JPH0633788A - 燃料噴射式2サイクルエンジン - Google Patents

燃料噴射式2サイクルエンジン

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JPH0633788A
JPH0633788A JP18512992A JP18512992A JPH0633788A JP H0633788 A JPH0633788 A JP H0633788A JP 18512992 A JP18512992 A JP 18512992A JP 18512992 A JP18512992 A JP 18512992A JP H0633788 A JPH0633788 A JP H0633788A
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JP
Japan
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fuel injection
valve
combustion
exhaust
engine
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Pending
Application number
JP18512992A
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English (en)
Inventor
Takeshi Ito
健 伊藤
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Yamaha Motor Co Ltd
Original Assignee
Yamaha Motor Co Ltd
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Publication date
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    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F02COMBUSTION ENGINES; HOT-GAS OR COMBUSTION-PRODUCT ENGINE PLANTS
    • F02BINTERNAL-COMBUSTION PISTON ENGINES; COMBUSTION ENGINES IN GENERAL
    • F02B75/00Other engines
    • F02B75/02Engines characterised by their cycles, e.g. six-stroke
    • F02B2075/022Engines characterised by their cycles, e.g. six-stroke having less than six strokes per cycle
    • F02B2075/025Engines characterised by their cycles, e.g. six-stroke having less than six strokes per cycle two

