JPH0633086A - 吸着法により油脂材料から硫黄化合物を除去する方法 - Google Patents

吸着法により油脂材料から硫黄化合物を除去する方法

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JPH0633086A
JPH0633086A JP5122125A JP12212593A JPH0633086A JP H0633086 A JPH0633086 A JP H0633086A JP 5122125 A JP5122125 A JP 5122125A JP 12212593 A JP12212593 A JP 12212593A JP H0633086 A JPH0633086 A JP H0633086A
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oil
sulfur
silica hydrogel
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silica
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JP5122125A
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Gabriella J Toeneboehn
ガブリエラ・ジユリアナ・トーンボーン
William A Welsh
ウイリアム・アラン・ウエルシユ
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
WR Grace and Co Conn
WR Grace and Co
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WR Grace and Co Conn
WR Grace and Co
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    • C11ANIMAL OR VEGETABLE OILS, FATS, FATTY SUBSTANCES OR WAXES; FATTY ACIDS THEREFROM; DETERGENTS; CANDLES
    • C11BPRODUCING, e.g. BY PRESSING RAW MATERIALS OR BY EXTRACTION FROM WASTE MATERIALS, REFINING OR PRESERVING FATS, FATTY SUBSTANCES, e.g. LANOLIN, FATTY OILS OR WAXES; ESSENTIAL OILS; PERFUMES
    • C11B3/00Refining fats or fatty oils
    • C11B3/10Refining fats or fatty oils by adsorption

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Abstract

(57)【要約】 【構成】 油脂材料をシリカヒドロゲルと接触させて
油脂材料から硫黄含有化合物を除去する方法が記載され
ている。 【効果】 水素化を行う前にこの吸着工程を行うことに
より、油の品質が改善され、水素化時間が短縮する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【本発明の背景】脂肪酸をベースにした材料(油脂材
料)、例えばグリセリド油、ワックスエステル、乳脂、
および他の脂肪酸化合物は、その多くが植物(例えば植
物油)または動物(例えば獣脂、乳脂、魚油、等)から
天然に誘導されるから、使用上の長い歴史をもってい
る。
【0002】これらの油脂材料はしばしば粗製の状態で
直接使用されるが、現代の商業製品に使用されるために
は、典型的には精製工程にかけられる。精製工程により
健康、特性、美的外観等の理由で望ましくない種々の汚
染物質および不純物が除去される。
【0003】油脂材料は着色体、クロロフィル、燐脂質
(フォスファチド)、痕跡の金属、遊離脂肪酸、ゴム
質、石鹸のような不純物、および他の不純物を含んでい
ることができる。このような種々雑多の不純物が存在す
るために、化学的および/または物理的処理工程の特定
の組み合わせから成る多数の精製工程が開発されて来
た。これらの不純物を除去するための精製工程に関する
詳細な総説はデイヴィッド・アール・エリクソン(Da
vid R. Erikson)編、ASA/AOCS
モノグラフ(Monograph)の「ハンドブック
・フォー・ソイ・オイル・プロセッシング・アンド・ユ
ーティリゼイション(Handbook for So
