JPH06333182A - 煙感知器 - Google Patents

煙感知器

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JPH06333182A
JPH06333182A JP5121398A JP12139893A JPH06333182A JP H06333182 A JPH06333182 A JP H06333182A JP 5121398 A JP5121398 A JP 5121398A JP 12139893 A JP12139893 A JP 12139893A JP H06333182 A JPH06333182 A JP H06333182A
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JP
Japan
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smoke
housing case
buzzer
switch
tamper
Prior art date
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Withdrawn
Application number
JP5121398A
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English (en)
Inventor
Shoichi Oka
昭一 岡
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Panasonic Electric Works Co Ltd
Original Assignee
Matsushita Electric Works Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 一部の煙がハウジングケースに設けられたブ
ザー用通気孔からハウジングケース内に流入することに
原因して煙感知部の煙導入部に導入される煙の量が減少
することを防止し、煙検出の感度を高める。 【構成】 ハウジングケース1内に警報ブザー4が設け
られ、この警報ブザー4の下方に位置するハウジングケ
ース1の下面部にはブザー用通気孔5が設けられている
煙感知器であって、前記ブザー用通気孔5は、ハウジン
グケース1の内側に開口するその上側開口部5bがハウ
ジングケース1の外側に開口する下側開口部5aよりも
煙感知部2の煙導入部2aから遠い位置に配置されるよ
うに通気経路が屈曲した状態に設けられ、ブザー用通気
孔5の下側開口部5aの開口縁部51a、51bのう
ち、煙感知部の煙導入部に近い側51aとは反対側の位
置51bには、下向きに突出した防煙用の突片6が設け
られている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、家屋やビル等の天井に
設置され、主として火災警報用途に適用される煙感知器
に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、この種の煙感知器としては、例え
ば図11及び図12に示すように、煙感知部2や回路基
板3e等を収容したハウジングケース1E内に警報ブザ
ー4を組み込み、ハウジングケース1Eの下面部に突設
された煙感知部2の煙導入部2a内に一定量の煙が進入
したときには、前記警報ブザー4が鳴動するように構成
したものが提案されている。そして、このような煙感知
器では、警報ブザー4のブザー音が明瞭に聞こえるよう
に、ハウジングケース1Eの下面部には小孔状のブザー
用通気孔5eが複数設けられているのが通例である。
【0003】また、上記とは異なるタイプの煙感知器と
しては、例えば図13に示すように、ハウジングケース
32e内の回路基板36eにワイヤレス送信回路39e
を設け、煙感知部35eで煙の検出がなされたときに
は、外部の警報器(ワイヤレス受信機)に対して煙を検
出した旨の信号がワイヤレス送信されるように構成した
ものも提案されている。そして、このような煙感知器で
は、所謂タンパー機能を備えたものも開発されている。
即ち、このような煙感知器では、ハウジングケース32
eが取付ベース31eに対して適切に装着されて、ハウ
ジングケース32eの上面側へ突出状態に設けられてい
たタンパースイッチSeのスイッチ片38eが取付ベー
ス31eによって押圧された状態では所定のワイヤレス
信号は送信されないものの、ハウジングケース32eが
取付ベース31eから取り外されてスイッチ片38eの
押圧が解除されると、その時点でワイヤレス送信回路3
9eが動作し、ハウジングケース32eが取り外し状態
になっている旨の信号をワイヤレス出力するように構成
されている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】上記従来の図11及び
図12に示した煙感知器では、その設置使用時におい
て、例えば矢印Neに示すように、煙がブザー用通気孔
5eの開口位置近傍を通過してから煙感知部2の煙導入
部2aへ導入されるような方向に流れながら充満する際
には、それらの一部の煙がブザー用通気孔5eを通過し
てハウジングケース1E内に流入する現象が発生する。
また、ハウジングケース1E内に進入した煙は、ハウジ
ングケース1Eの合わせ目の隙間60や電源コード8の
