JPH06339242A - 偏平モータのステータアッセンブリ構造 - Google Patents

偏平モータのステータアッセンブリ構造

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JPH06339242A
JPH06339242A JP14570493A JP14570493A JPH06339242A JP H06339242 A JPH06339242 A JP H06339242A JP 14570493 A JP14570493 A JP 14570493A JP 14570493 A JP14570493 A JP 14570493A JP H06339242 A JPH06339242 A JP H06339242A
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JP
Japan
Prior art keywords
flexible substrate
metal ring
flat motor
stator assembly
stator
Prior art date
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Application number
JP14570493A
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English (en)
Inventor
Nobuyasu Kimura
信保 木村
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Sony Corp
Original Assignee
Sony Corp
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  • Insulation, Fastening Of Motor, Generator Windings (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 精度よく組立ることができ、しかもステータ
コイルを構成するフレキシブル基板から金属リングが脱
落することがない、偏平モータのステータアッセンブリ
構造を提供すること。 【構成】 円形のフレキシブル基板に、複数個のコイル
を円形に形成したステータコイルを有する偏平モータの
ステータアッセンブリにおいて、上記円形のフレキシブ
ル基板10は、金属リング13内に圧入されており、か
つこのフレキシブル基板10の外周と金属リング13の
内周との間には絶縁被膜が設けられている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、偏平形状のモータに係
り、特に偏平モータのステータ部の改良に関するもので
ある。
【0002】
【従来の技術】従来、この種のモータは、図6に示すよ
うに構成されている。図において、偏平モータ1は、バ
ックヨーク2と、裏面側にほぼ円形に複数のコイルを配
置したフレキシブル基板3およびこのフレキシブル基板
3を固定した金属リング4でなるステータ部を備えてい
る。
【0003】さらに、偏平モータ1は、ロータ5と、上
記フレキシブル基板3のコイルと対向するように配置さ
れ、このロータ5に固定されているリング状のマグネッ
ト6と、モータカバー7とでなるロータ部を備えてい
る。
【0004】ここで、ステータコイルを構成するフレキ
シブル基板3は、ステータ部を構成するために、ある程
度形状保持する必要等から、図7のように金属リング4
が固定されている。
【0005】具体的には、先ず、図7に示すように、金
属リング4の内向きフランジ4a上に、接着剤を斜線に
示すように施す。次に、中心に芯出し用の突起を起立さ
せた、黄銅製の取り付け治具8上に、上記金属リング4
を配置し、その上にフレキシブル基板3を載せる。そし
て、中央に取り付け治具の突起が挿通される穴を備えた
重し9をステータコイル3上にのせて、加圧接着する。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】ところで、このような
偏平モータ1では、そのステータコイルを有するフレキ
シブル基板3は、図7に示されているように金属リング
4の内向きフランジ4a上に固着されているので、以下
のような問題があった。
【0007】このような構造では、上述のような接着方
法を必要とするために、使用する接着剤として例えばシ
アノ系瞬間接着剤等の特殊な接着剤を必要とする。そし
て、接着剤だけで固定されているから、接着強度のバラ
ツキがあると、金属リング4が脱落しやすい。
【0008】また、フレキシブル基板3と金属リング4
とを、図6のモータ1が精度よく動くように組立固定す
る際には、フレキシブル基板3の回転軸5を通すための
孔3aと、金属リング4の中心との同芯度を正確にあわ
せなければならない。しかしながら、部品公差だけでな
く、治具8による公差もくわわり、このような同芯度が
出しにくいという問題がある。
【0009】すなわち、部品公差は、一般にこの種の部