y Oil Processing and Util
ization)」(1980年)に記載されている。
【0004】油脂材料はまた硫黄を天然産の硫黄化合物
の形かまたは種々の加工または精製工程から入って来る
不純物の形で含んでいることができる。例えば或る主の
グリセリド油、特にカノーラ(canola)油および
菜種油はエピスルフィド、イソチオシアネート、チオシ
アネート、オキサゾリジンチオン、硫酸塩、および硫黄
含有脂肪酸の形で少量の硫黄を含んでいることが知られ
ている。これらの油溶性硫黄化合物は植物の種子の中に
おいて硫黄含有化合物が酵素により分解されて生じる生
成物であり、種子を処理する工程で生じる。魚油も天然
産の硫黄化合物を含むことが知られている。硫黄の大部
分はゴム質除去工程およびアルカリ精製操作で除去され
るが、例えば精製されたカノーラ油はなお最高9ppm
またはそれ以上の硫黄を含んでいることがある。
【0005】硫黄化合物は外観上、および精製工程にお
いて問題を起こす。硫黄化合物は油または他の油脂材料
を加熱する際、不快な臭気を生じることと関連してい
る。またこれらの硫黄化合物は水素化工程で使用される
触媒に対し触媒毒になり、その結果触媒を多量に使用し
なければならない(それに対応して廃棄量も増加する)
か、または水素化の時間が長くなり、生産速度が低下す
る。このことは経済的に考慮すべき重要な事項である。
何故ならば、莫大な量の油脂材料が水素化され、水素化
反応により材料の粘度を変えるために(例えばカノーラ
油をマーガリンに変えるために)幾つかの二重結合が除
去されているからである。通常の精製または油処理法に
おいては、水素化工程における問題が避けられるほど十
分に硫黄化合物は除去されないことが見出だされてい
る。事実全硫黄含量は賦活した漂白土(ABE)で処理
すると増加する。
【0006】ニッケル水素化触媒の硫黄による被毒効果
の一つは、トリグリセリドの二重結合について天然で見
られるシス・オレフィン異性体から天然では見られない
トランス・オレフィン異性体への異性化に対する選択性
を増加させる効果である。この反応は、トリグリセリド
油脂材料が触媒に吸着した後、水素化される前に脱着し
てしまう時に起こると考えられる。トランス異性体含量
が増加すると典型的には融点を上昇させるが、健康上の
問題として天然にはシス異性体が多いということが挙げ
られている。
【0007】シスおよびトランス異性体の存在は赤外分
光法で研究することができ、不飽和度はNMR法で定量
することができる。従って一定量の二重結合を水素化し
た際、シス/トランスの割合を計算し比較することがで
きる。硫黄により触媒の被毒が少ない場合には、大きな
シス/トランスの比が観測されるであろう。従って水素
化を行う前に吸着によって硫黄が除去されると、トラン
ス異性体が少なくなり、シス/トランスの比が大きくな
り、天然産の製品が多くなる。
【0008】エフ・チョ・アー・イン(F.Cho−A
h−Ying)等のFat.Sci.Technol.
誌、No.4、132〜5頁(1991年)の「カノー
ラ油からの硫黄の吸着除去法」と題する論文には、アル
ミナ、アルミナ珪酸塩、珪藻土シリカ、およびトリシル
(TriSyl)(R)シリカゲル[ダブリュウ・アール
・グレース・アンド・コンパニー・コネチカット、ダヴ
ィソン・ディヴィジョン(Davison Divis
ion,W.R.Grace & Co.,−Con
n.)]を漂白土と共に使用して硫黄を物理吸着させる
研究が記載されている。この論文には賦活しないトリシ
(R)シリカゲルに比べ、賦活した吸着剤(240℃に
おいて3時間乾燥)は使用したすべての濃度においてラ
ネー(Raney)(R)ニッケル硫黄を吸着する能力が
高いことが報告されている。このためチョ・アー・イン
は全実験を通じて賦活したシリカゲル吸着剤を使用する
ことを選んだ。この論文によれば、アルミナ、アルミナ
珪酸塩、珪藻土シリカ、およびシリカゲル(恐らくは賦
活しない形)を2または4%加えても、硫黄の除去にそ
れ以上の改善は見られなかった。
【0009】
【本発明の総括】本発明によれば油脂材料から硫黄化合
物を除去するための物理吸着法が提供される。無定形の
シリカヒドロゲルは硫黄含有グルコシノレートの酵素分
解生成物に対し優れた吸着能を示すことが見出だされ
た。油脂材料から硫黄化合物を除去する本発明方法は (a)硫黄含有化合物を含む油脂材料を選び、(b)シ
リカヒドロゲルを選び、(c)工程(a)の油脂材料を
工程(b)のシリカヒドロゲルと接触させ、(d)該シ
リカヒドロゲル上に硫黄を吸着させる工程から成ること
を特徴している。次いで乾燥工程を行い、また硫黄を除
去した油脂材料からシリカヒドロゲルを除去する工程を
行うことができる。
