレメント42,42および電気接点エレメント50,50
は,銅等の導電体金属製とするか、あるいは前記導電体
を金メッキして耐食性を高めてもよく、あるいは725 銅
合金等の高耐食性の銅−ニッケル−銀合金を使用するこ
とも可能である。
ここで第2図,第4図および第6図、第7図を参照す
る。主軸本体41は,主軸本体の外表面に複数本の外周棒
53,55を有する。第7図を見ればもっとも分りやすい
が、各導電エレメント42,42は,実質的に主軸の軸と平
行な方向に主軸本体41を通って延びる直線状の第1部分
55、第1部分55から横向きに主軸本体の外表面を貫通し
て延びる第2部分56、および、第2部分56と一体化し且
つ主軸本体の外表面にある各外周溝53に収まるリング部
分57を有する。さらに、導電エレメントの第1部分55と
一体となって、雄コネクタエレメント33の形に従い且つ
雄コネクタエレメントに接触する形状の末端部分58があ
る(第4図)。
さらに第7図を参照する。主軸本体41は2つの半割部,
すなわち,部分60,60から成り,各々は,半円形あるい
は凸状の外表面と,それぞれの合わせ面,すなわち,内
面61,61を有し,前記内面には,対向する合わせ面に設
けた穴63,63と結合するピン62,62を配置する。さら
に,各合わせ面は,対向する合わせ面のスロット65と結
合するペグ64を備える。上記の2つの文に述べたピン、
穴、ペグおよびスロットは、2つの主軸半割部60,60を
合わせて保持する働きをする。主軸本体の半割部60の各
合わせ面61は,主軸の軸と実質的に平行に延びる第1ス
ロット部分67を備える。各々の第1スロット部分67に
は,第1スロット部分から主軸の外表面に向かって横方
向に延びる第2スロット部分68が繋がり,前記外表面に
おいて,第2スロット部分は対応する溝53と繋がる。2
つの主軸半割部60,60を合わせると、各半割部のスロッ
ト部分67,67および68,68も同様に合わさって、導電エ
レメント42の第1、第2部分55,56をそれぞれ納めるチ
ャネルが定まる。
ここで第7図から第9図を参照する。導電エレメントの
各リング部分57は,主軸本体の外表面を取り巻き、溝53
の中にある。各溝53は,底部70と一対の側壁71,72から
成る。各溝の側壁71には,溝底部70と隣接して切欠部73
を設け、前記切欠部は、導電エレメントのリング部分57
の末端部分74を受入れ且つ前記末端部分と噛み合い,溝
53の底部に隣接するように末端部分74を保持し,さらに
リング全体を溝53の底部と密着せる。切欠部73は,リン
グ部分が溝底部70から外れるのを防ぐ。第8図に示すよ
うに,各切欠部73は,主軸の軸方向に向かって半径方向
に内側に溝底部70よりも先まで延びる。これによって、
切欠部の成形性が高まる。
各溝53の幅は,リング部分57を構成する導体材料の幅2
つ文が十分に収まるが、実質的にはそれを上回らない。
この特徴の意味を以下に説明する。
ここで第2図から第6図を参照する。各電気接点部材50
は,雄電気コネクタエレメント31上の電気接点部材と
接触する第1部分80,第1部分80から主軸本体の軸の実
質的に平行な方向に延び且つ第1部分80と同じ平面上に
位置する第2部分81,さらに第2部分81と一体であり且
つ第1、第2部分80,81の平面から横に延びる第3部分
82から成る。第1、第2部分80,81は,それらのあいた
に接合部83があり,また第2、第3部分81,82は,それ
らのあいだに接合部84がある。第3部分82は,通常は主
軸に外周溝53の中で突き当る。
溝53は、導電エレメントのリング部分57の導体材料の幅
2つ分を納める。電気接点部材の第3部分82は,導体材
料の2幅分を納めた外周溝と接触する(第4図)。導体
材料の2幅分は溝53を完全に占めるので,電気接点部材
53とリング部分57のあいだの完全な電気接続が成され
る。溝の幅全体が導体材料2幅分によって占められるの
で、第3接点部分82が、リング部分から溝のリング部分
に占られていない部分に滑り落ちる危険性はない。
図に示すように、主軸本体には4本の外周溝53,53があ
る。さらに、雌コネクタエレメント48にも4本の電気接
点部材50,50がある。各接点部材50の第3部分82は,対
応する外周溝53と接触する。図示した実施態様において
は,一対の第3部分82,82が,2つの相対する側におい
てそれぞれ主軸本体と接触し(第6図)、この接触は全
て、主軸本体の軸よりも下方の位置における主軸本体へ
の正接である。4本の第3部分82,82はそれぞれねじり
力が加わっており、二対の第3部分82,82はそれらのあ
いだにある主軸本体を両側から鋏む作用あるいは握る作
用を加え,これによって雌コネクタエレメント48と主軸
本体41の結合を助ける。この結合は、ハウジング36の中
だけでなく、外においても有効である。リング部分57に
溝53の対向する側から接点部分82,82が接触すること
は、受話器の雑音を低減する助けとなる。なぜなら、雑
音は,リング部分57と第3部分82の一方が他方に対して
回転する時に,リング部分と第3部分との接触が途切れ
るために発生するからである。2つの第3部分82,82が
各リングと接触するので,断路の発生の大幅に低減さ
れ,したがって雑音も低減する。各リング部分57に2つ
の第3部分82,82を接触することの別の利点は、断路が
生じないように各第3部分82をリング部分に押しつける
力が少なくて済むので,第3部分82,82によって加えら
れる抗力に抗して主軸を回転させるのに必要なトルク
は,大幅に軽減される。例えば,リング部分57を1つの
第3部分82と接触させた場合に必要なトルクの約25%ま
で軽減される。
雌コネクタエレメント48は,各接点部材の第3部分82と
それぞれの外周溝53との整列を促進する構造を含む。さ
らに具体的に述べると,雌コネクタエレメントは,底部
86,底部86から上方に延びる一対の側部87,88,さら
に底部86から上方に延び且つ側部87,88の間に延びる端
部89を有する物体の形状である。端部89は,複数本のス
ロット90,90を有し、各スロットは電気接点部材50の第
1部分80の末端部85を収める。雌コネクタエレメントの
底部86には,複数本のスロット91,91を配置し、各スロ
ットは電気接点部材50の第2部分81を収める。
雌コネクタエレメント48の一端93において、全てのスロ
ット91,91に切欠部92が繋がり、前記切欠部は、接点部
材50の第1部分80および第2部分81の中間の接合部83を
納める。切欠部92は,接点部材50が主軸の軸に平行な経
路に沿って,その部分80,81の平面上で主軸本体41に向
かったり離れたりする動きを許容する構造を成す。これ
によって,接点部材の第3部分82は,主軸本体41上の予
め定められた外周溝53と整列することが可能となる。雌
コネクタエレメントの端部89のスロット90,90の寸法
は,軸方向において一つ前の文に述べた動きを十分に許
容出来る大きさである。第2図から第6図に示すよう
に、接点部材50の接合部83とその第3部分82のあいだに
