JPH06335884A - 多関節ロボットの直接教示装置 - Google Patents

多関節ロボットの直接教示装置

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JPH06335884A
JPH06335884A JP12455693A JP12455693A JPH06335884A JP H06335884 A JPH06335884 A JP H06335884A JP 12455693 A JP12455693 A JP 12455693A JP 12455693 A JP12455693 A JP 12455693A JP H06335884 A JPH06335884 A JP H06335884A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
force
robot
magnitude
force detector
detector
Prior art date
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Pending
Application number
JP12455693A
Other languages
English (en)
Inventor
Keiji Yasui
啓二 安井
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Panasonic Holdings Corp
Original Assignee
Matsushita Electric Industrial Co Ltd
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Publication date
Application filed by Matsushita Electric Industrial Co Ltd filed Critical Matsushita Electric Industrial Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 力検出器に異常に急激に変化する力がかかっ
たとき、あるいは力検出器などの異常が発生したとき
に、操作者が危険に陥らないようにした安全性の高い多
関節ロボットの直接教示装置を提供する。 【構成】 力検出器13と、力検出器13が検出した力
信号の時間微分値を演算する時間微分部27を設け、力
検出信号の時間微分値が設定された値より大のとき、ロ
ボットの動作を停止させる。また、力検出器13が検出
した力の大きさとモーメントの大きさがすべて0がどう
か検出するゼロ検出部を設け、力検出器13が検出した
力の大きさとモーメントの大きさがすべて0のとき、ロ
ボットの動作を停止させる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、ロボットに位置を教示
し、その通りに運転するティーチングプレイバック方式
の多関節ロボットに用いる直接教示装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来のロボット教示方法としては、教示
を行う者がロボットコントローラに接続された遠隔操作
装置のロボット動作キーを操作することでロボットを誘
導し、位置を記憶させる遠隔教示方法と、ロボットの先
端部を操作者がつかんで動作させ、教示する直接教示法
がある。
【0003】遠隔教示方法は、遠隔操作のためにロボッ
トを動作させたい位置や姿勢へ誘導する上で操作性が悪
く、熟練を要するという欠点がある。また直接教示法
は、古くは水平関節型において重力により落下しない関
節の駆動源を切り放し操作者がロボット先端部をつかん
で動作させる教示方法があったが、重力により落下しな
い関節に限られ操作性が悪いという欠点がある。この解
決策として、ロボットの先端部に力検出器を設け、この
力検出器から発生する信号に基づいて、ロボットの駆動
装置を駆動させて、教示を行う教示方法がある(たとえ
ば特開昭56−85106号公報参照)。
【0004】この力検出器を用いる直接教示方法では、
力検出器の出力が予め設定してある基準値を越えたとき
に異常と判断し、ロボットの駆動を停止させていた(た
とえば特開平4−344505公報参照)。
【0005】以下に従来の多関節ロボットの直接教示装
置の一例について説明する。図2に示すように、ロボッ
トマニプレータ24の先端部25に力検出器13を接続
し、力検出器13に把持部12を接続し、操作者11は
把持部12を持って操作する。力検出器3には通常互い
に直交する3次元方向XYZの力と3次元方向XYZ各
軸まわりのモーメントを検出するものを用いる。この操
作力の検出信号が力検出器13から信号処理部18内部
の信号増幅器14に送られ、ここで増幅された信号がA
/D変換器15でデジタル化されて、大小比較部17に
送られると同時に信号処理部18外部の重力補正部19
へ送られる。大小比較部17では最大値設定部16で設
定された力信号の最大値と比較され、最大値を越えてい
るときは信号処理部18外部の速度指令演算部21へロ
ボット停止命令が送られる。重力補正部19では力検出
信号の内、把持部の重力成分を取り除き、操作者がかけ
た力のみを座標変換部20へ送る。座標変換部20では
力検出器13の座標系で検出された信号をロボットの各
関節へ座標変換し、速度指令演算部21へ送る。速度指
令演算部21では、この座標変換した信号から、ロボッ
トマニプレータ24の各関節の速度指令を演算し、通常
は関節駆動アンプ22へ動作命令を出力し、ロボットマ
ニプレータ24の関節駆動モータ23を駆動する。大小
比較器17からロボット停止命令が来ているときは、停
止命令を出力し、ロボットの駆動を停止させていた。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら上記の従
来の方法では、予め設定しておく最大値を正常時には越
えない値以上に設定しなければならない。しかし、最大
値を越えないが異常に急激に変化する力がかかったと
き、あるいは力検出器などの異常が発生したときに誤っ
て急激に変化する力信号が送られ、ロボットは急激に動
作しようとするために、ロボットマニプレータ24に接
近して操作している操作者11がたいへん危険に陥ると
いう問題点があった。また、力検出器13の異常などで
力信号が出力されず、すべてが0のとき、重力補正部1
9で把持部12が力検出器13にかかる重力を補正する
ために、操作者11が力を加えてないのにロボットが動
作してしまい、操作者11がたいへん危険に陥るという
問題点があった。
【0007】本発明は上記従来の問題点を解決するもの
で、力検出器に異常に急激に変化する力がかかったと
き、あるいは力検出器などの異常が発生したときに、ロ
ボットを直ちに停止させ、操作者が危険に陥らないよう
にした安全性の高い多関節ロボットの直接教示装置を提
供することを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】この目的を達成するため
に本発明の多関節ロボットの直接教示装置は、多関節ロ
ボットの手首先端部に働く力の方向と大きさとを検出す
る力検出器と、力検出器が検出した力信号の時間微分値
を演算する時間微分部を備え、力検出信号の時間微分値
が設定された値より大のとき、ロボットの動作を停止さ
せるようにしたものであり、また力検出器が検出した力
の大きさとモーメントの大きさがすべて0かどうか検出
するゼロ検出部を備え、力検出器が検出した力の大きさ
とモーメントの大きさがすべて0のとき、ロボットの動
作を停止させるようにしたものである。
【0009】
【作用】上記の構成より、力検出器に異常の急激に変化
する力がかかったとき、あるいは力検出器などの異常が
発生したとき、直ちにロボットを停止することができ
る。
【0010】
【実施例】以下、本発明の一実施例について図面を参照
しながら説明する。図1は本発明の一実施例の多関節ロ
ボットの直接教示装置の要部構成図であり、従来例の図
2に対し信号処理部18の内部のみが異なるので、他の
部分は省略して示されている。
【0011】操作者が操作した操作力(XYZの3軸方
向の力とXYZ軸まわりのモーメント)の検出信号が力
検出器13から信号増幅器14に送られ、ここで増幅さ
れた信号がA/D変換器15でデジタル化されて、大小
比較部17へ送られると同時に、ゼロ検出部29を経て
重力補正部19に送られる。ゼロ検出部29では力信号
の6成分(XYZの3軸方向の力とXYZ軸まわりのモ
ーメント)がすべて0かどうか判断し、すべて0のとき
は速度指令演算部21へロボット停止命令が送られる。
また、大小比較部17では最大値設定部16で設定され
た力信号の最大値と比較され、最大値を越えているとき
は速度指令演算部21へロボット停止命令が送られる。
さらに、A/D変換器15の出力は時間微分部27へも
送られ、時間微分(ここではデジタルデータになってい
るため実際は差分している)した後、大小比較部II28
へ送られる。大小比較部II28では最大値設定部II26
で設定された力信号時間あたりの変化値の最大値と比較
され、最大値を越えているときは速度指令演算部21へ
ロボット停止命令が送られる。他の部分は従来例と同様
である。
【0012】このようにすることにより、力信号の最大
値を越えないが異常に急激に変化する力がかかったと
き、あるいは力検出器などの異常が発生したときに急激
に変化する力信号が出力されても、すみやかにロボット
を停止させることができる。また、力検出器13の異常
などで力信号が出力されず、力信号のすべてが0のとき
もすみやかにロボットを停止させることができる。
【0013】操作者11が把持部12に力を加えると、
力検出器13が検出した力検出信号に従って(すなわち
力がかかった方向へ)ロボットのマニプレータを移動す
るように移動指令演算手段(図示せず)が演算し、操作
者が所望の位置へ移動させた後、ロボットの位置を教示
する(一般的には登録スイッチにより位置登録を行
う)。すべて教示した後に運転する(このようにロボッ
トに位置を教示し、その通り運転することをティーチン
グプレイバックという)。
【0014】
【発明の効果】以上のように、本発明によれば多関節ロ
ボットの手首先端部に働く力の方向と大きさとを検出す
る力検出器と、力検出器が検出した力信号の時間微分値
を演算する時間微分部を備え、力検出信号の時間微分値
が設定された値より大のとき、ロボットの動作を停止さ
せるようにし、また力の大きさとモーメントの大きさが
すべて0かどうか検出するゼロ検出部を備え、力検出器
が検出した力の大きさとモーメントの大きさがすべて0
のとき、ロボットの動作を停止させるようにすることに
より、操作者が危険に陥らない安全性の高い多関節ロボ
ットの直接教示装置を実現することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例の多関節ロボットの直接教示
装置の要部構成図。
【図2】従来の多関節ロボットの直接教示装置の構成
図。
【符号の説明】
12 把持部 13 力検出器 27 時間微分部 29 ゼロ検出部