【0010】本発明においてはまた、油脂材料を水素化
の前にシリカヒドロゲルと接触させて処理し、油脂材料
中の硫黄含有化合物の濃度を減少させることから成る水
素化触媒を用い油脂材料を水素化する際の水素化時間を
減少させる方法が提供される。
【0011】また本発明においては、オレフィン異性体
におけるシス/トランス比が大きい改善された油脂材料
が提供される。水素化触媒が被毒した際の結果として典
型的に生じるシス異性体のトランス異性体への異性化
は、本発明の硫黄吸着法によって減少する。
【0012】好ましくは本発明方法に使用されるシリカ
ヒドロゲルは全揮発性物質含量の少なくとも約25重量
%である。別の具体化例においては、有機酸、無機酸、
および酸性塩から成る群から選ばれる酸でシリカヒドロ
ゲルを処理する。
【0013】
【本発明の詳細な説明】広い意味において本発明は油脂
材料から硫黄を除去する目的で油脂材料をシリカヒドロ
ゲルと接触させる、硫黄含有化合物を含む油脂材料の処
理方法に関する。さらに詳細には硫黄含有グルコシノレ
ートの酵素による分解または加水分解生成物を吸着する
のにシリカヒドロゲルは効果的であることが見出だされ
た。硫黄化合物は加熱すると不快臭の原因となるため、
油脂材料から硫黄含有化合物を除去すると油脂材料の品
質が改善される。また水素化触媒、特にニッケル水素化
触媒に対し触媒毒になる硫黄化合物を除去することによ
り、重要な経済的利点が得られる。その結果水素化時間
が短縮されるか、または触媒の使用量が減少するため、
水素化操作が改善される。
【0014】油脂材料 上記に説明したように、油脂材料はグリセリド油、ワッ
クスエステル、乳脂、または他の脂肪酸化合物である。
本発明は品質を劣化させる硫黄化合物を含んだカノーラ
油または菜種油の処理、および湿式磨砕したトウモロコ
シの油および魚油の処理に特に重要であると期待され
る。しかし本発明は硫黄化合物。例えばエピスルフィ
ド、イソチオシアネート、チオシアネート、オキサゾリ
ジンチオン、および硫黄含有アミノ酸を含む任意の油脂
材料に対して使用することができる。イソチオシアネー
トの分解生成物(硫化水素および他の硫化物)は特に活
性をもった触媒毒であり、以下の説明において「硫黄含
有化合物」に含まれるものとする。
【0015】トウモロコシ油もまた硫黄化合物を含んで
いるが、その由来は異なっている。天然の硫黄化合物は
土壌から栄養として吸収され代謝されることができる。
また湿潤状態で磨砕する際SO2が防腐剤として加えら
れるが、その結果トウモロコシ油の硫黄含量は約20〜
30ppmになる。SO2はシステインおよびシスチン
と反応して油中に痕跡量の硫黄含有蛋白質を生じる。魚
油、例えば鯖油は天然の硫黄化合物を含んでいる。他の
油脂材料は硫黄化合物を含んでいるか、または硫黄化合
物で汚染されることもあるが、これらの硫黄化合物は本
発明方法で除去することができる。
【0016】本発明においては精製または処理の任意の
便宜的な時点または段階で油脂材料を処理することがで
きる。水素化の前に油脂材料を処理し、水素化工程に対
する利点を最大限にすることが最も好ましい。
【0017】シリカヒドロゲル吸着剤 本発明の硫黄除去法に使用される吸着剤はシリカヒドロ
ゲルである。無定形のシリカヒドロゲルは上記種類の硫
黄含有化合物に対して親和性をもち、これらの化合物を
油脂材料から吸着により除去するのに効果的に用いるこ
とができる。このことは驚くべき発見である。何故なら
ば上記のチョ・アー・インの論文には、この目的に対し
賦活した(乾燥した)シリカの方が好適であると述べら
れているからである。
【0018】本発明に従えば、吸着剤のシリカヒドロゲ
ル成分が全揮発性物質(「TV」)を少なくとも約25
重量%、好ましくは少なくとも約40重量%、最も好ま
しくは少なくとも65重量%含んでいるようなシリカヒ
ドロゲルを使用する。吸着剤は、油脂材料およびその不
純物に対して不活性であるか、または油脂材料から1種
またはそれ以上の他の不純物(即ち硫黄含有化合物以外
の不純物)を除去する目的で使用される組成物と共に使
用することができる。例えばシリカヒドロゲルは痕跡量
の金属および/または着色体を除去するための漂白土と
共に用いることができる。
【0019】シリカヒドロゲルの粒径は本発明に対して
余り重要ではないと考えられているが、操作上の必要性
に応じて選ばれる。最高250μの粒径を使用すること
が好ましいが、必ずしも必要なことではない。
【0020】一般に3μよりも小さい微粒子は濾過の問
題が起こるために避けるべきである。非常に大きな(>
250μ)粒子は拡散に対する抵抗性のために吸着上問
題がある。吸着剤の装填量(処理すべき油を基準にした
重量%)は好ましくは0.05〜5.0%、さらに好ま
しくは0.1〜4.0%、最も好ましくは0.1〜2.
