JPH06339527A - フローメータ - Google Patents

フローメータ

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JPH06339527A
JPH06339527A JP3320142A JP32014291A JPH06339527A JP H06339527 A JPH06339527 A JP H06339527A JP 3320142 A JP3320142 A JP 3320142A JP 32014291 A JP32014291 A JP 32014291A JP H06339527 A JPH06339527 A JP H06339527A
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container
rate
differential
fluid
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Application number
JP3320142A
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English (en)
Inventor
Charles P Lipari
チャールズ・ピー・リパリ
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Pall Corp
Original Assignee
Pall Corp
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Publication date
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    • A61MEDICAL OR VETERINARY SCIENCE; HYGIENE
    • A61MDEVICES FOR INTRODUCING MEDIA INTO, OR ONTO, THE BODY; DEVICES FOR TRANSDUCING BODY MEDIA OR FOR TAKING MEDIA FROM THE BODY; DEVICES FOR PRODUCING OR ENDING SLEEP OR STUPOR
    • A61M5/00Devices for bringing media into the body in a subcutaneous, intra-vascular or intramuscular way; Accessories therefor, e.g. filling or cleaning devices, arm-rests
    • A61M5/14Infusion devices, e.g. infusing by gravity; Blood infusion; Accessories therefor
    • A61M5/168Means for controlling media flow to the body or for metering media to the body, e.g. drip meters, counters ; Monitoring media flow to the body
    • A61M5/16886Means for controlling media flow to the body or for metering media to the body, e.g. drip meters, counters ; Monitoring media flow to the body for measuring fluid flow rate, i.e. flowmeters
    • A61M5/16895Means for controlling media flow to the body or for metering media to the body, e.g. drip meters, counters ; Monitoring media flow to the body for measuring fluid flow rate, i.e. flowmeters by monitoring weight change, e.g. of infusion container
    • GPHYSICS
    • G01MEASURING; TESTING
    • G01FMEASURING VOLUME, VOLUME FLOW, MASS FLOW OR LIQUID LEVEL; METERING BY VOLUME
    • G01F1/00Measuring the volume flow or mass flow of fluid or fluent solid material wherein the fluid passes through a meter in a continuous flow
    • G01F1/76Devices for measuring mass flow of a fluid or a fluent solid material
    • GPHYSICS
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    • G01G11/00Apparatus for weighing a continuous stream of material during flow; Conveyor belt weighers
    • G01G11/04Apparatus for weighing a continuous stream of material during flow; Conveyor belt weighers having electrical weight-sensitive devices
    • GPHYSICS
    • G01MEASURING; TESTING
    • G01GWEIGHING
    • G01G3/00Weighing apparatus characterised by the use of elastically-deformable members, e.g. spring balances
    • G01G3/12Weighing apparatus characterised by the use of elastically-deformable members, e.g. spring balances wherein the weighing element is in the form of a solid body stressed by pressure or tension during weighing
    • G01G3/14Weighing apparatus characterised by the use of elastically-deformable members, e.g. spring balances wherein the weighing element is in the form of a solid body stressed by pressure or tension during weighing measuring variations of electrical resistance
    • G01G3/1402Special supports with preselected places to mount the resistance strain gauges; Mounting of supports