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 多関節ロボットの手首先端部に働く力の
    方向と大きさとを検出する力検出器と、前記力検出器が
    検出した力信号の時間微分値を演算する時間微分部を備
    え、力検出信号の時間微分値が設定された値より大のと
    き、ロボットの動作を停止させるように構成した多関節
    ロボットの直接教示装置。
  2. 【請求項2】 多関節ロボットの手首先端部に働くお互
    いが直交した3方向の力の大きさと前記3方向回りのモ
    ーメントの大きさとを検出する力検出器と、前記力検出
    器に接続され前記多関節ロボットを操作する方向を指示
    する把持部と、前記力検出器が検出した力の大きさとモ
    ーメントの大きさがすべて0かどうか検出するゼロ検出
    部とを備え、前記力検出器が検出した力の大きさとモー
    メントの大きさがすべて0のとき、ロボットの動作を停
    止させるように構成した多関節ロボットの直接教示装
    置。
JP12455693A 1993-05-27 1993-05-27 多関節ロボットの直接教示装置 Pending JPH06335884A (ja)

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JP12455693A JPH06335884A (ja) 1993-05-27 1993-05-27 多関節ロボットの直接教示装置

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2002077735A1 (fr) * 2001-03-27 2002-10-03 Kabushiki Kaisha Yaskawa Denki Commande a distance d'objets pouvant etre commandes et appareil de diagnostic
JP2007236121A (ja) * 2006-03-01 2007-09-13 Yaskawa Electric Corp 架空配電線路用作業装置

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