JPH06331640A - 流速分布測定装置 - Google Patents

流速分布測定装置

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JPH06331640A
JPH06331640A JP35732891A JP35732891A JPH06331640A JP H06331640 A JPH06331640 A JP H06331640A JP 35732891 A JP35732891 A JP 35732891A JP 35732891 A JP35732891 A JP 35732891A JP H06331640 A JPH06331640 A JP H06331640A
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JP
Japan
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gas
flow velocity
supply nozzle
gas supply
velocity distribution
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JP35732891A
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English (en)
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Hitoshi Nagaoka
仁 長岡
Akira Nishimura
晃 西村
Shoji Nakajima
昭二 中島
Ichiro Yamaguchi
一郎 山口
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Niigata Engineering Co Ltd
Original Assignee
Niigata Engineering Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 ガス供給ノズルのガス吹出口の長さ方向に沿
う位置に対して、均等に反応ガスが吹き出しているか否
かを測定し、この測定結果を基にしてガス供給ノズルに
よる反応ガスの吹き出しを調整できる流速分布測定装置
の提供を目的とする。 【構成】 X−Yプロッター42において、コントロー
ラ40から出力されたスライダ33の位置を示す位置デ
ータと、微風速計41から出力されたガス供給ノズル9
の流速を示す流速値データとに基づき、矢印X1−X2方
向に沿うガス供給ノズル9のガス吹出口9bの流速分布
を示すグラフを作製し、このグラフを参照してガス吹出
口9bのいずれの位置においても、被検出ガスの流速が
一定となるようにガス供給ノズル9のガス吹出口9bを
調整できる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、ラジカル(遊離基)反
応を利用して、機械的方法では切断が困難なセラミック
ス、ガラスなどを切断する精密切断装置に係り、この精
密切断装置に設けられたガス供給ノズルの流速分布測定
装置に関する。
【0002】
【従来の技術】近年、ラジカル反応を利用した精密加工
方法が提案されている(特開平1−125829号公
報)。このラジカル反応による精密加工方法は、反応ガ
スの雰囲気中に配した被加工物近傍で、放電又はレーザ
光励起により反応ガスを活性化させてラジカルを生成
し、該ラジカルと被加工物の構成原子又は分子とをラジ
カル反応させて被加工物を加工するものである。
【0003】そして、上記の公開公報には、加工方法の
一例として、ワイヤ供給用ボビンに巻かれたワイヤ電極
をワイヤ引取りボビンに巻き取りながら該ワイヤ電極に
電圧を印加し、ワイヤ電極と被切断物間に放電を発生さ
せて反応ガスを活性化させ、該反応ガスによりラジカル
を生成して該ラジカルと被切断物の構成原子又は分子と
をラジカル反応させ、被切断物をワイヤ電極に対して該
ワイヤ電極を横切る方向に相対的に移動させて被切断物
を切断するラジカル反応による精密切断方法が開示され
ている。
【0004】他方、本出願人は、このようなラジカル反
応を利用したラジカル反応による精密切断装置(特願平
3−320736号(平成3年12月9日出願))を提
供している。これらラジカル反応による精密切断装置
は、ワイヤ電極の放電により切断された被切断物の切断
溝に対して、反応ガスを供給するガス供給ノズルを具備
するものであって、このような反応ガスの供給により、
ラジカル反応の反応速度が低下することを防止してい