    • G01G3/1412Special supports with preselected places to mount the resistance strain gauges; Mounting of supports the supports being parallelogram shaped

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Abstract

(57)【要約】 【目的】 マイクロプロセッサ等のディジタルコンポー
ネントを使用せずに差動動作型のフローメータを提供す
る。 【構成】 重量変換器は容器の重量に関連した差分出力
信号を発生する。差動増幅器は差分出力信号を受けて重
量に関連する第1の信号を発生する。アナログ微分器は
第1の信号を受けて重量の変化率に比例する第2の信号
を発生する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、流体の流速を測定する
装置及び方法に関し、特に、流体が流入又は流出する容
器の重量の変化率を測定することによって流速を測定す
る装置及び方法に関する。
【0002】
【従来の技術】広範囲の情況において、第1の容器から
第2の容器に相互接続ダクトを介して流体を移送するこ
とが必要である。典型的には、最適のシステム性能に対
して望ましい流速又は流速の範囲がある。従って、実際
の流速を、所望の流速又は流速の範囲に適合させるため
に流体が流れる速度を測定し且つ調整することが望まし
い。
【0003】流体の流速を測定し且つ調整することは、
特に、医学的な応用において、しばしば重要である。度
々、栄養剤又は薬剤のような治療合成物、血液又は血液
成分のような身体の流体等は静脈を介して患者に与えら
れる。そのような情況においては、第1の容器から第2
の容器に流体を流すよりは、流体は容器から患者のリン
パ管系へ直接流される。これらの流体は、最適の治療値
に対する予定の投与量で与えられなければならないの
で、流体の流速を監視し且つ調整することが重要であ
る。
【0004】典型的に、静脈(IV)流体は、容易に貯蔵
し且つ投与を便利にするために、ビン又は可撓性のバッ
グのような容器内に保持される。流体は、可撓性のダク
ト又はIV管を介して投与され、これらのダクト又はIV管
は、IV容器と、流体を患者の血管に射出するための針又
は他の適当な器具との間に接続される。そのようなシス
テムにおいて、流体の流速を正確に測定することが必要
である。IV流体が容積変位の原理に基づいて投与される
従来のフローメータ・システムが知られている。ダクト
はIV流体容器と患者との間に接続される。ダクト内には
ライン内ポンプが配置され、このポンプは各動作サイク
ルで、ダクトの既知の長さを介して流体の既知の容積を
排出する。次いで、流体の流れは、毎分のポンプ動作サ
イクル数に従って調整される。このようなシステムは高
価であるという欠点がある。
【0005】第2の従来のフローメータは、容器を保持
し、且つ流れを制御するためにコンピュータを使用して
いる。ディスクリート時間のディジタル信号を使用する
コンピュータは、IV容器から適当なダクトを介して、予
定の流速に対応する、単位時間当りの予定の流体量を与
えるために、ロータリ・ポンプ・ヘッドを作動する。前
述の如きフローメータは高価であるという欠点を有して
いる。このコスト高は、マイクロプロセッサ及び適当な
支援装置を含むコンピュータのコンポーネントのコスト
に関連している。システムを支援し、また特にアルゴリ
ズムに従って必要な計算を実行するソウトウェア又はフ
ァームウェアは、販売される製品を介して償却されなけ
ればならない開発時間又は実施契約料でかなりのコスト
を含んでいる。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、低廉で且つ
正確なフローメータを提供することを目的としている。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明は、重量の変化率
を決定するための装置であって:重量を支え且つ重量に
関連した出力信号を生成するための差分出力を有する重
量変換器;差分出力に接続された入力と、重量に関連し
た第1の信号を生成するための出力とを有する差動増幅
器;第1の信号を受けるために差動増幅器の出力に接続
され、且つ重量の変化率に比例する第2の信号を生成す
るための出力を有するアナログ微分器;を含む装置を提
供する。
【0008】本発明はまた、静脈(IV)流体を予定の割
合で患者に投与するための差動フローメータ・システム
であって:投与されるべき流体を収容するIV容器を支持
するためのキャリヤと、IV容器の重量に関連した差分信
号を出力するための差分出力とを有する重量変換器;差
分出力に接続された回路であって、差分信号を受け且つ
IV容器の重量に比例する第1の信号を出力するように接
続された差動増幅器と、第1の信号を受け且つIV容器の
重量の変化率に比例する第2の信号を出力するように接
続されたアナログ微分器とを含む回路;を含むシステム
を提供する。
【0009】本発明は更に、容器内の流体の量の変化率
を決定するための方法であって:容器内の流体の重量に
関連した第1のアナログ信号を生成する重量変換器に、
容器を置くステップ;第1の容器の重量の変化率に比例
する第2のアナログ信号を生成するために第1のアナロ
グ信号を微分するステップ;第2の信号に関連した数値
を表示するステップ;を含む方法を提供する。
【0010】本発明は更に、静脈(IV)流体を予定の割
合で患者に投与するための方法であって:重量変換器に
IV容器を置くステップ;IV容器の重量に関連した差分出
力信号を生成するステップ;IV容器の重量に関連した第
1の電圧を出力する差動増幅器に、差分出力信号を供給
するステップ;IV容器の重量の変化率に比例する第2の
電圧を出力するアナログ微分器に、第1の電圧を供給す
るステップ;第2の電圧及びIV容器の重量の変化率に関
連した数値を表示するためのディスプレイに、第2の電
圧を供給するステップ;を含む方法を提供する。
【0011】
【実施例】図1は、重量変換器2、差動増幅器/微分器
回路4、ディスプレイ6を含む装置の概略的なブロック
図である。重量変換器2は重量に関連した信号を生成す
るのに適した構成である。好適な実施例において、重量
変換器2は、その上に測定されるべき重量が置かれる構
造である。それは、ほぼ平坦な上面を有し、その上に重
量が置かれ、或いは重量を収容する皿又はサドルを含み
得る。液体容器が重量の場合、重量の変化率は流速に関
連される。
【0012】更に、重量変換器は重量に関連した連続信
号を出力するための出力を含む。出力信号は、電流又は
電圧のような電気信号である。他方、出力信号は、重量
に応答して重量変換器の全て又は一部の歪即ち物理的変
位に関連し得る。信号は、重量に比例し、或いは、重量
ゼロに対応する静止値を有し、重量に従って静止値より
の偏差値のように、ある他の直線関係を有し得る。
【0013】好適な実施例において、重量変換器はロー
ドセルを含む。ロードセルは重量に関連する電気信号を
生成するために普通に使用される。重量変換器として使
用されるロードセルの説明を含む、好適な実施例の更に
詳細な説明が以下に述べられる。
【0014】重量変換器によって生成された連続信号
は、好適な接続を介して差動増幅器/微分器回路4に与
えられる。回路4の主な機能は、重量変換器2に置かれ
た重量の変化率に関連した連続信号を発生することであ
る。これは、重量の大きさに関連した連続信号を微分す
ることによって達成できる。好適な実施例において、回
路4はアナログ微分器回路を含む。そのような回路は、
RC回路又はタンク回路のような、適当なフィードバッ
ク回路網を有する演算増幅器を含む。微分器の特性は重