0%である。
【0021】本発明に使用する無定形シリカの純度は燐
脂質の吸着に関しては余り重要ではないと考えられてい
る。しかし仕上げられた製品が食品級の油の場合には、
使用するシリカが浸出可能な不純物を含んでいないよう
に気を付けるべきであり、所望の製品の純度を考慮して
決定することができる。従って実質的に純粋な無定形シ
リカを使用することが好ましいが、他の無機成分が少
量、即ち約20%以下、好ましくは約10%以下存在し
ていてもよい。例えば適当なシリカはFe23としての
鉄、Al23としてのアルミニウム、TiO2としての
チタン、CaOとしてのカルシウム、Na2Oとしての
ナトリウム、ZrO2としてのジルコニウム、および/
または痕跡の元素を含んでいることができる。
【0022】標準の無定形シリカヒドロゲルの他に、本
発明の吸着剤として酸処理をしたヒドロゲルを使用する
ことができる。必要に応じ標準のヒドロゲルと酸処理を
したヒドロゲルとの混合物を使用することができる。酸
処理したヒドロゲルは、例えば米国特許第4,877,
765号および同第4,939,115号記載のよう
に、シリカヒドロゲルを有機または無機の酸または酸性
塩を用い、酸がヒドロゲルの細孔の中に保持されるよう
に処理することによってつくることができる。即ち有機
酸、例えばクエン酸、酒石酸等、または無機酸、例えば
硫酸、燐酸、塩酸等を使用することができる。酸処理し
たヒドロゲルは酸性溶液の中でシリカヒドロゲルをスラ
リ化するか、または上記米国特許に記載されたような便
利な他の方法で製造することができる。
【0023】処理工程 本発明の吸着法はヒドロゲルと油脂材料が適切に接触
し、吸着剤上への硫黄の吸着を促進する任意の方法で行
うことができる。この処理の手順は精製の方法に依存
し、その選択は当業界の専門家の知識および能力の範囲
内であろう。接触は油脂材料とシリカヒドロゲルとが十
分に接触して吸着が行われる限り、バッチ法または連続
法で行うことができる。
【0024】油脂材料はそれが液体である任意の便利な
温度で処理することができる。しかし油脂材料を好まし
くは約40〜160℃、最も好ましくは70〜120℃
に加熱する。本発明の吸着法は真空下または大気圧下で
行うことができる。温度および圧力は油脂材料が傷まな
いような値に選ぶべきである。例えば大気圧下において
空気に曝す場合は約70℃以下で操作することが好まし
いが、真空を使用する場合には油脂材料は最高約260
℃の温度が許容される。
【0025】この処理を行った後、シリカヒドロゲルを
油脂材料から除去する。硫黄を含んだ吸着剤の除去は油
脂材料を水素化する前に行うことが好ましい。 しかし接
触させた後直ちに吸着剤を除去する必要はなく、吸着剤
を除去する前に油脂材料に対して他の処理工程を行うこ
とが便利な場合もある。例えばクロロフィルまたは他の
不純物を除去するために油脂材料を他の吸着剤と接触さ
せ、その後硫黄に対する吸着剤とクロロフィルの吸着剤
を一緒に単一工程で除去することができる。
【0026】任意の便利な分離法を使用することができ
る。濾過により吸着剤を油脂材料から除去することが最
も便利である。遠心分離または沈降法のような他の方法
も硫黄の除去という点からは許容されるが、精製法全体
から見て経済的ではない。
【0027】次に硫黄を除去した油脂材料を所望の目的
に使用し、処理することができる。グリセリド油の場
合、最もしばしば行われる次の工程は水素化であること
が期待される。無定形シリカヒドロゲル上に吸着させる
ことにより硫黄含有化合物を除去すると、水素化時間が
短くなり、従って水素化触媒の使用量が減少することが