は、上記の接点部材を動きを防げるような構造的な制約
は一切無い。
先に述べたように,電気接点部材50の第3部分82はねじ
りを加えた状態にある。ここでこれを達成する構造につ
いて述べる。雌コネクタエレメントの底部86は,スロッ
ト91を備えた構造から成り、この構造には、接点部材の
第2部分81の軸を中心として回転するように接点部材の
第3部分82および接合部84を取りつける。雌コネクタエ
レメントの底部86の上部にはスロット95,95を配し、前
記各スロットは、接点部材の接合部83に隣接した接点部
材の第1部分80の部分96を納める。前文に述べた構造
は,接点部材の第2部分81の軸を中心として接合部83が
回転しないように保持する。実際上,接点部材の第2部
分81は,接合部83によって定まる一端において回転を抑
制されるが,接合部84によって定まる一端においては回
転は抑制されない。その結果,接点部材の第2部分81は
ねじり棒となり,接点部材の第3部分82を,第3部分82
の自由状態の方向に,主軸本体41に対して押しつける。
第6図,82a の破線によって示すこの自由状態位置は、
第3部分82が主軸と通常に接する位置よりもかなり内側
の角度位置にある。通常位置は第6図に実線82で示す。
第6図に82bで示す破線は,第3部分82の最大捻じり限
度である。
接点部材の第3部分82に加えられる捻じりの量(すなわ
ち,ひねりの角度)は,ねじり棒の長さ,すなわち,接
点部材の接合部84の非抑制端と接合部83の抑制端のあい
だの第2部分81の長さによって決まる。さらに多くの捻
じり又はひねり角度を望む場合には,ねじり棒(第2部
分81)の長さを増すことによって得ることが出来る。ね
じり棒81を長くすると,ねじり棒を長くした分を受け入
れるために雌コネクタエメレント48の長さを延ばすこと
が必要となり,これは雌コネクタエレメントの端部89の
厚さ,すなわち,軸方向の寸法を増すことによって達成
出来る。(雌コネクタエレメントの端93と端部89との距
離は,雄モジュールコネクタエレメント31を受け入れる
のに必要な寸法によって決まる。雄エレメント31の大き
さは固定したものであるので,雌コネクタエレメント48
は,その端93と端部89のあいだを長くすることは出来な
い。それゆえ、ねじり棒81の増加分は,雌コネクタエレ
メントの端部89の厚みを増すことによって対処せねばな
らない。) 上記の実施例においては,個々の主軸外周溝53に対し
て,単一の接点部材50と単一の第3部分82がある。別の
実施例においては,個々の主軸外周溝53に対して一対の
接点部材50,50の配することも可能であり、一対になっ
た各接点部材の第3部分82は,対向するそれぞれの側か
ら溝53と接触することになる。このような実施例におい
ては,一対になった各接点部材の第1、第2部分80,81
は対となったもう一方の接点部材の第1、第2部分と密
接に並んで置かれ、一対になった各接点部材の部分80,
81は,同一のスロット90,91,95に納まる。一対になっ
た各接点部材の第3部分82は,一対になったもう一方の
接点部材の第3の部分とは分岐する。これは各接点部材
を別々の線材から製作するか、あるいは、第6a図に示よ
うに1本の線材を二重にして2つの接点部材の部分80,
81,82を形成することによって達成出来る。
スロット90,91,95等は,両部材50,50を納めるのに十
分な幅とするか、あるいは、部材50,50が同一スロット
に共に納まるように部材50,50の太さを細くする必要が
ある。一対になった個々の接点部材50は,一対になって
いない接点部材50について上述したようなねじり棒の特
性があるので,二重のねじり棒効果があり,同じ主軸外
周溝の対向する側から一対になった各第3部分82,82に
双方が互いに相手に向かうように力を加える。
上述したように、一対となった部材の各第1部分80,80
は,同一スロット90に納まり,さらに,一対になった部
材の各第1部分80,80は,雄モジュールコネクタエレメ
ント31(第1図)内の同一接点部材97と接触する。
ここで、導電エレメント42,42と主軸本体41の組み立て
を容易にするための,そして導電エレメントを互いに絶
縁された関係に保持するための様々な実施例について説
明する。
第13図から第16図を参照する。主軸本体41は,一対の対
向する端部100, 101および外表面102 を有する。この実
施例においては,シャンク45は,第2図および第4図の
実施例における部分43と同様に、軸受部としても機能す
る。さらに、主軸本体41は、対向する端部100, 101のあ
いだに延びる軸方向開口部103 を有する。軸方向開口部
103 は,複数の外周溝108, 108がある外表面107 を有す
る細長い保持部材104 を滑動可能なように受け入れる。
保持部材104 は,保持部材から半径方向外向きに延びる
キー105 を備え、主軸本体41には軸方向開口部103 にキ
ー105 を受入れるキー溝106 を設け、軸方向開口部103
に保持部材が滑動可能なように納まった時に、保持部材
104 が主軸本体41の軸を中心として回転することがない
ように固定する。
導電エレメント42は,保持部材104 を主軸本体の軸方向
開口部103 の中に滑動可能なように挿入する前に,保持
部材104 の各溝108 に納める。保持部材104 は電気絶縁
材料で製作し,保持部材が主軸本体内に納まると,この
保持部材と主軸本体は共に導電エレメント42,42を互い
に絶縁された状態に保持する。
主軸本体41の中で保持部材104 を組み立てると,保持部
材の細長い溝108, 108は,それぞれ主軸本体の軸に平行
に延び,且つ対応する導電エレメント42の第1部分55を
保持する構造を成す(第16図)。
主軸本体は,導電エレメント42をその構成部分56,57に
製作しやすい構造であり,ここでこのような構造につい
て説明する。主軸本体41の外表面102 から,複数のスロ
ット110, 111, 112, 113が半径方向内向きに延び,各ス
ロットは主軸本体の端部100 から主軸本体の軸に平行な
方向にもう一方の端部に向かって延び,さらに各スロッ
ト110 〜113 は,主軸本体の外周溝53,53のそれぞれ対
応するところに終端がある。各溝53,53は,主軸本体41
と一体化されたディバイダーによって分離され,各スロ
ット110 〜113 は,一対の隣接するディバイダーのあい
だで終わる。各スロット110 〜113 は,それぞれ対応す
る別々の半径方向に主軸本体41の軸を横切って延び,保
持部材104 が主軸本体41内に滑動可能なように挿入され
ると,保持部材の細長い溝108, 108はそれぞれ主軸本体
41の対応するスロット110 〜113 と半径方向に整列す
る。スロット110 〜113 の各々は,他のスロットと角度
間隔を設け,さらに保持部材の細長い溝108, 108の各々
の互いの間隔は,スロット110 〜113 の角度間隔に対応
する。
保持部材104 を主軸本体41に最初に挿入する時には,保
