JPH0634264Y2 - シ−ラ− - Google Patents

シ−ラ−

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JPH0634264Y2
JPH0634264Y2 JP1985135978U JP13597885U JPH0634264Y2 JP H0634264 Y2 JPH0634264 Y2 JP H0634264Y2 JP 1985135978 U JP1985135978 U JP 1985135978U JP 13597885 U JP13597885 U JP 13597885U JP H0634264 Y2 JPH0634264 Y2 JP H0634264Y2
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JP
Japan
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sealer
shaft
mounting surface
shafts
center
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JP1985135978U
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Inventor
忠次 野
Original Assignee
トキワ工業株式会社
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【考案の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本考案は例えば自動包装機等に於いて包材フィルムを溶
着,溶断するのに使用されるシーラーに関する。
(従来の技術) 従来、この種シーラーとしては、実公昭58−020503号公
報や、実公昭38−5977号公報に所載のものが存在する。
これら従来のものは第3図又は第4図の如く、二本上下
に並設された回転自在の一対のシーラー軸2e,2eにシー
ラー本体6e,6eを相互に対面させて設けたものである。
而して、一方の第3図のものは、各シーラー軸2e,2eと
シーラー本体6e,6eとの取付に際して、シーラー軸2e,2e
の底部取付面8e,8eとシーラー本体6e,6eの取付面5e,5e
との双方を平面状に形成したものである。
また、他方の第4図のものは、シーラー軸2e,2eの底部
取付面8e,8eとシーラー本体6e,6eの取付面5e,5eとを何
れも円弧状曲面に形成したものである。
(考案が解決しようとする問題点) しかるに、上記構造のシーラーを用いて包材フィルム等
の溶着作業を適正に行うには、上下のシーラー本体6e,6
eの当接時の噛み合いを正しく設定する必要があるが、
上記のものでは何れも下記の如く問題点を生じていた。
即ち、従来の第3図に示す平面状の取付面どうしの取付
けでは、両シーラー本体6e,6eの各センター(中心線)L
a,Laを一致させて噛合わせただけでは、これら中心線L
a,Laの双方を各シーラー軸2e,2eの回転中心位置Q,Qaに
一致させることができない。よって、当該手段ではこれ
らシーラー本体6e,6eを回転中心Q,Qaに一致させる作業
が非常に煩雑となる難点がある。
尚、この場合に於いて、シーラー本体とシーラー軸との
センター決めを位置決めピン等によって行うことが考え
られるが、この様な手段を用いてシーラー軸とシーラー
本体との位置決めを固定的な関係にすると、第5図の如
くシーラー軸2e,2eどうしが平行に取付けられていない
場合にはシーラー本体の噛み合いが不適切となる。しか
も、この場合にその修正はピン決めされるシーラー本体
を移動させて行えないために、シーラー軸の取付状態を
修正する必要が生じて、シーラー軸の軸受を調整させる
等、その作業が非常に大掛かりとなり、当該作業が一層
煩雑となる欠点を生じるのである。
他方、第4図の双方の取付面を円弧状にした場合には、
これら円弧状の取付面の曲面ガイド作用により、シーラ
