JPH06329666A - 2−アミノ−5−シアノ−4−キノリルジヒドロピリジンエステル類、それらの製造方法および薬品中でのそれらの使用 - Google Patents

2−アミノ−5−シアノ−4−キノリルジヒドロピリジンエステル類、それらの製造方法および薬品中でのそれらの使用

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JPH06329666A
JPH06329666A JP6109212A JP10921294A JPH06329666A JP H06329666 A JPH06329666 A JP H06329666A JP 6109212 A JP6109212 A JP 6109212A JP 10921294 A JP10921294 A JP 10921294A JP H06329666 A JPH06329666 A JP H06329666A
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phenyl
chain
straight
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JP6109212A
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English (en)
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Juergen Stoltefuss
ユルゲン・シユトルテフス
Siegfried Goldmann
ジークフリート・ゴルトマン
Alexander Straub
アレクサンダー・シユトラウプ
Martin Bechem
マルテイン・ベヘム
Rainer Gross
ライナー・グロス
Siegbert Hebisch
ジークベルト・ヘビシユ
Joachim Huetter
ヨアヒム・ヒユツター
Howard-Paul Rounding
ハワード−ポール・ラウンデイング
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Bayer AG
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    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C07ORGANIC CHEMISTRY
    • C07DHETEROCYCLIC COMPOUNDS
    • C07D401/00Heterocyclic compounds containing two or more hetero rings, having nitrogen atoms as the only ring hetero atoms, at least one ring being a six-membered ring with only one nitrogen atom
    • C07D401/02Heterocyclic compounds containing two or more hetero rings, having nitrogen atoms as the only ring hetero atoms, at least one ring being a six-membered ring with only one nitrogen atom containing two hetero rings
    • C07D401/04Heterocyclic compounds containing two or more hetero rings, having nitrogen atoms as the only ring hetero atoms, at least one ring being a six-membered ring with only one nitrogen atom containing two hetero rings directly linked by a ring-member-to-ring-member bond