判った。またこのように硫黄化合物を除去すると、オレ
フィン異性体のシス/トランス比が非常に高い、好まし
くは5.0よりも大きい水素化精製物が得られる。
【0028】下記実施例により本発明を例示する。これ
らの実施例は本発明を限定するものではない。本発明全
体を通じて下記の省略を用いた。
【0029】 ℃ 摂氏 °F 華氏 FTIR フーリエ変換赤外法 g グラム ICP 誘導結合プラズマ発光分光法 kg キログラム ppm ppm(百万分の一) RI 屈折率 rpm 回転数/分 wt.% 重量%
【0030】
【実施例】
実施例 1 (硫黄の除去)本実施例では全硫黄含量5.8ppmの
カノーラ油を用いた。硫黄の分析は誘導結合プラズマ
(ICP)原子発光分光法によって行った。使用したシ
リカヒドロゲル吸着剤はトリシル(R)シリカヒドロゲル
(ダブリュウ・アール・グレース・アンド・コンパニー
・コネチカット、ダヴィソン・ディヴィジョン製)であ
る。対照の吸着剤#1は乾燥したシリカゲル(トリシル
・シリカを炉中で200℃において2時間乾燥したも
の)である。対照の吸着剤#2は市販の高級な賦活した
漂白土(ABE)であった。
【0031】吸着処理はガラスのフラスコの中にカノー
ラ油300.0gを含む多数のバッチを20分間水浴中
で70℃に加熱することにより行った。次いで吸着剤を
表1に示す量だけ加え、1400rpmに設定した撹拌
機で油を撹拌する。フラスコを100℃の水浴に移し、
撹拌を続けながら40分間60トールの真空下に置く。
次いで油を水浴から取り出し、真空下に保ちつつ70℃
より低い温度に冷却する。次いで真空を破り、吸着剤を
油から濾過する。
【0032】表1は処理した各試料中に残った全硫黄に
関する結果を示す。乾燥したシリカゲル(対照吸着剤#
1)について観測された挙動は、乾燥したシリカゲルが
硫黄含量を低下させるという文献記載の事実と一致し
た。ABE(対照吸着剤#2)は全硫黄濃度を低下させ
る効果はなかった。シリカヒドロゲルの挙動は驚くべき
ことには、特に表1に示すようにシリカ基準で考えた場
合(最後の欄)、文献から期待されるよりも良好であっ
た。シリカ基準で考えた場合、シリカヒドロゲルは乾燥
シリカ対照品よりも優れた性能を示した。
【0033】
【表1】
【0034】実施例 2 (水素化)実施例1の吸着処理を行った後、水素化前に
グリセリド油の規格に一致した低燐濃度および低クロロ
フィルA濃度を得るのに必要なため(典型的には燐<
1.0ppm、クロロフィルA<0.05ppm)、処
理した油試料をABEで処理して漂白した。この場合実
施例1において対照吸着剤#2で処理した油は改めてA
BEで処理しなかった。
【0035】処理した油試料は、非選択的な条件下にお
いて撹拌槽反応器註で水素化する。この際水素化の程度
を測る工程進行の目安として40℃における屈折率(R
I)を用いた。詳細な水素化条件は下記のとおりであ
る。
【0036】 ・ 180℃ ・ 30psi ・ 600rpmで撹拌 ・ 実施例1のバッチを一緒にしたものから500gの
油試料を採取 ・ Ni−AOCS基準触媒#2* 0.01重量% ・ 終点: RI=1.4616(40℃) *このAOCS基準#2ニッケル触媒はアメリカン・オ
イル・ケミスツ・ソサイアティ(American O
il Chemists’ Society)、米国イ
リノイ州シャンパーニュ(Champaign)618
26−3489、ピー・オー・ボックス(P.O.Bo
x)3489から入手できる。
【0037】終点はRIが1.4616になる点であ