る。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】ところで、本出願人が
出願したラジカル反応による精密切断装置では、ワイヤ
電極の長さ方向に沿って形成された切断溝の各位置に対
して、被切断物の切断にむらが生じることを防止するた
めに、反応ガスを均等に供給することが望ましく、これ
により、切断溝の長さ方向に沿う各位置に対して、反応
ガスが均等に供給されているか否かを測定する測定装置
の提供が望まれていた。
【0006】この発明は、上記の事情に鑑みてなされた
ものであって、長尺なガス吹出口を有するガス供給ノズ
ルの長さ方向に沿う位置に対して、均等に反応ガスが吹
き出しているか否かを測定し、この測定結果を基にして
ガス供給ノズルによる反応ガスの吹き出しを調整できる
気体の流速分布測定装置の提供を目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
めに、本発明は、ガス供給ノズルに設けられた一定の長
さを有するガス吹出口から吹き出すガスの流速分布を測
定する流速分布測定装置であって、ガス供給ノズルを保
持して、該ガス供給ノズルの吹出口から被測定ガスを吹
き出させる供給ノズル保持手段と、この供給ノズル保持
手段によりガス供給ノズルを保持した状態で、該ガス供
給ノズルのガス吹出口から吹き出されるガスの流速分布
を測定する流速分布測定手段とを有し、この流速分布測
定手段を、ガスの流速を測定するためのセンサを有し、
このセンサをガス供給ノズルのガス吹出口の長さ方向に
沿って移動させるセンサ移動部と、このセンサ移動部に
よるセンサの移動量と、前記センサにより検出されたガ
スの流速とに基づき、ガス吹出口の長さ方向に沿う流速
分布を測定する測定部とから構成するようにしている。
【0008】
【作用】本発明によれば、ガスの流速を測定するための
センサを、ガス供給ノズルのガス吹出口の長さ方向に沿
って移動させるようにし、このときのセンサの移動量
と、該センサにより検出されたガスの流速とに基づき、
ガス吹出口の長さ方向に沿う流速分布が測定できるの
で、この流速分布を参照して、長さ方向に沿ういずれの
位置においても、ガスの流速が一定となるようにガス供
給ノズルを調整することができる。
【0009】
【実施例】まず、本発明に係わる流速分布測定装置を説
明する前に、流速分布の測定対象となるガス供給ノズル
が設けられた「ラジカル反応による精密切断装置」につ
いて図1及び図2を参照して説明する。まず、図1にお
いて符号1で示すフレームには三つのチャンバCa,C
b,Ccが設けられており、これらチャンバCa,C
b,Ccの中の第1のチャンバCaにはワイヤ電極Wの
供給機構2が、また中央の第2のチャンバCbには被切
断物Mの切断機構3が、更に第3のチャンバCcにはワ
イヤ電極Wの引取り機構4がそれぞれ設けられている。
【0010】ワイヤ電極Wの供給機構2は、被切断物M
を切断するためのワイヤ電極Wが巻かれているワイヤ供
給用ボビン5と、ワイヤ電極Wを支持するワイヤ支持ロ
ーラ6とを有し、ワイヤ供給用ボビン5には、ワイヤ電
極Wの引き出し時にワイヤWの弛みを防止して、該ワイ
ヤ電極Wの張力を一定に保つためのブレーキ機構(図示
略)が設けられている。
【0011】切断機構3は、被切断物Mを保持した状態
で上下方向に移動可能に支持する上昇駆動機構7と、こ
の上昇駆動機構7の両側に設けられて、ワイヤ電極Wに
対して電圧を印加するための一対の給電ブラシ8と、ワ
イヤ電極Wによる被切断物Mの切断箇所に対して反応ガ
スを供給するガス供給ノズル9と、チャンバCaとCb
との間、及びチャンバCbとCcとの間に位置するワイ
ヤ電極Wの挿通箇所に設けられて、各チャンバCa,C
b,Cc間の気密状態を保持するシール部材10とを有
するものである。また、この切断機構3には、図示しな
い複数のローラが設けられており、これらローラによっ
てチャンバCb内のワイヤ電極Wが水平状態に保持され
るようになっている。
【0012】また、前記上昇駆動機構7は、被切断物M
を保持する保持板11と、この保持板11を水平に支持
するロッド12と、該ロッド12を上下方向に移動させ
る上下用サーボモータ(図示略)を備えたギア機構13
とから構成されたものであり、このギア機構13によ
り、ロッド12を介して保持板11上の被切断物Mを上
下方向に移動させるようにしている。また、フレーム1
におけるロッド12の貫通箇所にはチャンバCb内を気
密状態に保持するためのベローズ(図示略)が設けられ
ている。
【0013】被切断物Mの切断箇所に対して反応ガスを
供給するガス供給ノズル9は、ノズル固定治具14を介