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  • Chemical & Material Sciences (AREA)
  • Organic Chemistry (AREA)
  • Plural Heterocyclic Compounds (AREA)
  • Pharmaceuticals Containing Other Organic And Inorganic Compounds (AREA)

Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【構成】 一般式(I)の新規な2−アミノ−5−シア
ノ−4−キノリル−1,4−ジヒドロピリジンエステル
類並びにそれらの塩類、それらの製造方法、及び当該化
合物またはその塩類を含有する薬品。 [式中、R1は置換もしくは未置換のアリールを表し、
2は直鎖、分枝鎖、環式、飽和もしくは不飽和炭化水
素基を表し、これは各場合とも−CO−NR78,−N
9−CO−R10,−NR11−SO2−R12,−SO2
NR1314,O−NO2,−O−(CH2b−R15,−
S(O)c−(CH2d−R16,−NR17−COOR18
またはNR1920からの置換基により1回または2回置
換されており、R3は水素或いはアルキルを表し、R7
至R20の各置換基はそれぞれ水素、C6〜C10アリー
ル、C1〜C6アルキル、C3〜C8シクロアルキルを示
し、b=1,2,3,4;d=0,1,2,3,4;c
=0,1,2である] 【効果】 心臓循環障害の処置のために有用である。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】本発明は、新規な2−アミノ−5−シアノ
−4−キノリル−1,4−ジヒドロピリジン類エステル
類、それらの製造方法、および薬品中での、特に心臓循
環障害の処置用組成物中での、それらの使用に関するも
のである。
【0002】2−および6−アミノ−3,4−ジヒドロ
ピリジン類が抗不整脈活性を有する他に脂質吸収抑制に
おいても活性であることはすでに知られている。血管拡
張および抗高血圧症活性を有する2−アミノ−1,4−
ジヒドロピリジン類もすでに記載されている。
【0003】本発明に従う式(I)の化合物の一部はE
P 71 819中の一般的な広い記載により包括されて
いるが、そこには個別に挙げられていない。さらに、E
P515 940は筋変力作用陽性を有する2−アミノ
−5−シアノ−4−キノリル−ジヒドロピリジン類も記
載している。
【0004】本発明は、一般式(I)
【0005】
【化11】
【0006】[式中、R1は炭素数6〜10のアリール
を表し、それは場合によりハロゲン、ニトロ、シアノ、
ヒドロキシル、アミノ、トリフルオロメチル、トリフル
オロメトキシもしくはトリフルオロメチルチオからの同
一もしくは相異なる置換基によりまたは各場合とも炭素
数8までの直鎖もしくは分枝鎖状のアルキルにより3回
まで置換されていてもよく、該アルキルは炭素数6〜1
0のアリールにより置換されていてもよく、または各場
合とも炭素数8までの直鎖もしくは分枝鎖状のアルコキ
シもしくはアルコキシカルボニル、カルボキシル、アミ
ノもしくは式−NR45の基により置換されており、こ
こでR4およびR5は同一もしくは相異なり、そして水
素、炭素数8までの直鎖もしくは分枝鎖状のアルキル、
フェニルまたはベンジルを表すか、或いはR1はピリジ
ルまたはチエニルを表し、それらは場合によりハロゲン
により置換されていてもよく、R2は炭素数12までの
直鎖、分枝鎖、環式、飽和もしくは不飽和炭化水素基を
表し、これは各場合とも−CO−NR78、−NR9
CO−R10、−NR11−SO2−R12、−SO2−NR13
14、O−NO2、−O−(CH2)b−R15、−S(O)c
(CH2)d−R16、−NR17−COOR18またはNR19
20からの同一もしくは相異なる置換基により1回または
2回置換されており、ここでR7、R8、R9、R10、R
11、R12、R13、R14、R17およびR18は同一もしくは
相異なりそして下記のR6の意味を有しており、そして
