JPH0634091B2 - ペリスコープの放射能汚染防護装置及びその着脱方法 - Google Patents

ペリスコープの放射能汚染防護装置及びその着脱方法

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JPH0634091B2
JPH0634091B2 JP8579189A JP8579189A JPH0634091B2 JP H0634091 B2 JPH0634091 B2 JP H0634091B2 JP 8579189 A JP8579189 A JP 8579189A JP 8579189 A JP8579189 A JP 8579189A JP H0634091 B2 JPH0634091 B2 JP H0634091B2
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Doryokuro Kakunenryo Kaihatsu Jigyodan
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Doryokuro Kakunenryo Kaihatsu Jigyodan
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Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、放射性物質等が存在する雰囲気内で使用する
ペリスコープを放射能、塵埃等の汚染から防護するため
に用いられるペリスコープの放射能汚染防護装置及びそ
の着脱方法に関するものである。
〔従来の技術〕
放射能を有する物質、すなわち放射性物質からは人体に
有害な放射線が放射されているので、放射性物質の存在
する雰囲気内(以下セル内と略称する)で稼動している
各種装置の動作状況、化学反応状況などを遠隔から目視
観察するときにはペリスコープが使用されている。
そこで、上記セル内にあるペリスコープは、塵埃及び放
射性物質で汚染され、かつ、放射性物質が発する放射線
に常時晒される。従ってペリスコープの先端部の窓ガラ
スは、塵埃及び放射性物質の付着と放射線被爆とにより
劣化し、その解像度、すなわち透過率が低下するという
問題がある。
一方、ペリスコープを放射能汚染から防護するために
は、ペリスコープと放射線遮蔽壁(以下セル壁と略称す
る)との連携による防護策が必要とされる。
しかるに上記の連携防護策の検討が充分なされないまま
にセル壁ができ上がったため、従来の放射能汚染防護対
策は専らペリスコープ側に求められるようになった。し
かしながら、ペリスコープ側だけで解決し得ない困難な
問題が多く、従来、セル内で使用するペリスコープを放
射能汚染から防護する有効な手段が未だ見い出されてい
ない。
従って、ペリスコープの窓ガラスが塵埃及び放射性物質
で汚染され、劣化した場合は、ペリスコープに付着した
塵埃及び放射性物質を拡散しないように防護しながら、
ペリスコープ全体を非放射能雰囲気(以下セル外と略称
する)の放射能汚染を防護した場所、すなわちグリーン
ハウスに一旦持ち込み、そのペリスコープを除染した
後、部品交換などを含む保守、点検を行なっているのが
現状である。
〔発明の目的〕
本発明は、前記従来の問題点を解消するためになされた
ものであり、セル壁に大きな改造工事を施すことなく、
伸縮自在な動作をするペリスコープに対応した動きので
きる放射能汚染防護装置を着脱容易な形態で提供すると
共に、その装置及びペリスコープの新品の取付け及び新
・旧品の交換を、放射線の被爆もなく安全に、しかも放
射能拡散を防止しながら、確実、かつ容易に行ないうる
着脱方法を提供することを目的としたものである。
〔発明の概要〕
上記の目的を達成するための本発明のペリスコープの放
射能汚染防護装置は、放射線遮蔽壁、すなわちセル壁に
設けられたペリスコープ用貫通口に嵌め込み固着したス
リーブ内に、前端部にペリスコープの観察用の窓を設
け、かつ後端の開口部に上記スコープに対して着脱する
Oリング状ストッパ等からなる嵌着部を設け、しかもそ
の内部にペリスコープを収納した袋状で伸縮自在な放射
能汚染防護物体(以下これをブーツと略称する)を嵌着
することにより構成し、これにより、伸縮自在な動作を
するペリスコープに対応したブーツでペリスコープを放
射能汚染から防護しながら、非放射能雰囲気側からペリ
スコープをセル壁の貫通口に取付けることができる。
また、上記の装置の着脱方法は、上記のごとくペリスコ
ープを内部に収納した袋状で伸縮自在な前後に窓及び嵌
合部を有するブーツをセル壁に設けられたペリスコープ
用貫通口に固着したスリーブ内に非放射能雰囲気、すな
わちセル外側から放射能物質の存在する雰囲気内、すな