引込口9等の各隙間からハウジングケース1Eの外部に
流出するから、前記ブザー用通気孔5eを通過してのハ
ウジングケース1E内への煙の流入現象は継続される。
ところが、このように、煙の一部が継続してハウジング
ケース1E内に流入したのでは、その流入した煙の分量
だけ煙感知部2の煙導入部2aに導入される煙の量が減
少することとなる。その結果、従来では、煙感知部2に
おける煙検出の感度が低下するという難点を生じてい
た。
【0005】一方、図13で示したタイプの煙感知器で
は、ハウジングケース32eを取付ベース31eから取
り外した際に、ハウジングケース32eの外部に突出し
た状態のスイッチ片38eを簡単に押圧することが可能
である。そして、このスイッチ片38eを押圧し、タン
パースイッチSeの接点を開にすると、ワイヤレス送信
回路39eからの所定のワイヤレス信号の出力が停止す
る。従って、ハウジングケース32eが取付ベース31
eから取り外されているにも拘わらず、その旨の信号出
力が不当に中断される虞れがあり、その信頼性において
難点があった。尚、図14は、従来のワイヤレス送信回
路39eとタンパースイッチSeとの接続状態を示す回
路図であり、従来では、タンパースイッチSeが開にな
ると、ワイヤレス送信回路39eへのタンパー入力が直
ちにオフとなる構成とされていた。
【0006】本発明は上記の点に鑑みて提案されたもの
で、その第1の目的は、一部の煙がハウジングケースに
設けられたブザー用通気孔からハウジングケース内に流
入することに原因して煙感知部の煙導入部に導入される
煙の量が減少することを防止し、煙検出の感度を高める
点にある。また、第2の目的としては、ハウジングケー
スが所定の位置から取り外されているにも拘わらず、そ
の旨を報知するワイヤレス信号の出力が不当に停止され
るような虞れを無くし、タンパー機能の信頼性を高める
点にある。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記第1の目的を達成す
るために提案された請求項1に記載の本発明に係る煙感
知器は、ハウジングケースの下面部に設けられたブザー
用通気孔は、ハウジングケースの内側に開口するその上
側開口部がハウジングケースの外側に開口する下側開口
部よりも煙感知部の煙導入部から遠い位置に配置される
ように通気経路が屈曲した状態に設けられていると共
に、ブザー用通気孔の下側開口部の開口縁部のうち、煙
感知部の煙導入部に近い側とは反対側の位置には、下向
きに突出した防煙用の突片が設けられている。
【0008】請求項2に記載の本発明に係る煙感知器
は、ブザー用通気孔の上方に位置するハウジングケース
の側壁部に、ハウジングケース内に煙を流入させるため
の煙流入用の通気孔が設けられている。
【0009】請求項3に記載の本発明に係る煙感知器
は、上記した請求項1に記載の構成の煙感知器におい
て、請求項2に記載の煙流入用の通気孔が設けられてい
る。
【0010】請求項4に記載の本発明に係る煙感知器
は、ハウジングケースの内面側に、ブザー用通気孔が設
けられた位置から警報ブザーに到るまでの一定領域の空
間部を仕切り形成するための筒状部が設けられている。
【0011】第2の目的を達成するための請求項5に記
載の本発明に係る煙感知器は、取付ベースに着脱自在に
装着するよう形成された煙感知部収容用のハウジングケ
ースと、このハウジングケースが取付ベースに取付けら
れたときに押圧されるスイッチ片を有し且つこのスイッ
チ片が押圧されたときにスイッチ接点が開となるノーマ
ルクローズタイプのタンパースイッチと、所定のタンパ
ー入力がなされているときにハウジングケースが取付ベ
ースから取り外された旨の所定の信号をワイヤレス信号
のかたちで出力するワイヤレス送信回路とを備えた煙感
知器であって、前記ワイヤレス送信回路とこのワイヤレ
ス送信回路にタンパー入力用の電力を供給するためのタ
ンパー入力用電源との相互間にサイリスタが設けられて
いると共に、このサイリスタのゲート電流の供給経路に
前記タンパースイッチが設けられ、このタンパースイッ
チが閉となったときにはサイリスタがオンとなって、タ
ンパー入力用電源からワイヤレス送信回路に対するタン
パー入力が維持されるように構成されている。
【0012】請求項6に記載の本発明に係る煙感知器
は、取付ベースに着脱自在に装着するよう形成された煙
感知部収容用のハウジングケースと、スイッチ片の押圧
及びその押圧解除によりスイッチ接点が開閉するタンパ
ースイッチと、このタンパースイッチのスイッチ片が押
圧されたときにハウジングケースが取付ベースから取り
外された旨の所定の信号をワイヤレス信号のかたちで出
力するワイヤレス送信回路とを備えた煙感知器であっ
て、前記タンパースイッチのスイッチ片は、ハウジング
ケースの外部へ突出しない状態にハウジングケース内に
設けられていると共に、前記取付ベースには、ハウジン
グケースが装着されたときにこのハウジングケースに設
けられた貫通孔に挿通して前記タンパースイッチのスイ
ッチ片を押圧するスイッチ押圧片が設けられている。
【0013】
【作用】上記構成を特徴とする請求項1記載の本発明に
係る煙感知器では、煙がブザー用通気孔の位置から煙感
知部の煙導入部へ向かう方向と同方向に沿って流れてく
る場合において、これらの煙の一部がブザー用通気孔内
へ直接流入することが防煙用の突片で阻止されることと
なる。煙がブザー用通気孔内へ流入するためには、防煙