後者と同一もしくは相異なり、bは数1、2、3、4ま
たは5を示し、dは数0、1、2、3、4または5を示
し、cは下記の意味を有しておりそして後者と同一もし
くは相異なり、R15およびR16は同一もしくは相異な
り、そして炭素数6〜10のアリールを示し、それは場
合によりハロゲン、ニトロ、アミノ、ヒドロキシルもし
くはカルボキシルからの同一もしくは相異なる置換基に
よりまたは各場合とも炭素数4までの直鎖もしくは分枝
鎖状のアルキル、アルコキシもしくはアルコキシカルボ
ニルにより2回まで置換されていてもよく、R19および
20は同一もしくは相異なり、そして炭素数2〜8の直
鎖もしくは分枝鎖状のアルキルを示し、それはハロゲ
ン、ヒドロキシルまたはフェニルにより置換されてお
り、該フェニルはハロゲン、ニトロもしくはヒドロキシ
ルによりまたは各場合とも炭素数4までの直鎖もしくは
分枝鎖状のアルキルもしくはアルコキシにより置換され
ていてもよく、或いはR19およびR20は炭素数3〜8の
シクロアルキルを示すか、或いはR19およびR20は炭素
数3〜8の直鎖もしくは分枝鎖状のアルケニルを示す
か、或いはR19およびR20はフェニルを示し、それはハ
ロゲンもしくはニトロまたは炭素数4までの直鎖もしく
は分枝鎖状のアルキルもしくはアルコキシにより置換さ
れているか、或いはR19およびR20は窒素原子と一緒に
なって4−〜7−員の複素環を形成し、それは場合によ
り酸素もしくは硫黄原子によりまたは式−NR21の基に
より中断されていてよく、ここでR21は水素または炭素
数10までの直鎖もしくは分枝鎖状のアルキルを示し、
それは場合によりフェニルにより置換されていてもよ
く、該フェニルはハロゲンにより置換されていてもよ
く、或いはR21はフェニルを示し、それは場合によりハ
ロゲンにより置換されていてもよく、または系列S、N
もしくはOからの3個までのヘテロ原子を有する3−〜
7−員の飽和もしくは不飽和複素環により置換されてお
り、それはハロゲンもしくはヒドロキシルからの同一も
しくは相異なる置換基によりまたは炭素数6〜10のア
リールもしくはアリールスルホニルにより2回まで置換
されていてもよく、ここで環部分はハロゲン、ニトロ、
アミノ、ヒドロキシルもしくはカルボキシルからの同一
もしくは相異なる置換基によりまたは各場合とも炭素数
6までの直鎖もしくは分枝鎖状のアルキル、アルコキシ
もしくはアルコキシカルボニルにより2回まで置換され
ていてもよく、或いは複素環は場合により各場合とも炭
素数8までの直鎖もしくは分枝鎖状のアルキルもしくは
アルケニルからの同一もしくは相異なる置換基により2
回まで置換されていてもよく、それは同一もしくは相異
なる置換基−NR2223により2回まで置換されていて
もよく、ここでR22およびR23は同一もしくは相異な
り、そして水素または炭素数8までの直鎖、分枝鎖、飽
和、不飽和もしくは環式炭化水素基であり、それは場合
によりヒドロキシル、ハロゲンもしくは炭素数3〜6の
シクロアルキルからの同一もしくは相異なる置換基によ
りまたは炭素数6〜10のアリールもしくはアリールオ
キシにより2回まで置換されていてもよく、該アリール
もしくはアリールオキシはハロゲン、ニトロ、アミノ、
ヒドロキシルもしくはカルボキシルからの同一もしくは
相異なる置換基によりまたは各場合とも炭素数6までの
直鎖もしくは分枝鎖状のアルキル、アルコキシもしくは
アルコキシカルボニルにより2回まで置換されていても
よく、或いはR22およびR23は炭素数6〜10のアリー
ルを示し、それは場合によりハロゲン、ニトロ、アミ
ノ、ヒドロキシルもしくはカルボキシルからの同一もし
くは相異なる置換基によりまたは各場合とも炭素数6ま
での直鎖もしくは分枝鎖状のアルキル、アルコキシもし
くはアルコキシカルボニルにより2回まで置換されてい
てもよく、或いはR22およびR23は窒素原子と一緒にな
って、系列S、NもしくはOからの3個までのヘテロ原
子を有する5−〜7−員の飽和もしくは不飽和複素環を
示すか、或いはアルキルまたはアルケニルはフェニルま
たはフェノキシにより置換されていてもよく、それらは
場合によりハロゲン、ニトロ、アミノ、ヒドロキシルも
しくはカルボキシルからの同一もしくは相異なる置換基