品では、0,08mm程度みなければならず、これに治
具8の公差が最大で0.1mmであるから、これら合計
での同芯度のずれは、直径で0.36mmになってしま
う。ところが、この種の偏平モータのこの箇所における
許容される公差は、0.2mm程度であるから、十分な
同芯度を得られないという欠点がある。
【0010】本発明は、上記課題を解決するためになさ
れたもので、精度よく組立ることができ、しかもステー
タコイルを構成するフレキシブル基板から金属リングが
脱落することがない、偏平モータのステータアッセンブ
リ構造を提供することを目的とする。
【0011】
【課題を解決するための手段】上記目的は、本発明にあ
っては、円形のフレキシブル基板に、複数個のコイルを
円形に形成したステータコイルを有する偏平モータのス
テータアッセンブリにおいて、上記円形のフレキシブル
基板は、金属リング内に圧入されており、かつこのフレ
キシブル基板の外周と金属リングの内周との間には絶縁
被膜が設けられている偏平モータのステータアッセンブ
リ構造により、達成される。
【0012】好ましくは、前記絶縁膜は、金属リングの
内周部にDLC膜をコーティングすることにより形成さ
れている。
【0013】また、好ましくは、前記絶縁膜は、フレキ
シブル基板の外周に紫外線硬化インクをコーティングす
ることにより形成されている。
【0014】また、好ましくは、前記絶縁膜は、フレキ
シブル基板の外周に合成樹脂をアウトサート成形するこ
とにより形成されている。
【0015】また、好ましくは、前記フレキシブル基板
と金属リングとは、接着剤により固定されている。
【0016】
【作用】上記構成によれば、円形のフレキシブル基板を
金属リングに圧入されることにより、両者は分離しない
ようになっており、しかも金属リングとフレキシブル基
板は絶縁されているから、基板に形成したコイルが短絡
することがない。そして、特別な治具を使う必要なく組
立ることができるから、偏平モータ組立精度上に治具公
差が入り込むことがない。
【0017】
【実施例】以下、本発明の好適な実施例を添付図面に基
づいて詳細に説明する。尚、以下に述べる実施例は、本
発明の好適な具体例であるから、技術的に好ましい種々
の限定が付されているが、本発明の範囲は、以下の説明
において特に本発明を限定する旨の記載がない限り、こ
れらの態様に限られるものではない。
【0018】また、本実施例における偏平モータは、フ
レキシブル基板と金属リングの組立構造を除き、図5に
示した従来の偏平モータの構成と共通であるから、重複
する説明は省略し、相違点を中心に説明する。
【0019】図1は、本実施例の偏平モータのステータ
部の要部を構成するフレキシブル基板と金属リングの好
適な構成例を示している。図において、10は、フレキ
シブル基板であり、図示するように円形に構成されてお
り、中心にモータの回転軸が挿通される貫通孔11を備
えている。
【0020】このフレキシブル基板10の裏面には、円
を描くように図示しない複数のコイルが形成されてい
る。これらのコイルは、偏平モータのステータコイルと
して機能する。したがって、コイルが形成されたフレキ
シブル基板10は、図5に示すように、ロータ側のマグ
ネットと所定のギャップ保って対向しなければならない
ので、この円形形状を支持する必要がある。
【0021】このため、図示されているような、ステー
タリングともいう金属製のリング13内にはめ込まれ
る。ここで、円形のフレキシブル基板10の直径を例え
ば23.5mm程度とすると、リング13の内径は2
3.5ないし23.65mm程度に形成されている。
【0022】このように、金属リング13の内径はフレ
キシブル基板10の外径より僅かに大きいので、フレキ
シブル基板10は、金属リング13内に、はめ込まれ、
このリング13内で、その内向きフランジ15の内側表
面に当接するまで、所定の力で軽圧入される。
【0023】具体的には、この圧入の前処理として、以
下の手順がとられる。まず、金属リング(ステータリン
グ)13の内面14には、絶縁性硬質結晶構造の膜をコ
ーティングしておく。この膜は、好ましくは公知のDL
C(ダイヤモンドライクカーボン)膜のコーティングの
手法により、おこなわれる。これにより、金属リング1
3の内周には、強固な絶縁被膜が形成され、フレキシブ
ル基板10を圧入しても、そのコイルとの間で短絡を生
じることがない。
【0024】さらに、金属リング13の内周14には、
さらにエポキシ系接着剤を適量塗布し、その後図2に示
すように、この金属リング13内にフレキシブル基板1
0を圧入する。
【0025】これにより、フレキシブル基板10は、金
属リング13内に圧入されたことにともない、両者は所
定の力でアッセンブリ状態が保持される。これに加え
て、フレキシブル基板10と金属リング13とは、接着
剤により保持され、その保持力はより強固になることに
なるから、従来のように、金属リング13が容易に脱落
するおそれはない。
【0026】さらに、上述のアッセンブリの過程におい
て、従来のように特定の治具を使用する必要がないこと
から、ステータアッセンブリに部品交差以外の治具によ
