JPH06336140A - 可搬収納器の可動自在装置 - Google Patents

可搬収納器の可動自在装置

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JPH06336140A
JPH06336140A JP14835293A JP14835293A JPH06336140A JP H06336140 A JPH06336140 A JP H06336140A JP 14835293 A JP14835293 A JP 14835293A JP 14835293 A JP14835293 A JP 14835293A JP H06336140 A JPH06336140 A JP H06336140A
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JP
Japan
Prior art keywords
magnet
fixed base
attracted
board
roof
Prior art date
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Pending
Application number
JP14835293A
Other languages
English (en)
Inventor
Hiroshi Kato
浩 加藤
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Marantz Japan Inc
Original Assignee
Marantz Japan Inc
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Filing date
Publication date
Application filed by Marantz Japan Inc filed Critical Marantz Japan Inc
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Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【目的】 可搬収納器が磁性体から構成される曲面状の
外郭に着脱自在に且つ確実に取りつき、併せて、磁性体
を含む粉塵が飛散する過酷な環境から、吸着体装置を保
護する吸着体構造を提供する。 【構成】 固定基台底面平面方向に間隔をもって夫れ夫
れ突出し且つ被吸着面と対向する少なくても1個の脚部
底面を夫れ夫れマグネット7で構成する。受け部材5の
胴部の外径よりマグネットを保持するマグネット受台6
の孔63の内径を太くする。また、孔を構成する板厚よ
り胴部51の長さを長くする。この構造によって受け部
材とマグネット受台との間に隙間が生じることによっ
て、夫れ夫れマグネットは固定基台3に対して可動自在
に構成される。どうじに、脚部底面を除く固定基台底面
を覆う保護体4が上記マグネット受台外周部で伸縮自在
に且つマグネット受台外周縁部でマグネット受台と嵌着
して形成する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は車両などのルーフに着脱
自在に吸着するキャリアボックスに関するもので、更に
詳しくは磁性体からなる曲面状部材にも吸着固定する吸
着体装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】車両などのルーフに着脱自在に設置して
使用する可搬収納器があり、小型の携帯物品の搬送の
他、ボデーカバーの収納などに使われている。
【0003】従来、車両などのルーフに装着するキャリ
アボックスとして、自動車のルーフに止め金具を用いて
直接固着して設置するものや、例えば、実開昭61−3
1951に示すように、一旦、左右のルーフ縁部、例え
ば、雨樋突出片に係合する立片とこの間に載架する支持
杆を付設し、この支持杆にキャリアボックス固定部材を
設けてキャリアボックスを固定する装置がある。この装
置では支持杆を固定する立片はねじなどを用いて雨樋突
出片を挟持するように螺合固定している。従って、支持
杆の固定は強固であるがその着脱に時間を要するだけで
なく、構造が複雑であり、外観上も所望される形状とは
言く見苦しい。
【0004】軟質のプラスチックスやゴムなどを皿状態
に形成して皿内部を負圧にすることにより、被吸着物に
吸引する吸着盤をもつたキャリアボックスもある。この
ものは負圧による吸引力によって吸着するものであるか
ら、負圧が物理的に規制され吸着力に限界があるだけで
なく、被吸着物が車両のルーフの場合、夏場にはルーフ
が高温になるため、軟質のプラスチックスなどからなる
吸着盤は早期に劣化し安定性に欠けるきらいがある。ま
た、被吸着物の表面に水滴が付着し、しかも被吸着物の
表面が界面活性剤を含む部材で保護コートされている
と、吸着盤と被吸着物の表面との界面張力が低下して吸
着盤が被吸着物の固定面からずれる虞れがあり、車両が
高速走行している場合や、振動を伴う悪路を走行してい
る場合落下する危険性があった。
【0005】これとは別に図6に示すように脚部にマグ
ネットを固定するキャリアボックスもある。車両の外郭
と対向する固定基台36の脚部37に、被吸着物との接
触面が凹状態にくびれたマグネット71を固定基台にび
すなどの固定具92をもって取付けたものである。被吸
着物が磁性体の場合、マグネット71の底面積を広くす
ることによって吸着効果は増大するが、被吸着表面が平
面かキャリアボックスが小型の場合に適応できるもので
ある。被吸着表面が曲面の場合はマグネット底面の一部
分より被吸着表面に接し得ないので所定の吸引力が期待
できにくいうらみがある。
【0006】上記のような着脱自在でしかも容易にルー
フに取り付け得るキャリアボックスは盗難防止や他の目
的から比較的高価な装置を収納して利用に供されてい
る。例えば、特定小電力無線電話装置は複数の車両に車
載して車両相互間の通信や車両と車外との連絡に使用す
ると便利であり、重宝されている。車室内で使用すると
通信到達距離が短いため、車室外部、例えば、ルーフ上
に一旦設置して、車室内からリモートコントロールして
使用することにより通信到達距離の延長が図られる。こ
のため、使用しないときはルーフより脱着して可搬でき
ることの他、着脱が容易にでき、ルーフが曲面であって
も吸着固定できる必要がある。ところ上記構造では容易
に着脱ができたとしても、ルーフが曲面で構成されてい
ると自在にしかも安全に取り付けることができないため
使用できるルーフや車種が限定されて、例えば、平らな
場所を探さなければならず煩わしいものである。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、上記実状に
鑑み、磁性体から構成される曲面状の外郭にも着脱自在
に且つ確実に取りつけると同時に容易に外すことができ
る可搬収納器の吸着体装置を提供しようとするものであ
る。
【0008】また、同時に車両ルーフなどの磁性体を含
む粉塵が飛散する過酷な環境から、吸着体装置近傍を保
護する構造を提供しようとするものである。
【0009】
【課題を解決するための手段】本発明は、その目的を達
成するため、固定基台と、固定基台に嵌合し開閉自在な
カバー部材をもって筐体を構成する可搬収納器におい
て、固定基台底面平面方向に間隔をもって夫れ夫れ突出