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  • Combustion Methods Of Internal-Combustion Engines (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】燃焼の安定性を向上させ、炭化水素の低減を図
る。 【構成】燃焼室8に臨んで燃焼噴射弁15および点火プ
ラグ28を備える燃料噴射式2サイクルエンジンにおい
て、主排気ポート33の上部に設けられる副排気ポート
36と、副排気ポート36を開閉制御する排気弁37と
を備え、エンジン低回転時において燃料噴射前に排気弁
37を開いて空気を排気させる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、燃料噴射式2サイクル
エンジンに関する。
【0002】
【従来の技術】2サイクルエンジンにおいては、アイド
リング運転等の低負荷時にスロットルバルブを絞って
も、圧縮始めにおいて、排気ポートから既燃ガスがシリ
ンダ内に逆流し、燃焼が不安定になる。また、着火可能
な新気濃度を与えると、その燃焼エネルギは大きすぎて
しまい、アイドリングや低負荷時における回転数制御が
困難になる。一方、エネルギを減少するために新気濃度
を小さくすると既燃ガス濃度が大きくなって着火不能に
なる。しかし慣性力で機関の回転が継続されると、例え
ば10回に1回の割合で燃焼し、後の9回は排気に吹き
出すという不整燃焼が生じ、燃費および排ガス性能が悪
化するという問題を有している。
【0003】そのために、燃料をシリンダ内に直接噴射
する燃料噴射式2サイクルエンジンにおいては、点火プ
ラグの近傍に適正な濃度の混合気を滞留させ、成層燃焼
を行わせることにより不整燃焼を防止するようにしてい
る。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、エンジ
ン低回転域において点火プラグの近傍に適正な濃度の混
合気を滞留させるように制御することは困難であり、こ
れにより生じる燃焼不良により、排気中の炭化水素が増
大すると共に、点火プラグにススが付着し、耐久性が低
下するという問題を有している。さらに、成層燃焼のた
めに新気が燃焼ガスと混ざらずにそのまま排気されるた
め排気温度が低下し、排気系に触媒装置を設ける場合に
は、触媒の活性が低下するという問題を有している。
【0005】本発明は、上記従来の問題を解決するもの
であって、エンジン低回転、低負荷時における燃焼の安
定性を向上させ、排ガス中の炭化水素を低減させること
ができる燃料噴射式2サイクルエンジンを提供すること
を目的としている。
【0006】
【課題を解決するための手段】そのために、本発明の燃
料噴射式2サイクルエンジンは、燃焼室8に臨んで燃焼
噴射弁15および点火プラグ28を備える燃料噴射式2
サイクルエンジンにおいて、主排気ポート33の上部に
設けられる副排気ポート36と、副排気ポート36を開
閉制御する排気弁37とを備え、エンジン低回転時にお
いて燃料噴射前に排気弁37を開いて空気を排気させる
ことを特徴とする。なお、上記構成に付加した番号は、
理解を容易にするために図面と対比させるためのもの
で、これにより本発明の構成が何ら限定されるものでは
ない。
【0007】
【作用】本発明においては、例えば図1に示すように、
エンジン1が低負荷または低速回転中の場合には、ピス
トン4が上昇し掃気ポート31、32が閉じた後に排気
弁37を開き、主排気ポート33が閉じてから上死点ま
での半分程度のタイミングで排気弁37を閉じ、一方、
燃料噴射弁15は排気弁37を閉じる前に開き、上死点
前で閉じる。そして、点火プラグ27、28を上死点直
前でオンさせる。従って、掃気ポート31、32が閉じ
て圧縮を始めようとするときに、燃焼室8内の空気を副
排気ポート36から逃がすため、その後に噴射される燃
料は均一に拡散され均一燃焼が得られる。
【0008】
【実施例】以下、本発明の実施例を図面を参照しつつ説
明する。図1は本発明の燃料噴射式2サイクルエンジン
の1実施例を示す断面図、図2は図1のY−Y線に沿っ
て矢印方向に見た断面図、図3は図1のX−X線に沿っ
て矢印方向に見た断面図である。
【0009】図中、1は燃料噴射式2サイクルエンジン
を示し、シリンダ2と、このシリンダ2上に取り付けら
れるシリンダヘッド3と、シリンダ2内に摺動自在に嵌
入されたピストン4と、このピストン4とクランク軸
(図示せず)とを連結するコンロッド5とを備えてい
る。シリンダヘッド3の下面にはキャビティ7が形成さ
れ、このキャビティ7を含み前記シリンダヘッド3、シ
リンダライナー4およびピストン5により囲まれた空間
が燃焼室8となっている。
【0010】図1において、前記キャビティ7を断面側
面視でみたとき、その天井面は山形となるように形成さ
れ、この山形の左辺は右辺の緩斜面10に比べて急斜面
9に形成されている。この緩斜面10は図3に示すよう
に、シリンダ2の径方向外方に向かって拡開させれてお
り、また、天井面のうち前、後面は図2に示すように、
急斜面9と緩斜面10の中間の傾斜を有する中斜面1
1、12となっており、さらにキャビティ7の頂部13
はシリンダ2の軸心2aから左方に偏位している。
【0011】キャビティ7の頂部13には、燃焼室8に
燃料を噴射する燃料噴射弁15が設けられる。この燃料
噴射弁15は、弁本体16を有しこの弁本体16はシリ
ンダ2の軸心2aと並行でシリンダヘッド3に取り付け
られる。弁本体16には、軸方向に圧縮空気通路18が
形成されると共に、この圧縮空気通路18と同軸上で断
面円環状の燃料通路19が形成されている。圧縮空気通
路18と燃料通路19の先端は開口されており、この開
口を開閉自在に閉じる弁体23が設けられている。前記
燃料噴射弁15においては、予め圧縮空気通路18に圧
縮空気を溜めておき、弁体23を開いてこの圧縮空気2
1を噴射させるとき、これと同時に燃料22を噴射させ
るようになっている。この噴射は円錐状で下方に向かっ
て拡開するように行われ、その噴射方向中心24はシリ
ンダ2の軸心2aと並行である。なお、前記した圧縮空
気21を噴射せず燃料22のみを噴射させるように構成
してもよい。
【0012】キャビティ7の急斜面9には、一対の点火
プラグ27、28が設けられ、その放電部27a、28
aは急斜面9の下部に臨み、図2に示すように、両放電
部27a、28aは上下に僅かに偏位するように設けら
れている。図1に示すように、ピストン4が上死点に達
したとき、シリンダヘッド3の下面とピストン4の上面
との間に形成される薄い空間がスキッシュエリア29で
あり、このスキッシュエリア29は図2に示すように、
急斜面9寄りの前、後部が他部に比べて大きい面積を有
している。なお、点火プラグは一つでもよい。
【0013】シリンダ2には、前後一対の主掃気ポート
31、31が形成され、また、左側部に副掃気ポート3
2が形成され、さらに右側部に主排気ポート33が形成
