JPH06337225A - 光音響センサアレイシステム - Google Patents

光音響センサアレイシステム

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JPH06337225A
JPH06337225A JP12719293A JP12719293A JPH06337225A JP H06337225 A JPH06337225 A JP H06337225A JP 12719293 A JP12719293 A JP 12719293A JP 12719293 A JP12719293 A JP 12719293A JP H06337225 A JPH06337225 A JP H06337225A
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JP
Japan
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light
sensors
fiber
optical
sensor
Prior art date
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Withdrawn
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JP12719293A
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English (en)
Inventor
Koji Dobashi
孝治 土橋
Riyoutaku Satou
陵沢 佐藤
Hiroshi Arai
宏 新井
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Oki Electric Industry Co Ltd
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Oki Electric Industry Co Ltd
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  • Measurement Of Mechanical Vibrations Or Ultrasonic Waves (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 複数段のセンサで構成された光音響センサア
レイシステムにおいて、各段のセンサ透過の光パワーを
一定レベルとすると共に、減衰を抑制する。 【構成】 光源10から周波数変調を施した光パルスE
は、第1の光ファイバF1から分岐用カプラ21−1,
21−2,…21−Nを介して複数段のセンサに入力さ
れる。各段のセンサは、音波を時分割して検出し、該各
段のセンサの透過光が、受光用カプラ25−1,25−
2,…24−Nを介しを介して第2の光ファイバF2に
取り込まれて多重化される。多重化された光信号が順次
次段のセンサの受光用カプラ側へ送られ、最終段のセン
サの透過光が多重化された後に、該光信号は、O/E変
換器31へ入力される。O/E変換器31の出力が位相
検波器32で検波される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、ソーナのような水中音
響センサアレイ等に用いられ、音波情報を光信号の形で
検出するための光ファイバを利用した多チャネルの光音
響センサアレイシステムに関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、このような分野の技術としては、
例えば、次のような文献に記載されるものがあった。 文献;ジャーナル オブ ライトウェーブ テクノロジ
ー (JOURNAL OF LIGHTWAVE TECHNOLOGY)、LT−5
[7](1987−7)IEEE(米)J.L.BROOKS, B.
MOSLEHI, B.Y.KIM and H.J.SHAW “Time-Domein Addres
sing of Remote Fiber-Optic Interferometric Sensor
Arrays”P.1014−1023 図2は、前記文献に記載された従来の多チャネルの干渉
型光音響センサアレイシステムの一例を示す構成図であ
る。この光音響センサアレイシステムは、時分割多重方
式であり、周波数変調(以下、FMという)を施した光
パルスを出力する光源1を有し、その出力側には、複数
の分岐用カプラ2−1,2−2,2−3,…とセンシン
グファイバ3−1,3−2,…とが順次縦続接続されて
いる。各分岐用カプラ2−1,2−2,2−3,…のも
う一方の出力側には、受光用カプラ4−1,4−2,4