用の突片を煙が超えた後にブザー用通気孔の下側開口部
側へ上昇する必要がある。また、ブザー用通気孔の下側
開口部へ進入した煙がハウジングケース内へ流入するた
めには、その煙がブザー用通気孔の屈曲状態の通気経路
を、上記の煙の流れ方向とは逆方向に流動してブザー用
通気孔の上側開口部まで到達する必要がある。従って、
ブザー用通気孔を通過してハウジングケース内に流入す
る煙の量はかなり減少することとなって、煙感知部の煙
導入部内へ導入される煙の量を増大させるたとができ、
煙検出の感度を高めることが可能となる。
【0014】請求項2に記載の本発明に係る煙感知器で
は、煙がブザー用通気孔の位置から煙感知部の煙導入部
へ向かう方向と同方向に沿って流れてくると、これらの
煙のうち一部の煙が、ブザー用通気孔の上方に位置する
ハウジングケースの側壁部に設けられた煙流入用の通気
孔を通過してハウジングケース内に積極的に流入され、
これによりハウジングケース内には煙が充満することと
なる。而して、このようにブザー用通気孔とは異なる位
置からハウジングケース内に煙が積極的に流入されて充
満した状態では、もはやブザー用通気孔を介してハウジ
ングケース内へ煙が流入することが抑制される。従っ
て、かかる場合であっても、煙感知部の煙導入部に導入
される煙の量がさほど減少されるようなことがなく、煙
検出の感度を高めることが可能となる。
【0015】請求項3に記載の本発明に係る煙感知器で
は、請求項1の構成と請求項2の構成とを組み合わせた
構成であるから、煙がブザー用通気孔を通過してハウジ
ングケース内に流入することが、防煙用の突片やブザー
用通気孔の屈曲形状等に基づく作用によって抑制される
と同時に、煙流入用の通気孔を通過した煙がハウジング
ケース内に充満することによっても抑制される。従っ
て、請求項1又は請求項2の何れか単独の場合よりも、
煙感知部の煙導入部に導入される煙の量の減少量を一層
少なくし、煙検出の感度を高めることができる。
【0016】請求項4に記載の本発明に係る煙感知器で
は、一部の煙がブザー用通気孔を通過しても、これらの
煙は筒状部内に形成された一定領域の空間部内で充満す
るに過ぎず、一定量以上の煙が引き続きブザー用通気孔
を通過して筒状部内の空間部内へ流入するようなことが
なくなる。従って、やはり請求項1乃至3の場合と同様
に、煙感知部の煙導入部内に導入される煙の量を多くで
き、煙検知の感度を高めることができる。
【0017】請求項5に記載の本発明に係る煙感知器で
は、取付ベースからハウジングケースを取り外すと、タ
ンパースイッチのスイッチ接点が閉となることによりサ
イリスタがオンとなり、タンパー入力用電源からワイヤ
レス送信回路に対してタンパー入力がなされ、これによ
りワイヤレス送信回路からは、ハウジングケースが取付
ベースから取り外された旨の所定の信号がワイヤレス出
力され、この信号を受信した受信機側ではその旨を判別
することができる。而して、上記のサイリスタを用いた
回路構成では、一度サイリスタがオンとなれば、タンパ
ー入力用電源が一定の保持電流値以上である限りワイヤ
レス送信回路にはタンパー入力が継続され、仮にタンパ
ースイッチが開となっても、それによってタンパー入力
が停止されるようなことはない。従って、ハウジングケ
ースを取付ベースから取り外した後に、タンパースイッ
チのスイッチ片が手等で押圧されても、ハウジングケー
スが取付ベースから取り外された旨のワイヤレス信号の
出力が不当に停止するようなことがなくなる。
【0018】請求項6に記載の本発明に係る煙感知器で
は、煙感知部を収容したハウジングケースを取付ベース
に装着したときには、取付ベースに設けられたスイッチ
押圧片がハウジングケースの貫通孔に挿通してタンパー
スイッチのスイッチ片を押圧した状態となり、この状態
ではワイヤレス送信回路からハウジングケースが取付ベ
ースから取り外された旨の所定の信号は出力されない。
次いで、ハウジングケースを取付ベースから取り外す
と、取付ベースのスイッチ押圧片によってなされていた
タンパースイッチのスイッチ片の押圧状態が解除される
から、この時点でワイヤレス送信回路からはハウジング
ケースが取付ベースから取り外された旨の所定の信号を
ワイヤレス出力することとなる。而して、かかるハウジ
ングケースを取り外した状態では、タンパースイッチの
スイッチ片はハウジングケースの外部へ突出せず、この
ハウジングケース内に収まった状態である。従って、作
業者がハウジングケースを取り外した後にその内部のス
イッチ片を押圧することは困難となり、ハウジングケー
スが取付ベースから取り外された旨の所定の信号がワイ
ヤレス送信回路から出力されることが不当に停止される
ようなことが回避される。
【0019】
【実施例】以下、本発明の実施例について図面を参照し
て説明する。 〔第1実施例(請求項1乃至3に対応)〕図1は本発明
に係る煙感知器Kの一実施例を示す断面図、図2はその
底面図である。この煙感知器Kは、ハウジングケース
1、このハウジングケース1内に収容され且つハウジン
グケース1の中央部下面側から煙導入部2aが突出した
状態に配備された煙感知部2、この煙感知部2に接続さ
れた回路基板3、この回路基板3に実装されてハウジン
グケース1内に収容された警報ブザー4等を具備してい
る。
【0020】上記のうち、ハウジングケース1は、天井
面等に取付けられるケース本体1aの下側にカバー体1