わちセル内に押し出し、そのブーツの後端の開口部の嵌
着部でスリーブに嵌着した状態で、ペリスコープのみを
セル外側に引出した後、部品交換を行なったペリスコー
プまたは他のペリスコープを内部に収納した新しいブー
ツを上記と同様にスリーブ内に押出し嵌着操作する過程
で、上記の古いブーツをセル内側に脱落させることを特
徴としたものであり、これによりペリスコープの交換や
その部品交換の際に、ブーツの新旧品交換を放射線被爆
なしに安全に、確実に行なうことができる。
〔実施例〕
以下図面を参照しながら本発明の装置の実施例及びその
装置の着脱方法について説明する。
まず、第1図の要部側断面図において、セル内1とセル
外2とを仕切るセル壁3に設けられたペリスコープ用貫
通口4に、放射能汚染防護体である第2−A図に示すブ
ーツ6を嵌着するためのスリーブ5を嵌め込みボルト3
0で固着している。
次に、第2−A図の側面図及び第2−B図の底面図に示
す蛇腹のように伸縮自在な、例えば熱成形樹脂などで形
成された袋状のブーツ6の前端部に、第3図に示すペリ
スコープ13の観察用の窓である窓ガラス部7を取付
け、後端の開口部に端部ストッパ8等の嵌着部を一体的
に形成している。
上記の窓ガラス部7は窓枠7aとガラス押え7bと、こ
れら7a,7bにより挾持される窓ガラス7cとからな
り、窓枠7aには更に第5図に示す摺動用の突起9を設
けており、この突起9はペリスコープ13の先端の対物
窓枠20に設けた溝21に嵌合しながら摺動するように
なっている。
また、上記ガラス押え7bの外周には半円状の溝が切っ
てあり、この溝に第2図のブーツ6と一体的に形成され
たOリング状ストッパ10が嵌め込まれている。
更に、窓ガラス部7の近傍には、ブーツ6のしわによっ
て窓ガラス7cが覆われ、その視野が狭くならないよう
にするための硬質フィルム11をブーツ6に張りつけて
あり、また同じ目的の押え金具12が窓枠7aに取付け
てある。
また、第4図に示すごとく、ブーツ6の後端の開口部の
嵌着部である端部ストッパ8とブーツ押えOリング16
とをその外周部に嵌合させたブーツリング14を、ペリ
スコープ13の伸縮鏡筒部13Aの後部に位置する水平
鏡筒部13Bの先端に嵌め込んでいる。
なお、この部分におけるセル内1側からの放射性物質の
拡散をシールするOリング17a,17bを前もって上
記ブーツリング14に嵌合させておくものとする。
次に、ペリスコープ13と共に、その放射能汚染防護装
置であるブーツ6の嵌着の方法につき説明すると、ま
ず、ペリスコープ13をセル壁3に設けられたペリスコ
ープ用貫通口4に固着したスリーブ5内に設置するに
は、そのペリスコープ13を上記のブーツ6の中に収納
する。
その際、第5図に示すごとく、ペリスコープ13の先端
の対物窓枠20の溝21に、ブーツ6の前端部に設けた
窓枠7aの突起9を嵌合させ、摺動させながら押し込む
ものとする。
次に、ブーツ6内に収納したペリスコープ13をブーツ
6ごと第4図のごとく、ペリスコープ用貫通口4に固着
したスリーブ5内に、セル外2からセル内1へ向って嵌
合して押し出す。
そこで、この押し込み操作が完了した状態では、ブーツ
6の端部ストッパ8は第3図に示すようにスリーブ5と
ブーツリング14との狹間15に押し込まれ、同じ狹間
15に介在させたブーツ押えリング16によって押接さ
れて、その部分からの脱出を阻止され嵌着されており、
このことは、ペリスコープ用貫通口4からブーツ6がセ
ル内1に脱落するのを防止していることを意味する。
また、同じ狹間15に介在するOリング17a,17b
により、放射性物質がセル内1からセル外2に拡散しな
いようにシールされている。
次に、ペリスコープ13がスリーブ5内に挿入されてい
る状態からセル外2へ抜き出し、例えば、新品のブーツ
6をペリスコープ13に装着して再度該ペリスコープ1
3をスリーブ5内に挿入し、嵌着する工程を第3図〜第
5図について説明する。
すなわち、セル外2から先端窓ガラス押しシャフト18
により、中継押し棒19を介して窓ガラス部7の窓枠7
aを押し、これを第5図のペリスコープ13の対物窓枠
20から外し、次に、ペリスコープ13をセル外2側に
引出す。
この状態では、ブーツ6の前端部の窓ガラス部7を含む
ブーツ6の大部分がセル内1に脱け殻のように突出して
残り、後端の開口部の端部ストッパ8がブーツリング1
4と共にペリスコープ貫通口4のスリーブ5内に嵌着し
た状態で取り残される。
なお、ブーツリング14はステンレス鋼材であるので、
ペリスコープ13を引出した後も原形を保っている。
セル内1に上記のごとく残ったブーツ6は、セル内1か
らセル外2への放射性物質の拡散を防止する役目を果し
ている。
次に、上記によりセル外2に引き出されたペリスコープ
13の本体を再びセル内1に復帰させる際は、ペリスコ