−3,…がそれぞれ接続され、それらの出力側に遅延時
間補償用の補償器6が接続されている。補償器6は、入
出力側のカプラ6a,6bと遅延コイル6cとで構成さ
れ、その出力側に、光/電気変換器(以下、O/E変換
器という)7が接続されている。O/E変換器7の出力
側には、該O/E変換器7の電気信号を音圧に変換する
処理器8が接続されている。
【0003】図3は、補償器6から出力される光パルス
H2−1b,H2−2bの出力波形図である。図3中の
Tは、遅延時間である。この図を参照しつつ、図2に示
す光音響センサアレイシステムの動作を説明する。光源
1より光パルスが送出されると、その光パルスが分岐用
カプラ2−1で第1と第2の光パルスH2−1a,H2
−1bの2出力に分割される。第2の光パルスH2−1
bは、直ちに受光用カプラ4−1を介して、補償器6及
びO/E変換器7側へ戻される。この第2の光パルスH
2−1bは、センシングファイバ3−1の光パルスの位
相を検出するための参照光(リファレンス光)となる。
分岐用カプラ2−1から出力される第1の光パルスH2
−1aは、センシングファイバ3−1へ送られる。セン
シングファイバ3−1に音圧が印加されていると、その
光ファイバの屈折率及びファイバ長が変化し、伝搬光の
位相が変化するため、該位相変化を利用して音波情報を
検出することができる。
【0004】第1の光パルスH2−1aは、さらに分岐
用カプラ2−2で第1と第2の光パルスH2−2a,H
2−2bの2出力に分割され、第2の光パルスH2−2
bが補償器6及びO/E変換器7側へ戻され、第1の光
パルスH2−2aが次段のセンシングファイバ3−2へ
と、次々に送られていく。センシングファイバ3−1等
のファイバ長は、伝搬時間がT秒となるように設定され
ている。補償器6は、遅延コイル6cと入出力段に設け
られたカプラ6a,6bとで構成され、第2の光パルス
H2−1bの第2パルスと第2の光パルスH2−2bの
第1パルスとを時間的に重ね合わせ、その重ね合った光
パルスを出力する。補償器6から出力された光パルス
は、O/E変換器7で混合され、干渉作用によって位相
が検出され、処理器8で音圧に変換される。他のセンシ
ングファイバ3−2等の音圧も、前記と同様にして算出
される。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来の
光音響センサアレイシステムにおいては、次のような課
題があった。 (1)分岐用カプラ2−1,2−2,2−3,…及び受
光用カプラ4−1,4−2,4−3,…において光信号
の分割/合成が行われる。この各カプラの分割/合成に
よって光信号の損失が起きるので、多重化数が増すと、
O/E変換器7に到達する受光パルスのパワーは、小さ
くされる。そのため、特に、後段側のセンサからO/E
変換器7に到達する受光パルスのパワーは、減衰量が無
視できないものとなる。減衰量を最小にするためには、
例えば、N個のセンサを有するN段の光音響センサアレ
イシステムでj段目のカプラのパワー分割比を1/(N
−j+1)とするように、分岐用カプラ2−1,2−
2,2−3,…の分割比を段数ごとに適切に設定する必
要がある。しかしながら、分割比の異なるカプラを多種
製作することは、費用的効果が薄く現実性がない。ま
た、カプラの光信号分割比を全段一律とすると、最終段
目のセンサからの受光パワーの減衰は、入力光信号に比
べて大となり、結果として、入力光信号が効率的に使用
されないことになる。
【0006】(2)信号音波の印加されたセンシングフ
ァイバ通過の光パルスとリファレンス光のパルスとは、
部分的ではあるが別々の経路を通過する。例えば、光パ
ルスH2−2bは、光パルスH2−1bに比べてセンシ
ングファイバ3−1、分岐用カプラ2−2、及び受光用
カプラ4−2と、別経路を通過することになる。そのた
め、センシングファイバ3−1,3−2,…及び伝送用
の光ファイバ上に振動または温度等の外乱が加わったと
き、光パルスは音圧に応答すると同時に、外乱にも応答
し、処理器8で算出される音圧情報の中で雑音として加
算される。この雑音は、信号音波の最小検出限界を劣化
させることになる。本発明は前記従来技術が持っていた
課題として、多重化数を増すと光パワーの減衰量が大と
なる、また、センシングファイバ及び伝送用光ファイバ
上に雑音が発生する点について解決をした光音響センサ
アレイシステムを提供するものである。
【0007】
【課題を解決するための手段】第1の発明は、前記課題
を解決するために、光源からの周波数変調を施した光パ
ルスを用い、音波を光の形で検出する複数個のセンサを
時分割多重でアレイ化した光音響センサアレイシステム
において、第1の光ファイバに複数個の分岐用カプラを
用いて前記センサを複数段分岐接続している。かつ、そ
の各センサの透過出力を複数個の受光用カプラを介して