量の予期される変化率に基づいて選択できる。IV流体を
患者に投与するシステムのような応用において、重量は
急速に変化することはない。従って、微分器は、急速な
遷移時間を必要としないコンポーネントが選択される。
【0015】以下に詳細に説明されるように、ロードセ
ルは、差分出力を発生するブリッジ回路を含み得る。重
量変換器2から出力され且つ回路4によって受ける信号
が差分信号とすると、回路4の一部として差動増幅器を
設けることが望ましい。そのような装置は、非反転入力
及び反転入力のような、差分入力を有する演算増幅器を
含む。適当な回路は、重量変換器2上の重量に関連した
接地基準の連続信号を発生する。次いで、この信号は微
分器に与えられる。
【0016】重量変換器2上の重量の変化率に関連した
連続出力信号は、回路4からディスプレイ6に出力され
る。ディスプレイは、オペレータに数量測定を与える適
当な装置を含み得る。例えば、適当な表示ディジット数
を有するA/D及びディジタル・メータを使用できる。
他方、アナログ・ガルバノメータ型のディスプレイも使
用できる。
【0017】ディスプレイ6の目的は、重量の変化率の
数量測定として理解されるものをオペレータに与えるこ
とである。IV流体を患者に投与するシステムにおいて、
これは、IV容器からの流体の流速の有効な数量測定であ
る。従って、ディスプレイ6は、重量又は流速のいずれ
かに便利な単位において数字を与えるのが望ましい。
【0018】ディスプレイとして使用できる標準的な電
圧計は電圧の単位で表示するので、信号値として、1ボ
ルト/グラム/秒の重量変化、又は1ボルト/ミリリッ
トル/分の流れ、のような値を有するのが望ましい。従
って、回路4からの信号の変化率を受け、それを表示用
の便利な単位、例えば、ミリリットル/分の流速又はグ
ラム/秒の重量変化率、に対応する適当な大きさに調整
するスケーリング回路を使用することが望ましい。線形
増幅器のような適当な回路がディスプレイ6に対する入
力段として使用できる。代りに、微分器又は差動増幅器
は、各信号を適当な振幅にスケーリングするのに適当な
利得を有するように製作できる。
【0019】この型式のシステムは、最適の重量変化率
又は流速、或いは最適の重量変化率又は流速の範囲が望
まれる情況で使用されることが期待される。オペレータ
はそのような最適値を認識している。オペレータは、周
期的に又は時折、表示された値を最適値と比較し、表示
された値が所望の値に適合するかどうかを決定する。そ
れが適合しないと、オペレータは適当な操作を行って重
量変化の割合又は流速を変更する。重量の変化率が流速
による場合、オペレータは、流速を調整するための適当
なメカニズムを使用できる。例えば、流体がダクトを介
して容器に流入又はそこから流出している場合、オペレ
ータは、ダクトにクランプを設けて、ダクトを介する通
路を部分的に制限できる。制限の程度は、流速を変える
ように変更でき、またそれを所望の値に適合させること
ができる。
【0020】他方、容器から流出する流体は、重力によ
る流体の行先に関して容器の高さに関連され得る。例え
ば、IV流体が患者に投与されていると、ビン又は可撓性
のバッグのような、IV容器は患者の上方のラックに掛け
ることができる。本発明によれば、ラックは容器を上昇
又は下降させる調整可能な支持体を含み得る。そのよう
な情況において、オペレータは、患者に関してIV容器を
上昇又は下降させることによって、ディスプレイによっ
て表示された如き流速を所望の流速に適合させることが
できる。
【0021】同様に、流体は第1の容器から第2の容器
に流れることができ、第1の容器は第2の容器より高
く、流体は重力の影響下で全部又は部分的に流れる。い
ずれか一方の容器は調整可能な支持体上に置かれ得る。
次に、支持体上の容器は、他方の容器に関して上昇又は
下降され、最適の流速に適合するように流速を変えるこ
とができる。
【0022】図2は、流速を決定し且つ流速に関連した
数値を与えるための装置8の透視図を示している。装置
8は、以下で詳細に説明されるコンポーネントを収容す
る本体10を含む。トレイ12として図示されたキャリ
ヤは、重量を保持するために装置8の頂部に設けられ
る。複数の7セグメントの表示ディジット16を含むデ
ィスプレイ14は装置8の前面パネルに設けられる。前
面パネルはまた、電源スイッチ18及びリセット・ボタ
ン20のような、他の適当な機能を含む得る。装置8
は、ポータブルであり、また流体を患者に投与するため
に設定される混雑した病院内で便利に使用されるのに十
分な程小さいことが好ましい。また、装置8は、適当に
軽量化されるべきであり、それにより流体の流速を調整
するように都合よく上昇且つ下降させるために、IVラッ
クに関して調整可能な支持体上に置かれる。
【0023】図3を参照すると、図2の装置の頂部切開
図が示されている。ロードセル22は、トレイ12の下
に位置決めされ、装置8の重心付近が好ましい。ロード
セルは、ロードセルに重力を及ぼす重量のような、ロー
ドセルに作用する負荷を重量の大きさに関連する信号に
変換するための重量変換器の一部を形成する。好適な実
施例において、複数のストレイン・ゲージは、重量変換
器を構成するためにロードセルの種々の面上に設けられ
る。重量がロードセルに作用すると、ロードセルの変形
により、ストレイン・ゲージが機械的歪、即ち圧縮又は
伸長を受ける。各ストレイン・ゲージは、ストレイン・
ゲージが設けられるロードセルの表面、ストレイン・ゲ
ージがどのように配向されるか、ロードセルの構造、重
量の大きさ、のようなファクターに従って、異なる形態
の歪を受ける。
【0024】印刷回路板24は、差動増幅器/微分器回
路4を作るのに必要な電気コンポーネントを支持する。
回路板24は、ロードセル22を部分的に包囲し且つ装
置8が乗る表面と平行にするために、U字形状を有する
ように図示されている。これに代えて、回路板は、必要
なコンポーネントを保持し且つ本体10内に収容される
のに適当な形状を有することができる。また、コンポー
ネントは、一連のエッジ・コネクタを有するリボン・ケ
ーブルのような、適当な裏板又は可撓性バスによって接
続された複数の比較的小さい板上に配置できる。AC電
源コード26は、装置8を標準的な壁ソケットにプラグ
・インするために設けられる。図示されていないが、変
圧器、整流器、低域フィルタのような、適当な電源コン
ポーネントが必要なDC電力を生成するために設けられ
る。これに代えて、装置8は、複数の必要なDC電圧値
のための分離可能な入力を有することができる。この入
力は、DC電力を発生するために標準的なAC壁ソケッ
トにプラグ・インする電源アセンブリに接続されたモジ
ュラ・プラグを収容するように設計できる。以下に詳述
される好適な実施例において、+5V及び−5Vが必要
とされる電源電圧である。変圧器によってAC電力ライ
ンから分離される調整された電源を使用するのが好まし
い。
【0025】図4は、装置8の側部切開図を示してい
る。ロードセル22は種々の形状、寸法、構造であり得
る。図4に示されたような好適な実施例において、ロー
ドセル22は、側面を貫通するダンベル形状の穴28を
有する矩形プリズムの形状であり得る。図4に示された
側面は、ロードセル22の幅全体にわたる穴28を直接
示している。ロードセル22は、負荷の大きさの望まし
い範囲の下で、負荷の大きさに関連した、或いはそれに
比例する程度に変形するが、負荷を除いた場合に変形を
克服し且つ元の形状に戻る任意の材料で形成できる。好
適な実施例において、ロードセル22はスチールで形成
できる。図4に示されたロードセルの寸法は以下の通り
である。長さ(左から右)7.42cm(2.92イン
チ)、高さ(頂部から底部)2.41cm(0.95イ
ンチ)、厚さ(紙面に対して垂直)1.49cm(0.