持部材端部115 は主軸本体の端部100 と一致し(第16
図),さらに各々の変形されていない導電エレメント42
の端部47は,主軸本体の端部100 を通って軸方向外向き
に延びる。端部47を把握して下り返し,主軸本体41に設
けた対応するそれぞれのスロット(例えば100)を通
し,個々のスロットが終わる特定の外周溝53に達するよ
うにする。この曲げ操作によって,導電エレメント42の
第2部分56を形成する。次に、導電エレメントの残り部
分を,主軸本体41の外表面の外周溝53の中に巻きつけ
て,導電エレメントのリング部分57を形成する。
前文節て述べた加工作業手順を,各導電エレメント42,
42について繰り返す。このようにして導電エレメントが
それぞれの構成部分に加工されると,各スロット110 〜
113 は,導電エレメトの第2部分56が納まる。スロット
110 〜113 は,導電エレメントのリング部分57を主軸本
体41の外表面102 の周りに,それぞれの主軸本体外周溝
53内に巻きつけるのを容易にする。
ここで第17図から第20図を参照する。これらの図に示し
た実施例において,主軸本体41は,主軸本体の外表面10
2 から半径方向側に延びる単一のスロット116 を有す
る。スロット116 は,主軸本体の軸に沿って一方の主軸
本体端部110 から,もう一方の主軸本体端部101 に隣接
する端壁122 まで延び,さらにスロット116 は,主軸本
体41の全ての外周溝53,53と繋がる。スロット116 は,
主軸本体端部100 から比較的に離れた溝53で終わり,こ
の溝は,主軸本体と一体化した一対の隣接するディバイ
ダーによって定まる。スロット116 は,それぞれ互いに
絶縁された関係にあるように導電エレメント42,42を保
持する保持部材117 を滑動可能なように受け入れる。ス
ロット116 は,主軸本体41内の予め定められた位置に保
持部材117 を取りつけ,この保持部材は主軸本体の軸を
横切る方向に動かないように固定される。
保持部材117 は,一対の半径方向に間隔を設けた平らな
側面118, 119および一対の軸方向に間隔を設けた対向す
る端部120, 121から成る。端部120 は,主軸本体の軸に
対して非垂直的な横方向に傾斜し、また端部120 は,保
持部材117 のもう一方の端部121 に比べて主軸本体の端
部100 に近い位置にある。保持部材の平らな側面118
は,保持部材の端部120, 121のあいだに延びる複数個の
溝123, 123を有する。各溝123 は,それぞれの導電エレ
メントの第1部分55を保持する。構造を成す。
保持部材117 をスロット116 に挿入する前に,導電エレ
メント42を保持部材の各々の溝123, 123に納める。つぎ
に,保持部材は,保持部材117 の端壁121 が主軸本体端
部101 と隣接する端壁122 の内面に突き当たるまで,ス
ロット116 内に活動可能なように挿入する(第18図)。
端壁122 は,複数個の整列した開口部132, 132を有し,
各開口部には対応する導電エレメント142, 142が延び
る。保持部材117 の各溝123, 123は,軸方向の寸法が異
なり,第18図に示すように保持部材117 を主軸本体41内
に納めると,傾斜端部120 に位置する溝123, 123の各端
部は,主軸本体41のそれぞれの異なる外周溝53,53と半
径方向に整列する。
保持部材117 を最初に主軸本体41に挿入する時には,導
電エレメント42,42の端末部分47,47は,主軸本体の端
部100 を越えて主軸本体41から軸方向に外向きに延び
る。導電エレメント42,42をそれらのそれぞれの構成部
分に加工するために,各電動エレメントの端末部分47を
把握し,スロット116 を通して軸方向にり返し,それが
主軸本体のそれぞれの外周溝53と半径方向に整列するよ
うにする。この過程において,導電エレメントの第2部
分56が形成される。つぎに,末端部分47の残りの部分
は,主軸本体41の外表面の回りに,対応する外周溝53の
中に巻きつけられる。上記の曲げおよび巻きつけ手順
は、端末部分47,47に対し、第17〜18図において上から
下に順番に行う。
第20図に示すように,スロット116 は,保持部材117 を
受け入れる比較的に幅の広い内側部分124 と,導電エレ
メントの第2部分56を受け入れる比較的に幅の狭い外側
部分125 を有する。スロット部分125 は,保持部材117
の幅よりも狭く,その結果、保持部材はその側面118, 1
19に平行な半径方向の動きを抑制される。
ここで第21図から第24図を参照する。これらに図示した
実施例は,第17図から第20に図示したものと似通ってい
るが、117 のような電気絶縁材料で製作された単一の保
持部材を用いる代わりに,第21図から第24図の実施例で
は複数の電気絶縁層130, 130を用い、前記電気絶縁層
は、それぞれ別々の導電エレメント42の一部分を包み込
む。
さらに具体的に説明すると,各導電エレメント42,42
は,一対の対向する端部131,133 を有する円形の絶縁層
130 によって取り巻かれた第1部分55を有する。各絶縁
層130 は,軸方向の寸法が異なる。
主軸本体41の外表面102 から半径方向内向きにスロット
126 が延び,このスロット126 は,主軸本体の軸と平行
な方向に,主軸本体の一端100 からもう一方の端部101
に延びる。スロット126 は,複数の半径方向に間隔をお
いて設けた互いに連結した溝127, 127から成り,各溝は
円形の断面である。最も外側の溝127 は狭い最も外側の
スロット部分128 と連絡し,前記スロット部分128 は,
主軸本体の外表面の外周溝53,53の各々と連絡する。各
々の円形の溝127 は,主軸本体の固定された位置に,そ
れぞれ環状断面を有するチューブ状円筒形の絶縁層130
を受け入れ保持する。
絶縁された導電エレメント42,42はそれぞれ,絶縁層13
0, 130が第23図に示す位置に達するまで主軸本体に挿入
する。前記位置において,絶縁層の端部133 は,主軸本
体端部101 に隣接する主軸本体端壁134 の内面に突き当
たる。端壁134 は、複数の開口部 135, 135を有し,前
記各開口部を通ってそれぞれの導電エレメント42の非絶
縁部分が延びる。絶縁層の端部131 は,主軸本体端部10
0 により近いところに位置する。導電エレメント42,42
が第23図に示す位置にある時には,各々の絶縁層端部13
1 は,主軸本体のそれぞれの外周棒53と半径方向に整列
する。
導電エレメント42,42をスロット126 に挿入した後,各
エレメントの末端部47を把握し,スロット126 を通して
軸方向に折り返し,主軸本体のそれぞれの外周溝53の整
列させ,導電エレメントの第2部分56を形成する。つぎ
に,導電エレメントの残りの部分を主軸本体外表面に,
それぞれの外周溝53の中に巻きつけ,導電エレメントの
リング部分57を形成する。上記の曲げおよび巻きつけ手
順は,第21図および第23図で見た場合に上から下に向か
