JPH06331102A - 貫流ボイラ - Google Patents
貫流ボイラInfo
- Publication number
- JPH06331102A JPH06331102A JP12146693A JP12146693A JPH06331102A JP H06331102 A JPH06331102 A JP H06331102A JP 12146693 A JP12146693 A JP 12146693A JP 12146693 A JP12146693 A JP 12146693A JP H06331102 A JPH06331102 A JP H06331102A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- gas passage
- boiler
- evaporation
- pipe
- gas
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
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- Heat-Exchange Devices With Radiators And Conduit Assemblies (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 燃焼ガスの流れを合理的にして、各蒸発管の
伝熱量を容易に均一化でき、小型で高い伝熱効率を得る
ことができる貫流ボイラを提供する。 【構成】 上部管寄13と下部管寄14を有する容器1
内の前記上部管寄13と下部管寄14との間に、多数の
蒸発管15を配設して蒸発管群16を構成し、蒸発管群
16に蒸発管15と交叉する方向に燃焼ガス9を流すよ
うにしてある貫流ボイラであって、上部管寄13と下部
管寄14との間に、容器1内を上下に区画して上部ガス
通路17と下部ガス通路18を形成すると共に、一側に
上下部ガス通路17,18を連通する連通口19を形成
するようにした仕切板20を配設し、前記連通口19が
形成された側とは反対側の容器前壁23の下部位置に、
下部ガス通路18に対向した表面バーナ24を設置する
と共に、容器前壁23の上部位置に排ガス出口25を形
成する。
伝熱量を容易に均一化でき、小型で高い伝熱効率を得る
ことができる貫流ボイラを提供する。 【構成】 上部管寄13と下部管寄14を有する容器1
内の前記上部管寄13と下部管寄14との間に、多数の
蒸発管15を配設して蒸発管群16を構成し、蒸発管群
16に蒸発管15と交叉する方向に燃焼ガス9を流すよ
うにしてある貫流ボイラであって、上部管寄13と下部
管寄14との間に、容器1内を上下に区画して上部ガス
通路17と下部ガス通路18を形成すると共に、一側に
上下部ガス通路17,18を連通する連通口19を形成
するようにした仕切板20を配設し、前記連通口19が
形成された側とは反対側の容器前壁23の下部位置に、
下部ガス通路18に対向した表面バーナ24を設置する
と共に、容器前壁23の上部位置に排ガス出口25を形
成する。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、燃焼ガスを蒸発管群に
流通させる形式の貫流ボイラに関するものである。
流通させる形式の貫流ボイラに関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、貫流ボイラの一例としては実公平
2−28902号公報に示されているようなものがあ
り、この技術を図4及び図5を用いて説明する。
2−28902号公報に示されているようなものがあ
り、この技術を図4及び図5を用いて説明する。
【0003】図中、1は上部に上部管寄13、下部に下
部管寄14を有した長方形の容器であり、該容器1の内
部2における前記上部管寄13と下部管寄14との間に
は複数の蒸発管3a,3b,3c,3dを配設して蒸発
管群4を構成している。ここで、蒸発管3aは容器1の
長手方向両側に配置された管であって、該蒸発管3a,
