JPH06331572A - 焼結原料密度計および密度測定方法 - Google Patents

焼結原料密度計および密度測定方法

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JPH06331572A
JPH06331572A JP5141238A JP14123893A JPH06331572A JP H06331572 A JPH06331572 A JP H06331572A JP 5141238 A JP5141238 A JP 5141238A JP 14123893 A JP14123893 A JP 14123893A JP H06331572 A JPH06331572 A JP H06331572A
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JP
Japan
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raw material
density
sintering raw
sintered raw
gamma ray
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Pending
Application number
JP5141238A
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English (en)
Inventor
Yoshiyuki Shirakawa
芳幸 白川
Eiichi Shimozawa
栄一 下澤
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Nippon Steel Corp
Original Assignee
Nippon Steel Corp
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Publication date
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Publication of JPH06331572A publication Critical patent/JPH06331572A/ja
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  • Analysing Materials By The Use Of Radiation (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 パレット上に装入された焼結原料の表層部の
密度を、焼結原料に接触しないで測定する。 【構成】 1個のガンマ線源2と、遮蔽3と、それぞれ
異なる位置に配置した2台のガンマ線検出器4、5とを
有する焼結原料密度計1を焼結原料の表層部7から適当
な距離に設置する。焼結原料密度計1から焼結原料の表
層部7へガンマ線6を照射し、表層部7で散乱されたガ
ンマ線8を2台のガンマ線検出器4、5で一定時間計数
する。その計数を入力とし、表層部の密度および密度計
から表層部までの距離を未知数とする連立方程式を解
く。 【効果】 パレット上の焼結原料の層厚が変動しても焼
結原料の密度を測定できる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、焼結機のパレット上に
装入された焼結原料の密度測定用の密度計、および密度
測定方法に関する。
【0002】
【従来の技術】焼結機のパレット上に焼結原料を装入す
る際、表層密度を適切に調整することは、歩留りの向
上、品質の向上、通気性の向上を図る上で重要である。
特開平1−167641号公報には、1個のガンマ線
源、遮蔽および1台のガンマ線検出器を内蔵した細長い
鋼製のプローブを必要な数だけ装入直後の焼結原料の流
れの方向から差し込み、焼結原料に接触させて密度測定
する焼結原料密度測定方法が記載されている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】上記方法により焼結原
料の表層部の密度を幅方向に測定する際、挿入式の上記
プローブでは幅方向に移動できないので、多数のプロー
ブを測定点にあらかじめ挿入しておく必要があり、経済
性が悪い。また、上記プローブの回りには厚さで約5c
mの焼結原料が必要であるが、上層部においてはこの条
件を常に満足することは難しい。さらに、上記プローブ
は焼結原料と接触しているため磨耗が避けられず、定期
的に交換する必要が生じる。
【0004】上記問題を解決するためには、密度計を焼
結原料と非接触化し、幅方向にスキャンさせることが最
も優れている。ところが、密度計を非接触化すると原料
層厚が変動した場合には密度計と焼結原料表面との距離
などの幾何学的条件が変化し、密度測定は大きな誤差を
含んでしまい、使用に耐えないものとなる。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明は前記問題点を解
決するものであって、本発明の焼結原料密度計は、パレ
ット上に装入された焼結原料の表層部の密度を測定する
焼結原料密度計において、1個のガンマ線源と遮蔽とそ
れぞれ異なる位置に配置した2台のガンマ線検出器とを
有する焼結原料密度計であり、本発明の焼結原料密度測
定方法は、前記焼結原料密度計を焼結原料の表層部から
適当な距離に設置し、該焼結原料密度計から焼結原料の
表層部へガンマ線を照射し、表層部で散乱されたガンマ
線を2台のガンマ線検出器で一定時間計数し、該計数を
入力とし、表層部の密度および密度計から表層部までの
距離を未知数とする連立方程式を解く焼結原料密度測定
方法である。
【0006】
【作用】図1は本発明の実施例を示す。焼結原料密度計
1は3.7MBqのセシウム137を有するガンマ線源
2、タングステンと鉛を材料とする遮蔽3、線源から1
4cm離れた位置に設置したビスマスジャーマネイドの
