JPH0634354Y2 - 高炉微粉炭吹込用配管 - Google Patents
高炉微粉炭吹込用配管Info
- Publication number
- JPH0634354Y2 JPH0634354Y2 JP1989086565U JP8656589U JPH0634354Y2 JP H0634354 Y2 JPH0634354 Y2 JP H0634354Y2 JP 1989086565 U JP1989086565 U JP 1989086565U JP 8656589 U JP8656589 U JP 8656589U JP H0634354 Y2 JPH0634354 Y2 JP H0634354Y2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- pulverized coal
- blast furnace
- disperser
- pipe
- blowing
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Fee Related
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Description
【考案の詳細な説明】 （産業上の利用分野） 本考案は高炉微粉炭吹込み用配管に関するものである。
（従来の技術） 高炉操業における吹込み燃料は、石油価格の高騰の影響
を受けて、重油吹込みが影をひそめオールコークス操業
が主流となっている。しかしながら、オールコークス操
業の困難性の緩和や高価なコークスの節約のために、特
公昭51−29684号公報に開示されているような微粉炭等
の粉体燃料吹込みが実施されている。しかるに、微粉炭
等の粉体燃料は重油等の液体燃料に比べ、その吹込み流
量制御性が困難であり吹込みに当っては、種種の制御対
策が講じられている。例えば、4kg/cm２前後の圧力があ
る高炉羽口部に微粉炭を吹込むために微粉炭貯蔵タンク
を８〜9kg/cm２まで昇圧させて、タンクと高炉送風圧と
の差圧にて微粉炭吹込み流量を制御する方式が一般的で
ある。
を受けて、重油吹込みが影をひそめオールコークス操業
が主流となっている。しかしながら、オールコークス操
業の困難性の緩和や高価なコークスの節約のために、特
公昭51−29684号公報に開示されているような微粉炭等
の粉体燃料吹込みが実施されている。しかるに、微粉炭
等の粉体燃料は重油等の液体燃料に比べ、その吹込み流
量制御性が困難であり吹込みに当っては、種種の制御対
策が講じられている。例えば、4kg/cm２前後の圧力があ
る高炉羽口部に微粉炭を吹込むために微粉炭貯蔵タンク
を８〜9kg/cm２まで昇圧させて、タンクと高炉送風圧と
の差圧にて微粉炭吹込み流量を制御する方式が一般的で
ある。
（考案が解決しようとする課題） 微粉炭を高炉に吹込むに際し、その流量制御を定められ
た能力内で行うのは可能であるけれども配管圧損にて流
量が決定されるために配管スケジュールが確定した段階
にて吹込み量の制御範囲が決定されてしまうという制約
があった。このため配管スケジュールが決定された微粉
炭吹込み系にて、計画吹込み能力を越える吹込み量を確
保しようとする場合、微粉炭貯蔵タンクの圧力を計画以
上に昇圧させなければならず、タンク耐圧強度の変更や
加圧用コンプレッサーの増設等が必要になるばかりでな
く、コンプレッサーの負荷電力としてエネルギー負担も
大きくなるというコスト上の問題も抱えている。また吹
込み量を低下させようとする場合、配管内流速下限から
制御可能な吹込み限界が決定されており、高炉溶銑生産
量の低い操業を行う場合に微粉炭比の設定に制約を受け
るという問題もあった。
た能力内で行うのは可能であるけれども配管圧損にて流
量が決定されるために配管スケジュールが確定した段階
にて吹込み量の制御範囲が決定されてしまうという制約
があった。このため配管スケジュールが決定された微粉
炭吹込み系にて、計画吹込み能力を越える吹込み量を確
保しようとする場合、微粉炭貯蔵タンクの圧力を計画以
上に昇圧させなければならず、タンク耐圧強度の変更や
加圧用コンプレッサーの増設等が必要になるばかりでな
く、コンプレッサーの負荷電力としてエネルギー負担も
大きくなるというコスト上の問題も抱えている。また吹
込み量を低下させようとする場合、配管内流速下限から
制御可能な吹込み限界が決定されており、高炉溶銑生産
量の低い操業を行う場合に微粉炭比の設定に制約を受け
るという問題もあった。
（課題を解決するための手段） 本考案は前記、従来技術の問題点を有利に解決するため
になされたものであって、高炉微粉炭吹込み設備のディ
スパーサー内へのぞませて設けるディスパーサー内管の
先端部を着脱自在に構成し、該先端部の内径を変更可能
としたことを特徴とする高炉微粉炭吹込用配管である。
になされたものであって、高炉微粉炭吹込み設備のディ