3a相互間を連結部材(フィン)5で連結することによ
り、前記容器1の内側に側壁6を構成している。
部管寄14を有した長方形の容器であり、該容器1の内
部2における前記上部管寄13と下部管寄14との間に
は複数の蒸発管3a,3b,3c,3dを配設して蒸発
管群4を構成している。ここで、蒸発管3aは容器1の
長手方向両側に配置された管であって、該蒸発管3a,
3a相互間を連結部材(フィン)5で連結することによ
り、前記容器1の内側に側壁6を構成している。
【0004】7は容器1の長手方向一端の前壁8に設置
した表面バーナであり、該表面バーナ7によって燃焼し
た燃焼ガス9は前記蒸発管群4と交叉するように図中左
上流から右下流に向けて流れ、容器1の他端後壁10の
排ガス出口11から外部に排出されるようになってい
る。
した表面バーナであり、該表面バーナ7によって燃焼し
た燃焼ガス9は前記蒸発管群4と交叉するように図中左
上流から右下流に向けて流れ、容器1の他端後壁10の
排ガス出口11から外部に排出されるようになってい
る。
【0005】図示の場合、側壁6内に配設されている蒸
発管群4は、前記燃焼ガス9の流れ方向に沿って、伝熱
面積の小さいものからフィン12などを備えることによ
って伝熱面積を大きくしたものを順次配列して、各蒸発
管3b,3c,3dにおける伝熱量が上流側から下流側
まで、できるだけ均一になるようにしている。
発管群4は、前記燃焼ガス9の流れ方向に沿って、伝熱
面積の小さいものからフィン12などを備えることによ
って伝熱面積を大きくしたものを順次配列して、各蒸発
管3b,3c,3dにおける伝熱量が上流側から下流側
まで、できるだけ均一になるようにしている。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、図4、
図5に示した貫流ボイラでは、一方向にのみ燃焼ガス9
を流す形式であるため、燃焼ガス9からの伝熱効率を上
げようとする場合には燃焼ガス9の流通系路を直線状に
長く設定しなければならなくなり、よって装置全体が長
大化し、大きな設置スペースを必要とする問題がある。
図5に示した貫流ボイラでは、一方向にのみ燃焼ガス9
を流す形式であるため、燃焼ガス9からの伝熱効率を上
げようとする場合には燃焼ガス9の流通系路を直線状に
長く設定しなければならなくなり、よって装置全体が長
大化し、大きな設置スペースを必要とする問題がある。
【0007】又、図4、図5の貫流ボイラは、燃焼ガス
9の流れに沿って各蒸発管3b,3c,3dの伝熱面積
を変化させることにより各蒸発管3b,3c,3dの伝
熱量を均一化させて貫流ボイラ全体の伝熱効率を向上さ
せるようにしているが、前記したように各蒸発管3b,
3c,3dの構成を変えることによって伝熱量を均一化
することは技術的に困難で設計が大変になる問題があ
り、図4、図5のような構成では伝熱量が段階的に変化
し、またフィン12等を備えた蒸発管3c,3dの製造
には非常に手間が掛かり、装置全体が高価なものとなる
問題がある。
9の流れに沿って各蒸発管3b,3c,3dの伝熱面積
を変化させることにより各蒸発管3b,3c,3dの伝
熱量を均一化させて貫流ボイラ全体の伝熱効率を向上さ
せるようにしているが、前記したように各蒸発管3b,
3c,3dの構成を変えることによって伝熱量を均一化
することは技術的に困難で設計が大変になる問題があ
り、図4、図5のような構成では伝熱量が段階的に変化
し、またフィン12等を備えた蒸発管3c,3dの製造
には非常に手間が掛かり、装置全体が高価なものとなる
問題がある。
【0008】更に、前記図4、図5の貫流ボイラにおい
ては、表面バーナ7に近い位置の蒸発管3bが最も高温
に晒され、しかも内部の蒸気は上昇するほど高温になる
ために表面バーナ7に近い位置の蒸発管3bの上端部が
焼損する恐れも生じていた。
ては、表面バーナ7に近い位置の蒸発管3bが最も高温
に晒され、しかも内部の蒸気は上昇するほど高温になる
ために表面バーナ7に近い位置の蒸発管3bの上端部が
焼損する恐れも生じていた。
【0009】本発明は上述の実情に鑑み、燃焼ガスの流
れを合理的なものにすることにより、各蒸発管の伝熱量