第2の光ファイバに取り込み、前記最終段のセンサ側へ
伝送する構成としている。第2の発明では、第1の発明
の光音響センサアレイシステムにおける前記各センサ
は、センシングファイバ及びリファレンスファイバを有
し、音波に対して極性反転モード、及び環境の外乱に対
して同一位相の振動モードとなるように実装している。
【0008】
【作用】第1の発明によれば、以上のように光音響セン
サアレイシステムを構成したので、光源からの周波数変
調を施した光パルスは、第1の光ファイバから複数の分
岐用カプラを介して複数段のセンサにそれぞれ入力され
る。各段のセンサは、音波を時分割して検出し、該各段
のセンサの透過光が、受光用カプラを介して第2の光フ
ァイバに取り込まれて多重化される。多重化された光信
号が順次次段のセンサの受光用カプラ側へ送られ、最終
段のセンサの透過光を多重化したのちに、例えばO/E
変換器等の出力用機器へ出力される。即ち、N段のセン
サを有する光音響センサアレイシステムにおいて、j段
目のセンサを透過して出力用機器に到達する光信号は、
j個の分岐用カプラと(N−j+1)個の受光用カプラ
を通過することになる。即ち、各光信号の通過したカプ
ラの数は、いずれのセンサの透過光も等しくN+1とな
る。そのため、前記課題の多重化数を増すと後段側のセ
ンサ透過光の光パワーの減衰量が大となることを低減で
きる。第2の発明によれば、各段のセンサにおいては、
センシングファイバ及びリファレンスファイバとも音波
に対して極性反転の振動モードで振動し、各センサ以外
では、センシング光及びリファレンス光が同一の伝送用
光ファイバ上を通過し、該伝送用光ファイバ上に加わる
振動等の外乱に対し、同一モード(コモンモード)で変
化する。従って、前記課題を解決できるのである。
【0009】
【実施例】図1は、本発明の実施例を示す多チャンネル
の干渉形光音響センサアレイシステムの構成図である。
この光音響センサアレイシステムは、パルス幅dのFM
変調波の光パルスEを発生する光源10と、光源10か
らの光パルスを第1の光ファイバF1で入力するセンサ
アレイ20と、センサアレイ20の出力側に第2の光フ
ァイバで接続された光位相検出手段30を備えている。
センサアレイ20は、N段のセンサを備え、光ファイバ
F1からの光パルスを第1と第2の光パルスに分岐する
N個の分岐用カプラ21−1,21−2,…,21−N
と、該第2の光パルスを分岐するN個のセンサ入力用カ
プラ22−1,22−2,…,22−Nと、N個のセン
シングファイバ23S−1,23S−2,…,23S−
Nと、該センシングファイバと相俟って光干渉計を構成
するN個のリファレンスファイバ23R−1,23R−
2,…,23R−Nと、各干渉計の透過光を合成するセ
ンサ出力用カプラ24−1,24−2,…,24−N
と、各段のセンサの透過光を光ファイバF2へ多重化し
て取り込む受光用カプラ25−1,25−2,…25−
Nと、第1の光パルスを所定時間遅らせて次段のセンサ
に送るN個の遅延ファイバ26−1,26−2,…,2
6−Nとで、構成されている。光位相検出手段30は、
光ファイバF2からの光信号を電気信号に変換するO/
E変換器31と、O/E変換器31の出力を検波して位
相を検出する位相検波器32とで構成されている。
【0010】図4は、図1のセンシングファイバ及びリ
ファレンスファイバの取付構造の一例を示す図である。
各段のセンサは、同一構造であり、例えば、センシング
ファイバ23S−1及びリファレンスファイバ23R−
1が、2つの円盤状の振動板41,42にそれぞれ円形
状に接着剤等で固定されている。この振動板41,42
は、円筒形の架台50で上下に支持されている。
【0011】次に、図1及び図4に示す光音響センサア
レイシステムの動作を説明する。図1の光源10は、次
式のようなパルス幅dのFM変調波の光パルスEを発生
する。 E=E0 ・cos[2πvt+(fd /f0 )・cos
2πf0 t] 但し、f0 ;FM変調波の変調周波数 fd ;最大周波数偏移 v ;光波の周波数 この光パルスは、光ファイバF1を介して1段目の分岐
用カプラ21−1へ送られ、その分岐用カプラ21−1
が、該光パルスを第1,第2の光パルスに分岐する。第
1の光パルスは、次段の分岐用カプラ21−2へ遅延フ
ァイバ26−1を介して送られ、第2の光パルスは、セ
ンサ入力用カプラ22−1で2等分されてセンシングフ
ァイバ23S−1及びリファレンスファイバ23R−1
へそれぞれ送られる。センシングファイバ23S−1及
びリファレンスファイバ23R−1では、次のように動
作する。即ち、図4において、信号の音圧が印加された
状態では、例えば音波の圧縮時に振動板41,42が内
側に圧縮され、センシングファイバ23S−1が縮み、
リファレンスファイバ23R−1が伸びる。そのため、