bを着脱自在に接合して構成されているが、下側のカバ
ー体1bの傾斜状に形成された下面部10のうち警報ブ
ザー4の直下の位置には、ブザー音が煙感知器Kの下方
の者によく聞こえるようにするためのブザー用通気孔5
が複数設けられている。これら各ブザー用通気孔5は、
同図のC部拡大図のように、その通気経路が屈曲した状
態に形成されている。そして、カバー体1bの内側に開
口する上側開口部5bが、カバー体1bの外側に開口す
る下側開口部5aよりもハウジングケース1の中心部に
配置された煙感知部2の煙導入部2aから遠ざかる位置
に配置されるように形成されている。また、各ブザー用
通気孔5の下側開口部5aの開口縁部のうち、煙導入部
2aに接近する側の開口縁部51aとは反対側に位置す
る開口縁部51bには、下向きに突出した防煙用の突片
6が設けられている。更に、ハウジングケース1のケー
ス本体1aでは、その略円筒状の周壁部11のうち、前
記ブザー用通気孔5の形成位置の上方の位置には、煙流
入用の通気孔7が複数開設されている。この煙流入用の
通気孔7は、ハウジングケース1内に積極的に煙を流入
させるための孔であるから単なる円又は長孔の開口形状
の貫通孔でよい。
【0021】煙感知部2は、網状部材等で囲まれて形成
された煙導入部2a内に煙の粒子が存在するか否かを判
断する機能を有するもので、その具体例としては、光電
式のものが適用される。この光電式のものは、発光素子
と受光素子とを有し、煙導入部2a内に煙の粒子が存在
しないときには、発光素子から投光された光が受光素子
では受光できないものの、煙導入部2a内に煙が存在す
ると、発光素子から投光された光が煙で乱反射されるこ
とによって受光素子が受光を行い、その受光レベルが一
定値以上になると所定の検知信号を出力するものであ
る。回路基板3は、かかる煙感知部2からの検知信号に
基づき警報ブザー4を鳴動させるもので、電力供給用等
の配線8が接続されている。
【0022】次に、上記構成の煙感知器Kの作用につい
て説明する。先ず、この煙感知器Kを家屋の天井面に取
付けて使用する状態において、家屋内に火災が発生し、
矢印Nの方向から煙が流れてくると、これらの煙のうち
煙導入部2aと略同じ高さレベルで進んでくる煙(図1
のN1の範囲の煙)が、ブザー用通気孔5の位置に到達
しても、このブザー用通気孔5の下側開口部5aの手前
側には防煙用の突片6が存在するために、矢印Nの進行
方向から見るとブザー用通気孔5の下側開口部5aは閉
塞された状態となり、前記煙が直接ブザー用通気孔5内
に進入することが回避され、このブザー用通気孔5内に
流入する煙の量を非常に少なくすることができる。ま
た、防煙用の突片6の位置を通過した煙のうち、一部の
煙は上昇してブザー用通気孔5内に進入するが、この煙
がハウジングケース1内に進入するためには、屈曲した
ブザー用通気孔5内を矢印Nの煙の進行方向とは逆方向
の矢印イ方向に流動する必要があるため、やはりハウジ
ングケース1内への煙の流入阻止が図れる。従って、上
記N1の範囲の煙がブザー用通気孔5を通過してハウジ
ングケース1内に流入する量はごく僅かであり、N1の
範囲の煙をハウジングケース1内へ流入させず、効率よ
く煙導入部2a側へ流動させることができる。
【0023】一方、矢印N方向に流れる煙のうち、上記
N1よりも上側の煙(図1のN2の範囲の煙)は、煙流
入用の通気孔7を通過し、ハウジングケース1内に流入
する。煙流入用の通気孔7は、上記したブザー用通気孔
5とは異なり、煙の流入を阻止するためのものではない
から、比較的多量の煙がこの煙流入用の通気孔7からハ
ウジングケース1内に流入し、ハウジングケース1内は
この煙が充満した状態となる。而して、かかる煙が充満
した状態では、N1の範囲の煙がブザー用通気孔5を通
過してハウジングケース1内へ一層流入し難い状態とな
る。その結果、煙導入部2aの近辺では煙の濃度が不当
に低くなるようなことがなく、煙導入部2a内には多量
の煙が効率よく導入されることにより、煙感知部2では
この煙を適切に検出することができ、感度の良好な煙感
知がなされ、警報ブザー4が鳴動することとなる。
【0024】〔第2実施例(請求項4に対応)〕図3は
本発明の第2実施例に係る煙感知器Kaを示す断面図で
ある(尚、第1実施例と同一部位は同一符号で示してい
る)。この煙感知器Kaは、ハウジングケース1Aの下
面部10Aに従来と同様な単なる貫通孔状のブザー用通
気孔5Aを開設したものであるが、このブザー用通気孔
5Aが開設された位置の下面部10Aの上面(内面)側
には、円筒状の筒状部12が設けられている。この筒状
部12の上端部には、図4に示すように、筒状部12の
上方に位置する警報ブザー4の下面に密接するゴム製等
のパッキン13が設けられている。これにより、警報ブ
ザー4の直下の筒状部12内の空間部14Aは、ハウジ
ングケース1A内に形成された他の空間部14Bとの間
では互いに空気が流通しない状態に仕切られている。
尚、筒状部12の先端部と警報ブザー4とを隙間の無い
又は隙間の少ない状態に相互に接触させ得る場合には、
上記のようなパッキン13は必ずしも必要ではない。
【0025】上記構成の煙感知器Kaでは、矢印Naに
示す方向に沿って煙が流れてきた場合に、これらのうち
の一部の煙がブザー用通気孔5Aから筒状部12内の空
間部14A内に流入する場合がある。ところが、この空
間部14A内に流入した煙がハウジングケース1A内の