を容易に均一化でき、小型で高い伝熱効率を得ることが
でき、しかも蒸発管の焼損の問題も低減できる貫流ボイ
ラを提供することを目的としたものである。
れを合理的なものにすることにより、各蒸発管の伝熱量
を容易に均一化でき、小型で高い伝熱効率を得ることが
でき、しかも蒸発管の焼損の問題も低減できる貫流ボイ
ラを提供することを目的としたものである。
【0010】
【課題を解決するための手段】本発明は、上部管寄と下
部管寄を有する容器内の前記上部管寄と下部管寄との間
に、多数の蒸発管を配設して蒸発管群を構成し、該蒸発
管群に蒸発管と交叉する方向に燃焼ガスを流すようにし
てある貫流ボイラであって、前記上部管寄と下部管寄と
の間に、前記容器内を上下に区画して上部ガス通路と下
部ガス通路を形成すると共に、一側に上下部ガス通路を
連通する連通口を形成するようにした仕切板を配設し、
前記連通口が形成された側とは反対側の容器前壁の下部
位置に、前記下部ガス通路に対向した表面バーナを設置
すると共に、前記容器前壁の上部位置に排ガス出口を形
成したことを特徴とする貫流ボイラ、及び前記仕切板を
上部ガス通路と下部ガス通路での夫々の燃焼ガスの平均
通過流速が等しくなるような位置に取付けたことを特徴
とする貫流ボイラ、に係るものである。
部管寄を有する容器内の前記上部管寄と下部管寄との間
に、多数の蒸発管を配設して蒸発管群を構成し、該蒸発
管群に蒸発管と交叉する方向に燃焼ガスを流すようにし
てある貫流ボイラであって、前記上部管寄と下部管寄と
の間に、前記容器内を上下に区画して上部ガス通路と下
部ガス通路を形成すると共に、一側に上下部ガス通路を
連通する連通口を形成するようにした仕切板を配設し、
前記連通口が形成された側とは反対側の容器前壁の下部
位置に、前記下部ガス通路に対向した表面バーナを設置
すると共に、前記容器前壁の上部位置に排ガス出口を形
成したことを特徴とする貫流ボイラ、及び前記仕切板を
上部ガス通路と下部ガス通路での夫々の燃焼ガスの平均
通過流速が等しくなるような位置に取付けたことを特徴
とする貫流ボイラ、に係るものである。
【0011】
【作用】請求項1の発明では、仕切板により表面バーナ
からの燃焼ガスが、下部ガス通路内を下流側に流通した
後、連通口を介して上部ガス通路内に流入し、上部ガス
通路内を下流側から排ガス出口に向うように流通するの
で、各蒸発管の伝熱量が下部ガス通路と上部ガス通路か
ら受ける伝熱量の合計となるので、各蒸発管の伝熱量が
合理的に均一化されるようになり、よって貫流ボイラの
伝熱効率を向上させて小型化することができ、蒸発管の
焼損の問題も低減できる。
からの燃焼ガスが、下部ガス通路内を下流側に流通した
後、連通口を介して上部ガス通路内に流入し、上部ガス
通路内を下流側から排ガス出口に向うように流通するの
で、各蒸発管の伝熱量が下部ガス通路と上部ガス通路か
ら受ける伝熱量の合計となるので、各蒸発管の伝熱量が
合理的に均一化されるようになり、よって貫流ボイラの
伝熱効率を向上させて小型化することができ、蒸発管の
焼損の問題も低減できる。
【0012】請求項2の発明では、仕切板を、上部ガス
通路と下部ガス通路における燃焼ガスの平均通過流速が
夫々等しくなるような位置に取付けるようにしているの
で、各蒸発管の伝熱効率を更に正確に均一化し、同時に
燃焼ガスのドラフトロスも低減できる。
通路と下部ガス通路における燃焼ガスの平均通過流速が
夫々等しくなるような位置に取付けるようにしているの
で、各蒸発管の伝熱効率を更に正確に均一化し、同時に
燃焼ガスのドラフトロスも低減できる。
【0013】
【実施例】以下、本発明の実施例を添付図面に基づいて
説明する。
説明する。
【0014】図1〜図3に示すように、上部管寄13と
下部管寄14を有する容器1内の前記上部管寄13と下
部管寄14との間に、多数の蒸発管15を接続配置する
ことにより蒸発管群16を構成する。この時、図2に示
すように容器1の長手方向両側の蒸発管3aは図4と同
様に相互間を連結部材(フィン)5で連結することによ
り側壁6を構成するようにしており、該側壁6内に配設