によりまたは各場合とも炭素数6までの直鎖もしくは分
枝鎖状のアルキル、アルコキシもしくはアルコキシカル
ボニルにより2回まで置換されていてもよく、それは場
合により酸素によりまたは炭素数6〜10のアリーリデ
ンにより中断されていてもよく、該アリーリデンはハロ
ゲン、ニトロ、アミノ、ヒドロキシルもしくはカルボキ
シルからの同一もしくは相異なる置換基によりまたは各
場合とも炭素数6までの直鎖もしくは分枝鎖状のアルキ
ル、アルコキシもしくはアルコキシカルボニルにより置
換されていてもよく、或いは場合により式−S(O)a
たは−NR6の基により置換されていてもよく、ここで
aは数0、1または2を示し、そしてR6は水素、炭素
数6〜10のアリール、または炭素数6までの直鎖もし
くは分枝鎖状のアルキルまたは炭素数3〜8のシクロア
ルキルを示し、ここでアルキルおよび示し、アルキルは
場合により炭素数6〜10のアリールにより置換されて
いてもよく、ここで炭化水素基は場合によりさらにフェ
ニルにより置換されていてもよく、該フェニルはハロゲ
ンにより置換されていてもよく、そしてR3は水素を表
すか、或いは炭素数8までの直鎖もしくは分枝鎖状のア
ルキルを表す]の新規な2−アミノ−5−シアノ−4−
キノリルジヒドロピリジンエステル類並びにそれらの塩
類に関するものである。
【0007】生理学的に許容可能な塩類は、本発明に従
う化合物と無機または有機酸類との塩類であることがで
きる。好適な塩類は、無機酸類、例えば塩酸、臭化水素
酸、燐酸もしくは硫酸、とのもの、或いは有機カルボン
酸またはスルホン酸、例えば酢酸、マレイン酸、フマル
酸、リンゴ酸、クエン酸、酒石酸、乳酸もしくは安息香
酸またはメタンスルホン酸、エタンスルホン酸、フェニ
ルスルホン酸、トルエンスルホン酸もしくはナフタレン
ジスルホン酸、との塩類である。
【0008】本発明に従う化合物は立体異性体形で存在
しており、それらは像および鏡像として行動する(エナ
ンチオマー類)かまたは像および鏡像として行動しない
(ジアステレオマー類)。本発明は光学的異性体だけで
なくラセミ形およびジアステレオマーの混合物にも関す
るものである。ラセミ形およびジアステレオマー類の両
者は既知の方法で立体異性体的に均一な成分に分離する
ことができる。
【0009】好適な一般式(I)の化合物は、R1がフ
ェニルを表し、それは場合によりハロゲン、ニトロ、シ
アノ、ヒドロキシルもしくはトリフルオロメチルからの
同一もしくは相異なる置換基によりまたは各場合とも炭
素数4までの直鎖もしくは分枝鎖状のアルキルもしくは
アルコキシによりまたは式−NR45の基により2回ま
で置換されていてもよく、ここでR4およびR5が同一も
しくは相異なり、そして水素、炭素数6までの直鎖もし
くは分枝鎖状のアルキル、フェニルまたはベンジルを表
すか、或いはR1がピリジルまたはチエニルを表し、そ
れらは場合により弗素、塩素または臭素により置換され
ていてもよく、R2が炭素数10までの直鎖、分枝鎖、
環式、飽和もしくは不飽和炭化水素基を表し、これは各
場合とも−CO−NR78、−NR9−CO−R10、−
NR11−SO2−R12、−SO2−NR1314、O−NO
2、−O−(CH2)b−R15、−S(O)c−(CH2)d
16、−NR17−COOR18またはNR1920からの同
一もしくは相異なる置換基により1回または2回置換さ
れており、ここでR7、R8、R9、R10、R11、R12
13、R14、R17およびR18が同一もしくは相異なりそ
して下記のR6の意味を有しており、そして後者と同一
もしくは相異なり、bが数1、2、3または4を示し、
dが数0、1、2、3または4を示し、cが下記の意味
を有しておりそして後者と同一もしくは相異なり、R15
およびR16が同一もしくは相異なり、そしてフェニルを
示し、それは場合により弗素、塩素、ニトロもしくはカ
ルボキシルからの同一もしくは相異なる置換基によりま
たは各場合とも炭素数4までの直鎖もしくは分枝鎖状の
アルキル、アルコキシもしくはアルコキシカルボニルに
より2回まで置換されていてもよく、R19およびR20
同一もしくは相異なり、そして炭素数2〜8の直鎖もし
くは分枝鎖状のアルキルを示し、それは弗素、塩素、臭