り、これはヨード価が約80になる点として選ばれた。
このRI値に到達する時間は触媒効率(硫黄による被毒
から触媒が防御されるという点で吸着処理が成功したか
否かの間接的な目安になる)を比較するために測定し
た。結果を表2に示す。この表から本発明のシリカヒド
ロゲル吸着剤で処理すると、水素化時間が実質的に減少
し、これは表1で見られる硫黄の減少に対応しているこ
とが判る。
【0038】
【表2】
【0039】実施例 3 水素化した後実施例2の油をシスおよびトランス異性体
の含量について比較した。ニコレ(Nicolet)社
の205FTIR装置(掃引32回、分解能4cm−
1、塩の板の間に挟んだ薄膜試料)を用い各試料につい
て2回または3回フーリエ変換赤外スペクトル(FTI
R)を測定した。ベースラインを補正した一定のスペク
トル範囲について積分を行ってピークの強度を得た。結
果を表3に示す。この表にはトランス(915〜870
cm−1)およびシス(750〜700cm−1)の二
重結合に対する吸収帯の積分値が示されている。FTI
Rのピーク強度の計算の精度は相対値で10%であると
見積もられている。
【0040】
【表3】
【0041】本発明の主な特徴及び態様は次の通りであ
る。 1.(a)硫黄含有化合物を含む油脂材料を選び、
(b)シリカヒドロゲルを選び、(c)工程(a)の油
脂材料を工程(b)のシリカヒドロゲルと接触させ、
(d)該シリカヒドロゲル上に硫黄を吸着させる工程か
ら成る油脂材料からの硫黄含有化合物の除去方法。
【0042】2.該油脂材料はグリセリド油、ワックス
エステル、乳脂、他の脂肪酸化合物、およびこれらの混
合物から成る群から選ばれる上記第1項記載の方法。
【0043】3.該グリセリド油はカノーラ油または菜
種油である上記第2項記載の方法。
【0044】4.該グリセリド油はゴム質を除去したカ
ノーラ油または菜種油である上記第3項記載の方法。
【0045】5.該油はアルカリで精製したカノーラ油
または菜種油である上記第3項記載の方法。
【0046】6.該グリセリド油は魚油である上記第2
項記載の方法。
【0047】7.該グリセリド油はトウモロコシ油であ
る上記第2項記載の方法。
【0048】8.該硫黄含有化合物は硫黄を含んだグル
コシノレートの酵素分解生成物である上記第1項記載の
方法。
【0049】9.該硫黄含有化合物は天然産の油脂材料
成分である上記第1項記載の方法。
【0050】10.該硫黄含有化合物はエピスルフィ
ド、チオシアネート、イソチオシアネート、硫酸塩、オ
キサゾリデンチオン、硫黄含有アミノ酸、およびこれら
の混合物から成る群から選ばれる上記第1項記載の方
法。
【0051】11.次いで行われる乾燥工程を含む上記
第1項記載の方法。
【0052】12.硫黄を除去された油脂材料から次に
シリカヒドロゲルを分離する上記第1項記載の方法。
【0053】13.該シリカヒドロゲルの全揮発成分は
少なくとも約25重量%である上記第1項記載の方法。
【0054】14.シリカヒドロゲルを予め有機酸、無
機酸または酸性塩から成る群から選ばれる酸で処理して
おく上記第1項記載の方法。
【0055】15.燐脂質の除去、漂白および脱臭の工
程から成る吸着剤として漂白土を用いて油脂材料を精製
する方法において、該油脂材料をシリカヒドロゲルと接
触させて硫黄を除去し、この際該油脂材料は、それを該
シリカヒドロゲルと接触させる前に、漂白土吸着剤と接
触させて商業的に許容される水準まで燐脂質およびもし
あるならばクロロフィルを減少させてある改良方法。
【0056】16.該油脂材料はグリセリド油、ワック