他の空間部14B側に流出するようなことはないから、
この空間部14A内に一定量の煙が流入して、煙が充満
した状態になると、もはやそれ以上の量の煙がブザー用
通気孔5Aからこの空間部14A内に流入してくること
がなくなる。従って、矢印Na方向に流れる煙はやはり
高密度状態でブザー用通気孔5Aの下方を煙導入部2a
に向かって流れ、煙導入部2aには多量の煙が導入され
る。その結果、上記第1実施例の場合と同様に、煙感知
部2では、この煙を即座に検出し、警報ブザー4が鳴動
することとなる。
【0026】〔第3実施例(請求項5に対応)〕図5
は、本発明の第3実施例に係る煙感知器Kbを示す断面
図である。この煙感知器Kbは、天井面30にネジ止め
固定される取付ベース31に対してハウジングケース3
2を着脱自在としたもので、取付ベース31の係合用爪
31a及び係合用孔31bに対し、ハウジングケース3
2の孔部33及び係合用突片34が各々係脱自在であ
る。ハウジングケース32内には、ハウジングケース3
2の中央下部に煙導入部35aを突出させた状態の煙感
知部35や、タンパースイッチSを備えた回路基板36
等が収容されている。
【0027】上記のうち、タンパースイッチSは、ハウ
ジングケース32の上面部32aに設けられた開口部3
7に貫通してその上方側に突出した状態のスプリング状
のスイッチ片38を具備したもので、ハウジングケース
32が取付ベース31に適切に取付けられてこのスイッ
チ片38が取付ベース31との当接によって押下げられ
たときには、そのスイッチ接点が開となるノーマルクロ
ーズタイプのスイッチである。回路基板36は、煙感知
部35で煙を検出した旨の判断がなされたときに、その
旨の信号を外部に設置された警報機のワイヤレス受信機
(不図示)に対してワイヤレス送信させるためのワイヤ
レス送信回路39を備えている。但し、このワイヤレス
送信回路39は、煙感知の旨の信号のみならず、例えば
ハウジングケース32が取付ベース31から取り外され
る等して、スイッチ片38の押下げが解除されることに
よりタンパースイッチSの接点が閉になると、その時点
でこの煙感知器Kbが取り外された旨を報知するための
所定のワイヤレス信号をも出力するように構成されてい
る。かかるワイヤレス送信回路39とタンパースイッチ
Sとの接続状態の回路構成は、具体的には図6に示すよ
うな回路構成となっているが、このうち電源P1、P2
としては、ハウジングケース32内にセットされる電池
が適用される。
【0028】上記構成の煙感知器Kbでは、先ず図6に
示す回路構成において、この煙感知器Kbのハウジング
ケース32を未だ取付ベース31に取付けておらず、且
つ電源Pとしての電池をハウジングケース32内の所定
の位置へセットしていない状態では、タンパースイッチ
Sは閉となっている。かかる状態で、電池を投入し電源
Pをオンとすると、コンデンサC1、C2は充電される
ものの、抵抗R1は抵抗R2に対して充分に大きな抵抗
値であり、これによって前記の充電電圧は僅かとなり、
サイリスタSCRはオンしない。この状態で、ハウジン
グケース32を取付ベース31に取付けると、タンパー
スイッチSがオンし、そのスイッチ接点が開となるの
で、コンデンサC1は電源電圧が充電され、A点はH
(High)レベルとなる。またコンデンサC2は、抵抗R
2を通して完全に放電するから、B点では電圧値が0V
のL(Low)レベルとなる。
【0029】次いで、ハウジングケース32を取付ベー
ス31から取り外すと、タンパースイッチSがオフとな
りそのスイッチ接点が閉となるが、この瞬間B点のゲー
ト電流はHレベルとなってサイリスタSCRがオンとな
り、ワイヤレス送信回路39に対するタンパー入力がH
レベルとなる。これにより、ワイヤレス送信回路39
は、ハウジングケース32が取り外された旨の信号をワ
イヤレス出力する。而して、サイリスタSCRは、上記
の後、このサイリスタSCRに供給される電流が一定の
保持電流値以上である限り、タンパー入力のHレベル状
態を維持する。従って、取付ベース31からハウジング
ケース32が取り外された状態で、タンパースイッチS
のスイッチ片38が作業者の手で押下げられるようなこ
とがなされた場合であっても、ワイヤレス送信回路39
は所定のワイヤレス信号の出力を継続することとなり、
そのワイヤレス出力が不当に中止されるようなことが回
避される。また、上記煙感知器Kbの回路構成では、電
池投入を行っても、それだけではワイヤレス送信回路3
9に対してタンパー入力はなされないから、一層便利で
ある。図7は、上記した図6に示す回路の電流の変化状
態を示すタイムチャートである。
【0030】〔第4実施例(請求項6に対応)〕図8は
本発明の第4実施例に係る煙感知器Kcを示す断面図で
ある。この煙感知器Kcは、上記第3実施例と同様に、
天井面30に固定される取付ベース31Aに対してハウ
ジングケース32Aを着脱自在としたもので、煙感知部
35に接続された回路基板36Aには、スプリング状の
スイッチ片38Aを備えたタンパースイッチSaが設け
られている。但し、かかるタンパースイッチSaのスイ
ッチ片38Aは、図9に示すように、ハウジングケース
32Aの上面部32aよりも低い高さに設定されてい
る。一方、取付ベース31Aには、ハウジングケース3
2Aをこの取付ベース31Aに装着させた際に、ハウジ
ングケース32Aの上面部32aに設けられた開口部3
7Aに挿通してタンパースイッチSaのスイッチ片38