素またはフェニルにより置換されており、該フェニルは
弗素、塩素、臭素、メチル、エチル、メトキシまたはエ
トキシにより置換されていてもよく、或いはR19および
20がシクロプロピル、シクロペンチルまたはシクロヘ
キシルを示すか、或いはR19およびR20がフェニルを示
し、それは弗素、塩素、臭素、ニトロ、メチル、エチ
ル、メトキシまたはエトキシにより置換されているか、
或いはR19およびR20が窒素原子と一緒になって5−〜
7−員の複素環を形成し、それは場合により酸素もしく
は硫黄原子によりまたは式−NR21の基により中断され
ていてよく、ここでR21が水素または炭素数10までの
直鎖もしくは分枝鎖状のアルキルを示し、それは場合に
よりフェニルにより置換されていてもよく、該フェニル
は弗素、塩素もしくは臭素により置換されていてもよ
く、或いはR21がフェニルを示し、それは場合により弗
素、塩素もしくは臭素により置換されていてもよく、ま
たはピリジル、テトラヒドロピラニル、ピラゾリル、フ
リール、クロマニル、ピペラジニル、ピペリジニル、イ
ソキノリジニルによりまたは式
【0010】
【化12】
【0011】の基により置換されており、それは弗素、
塩素、ベンジル、フェニルまたはフェニルスルホニルに
より置換されていてもよく、ここで炭化水素基(R2
は場合によりさらに酸素により、フェニリデンによりま
たは−S(O)aもしくは−NR6により中断されていても
よく、ここでaが数0、1または2を示し、そしてR6
が水素、フェニル、または炭素数5までの直鎖もしくは
分枝鎖状のアルキル、シクロプロピル、シクロペンチル
またはシクロヘキシル示し、それは場合によりフェニル
により置換されていてもよく、ここで炭化水素基は場合
によりフェニルにより置換されていてもよく、該フェニ
ルは弗素、塩素または臭素により置換されていてもよ
く、そしてR3が水素または炭素数4までの直鎖もしく
は分枝鎖状のアルキルを表す、もの並びにそれらの塩類
である。
【0012】特に好適な一般式(I)の化合物は、R1
がフェニルを表し、それは場合により弗素、塩素、ニト
ロ、シアノ、ヒドロキシル、トリフルオロメチル、メチ
ル、エチル、メトキシもしくはエトキシからの同一もし
くは相異なる置換基によりまたは式−NR45の基によ
り2回まで置換されていてもよく、ここでR4およびR5
が同一もしくは相異なり、そして水素、炭素数4までの
直鎖もしくは分枝鎖状のアルキル、フェニルまたはベン
ジルを表すか、或いはR1がピリジルまたはチエニルを
表し、R2が炭素数6までの直鎖、分枝鎖、環式、飽和
もしくは不飽和炭化水素基を表し、これは各場合とも基
−CO−NR78、−NR9−CO−R10、−NR11
SO2−R12、−SO2−NR1314、O−NO2、−O
−(CH2)b−R15、−S(O)c−(CH2)d−R16、−N
17−COOR18またはNR1920により置換されてお
り、ここでR7、R8、R9、R10、R11、R12、R13
14、R17およびR18が同一もしくは相異なりそして下
記のR6の意味を有しており、そして後者と同一もしく
は相異なり、bが数1、2、3または4を示し、dが数
0、1、2、3または4を示し、cが下記の意味を有し
ておりそして後者と同一もしくは相異なり、R15および
16が同一もしくは相異なり、そしてフェニルを示し、
それは場合により弗素、塩素もしくはニトロによりまた
は各場合とも炭素数3までの直鎖もしくは分枝鎖状のア
ルキルもしくはアルコキシにより置換されていてもよ
く、R19およびR20が同一もしくは相異なり、そして炭
素数2〜8の直鎖もしくは分枝鎖状のアルキルを示し、
それは弗素、塩素、臭素またはフェニルにより置換され
ており、該フェニルは弗素、塩素、臭素、メチル、エチ
ル、メトキシまたはエトキシにより置換されていてもよ
く、或いはR19およびR20がシクロプロピル、シクロペ
ンチルまたはシクロヘキシルを示すか、或いはR19およ
びR20がフェニルを示し、それは弗素、塩素、臭素、ニ
トロ、メチル、エチル、メトキシまたはエトキシにより
置換されているか、或いはR19およびR20が窒素原子と
一緒になって5−〜7−員の複素環を形成し、それは場
合により酸素もしくは硫黄原子によりまたは式−NR21