ー本体6e,6eの夫々を各シーラー軸2e,2eの回転中心Q,Qa
に自動的に一致させることはできる。
しかるに、当該手段では、シーラー本体6e,6eがシーラ
ー軸2e,2eに対して左右方向(軸長方向と交差する方
向)に融通が効かないために、やはり第5図の如くシー
ラー軸2e,2eが非平行状態の場合にはシーラー本体6e,6e
のみを簡易に移動させて噛合調整を行うことができず、
シーラー軸2e,2eを大掛かりな作業で移動調整させねば
ならない難点を生じるのである。
この様に、従来では、何れの手段に於いても両シーラー
本体を正確に噛合設定させることが困難で、その位置合
わせ作業を何度も繰返して行う必要が生じる等作業性が
悪く、又シーラー本体の取付位置に誤差を生じたままシ
ーラー運転することは不良なシールロスを発生させるこ
とは勿論のこと、シーラー本体の不適切な噛み合いによ
ってシーラー各部に損傷を生じる様な事態をも発生させ
ており、これが従来に於いて致命的な問題点となってい
たのである。
それ故、本考案はシーラー軸自体が多少の芯ずれを有し
ている様な場合であっても、シーラー軸を大掛かりな作
業で修正させる必要を無くし、シーラー本体に適正な噛
合いを行わせる様に該シーラー本体の取付設定を正確且
つ簡易に行わせることを、その目的とするものである。
(問題点を解決するための手段) 本考案は従来の如くシーラー軸とシーラー本体との取付
面を何れも平面状にしたり、或いは曲面状にするのでは
なく、シーラーの一方側を中心合わせの容易な曲面状の
取付面とし、また他方側の取付面を左右方向に融通性が
効く平面状に設定することにより、上記従来の問題点を
解決せんとして構成されたものである。
すなわち、本考案は、一方のシーラー軸2aの取付面5aと
シーラー本体6aの底部取付面8aとを、シーラー本体6aを
シーラー軸2aの軸長方向と交差する方向に調整可能とす
べく夫々平面状に形成し、且つ他方のシーラー軸2の取
付面5とシーラー本体6の底部取付面8とは、シーラー
本体6の中心線Lをシーラー軸2の回転中心Pに一致さ
せるべく相互に直接又は間接的に嵌合する円弧状凸面と
円弧状凹面に形成した、シーラーである。
(作用) 従って、上記構成のシーラーに於いては、先ずシーラー
本体6の円弧状凹面の底部取付面8をシーラー軸2の円
弧状凸面の取付面5に嵌合させれば、該シーラー本体6
の中心をシーラー軸2の回転中心Pに対して自動的に芯
合わせできる。
次に、他方のシーラー本体6aはシーラー軸2aの軸長方向
と交差する方向に調整できるから、シーラー軸2,2aが多
少非平行状態であってもこのシーラー軸を修正させるこ
となく、該シーラー本体6aを簡易に移動調整させて前記
一方のシーラー本体6と適切に噛み合う様に設定できる
のである。しかも、回転中心と芯合わせされた一方のシ
ーラー本体6に対して他方のシーラー本体6aを適切に噛
み合わせれば、当該他方のシーラー本体6aの回転中心も
自動的に芯合わせされるのである。
(実施例) 以下、本考案の実施例について説明する。
第1図は上下一対のシーラーを示すが、先ず一方の下シ
ーラー1側の構成から説明する。図中、2は第2図の如
く両端部3,3aが軸支されて大径の中央軸部4に三箇所の
取付面5…が形成された下シーラー軸で、各取付面5…
は下シーラー軸2の回転中心Pを中心とする円弧状凸面
である。
6は上面にシール面7を有する下シーラー本体で、その
底部には円弧状凹面の底部取付面8が形成されている。
該底部取付面8の円弧半径は下シーラー軸2の取付面5
の円弧半径よりも1mm大径で且つその円弧中心位置が下
シーラー本体6の中心線Lの延長線上に位置する。
即ち、下シーラー本体6はその底部取付面8を厚さ1mm
のマイカ(雲母)9を介して下シーラー軸2の各取付面
5…に間接的に嵌合させることにより、ボルト10…の締
付けによって下シーラー軸2上に取着可能に構成されて
いる。
2aは前記下シーラー1の上方に回転自在に設けられた上
シーラー1aの上シーラー軸で、その中央軸部11には平面
状の取付面5aが三箇所形成されている。6aは前記の下シ
ーラー本体6と略同様な構成の上シーラー本体6aである
が、その底部取付面8aは平面状に形成されて、上シーラ
ー軸2aの取付面5aに厚さ1mmのマイカ14を介してボルト1
7等の手段により上シーラー軸2aに取着可能である。
15,15aは上下シーラー本体6,6aのシール面7,7a位置に相
互に対面させて設けられた一対のカッター刃及びカッタ
ー受刃、16,16aはヒーターを夫々示す。
本実施例は以上の構成からなり、次にその噛み合わせ設
定作業について説明する。
先ず、下シーラー本体6の底部取付面8を下シーラー軸
2の取付面5…に嵌合させた取付状態では、該底部取付
面8の円弧半径の中心と取付面5の円弧中心とは一致し
た状態となる。
而して、底部取付面8の円弧中心は予め下シーラー本体
6の中心線L上に位置すべく設定されてなるために、該
中心線Lは取付面5の円弧中心P,即ち下シーラー軸2の
回転中心Pと自動的に一致する。またこの場合、下シー
ラー本体6は下シーラー軸2に対して矢印イ方向にスラ
イドさせた場合であっても、該下シーラー本体6の中心
Lは常に下シーラー軸2の回転中心位置Pと一致する。
次に、上シーラー1a側の設定を行うには、上シーラー本
体6aの平面状の底部取付面8aを、これと同様な平面状の
取付面5a上でスライドさせて矢印ロ方向に移動調整させ
ることにより、上下シーラー本体6,6aが適切な噛合いを
行う様に位置決めさせる。尚、この上シーラー本体6aの
実際の調整幅は極僅かであり、ボルト17とその挿通孔の
遊び寸法の範囲内で賄える程度である。
この様に、上シーラー本体6aを矢印ロ方向に移動調整さ
せれば、上下シーラー軸2,2aの軸芯が先の第5図の如く
相互に芯ズレを生じている場合であっても何らシーラー
軸2,2aを移動調整させる必要がない。上シーラー本体6a
が上シーラー軸2aに対してスライド調整できる範囲内で
あれば、容易に該上シーラー本体6aと下シーラー本体6
とを上下正確に対面した状態に設定できるのである。
尚、上記の如くシーラー軸2,2a自体が芯ずれを生じてい
る場合には、上シーラー本体6aの中心と上シーラー軸2a
の中心とは僅かに芯ずれを生じる。しかるに、この芯ず
れの誤差は実際上は非常に僅かである他、該上シーラー
本体6aは他方の下シーラー軸2aに対して適正に取付けら
れた下シーラー本体6に対して正確に噛み合ってなるた
めに、実際のシール作業に支障を生じることはない。
よって、上記構成のシーラーを回転させて包材等のフィ
ルム類のシール作業を行えば、上下両シーラー本体6,6a
は適正なシール面7,7aの噛合いを行い、良好なシール作
業が行える。
尚、上記実施例では、各シーラー軸とシーラー本体との
相互間に断熱作用を有する部材9,14を設けてなるため
に、各シーラー軸がヒーター16,16aにて不当に加熱され
る様なことがなく、シーラー軸2,2aを軸支するベアリン
グ等の熱損傷が好適に防止できる利点が得られる。
しかるに、本考案は前記の様な断熱部材を必須要件では
なく、例えば各シーラー本体をシーラー軸の取付面に対
して直接取付てもよい。従って、本考案は円弧状凹面の
底部取付面8がシーラー軸2の取付面5と間接的に嵌合
する以外に、直接嵌合するものであってもよい。但し、
前記実施例の如くシーラー本体とシーラー軸との間に介
在物を設ける場合には介在物の厚み寸法を考慮してシー
ラー本体の底部取付面の円弧半径を設定する必要があ
る。
また、上記実施例では、下シーラー軸の取付面5を三箇
所不連続状態に形成させる等して、各シーラー本体とシ
ーラー軸との取付面を小面積にして、各取付面の加工作
業性を良好とし、又シーラー軸への熱伝導量の減少をも
図ってなるが、本考案は決してこれに限定されない。各
取付面を連続状態のものにしても何ら構わない。要は、
何れか一方のシーラー軸2の取付面5とシーラー本体6
の底部取付面8とは、シーラー本体6の中心線Lをシー
ラー軸2の回転中心Pに一致させるべく相互に直接又は
間接的に嵌合する円弧状凸面と円弧状凹面に形成されて
おればよい。
更に、他方側のシーラー軸及びシーラー本体の具体的な
