JPH0633985Y2 - 競技用風船 - Google Patents

Description

【考案の詳細な説明】 産業上の利用分野 本考案は２人以上の遊戯者によって風船を膨らませて特
殊な造形をしたり、破裂を競い合う競技用風船に関する
ものである。

従来の技術 従来より風船を膨らませて、動物の形を作ったり、顔そ
の他の特殊な造形をしたり、又は風船を破裂させたりす
る遊戯は広く行われている。

考案が解決しようとする課題 しかし、この場合の風船はすべて呼気の吹込口が一個所
に限られており、複数人による競争もそれぞれ個別的な
興味に終っていた。従って、複数人が協力したり又はグ
ループ対グループによる競技にはむかない問題点があっ
た。

本考案の目的は上記のような問題点を解消し、複数人が
一つの風船を同時に扱う場合や複数の空洞部を有し、そ
れぞれの吹込口から協力して吹込み造形をする等複数の
グループによる競争又は遊戯に利用できる競技用風船を
提供しようとするものである。

課題を解決するための手段 上記目的を達成するために本考案は、呼気により膨らま
すことのできるゴムその他弾性を有する高分子製風船の
周縁部に、２口以上の吹込口を設けると共に中央部を一
つ又は前記吹込口に応じた複数の空洞部とした競技用風
船とした。

作用 本考案の風船は呼気により膨らますことができるゴムそ
の他高分子製で、その周縁に２口以上の吹込口を設けた
ので、同時に２人以上が一つの風船を膨らませることが
でき、複数人による協力が行える。中央空洞部が一つの
場合、複数の吹込口より数人が協力し合った呼気力によ
り早く破裂できるとか又数人の呼気力の合同によって風
船の一部に特殊な造形を作り出すとき各種の競技に利用
できる。又、空洞部が複数の場合一つが破裂しても残り
の空洞部はそのまま競技続行が可能である。

実施例 以下、一実施例である風船につき、図面を基にして説明
する。

第１図、第２図において、１は風船本体で、ゴム製とし
た。2a、2b、2cは吹込口で、図示の場合、周縁に３口設
けた。３は空洞部である。吹込口2a、2b、2cはそれぞれ
若干の間隔をあけて設けられ、３人が同時にこの風船を
用いて破裂時間を競うことができる。

第３図は他実施例で、4a、4bが吹込口、５は空洞部であ
る。

第４図、第５図はさらに他実施例で、6a、6b、6cが吹込
口、７、８、９はそれぞれ空洞部である。10はシール部
で各空洞部を区画している。

第６図はさらにさらに他実施例で、11a、11b、11c、11d
はそれぞれ吹込口、12、13、14、15は空洞部、16はシー
ル部を示す。

上記のように一つの風船に複数の吹込口を設けたので、
複数人が協力して一つの風船の破裂をするようにし、複
数グループ間で競技したり、遊戯したりできる。又、複
数の空洞部を設けた場合、それぞれ独立した空洞部とし
てシール部により区画されているので、一つが破裂して
も、他の部分は独立して用いることができる等競技方法
を広く又たのしくさせることができる。又、図示してい
ないが、一つの風船中に膨張のための強弱部分を作製し
ておき、複数人による協力によって始めて一部が膨らみ
始めるとか、又複数に区画された部分の形を動物の頭や
顔、胴などの形体にしておいて、グループの人による造
形の完成を促進させる等各種の遊びに応用することがで
きる。

考案の効果 本考案は上記のような構成をとったので、一つの風船を
複数人で膨らませたり、破裂させたり、又特殊な造形を
したすることができ、家族間や複数のグループ間の競技
や遊戯に利用できる他数人が互いに協力し合うという教
育的効果もある。

【図面の簡単な説明】

第１図は本考案の一実施例を示す正面図、第２図は第１
図の縦断面図、第３図は他実施例を示す正面図、第４図
はさらに他実施例を示す正面図、第５図は第４図の縦断
面図、第６図はさらにさらに他実施例を示す正面図であ
る。 2a、2b、2c、4a、4b、6a,6b、6c、11a、11b、11c、11d
…吹込口 ３、５、７、８、９、12、13、14、15…空洞部

Claims (1)

【実用新案登録請求の範囲】
1. 【請求項１】呼気により膨らますことのできるゴムその
   他弾性を有する高分子製風船の周縁部に、２口以上の吹
   込口を設けると共に中央部を一つ又は前記吹込口に応じ
   た複数の空洞部としたことを特徴とする競技用風船。