Aを押下げるように当接する下向き突起状のスイッチ押
圧片40が設けられている。このスイッチ押圧片40及
びハウジングケース32Aの開口部37Aの断面形状
は、例えば図10に示すような特殊な形状とされ、開口
部37A内に作業者の指或いはドライバー等の汎用工具
が挿入し難いものとされている。また、ワイヤレス送信
回路39AとタンパースイッチSaとの接続状態は、図
6で示した回路構成と同様でもよいが、これに限定され
ず、例えば図14で示した従来と同様な回路構成として
もよい。
【0031】上記構成の煙感知器Kcでは、先ず図8に
示すように、取付ベース31Aにハウジングケース32
Aを取付けた状態では、取付ベース31Aのスイッチ押
圧片40が、ハウジングケース32Aの開口部37Aに
挿通し、スイッチ片38Aを押下げるために、ノーマル
クローズタイプのタンパースイッチSaのスイッチ接点
は開となる。従って、かかる状態では、ワイヤレス送信
回路39Aにタンパー入力はなされず、ハウジングケー
ス32Aが取り外された旨のワイヤレス信号が不当に出
力されることはない。これに対し、図9に示すように、
取付ベース31Aからハウジングケース32Aを取り外
すと、スイッチ片38Aの押圧状態が解除され、タンパ
ースイッチSaのスイッチ接点は閉となる。従って、か
かる状態では、ワイヤレス送信回路39Aにタンパー入
力がなされ、ワイヤレス送信回路39Aからはハウジン
グケース32Aが取り外された旨のワイヤレス信号が適
切に出力される。
【0032】而して、上記のようにハウジングケース3
2Aが取り外された状態では、タンパースイッチSaの
スイッチ片38Aは、ハウジングケース32Aの外部に
突出した状態ではないから、これを手で押圧するような
ことは困難である。特に、開口部37Aが図10に示す
ように特殊な形状に形成され、その開口径が小径に形成
されていると、汎用の工具(例えば一般のドライバー)
を用いてスイッチ片38Aを押圧することも困難であ
り、スイッチ片38Aを押圧するためにはそれ専用の特
殊な工具が必要となる。従って、ハウジングケース32
Aが取付ベース31Aから取り外されているにも拘わら
ず、その旨を報知するための所定のワイヤレス信号の出
力が不当に停止されるようなことが適切に回避されるこ
ととなる。
【0033】
【発明の効果】以上の説明から理解されるように、請求
項1乃至4に記載の本発明に係る煙感知器によれば、煙
感知部の煙導入部に対して所定の方向から流れてくる煙
の一部がブザー用通気孔を通過してハウジングケース内
に継続して多量に流入することを防止し、これによって
煙感知部の煙導入部へ煙を高密度状態で導入させること
ができるので、煙検出感度を高めることができるという
効果が得られる。
【0034】請求項5及び6に記載の本発明に係る煙感
知器によれば、煙感知部を収容したハウジングケースが
取付ベースから取り外された状態では、タンパースイッ
チのスイッチ片を容易に押圧操作することができず、或
いはかかるスイッチ片の押圧の有無には左右されずにワ
イヤレス送信回路へのタンパー入力が継続されるため
に、ハウジングケースが取付ベースから取り外されてい
るにも拘わらず、その旨を報知するための所定のワイヤ
レス信号の出力が不当に停止されるようなことが適切に
回避され、煙感知器の使用・設置状態を正確に把握、判
断することができるという効果が得られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る煙感知器の一例を示す断面図。
【図2】図1に示す煙感知器の底面図。
【図3】本発明に係る煙感知器の他の例を示す断面図。
【図4】図3で示す煙感知器の要部拡大断面図。
【図5】本発明に係る煙感知器の他の例を示す断面図。
【図6】図5に示す煙感知器のワイヤレス送信回路とタ
ンパースイッチとの関連を示す回路図。
【図7】(a)〜(d)は図6に示す回路の信号のレベ
ル変化を示すタイムチャート。
【図8】本発明に係る煙感知器の他の例を示す断面図。
【図9】図8に示す煙感知器のハウジングケースを取付
ベースから取り外した状態を示す断面図。
【図10】図8のX−X線断面図。
【図11】従来の煙感知器の一例を示す断面図。
【図12】図11の煙感知器の底面図。
【図13】従来の煙感知器の他の例を示す断面図。
【図14】従来の煙感知器のワイヤレス送信回路とタン
パースイッチとの関連を示す回路図。
【符号の説明】
1,1A ハウジングケース 2 煙感知部 2a 煙導入部 3 回路基板 4 警報ブザー 5,5A ブザー用通気孔 5a 下側開口部 5b 上側開口部 6 防煙用の突片 7 煙流入用の通気孔 12 筒状部 14A 空間部 31,31A 取付ベース 32,32A ハウジングケース 35 煙感知部 35a 煙導入部 36,36A 回路基板 37,37A 開口部 38,38A スイッチ片 39,39A ワイヤレス送信回路 40 スイッチ押圧片 S,Sa タンパースイッチ K,Ka〜Kc 煙感知器
─────────────────────────────────────────────────────
【手続補正書】
【提出日】平成5年7月21日
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0006
【補正方法】変更
【補正内容】
【0006】本発明は上記の点に鑑みて提案されたもの
で、その第1の目的は、一部の煙がハウジングケースに