って順番に末端部47,47に実施する。
第10図から第12図は,導電エレメントが,上記の他の実
施例の場合のワイヤーではなく,平らな形状をしたもの
である主軸を製作する方法を示す。
最初に第10図を参照する。この方法は,最初にシート状
の導電エレメント(例えば銅またはこれに類するもの)
を用意する。このシートを中間の平面フォーム140 に打
ち抜く。前記平面フォーム140 は,多数の導電グループ
141, 141を有し,前記各導電グループは,平行に間隔を
おいて設けた複数の平面状導電エレメント142, 142から
成り,前記各エレメントは,中間平面フォーム140 上の
一対の周辺部分143, 144と接続する。
つぎに,中間フォーム140 は,主軸本体の成形用の複数
の型を成形ステーションに置く。各導電グループ141, 1
41に対して1個の型がある。
周辺部分143, 144は,それぞれ穴145, 146を有し,それ
ぞれの穴は,搬送システム(図示していない)に取りつ
けたピン149, 150を受け入れる。穴145, 146にはまった
ピンは,第10図に図示する成形ステーションの定められ
た配置に中間フォーム140 を保持し,さらに成形作業が
完了した後には,成形ステーションから主軸本体にはめ
込まれた導電エレメントを有する成形済みの主軸本体を
搬送する。これについては続いて以下に述べる。
中間フォーム140 上の各導電グループ141 は,それぞれ
導電エレメントのリング部分に対応する部分157, 157,
雄電気コネクタエレメント33に接続する導電エレメント
の部分にそれぞれ対応する部分158, 158、および横方向
に延びるかかり部分159, 160を有する。部分157 〜160
は,成形ステーションにおいては型の中に入らないが、
導電グループ141 の他の全ての部分は,第10の左側の3
つの導電グループ141, 141について示すように、型に中
に入る。
成形ステーションには4つの型があり,各型は、147
(第10図)に位置するピンによって所定の位置に保持さ
れる2つの二分体からなる従来構造のキャビティ型であ
る。これらの型を中間平面フォーム140 の4つの導電グ
ループ141, 141全て設置した後,溶融形態の非導電性プ
ラスチック材料を各型に導入する。つぎに、溶融プラス
チック材料は,各グループ141 の型の中にある部分の周
りで固化し,型の中にある部分を成形プラスチック主軸
本体151 の内部に埋め込む。各導電グループ141の各導
電エレメント142 は,一対の自由な非埋込部分を有し,
前記部分の一方はリング部分157, 157に対応し,さらに
もう一方は部分158, 158に対応する。部分157, 158はそ
れぞれ,平面中間フォーム140 の周辺部分143, 144と接
続する。
各々の導電グループ141 は,成形作業の際にプラスチッ
クが充填される開口部148,148 を有し,前記開口部は,
導電グループを成形プラスチック主軸本体151 内の所定
の位置に固定するのに役立ち,さらに主軸が最終形態に
ある時には,かかりのある部分159, 160を所定位置に保
持するのに役立つ。
溶融プラスチック材料が固化した後,型を開けて,内部
に導電エレメントが埋め込まれたワンピース形の成形プ
ラスチック主軸本体151 を型から分離する。この段階に
おいては,全ての主軸本体は,平面フォーム140 の周辺
部分143, 144によって共に接続されている。
つぎに,導電エレメント142, 142を埋め込んだ成形主軸
本体151, 151と接続する周辺部分143, 144を合わせたも
のは,周辺部穴145, 146を通るピン149, 150によって別
のステーションに搬送し,そこで周辺部分143,144を各
導電エレメントの埋め込まれていない部分157, 158から
切断し,内部に導電エレメント142, 142を埋め込んだ個
々の主軸本体を形成する。その後,リング部分157 に相
当する各々の埋め込まれていない部分を,主軸本体の該
表面に,成形の過程で主軸本体151 の外表面に形成され
た溝153 の中に巻きつける。
主軸は,その最終形態において,主軸本体に加えて,複
数の導電エレメント142, 142から成り,前記各エレメン
トは,主軸本体を通って実質的に主軸本体の軸に平行な
方向に延びる平らな第1部分155, 第1部分から横方向
に延びて主軸本体の外表面に達する第2の平らな部分15
6, および第2部分と一体であり且つ主軸本体のそれぞ
れの外周溝153 に納まるリボン状のリング部分157 を有
する。
第10図に示すように,各導電エレメントグループ142, 1
42においては,最も外側の2つの導電エレメントは,部
分159, 160を有し,前記部分は,外周溝153, 153から軸
方向に間隔を置いた主軸本体端部164 に隣接する位置
に,導電エレメントの対向する側部から半径方向外向き
に延びる。部分159, 160の末端はかかりである。部分15
9, 160の位置および形状は,雄コネクタエレメント33を
取りつける主軸シャンク162 の部分169, 170の位置と形
状に対応する。部分169, 170は,雄電気コネクタエレメ
ントとはめ込むように噛み合ってこのエレメントをシャ
ンク162 の所定の位置に保持するのに役立つ構造であ
る。
上述したように,各リボン状部分157, 157,主軸本体の
外方面に,それぞれの溝153, 153に巻きつける。各リン
グ部分は末端部165 を有し,前記末端部は,外周溝153
の側壁にはまり込んで噛み合ってリング部分157 を溝内
の所定の位置に保持するのに役立つかかり166, 166を有
する。
第12図を参照する。主軸本体151 には,成形過程におい
てキャビティ型の2つの二分体を所定位置に保持するピ
ンの位置に対応する開口部147 がある。
再び第10図の参照する。ワンピース形主軸本体を導電エ
レメントの周りに成形する製造方法の代わりに,第7図
の60, 60に示すものに似た成形済主軸本体部分、すなわ
ち半割体を用いる方法を採用することも可能である。こ
のような方法においては,中間フォーム140 は,第10図
に示すような複数個の間隔をおいて設けた主軸本体部
分、すなわち半割体60、60を供給するステーションに置
く。そこで,導電エレメント141, 141の各グループ142
は,それぞれの主軸本体部分,すなわち半割体60の上に
置かれる。各半割体は,適切な大きさと形状をもつ67,
68(第2図)のような縦方向と横方向のスロット部分を
有し、導電エレメント142 の平らな第1および第2部分
155, 156ならびに最も外側の2つのエレメントにある平
らな縁部分159, 160が収まる。つぎに,別の同様な形状
の主軸本体半割体60を各導電グループ142 の上に置き,
ピンおよび穴62, 62およびペグおよびスロット64, 65お
よびペグおよびスロット64, 65によって(第7図)、主
軸の下半割体と合わせる。つぎに、導電エレメント142,
142の対向する端部を周辺部分143, 144から切り離す。