の基により中断されていてよく、ここでR21が水素また
は炭素数10までの直鎖もしくは分枝鎖状のアルキルを
示し、それは場合によりフェニルにより置換されていて
もよく、該フェニルは弗素、塩素もしくは臭素により置
換されていてもよく、或いはR21がフェニルを示し、そ
れは場合により弗素、塩素もしくは臭素により置換され
ていてもよく、またはピリジル、テトラヒドロピラニ
ル、ピラゾリル、フリール、クロマニル、ピペラジニ
ル、ピペリジニル、イソキノリジニルによりまたは式
【0013】
【化13】
【0014】の基により置換されており、それは弗素、
塩素、ベンジル、フェニルまたはフェニルスルホニルに
より置換されていてもよく、ここで炭化水素基(R2
は場合によりさらに酸素により、フェニリデンによりま
たは−S(O)aもしくは−NR6の基により中断されてい
てもよく、ここでaが数0、1または2を示し、そして
6が水素、フェニル、ベンジルまたは炭素数4までの
直鎖もしくは分枝鎖状のアルキル、シクロプロピル、シ
クロペンチルまたはシクロヘキシル示し、それは場合に
よりフェニルにより置換されていてもよく、ここで炭化
水素基は場合によりフェニルにより置換されていてもよ
く、該フェニルは弗素、塩素または臭素により置換され
ていてもよく、そしてR3が水素または炭素数4までの
直鎖もしくは分枝鎖状のアルキルを表す、もの並びにそ
れらの塩類である。
【0015】特に非常に好適な一般式(I)の化合物
は、R1がフェニルを表し、それは場合により弗素、塩
素、シアノ、ヒドロキシル、ニトロ、トリフルオロメチ
ル、メチル、メトキシまたは−NR45からの同一もし
くは相異なる置換基により2回まで置換されていてもよ
く、ここでR4およびR5が同一もしくは相異なり、そし
て水素または炭素数4までの直鎖もしくは分枝鎖状のア
ルキル、フェニルまたはベンジルを表すか、或いはR1
がピリジルまたはチエニルを表し、R2が炭素数6まで
の直鎖、分枝鎖、環式、飽和もしくは不飽和炭化水素基
を表し、これは各場合とも基−CO−NR78、−NR
9−CO−R10、−NR11−SO2−R12、−SO2−N
1314、O−NO2、−O−(CH2)b−R15、−S
(O)c−(CH2)d−R16、−NR17−COOR18または
NR1920により置換されており、ここでR7、R8、R
9、R10、R11、R12、R13、R14、R17およびR18
同一もしくは相異なりそして下記のR6の意味を有して
おり、そして後者と同一もしくは相異なり、bが数1、
2、3または4を示し、dが数0、1、2、3または4
を示し、cが数0または2を示し、R15およびR16がフ
ェニルを示し、R19およびR20が同一もしくは相異な
り、そして炭素数2〜6の直鎖もしくは分枝鎖状のアル
キルを示し、それは弗素、塩素またはフェニルにより置
換されており、該フェニルはメチルまたはメトキシによ
り置換されていてもよく、或いはR19およびR20がシク
ロプロピル、シクロペンチルまたはシクロヘキシルを示
すか、或いはR19およびR20がフェニルを示し、それは
弗素、塩素、メチルまたはメトキシにより置換されてい
るか、或いはR19およびR20が窒素原子と一緒になって
5−〜6−員の複素環を形成し、それは場合により酸素
もしくは硫黄原子によりまたは式−NR21の基により中
断されていてよく、ここでR21が水素または炭素数4ま
での直鎖もしくは分枝鎖状のアルキルを示し、それは場
合によりフェニルにより置換されていてもよく、或いは
ピリジルもしくはピペリジニルによりまたは式
【0016】
【化14】
【0017】の基により置換されており、それはベンジ
ルにより置換されていてもよく、或いは酸素によりまた
は式−NR6の基により中断されていてもよく、ここで
6が水素、フェニル、ベンジルまたは炭素数4までの
直鎖もしくは分枝鎖状のアルキル、シクロプロピル、シ
クロペンチルまたはシクロヘキシル示し、そしてここで
炭化水素基は場合によりフェニルにより置換されていて
もよく、R3が水素または炭素数2までの直鎖もしくは
分枝鎖状のアルキルを表す、もの並びにそれらの塩類で
ある。
【0018】本発明に従う一般式(I)の化合物の製造
は、[A]一般式(II)
【0019】