し且つ被吸着面と対向する少なくても1個の脚部底面を
夫れ夫れマグネットで構成し、マグネットを保持するマ
グネット受台が固定基台に対して可動自在に構成するも
のである。
【0010】また、脚部底面を除く固定基台底面を覆う
保護体が上記マグネット受台外周部で伸縮自在に且つマ
グネット受台外周縁部でマグネット受台と嵌着して形成
することを要旨とするものである。
【0011】
【作用】マグネットを保持する受台マグネット受台が固
定基台に対して受け部材をもって可動自在に構成してい
るので、マグネットと被吸着面との吸着が被吸着面と固
定基台とが並行していなくともマグネットは被吸着面に
抵抗なく接触し吸着することができる。この結果、固定
基台と被吸着面との吸着力は強くなる。
【0012】また、受け部材の可動範囲を超えて固定基
台と被吸着面が並行状態を保たなければならないほど被
吸着面の曲率が大きくても、固定基台底面には所定の間
隔をもって突出した脚部があり夫れ夫れにマグネットを
もって構成しているので、マグネット吸着面以外では被
吸着面と固定基台底面が接触することがなく、固定基台
を被吸着面に沿って安全に配設させることができる。
【0013】脚部底面を除く固定基台底面を覆う保護体
が上記マグネット受台外周部で伸縮自在になっているの
で、マグネット受台や固定基台に接合する受け部材とマ
グネット受台との間隙部に磁気性の塵埃が入り込み可動
機構の可動に支障をきたすのを防ぐだけではなく、マグ
ネット受台の可動にも支障を与えない。しかも、マグネ
ットの吸着力にも影響しない。
【0014】
【実施例】実施例として、無線電話装置を収納する可搬
収納器を車両に設置した場合を示す。図1は本発明に関
わる可搬収納器が車両の曲面状のルーフに吸着固定した
状態を示す図である。図において、車室内運転席上部の
ルーフに所望によって可搬収納器1を装着して車室内か
ら無線電話装置をリモートコントロールして使用する。
これによって、車室内で使用するときより通信到達距離
がのびるだけでなく、使用しないときは容易に脱着して
盗難の防止を図ることができる。
【0015】図2は可搬収納器の構成を示す側面図で、
図において、固定基台3と、固定基台に嵌合し開閉自在
なカバー部材2をもって無線電話装置9を収容する可搬
収納器1が構成されている。固定基台底面31には平面
方向に所定の間隔をもって夫れ夫れ突出し且つルーフの
被吸着面と対向する前後各複数の脚部32があり、脚部
の底面に夫れ夫れマグネット7が固着されている。
【0016】図3はマグネット可動部の構成を示す断面
図である。マグネット7は釣鐘状のマグネット受台6の
内上面61で接着剤などにより固定される。マグネット
受台6の上部の首中心部62には孔63が貫通してお
り、そこに受け部材5の円柱状の胴部51が挿通してい
る。受け部材5は固定基台の突出部33よりねじ91を
もって受け部材のフランジ67がマグネット受台の首中
心部62を挟持するようにして固定している。しかも、
受け部材の胴部51の外径より孔63の内径は太く、し
かも、孔63を構成する板厚より胴部51の長さが長
い。このため、マグネット受台6の上記寸法の差による
隙間8の範囲内において上下方向および水平方向に自在
に可動することができる。
【0017】また、吸着脚底部を除く固定基台底面を覆
う非磁性体、例えば、樹脂などから形成される保護体4
がマグネット受台外周部64で伸縮部41をもつて伸縮
自在になっているのでマグネット7が被吸着部に吸着し
ていない状態ではマグネット受台外周部面に均等に作用
する保護体の発弾力によってマグネット受台は固定基台
3の垂直方向に自動的に位置するようになる。一方、マ
グネット7が被吸着部に吸着しているときには保護体4
は自在に動くのでマグネット受台の可動に支障を起こす
ことがないばかりでなく、マグネット受台外周縁部65
で保護体4と嵌着しているので固定基台底面31より磁
気性の塵埃がまい込み隙間8に堆積するのを防ぐことが
できる。しかも、保護体は樹脂などから構成されている
ので、マグネットの吸着力を変える虞れはない。この構
造によって、可動性能を損なうことなく塵埃を防ぐこと
ができる。
【0018】図4はマグネット受部の別な実施例であ
る。図において、マグネット受台6の立設部66とマグ
ネットとの間に隙間81が構成されている。マグネット
受台6が磁性体から構成されている場合は、隙間81が
あるために、マグネットがマグネット7、ルーフ、マグ
ネット受台6とからなるループ状の磁気回路を構成する
ので、隙間81がない場合に較べてマグネット7のルー
フに対する吸引力は増強される。
【0019】図5は曲面ルーフにおける使用例である。
夫れ夫れの脚部のマグネット受台6が対向するルーフと
垂直に可動し、マグネットがルーフと面着しているのに
拘らず、ルーフの曲面が広いため固定基台底面の一部の
マグネット受台6が可動限界を超えたとしても、マグネ
ット7は固定基台底面31の平面方向に間隔をもって突
出しているのでルーフの曲面に対向するように移動し夫
れ夫れの脚部32のマグネット受台6が対向するルーフ
と垂直に可動する。この結果、すべてのマグネット7は
ルーフから浮き上がることなく接触する。
【0020】実施例では無線電話装置を収納する可搬収
納器をルーフに適応した場合を図示したが、本装置は収
納器の形状を変えることによって、パトロールカーの表
示灯や警報感知器収納器などにも使用できる。また、被
吸着面が磁性体であれば平面や曲面以外の段差をもった
被吸着面にも適応される。従って、以上説明した実施例
以外にも本発明の枠を逸脱しない範囲内で各種の変形実
施が可能である。
【0021】
【発明の効果】マグネットは釣鐘状のマグネット受台の
内上面で接着剤などにより固定され、マグネット受台の
上部の首中心部には孔が貫通し、そこに受け部材の胴部
が挿通している。そして、受け部材は固定基台より固設
されている。受け部材の胴部の径より孔内径は太く、孔
の長さより胴部の長さが長い。このため、孔と胴部との
間の寸法の差による隙間が生じるので隙間の範囲内にお
いて上下方向および水平方向に自在に可動することがで
きる。また、保護体がマグネット吸着面を除く被吸着対
向面を覆うという簡単な構成で、磁性体から構成される
曲面状の外郭に着脱自在に且つ確実に取りつけることが
できると共に、隙間に磁性体の粉塵が堆積して受け部材
の可動性能を悪化させる弊害を取り除くことができる。
【0022】マグネットは特殊な形状ではなく、常用さ
れる円錐状のものを使用できるので製作は容易であり、
経済効果が高い。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の可搬収納器を車両に利用した場合を示
す図である。
【図2】本発明の可搬収納器の構成を示す関係側面図で
ある。
【図3】本発明に関わるマグネット可動部の構成を示す
断面図である。
【図4】本発明に関わるマグネット受部の別な実施例で
ある。
【図5】本発明が曲面ルーフに使用される実施例であ
る。
【図6】脚部にマグネットを固定するキャリアボックス
の従来例である。
【符号の説明】
1 可搬収納器 2 カバー部材 3 固定基台 4 保護体 5 受け部材 6 マグネット受台 7 マグネット 8 隙間 9 無線電話装置 31 固定基台底面 32 脚部 33 突出部 41 伸縮部 51 胴部 61 内上面 62 首中心部 63 孔 64 外周部 65 外周縁部 66 立設部 67 フランジ 81 隙間 91 ねじ