在させて、ワイヤ電極Wの長さ方向に沿うようにフレー
ム1に水平に固定されている。また、ガス供給ノズル9
は、ラジカル反応で被切断物Mに形成される切断溝Ma
の溝幅よりも薄く形成され、その内部に、反応ガスを供
給する給気孔9aが設けられた構造となっている。この
給気孔9aの末端部には、一定の長さに亙って反応ガス
を吹き出す長尺なガス吹出口9bが形成されている。ま
た、このガス供給ノズル9の近傍には、ラジカル反応に
より生成された反応生成物を吸引する吸引孔が設けられ
ているが、図面には省略されている。
【0014】次に、上記チャンバCc内に設けられてい
るワイヤ電極Wの引取り機構4について説明する。この
引取り機構4は、ワイヤ電極Wを支持するワイヤ支持ロ
ーラ15と、該ワイヤ電極Wを巻き取るためのワイヤ引
取用ボビン16と、このワイヤ引取用ボビン16を駆動
するためのワイヤ走行用駆動モータ(図示略)とから構
成されたものであって、このワイヤ走行用駆動モータに
より、ワイヤ引取用ボビン16、ワイヤ支持ローラ15
を介してワイヤ電極Wを引き取るようにしている。な
お、本実施例では、ワイヤ電極Wの供給機構2及び引取
り機構4によりワイヤ電極Wを走行させる走行ワイヤ方
式を採用しており、この方式では、チャンバCb内にお
いて、ワイヤ走行速度を制御することにより、ワイヤ電
極Wがプラズマ雰囲気中に位置する時間を制御すること
ができ、これによりプラズマ雰囲気下に長時間位置する
ことによるワイヤ電極Wの損傷を防止できるものであ
る。
【0015】次に、上記のように構成された本発明に係
るラジカル反応による精密切断装置の作用を説明する。
ワイヤ引取用ボビン16を回転駆動し、ワイヤ供給用ボ
ビン5に巻かれたワイヤ電極Wをワイヤ引取用ボビン1
6に引き取りながら、図2に示すようにガス供給ノズル
9の給気孔9aを通じてガス吹出口9bから反応ガスを
供給する。そして、ガス吹出口9bから吹き出された反
応ガスは、切断溝Maの溝底Mbに沿って流通し、この
ときワイヤ電極Wの放電により反応ガスがプラズマ状態
となって活性化し、これによって反応ガスからラジカル
が生成され、該ラジカルと被加工物の構成原子又は分子
とがラジカル反応する。その結果、被切断物の構成原子
又は分子が反応した箇所が切断箇所となって、該被切断
物が加工されることになる。そして、この後、ラジカル
反応により生じた反応生成物と余剰反応ガスとは、図示
しない吸引孔から吸引されて外部に排出される。
【0016】また、被切断物Mの切断の進行に従って上
下駆動機構7の上下用サーボモータを作動させ、被切断
物Mを上昇させ、これによって、ワイヤ電極Wを被切断
物Mの切断溝Maの溝底M付近に常時位置させるように
している。
【0017】次に、図1及び図2に示したガス供給ノズ
ル9の流速分布を測定するための流速分布測定装置につ
いて、図3〜図5を参照して説明する。図3に符号20
で示すものは架台であり、この架台20には、被測定物
であるガス供給ノズル9が取り付けられる供給ノズル保
持手段21と、供給ノズル保持手段21に取り付けられ
たガス供給ノズル9の長さ方向に沿う流速を測定する流
速分布測定手段22とがそれぞれ設けられている。供給
ノズル保持手段21は、架台20の立設部20Aに水平
に固定されたレール23と、該レール23にスライド自
在に設けられた2個のスライドブロック24(図面では
1個のみ記載)と、これらスライドブロック24に固定
されたガス供給部25と、このガス供給部25との間に
ガス供給ノズル9を固定する蓋体26とを有するもので
あって、この蓋体26には、ガス供給部25との間にガ
ス供給ノズル9を介在させた状態で固定するねじ27が
取り付けられる。また、前記ガス供給部25には、ガス
供給ノズル9に対して被測定ガス(空気、酸素、窒素
等)を供給するためのガス供給口25Aが設けられてい
る。
【0018】一方、前記ガス供給部25の端部は、ノズ
ル引張り用板28を間に介在させて、締結部材29によ
り架台20に固定されている。この締結部材29はボル
ト29Aとナット29Bとからなるものであり、この締
結部材29を締めることによって、ノズル引張り用板2
8を介してガス供給部25が矢印X1−X2方向に引っ張
られ、これにより、該ガス供給部25に固定された一対
のスライドブロック24が相対変位して、該ガス供給部
25と蓋体26との間に固定されたガス供給ノズル9に
張力を与えるようにしている。その結果、該ガス供給ノ
ズル9が反ることを防止し、該ガス供給ノズル9に直線
性を持たせることができる。
【0019】そして、このように構成された供給ノズル
保持手段21では、ガス供給口25Aを通じて被測定ガ
スがガス供給ノズル9に供給され、かつこのガス供給ノ