【化15】
【0020】[式中、R1は上記の意味を有する]のア
ルデヒド類を、不活性溶媒中で10℃〜150℃の間の
温度において、一般式(III)
【0021】
【化16】
【0022】[式中、R3は上記の意味を有する]の化
合物並びに互変異性体式(IV)および(IVa)
【0023】
【化17】
【0024】[式中、R2は上記の意味を有する]の化
合物と直接的に反応させるか、或いは[B]一般式
(V)
【0025】
【化18】
【0026】[式中、R1およびR3は上記の意味を有す
る]のイリデン化合物を、場合により不活性有機溶媒の
存在下で10℃〜150℃の温度において、一般式(V
I)または(VIa)
【0027】
【化19】
【0028】[式中、R2は上記の意味を有し、そして
Xはアミノ基またはC1−C4-アルコキシを表す]の化
合物と反応させ、XがC1−C4-アルコキシを表すな
ら、アンモニウム塩を加えることにより特徴づけられて
いる。
【0029】純粋なエナンチオマー類の場合には、生成
したR2が定義されているキラル基を表す一般式(I)
の各化合物のジアステレオマー混合物を最初に分離し、
次に対応するカルボン酸類(R2=H)に転化させ、そ
れを最終的段階でエステル化するか、または各ジアステ
レオマーを対応するアルコール類、特にアルコレート類
の形、を用いて直接的にエステル交換する。
【0030】本発明に従う方法は例えば下記の反応式を
用いて示すことができる:
【0031】
【化20】
【0032】
【化21】
【0033】この概念において適する溶媒は、反応条件
下で変化しない全ての不活性有機溶媒である。好適なこ
のような溶媒には、アルコール類、例えばメタノール、
エタノール、プロパノールもしくはイソプロパノール、
またはエーテル類、例えばジエチルエーテル、ジオキサ
ン、テトラヒドロフラン、グリコールジメチルエーテル
もしくはジエチレングリコールジメチルエーテル、アセ
トニトリル、またはアミド類、例えばヘキサメチル燐酸
トリアミドもしくはジメチルホルムアミド、または酢酸
もしくはハロゲン化された炭化水素、例えば塩化メチレ
ン、四塩化炭素、または炭化水素、例えばベンゼンもし
くはトルエン、が包含される。上記の溶媒の混合物を使
用することもできる。特定変法[A]、[B]または
[C]によるが、メタノール、イソプロパノール、エタ
ノールおよびn−プロパノール、アセトニトリルまたは
テトラヒドロフランが好適である。
【0034】反応温度は広い範囲内で変えることができ
る。それは一般的には+10℃〜+150℃の間で、好
適には+20℃〜+100℃の間で、そして特に各溶媒
の沸騰温度において、実施される。
【0035】反応は大気圧において実施できるが、加圧
または減圧(例えば0.5〜3バール)においても実施
できる。一般的には大気圧において実施される。
【0036】適当なキラルエステル基は、エナンチオマ
ー的に純粋なアルコール類、例えば2−ブタノール、1
−フェニルエタノール、乳酸、乳酸エステル類、マンデ
ル酸、マンデル酸エステル類、2−アミノ−アルコール
類、糖誘導体、ヒドロキシアミノ酸誘導体および多くの
他のエナンチオマー的に純粋なアルコール類、の全ての
エステル類である。
【0037】ジアステレオマー類の分離は一般的には、
分別結晶化により、カラムクロマトグラフィーによりま
たはクレイグ分配により実施される。どれが最適方法で
あるかを場合毎に決めるべきであり、時には個々の方法
の組み合わせを使用することも簡便である。特に適して
いる分離は結晶化もしくはクレイグ分配によるものまた
は二方法の組み合わせによるものである。
【0038】一般式(II)の化合物はある場合には既知
であり、そして例えば対応するアルキル−もしくはヒド
ロキシアルキル−キノリン類を酸化するかまたは対応す
るカルボキシキノリン類を還元することにより製造でき
る。
【0039】変法として、文献から既知である4−ニト
ロ−3−ヒドロキシフタリドを触媒の存在下で、好適に
はパラジウム/硫酸バリウムを用いて一般的に水素化す
ることにより得られる4−アミノ−3−ヒドロキシフタ
リドを一部は既知である[バイルステイン(Beils
tein)、、292参照]一般式R1−CH2−CH
