JPH06330455A - 模様入り繊維製品用裁断片の製作方法 - Google Patents
模様入り繊維製品用裁断片の製作方法Info
- Publication number
- JPH06330455A JPH06330455A JP14437593A JP14437593A JPH06330455A JP H06330455 A JPH06330455 A JP H06330455A JP 14437593 A JP14437593 A JP 14437593A JP 14437593 A JP14437593 A JP 14437593A JP H06330455 A JPH06330455 A JP H06330455A
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- Japan
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- cloth
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- cutting lines
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- Pending
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 模様入り肌着等の繊維製品用裁断片を製作す
るに際し、截断することなく製品の截断片を得る。 【構成】 生地1に模様13,14と、截断線15とを
夫々オートスクリーン捺染機で捺染し、その際、截断線
15を捺染する糊液には生地を炭化する薬品を含ませ、
捺染後、熱処理して截断線沿いに生地を炭化する。
るに際し、截断することなく製品の截断片を得る。 【構成】 生地1に模様13,14と、截断線15とを
夫々オートスクリーン捺染機で捺染し、その際、截断線
15を捺染する糊液には生地を炭化する薬品を含ませ、
捺染後、熱処理して截断線沿いに生地を炭化する。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、細かい地柄模様や、
ポイント模様を有するショーツ、トレーナ、Tシャツ、
ハーフトップ、タンクトップ等の幼児用、婦人用、紳士
用の肌着など、模様入り繊維製品用裁断片の製作方法に
関する。
ポイント模様を有するショーツ、トレーナ、Tシャツ、
ハーフトップ、タンクトップ等の幼児用、婦人用、紳士
用の肌着など、模様入り繊維製品用裁断片の製作方法に
関する。
【0002】
【従来の技術】上記した肌着を製作するには、従来は織
物、編物などの原反生地を染色業者がメーカー指定の地
色に染色するか、晒しを行い、次に捺染業者がこれに地
柄模様やポイント模様を捺染して縫製業者に納入し、縫
製業者は納入された捺染済の原反生地を製品に応じた所
定の形状に截断して縫製し、製品にする模様先付け法
か、又は原反生地を染色業者がメーカー指定の地色に染
色するか、晒しを行って縫製業者に納入し、縫製業者は
納入された染色済み、ないし晒し済みの生地を製品に応
じた所定の形状に截断してプリント業者に持込み、プリ
ント業者は納入された截断片の所要位置にメーカー指定
の地柄模様や、ポイント模様をプリントして縫製業者に
戻し、縫製業者は納入された截断片を縫製して製品にす
る模様後付け法がある。
物、編物などの原反生地を染色業者がメーカー指定の地
色に染色するか、晒しを行い、次に捺染業者がこれに地
柄模様やポイント模様を捺染して縫製業者に納入し、縫
製業者は納入された捺染済の原反生地を製品に応じた所
定の形状に截断して縫製し、製品にする模様先付け法
か、又は原反生地を染色業者がメーカー指定の地色に染
色するか、晒しを行って縫製業者に納入し、縫製業者は
納入された染色済み、ないし晒し済みの生地を製品に応
じた所定の形状に截断してプリント業者に持込み、プリ
ント業者は納入された截断片の所要位置にメーカー指定
の地柄模様や、ポイント模様をプリントして縫製業者に
戻し、縫製業者は納入された截断片を縫製して製品にす
る模様後付け法がある。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】截断する前の原反生地
に模様を捺染する模様先付け法では、縫製した場合に捺
染済みのポイント模様が製品の所定位置に正確に表われ
るよう、生地の一枚宛を鋏を使い、手で截断しなければ
ならず、截断に非常に手数がかゝり、製品のコストは著
しく嵩む。又、截断した截断片に模様をプリントする模
様後付け法では、染色済み、ないし晒し済みの生地を多
数枚重ね、自動截断機で截断して一度に多数枚の截断片
を得ることができるが、プリント業者はその截断片を1