る交差が入り込むことがない。また、フレキシブル基板
10と金属リング13との締結には、従来のような特殊
な種類の接着剤を用いる必要がない。かくして、このよ
うに構成されるステータアッセンブリ(図2)は、設計
上要求される組み立て精度を十分満たすことができる。
【0027】図3および図4は、この発明のステータア
ッセンブリ構造の他の実施例を示している。この実施例
において、フレキシブル基板21と、金属リング23と
は、上述の実施例のものと同様の構成である。
【0028】本実施例にあっては、フレキシブル基板2
1の外周に沿って、絶縁被膜22として紫外線硬化イン
ク(UVインク)が、例えば10ないし100μm程度
の厚みに塗布され、硬化される。あるいは、この場合、
絶縁被膜は、PBT(ポリブチレンテレフタレート)や
PPS(ポリフェニレンスルファイド)などをアウトサ
ート成形で形成してもよい。
【0029】一方、金属リング23の内周には、エポキ
シ系接着剤25が適量塗布される。そして、フレキシブ
ル基板21を金属リング23に圧入することにより、図
4に示すようにステータアッセンブリが形成されること
になる。
【0030】したがって、本実施例にあっても、図1お
よび図2の実施例とほぼ同様な作用効果を奏することが
できる。
【0031】ところで、本発明は上記実施例に限定され
るものではない。たとえばフレキシブル基板と金属リン
グとの間に形成される絶縁膜は実施例で説明したものの
他、種々の絶縁膜を適用できる。
【0032】また、フレキシブル基板と金属リングは、
接着剤を用いないで、圧入だけで保持するようにしても
よいし、また、接着剤を使用した場合には、実施例で説
明したものの他、種々の接着剤を適宜使用することがで
きる。
【0033】
【発明の効果】以上説明したように本発明によれば、組
み立て精度に優れ、かつステータコイルを構成するフレ
キシブル基板から金属リングが容易に脱落することがな
い、偏平モータのステータアッセンブリ構造を提供する
ことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の好適な実施例のステータアッセンブリ
を構成するフレキシブル基板(コイルステータ)と金属
リング(ステータリング)とを示す概略斜視図である。
【図2】図1のステータアッセンブリの概略断面図であ
る。
【図3】本発明の他の実施例のステータアッセンブリを
構成するフレキシブル基板(コイルステータ)と金属リ
ング(ステータリング)とを示す概略断面図である。
【図4】図3のステータアッセンブリの概略断面図であ
る。
【図5】偏平モータの構成の一例を示す概略断面図であ
る。
【図6】図5の偏平モータのステータアッセンブリを示
す概略断面図である。
【図7】図6のステータアッセンブリの組み立ての様子
を示す概略斜視図である。
【符号の説明】
11 フレキシブル基板(コイルステータ) 13 金属リング(ステータリング) 21 フレキシブル基板(コイルステータ) 23 金属リング(ステータリング)

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 円形のフレキシブル基板に、複数個のコ
    イルを円形に形成したステータコイルを有する偏平モー
    タのステータアッセンブリにおいて、 上記円形のフレキシブル基板は、金属リング内に圧入さ
    れており、かつこのフレキシブル基板の外周と金属リン
    グの内周との間には絶縁被膜が設けられていることを特
    徴とする、偏平モータのステータアッセンブリ構造。
  2. 【請求項2】 前記絶縁膜は、金属リングの内周部にD
    LC膜をコーティングすることにより形成されているこ
    とを特徴とする、請求項1に記載の偏平モータのステー
    タアッセンブリ構造。
  3. 【請求項3】 前記絶縁膜は、フレキシブル基板の外周
    に紫外線硬化インクをコーティングすることにより形成
    されていることを特徴とする、請求項1に記載の偏平モ
    ータのステータアッセンブリ構造。
  4. 【請求項4】 前記絶縁膜は、フレキシブル基板の外周
    に合成樹脂をアウトサート成形することにより形成され
    ていることを特徴とする、請求項1に記載の偏平モータ
    のステータアッセンブリ構造。
  5. 【請求項5】 前記フレキシブル基板と金属リングと
    は、接着剤により固定されていることを特徴とする、請
    求項1に記載の偏平モータのステータアッセンブリ構
    造。
JP14570493A 1993-05-25 1993-05-25 偏平モータのステータアッセンブリ構造 Pending JPH06339242A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2007029887A1 (ja) * 2005-09-08 2007-03-15 Toyota Jidosha Kabushiki Kaisha コアおよびコアの製造方法

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