される多数の蒸発管15は総て単純な直管形状を有して
いる。
下部管寄14を有する容器1内の前記上部管寄13と下
部管寄14との間に、多数の蒸発管15を接続配置する
ことにより蒸発管群16を構成する。この時、図2に示
すように容器1の長手方向両側の蒸発管3aは図4と同
様に相互間を連結部材(フィン)5で連結することによ
り側壁6を構成するようにしており、該側壁6内に配設
される多数の蒸発管15は総て単純な直管形状を有して
いる。
【0015】前記上部管寄13と下部管寄14との間
に、前記容器1内を上下に区画して上部ガス通路17と
下部ガス通路18を形成すると共に、一側に上部ガス通
路17と下部ガス通路18を連通する連通口19を形成
するようにした仕切板20を配設する。仕切板20は耐
熱性のセラミックス、或いは耐熱金属等によって構成さ
れており、図3に示すように仕切板20に形成した蒸発
管設置用の開口21に前記蒸発管15を貫通配置し、且
つ仕切板20の開口21をかしめ22等によって蒸発管
15に接触支持させることにより、蒸発管15と仕切板
20との間の熱の伝達と、所定の力が作用した際の軸方
向への移動とを可能にしている。
に、前記容器1内を上下に区画して上部ガス通路17と
下部ガス通路18を形成すると共に、一側に上部ガス通
路17と下部ガス通路18を連通する連通口19を形成
するようにした仕切板20を配設する。仕切板20は耐
熱性のセラミックス、或いは耐熱金属等によって構成さ
れており、図3に示すように仕切板20に形成した蒸発
管設置用の開口21に前記蒸発管15を貫通配置し、且
つ仕切板20の開口21をかしめ22等によって蒸発管
15に接触支持させることにより、蒸発管15と仕切板
20との間の熱の伝達と、所定の力が作用した際の軸方
向への移動とを可能にしている。
【0016】前記仕切板20によって形成された連通口
19とは反対側の容器1の前壁23の下部位置に、前記
下部ガス通路18に対向する表面バーナ24を設置し、
また前記容器前壁23の上部位置に排ガス出口25を形
成する。
19とは反対側の容器1の前壁23の下部位置に、前記
下部ガス通路18に対向する表面バーナ24を設置し、
また前記容器前壁23の上部位置に排ガス出口25を形
成する。
【0017】前記上部管寄13と下部管寄14との間に
は気水分離装置26が配設されており、また下部管寄1
4には給水管27が接続されている。また、前記容器1
における上部管寄13の上側位置には、前記排ガス出口
25に連通したエコノマイザや空気予熱器等の排熱回収
装置28が備えてあり、該排熱回収装置28からの排ガ
スが排出口29から外部に排出されるようになってい
る。図中9は燃焼ガス、30は保温材、31は蒸気を示
す。
は気水分離装置26が配設されており、また下部管寄1
4には給水管27が接続されている。また、前記容器1
における上部管寄13の上側位置には、前記排ガス出口
25に連通したエコノマイザや空気予熱器等の排熱回収
装置28が備えてあり、該排熱回収装置28からの排ガ
スが排出口29から外部に排出されるようになってい
る。図中9は燃焼ガス、30は保温材、31は蒸気を示
す。
【0018】次に上記実施例の作用を説明する。
【0019】給水管27から下部管寄14に給水し、表
面バーナ24による燃焼を行なうと、表面バーナ24か
らの燃焼ガス9は、下部ガス通路18内を下流側に向っ
て流通する間に各蒸発管15の下部を加熱し、その後連
通口19を介して上部ガス通路17内に流入し、今度は
各蒸発管15の上部を加熱しながら上部ガス通路17内
を連通口19から排ガス出口25に向うように流通す
る。
面バーナ24による燃焼を行なうと、表面バーナ24か
らの燃焼ガス9は、下部ガス通路18内を下流側に向っ
て流通する間に各蒸発管15の下部を加熱し、その後連
通口19を介して上部ガス通路17内に流入し、今度は
各蒸発管15の上部を加熱しながら上部ガス通路17内
を連通口19から排ガス出口25に向うように流通す
る。
【0020】この時、下部ガス通路18を流通する際に
蒸発管15が受ける熱は表面バーナ24側が大きくて連
通口19側が小さくなり、また上部ガス通路17を流通
