JPH06340317A - スクリューフィーダ - Google Patents

スクリューフィーダ

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Publication number
JPH06340317A
JPH06340317A JP15426693A JP15426693A JPH06340317A JP H06340317 A JPH06340317 A JP H06340317A JP 15426693 A JP15426693 A JP 15426693A JP 15426693 A JP15426693 A JP 15426693A JP H06340317 A JPH06340317 A JP H06340317A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
powder
screw
casing
shaft
screw feeder
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP15426693A
Other languages
English (en)
Inventor
Hirotomo Kodachi
啓友 小太刀
Masashi Kojima
昌司 小島
Mikio Sakairi
幹夫 坂入
Kazuhiro Sugita
和弘 杉田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Dexerials Corp
Original Assignee
Sony Chemicals Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Sony Chemicals Corp filed Critical Sony Chemicals Corp
Priority to JP15426693A priority Critical patent/JPH06340317A/ja
Publication of JPH06340317A publication Critical patent/JPH06340317A/ja
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 スクリューフィーダによりケーシング内の粉
粒体を移送する場合において、移送する粉粒体が超微粉
体のように付着性の大きい場合でも、ケーシングに粉粒
体が固着しないようにする。 【構成】 シャフト2とスクリュー羽3からなる粉粒体
用スクリューフィーダ10において、スクリュー羽3の
移送方向側の面3aとシャフト2とのなす角度θを90
°未満、好ましくは60°以上85°以下とする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、粉粒体の移送に使用
するスクリューフィーダに関する。
【0002】
【従来の技術】従来より、小麦粉、プラスチック、セラ
ミックス、その他種々の粉粒体の移送手段の一つとし
て、スクリューフィーダが使用されている。図3
((a)斜視図、(b)断面図)に示したように、一般
に、スクリューフィーダ1はシャフト2と、スパイラル
状のスクリュー羽3とを両者の接合角θを90°にして
接合したものからなっている。このようなスクリューフ
ィーダ1をケーシング4内に設け、そのシャフト2を矢
印aのように回転させることにより、ケーシング4内に
供給した粉粒体5を矢印bのように移送することが可能
となる。
【0003】また、スクリューフィーダとしては、スク
リュー羽の破断や湾曲を防止するために、図4(a)に
示したように、スクリュー羽3の厚みをシャフト側との
取り付け部に近付くにしたがって厚くし、シャフト2と
スクリュー羽3との接合角θを90°よりも大きくし
て、スクリュー羽の機械的強度を高めたものも知られて
いる。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、図3
(a)、同図(b)及び図4(a)に示した従来のスク
リューフィーダ1においては、化学、食品、プラスチッ
ク、ファインセラミックス等の分野で近年使用される超
微粉体のように付着性が大きい粉粒体を移送すると、図
3(c)及び図4(b)にそれぞれ示すように、いずれ
もケーシング4の内壁に粉粒体が付着し、その付着した
粉粒体が移送中に押圧されてケーシング4の内壁に固着
し、ついにはスクリュー羽3やシャフト2が湾曲したり
破損するという問題があった。このため、頻繁に移送を
中断し、スクリューフィーダ1のメンテナンスを行わな
くてはならず、生産性が低下していた。
【0005】この発明は以上のような従来技術の問題点
を解決しようとするものであり、スクリューフィーダに
よりケーシング内の粉粒体を移送する場合において、移
送する粉粒体が超微粉体のように付着性の大きい場合で
も、ケーシングに粉粒体が固着しないようにすることを
目的としている。
【0006】
【課題を解決するための手段】この発明者らは、従来の
スクリューフィーダにおいて、スクリュー羽やシャフト
の湾曲や破損の原因となる粉粒体のケーシングの内壁へ
の固着にはスクリュー羽とシャフトとのなす角度が大き
く影響していること、そして、粉粒体の内壁への固着を
解消するためには、スクリュー羽を移送方向側に傾け、
スクリュー羽の移送方向側の面とシャフトとのなす角度
を90°よりも小さくすることが有効であることを見出
した。
【0007】即ち、スクリュー羽とシャフトとのなす角
度が90°であると、ケーシングの内壁に付着した粉粒
体をスクリュー羽が掻き取るようにして除去する作用が
弱く、そのために粉粒体の移送中にケーシングの内壁に
付着する粉粒体の量が多くなり、さらにその付着した粉
粒体が強く押圧されて固まり、次第にケーシングの内壁
に固着物が増加し、ついにはスクリュー羽やシャフトの
湾曲や破損が生じる。また、スクリュー羽とシャフトと