585インチ)。穴の円形部は直径で2.10cm
(0.825インチ)である。これらの中心は、ロード
セル22の各端から2.29cm(0.902インチ)
にあり、ロードセル22の上面と下面との間に中心付け
られている。2つの円形部を接続する穴の部分は高さが
8.25mm(0.325インチ)である。
【0026】前述のロードセルは、1.6kg(3.5
ポンド)の最大負荷とされた。0〜1.6kg(0〜
3.5ポンド)の範囲内で、測定された歪は、負荷の変
化に伴い、1グラム以下の精度で直線的に変化すること
が見出された。前述の寸法を変えることにより、例えば
ロードセルの全体の寸法を増加又は減少させることによ
り、またロードセルの構造を変える(例えば、穴の形状
を変える)ことにより、非常に多くの異なる負荷限界、
負荷変化に対する感度、等を有するロードセルを製作す
ることが可能である。例えば、負荷限界は225kg
(500ポンド)又はそれ以上であり得る。
【0027】ロードセル22は第1の端部30を含み、
この端部は、片持ちビームを形成するために、適当な取
付け部材31によって装置8の本体10の底部に設けら
れる。取付け部材31は、ロードセル22の下面と本体
10の底部との間にギャップ32を与えるのに十分な大
きさの厚さと、ロードセルの定格負荷の範囲内での変形
に対してロードセル22の下面が本体10の底部と接触
しないようにするのに十分な大きさとを有することが好
ましい。
【0028】ロードセル22はまた第2の端部34を有
する。取付け部材36は、第2の端部34でロードセル
22の上面に設けられる。取付け部材36は、本体10
の外方に本体10の上面を介して上方に向って移動す
る。トレイ12は、重量を支持するために、取付け部材
36に固定的に又は分離可能に設けられ、或いはその上
に置かれる。
【0029】図5はロードセル22の詳細図を与える。
取付け部材31,36は図示されていない。4つのスト
レイン・ゲージ38,40,42,44は、第1及び第
2の端部30,34の付近で、ロードセル22の上面及
び下面に配置される。4つのストレイン・ゲージの1つ
は、図示のように、いずれかの端部30,34のいずれ
かの面(上面,下面)に設けられるのが好ましい。
【0030】図6は、好適な実施例に従って、ストレイ
ン・ゲージの1つの詳細図を与えている。図6のストレ
イン・ゲージは38として示されているが、図5の残り
のストレイン・ゲージ40,42,44は全体の構造に
おいてほぼ同様であることが理解されるであろう。但し
正確な配置は変更できる。
【0031】ストレイン・ゲージ38は、印刷回路板、
マイラーの如き材料で作られたフィルム、又は電気回路
の導体素子を支持するための他の適当な構造、であり得
る基板46を含む。図示のストレイン・ゲージ38にお
いて、金属箔の導体素子は48として示されている。素
子48は薄い箔に巻回された導体アロイ、フォトレジス
ト/エッチング処理で作られた素子、或いは他の適当な
導体素子、である。導体素子48は第1及び第2の接点
50,52を含む。これらの接点は、半田付けのよう
な、既知の技法を用いて電気的接触を形成するのに適し
ている。導体素子48はまた、一連の格子線54を含
む。格子線54は、接点50,52間に大きな全長を与
えるようにジグザグ状に前後する導体として図示されて
いる。格子線54の幅、長さ、及び物理的配列は、接点
50,52間に有限の予定の電気抵抗を与えるように選
択される。ストレイン・ゲージ38が曲げのような物理
的な歪を受けて、格子線54がそれらの長さ方向に沿っ
て伸長又は圧縮されると、接点50,52間で測定可能
な抵抗の値に変化が生じる。抵抗の変化は、格子線54
の組成に依存して、圧電効果又は他の効果に起因する。
好適な実施例において、伸長及び圧縮は反対方向の抵抗
変化を生じさせる。例えば、伸長は抵抗を増加させ、圧
縮は抵抗を減少させる。逆もまた真であり、伸長は抵抗
を減少させ、圧縮は抵抗を増加させる。いずれが真であ
るかは、素子48の組成のようなファクターに依存す
る。
【0032】図5を参照すると、ストレイン・ゲージ3
8,40,42,44は、格子線54がロードセル22
の長さ方向に沿って平行になるように、ロードセル22
の表面に配置される。他の構造もまた、測定可能な抵抗
変化が歪から生じる限り、使用できる。
【0033】電気的接続が概略的に示されている。電源
電圧Vccは、ストレイン・ゲージ38の第1の接点5
0と、ストレイン・ゲージ42の第1の接点56とに接
続される。ストレイン・ゲージ40の第1の接点58
と、ストレイン・ゲージ44の第1の接点60とは接地
される。第1の出力62は、ストレイン・ゲージ38の
第2の接点52と、ストレイン・ゲージ40の第2の接
点64とに接続される。第2の出力66は、ストレイン
・ゲージ42の第2の接点68と、ストレイン・ゲージ
44の第2の接点70とに接続される。従って、ストレ
イン・ゲージ38,40,42,44は共に、Vccと
接地との間に直列に接続された2組のストレイン・ゲー
ジ38,40及び42,44を有するブリッジ回路とし
て接続される。ブリッジ回路は、出力62,66を含む
差分出力を有する。出力62,66間のアナログ、即ち
連続的な電圧は、重量がロードセル22に歪を生じさせ
且つストレイン・ゲージの変形を生じさせるのに従って
変化する。ロードセル22の物理的変形によって生じ
た、ストレイン・ゲージ38,40,42,44の抵抗
変化は、出力62,66間で得られる電圧に基づいて高
い精度で検出できる。好適な実施例において、出力6
2,66間の電圧は、ロードセル22が設置される装置
8のトレイ12内の重量に関連される。前述のように、
好適なロードセル22は、定格負荷の範囲0〜1.6k
g(0〜3.5ポンド)にわたって、1グラム又はそれ
以下の負荷の変化内で負荷に応じて直線的に変形する。
【0034】図7は歪状態にあるロードセル22を示し
ている。図4を参照すると、重量がトレイ12に置かれ
る場合に、下方の力がロードセル22の第2の端部34
に加えられることが理解される。取付け部材31は第1
の端部30に対する支持を与えるが、第2の端部34の