結晶をもつガンマ線検出器であるn検出器4、19cm
離れた位置に設置したガンマ線検出器であるf検出器5
よりなる。
【0007】ガンマ線源2より照射されたガンマ線6は
焼結原料の表層部7で散乱され、散乱ガンマ線8とな
る。散乱ガンマ線8はn検出器4とf検出器5で60秒
間計数される。二つの計数は演算装置9に伝送される。
【0008】散乱ガンマ線8の計数と密度の関係、散乱
ガンマ線8の計数と距離の関係は、理論研究、コンピュ
ータシミュレーション、および実験によって、指数関数
と三角関数を含む複雑な挙動を示すことが見出された
が、焼結原料の密度が1.5〜2.0g/cm3 、密度
計と焼結原料表面との距離が8〜10cmの範囲で密
度、距離が変化する場合には近似でき、数1の2次形式
の数式で表現できる。
【0009】
【数1】I=k1 ρH+k2 ρ+k3 H+k4
【0010】ここでIは散乱ガンマ線の計数、ρは密
度、Hは距離、k1-4 は係数である。
【0011】そこで、n検出器4から得られた計数をI
n 、f検出器5から得られた計数をIf とし、上記の数
式を二つ求めると、数2となる。なお、k1n〜k4n、k
1f〜k4fは係数である。
【0012】
【数2】In =k1nρH+k2nρ+k3nH+k4nf =k1fρH+k2fρ+k3fH+k4f
【0013】上記数式を整理して行列表現すると、数3
が得られる。
【0014】
【数3】
【0015】添字nをもつ係数と添字fをもつ係数が比
例関係になければ二つの数式は独立であり、必ずρ、H
が求められる。したがって層厚が変動し、結果として距
離Hが変化しても、その影響は本質的に存在せず、ρが
求められる。そして密度値はプロセスコンピュータ10
に送られ、サブゲートによる密度制御が可能となる。
【0016】
【実施例】ここで、演算装置9の中に記憶される具体的
数値を示し、さらに実験結果により本密度計、密度測定
方法の性能を明らかにする。
【0017】数4の行列を用い、サンプルテストを実施
した。一例を示すと、真値1.777g/cm3 のサン
プルに対し、8cmの位置で密度計の演算出力は1.7
74g/cm3 、7.99cm、9cmの位置で密度計
の演算出力は1.775g/cm3 、8.92cmであ
り、10cmの位置で密度計の演算出力は1.776g
/cm3 、9.99cmとなり、距離が変動する環境で
も高性能を示した。一方、距離8cmの位置での検量線
をもつ従来の密度計は、距離8cmのとき1.776g
/cm3 を出力するが、距離9cmのときには1.47
4g/cm3 、距離10cmのとき1.171g/cm
3 の値となり、全く使用に耐えない。これによって本密
度計、密度測定方法の優位性が実証された。
【0018】
【数4】
【0019】図2に実際の使用方法を示す。装入ホッパ
ー11内の焼結原料12はドラムフィーダ14で切り出
される。その切り出される量はサブゲート13で調整さ
れる。焼結原料12はシュート15を滑り落ち、パレッ
ト16に積み付けられる。移動する途中で焼結原料12
は再びシュート15で下方向へ圧縮される。この圧縮の
強さはサブゲート13で調整される。同時に層厚17も
サブゲート13で調整される。ところが調整の精度は1
〜2cm程度あり、この層厚変化が密度計と焼結原料の
表面との距離18を変動させる。焼結原料密度計1は層
厚設定値から上方8cmに設置される。そして幅方向移
動装置19によって幅方向に移動しながら密度測定をお
こなう。この測定値をもとにサブゲート13を制御すれ
ば密度を調整できるのである。
【0020】
【発明の効果】本発明によって非接触で、かつ層厚変動
のもとでも表層部の幅方向の密度測定が可能となり、そ
の結果、密度制御によって歩留り向上、品質向上、通気
性向上、さらに整備性向上が図られる。特に焼結設備は
大量生産設備であるため、大きな経済効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例を示す図である。
【図2】本発明の使用方法を示す図である。
【符号の説明】
1 焼結原料密度計 2 ガンマ線源 3 遮蔽 4 n検出器 5 f検出器 6 ガンマ線 7 焼結原料の表層部 8 散乱ガンマ線 9 演算装置 10 プロセスコンピュータ 11 装入ホッパー 12 焼結原料 13 サブゲート 14 ドラムフィーダ 15 シュート 16 パレット 17 層厚 18 距離 19 幅方向移動装置

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 パレット上に装入された焼結原料の表層
    部の密度を測定する焼結原料密度計において、1個のガ
    ンマ線源と遮蔽とそれぞれ異なる位置に配置した2台の
    ガンマ線検出器とを有する焼結原料密度計。
  2. 【請求項2】 請求項1記載の焼結原料密度計を焼結原
    料の表層部から適当な距離に設置し、該焼結原料密度計
    から焼結原料の表層部へガンマ線を照射し、表層部で散
    乱されたガンマ線を2台のガンマ線検出器で一定時間計
    数し、該計数を入力とし、表層部の密度および密度計か
    ら表層部までの距離を未知数とする連立方程式を解く焼
    結原料密度測定方法。
JP5141238A 1993-05-21 1993-05-21 焼結原料密度計および密度測定方法 Pending JPH06331572A (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2008139302A (ja) * 2006-11-13 2008-06-19 Thermo Fisher Scientific Inc ガンマ後方散乱による密度測定
KR101108285B1 (ko) * 2009-09-25 2012-01-31 한국생산기술연구원 가변 압력하에서의 소결밀도 실시간 모니터링 방법

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Effective date: 19990629