のなす角度が90°より大きいとスクリュー羽の機械的
強度は高まるが、ケーシングに付着した粉粒体を掻き取
るように除去するスクリュー羽の作用はかえって弱ま
り、またケーシングの内壁に付着した粉粒体をケーシン
グの内壁に押し付ける作用も強まるので、ケーシングの
内壁の固着物の量が増加し、そのため、この場合にもス
クリュー羽やシャフトの湾曲や破損は回避できない。
【0008】一方、スクリュー羽とシャフトとのなす角
度を90°より小さくすると、ケーシングの内壁に付着
した粉粒体をスクリュー羽が除去する作用が強まり、ケ
ーシングの内壁に粉粒体が固着することを防止できる。
なお、従来、スクリュー羽とシャフトとのなす角度が9
0°となっているのは、単にスクリューフィーダの製造
上の便宜のためであり、スクリュー羽とシャフトとのな
す角度を90°より小さくしても、粉粒体の移送には全
く支障がない。この発明は、このような知見に基づくも
のである。
【0009】すなわち、この発明は、シャフトとスクリ
ュー羽からなる粉粒体用スクリューフィーダにおいて、
スクリュー羽の移送方向側の面とシャフトとのなす角度
が90°未満であることを特徴とするスクリューフィー
ダを提供する。
【0010】以下、この発明を図面に基づいて詳細に説
明する。なお、前述の従来例も含めて、各図中、同一符
号は同一又は同等の構成要素を表している。
【0011】図1(a)は、ケーシング4内に取り付け
たこの発明のスクリューフィーダ10の斜視図であり、
同図(b)はその断面図である。このように、この発明
のスクリューフィーダ10は、粉粒体の移送方向(図
中、矢印b)側のスクリュー羽3の面3aとシャフト2
とのなす角度θが90°未満であり、スクリュー羽3が
粉粒体の移送方向bに傾いていることを特徴としてい
る。この角度θは、移送する粉粒体の種類等に応じて適
宜定めることができるが、一般には60°以上85°以
下とすることが好ましい。60°未満であるとスクリュ
ー羽3のシャフト2に対する取り付け強度が弱くなり、
スクリュー羽3が湾曲したり破損するおそれが生じる。
一方、85°よりも大きくすると、ケーシングの内壁に
付着した粉粒体を掻き取るようにして除去するスクリュ
ー羽3の作用が弱くなり、この発明の効果が得られ難く
なる。
【0012】この発明のスクリューフィーダ10は、ス
クリュー羽の移送方向側の面とシャフトとのなす角度を
90°未満とする以外は従来のスクリューフィーダと同
様に構成することができる。また、その製造方法にも特
に制限はない。例えば、ステンレス製のスパイラル状の
スクリュー羽をステンレス製のシャフトに溶接すること
により製造することができる この発明のスクリューフィーダ10は、従来のスクリュ
ーフィーダと同様にケーシング4内に取り付けて使用す
ることができる。その場合、スクリューフィーダ10と
ケーシング4との間に、移送する粉粒体の種類に応じ
て、適宜クリアランスtを設けることが好ましい(図1
(b))。例えば、テープ材料となる磁性粉を移送する
場合には、スクリューフィーダ10とケーシング4との
間に10〜15mmのクリアランスを設けることが好ま
しい。
【0013】
【作用】この発明のスクリューフィーダによれば、スク
リュー羽の移送方向側の面とシャフトとのなす角度が9
0°未満であるので、粉粒体の移送中にケーシングの内
壁に付着した粉粒体をスクリュー羽が除去する作用が強
まり、ケーシング内に滞留する粉粒体の量が著しく低減
する。したがって、ケーシングの内壁に粉粒体が固着す
ることを防止でき、これによりスクリュー羽やシャフト
の湾曲や破損が解消される。また、スクリューフィーダ
のメインテナンスの必要頻度も低減する。
【0014】
【実施例】以下、この発明を実施例に基づいて具体的に
説明する。
【0015】実施例1 図2に示したように、ホッパー6内に、粉粒体5とし
て、磁性粉(コバルト酸化鉄粉末)500kgと、溶媒
を含むポリエステル系バインダー(固形分40%)25
0kgとを入れ、その粉粒体5を、長さ約3mのスクリ
ューフィーダ10を2つ並列させたケーシング4内に供
給し、移送速度750kg/時間で移送して排出口7か
ら矢印のように排出し、ニーダーに供給した。この場
合、スクリューフィーダ10としては、スクリュー羽の
移送方向側の面とシャフトとのなす角度θが80°のも
のを使用した。
【0016】このようなバッチ式の移送操作を繰り返し
たところ、合計40tの粉粒体をホッパー6に供給して
移送した後にケーシング4内に滞留していた粉粒体は5
kgであった。また、スクリューフィーダ10のメイン
テナンス必要頻度は、約2か月に1回であった。
【0017】比較例1 スクリューフィーダとして、スクリュー羽とシャフトと
のなす角度θが90°のものを使用する以外は実施例1
と同様にして、磁性粉とポリエステル系バインダーをス
クリューフィーダにより移送した。
【0018】その結果、合計40tの粉粒体をホッパー
に供給し、移送した後にケーシング内に滞留していた粉
粒体は、60kgであった。また、スクリューフィーダ
10のメインテナンス必要頻度は、約1週間に1回であ
った。
【0019】
【発明の効果】この発明によれば、スクリューフィーダ
によりケーシング内の粉粒体を移送する場合において、
移送する粉粒体が超微粉体のように付着性の大きい場合
でも、ケーシングに粉粒体を固着させることなく移送で
きる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明のスクリューフィーダの斜視図(同図
(a))及び断面図(同図(b))である。
【図2】実施例の粉粒体の移送操作の説明図である。
【図3】従来のスクリューフィーダの説明図である。
【図4】従来のスクリューフィーダの説明図である。
【符号の説明】
2 シャフト 3 スクリュー羽 4 ケーシング 5 粉粒体 10 スクリューフィーダ
フロントページの続き (72)発明者 杉田 和弘 栃木県鹿沼市さつき町18番地 ソニーケミ カル株式会社鹿沼工場内