下方では匹敵する支持はない。従って、第2の端部34
は第1の端部30に関して下方に変位され、ロードセル
22の形状は図7に図示のように歪む。ロードセル22
の形状の歪量は、トレイ12内の重量の増加に従って増
加する。ストレイン・ゲージ40,42は凹状に曲げら
れて、格子線54を圧縮することが理解される。同様
に、ストレイン・ゲージ38,44は凸状に曲げられ
て、格子線54を伸長する。それぞれの格子線の圧縮及
び伸長は、各ストレイン・ゲージの抵抗値の変化を生じ
させる。従って、出力62,66間の差分電圧は、トレ
イ12内の重量によってロードセル22に加えられた歪
を反映する。差分電圧は、ゼロ電圧のような静止値か
ら、連続的に、また、重量の増加に従って増加する程度
に、偏倚する。フローメータの好適な実施例において
は、重量の変化率が重要と思われるに過ぎない。従っ
て、オフセット調整はストレイン・ゲージ又は差動増幅
器に対して不要である。
【0035】図8は、図1に示されるような、ストレイ
ン・ゲージ及び差動増幅器/微分器回路4によって形成
されるブリッジ回路の好適な実施例の詳細図を示してい
る。特に、ブリッジ回路72は、それぞれ抵抗器として
示されたストレイン・ゲージ38,40,42,44を
含んで図示されている。
【0036】図8の回路に示された残りのコンポーネン
トは、図1の差動増幅器/微分器回路4に含まれる。差
動増幅器74は、抵抗器78,80をそれぞれ介して、
ブリッジ回路72の出力62,66にそれぞれ接続され
た正及び負の入力を有する演算増幅器76を含むものと
して示されている。抵抗器82及びコンデンサ84は、
演算増幅器76の正入力と接地との間に接続される。演
算増幅器76は、並列に接続された抵抗器86及びコン
デンサ88を介して負入力に接続される出力を有する。
正及び負の電源電圧+Vcc、−Vccは演算増幅器7
6の電力入力に接続される。電源コンデンサ90,92
は、それぞれの電源入力と接地との間に接続され、安定
した電源電圧値を維持する。好適な実施例において、差
動増幅器74は、約100の電圧利得を有する。
【0037】ブリッジ回路72の出力62,66間の電
圧差に関連した、それ故重量に関連した連続信号は、演
算増幅器76から出力される。この信号は、ロードセル
22上の重量の変化に従って、ゆっくりと変化する。こ
の信号の変化率は一定である。即ち 流速=dV/dt=一定 (1) ここでVは差動増幅器74からの信号出力である。高周
波ノイズを除去するために、抵抗器94及びコンデンサ
96を含む低減フィルタは演算増幅器76の出力に接続
される。低減フィルタの出力である、コンデンサ96を
横切る電圧は、電流分離コンデンサ98を通過する。コ
ンデンサ98を越えることが微分器100として作用す
る。
【0038】微分器100は反転及び非反転入力を有す
る演算増幅器102を含む。非反転入力は接地される。
反転入力は抵抗器104を介してコンデンサ98に接続
される。従って、差動増幅器の演算増幅器76の出力
は、抵抗器94、コンデンサ98、抵抗器104を介し
て、演算増幅器102の反転入力に接続される。演算増
幅器102の出力は、並列に接続された抵抗器106及
びコンデンサ108を含むフィードバック回路網を介し
て、反転入力に接続される。演算増幅器102への正及
び負の電源電圧入力は、コンデンサ110及び112を
介して接地される。連続出力信号VOUT は演算増幅器1
02から出力される。微分された信号VOU T は重量の変
化率に比例する。比例定数は、回路のコンポーネントの
値に関連する。即ち、 ここでVOUT は微分器100の出力電圧であり、Rは抵
抗器106の値であり、Cはコンデンサ98の値であ
り、dV/dtは差動増幅器74の演算増幅器76から
の信号出力の変化率である。
【0039】式(2)は以下のように与えられる。コン
デンサ98を流れる電流Iは、 であり、ここでCはコンデンサ98の値であり、dV/
dtは時間導関数、即ち差動増幅器74の出力電圧の変
化率である。電流Iはまた抵抗器106を流れる。演算
増幅器102の反転入力は仮想接地である。微分器10
0の出力電圧VOU T は、 VOUT =IR (4) である。ここでRは抵抗器106の値である。式(4)
でIを式(3)で置換すると式(2)を与える。従っ
て、VOUT は、差動増幅器出力電圧Vの変化率に比例す
るDC電圧である。
【0040】前述の関係を維持するために、演算増幅器
102の反転入力は漂遊電磁界等によって生じるノイズ
から保護されるべきであるということに留意すべきであ
る。好適な実施例において、抵抗器104及び106
は、演算増幅器102付近に設けられる。また、抵抗1
04及び106が演算増幅器102の反転入力と接続す
るノードは、接地されたEM(電磁)シールドによって
囲まれるのが好ましい。
【0041】初期化の際に、出力電圧VOUT はゼロに強
制されるのが好ましく、コンデンサ98の初期電荷が除
去される。これらの初期状態は、電源オン・リセット回
路又は他の適当な手段によって、リセット・ボタン20
を手動で押圧することで達成できる。
【0042】要約すると、図8に示された回路は、スト
レイン・ゲージ38,40,42,44を有するロード
セル22上に置かれる重量の変化率に比例する電圧信号
を発生する。この回路によって発生される信号は重量の
変化率を示す。重量が、流体の流入又は流出を可能にす
るためにダクトに接続されたIV容器であると、重量の変
化率は、容器に流入又はそこから流出する流体の流速に
関連される。従って、出力信号VOUT は、重量の変化率
又は流速を示す信号として解される。重量の変化率又は
流速に比例する信号は、測定の単位の間の都合のよい関
係を生成するために、増幅器、分圧器、又は他の適当な
配列によって必要に応じて調整できる。例えば、適当な
スケーリングによって、1ボルトのVOUT 値が毎分1ミ
リリットルの容器への流速に対応する関係を与えること
ができる。適当なスケーリングが使用されると、標準的
な電圧計又は他の電子計測装置を使用して、そのような
装置における所望の流速又は重量の変化率を示す数値を
表示することができる。