されている。また、シリンダヘッド3の緩斜面部10に
は、副排気ポート36が形成され、この副排気ポート3
6の入り口には排気弁37が配設され、副排気ポート3
6は主排気ポート33に合流するように接続される。排
気弁37は、弁を常時閉じる方向に付勢するスプリング
38と、弁を開く方向に作動させるラック39およびピ
ニオン40からなり、ピニオン40はサーボモータ41
により駆動される。そして、サーボモータ41には、エ
ンジン回転数およびスロットル開度、クランク角等のエ
ンジン運転状態の信号に基づいて電子制御装置(EC
U)42から制御信号が出力される。また、燃料噴射弁
15および点火プラグ27、28にも制御信号が出力さ
れる。
【0014】上記構成からなる本発明の作用について説
明する。図4は制御方法を説明するためのタイミングチ
ャートである。
【0015】図1において、エンジン1の作動時、ピス
トン4が図の位置から下降するときには、クランク室で
与圧縮された空気が主掃気ポート31と副掃気ポート3
2を通って燃焼室8内に押し込まれ(図中矢印A)、こ
れと入れ代わりにそれ以前の燃焼により生じた排ガスが
主排気ポート33を通って排出される(図中矢印B)。
次にピストン4が上昇し図の位置で主掃気ポート31、
副掃気ポート32および主排気ポート33を閉じて上死
点近くにまで上昇したときには、スキッシュエリア29
によって生じたスキッシュ流が燃焼室8内に流入する。
また、上昇するピストン4によって押し上げられた燃焼
室8内の空気は、その一部が急斜面9に沿って矢印Dに
示すように上昇し、他部は緩斜面10に沿って矢印Eに
示すように上昇する。
【0016】エンジン1が高速回転中の場合には、燃料
噴射弁15による燃料22の噴射は、ピストン4が主掃
気ポート31、副掃気ポート32および主排気ポート3
3を開いている間中、行われ、上死点の直前で点火プラ
グ27、28による点火が行われる。そして、燃料が燃
焼室8内にほぼ均一に分布し、点火後の火炎は、緩斜面
10に沿って急速に伝搬し高効率燃焼が得られる。
【0017】エンジン1が低負荷または低速回転中の場
合には、ECU42の制御により、サーボモータ41、
ピニオン40を駆動し排気弁37を開閉制御する。その
開閉タイミングは、図4に示すように、ピストン4が上
昇し掃気ポート31、32が閉じた後に排気弁37を開
き、主排気ポート33が閉じてから上死点までの半分程
度で排気弁37を閉じる。一方、燃料噴射弁15は排気
弁37を閉じる前に開き、上死点前で閉じる。そして、
点火プラグ27、28を上死点直前でオンさせる。
【0018】従って、掃気ポート31、32が閉じて圧
縮を始めようとするときに、燃焼室8内の空気を副排気
ポート36から逃がすため、その後に噴射される燃料は
均一に拡散され均一燃焼が得られ、また、図4に示すよ
うに、従来と比較して低速回転に適した燃焼エネルギー
を得ることができ、燃焼の安定性を向上させ、炭化水素
の低減を図ることができる。また、従来の成層燃焼と比
較して排気温度が低下しないため、排気系に触媒装置を
設けた場合に触媒の活性を維持できる。
【0019】図5は本発明の他の実施例を示している。
図Aにおいては、排気弁37をソレノイド43により開
閉する例を示し、また、主排気ポート33と副排気ポー
ト36の合流部に触媒装置44を設けている。図Bにお
いては、排気弁をスライド弁45としピストン4の側部
に配設した例を示し、排気弁に対する爆発圧力を緩和し
た例を示し、図Cにおいては、図Bのスライド弁の代わ
りに回動弁とした例を示している。なお、排気弁37
は、排気ポート31、32が閉じる前に開き始めるよう
にしてもよい。
【0020】
【発明の効果】以上の説明から明らかなように本発明に
よれば、燃焼室に臨んで燃焼噴射弁および点火プラグを
備える燃料噴射式2サイクルエンジンにおいて、主排気
ポートの上部に設けられる副排気ポートと、該副排気ポ
ートを開閉制御する排気弁とを備え、エンジン低回転時
において燃料噴射前に前記排気弁を開いて空気を排気さ
せるようにしたので、その後に噴射される燃料は均一に
拡散され均一燃焼が得られ、また、従来と比較して低速
回転に適した燃焼エネルギーを得ることができ、燃焼の
安定性を向上させ、炭化水素の低減を図ることができ
る。また、従来の成層燃焼と比較して排気温度が低下し
ないため、排気系に触媒装置を設けた場合に触媒の活性
を維持できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の燃料噴射式2サイクルエンジンの1実
施例を示す断面図
【図2】図1のY−Y線に沿って矢印方向に見た断面図
【図3】図1のX−X線に沿って矢印方向に見た断面図
【図4】本発明の制御方法を説明するためのタイミング
チャート図
【図5】本発明の他の実施例を示す概略断面図
【符号の説明】
8…燃焼室、15…燃焼噴射弁、27、28…点火プラ
グ 33…主排気ポート、36…副排気ポート、37…排気

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】燃焼室に臨んで燃焼噴射弁および点火プラ
    グを備える燃料噴射式2サイクルエンジンにおいて、主
    排気ポートの上部に設けられる副排気ポートと、該副排
    気ポートを開閉制御する排気弁とを備え、エンジン低回
    転時において燃料噴射前に前記排気弁を開いて空気を排
    気させることを特徴とする燃料噴射式2サイクルエンジ
    ンエンジン。
JP18512992A 1992-07-13 1992-07-13 燃料噴射式2サイクルエンジン Pending JPH0633788A (ja)

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JP18512992A JPH0633788A (ja) 1992-07-13 1992-07-13 燃料噴射式2サイクルエンジン

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JP18512992A JPH0633788A (ja) 1992-07-13 1992-07-13 燃料噴射式2サイクルエンジン

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JPH0633788A true JPH0633788A (ja) 1994-02-08

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ID=16165385

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JP18512992A Pending JPH0633788A (ja) 1992-07-13 1992-07-13 燃料噴射式2サイクルエンジン

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