スパーサー内へのぞませて設けるディスパーサー内管の
先端部を着脱自在に構成し、該先端部の内径を変更可能
としたことを特徴とする高炉微粉炭吹込用配管である。
（作用） 以下、図面に従い本考案を説明する。第２図は微粉炭吹
込み設備の配管系統図である。微粉炭10はタンク１に貯
蔵されタンク１内に張られた圧力により、デンスフェイ
ズ配管２へ送り出される。デンスフェイズ配管２を通過
した微粉炭はディスパーサー４にて送り込まれる高圧空
気によりディストリビューター６へ空気輸送される。デ
ィストリビューター６で微粉炭は各羽口へ均等分配され
羽口配管７を通過して高炉８へ吹込まれる。ここで吹込
み量を決定するのは、高炉８の羽口部圧力とタンク１の
圧力との差圧になるが、とりわけタンク１とディスパー
サー４との間のデンスフェイズ配管の圧力損失が大きく
支配している。
込み設備の配管系統図である。微粉炭10はタンク１に貯
蔵されタンク１内に張られた圧力により、デンスフェイ
ズ配管２へ送り出される。デンスフェイズ配管２を通過
した微粉炭はディスパーサー４にて送り込まれる高圧空
気によりディストリビューター６へ空気輸送される。デ
ィストリビューター６で微粉炭は各羽口へ均等分配され
羽口配管７を通過して高炉８へ吹込まれる。ここで吹込
み量を決定するのは、高炉８の羽口部圧力とタンク１の
圧力との差圧になるが、とりわけタンク１とディスパー
サー４との間のデンスフェイズ配管の圧力損失が大きく
支配している。
第３図は従来のディスパーサー部を示す図である。ディ
スパーサー内管3aは第２図に示すようにデンスフェイズ
配管２の先端部にあたる。その先端部は第３図に示す如
く、その出口が絞られた形状を有しており、この絞り部
の口径でデンスフェイズ配管圧損が大きく変化する。従
来は、ディスパーサー内管3aは一体で据え付けられてお
り、このサイジングにより微粉炭の吹込み量制御範囲が
決定されていた。
スパーサー内管3aは第２図に示すようにデンスフェイズ
配管２の先端部にあたる。その先端部は第３図に示す如
く、その出口が絞られた形状を有しており、この絞り部
の口径でデンスフェイズ配管圧損が大きく変化する。従
来は、ディスパーサー内管3aは一体で据え付けられてお
り、このサイジングにより微粉炭の吹込み量制御範囲が
決定されていた。
第１図は、本考案によるディスパーサー内管を示す図で
ある。本考案ではディスパーサー内管3aの先端部3bをネ
ジ構造により脱着自在としており、予め設定された微粉
炭吹込み量制御範囲を変更したい場合には、該先端部3b
のみを口径を変更して製作し取替えるだけでよい。
ある。本考案ではディスパーサー内管3aの先端部3bをネ
ジ構造により脱着自在としており、予め設定された微粉
炭吹込み量制御範囲を変更したい場合には、該先端部3b
のみを口径を変更して製作し取替えるだけでよい。
図中５はトランスポート配管、９は空圧空気配管であ
る。
る。
（実施例） 本考案は、高炉微粉炭吹込み設備のディスパーサー４内
へのぞませて設けるディスパーサー内管３の先端部3bを
ディスパーサー内管3aに着脱自在に接続し、該先端部3b
の内径を変更可能に取替自在にした高炉微粉炭吹込用配
管である。
へのぞませて設けるディスパーサー内管３の先端部3bを
ディスパーサー内管3aに着脱自在に接続し、該先端部3b
の内径を変更可能に取替自在にした高炉微粉炭吹込用配
管である。
なおディスパーサー内管３に取替可能に接続する先端部
3bの接続手段はネジ込み、突起と突起係合用の凹部又は
溝、嵌合接続部に螺子止め、あるいは接続金具等適宜の
構成によりディスパーサー内管３に先端部3bを着脱自在
に接続するものである。
3bの接続手段はネジ込み、突起と突起係合用の凹部又は
溝、嵌合接続部に螺子止め、あるいは接続金具等適宜の
構成によりディスパーサー内管３に先端部3bを着脱自在
に接続するものである。
（考案の効果） 本考案によれば、ディスパーサー内管の先端部のみを取
替えるだけで微粉炭吹込み量制御範囲の変更が可能とな
り、例えば微粉炭吹込み量を計画以上に増やしたい時の
コンプレッサー等の増強設備投資が不要となるばかりで
なく、電力コストの増もなく吹込み量の上限を上げるこ
とができる。また吹込み量制御下限を下げたい場合も先
端径を絞ったものに変更することで可能となり、高炉低
生産時の微粉炭吹込み量制御に自由度が持てる。
替えるだけで微粉炭吹込み量制御範囲の変更が可能とな
り、例えば微粉炭吹込み量を計画以上に増やしたい時の
コンプレッサー等の増強設備投資が不要となるばかりで
なく、電力コストの増もなく吹込み量の上限を上げるこ
とができる。また吹込み量制御下限を下げたい場合も先
端径を絞ったものに変更することで可能となり、高炉低
生産時の微粉炭吹込み量制御に自由度が持てる。
第１図は、本考案を例示する断面図、第２図は微粉炭吹
込み設備の配管系統図、第３図は従来のディスパーサー
部を示す図である。 １…微粉炭貯蔵タンク、２…デンスフェイズ配管、３…