【0043】図9は、流速を測定するための装置を使用
して、第1の容器と第2の容器との間で流体を移送する
ためのシステムを示している。図2に示されたような装
置8は、スタンド116の支持台114上に配置され
る。第1の容器118はスタンド116のアーム120
から懸架される。ダクト122は第1の容器118に接
続されて容器118から流体を導く。ダクト122は流
体のフロー調整器124に接続される。調整器124は
ダクト122を流れる流体を調整するための適当な装置
でよい。例えば、それは、ダクト122を締付けて部分
的に又は完全に閉成するために、ダクト122の囲りに
配置されたクランプを含む得る。ダクト122の内部の
断面積を減少させることで流体の流れは制限される。従
って、好適な実施例において、流体のフロー調整器12
4は手動で操作され、クランプは設定範囲の1つに設定
されるのが好ましく、この設定により、ダクト122の
締付けの程度を変化させ、それ故流体の流れの制限の種
々の程度を与える。
【0044】ダクト122はフィルタ126に接続され
続ける。このフィルタは、システムによって導かれる特
定のタイプの流体に適した任意の装置でよい。フィルタ
126は、流体から微粒子を除去するために、薄膜、繊
維物、又は他の適当な構造を含み得る。また、フィルタ
126は、流体から化学不純物を吸収するために、活性
炭素のような吸収剤を含み得る。与えられた応用に対し
て、そのような微粒子又は他の不純物が存在しなけれ
ば、フィルタ126をシステムから省略できる。
【0045】ダクト122は第2の容器128に接続さ
れる。第2の容器128は装置8のトレイ12に載置さ
れるものとして示されている。そのような配置におい
て、第2の容器128の重量は装置8によって測定さ
れ、第2の容器128の重量の変化率が表示される。図
示の配列において、第2の容器128の重量は、そこに
流入する流体に従って増加する。従って、表示される重
量の変化率は、容器への流速として解される。
【0046】好適な実施例において、アーム120の高
さ、支持台114の高さ、或いはその双方は、スタンド
116上で垂直方向に調整可能である。従って、第2の
容器128に関する第1の容器118の高さは増減可能
である。相対的な高さは、第1の容器118から第2の
容器128への流体の流速を変化させるために変更でき
る。流速がこの方法で調整されると、流体のフロー調整
器124をシステムから省略できる。
【0047】図9は、第1の容器118が第2の容器1
28上でアーム120から懸架される配列を示している
が、第2の容器128は第1の容器118の上方に位置
決め可能である。例えば、装置8を支える支持台114
は、アーム120より高いレベルに位置決めできる。そ
のような代りの配列において、流体は、支持台114上
の容器128から、アーム120から懸架された容器1
18に流れる。好適な実施例において、装置8は、重量
の正及び負の変化率のいずれかを測定できる。換言する
と、流体は、トレイ12上に配置された容器の流入する
か、或いはそこから流出する。
【0048】容器内の流体量の変化率を決定するため
に、図9の装置を使用する方法は以下のステップを含
む。容器は重量変換器上に置かれ、この重量変換器は容
器内の流体の重量に関連した第1のアナログ信号を発生
する。図9に示された実施例において、重量変換器は、
装置8に収容されるロードセル22として示されてい
る。前述のように、図5及び図8に示されたブリッジ回
路は、重量に関連した連続的な差分電圧信号を発生す
る。従って、重量変換器はロードセル22と、ロードセ
ル22に設けられたストレイン・ゲージ38,40,4
2,44を含んでいるので、重量変換器は容器の重量に
関連した第1のアナログ信号を発生することになる。次
のステップは、微分器100によって実行され、第1の
アナログ信号を微分して容器の重量の変化率に比例する
第2のアナログ信号を発生する。次いで、ディスプレイ
6は第2の信号に関連した数値を表示する。
【0049】本方法は更に、オペレータによって実行さ
れる以下のステップを含む。最初に、ディスプレイ6に
表示された数値は、ダクト122を介して容器に流入又
はそこから流出する流体の予定の流速に対応する予定の
数値と比較される。次に、ダクト122を介する流体の
流れが調整され、それによって表示された数値が予定の
数値に適合される。調整のステップはオペレータによっ
て行われるのが好ましい。それは、相互に関連して容器
の高さを調整することを含む。このような情況のもと
で、重力は、2つの容器間の高低差に従って流速を変化
させ得る。これに代えて、オペレータは、クランプ又は
他の適当な機器を用いてダクト122を締付け、それに
よってダクト122の内部の断面積を制限し、流体の流
れを制限する。また、アナログ微分器100を含む装置
8の使用に従って、微分ステップは第1の信号のアナロ
グ微分を実行することを含む。
【0050】図10は、IV流体を予定の割合で患者に投
与するためのシステムを示している。フローメータ装置
8、スタンド116、支持台114は、ほぼ図9に示さ
れた如きものである。図10のシステムにおいて、支持
台114は、スタンド116の上昇位置に置かれ、フロ
ーメータ装置8及びIV流体容器130を患者132の上
方に支持する。ここでは可撓性のIV管134として示さ
れた流体ダクトは流体を容器130から導くように接続
される。ダクト134は、針又は他の適当な医療器具に
よって、患者132の腕の血管に接続される。
【0051】ダクト134は、流体の流れをダクト13
4を介して制限するために使用されるクランプ136の
あご部を介して使用される。クランプ136は、ここで
はスタンド116に設けられるものとして示されてい
る。しかし、クランプは、容器130と患者132との
間の都合のよい位置でダクトに自由に配置することもで
きる。オペレータの便宜のために、クランプ136は装
置8に近いことが好ましい。また、クランプが、スタン
ド116に設けられるよりむしろ、ダクト134上に自
在に設けられる場合、それは軽量で且つ小型であるのが
好ましい。