枚宛展開し、縫製して製品となった場合に所定の位置に
模様が表われるよう、正確に模様を印捺する必要があ
り、これに手数がかゝる。
に模様を捺染する模様先付け法では、縫製した場合に捺
染済みのポイント模様が製品の所定位置に正確に表われ
るよう、生地の一枚宛を鋏を使い、手で截断しなければ
ならず、截断に非常に手数がかゝり、製品のコストは著
しく嵩む。又、截断した截断片に模様をプリントする模
様後付け法では、染色済み、ないし晒し済みの生地を多
数枚重ね、自動截断機で截断して一度に多数枚の截断片
を得ることができるが、プリント業者はその截断片を1
枚宛展開し、縫製して製品となった場合に所定の位置に
模様が表われるよう、正確に模様を印捺する必要があ
り、これに手数がかゝる。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明は、上記した従来
の方法の問題点を解消するために開発されたもので、生
地に模様と、截断線とを夫々オートスクリーン捺染機で
捺染し、その際、截断線を捺染する糊液には生地を炭化
する薬品を含ませ、捺染後、熱処理して截断線沿いに生
地を炭化し、截断片を得ることを特徴とする。
の方法の問題点を解消するために開発されたもので、生
地に模様と、截断線とを夫々オートスクリーン捺染機で
捺染し、その際、截断線を捺染する糊液には生地を炭化
する薬品を含ませ、捺染後、熱処理して截断線沿いに生
地を炭化し、截断片を得ることを特徴とする。
【0005】
【実施例】図1は染色業者が地色を染色した綿100
%、幅160cmの原反生地1、例えば編地(ニット)
にオートスクリーン捺染機でタンクトップの前身頃11
と、後身頃12を3着分宛、幅方向に捺染した状態を示
す。この各前身頃11と後身頃12には細かい地柄模様
13と、ポイント模様14と、截断線15とが印捺して
あり、截断線15を印捺した糊液には生地の綿を炭化す
る硫酸、硫酸アルミニウム、塩化アルミニウムなどの
酸、又は酸性塩を含ませてある。又、図2は染色業者が
晒した綿100%、幅180cmの白い原反生地2、例
えば編地(ニット)に、オートスクリーン捺染機でショ
ーツの前身頃21と、後身頃22と、股下まち片23を
4着分宛、幅方向に捺染した状態を示す。その各前身頃
21と後身頃22には細かい地柄模様24と、ポイント
模様25が印捺してあるほか、股下まち片23を含めて
截断線26も印捺してある。截断線を印捺する糊液には
同様に生地の綿を炭化する硫酸等の酸、又は酸性塩が含
ませてある。
%、幅160cmの原反生地1、例えば編地(ニット)
にオートスクリーン捺染機でタンクトップの前身頃11
と、後身頃12を3着分宛、幅方向に捺染した状態を示
す。この各前身頃11と後身頃12には細かい地柄模様
13と、ポイント模様14と、截断線15とが印捺して
あり、截断線15を印捺した糊液には生地の綿を炭化す
る硫酸、硫酸アルミニウム、塩化アルミニウムなどの
酸、又は酸性塩を含ませてある。又、図2は染色業者が
晒した綿100%、幅180cmの白い原反生地2、例
えば編地(ニット)に、オートスクリーン捺染機でショ
ーツの前身頃21と、後身頃22と、股下まち片23を
4着分宛、幅方向に捺染した状態を示す。その各前身頃
21と後身頃22には細かい地柄模様24と、ポイント
模様25が印捺してあるほか、股下まち片23を含めて
截断線26も印捺してある。截断線を印捺する糊液には
同様に生地の綿を炭化する硫酸等の酸、又は酸性塩が含
ませてある。
【0006】従って、オートスクリーン捺染機で捺染
後、原反生地1や2を適宜の大きさになるよう幅方向に
切断して重ね、乾熱室、又は蒸熱室内で約160℃程度
に加熱すると、截断線15,26を印捺した糊液に含ま
れる薬品によって生地は截断線沿いに炭化し、截断状態
の前身頃11,21、後身頃12,22、股下まち片2
3、つまり截断片になる。この捺染後の熱処理は、捺染
業者が行ってもよいし、捺染業者から納入を受けた縫製
業者が行ってもよい。
後、原反生地1や2を適宜の大きさになるよう幅方向に
切断して重ね、乾熱室、又は蒸熱室内で約160℃程度
に加熱すると、截断線15,26を印捺した糊液に含ま
れる薬品によって生地は截断線沿いに炭化し、截断状態
の前身頃11,21、後身頃12,22、股下まち片2
3、つまり截断片になる。この捺染後の熱処理は、捺染
業者が行ってもよいし、捺染業者から納入を受けた縫製
業者が行ってもよい。
【0007】尚、図1,図2の実施例では截断片に細か
い地柄模様と、ポイント模様とが捺染してあるが、地柄
模様だけ、又はポイント模様だけを捺染する場合もあ
る。又、生地がレイヨンの織物、又は編物の場合も截断
線を印捺する糊液に硫酸、硫酸アルミニウム、塩化アル