続いて、リボン状の部分157, 157をそれぞれの溝の中に
巻きつける。製造作業の残りの部分は上記の通りであ
る。
これまで述べた詳細な説明は,理解を明確にするために
のみ成されたものであり,変更態様は当業者にとっては
明らかであると思われるので,不必要な限定を本書から
理解すべきではない。
【図面の簡単な説明】
第1図は、電話機の部品に連結された本発明による回転
可能な電気コネクタの実施例の斜視図で、第2図は、本
発明による回転可能な電気コネクタの実施例の分解斜視
図で、第3図は、回転可能な電気コネクタに連結された
雌電気コネクタエレメントの斜視図で、第4図は、回転
可能な電気コネクタの断面図で、第5図は、第4図の左
側から見た端面図で、第6図は、第4図の直線6−6に
沿った断面図で、第6a図は,本発明による電気接点部材
の実施例の斜視図で、第7図は、本発明の実施例による
主軸を示す分解斜視図で、第8図は、本発明による主軸
本体を半割部の平面図で、第9図は、第8図の直線9−
9に沿った断面図であるが、主軸本体の各半割部を共に
組み立てた状態を示し、第10図は,本発明による主軸の
実施例の組立方法を図示したもので、第11図は,その組
立方法を第10図に示した実施例の側面図で、第12図は,
第10図の直線12−12に沿った断面図で、第13図は,本発
明による主軸の別の実施例の分解斜視図で、第14図は,
第13図の実施例の側面図で、第15図は,第14図の左側か
ら見た端面図で、第16図は,第15図の直線16−16に沿っ
た断面図で、第17図は,本発明による主軸のさらに別の
実施例の分解斜視図で、第18図は,第19図の直線18−18
に沿った第17図の実施例の断面図で、第19図は,第17図
の実施例の側面図で、第20図は,第18図の直線20−20に
沿った断面図で、第21図は,本発明による主軸のさらに
別の実施例の分解斜視図で、第22図は、第21図の実施例
の側面図で、第23図は,第22図の直線23−23に沿った部
分断面図で、第24図は,第23図の直線24−24に沿った断
面図である。 30……回転可能な電気コネクタ、31……雄モジュールコ
ネクタエレメント、32……電話機コード、33……雄コネ
クタ、35……送受機、36……ハウジング、37,38 ……開
口端部、39……スラスト軸受、40……主軸、41……主軸
本体、42……導電エレメント、43……第1軸受部、44…
…第2軸受部、45……シャンク部、46……スラスト軸
受、48……雌コネクタエレメント、49……へこみ部分、
50……導電エレメント、51……突起、52……スロット、
53……外周溝、55……第1部分、56……第2部分、57…
…リング部分、58……末端部分。

Claims (29)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】回転可能な電気コネクタ用の主軸であっ
    て、 該主軸が、 電気絶縁材料から構成され、且つ、軸および外表面を有
    する主軸本体と、 前記外表面上の複数の外周溝と、 複数の導電エレメントと、 を備え、 前記導電エレメントの各エレメントが、 前記主軸本体を通って前記軸に実質的に平行な方向に延
    びる第1部分と、 前記第1部分から横方向に延びて前記主軸の外表面に達
    する第2部分と、 前記第2部分と一体化され、且つ、それぞれ対応する外
    周溝に収容されるリング部分とを備え、 前記リング部分がそれぞれ、末端部分を有し、 前記溝がそれぞれ、底部と一対の側壁を有し、 さらに、前記主軸が、 前記溝の底部に隣接する位置に、該溝の各側壁に、切欠
    部を有し、 前記切欠部が、 前記溝に収容されたリング部分の前記末端部分を受け
    て、該末端部分と噛合し、それにより、前記溝の底部近
    傍に前記末端部分を保持するものである、 ことを特徴とする主軸。
  2. 【請求項2】前記切欠部が、半径方向内側に、前記軸に
    向かって、前記溝の底部を越えて延設されていることを
    特徴とする請求項1に記載の主軸。
  3. 【請求項3】前記リング部分が,所定の幅を有する導電
    材料から構成され、 前記溝の幅が、前記導電部材の幅2つ分を収容するには
    十分であるが、実質的に前記導電部材の幅2つ分以上を
    収容するには足りない程度であり、 前記溝が、前記導電部材の幅2つ分を収容し、実質的に
    前記溝の横方向の幅全体が満たされるものであることを
    特徴とする請求項1に記載の主軸。
  4. 【請求項4】前記溝の幅が、前記導電部材の幅2つ分を
    収容するには十分であるが、実質的に前記導電部材の幅
    2つ分以上を収容するには足りない程度であり、且つ、
    前記溝が、前記導電部材の幅2つ分を収容し、実質的に
    前記溝の横方向の幅全体が満たされるものであることに
    よって、 前記主軸と共にもちいられるべき雌電気コネクタエレメ
    ントの電気接点部材の、前記導電部材の幅2つ分を収容
    する外周溝と接触する接触部分が、 前記リング部分から外れて、前記溝のリング部分によっ
    て被われていない溝部分に滑り込まないようになってい
    ることを特徴とする請求項3に記載の主軸。
  5. 【請求項5】回転可能な電気コネクタ用の主軸であっ
    て、 該主軸が、 電気絶縁材料から構成され、且つ、軸および外表面を有
    する主軸本体と、 前記外表面上の複数の外周溝と、 前記主軸本体に保持された複数の導電エレメントと、 を備え、 前記導電エレメントのそれぞれは、対応する外周溝に収
    容されるリング部分を有し, 前記リング部分は,所定の幅を有する導電部材から構成
    され、 前記溝の幅が、前記導電部材の幅2つ分を収容するには
    十分であるが、実質的に前記導電部材の幅2つ分以上を
    収容するには足りない程度であり、 前記溝が、前記導電部材の幅2つ分を収容し、実質的に
    前記溝の横方向の幅全体が満たされるものである、 ことを特徴とする主軸。
  6. 【請求項6】前記溝の幅が、前記導電部材の幅2つ分を
    収容するには十分であるが、実質的に前記導電部材の幅
    2つ分以上を収容するには足りない程度であり、且つ、
    前記溝が、前記導電部材の幅2つ分を収容し、実質的に
    前記溝の横方向の幅全体が満たされるものであることに
    よって、 前記主軸と共にもちいられるべき雌電気コネクタエレメ
    ントの電気接点部材の、前記導電部材の幅2つ分を収容
    する外周溝と接触する接触部分が、 前記リング部分から外れて、前記溝のリング部分によっ
    て被われていない溝部分に滑り込まないようになってい
    ることを特徴とする請求項5に記載の主軸。
  7. 【請求項7】回転可能な電気コネクタ用部品であって、 該電気コネクタ用部品が、 電気絶縁材料から構成され、且つ、軸および外表面を有
    する主軸本体と、 前記外表面上の複数の外周溝と、 前記主軸本体に保持された複数の導電エレメントと、 を備え、 前記導電エレメントのそれぞれは、対応する外周溝に収