ープ13を新しいブーツ6内に収納し、前記と同様にペ
リスコープ貫通口4のスリーブ5内に押出し嵌着する操
作を行なうが、その押出し嵌着操作する過程で、第4図
に示す状態でセル内1に残っている古い汚染したブーツ
6′は新しいブーツ6により押し出されて、その嵌着部
ごとセル内1に脱落し、代って新しいブーツ6がスリー
ブ5内に挿入され、その嵌着部で嵌着されることにな
る。
すなわち、上記の押出し嵌着する操作過程において、新
しいブーツ9のブーツリング14が古いブーツ6′のブ
ーツリング14′等を押し出して、そこに新しいブーツ
リング14が収まることになる。
このようにして、新旧のブーツ6,6′の交換は、放射
性物質のセル外2への拡散を防止しながら、自動的に、
かつ確実に行われる。
〔発明の効果〕
以上に説明した本発明のペリスコープの放射能汚染防護
装置及びその着脱方法によれば、セル壁のペリスコープ
貫通口にスリーブを固着し、そこにブーツ内に収納した
ペリスコープを簡単に嵌合して取付けることを可能にし
たので、危険の伴うセル壁の改造工事を必要としないと
いう利点があり、また、袋状の伸縮自在のブーツ内にペ
リスコープを完全に収納しているので、ペリスコープ全
体を塵埃及び放射性物質等の汚染から防護できるという
効果があると共に、ペリスコープの伸縮動作を妨げるこ
とがない。
また、ブーツの新旧品の交換が、ペリスコープを押し込
むだけの一工程で、自動的に、かつ確実に行なえ、しか
も、その交換作業を、放射性物質のセル外への拡散を防
止しながら行なえるという利点がある。
従って、ブーツの新・旧交換及びペリスコープの保守点
検等の作業には、グリーンハウス等の特別な放射能汚染
防護対策を施すことなく、非放射能雰囲気内で通常作業
を行なうごとく容易に行なえるので作業性がよく、かつ
汚染されたブーツに触れることがないので全く安全であ
る。
更に、ペリスコープの窓ガラスは、ブーツの窓ガラス部
がその都度新しいものに交換されるので、塵埃と放射性
物質の付着及び放射線による窓ガラスの劣化の問題はな
く、常に最高の解像度を保持できるという利点がある。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の一実施例におけるセル壁のペリスコー
プ用貫通口の要部側断面図、第2−A図は第1図のスリ
ーブに嵌着されるブーツの側面図、第2−B図は第2−
A図の要部底面図、第3図は第2−A図のブーツ内に収
納したペリスコープをセル内に嵌着した側断面図、第4
図は第3図の矢印A部分の拡大側断面図、第5図は第3
図のペリスコープ先端部の対物窓枠と、ブーツの窓ガラ
ス部とを説明する斜視図である。 1……セル内(放射性物質の存在する雰囲気)、2……
セル外(非放射性雰囲気)、3……セル壁(放射線遮蔽
壁)、4……ペリスコープ用貫通口、5……スリーブ、
6,6′……ブーツ(放射能汚染防護物体)、7……窓
ガラス部、8……端部ストッパ、13……ペリスコー
プ、14,14′……ブーツリング。

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】放射線遮蔽壁に設けられたペリスコープ用
    貫通口に固着したスリーブ内に、前端部に窓を設け、か
    つ後端の開口部に上記スリーブに対し着脱する嵌着部を
    設け、しかもその内部にペリスコープを収納した袋状で
    伸縮自在な放射能汚染防護物体を嵌着したペリスコープ
    の放射能汚染防護装置。
  2. 【請求項2】ペリスコープを内部に収納した袋状で伸縮
    自在な放射能汚染防護物体を、放射線遮蔽壁に設けられ
    たペリスコープ用貫通口に固着したスリーブ内に、非放
    射能雰囲気側から放射能物質の存在する雰囲気内に押し
    出し、その後端の開口部でスリーブに嵌着した状態で、
    ペリスコープのみを非放射能雰囲気側に引出した後、ペ
    リスコープを内部に収納した新しい放射能汚染防護物体
    を上記と同様にスリーブ内に押出し嵌着操作する過程で
    上記の古い放射能汚染防護物体を放射能物質の存在する
    雰囲気内に脱落させるペリスコープの放射能汚染防護装
    置の着脱方法。
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FR2948223B1 (fr) * 2009-07-17 2011-08-26 Commissariat Energie Atomique Instrument, cellule chaude comportant cet instrument et procede de maintenance de cet instrument

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