ディスパーサー内管、3a…ディスパーサー内管、3b…先
端部、４…ディスパーサー、５…トランスポート配管、
６…ディストリビューター、７…羽口配管、８…高炉、
９…空圧空気配管。
込み設備の配管系統図、第３図は従来のディスパーサー
部を示す図である。 １…微粉炭貯蔵タンク、２…デンスフェイズ配管、３…
ディスパーサー内管、3a…ディスパーサー内管、3b…先
端部、４…ディスパーサー、５…トランスポート配管、
６…ディストリビューター、７…羽口配管、８…高炉、
９…空圧空気配管。
Claims (1)
- 【請求項１】高炉微粉炭吹込設備のディスパーサー内へ
のぞませて設けるディスパーサー内管の先端部を着脱自
在に構成し、該先端部の内径を変更可能としたことを特
徴とする高炉微粉炭吹込用配管。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP1989086565U JPH0634354Y2 (ja) | 1989-07-25 | 1989-07-25 | 高炉微粉炭吹込用配管 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP1989086565U JPH0634354Y2 (ja) | 1989-07-25 | 1989-07-25 | 高炉微粉炭吹込用配管 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH0325542U JPH0325542U (ja) | 1991-03-15 |
| JPH0634354Y2 true JPH0634354Y2 (ja) | 1994-09-07 |
Family
ID=31636138
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP1989086565U Expired - Fee Related JPH0634354Y2 (ja) | 1989-07-25 | 1989-07-25 | 高炉微粉炭吹込用配管 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH0634354Y2 (ja) |
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| US11300179B2 (en) | 2018-08-10 | 2022-04-12 | Honda Motor Co., Ltd. | Metal belt for belt-driven continuously variable transmission |
Families Citing this family (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| WO2006011774A1 (en) * | 2004-07-30 | 2006-02-02 | Posco | Apparatus for manufacturing molten irons by injecting fine coals into a melter-gasifier and the method using the same. |
Family Cites Families (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS6057485B2 (ja) * | 1981-01-24 | 1985-12-16 | 新日本製鐵株式会社 | 溶鉱炉の送風装置 |
| JPS57158735U (ja) * | 1981-03-31 | 1982-10-05 |
-
1989
- 1989-07-25 JP JP1989086565U patent/JPH0634354Y2/ja not_active Expired - Fee Related
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| US11300179B2 (en) | 2018-08-10 | 2022-04-12 | Honda Motor Co., Ltd. | Metal belt for belt-driven continuously variable transmission |
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPH0325542U (ja) | 1991-03-15 |
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Legal Events
| Date | Code | Title | Description |
|---|---|---|---|
| LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |