JPH06341372A - 回転力及び軸力を出力する流体機械 - Google Patents

回転力及び軸力を出力する流体機械

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JPH06341372A
JPH06341372A JP5154296A JP15429693A JPH06341372A JP H06341372 A JPH06341372 A JP H06341372A JP 5154296 A JP5154296 A JP 5154296A JP 15429693 A JP15429693 A JP 15429693A JP H06341372 A JPH06341372 A JP H06341372A
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JP
Japan
Prior art keywords
casing
cylinder
input shaft
rear end
valve
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Withdrawn
Application number
JP5154296A
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English (en)
Inventor
Akira Takashima
亮 高島
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Mitsubishi Heavy Industries Ltd
Original Assignee
Mitsubishi Heavy Industries Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 全体がコンパクトでコストが安い、したがっ
て経済性に優れた回転力及び軸力を出力する流体機械を
図る。 【構成】 円筒状ケーシング1の前端面より突出し外部
原動機により回転駆動される入力軸4と、央部に入力軸
4の中間部が挿通し傾斜角が調整可能の斜板14と、入
力軸4の後端部に形成された太陽歯車6に歯合するとと
もにケーシング1の内周に周設された内歯歯車7に歯合
する複数の遊星歯車8と、各遊星歯車8の軸心部にそれ
ぞれ形成されたシリンダー孔9に油密的に挿入されコイ
ルばね10の付勢により前端が斜板14の後面に接触す
る第1のピストン11と、各シリンダー孔9にそれぞれ
接続する弁用通路16と後端部に形成された回転軸25
とを有するとともに各遊星歯車8と一体的に公転する分
配弁15等を具えたこと。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は回転力及び軸力を出力す
る流体機械に関する。
【0002】
【従来の技術】例えば、射出成形機では、スクリユ駆動
に低速高トルクの回転動力が必要であるとともに、射出
シリンダ駆動に流体圧が必要であるので、図4ブロック
図に示すように、回転動力源01に接続された動力分割
装置02にそれぞれ減速装置03,流体ポンプ04を接
続している。ここで、05,06はそれぞれ減速装置0
3,流体ポンプ04に接続された負荷,アクチユエータ
である。
【0003】しかしながら、このような装置では、動力
分割装置02,減速装置03,流体ポンプ04を配設し
たうえで連動手段を介して接続するので、装置全体が大
きくなるとともに、コストが嵩む欠点がある。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、このような
事情に鑑みて提案されたもので、全体がコンパクトでコ
ストが安い、したがって経済性に優れた回転力及び軸力
を出力する流体機械を提供することを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】そのために、本発明は円
筒状ケーシングの前端面より突出し外部原動機により回
転駆動される入力軸と、央部に上記入力軸の中間部が挿
通し傾斜角が調整可能の斜板と、上記入力軸の後端部に
形成された太陽歯車に歯合するとともに上記ケーシング
の内周に周設された内歯歯車に歯合する複数の遊星歯車
と、上記各遊星歯車の軸心部にそれぞれ形成されたシリ
ンダー孔に油密的に挿入さればね付勢により前端が上記
斜板の後面に接触する第1のピストンと、上記各シリン
ダー孔にそれぞれ接続する弁用通路と後端部に形成され
た回転軸とを有するとともに上記各遊星歯車と一体的に
公転する分配弁と、上記ケーシングの央部に対向的に配
設され上記各弁用通路のうちの対向する1対の各弁用通
路と選択的に接続することができる1対のシリンダー用
通路と、上記回転軸にスプライン部を介して連動可能で
あるとともに上記1対のシリンダー用通路にそれぞれ接
続された各シリンダー室への油圧の給排により前後方向
へ摺動するピストンの後端部に同軸的に形成され上記ケ
ーシングの後端面より突出する出力軸とを具えたことを
特徴とする。
【0006】
【作用】このような構成によれば、円筒状ケーシングの
前端面より突出し外部原動機により回転駆動される入力
軸と、央部に上記入力軸の中間部が挿通し傾斜角が調整
可能の斜板と、上記入力軸の後端部に形成された太陽歯
車に歯合するとともに上記ケーシングの内周に周設され
た内歯歯車に歯合する複数の遊星歯車と、上記各遊星歯
車の軸心部にそれぞれ形成されたシリンダー孔に油密的
に挿入さればね付勢により前端が上記斜板の後面に接触
する第1のピストンと、上記各シリンダー孔にそれぞれ
接続する弁用通路と後端部に形成された回転軸とを有す
るとともに上記各遊星歯車と一体的に公転する分配弁
と、上記ケーシングの央部に対向的に配設され上記各弁
用通路のうちの対向する1対の各弁用通路と選択的に接
続することができる1対のシリンダー用通路と、上記回
転軸にスプライン部を介して連動可能であるとともに上
記1対のシリンダー用通路にそれぞれ接続された各シリ
ンダー室への油圧の給排により前後方向へ摺動するピス
トンの後端部に同軸的に形成され上記ケーシングの後端
面より突出する出力軸とを設けているので、動力分割装
置,減速装置,流体ポンプ等が同一のケーシングの中に
都合よく纏められるようになり、その結果全体がコンパ
クトになるとともにコストが低下する。
【0007】
【実施例】本発明を射出成形機の駆動に適用した一実施
例を図面について説明すると、まず、図1縦断面図,図
2横断面図において、1は前半部が比較的大径のギアケ
ーシング2と後半部が比較的小径のシリンダーケーシン
グ3とから形成された同軸的ケーシング、4は前方から
ギアケーシング2の前半軸心部に軸受5を介して挿入さ
れた入力軸、6は入力軸4の後端部に形成された太陽歯
車、7はギアケーシング2に固定された内歯歯車であ
る。8は内歯歯車7に内接的に歯合するとともに太陽歯
車6に外接的に歯合する4個の遊星歯車、9は各遊星歯
車8の中心部にそれぞれ形成されたシリンダー孔、10
はシリンダー孔9内を油密的に滑動可能のピストン11
を前方へ付勢するコイルばね、12はコイルばね10の
後端を支持する孔付端板、13はギアケーシング2に支
持された斜板14の傾斜角φを調節するための斜板角調
整機構である。
【0008】15は前半分の大径部がそれぞれ遊星歯車
8の後端突部に油密的に外挿され、4つの弁用通路16
を有するとともに、後半分の小径部すなわち回転軸25
がスプライン部17を介してピストン部18の回転及び
軸方向摺動を可能ならしめる分配弁、19,20はそれ
ぞれシリンダーケーシング3の前端部内周面に対向的に
開口されたシリンダー用通路、21はピストン部18の
後端に同軸的に突設されシリンダーケーシング3の後端
部より軸受22を介して突出された出力軸である。2
3,24はそれぞれシリンダー用通路19,20を介し
て接続された前部シリンダー室,後部シリンダー室、2
6,27はそれぞれ洩油対策用の油補給ポンプ,油圧
管、28,29はそれぞれ油圧管27に挿入されたチエ
ツク弁、圧力設定弁である。
【0009】このような装置において、回転力と軸力と
を出力するには、図1において、入力軸4を図示省略の
回転動力源で例えば矢印30の方向に回転すると、遊星
歯車機構により各遊星歯車8の回転数は入力軸4のそれ
に比べ減少された状態で公転運動を行うとともに、コイ
ルばね10により斜板14に圧接された各ピストン11
の前端は摺動回転しながら前後方向の往復動運動をする
ことにより、ポンプ作用を行い、シリンダー用通路20
から低圧作動油を吸入するとともに、シリンダー用通路
19から高圧作動油を吐出する。その結果、シリンダー
孔9から吐出された高圧作動油は弁用通路16,シリン
ダー用通路19を通り前部シリンダー室23に入り、ピ
ストン部18を後方へ押し、出力軸21を後方へ移動さ
せるとともに、後部シリンダー室24の低圧作動油はシ
リンダー用通路20,弁用通路16を通りシリンダー孔
9へ戻り、その際入力軸4の回転は減速されたのち、分
配弁15,スプライン部17を経て出力軸21に伝達さ
れる。
【0010】なお、出力軸21のストロークの調節は斜
板14の傾斜角φを変えてピストン11によるシリンダ
ー孔9からの吐出流量を100%← →0%← →−1
00%と変えることにより行う。また、シリンダー孔9
は自転しているので、ピストン11との相対速度が常に
あり、したがってそれのフレツテイングを防止すること
もできる。ここで、図3ブロック図に本装置の作用力の
伝達順序を示す。
【0011】このような、実施例の装置によれば、円筒
状ケーシングの前端面より突出し外部原動機により回転
駆動される入力軸と、央部に上記入力軸の中間部が挿通
し傾斜角が調整可能の斜板と、上記入力軸の後端部に形
成された太陽歯車に歯合するとともに上記ケーシングの
内周に周設された内歯歯車に歯合する複数の遊星歯車
と、上記各遊星歯車の軸心部にそれぞれ形成されたシリ