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 シャフトとスクリュー羽からなる粉粒体
    用スクリューフィーダにおいて、スクリュー羽の移送方
    向側の面とシャフトとのなす角度が90°未満であるこ
    とを特徴とするスクリューフィーダ。
  2. 【請求項2】 スクリュー羽の移送方向側の面とシャフ
    トとのなす角度が60°以上85°以下である請求項1
    記載のスクリューフィーダ。
JP15426693A 1993-05-31 1993-05-31 スクリューフィーダ Pending JPH06340317A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP15426693A JPH06340317A (ja) 1993-05-31 1993-05-31 スクリューフィーダ

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP15426693A JPH06340317A (ja) 1993-05-31 1993-05-31 スクリューフィーダ

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH06340317A true JPH06340317A (ja) 1994-12-13

Family

ID=15580421

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP15426693A Pending JPH06340317A (ja) 1993-05-31 1993-05-31 スクリューフィーダ

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JP (1) JPH06340317A (ja)

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2006188302A (ja) * 2004-12-28 2006-07-20 Maruyasu:Kk 原料供給装置
JP2010030739A (ja) * 2008-07-29 2010-02-12 Ofic Co 焼却灰搬送用スクリュー
US11891722B2 (en) 2020-05-12 2024-02-06 Seiko Epson Corporation Screw feeder and fiber structure manufacturing apparatus

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2006188302A (ja) * 2004-12-28 2006-07-20 Maruyasu:Kk 原料供給装置
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