    容されるリング部分を有し, 前記主軸本体と協働する雌電気コネクタエレメントであ
    って、電気絶縁材料から構成された第2本体を有する雌
    電気コネクタエレメントと、 前記第2本体に保持された複数の電気接点部材と、 を備え、 前記接点部材のそれぞれが、 雄電気コネクタエレメントの電気接点部材と接触するた
    めの第1部分と、 前記第1部分から前記主軸本体の方向に延びる第2部分
    と、 前記第2部分と一体であり、且つ前記第2部分に対して
    横方向に延びる第3部分と、 を備え、 前記第1および第2部分はそれらの間に接合部があり、 前記第3部分は、通常は、前記主軸に外周溝内で当接
    し、 前記電気コネクタ用部品が、 前記第2本体にある切欠部を備え、 前記切欠部が、前記接点部材の第1および第2部分の接
    合部を収容し、 前記接点部材が、前記軸に平行に、主軸本体に向かっ
    て、あるいは主軸本体から離れる方向へ、前記平面内に
    おいて移動可能であるように、前記切欠部に収容され、 それにより、前記接点部材の前記第3部分が、前記主軸
    の所定の外周溝に整列され、 前記切欠部が、前記第3部分が主軸本体と当接する外周
    溝の幅よりも大きい軸方向の寸法を有することを特徴と
    する回転可能な電気コネクタ用部品。
  8. 【請求項8】前記第1および第2部分はそれらの間に接
    合部があり、 前記接点部材の前記第2および第3部分は、それらの間
    に接合部があり, 前記第3部分は、通常は、前記主軸に外周溝内で当接
    し、 前記電気コネクタ用部品が、 前記第3部分、および接点部材の第2および第3部分の
    あいだの前記接合部を、前記第2部分の軸を中心として
    回転するように取りつけるための前記第2本体上にある
    取り付け手段と、 前記接点部材の第1および第2部分のあいだの前記接合
    部を、前記第2部分の軸を中心に回転しないように保持
    するための前記第2本体上にある保持手段と、 を備え、 前記接合部材の前記第2部分が、ねじり棒手段を構成
    し、 前記ねじり棒手段によって、前記第3部分の自由状態位
    置の方向に、前記接点部材の第3部分が、前記主軸本体
    に押しつけられるようになっており、 前記自由状態位置が、前記第3部分が、通常の場合に前
    記主軸本体と接する位置よりもかなり内側の角度位置に
    ある、 ことを特徴とする請求項7に記載の回転可能な電気コネ
    クタ用部品。
  9. 【請求項9】回転可能な電気コネクタ用部品であって、 該電気コネクタ用部品が、 電気絶縁材料から構成され、且つ、軸および外表面を有
    する主軸本体と、 前記外表面上の複数の外周溝と、 前記主軸本体に保持された複数の導電エレメントと、 を備え、 前記導電エレメントのそれぞれは、対応する外周溝に収
    容されるリング部分を有し, 前記電気コネクタ用部品が、 前記主軸本体と協働する雌電気コネクタエレメントであ
    って、電気絶縁材料から構成された第2本体を有する雌
    電気コネクタエレメントと、 前記第2本体に保持された複数対の電気接点部材と、 を備え、 対になった前記接点部材のそれぞれは、全ての他の対に
    なった接点部材から離間して設け、 対になった接点部材のそれぞれは、 雄電気コネクタエレメントの電気接点部材と接触するた
    めの第1部分と、 前記第1部分から前記主軸本体の方向に延びる第2部分
    と、 前記第2部分と一体であり、且つ前記第2部分にに対し
    て横方向に延びる第3部分と、を備え、 各部材の前記第1および第2部分はそれらの間に接合部
    があり、 各部材の前記接点部材の前記第2および第3部分は、そ
    れらの間に接合部があり, 対になった接点部材の各第1および第2部分は、対にな
    ったもう一方の接点部材の第1および第2部分と密接に
    並んで配設され、 各対の第3部分は互いに分岐し、 対になった2つの第3部分の各々は、通常は溝のそれぞ
    れ対向する側から、前記主軸に同一外周溝内で当接し、 前記電気コネクタ用部品が、 対になった部材の前記各第3部分、および接点部材の第
    2および第3部分のあいだの前記接合部を、前記第2部
    分の軸を中心として回転するように取りつけるための前
    記第2本体上にある取り付け手段と、 各々の対になった部材の第1および第2部分のあいだの
    前記接合部を、その部材の第2部分の軸を中心に回転し
    ないように保持するための前記第2本体上にある保持手
    段と、 を備え、 各々の対になった前記接点部材の前記第2部分が、ねじ
    り棒手段を構成し、 前記ねじり棒手段によって、前記第3部分の自由状態位
    置の方向に、前記接点部材の第3部分が、前記主軸本体
    に押しつけられるようになっており、 前記自由状態位置が、前記第3部分が、通常の場合に前
    記主軸本体と接する位置よりもかなり内側の角度位置に
    ある、 ことを特徴とする回転可能な電気コネクタ用部品。
  10. 【請求項10】回転可能な電気コネクタ用の主軸で,前
    記主軸が、 電気絶縁材料で構成され且つ軸および外表面を有する主
    軸本体と、 前記外表面上にあり、前記主軸本体と一体のディバイダ
    ーによって分離される複数の外周溝と、 各エレメントが、前記主軸本体内を前記軸に実質的に平
    行な方向に延びる第1部分と、前記第1部分から横方向
    に延び前記主軸の外表面に達する第2部分と、前記第2
    部分と一体のリング部分とから成る複数の導電エレメン
    トと、 から成り、 各リング部分は、自由末端部分を有し,前記主軸本体の
    外表面に、対応する外周溝内に巻きつけられ、 前記主軸本体は一対の軸方向に間隔がある対向する端部
    を有し、 少なくとも1個のスロットが主軸本体外表面から内側に
    向かって延び、前記スロットは、主軸本体の一端から前
    記軸に平行な方向にもう一方の端部に向かって延び且つ
    対になった隣接するディバイダーの間の前記外周溝の1
    つを終端とし、 前記スロットは、少なくとも1個の導電エレメントの第
    1部分と整列し且つ前記1つの外周溝と繋がり、 前記スロットは、前記1個の導電エレメントの第2部分
    を受け入れ、その導電エレメントのリング部分を主軸本
    体の外表面の周りに、それに対応する溝内に巻きつける
    のを容易にする手段となることを特徴とする主軸。
  11. 【請求項11】前記1個のスロットは、前記複数の外周
    溝の全てと繋がり、 さらに、前記主軸は、前記導電エレメントの第1部分を
    互いに絶縁された関係に保持する手段からなることを特
    徴とする請求項10に記載の主軸。
  12. 【請求項12】前記スロットが、半径方向内向きに延
    び、 前記保持手段は、複数のチューブ状円筒形の絶縁層から