ミニウムなどの酸又は酸性塩を含ませることにより截断
線沿いに生地を炭化し、截断片を得ることができる。更
に、製品は肌着に限らず、座布団皮等でもよい。
い地柄模様と、ポイント模様とが捺染してあるが、地柄
模様だけ、又はポイント模様だけを捺染する場合もあ
る。又、生地がレイヨンの織物、又は編物の場合も截断
線を印捺する糊液に硫酸、硫酸アルミニウム、塩化アル
ミニウムなどの酸又は酸性塩を含ませることにより截断
線沿いに生地を炭化し、截断片を得ることができる。更
に、製品は肌着に限らず、座布団皮等でもよい。
【0008】
【発明の効果】以上で明らかなように、本発明では生地
に模様を捺染する際に、生地を炭化する薬品を含む糊液
で截断線を印捺するので、捺染後の熱処理によって生地
は截断線沿いに炭化する。従って、模様の捺染は原反生
地に対し高能率に行えると同時に、截断片を得るための
截断の手数は全く不要になるので、模様入り繊維製品を
低コストで提供できる。
に模様を捺染する際に、生地を炭化する薬品を含む糊液
で截断線を印捺するので、捺染後の熱処理によって生地
は截断線沿いに炭化する。従って、模様の捺染は原反生
地に対し高能率に行えると同時に、截断片を得るための
截断の手数は全く不要になるので、模様入り繊維製品を
低コストで提供できる。
【図1】タンクトップ3着分を截断線と共に捺染した状
態を示す原反生地の展開図である。
態を示す原反生地の展開図である。
【図2】ショーツ4着分を截断線と共に捺染した状態を
示す原反生地の展開図である。
示す原反生地の展開図である。
1 原反生地 2 原反生地 11 タンクトップの前身頃(截断片) 12 タンクトップの後身頃(截断片) 13 地柄模様 14 ポイント模様 15 截断線 21 ショーツの前身頃(截断片) 22 ショーツの後身頃(截断片) 23 股したまち片(截断片) 24 地柄模様 25 ポイント模様 26 截断線
Claims (1)
- 【請求項1】 生地に模様と、截断線とを夫々オートス
クリーン捺染機で捺染し、その際、截断線を捺染する糊
液には生地を炭化する薬品を含ませ、捺染後、熱処理し
て截断線沿いに生地を炭化し、截断片を得ることを特徴
とする模様入り繊維製品用裁断片の製作方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP14437593A JPH06330455A (ja) | 1993-05-25 | 1993-05-25 | 模様入り繊維製品用裁断片の製作方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP14437593A JPH06330455A (ja) | 1993-05-25 | 1993-05-25 | 模様入り繊維製品用裁断片の製作方法 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH06330455A true JPH06330455A (ja) | 1994-11-29 |
Family
ID=15360666
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP14437593A Pending JPH06330455A (ja) | 1993-05-25 | 1993-05-25 | 模様入り繊維製品用裁断片の製作方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH06330455A (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2010005767A (ja) * | 2008-06-30 | 2010-01-14 | Seiko Epson Corp | シート材の加工方法およびシート材加工装置 |
JP2020133045A (ja) * | 2019-02-19 | 2020-08-31 | グンゼ株式会社 | 下半身用衣類 |
-
1993
- 1993-05-25 JP JP14437593A patent/JPH06330455A/ja active Pending
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2010005767A (ja) * | 2008-06-30 | 2010-01-14 | Seiko Epson Corp | シート材の加工方法およびシート材加工装置 |
JP2020133045A (ja) * | 2019-02-19 | 2020-08-31 | グンゼ株式会社 | 下半身用衣類 |
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