ズル9の供給孔9a内で該被測定ガスが加圧される。こ
れによって、該被測定ガスが、ガス供給ノズル9のガス
吹出口9bから外部に吹き出し、このとき吹き出した被
測定ガスの流速が後述するセンサSにより測定される。
なお、この供給ノズル保持手段21では、ねじ27の締
め付けにより、ガス供給部25とガス供給ノズル9との
間、蓋体26とガス供給ノズル9との間に気密を形成す
るようにしたが、これに加えて、これらガス供給部25
とガス供給ノズル9との間、蓋体26とガス供給ノズル
9との間にパッキン等を介在させても良い。
【0020】一方、前記流速分布測定手段22は、ガス
の流速を測定するためのセンサS(後述する)を有し、
このセンサSをガス供給ノズル9のガス吹出口9bの長
さ方向に沿って移動させるセンサ移動部30と、このセ
ンサ移動部30によるセンサSの移動量と、前記センサ
により検出されたガスの流速とに基づき、ガス吹出口の
長さ方向に沿う流速分布を測定する測定部31とから構
成される。
【0021】まず、センサ移動部30について説明す
る。図3及び図4に符号32で示すものは、架台2に対
してレール23と平行な位置関係に設けられたスケール
であり、このスケール32には矢印X1−X2方向に沿っ
て移動自在にスライダ33が設けられている。このスラ
イダ33は、コントローラ40(後述する)から出力さ
れる駆動信号により動作されるリニアパルスモータ33
Aを備えるものであり、このリニアパルスモータ33A
の駆動により、矢印X1−X2方向に移動されるようにな
っている。また、このスライダ33の上部には、取付板
34を介在させて締結部材35によってプローブ36が
取り付けられ、このプローブ36の先端には、ガス供給
ノズル9から吹き出す被測定ガスの流速を測定するセン
サSが取り付けられている。また、このセンサSにより
検出された検出データは微風速計41に供給されて数値
化されるようになっている。
【0022】次に、センサSの検出結果から流速分布を
作製するための測定部31について説明する。この測定
部31は、図5に示すようにコントローラ40と、微風
速計41、X−Yプロッター42とから構成され、これ
ら構成要素と、センサS、スライダ33のパルスモータ
33Aとは信号線43〜46により接続されている。コ
ントローラ40は、スライダ33を特定の位置、方向に
移動させるための駆動信号をスライダ33のパルスモー
タ33Aに出力するとともに、この駆動信号により動作
されるスライダ33の位置データをX−Yプロッター4
2に出力するものである。
【0023】微風速計41は、センサSの検出データに
基づきガス供給ノズル9から吹き出す被測定ガスの流速
値を計算し、この流速値を流速値データとしてX−Yプ
ロッタ42に出力するものである。X−Yプロッター4
2は、コントローラ40から出力されたスライダ33の
位置を示す位置データと、微風速計41から出力された
ガス供給ノズル9の流速を示す流速値データとに基づ
き、矢印X1−X2方向に沿うガス供給ノズル9のガス吹
出口9bの流速分布を表すグラフを作製するものであ
る。そして、このX−Yプロッター42により作製され
たグラフとしては、例えば図6(a)に示すようなもの
がある。
【0024】次に、図5を参照して、供給ノズル保持手
段21に保持されたガス供給ノズル9に対して被測定ガ
スを供給するための被測定ガス供給手段50について説
明する。この被測定ガス供給手段50は、空気等の被測
定ガスを供給するコンプレッサ又は酸素、窒素等の被測
定ガスを供給するボンベ等からなる被測定ガス供給源5
1と、この被測定ガス供給源51から供給される被測定
ガスの流量が一定となるように調整するレギュレータ5
2と、該レギュレータ52から送り出される被測定ガス
の流量を測定する流量計53とを有するものであって、
流量計53を経た被測定ガスはガス供給部25のガス供
給口25Aに供給されるようになっている。また、これ
ら被測定ガス供給源51と、レギュレータ52と、流量
計53と、ガス供給部25のガス供給口25Aとの間は
配管54〜56によりそれぞれ接続されており、前記流
量計53とガス供給口25Aとを接続する配管の途中に
は、ガス供給ノズル9内の圧力を測定するための圧力計
57が設けられている。
【0025】そして、このように構成された被測定ガス
供給手段50では、流量計53の計測値を参照しなが
ら、被測定ガスの流量が常時一定となるようにレギュレ
ータ52を調整させることができ、一方、圧力計57を
参照することにより、圧力の低下を検出した場合に、例
えばネジ27を再調整すること等を行い、ガス供給部2
5とガス供給ノズル9との間、蓋体26とガス供給ノズ