設けられたブザー用通気孔からハウジングケース内に流
入することに原因して煙感知部の煙導入部に導入される
煙の量が減少することを防止し、煙検出感度の低下を防
止する点にある。また、第2の目的としては、ハウジン
グケースが所定の位置から取り外されているにも拘わら
ず、その旨を報知するワイヤレス信号の出力が不当に停
止されるような虞れを無くし、タンパー機能の信頼性を
高める点にある。
【手続補正2】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0013
【補正方法】変更
【補正内容】
【0013】
【作用】上記構成を特徴とする請求項1記載の本発明に
係る煙感知器では、煙がブザー用通気孔の位置から煙感
知部の煙導入部へ向かう方向と同方向に沿って流れてく
る場合において、これらの煙の一部がブザー用通気孔内
へ直接流入することが防煙用の突片で阻止されることと
なる。煙がブザー用通気孔内へ流入するためには、防煙
用の突片を煙が超えた後にブザー用通気孔の下側開口部
側へ上昇する必要がある。また、ブザー用通気孔の下側
開口部へ進入した煙がハウジングケース内へ流入するた
めには、その煙がブザー用通気孔の屈曲状態の通気経路
を、上記の煙の流れ方向とは逆方向に流動してブザー用
通気孔の上側開口部まで到達する必要がある。従って、
ブザー用通気孔を通過してハウジングケース内に流入す
る煙の量はかなり減少することとなって、煙感知部の煙
導入部内へ導入される煙の量を増大させるたとができ、
煙検出感度の低下を防止することが可能となる。
【手続補正3】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0014
【補正方法】変更
【補正内容】
【0014】請求項2に記載の本発明に係る煙感知器で
は、煙がブザー用通気孔の位置から煙感知部の煙導入部
へ向かう方向と同方向に沿って流れてくると、これらの
煙のうち一部の煙が、ブザー用通気孔の上方に位置する
ハウジングケースの側壁部に設けられた煙流入用の通気
孔を通過してハウジングケース内に積極的に流入され、
これによりハウジングケース内には煙が充満することと
なる。而して、このようにブザー用通気孔とは異なる位
置からハウジングケース内に煙が積極的に流入されて充
満した状態では、もはやブザー用通気孔を介してハウジ
ングケース内へ煙が流入することが抑制される。従っ
て、かかる場合であっても、煙感知部の煙導入部に導入
される煙の量がさほど減少されるようなことがなく、
検出感度の低下を防止することが可能となる。
【手続補正4】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0015
【補正方法】変更
【補正内容】
【0015】請求項3に記載の本発明に係る煙感知器で
は、請求項1の構成と請求項2の構成とを組み合わせた
構成であるから、煙がブザー用通気孔を通過してハウジ
ングケース内に流入することが、防煙用の突片やブザー
用通気孔の屈曲形状等に基づく作用によって抑制される
と同時に、煙流入用の通気孔を通過した煙がハウジング
ケース内に充満することによっても抑制される。従っ
て、請求項1又は請求項2の何れか単独の場合よりも、
煙感知部の煙導入部に導入される煙の量の減少量を一層
少なくし、煙検出感度の低下を防止することができる。
【手続補正5】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0016
【補正方法】変更
【補正内容】
【0016】請求項4に記載の本発明に係る煙感知器で
は、一部の煙がブザー用通気孔を通過しても、これらの
煙は筒状部内に形成された一定領域の空間部内で充満す
るに過ぎず、一定量以上の煙が引き続きブザー用通気孔
を通過して筒状部内の空間部内へ流入するようなことが
なくなる。従って、やはり請求項1乃至3の場合と同様
に、煙感知部の煙導入部内に導入される煙の量を多くで
き、煙検知感度の低下を防止することができる。
【手続補正6】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0029
【補正方法】変更
【補正内容】
【0029】次いで、ハウジングケース32を取付ベー
ス31から取り外すと、タンパースイッチSがオフとな
りそのスイッチ接点が閉となるが、この瞬間B点のゲー
ト電圧はHレベルとなってサイリスタSCRがオンとな
り、ワイヤレス送信回路39に対するタンパー入力がH
レベルとなる。これにより、ワイヤレス送信回路39
は、ハウジングケース32が取り外された旨の信号をワ
イヤレス出力する。而して、サイリスタSCRは、上記
の後、このサイリスタSCRに供給される電流が一定の
保持電流値以上である限り、タンパー入力のHレベル状
態を維持する。従って、取付ベース31からハウジング
ケース32が取り外された状態で、タンパースイッチS
のスイッチ片38が作業者の手で押下げられるようなこ
とがなされた場合であっても、ワイヤレス送信回路39
は所定のワイヤレス信号の出力を継続することとなり、
そのワイヤレス出力が不当に中止されるようなことが回
避される。また、上記煙感知器Kbの回路構成では、電
池投入を行っても、それだけではワイヤレス送信回路3
9に対してタンパー入力はなされないから、一層便利で
ある。図7は、上記した図6に示す回路の電流の変化状
態を示すタイムチャートである。