スエステル、乳脂、他の脂肪酸化合物、およびこれらの
混合物から成る群から選ばれる上記第15項記載の方
法。
【0057】17.該グリセリド油はカノーラ油または
菜種油である上記第16項記載の方法。
【0058】18.該シリカヒドロゲルの全揮発成分は
少なくとも約25重量%である上記第15項記載の方
法。
【0059】19.シリカヒドロゲルを予め有機酸、無
機酸または酸性塩から成る群から選ばれる酸で処理して
おく上記第15項記載の方法。
【0060】20.ニッケル水素化触媒を使用して油脂
材料を水素化する水素化時間を短縮させる方法におい
て、水素化の前に該油脂材料をシリカヒドロゲルと接触
させる方法。
【0061】21.硫黄含有化合物を含む油脂材料を精
製し水素化する方法において、水素化の前に該油脂材料
をシリカヒドロゲルと接触させ該油脂材料から硫黄含有
化合物を除去する改良方法。
【0062】22.水素化の前に該油脂材料をシリカヒ
ドロゲルと接触させ硫黄含有化合物を除去された、オレ
フィン異性体のシス/トランス比が5.0よりも大きい
油脂材料。

Claims (10)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 (a)硫黄含有化合物を含む油脂材料を
    選び、 (b)シリカヒドロゲルを選び、 (c)工程(a)の油脂材料を工程(b)のシリカヒド
    ロゲルと接触させ、 (d)該シリカヒドロゲル上に硫黄を吸着させる工程か
    ら成ることを特徴とする油脂材料からの硫黄含有化合物
    の除去方法。
  2. 【請求項2】 該油脂材料はグリセリド油、ワックスエ
    ステル、乳脂、他の脂肪酸化合物、およびこれらの混合
    物から成る群から選ばれることを特徴とする特許請求の
    範囲第1項記載の方法。
  3. 【請求項3】 該グリセリド油はカノーラ油または菜種
    油であることを特徴とする特許請求の範囲第2項記載の
    方法。
  4. 【請求項4】 該油はアルカリで精製したカノーラ油ま
    たは菜種油であることを特徴とする特許請求の範囲第3
    項記載の方法。
  5. 【請求項5】 該グリセリド油は魚油であることを特徴
    とする特許請求の範囲第2項記載の方法。
  6. 【請求項6】 該グリセリド油はトウモロコシ油である
    ことを特徴とする特許請求の範囲第2項記載の方法。
  7. 【請求項7】 シリカヒドロゲルを予め有機酸、無機酸
    または酸性塩から成る群から選ばれる酸で処理しておく
    ことを特徴とする特許請求の範囲第1項記載の方法。
  8. 【請求項8】 燐脂質の除去、漂白および脱臭の工程か
    ら成る吸着剤として漂白土を用いて油脂材料を精製する
    方法において、該油脂材料をシリカヒドロゲルと接触さ
    せて硫黄を除去し、この際該油脂材料は、それを該シリ
    カヒドロゲルと接触させる前に、漂白土吸着剤と接触さ
    せて商業的に許容される水準まで燐脂質およびもしある
    ならばクロロフィルを減少させてあることを特徴とする
    方法。
  9. 【請求項9】 該シリカヒドロゲルの全揮発成分は少な
    くとも約25重量%であることを特徴とする特許請求の
    範囲第8項記載の方法。
  10. 【請求項10】 シリカヒドロゲルを予め有機酸、無機
    酸または酸性塩から成る群から選ばれる酸で処理してお
    くことを特徴とする特許請求の範囲第8項記載の方法。
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