ル9との間に完全に気密が形成されるように調整するこ
とができる。すなわち、圧力計57の検出値を参照する
ことにより、ガス供給ノズル9内の圧力損失を検出する
ことが可能となる。
【0026】そして、以上のように構成された流速分布
測定装置では、X−Yプロッター42において、コント
ローラ40から出力されたスライダ33の位置を示す位
置データと、微風速計41から出力されたガス供給ノズ
ル9の流速を示す流速値データとに基づき、矢印X1−
X2方向に沿うガス供給ノズル9のガス吹出口9bの流
速分布を示すグラフを作製することができるので、この
グラフを参照してガス吹出口9bのいずれの位置におい
ても、被検出ガスの流速が一定となるようにガス供給ノ
ズル9のガス吹出口9bを調整することができる。な
お、ガス吹出口9bの各位置において被検出ガスの流速
を一定とするようなガス吹出口9bの調整手段として
は、具体的には図6(b)に示すように、給気孔9a内
にガイド55、溝、凹凸を設ける等がある。
【0027】
【発明の効果】以上説明したように本発明の流速分布測
定装置では、ガスの流速を測定するためのセンサを、ガ
ス供給ノズルのガス吹出口の長さ方向に沿って移動させ
るようにし、このときのセンサの移動量と、該センサに
より検出されたガスの流速とに基づき、ガス吹出口の長
さ方向に沿う流速分布が測定できるので、この流速分布
を参照して、長さ方向に沿ういずれの位置においても、
ガスの流速が一定となるようにガス供給ノズルを調整す
ることができ、その結果、このように流速が調整された
ガス供給ノズルを用いて、精密切断装置のラジカル反応
を、ガス供給ノズルのいずれの位置においても安定させ
て行わせることができ、該精密切断装置を安定して動作
させることができる効果が得られるものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】 ラジカル反応による精密切断装置の一実施例
を示す正断面図。
【図2】 ワイヤ電極とガス供給ノズル、及び被切断物
の関係を示す側面図。
【図3】 本発明に係わる流速分布測定装置の正断面
図。
【図4】 図3を矢印IVから視た図。
【図5】 流速分布測定装置の測定部31、被測定ガス
供給手段50を示す図。
【図6】 (a)はガス供給ノズルの長さ方向に沿う位
置と流速分布との関係を示す図、(b)は流速分布の改
善例を示す図。
【符号の説明】
9 ガス供給ノズル 9b ガス吹出口 21 供給ノズル保持手段 22 流速分布測定手段 30 センサ移動部 31 測定部 S センサ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 山口 一郎 神奈川県横浜市磯子区新磯子町27番地 株 式会社新潟鉄工所制御技術部内

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ガス供給ノズルに設けられた一定の長さ
    を有するガス吹出口から吹き出すガスの流速分布を測定
    する流速分布測定装置であって、 ガス供給ノズルを保持して、該ガス供給ノズルの吹出口
    から被測定ガスを吹き出させる供給ノズル保持手段と、 この供給ノズル保持手段によりガス供給ノズルを保持し
    た状態で、該ガス供給ノズルのガス吹出口から吹き出さ
    れるガスの流速分布を測定する流速分布測定手段とを有
    し、 この流速分布測定手段は、 ガスの流速を測定するためのセンサを有し、このセンサ
    をガス供給ノズルのガス吹出口の長さ方向に沿って移動
    させるセンサ移動部と、 このセンサ移動部によるセンサの移動量と、前記センサ
    により検出されたガスの流速とに基づき、ガス吹出口の
    長さ方向に沿う流速分布を測定する測定部とから構成さ
    れていることを特徴とする流速分布測定装置。
JP35732891A 1991-12-25 1991-12-25 流速分布測定装置 Pending JPH06331640A (ja)

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Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS61167502A (ja) * 1985-12-27 1986-07-29 株式会社名南製作所 ベニヤレースに於けるカール止装置の使用法
JPS61174455A (ja) * 1985-01-29 1986-08-06 日産テクシス株式会社 空気噴射式織機における噴射気流の流速分布検出装置

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