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】ハウジングケースの下面側に煙感知部の煙
    導入部が設けられていると共に、前記ハウジングケース
    内に警報ブザーが設けられ、この警報ブザーの下方に位
    置するハウジングケースの下面部にはブザー用通気孔が
    設けられている煙感知器であって、 前記ブザー用通気孔は、ハウジングケースの内側に開口
    するその上側開口部がハウジングケースの外側に開口す
    る下側開口部よりも煙感知部の煙導入部から遠い位置に
    配置されるように通気経路が屈曲した状態に設けられて
    いると共に、 前記ブザー用通気孔の下側開口部の開口縁部のうち、煙
    感知部の煙導入部に近い側とは反対側の位置には、下向
    きに突出した防煙用の突片が設けられていることを特徴
    とする煙感知器。
  2. 【請求項2】ハウジングケースの下面側に煙感知部の煙
    導入部が設けられていると共に、前記ハウジングケース
    内には警報ブザーが設けられ、この警報ブザーの下方に
    位置するハウジングケースの下面部には、ブザー用通気
    孔が設けられている煙感知器であって、 前記ブザー用通気孔の上方に位置するハウジングケース
    の側壁部には、ハウジングケース内に煙を流入させるた
    めの煙流入用の通気孔が設けられていることを特徴とす
    る煙感知器。
  3. 【請求項3】請求項1に記載の煙感知器において、請求
    項2に記載の煙流入用の通気孔が設けられていることを
    特徴とする煙感知器。
  4. 【請求項4】ハウジングケースの下面側に煙感知部の煙
    導入部が設けられていると共に、前記ハウジングケース
    内には警報ブザーが設けられ、この警報ブザーの下方に
    位置するハウジングケースの下面部には、ブザー用通気
    孔が設けられている煙感知器であって、 前記ハウジングケースの内面側には、ブザー用通気孔が
    設けられた位置から警報ブザーに到るまでの一定領域の
    空間部を仕切り形成するための筒状部が設けられている
    ことを特徴とする煙感知器。
  5. 【請求項5】取付ベースに着脱自在に装着するよう形成
    された煙感知部収容用のハウジングケースと、このハウ
    ジングケースが取付ベースに取付けられたときに押圧さ
    れるスイッチ片を有し且つこのスイッチ片が押圧された
    ときにスイッチ接点が開となるノーマルクローズタイプ
    のタンパースイッチと、所定のタンパー入力がなされて
    いるときにハウジングケースが取付ベースから取り外さ
    れた旨の所定の信号をワイヤレス信号のかたちで出力す
    るワイヤレス送信回路とを備えた煙感知器であって、 前記ワイヤレス送信回路とこのワイヤレス送信回路にタ
    ンパー入力用の電力を供給するためのタンパー入力用電
    源との相互間にサイリスタが設けられていると共に、こ
    のサイリスタのゲート電流の供給経路に前記タンパース
    イッチが設けられ、 このタンパースイッチが閉となったときにはサイリスタ
    がオンとなって、タンパー入力用電源からワイヤレス送
    信回路に対するタンパー入力が維持されるように構成さ
    れていることを特徴とする煙感知器。
  6. 【請求項6】取付ベースに着脱自在に装着するよう形成
    された煙感知部収容用のハウジングケースと、スイッチ
    片の押圧及びその押圧解除によりスイッチ接点が開閉す
    るタンパースイッチと、このタンパースイッチのスイッ
    チ片が押圧されたときにハウジングケースが取付ベース
    から取り外された旨の所定の信号をワイヤレス信号のか
    たちで出力するワイヤレス送信回路とを備えた煙感知器
    であって、 前記タンパースイッチのスイッチ片は、ハウジングケー
    スの外部へ突出しない状態にハウジングケース内に設け
    られていると共に、 前記取付ベースには、ハウジングケースが装着されたと
    きにこのハウジングケースに設けられた貫通孔に挿通し
    て前記タンパースイッチのスイッチ片を押圧するスイッ
    チ押圧片が設けられていることを特徴とする煙感知器。
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Cited By (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2006040212A (ja) * 2004-07-30 2006-02-09 Hochiki Corp 警報器の音響構造
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JP2009217840A (ja) * 2009-05-21 2009-09-24 Hochiki Corp 警報器の音響構造
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CN114220239A (zh) * 2021-11-17 2022-03-22 国网辽宁省电力有限公司大连供电公司 一种基于区块链的电力物联网用安全预警装置及其方法

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