    成り、前記各絶縁層は環状断面を有し且つ各々がそれぞ
    れの導電エレメントの第1部分を取り巻き、 さらに前記スロットは、複数の半径方向に間隔をおいて
    設けた接続された溝手段から成り、 その各々は円形の断面を持ち、前記主軸本体内の定めら
    れた位置に前記それぞれの絶縁層を受入れ且つ保持する
    ものであることを特徴とする請求項11に記載の主軸。
  13. 【請求項13】前記スロットは、主軸の前記外表面に外
    側端部、および前記外側端部から半径方向に間隔をおい
    て内側端部を有し、 前記複数の絶縁層の各々は、外側スロット端部から内側
    スロット端部にむかって順番に長くなるように軸方向に
    それぞれ異なる寸法を有し、 各絶縁層は軸方向に間隔を設けた一対の対向する端部を
    有し、 各絶縁層の一端は、絶縁層のもう一方の端部と比べて主
    軸本体の前記一端に近い位置にあり、 前記絶縁層の一端は、主軸本体のそれぞれの外周溝と半
    径方向に整列するものであることを特徴とする請求項1
    2に記載の主軸。
  14. 【請求項14】前記スロットが、半径方向内向きに延
    び、 前記保持手段は、一対の半径方向に間隔を設けた平らな
    側面と一対の軸方向に間隔を設けた対向する端部を有す
    る保持部材から成り、 前記保持部材の一端は,保持部材のもう一方の端部と比
    べて主軸本体の前記一端に近い位置にあり、 保持部材の前記第1の平らな側面には複数の溝があり、
    保持部材の一端から保持部材のもう一方の一端に延び、 各々の前記溝は、それぞれの導電エレメントの第1部分
    を保持する手段であり、 前記スロットは、前記保持部材を滑動可能なように受け
    入れる手段、および前記保持部材を前記主軸本体内に予
    め定められた位置に保持し、主軸本体の軸に対して横方
    向の移動をしないように固定する手段であり、 保持部材の各々の溝は、前記保持部材が前記予め定めら
    れた位置にある時には、前記一端が主軸本体の外表面の
    それぞれの外周溝と半径方向に整列するものであること
    を特徴とする請求項11に記載の主軸。
  15. 【請求項15】前記スロットは、主軸の前記外表面に外
    側端部、および前記外側端部から半径方向に間隔をおい
    て内側端部を有し、 前記保持部材のそれぞれの溝は、外側スロット端部から
    内側スロット端部にむかって順番に長くなるように軸方
    向にそれぞれ異なる寸法を有するものであることを特徴
    とする請求項14に記載の主軸。
  16. 【請求項16】保持部材の前記一端は、前記軸に対して
    非垂直的な方向に傾斜するものであることを特徴とする
    請求項15に記載の主軸。
  17. 【請求項17】前記スロットは、前記保持部材を受け入
    れる比較的に幅の広い内側部分と、導電エレメントの第
    2部分を受け入れる比較的に幅の狭い外側部分とを有す
    るものであることを特徴とする請求項14に記載の主
    軸。
  18. 【請求項18】複数の前記スロットは、その各々が主軸
    本体のそれぞれの外周溝で終わり且つ前記外周溝に連結
    し、各スロットはそれぞれの導電エレメントの第1部分
    と整列し、さらに各スロットは前記それぞれの導電エレ
    メントの第2部分を受入れるものから成り、 前記スロットの各々は、主軸本体の前記軸を横切る異な
    るそれぞれの方向に延びるものであることを特徴とする
    請求項10に記載の主軸。
  19. 【請求項19】前記導電エレメントのそれぞれの第1部
    分を保持する保持部材、 から成り、 前記主軸本体は、前記保持部材を滑動可能なように受け
    入れる手段と、前記保持部材を前記主軸本体内に予め定
    められた位置に取りつけ、非軸方向の動きをしないよう
    に固定する手段とから成るものであることを特徴とする
    請求項18に記載の主軸。
  20. 【請求項20】前記スロットはそれぞれ半径方向内向き
    に延び、 前記保持部材は複数の細長い溝を有する外表面から成
    り、前記溝は前記主軸本体の軸に平行な方向に延びかつ
    各々はそれぞれの導電エレメントの第1部分を保持する
    手段となり、 前記溝の各々は、前記保持部材が主軸本体内の前記予め
    定められた位置にある時には、主軸本体内のそれぞれの
    スロットと半径方向に整列するものであることを特徴と
    する請求項19に記載の主軸。
  21. 【請求項21】前記スロットはそれぞれ互いに角度間隔
    を設け、 前記保持部材内の前記溝はそれぞれ、前記スロットの角
    度間隔に対応する間隔で互いに角度間隔を設けるもので
    あることを特徴とする請求項20に記載の主軸。
  22. 【請求項22】前記保持手段が、それから半径方向外向
    きに延びるキー手段を成し、 前記主軸本体が、前記キー手段を受け入れるキー溝を成
    し、前記保持部材が主軸本体の軸を中心として回転しな
    いように固定するものであることを特徴とする請求項1
    9に記載の主軸。
  23. 【請求項23】回転可能な電気コネクタ用の主軸で、前
    記主軸が、 電気絶縁材料で構成され且つ軸、外周面、および一対の
    対向する端部を有する主軸本体と、 前記外周面上の複数の外周溝と、 各エレメントが、前記軸に実質的に平行な方向に前記主
    軸本体を通って延びる平らな第1部分と、前記第1部分
    から横方向に延びて前記主軸の外表面に達する第2部分
    と、前記第2部分と一体で対応する外周溝に納まるリボ
    ン状のリング部分とから成る複数の導電エレメントと、 から成り、 前記導電エレメントの一対の各エレメントは、前記主軸
    本体の端部に隣接して、前記外周溝から軸方向に間隔を
    おいた位置において、半径方向外向きに延び且つ終端が
    かえりである部分を有し、 前記導電エレメントの対の前記外向きに延びる部分の位
    置および形状は、前記主軸本体の部分の位置および形状
    に対応し、 前記主軸本体は、主軸本体部分も含めて,前記主軸本体
    の端部の近くに、雄電気コネクタエレメントを取りつけ
    る手段を備え、 雄電気コネクタエレメントを取りつける手段は、前記雄
    電気コネクタエレメントと嵌まり込むことによって噛み
    合う手段を成すものであることを特徴とする回転可能な
    電気コネクタ用の主軸。
  24. 【請求項24】各リング部分が末端部分を有し、 各溝が底部と1対の側壁を有し、 さらに、各末端部分が前記外周溝の側壁に埋め込んで噛
    み合わせるためのかえりを有するものであることを特徴
    とする請求項23に記載の主軸。
  25. 【請求項25】回転可能な電気コネクタ用の主軸で、前
    記主軸が、 電気絶縁材料で構成され且つ軸、外周面および1対の対