入力された光パルスの位相の極性が反転するので、干渉
時に位相が2倍となって音圧換算値も2倍と高くなる。
また、外乱として上下振動が加わった状態では、上下の
振動板41,42が同一振動モード(コモンモード)と
なる。そのため、センシングファイバ23S−1及びリ
ファレンスファイバ23R−1の光パルスが同位相とな
り、干渉時に外乱がキャンセルされ、結果的に振動によ
る妨害雑音が除去される。
【0012】このようなセンシングファイバ23S−1
及びリファレンスファイバ23R−1の動作により、該
センシングファイバ23S−1透過の光パルスE
1 (t)、及びリファレンスファイバ23R−1透過の
光パルスE2 (t)がそれぞれ次式のようになる。 E1 (t)=E1 ・cos[2πvt+(fd /f0
・cos2πf0 t+Δφ/2] E2 (t)=E2 ・cos[2πvt+(fd /f0
・cos2πf0 t−Δφ/2] 但し、Δφ/2;信号音圧による光パルスの位相変化量 これらの透過した光パルスは、センサ出力用カプラ24
−1で結合され、受光用カプラ25−1,25−2,…
24−Nを介して光位相検出手段30内のO/E変換器
31に送られ、電気に変換される。O/E変換器31の
出力電流iは、センシングファイバ23S−1のファイ
バ長をL1 、及びリファレンスファイバ23R−1のフ
ァイバ長をL2 とすると、次式で表わせる。 i=A|E1 (t+L1 /c)+E2 (t+L2 /c)
2 =B+F・cos(D・cos2πf0 t+Δφ) 但し、c;ファイバ内の光速 A,B,F;比例定数 ここで、Dは、fd 及び光路差(L2−L1)の関数と
なり、所要の値となるように(L2 −L1 )、fd 等を
設定する。O/E変換器31の出力電流iは、位相検出
器32で検波されて光パルスの位相変化量Δφが検出さ
れ、音波信号に換算されることになる。遅延用ファイ2
6−1は、伝搬遅延が例えばT秒となるように設定さ
れ、そのため、分岐用カプラ21−1で分岐された第1
の光パルスは、遅延ファイバ26−1でT秒遅延された
後、2段目の分岐用カプラ21−2へ送られ、前記と同
様の動作により、T秒遅れてO/E変換器31に伝送さ
れる。以降、順次各段で、同様の動作が行われることに
より、各段のセンサによって検出音波が時分割処理さ
れ、時分割処理された信号が多重化されることになる。
光源10からの光信号は、O/E変換器31に到達する
までに、分岐用カプラと受光用カプラでの分割合成によ
り減衰する。
【0013】図5は、分岐用カプラと受光用カプラの分
割比を説明するための図である。図5は、図1のように
多重化構成にされている分岐用カプラと受光用カプラ群
と、各カプラの各分割比kj を示したものである。図1
の任意のj段目のセンサの透過光は、O/E変換器31
に入力されるまでに、同等に、N+1個の分岐用カプラ
と受光用カプラを通過している。O/E変換器31に入
力されるパルスのパワーをPj とすると、図1のj段目
のセンサの透過光は、パワーPj が最大になるのは、各
分岐用カプラと受光用カプラの分割比kj が一定の時で
あり、パワーPj の最大値は、次式となる。 Pjmax=4Pin{(N−1)/(N+1)}N-1 /(N+1)2 …(1) N;多重化するセンサの段数 Pin;初段の分岐用カプラに供給される光パルスのパワ
ー 但し、上式では、従来との比較を容易にするため、セン
サ入力用カプラ及びセンサ出力用カプラの分割損は、省
略している。
【0014】一方、従来の図2において分岐用カプラと
受光用カプラの各分割比kj を各段一律とすると、最終
段のセンサからのO/E変換器31入力にされるパルス
のパワーPN の最大値PNmaxは次式となる。 PNmax=Pin{(N−1)/N}2(N-1)/N2 …(2) N;多重化するセンサの段数 Pin;初段の分岐用カプラに供給される光パルスのパワ
ー (1),(2)式を比較すると、図1の本実施例の方
が、従来の図2より、O/E変換器31の受光パルス
が、6dB程度高くなる。
【0015】以上のように、本実施例においては、次の
ような利点を生じている。 (i)分岐用カプラ21−1,21−2,…,21−N
と受光用カプラ25−1,25−2,…25−Nによる
分割損は、各カプラでのパワー分割比を全段とも一律と
する構成で抑制される。そのため、各段ごとのカプラの
分割比を異ならせる必要がない。 (ii)センサアレイ20の最終段のセンサの出力におい
ても、減衰が少なく、光源10の出力光のパワーを低減
することが可能となる。 (iii)センサアレイ20中の各段のセンサからO/E変
換器31入力にされるパルスのパワーPj が同一レベル
となり、時分割多重の処理が容易になる。 (iv)センシングファイバ23S−1及びリファレンス
ファイバ23R−1からなるセンサ(他のセンサも同