【0052】支持台114はスタンド116に沿って垂
直方向に調整可能であるのが好ましい。クランプ136
の代替として、流体の流速は支持台114の高さを調整
することによって調整できる。支持台114を上昇させ
ると患者132に対する容器130の高さが増加し、そ
れによって流体の流速を増加させる。支持台114の高
さが流体の流速を調整するために調節されると、クラン
プ136を省略できる。
【0053】図9及び図10の実施例において、支持台
114は、適当な手段によって、スタンド116に沿っ
て垂直方向に調整できる。例えば、スタンド116に接
する支持台114の側のクランプの構造は、所望の高さ
で支持台114をスタンド116に固設するために使用
できる。代りに、スタンド116は垂直方向に配列され
たギヤ歯又は穴の列を含み、そして支持台114は、ス
タンド116内のギヤ歯又は穴と歯合するように設計さ
れたギヤ構造を含み得る。そのような配列において、支
持台114の高さは、ハンドルを回転させて、支持台1
14のギヤ又は他の構造を回転させて、それによってス
タンド116を上下させることで調整できる。支持台1
14を所望の高さに固定するための適当なロックは、オ
ペレータがハンドルを回転させて高さを調整するのに先
立って、オペレータによって解かれ、その後に係止され
る。
【0054】図10に示されたIV流体投与システムは以
下のように使用される。看護婦又は他の医療関係者のよ
うなオペレータは、IV容器を装置8のトレイ12上に置
く。次にオペレータは、ダクト134を容器130に取
付け、ダクト134の他端を注入器又は他の適当な器具
に取付け、注入器又は他の器具を患者132の腕に挿入
し、それによって流体が患者の血管に流入する。
【0055】流体が容器130から患者132に流れる
のに従って、容器130の重量は変化する。図8に示さ
れ且つ前述されたように、図3にロードセル22として
示された重量変換器は、容器130の重量による機械的
な歪を受ける。ロードセル22のストレイン・ゲージ3
8,40,42,44を含むブリッジ回路72は、IV容
器130の重量に関連した連続的な差分出力信号を発生
する。この信号は差動増幅器74に与えられ、この増幅
器は、IV容器130の重量に関連した第1のアナログ電
圧の形態で、第1のアナログ信号を発生し且つ出力す
る。第1のアナログ電圧はアナログ微分器100に与え
られ、この微分器は、IV容器130の重量の変化率に比
例する第2のアナログ電圧の形態で、第2のアナログ信
号を出力する。第2のアナログ電圧はディスプレイ6に
与えられ、第2のアナログ電圧及びIV容器130の重量
の変化率に関連した、即ち容器130からの流速に関連
した数値は、ディスプレイ・パネル14に表示される。
【0056】看護婦又は他の医療関係者は、数値を周期
的にチェックし、それを、患者の主治医の指示に従って
決定されたIV流体の投与の予定の割合に対応する重量の
変化率に関連する予定の数値と比較する。看護婦は、ク
ランプ136を使用することによって、或いは、支持台
114の高さを調整することによって、流体の流速を手
動で調整し、ディスプレイ・パネル14に表示された数
値が予定の数値に適合するようにする。従って、前述の
方法により、IV流体が患者に投与される割合は、患者の
主治医の指示によって設定された値に維持できる。
【0057】
【発明の効果】本発明によれば、重量の変化率を決定す
るためのシステム及びIV流体を投与するためのフローメ
ータ・システムは、アナログ微分器のようなアナログ・
ハードウェアを使用して、高価なマイクロプロセッサの
ソフトウェア及び高価なディジタル・コンポーネントを
不要にしている。同様に、容器内の流体量の変化率を決
定するための方法及びIV流体を投与するための方法は、
高価なディジタル・ハードウェア、或いは複雑で高価な
ディジタル・ソフトウェア演算の介在を必要とせずに、
重量の変化率に関連する信号を発生する。従って、精度
を犠牲にすることなく相当の節約が実現される。
【図面の簡単な説明】
【図1】重量の変化率を決定し、その変化率を表示する
ための装置のブロック図である。
【図2】図1の装置の透視図である。
【図3】図2の装置の頂部切開図である。
【図4】図2の装置の側部切開図である。
【図5】電気的接続の概略を含む図4に示されたロード
セルの側面図である。
【図6】図5のロードセルに設けられたストレイン・ゲ
ージの頂面図である。
【図7】重量による物理的な歪を示す図5のロードセル
の側面図である。
【図8】図5のストレイン・ゲージを示すブリッジ回路
と、図1に示された差動増幅器/微分器回路とを含む回
路図である。
【図9】第1の容器から第2の容器へ流体を移送するた
めのシステムの透視図であり、第2の容器は図2に示さ
れたような装置に載置されている。
【図10】図2の装置を使用して、静脈流体を患者に投
与するためのシステムの透視図である。
【符号の説明】
2 重量変換器 4 差動増幅器/微分器回路 6 ディスプレイ 72 ブリッジ回路 74 差動増幅器 100 微分器

Claims (23)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 重量の変化率を決定する装置であって、 重量を支え、該重量に関する出力信号を生成するための
    差分出力を有する重量変換器、 前記差分出力に接続された入力を有し、前記重量に関連
    した第1の信号を生成する出力を有する差動増幅器、 前記第1の信号を受けるために前記差動増幅器の出力に
    接続され、前記重量の変化率に比例する第2の信号を生
    成する出力を有するアナログ微分器、を含む装置。
  2. 【請求項2】 前記重量変換器は、ロードセルと、該ロ
    ードセルに設けられた複数のストレイン・ゲージを含む
    ブリッジ回路とを含み、前記ストレイン・ゲージは、前
    記重量によって与えられる前記ロードセルの機械的な歪
    に従って変化する抵抗を有し、前記ブリッジ回路は差分
    出力を有する請求項1に記載の装置。
  3. 【請求項3】 前記ブリッジ回路は、電源と接地との間