構成に関しても上記実施例の如く限定されず、要はシー
ラー本体がシーラー軸の軸長方向と交差する方向に位置
調整可能となる様に、シーラー軸の取付面とシーラー本
体の底部取付面との双方が平面状に形成されておればよ
い。
その他、本考案は各シーラー軸、シーラー本体の各部の
具体的な構成は全て本考案の意図する範囲内にて設計変
更自在であり、又その使用用途も包装機用のものに限定
されない。
(考案の効果) 叙上の様に、本考案は一方のシーラー軸とシーラー本体
に該両者の芯合わせが自動的に行える様に円弧状の取付
面を形成せしめ、且つ他方のシーラー軸とシーラー本体
には平面状の取付面を形成したために、両シーラー本体
の噛合わせ設定作業に際しては、従来の双方の取付面を
平面状にしたものの如くシーラー本体をシーラー軸に対
して芯合わせさせる作業が困難となる様なことがなく、
円弧状の取付面を設けた側のシーラー本体とシーラー軸
との嵌合取着作業により容易に該両者の芯合わせが行
え、しかもシーラー軸自体が多少芯ずれした状態であっ
ても他方の平面状の取付面を有するシーラー本体側をシ
ーラー軸に対して軸長方向と交差する方向に移動調整で
きて、円弧状の取付面の作用により芯合わせを行った他
方のシーラー本体に対して適切な噛合いを行う状態に位
置決め設定できることとなった。
その結果、本考案によれば一対のシーラー軸自体が芯ズ
レを有してなる様な場合であっても、従来のシーラーの
双方の取付面を円弧状に形成したものの如く何らシーラ
ー軸の取付状態を大掛かりな作業で修正させる必要がな
く、噛合わせ設定作業が従来の何れの手段よりも格段容
易で、且つ正確,迅速に行えるという格別な効果を有す
るに至った。
よって、本考案では一対のシーラー本体を適正な状態に
設定できて、シーラーの噛合い不良を起こさない良好な
シール作業が行え、又シーラー各部の損傷をも防止でき
るという利点がある。
【図面の簡単な説明】
第1図及び第2図は本考案に係るシーラーの一実施例を
示し、第1図は第2図のA−A線拡大断面図、第2図は
要部側面図。 第3図乃至第5図は従来例を示し、第3図及び第4図は
断面図、第5図は概略平面図。 2,2a……上下シーラー軸、5,5a……取付面 6,6a……上下シーラー本体 8,8a……底部取付面

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】シーラー本体6,6aが一対のシーラー軸2,2a
    に取着されて相互に対向して回転自在に設けられてなる
    シーラーであって、一方のシーラー軸2aの取付面5aとシ
    ーラー本体6aの底部取付面8aとは、シーラー本体6aをシ
    ーラー軸2aの軸長方向と交差する方向に調整可能とすべ
    く夫々平面状に形成され、且つ他方のシーラー軸2の取
    付面5とシーラー本体6の底部取付面8とは、シーラー
    本体6の中心線Lがシーラー軸2の回転中心Pに一致す
    べく相互に直接又は間接的に嵌合する円弧状凸面と円弧
    状凹面に形成されてなることを特徴とするシーラー。
JP1985135978U 1985-09-04 1985-09-04 シ−ラ− Expired - Lifetime JPH0634264Y2 (ja)

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JPS6245203U JPS6245203U (ja) 1987-03-19
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JP2567176Y2 (ja) * 1991-08-23 1998-03-30 安西化成工業株式会社 ロータリーヒートシーラを備えた製袋装置

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JPS6245203U (ja) 1987-03-19

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