様)の構造は、図4に示すように、振動等の外乱に対し
て各ファイバの振動変位が同一となるよう設定したた
め、外乱雑音がコモンモードとなり、結果的に外乱の影
響が軽減される。 (v)センサ入力用カプラ22−1,22−2,…,2
2−Nと及びセンサ用出力カプラ24−1,24−2,
…,24−Nで構成される干渉計以外の伝送用光ファイ
バ上では、伝送路で発生するに外乱は、等価的にセンシ
ング光及びリファレンス光にコモンモードとして影響す
るため、キャンセルが可能となる。 (iv)センサの構造を、図4に示すように、センシング
ファイバ23S−1とリファレンスファイバ23R−1
との両方に音圧が印加され、誘起される光パルスの位相
変化が反転するように設定したため、音圧感度が2倍と
なる。なお、本発明は上記実施例に限定されず、例えば
図1のセンサアレイ20、及び光位相検出手段30を他
の構成に変形したり、あるいは図4のセンサ構造を他の
構造に変更する等、種々の変形が可能である。
【0016】
【発明の効果】以上詳細に説明したように、第1の本発
明によれば、光音響センサアレイシステムが、時分割で
音波を検出する複数段のセンサと、その各段のセンサの
透過出力を多重化して取り込む第2の光ファイバを備
え、かつ、各段のセンサの透過出力が、最終段のセンサ
側へ伝送される構成となっている。そのため、分岐/合
成に伴う光パルスの分岐用カプラ及び受光用カプラでの
減衰が、抑制されると共に、各段とも一定レベルとな
る。即ち、各カプラでのパワー分割比を全段とも一律と
する構成とすることができる。さらに、最終段のセンサ
の出力においも、減衰量が少なく、光源10の出力光の
パワーのレベルを低くすることが可能となる。また、時
分割多重されて検出された出力の各レベルが等しいので
信号処理が容易となる。第2の発明によれば、光音響セ
ンサアレイシステムの各段のセンサに加わった外乱雑音
は、センシングファイバとリファレンスファイバに対し
て同一位相の振動モードなり、結果的に外乱の影響が軽
減できる。また、各センサ以外の伝送用光ファイバに加
わった外乱についても、等価的にセンシング光とリファ
レンス光に、コモンモードとして影響するので、キャン
セルが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例を示す光音響センサアレイシス
テムの構成図である。
【図2】従来の光音響センサアレイシステムの構成図で
ある。
【図3】図2の光パルス出力波形図である。
【図4】図1のセンシングファイバ及びリファレンスフ
ァイバの取付構造を示す図である。
【図5】分岐用カプラと受光用カプラの分割比を説明す
るための図である。
【符号の説明】
10 光源 20 センサアレイ 21−1,21−2,…21−N 分岐用カプラ 23S−1,23S−2,…23S−N センシングフ
ァイバ 23R−1,23R−2,…23R−N リファレンス
ファイバ 25−1,25−2,…24−N 受光用カプラ 30 光位相検出手
段 F1,F2 第1,第2の
光ファイバ

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 光源からの周波数変調を施した光パルス
    を用い、音波を光の形で検出する複数個のセンサを時分
    割多重でアレイ化した光音響センサアレイシステムにお
    いて、 第1の光ファイバに複数個の分岐用カプラを用いて前記
    センサを複数段分岐接続し、かつその各センサの透過出
    力を複数個の受光用カプラを介して第2の光ファイバに
    取り込み、前記最終段のセンサ側へ伝送する構成にした
    ことを特徴とする光音響センサアレイシステム。
  2. 【請求項2】 前記各センサは、センシングファイバ及
    びリファレンスファイバを有し、音波に対して極性反転
    モード、及び環境の外乱に対して同一位相の振動モード
    となるように実装したことを特徴とする請求項1記載の
    光音響センサアレイシステム。
JP12719293A 1993-05-28 1993-05-28 光音響センサアレイシステム Withdrawn JPH06337225A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH09210740A (ja) * 1996-01-31 1997-08-15 Nec Corp 海底観測システム

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH09210740A (ja) * 1996-01-31 1997-08-15 Nec Corp 海底観測システム

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