    に直列に接続された第1及び第2のストレイン・ゲージ
    と、前記電源と接地との間に直列に接続された第3及び
    第4のストレイン・ゲージと、前記第1と第2のストレ
    イン・ゲージ間の第1のノードと、前記第3と第4のス
    トレイン・ゲージ間の第2のノードと、を含み、前記差
    分出力は前記第1及び第2のノードを含む請求項2に記
    載の装置。
  4. 【請求項4】 前記差動増幅器は、反転入力と非反転入
    力を有する演算増幅器を含み、それらの入力は前記重量
    変換器の差分出力に接続される請求項1乃至3のいずれ
    かに記載の装置。
  5. 【請求項5】 前記微分器は、接地された非反転入力
    と、前記差動増幅器の出力に接続された反転入力と、出
    力と、前記反転入力と前記出力との間に接続されたフィ
    ードバック回路と、を有する演算増幅器を含む請求項1
    乃至4のいずれかに記載の装置。
  6. 【請求項6】 前記フィードバック回路は、前記出力と
    前記反転入力との間に並列に接続された、抵抗とコンデ
    ンサを含む請求項5に記載の装置。
  7. 【請求項7】 前記アナログ微分器の出力に接続され、
    前記第2の信号を受け、前記重力の変化率に関連した数
    値を表示するディスプレイを更に含む請求項1乃至6の
    いずれかに記載の装置。
  8. 【請求項8】 前記ディスプレイは、重量の変化率を適
    当な単位の流速に変換するスケーリング回路を含む請求
    項7に記載の装置。
  9. 【請求項9】 前記ディスプレイはディジタル・ディス
    プレイを含む請求項7又は8に記載の装置。
  10. 【請求項10】 前記ディジタル・ディスプレイはディ
    ジタル電圧計を含む請求項9に記載の装置。
  11. 【請求項11】 静脈(IV)流体を予定の割合で患者に
    与える差動フローメータであって、 与えられるべき前記流体を含むIV容器を支持するための
    キャリヤと、前記IV容器の重量に関連した差分信号を出
    力するための差動出力とを有する重量変換器、 前記差動出力に接続され、差分信号を受け且つ前記IV容
    器の重量に比例する第1の信号を出力するように接続さ
    れた差動増幅器と、前記第1の信号を受け且つ前記IV容
    器の重量の変化率に比例するように第2の信号を出力す
    るように接続されたアナログ微分器とを含む回路、を含
    む差動フローメータ。
  12. 【請求項12】 前記第2の信号を受けるように接続さ
    れ、前記IV流体の流速を示す数値を表示するためのディ
    スプレイを更に含む請求項11に記載の差動フローメー
    タ。
  13. 【請求項13】 患者上方の所望の高さに、前記重量変
    換器を支持するための垂直方向に調整可能な支持体を有
    するスタンドを更に含む請求項11又は12に記載の差
    動フローメータ。
  14. 【請求項14】 前記スタンド上の前記支持体の高さは
    調整可能である請求項13に記載の差動フローメータ。
  15. 【請求項15】 前記IV容器はIV管を介して患者に接続
    され、前記差動フローメータは更に、前記IV管を締付け
    て該管を介して流体の流速を調整するために、前記IV管
    に配置されたクランプを含む請求項11乃至14のいず
    れかに記載の差動フローメータ。
  16. 【請求項16】 容器内の流体量の変化率を決定するた
    めの方法であって、 前記容器内の流体の重量に関連した第1のアナログ信号
    を生成する重量変換器に、前記容器を置くステップ、 前記容器の重量の変化率に比例する第2のアナログ信号
    を生成するために前記第1のアナログ信号を微分するス
    テップ、 前記第2のアナログ信号に関連した数値を表示するステ
    ップ、を含む方法。
  17. 【請求項17】 表示された数値を、予定の流体移送速
    度に対応する予定の数値と比較するステップ、 ダクトを介して流量を調整し、それによって前記表示さ
    れた数値を前記予定の数値に適合させるステップ、を更
    に含む請求項16に記載の方法。
  18. 【請求項18】 前記流体は前記容器と第2の容器との
    間に流れ、前記調整するステップは、前記容器と前記第
    2の容器の相対的高さを調整するステップである請求項
    17に記載の方法。
  19. 【請求項19】 前記調整するステップは、前記容器に
    接続されたダクトを締付けるステップを含む請求項17
    又は18に記載の方法。
  20. 【請求項20】 前記微分するステップはアナログ微分
    のステップである請求項16乃至19のいずれかに記載
    の方法。
  21. 【請求項21】 静脈(IV)流体を予定の割合で患者に
    投与するための方法であって、 重量変換器上にIV容器を置くステップ、 前記IV容器の重量に関連した差分出力信号を生成するス
    テップ、 前記IV容器の重量に関連した第1の電圧を出力する差動
    増幅器に、前記差分出力信号を供給するステップ、 前記IV容器の重量の変化率に比例する第2の電圧を出力
    するアナログ微分器に、前記第1の電圧を供給するステ
    ップ、 前記第2の電圧及び前記IV容器の重量の変化率に関連す
    る数値を表示するためのディスプレイに、前記第2の電
    圧を供給するステップ、を含む方法。
  22. 【請求項22】 表示された数値と、IV流体を投与する
    予定の割合に対応する重量の変化率に関連した予定の数
    値と比較するステップ、 前記表示された数値に応答する前記流体の流速を調整
    し、前記表示された数値を前記予定の数値に適合させる
    ステップ、を更に含む請求項21に記載の方法。
  23. 【請求項23】 前記調整するステップは、患者に対す
    る前記IV容器の高さを調整するステップである請求項2
    2に記載の方法。
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