する際に蒸発管15が受ける熱は連通口19側が大きく
て排ガス出口25側が小さくなり、且つ各蒸発管15の
伝熱量は下部ガス通路18で受ける熱と上部ガス通路1
7で受ける熱との合計になるため、総ての蒸発管15は
伝熱量が合理的に均一化されるようになる。
蒸発管15が受ける熱は表面バーナ24側が大きくて連
通口19側が小さくなり、また上部ガス通路17を流通
する際に蒸発管15が受ける熱は連通口19側が大きく
て排ガス出口25側が小さくなり、且つ各蒸発管15の
伝熱量は下部ガス通路18で受ける熱と上部ガス通路1
7で受ける熱との合計になるため、総ての蒸発管15は
伝熱量が合理的に均一化されるようになる。
【0021】従って、貫流ボイラ全体の伝熱効率を向上
させることができ、よって貫流ボイラを小型化すること
ができる。また、表面バーナ24に近い位置の最も高温
に晒される蒸発管15が、上部ガス通路17では加熱温
度が最も低くなっているので、蒸発管が過熱によって焼
損するような問題も生じない。
させることができ、よって貫流ボイラを小型化すること
ができる。また、表面バーナ24に近い位置の最も高温
に晒される蒸発管15が、上部ガス通路17では加熱温
度が最も低くなっているので、蒸発管が過熱によって焼
損するような問題も生じない。
【0022】また、前記容器1内に備える仕切板20
を、上部ガス通路17と下部ガス通路18における燃焼
ガス9の平均通過流速が夫々等しくなるような位置に取
付ける。
を、上部ガス通路17と下部ガス通路18における燃焼
ガス9の平均通過流速が夫々等しくなるような位置に取
付ける。
【0023】即ち高温の燃焼ガス9は体積が大きいが、
温度が低下していくと徐々に体積が収縮するので、燃焼
ガス9の流速も低下することになる。このため、燃焼ガ
ス9の温度変化による体積に見合った位置に仕切板20
を設置して上部ガス通路17と下部ガス通路18の断面
積を設定すると、上部ガス通路17と下部ガス通路18
における燃焼ガス9の平均通過流速を等しくすることが
できる。
温度が低下していくと徐々に体積が収縮するので、燃焼
ガス9の流速も低下することになる。このため、燃焼ガ
ス9の温度変化による体積に見合った位置に仕切板20
を設置して上部ガス通路17と下部ガス通路18の断面
積を設定すると、上部ガス通路17と下部ガス通路18
における燃焼ガス9の平均通過流速を等しくすることが
できる。
【0024】このように、上部ガス通路17と下部ガス
通路18における燃焼ガス9の平均通過流速を等しくす
ると、各蒸発管15の伝熱効率を更に高め、且つ各蒸発
管15の伝熱量を更に正確に均一化することができ、同
時に燃焼ガス9のドラフトロスを低減することができ
る。
通路18における燃焼ガス9の平均通過流速を等しくす
ると、各蒸発管15の伝熱効率を更に高め、且つ各蒸発
管15の伝熱量を更に正確に均一化することができ、同
時に燃焼ガス9のドラフトロスを低減することができ
る。
【0025】なお、本発明の貫流ボイラは上述の実施例
のみに限定されるものではなく、容器及び側壁の構成は
種々変更し得ること、その他本発明の要旨を逸脱しない
範囲で種々変更を加え得る等は勿論である。
のみに限定されるものではなく、容器及び側壁の構成は
種々変更し得ること、その他本発明の要旨を逸脱しない
範囲で種々変更を加え得る等は勿論である。
【0026】
【発明の効果】請求項1の発明によれば、容器内に仕切
板を設けて上部ガス通路と下部ガス通路を形成し、燃焼
ガスの流れを反転させるようにしたことにより、簡単な
構成にて各蒸発管の伝熱量を容易且つ安価に均一化する
ことができ、更に伝熱効率を高めて貫流ボイラの小型化
を図ることができる。
板を設けて上部ガス通路と下部ガス通路を形成し、燃焼
ガスの流れを反転させるようにしたことにより、簡単な
構成にて各蒸発管の伝熱量を容易且つ安価に均一化する
ことができ、更に伝熱効率を高めて貫流ボイラの小型化
を図ることができる。
【0027】請求項2の発明によれば、上部ガス通路と
下部ガス通路における燃焼ガスの平均通過流速が等しく
なる位置に仕切板を設けているので、各蒸発管の伝熱効