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 固定基台と、固定基台に嵌合し開閉自在
    なカバー部材をもって筐体を構成する可搬収納器におい
    て、固定基台底面平面方向に間隔をもって夫れ夫れ突出
    し且つ被吸着面と対向する少なくても1個の脚部底面を
    夫れ夫れマグネットで構成し、マグネットを保持するマ
    グネット受台が固定基台に対して可動自在に構成してい
    ることを特徴とする可搬収納器の可動自在装置。
  2. 【請求項2】 脚部底面を除く固定基台底面を覆う保護
    体が上記マグネット受台外周部で伸縮自在に且つマグネ
    ット受台外周縁部でマグネット受台と嵌着していること
    を特徴とする請求項1記載の可搬収納器の可動自在装
    置。
JP14835293A 1993-05-28 1993-05-28 可搬収納器の可動自在装置 Pending JPH06336140A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP14835293A JPH06336140A (ja) 1993-05-28 1993-05-28 可搬収納器の可動自在装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP14835293A JPH06336140A (ja) 1993-05-28 1993-05-28 可搬収納器の可動自在装置

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH06336140A true JPH06336140A (ja) 1994-12-06

Family

ID=15450845

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP14835293A Pending JPH06336140A (ja) 1993-05-28 1993-05-28 可搬収納器の可動自在装置

Country Status (1)

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JP (1) JPH06336140A (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
DE4122828A1 (de) * 1990-07-10 1992-01-16 Mitsubishi Motors Corp Luft-brennstoff-verhaeltnis-steuersystem
JP2018019304A (ja) * 2016-07-29 2018-02-01 小島プレス工業株式会社 車両用アンテナ装置

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
DE4122828A1 (de) * 1990-07-10 1992-01-16 Mitsubishi Motors Corp Luft-brennstoff-verhaeltnis-steuersystem
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