    向する端部を有する主軸本体と、 前記外周面上の複数の外周溝と、 各エレメントが、前記軸に実質的に平行な方向に前記主
    軸本体を通って延びる平らな第1部分と、前記第1部分
    から横方向に延びて前記主軸の外表面に達する第2平面
    部分と、前記第2部分と一体で対応する外周溝に納まる
    リボン状のリング部分とから成る複数の導電エレメント
    と、 から成り、 さらに、各リング部分は末端部分を有し、 各溝は、底部と一対の側壁を有し、 さらに、前記主軸が、 前記リング部分上に、前記末端部分に近く、前記外周溝
    の側壁に埋め込んで噛み合わせるためのかえり部分を有
    するものであることを特徴とする回転可能な電気コネク
    タ用の主軸。
  26. 【請求項26】回転可能な電気コネクタ用の主軸を製造
    する方法で、前記方法が下記の過程、すなわち、 導電材料のシートを用意すること、 前記シートから、一対の周辺部分と、前記一対の周辺部
    分にそれぞれが接続された複数の平行な互いに間隔をお
    いた平らな導電エレメントから成る多数の導電グループ
    とを有する中間平面フォームを打ち抜くこと、 前記中間フォームを、主軸本体を形成するための複数の
    型を備えた成形ステーションに置くこと、 前記中間フォームを前記成形ステーションの固定位置に
    保持すること、 それぞれの型の内部に各導電グループの部分を入れる一
    方、前記平面フォームのそれぞれの周辺部分にそれぞれ
    接続する一対の部分を型の外に残すこと、 溶融形態の非導電性プラスチックを材料を各型に導入す
    ること、 前記溶融プラスチック材料を各グループの型の内部の部
    分の周りで固化させ、前記型の内部の部分を成形された
    プラスチック主軸本体内に埋め込むとともに、平面フォ
    ームの前記周辺部分に接続する前記部分を自由な埋め込
    まれていない状態に残すこと、 前記型を開け、各型から内部に複数の導電エレメントが
    埋め込まれた成形済みのプラスチック主軸本体を分離す
    ること、 前記主軸本体は全て共に前記平面フォームの周辺部分に
    接続されていること、 前記周辺部分を各導電グループの自由な埋め込まれてい
    ない部分から切断して、それぞれが少なくとも1対の自
    由な埋め込まれていない部分を有する複数の導電エレメ
    ントを備えた個々の互いに分離した車軸本体を形成する
    こと、 さらに、各導電エレメントの自由な埋め込まれていない
    部分の一つを、内部に導電エレメントの別の部分が埋め
    込まれている対応する主軸本体の外表面の周りに巻きつ
    けることから成ることを特徴とする回転可能な電気コネ
    クタ用の主軸を製造する方法。
  27. 【請求項27】前記打ち抜き過程が、前記周辺部分に位
    置決め用穴を形成することから成り、 前記方法が、前記成形ステーションに前記位置決め穴用
    のピンを装着することから成り、 さらに、前記保持過程が、前記ピンを周辺部分の前記穴
    の内部に受けることから成ることを特徴とする請求項2
    6に記載の方法。
  28. 【請求項28】回転可能な電気コネクタ用の主軸を製作
    する方法で、前記方法が下記の過程、すなわち、 導電材料のシートを用意すること、 前記シートから、一対の周辺部分と、前記一対の周辺部
    分にそれぞれが接続された複数の平行な互いに間隔をお
    いた平らな導電エレメントから成る多数の導電グループ
    とを有する中間平面フォームを打ち抜くこと、 前記中間フォームを、間隔をおいて設けた複数の主軸本
    体セクションを備えたステーションに置くこと、 前記中間フォームを前記ステーションの固定位置に保持
    すること、 複数の第1および第2プラスチック主軸本体セクション
    を供給すること、および前記第1および第2セクション
    は互いに噛み合って主軸本体の全体を形成することが可
    能であること、 それぞれの第1プラスチック主軸本体セクションの上に
    各導電グループの部分を載せる一方、 前記平面フォームのそれぞれの周辺部分にそれぞれが接
    続する一対の部分は載せないこと、 各導電グループの上に第2のプラスチック主軸本体セク
    ションを載せ、前記第1および第2セクションを噛み合
    わせて主軸本体の全体を形成し、その結果生じる主軸本
    体全体の内部に各グループの部分を包み込む一方、平面
    フォームの前記周辺部分に接続する前記部分を自由な包
    み込まれていない状態に残すこと、 前記の過程の結果として、それぞれ内部に複数の導電エ
    レメントが包み込まれた複数の完全な主軸本体を形成す
    ること、そして前記主軸本体は全て前記平面フォームの
    周辺部分によって共に接続されること、 前記周辺部分を各導電グループの自由な埋め込まれてい
    ない部分から切断して、それぞれが少なくとも1対の自
    由な埋め込まれていない部分を有する複数の導電エレメ
    ントを備えた個々の互いに分離した主軸本体を形成する
    こと、 さらに、各導電エレメントの自由な埋め込まれていない
    部分の一つを、内部に導電エレメントの別の部分が埋め
    込まれている対応する主軸本体の外表面の周りに巻きつ
    けることから成ることを特徴とする回転可能な電気コネ
    クタ用の主軸を製作する方法。
  29. 【請求項29】 回転可能な電気コネクタ用の主軸を組み立てる方法で,
    前記方法が下記の過程,すなわち、 それぞれが凸状外表面および内表面を有する主軸セクシ
    ョンを1対用意すること、 それぞれが直線状の第1部分と前記第1部分から横方向
    に延びる第2部分を有する複数の導電エレメントを用意
    すること、 各導電エレメントを前記主軸セクションの一つの内表面
    の上に、前記内表面のそれぞれの予め定められた位置に
    置くこと、 もう一方の主軸セクションを主軸セクションの上に取り
    つけ、前記導電エレメントを前記主軸セクションの各内
    表面の間に保持し、各導電エレメントの第2部分の部分
    が主軸セクションの外表面から外向きに突き出した状態
    とすること、 前記取りつけ過程は、円形の外表面を有する主軸を形成
    することから成るものであること、 そして、各導電エレメントの前記突き出し部分を主軸の
    前記外表面の周りに、それぞれについて予め定められた
    位置に巻きつけることから成ることを特徴とする回転可
    能な電気コネクタ用の主軸を製作する方法。
JP63052481A 1987-03-05 1988-03-05 回転可能な電気コネクタ及びそのための主軸及び部品ならびにその主軸の製造方法 Expired - Lifetime JPH0634361B2 (ja)

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