率を更に高め、且つ各蒸発管の伝熱量を更に正確に均一
化することができ、同時に燃焼ガスのドラフトロスを低
減することができる。
下部ガス通路における燃焼ガスの平均通過流速が等しく
なる位置に仕切板を設けているので、各蒸発管の伝熱効
率を更に高め、且つ各蒸発管の伝熱量を更に正確に均一
化することができ、同時に燃焼ガスのドラフトロスを低
減することができる。
【図1】本発明の貫流ボイラの一実施例を示す縦断側面
図である。
図である。
【図2】図1のII−II方向矢視図である。
【図3】図1のIII部拡大図である。
【図4】従来の貫流ボイラの一例を示す平面図である。
【図5】図4のV−V方向矢視図である。
1 容器 9 燃焼ガス 13 上部管寄 14 下部管寄 15 蒸発管 16 蒸発管群 17 上部ガス通路 18 下部ガス通路 19 連通口 20 仕切板 23 容器前壁 24 表面バーナ 25 排ガス出口
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 仁井 義哲 広島県呉市昭和町4番41号 石川島汎用ボ イラ株式会社本社内
Claims (2)
- 【請求項1】 上部管寄と下部管寄を有する容器内の前
記上部管寄と下部管寄との間に、多数の蒸発管を配設し
て蒸発管群を構成し、該蒸発管群に蒸発管と交叉する方
向に燃焼ガスを流すようにしてある貫流ボイラであっ
て、前記上部管寄と下部管寄との間に、前記容器内を上
下に区画して上部ガス通路と下部ガス通路を形成すると
共に、一側に上下部ガス通路を連通する連通口を形成す
るようにした仕切板を配設し、前記連通口が形成された
側とは反対側の容器前壁の下部位置に、前記下部ガス通
路に対向した表面バーナを設置すると共に、前記容器前
壁の上部位置に排ガス出口を形成したことを特徴とする
貫流ボイラ。 - 【請求項2】 仕切板を上部ガス通路と下部ガス通路で
の夫々の燃焼ガスの平均通過流速が等しくなるような位
置に取付けたことを特徴とする請求項1に記載の貫流ボ
イラ。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP12146693A JPH06331102A (ja) | 1993-05-24 | 1993-05-24 | 貫流ボイラ |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP12146693A JPH06331102A (ja) | 1993-05-24 | 1993-05-24 | 貫流ボイラ |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH06331102A true JPH06331102A (ja) | 1994-11-29 |
Family
ID=14811847
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP12146693A Pending JPH06331102A (ja) | 1993-05-24 | 1993-05-24 | 貫流ボイラ |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH06331102A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2008096087A (ja) * | 2006-10-16 | 2008-04-24 | Ebara Corp | 蒸気ボイラ装置 |
-
1993
- 1993-05-24 JP JP12146693A patent/JPH06331102A/ja active Pending
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2008096087A (ja) * | 2006-10-16 | 2008-04-24 | Ebara Corp | 蒸気ボイラ装置 |
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