ンダー孔に油密的に挿入さればね付勢により前端が上記
斜板の後面に接触する第1のピストンと、上記各シリン
ダー孔にそれぞれ接続する弁用通路と後端部に形成され
た回転軸とを有するとともに上記各遊星歯車と一体的に
公転する分配弁と、上記ケーシングの央部に対向的に配
設され上記各弁用通路のうちの対向する1対の各弁用通
路と選択的に接続することができる1対のシリンダー用
通路と、上記回転軸にスプライン部を介して連動可能で
あるとともに上記1対のシリンダー用通路にそれぞれ接
続された各シリンダー室への油圧の給排により前後方向
へ摺動するピストンの後端部に同軸的に形成され上記ケ
ーシングの後端面より突出する出力軸とを設けているの
で、動力分割装置,減速装置,流体ポンプ等が同一のケ
ーシングの中に都合よく纏められるようになり、その結
果全体がコンパクトになるとともにコストが低下して、
したがって機械の経済性が向上する。
【0012】
【発明の効果】要するに本発明によれば、円筒状ケーシ
ングの前端面より突出し外部原動機により回転駆動され
る入力軸と、央部に上記入力軸の中間部が挿通し傾斜角
が調整可能の斜板と、上記入力軸の後端部に形成された
太陽歯車に歯合するとともに上記ケーシングの内周に周
設された内歯歯車に歯合する複数の遊星歯車と、上記各
遊星歯車の軸心部にそれぞれ形成されたシリンダー孔に
油密的に挿入さればね付勢により前端が上記斜板の後面
に接触する第1のピストンと、上記各シリンダー孔にそ
れぞれ接続する弁用通路と後端部に形成された回転軸と
を有するとともに上記各遊星歯車と一体的に公転する分
配弁と、上記ケーシングの央部に対向的に配設され上記
各弁用通路のうちの対向する1対の各弁用通路と選択的
に接続することができる1対のシリンダー用通路と、上
記回転軸にスプライン部を介して連動可能であるととも
に上記1対のシリンダー用通路にそれぞれ接続された各
シリンダー室への油圧の給排により前後方向へ摺動する
ピストンの後端部に同軸的に形成され上記ケーシングの
後端面より突出する出力軸とを具えたことにより、全体
がコンパクトでコストが安い、したがって経済性に優れ
た回転力及び軸力を出力する流体機械を得るから、本発
明は産業上極めて有益なものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例を示す縦断面図である。
【図2】(A) ,(B) はそれぞれ図1のIIA,IIBに沿っ
た横断面図である。
【図3】図1の装置における作用力の伝達順序を示すブ
ロック図である。
【図4】公知の回転力と流体圧を有する流体装置を示す
示すブロック図である。
【符号の説明】
1 ケーシング 2 ギアケーシング 3 シリンダーケーシング 4 入力軸 5 軸受 6 太陽歯車 7 内歯歯車 8 遊星歯車 9 シリンダー孔 10 コイルばね 11 ピストン 12 孔付端板 13 斜板角調整機構 14 斜板 15 分配弁 16 弁用通路 17 スプライン部 18 ピストン部 19 シリンダー用通路 20 シリンダー用通路 21 出力軸 22 軸受 23 前部シリンダー室 24 後部シリンダー室 25 回転軸 26 油補給ポンプ 27 油圧管 28 チエツク弁 29 圧力設定弁 30 矢印

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 円筒状ケーシングの前端面より突出し外
    部原動機により回転駆動される入力軸と、央部に上記入
    力軸の中間部が挿通し傾斜角が調整可能の斜板と、上記
    入力軸の後端部に形成された太陽歯車に歯合するととも
    に上記ケーシングの内周に周設された内歯歯車に歯合す
    る複数の遊星歯車と、上記各遊星歯車の軸心部にそれぞ
    れ形成されたシリンダー孔に油密的に挿入さればね付勢
    により前端が上記斜板の後面に接触する第1のピストン
    と、上記各シリンダー孔にそれぞれ接続する弁用通路と
    後端部に形成された回転軸とを有するとともに上記各遊
    星歯車と一体的に公転する分配弁と、上記ケーシングの
    央部に対向的に配設され上記各弁用通路のうちの対向す
    る1対の各弁用通路と選択的に接続することができる1
    対のシリンダー用通路と、上記回転軸にスプライン部を
    介して連動可能であるとともに上記1対のシリンダー用
    通路にそれぞれ接続された各シリンダー室への油圧の給
    排により前後方向へ摺動するピストンの後端部に同軸的
    に形成され上記ケーシングの後端面より突出する出力軸
    とを具えたことを特徴とする回転力及び軸力を出力する
    流体機械。
JP5154296A 1993-06-01 1993-06-01 回転力及び軸力を出力する流体機械 Withdrawn JPH06341372A (ja)

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