Oの化合物と反応させて対応するカルボン酸を介して一
般式(II)の化合物を与えることもできる。
【0040】一般式(III)、(IV)および(IV
a)の化合物は既知であるか、または文献から既知であ
る方法により製造できる。
【0041】一般式(V)のイリデン化合物はある場合
には既知であるか、または一般式(VII)
【0042】
【化22】
【0043】[式中、R3は上記の意味を有する]の化
合物をアルカリ金属水酸化物またはアルカリ金属アルコ
レートを用いて一般式(VIII) R3−CO−CH2−CN (VIII) [式中、R3は上記の意味を有する]の化合物のアルカ
リ金属塩に転化させ、そして塩をその場でまたは単離後
に上記の不活性溶媒の1種中で、好適にはアルコール
類、酢酸エチル類、塩化メチレン、アセトニトリル、ク
ロロホルムまたはエーテル類の中で、酸、好適には酢酸
を添加してそして場合により例えば酢酸ピペリジンの如
き触媒の存在下で、0℃〜150℃の間の、好適には2
0℃〜110℃の間の、温度において反応させることに
より製造できる。
【0044】一般式(VI)、(VIa)、(VII)お
よび(VIII)の化合物は既知であるか、または一般的
方法により製造できる。
【0045】本発明に従う化合物は予期せぬ価値ある範
囲の薬学的作用を示す。それらは心筋収縮性および円滑
筋緊張に影響を与える。それらは好適には筋変力作用陽
性を有する。従ってそれらは冠状動脈治療における病理
学的変動血圧に影響を与える薬品中でそして心不全の処
置用に使用できる。それらはさらに心臓不整脈の処置用
に、血糖値の低下用に、粘膜の膨張用にそして塩と液体
の均衡に影響を与えるためにも使用できる。
【0046】心臓および血管効果は単離された灌流され
ているモルモット心臓に対して示された。この目的用に
は、重さが250〜350gのモルモットの心臓が使用
される。頭部打撃により動物を殺し、胸郭を開き、そし
て金属カニューレを挿入し、露呈された大動脈中に結
ぶ。心臓および肺を胸郭から切除し、そして大動脈カニ
ューレを介して灌流工程中の灌流装置と結合させる。肺
を根のところで分離する。使用される灌流媒体はクレブ
ス−ヘンセライト(Krebs−Henseleit)
溶液(118.5ミリモル/リットルのNaCl、4.7
5ミリモル/リットルのKCl、1.19ミリモル/リ
ットルのKH2PO4、1.19ミリモル/リットルのM
gSO4、25ミリモル/リットルのNaHCO3、0.
013ミリモル/リットルのNa2EDTA)であり、
それのCaCl2含有量は1.2ミリモル/リットルであ
る。加えられるエネルギー−供給基質は10ミリモル/
リットルのグルコースである。灌流前に、溶液を濾過し
て全ての粒子を除去する。溶液にカルボゲン(95%O
2、5%CO2)を通気させて7.4のpHを保つ。心臓
を一定流速(10ml/分)で32℃において蠕動ポン
プを用いて灌流させる。
【0047】心臓灌流を測定するために、液体カラムを
介して圧力変換器と連結されている液体−充填ラテック
スバルーンを左耳介を通して左心室中に加え、そして等
容量収縮を急速記録計上に記録する。灌流圧力は心臓の
灌流系上流と連結されている圧力変換器により記録され
る。これらの条件下では、灌流圧力における減少は冠状
動脈拡張を示し、そして左心室収縮量の増加または減少
はそれぞれ心筋収縮性の低下または上昇を示す。本発明
に従う化合物は、適当な希釈度で、単離された心臓の上
流近くで灌流系中に灌流される。
【0048】新規化合物は既知の方法で不活性の無毒の
薬学的に適している賦形薬または溶媒を用いて一般的調
合物、例えばコーテイング錠剤および未コーテイング錠
剤、丸薬、粒剤、エーロゾル、シロップ、乳化液、懸濁
液および溶液、に転換させることができる。この概念で
は、治療的活性化合物は各場合とも合計混合物の約0.
5〜90重量%の濃度で、すなわち示されている投与量
範囲を得るために充分な量で、存在すべきである。
【0049】調合物は例えば活性化合物を溶媒および/
または賦形薬を用いて、場合により乳化剤および/また
は分散剤を用いて、延展させることにより製造でき、こ
こでは、希釈剤として水を使用する場合には有機溶媒を
場合により補助溶媒として使用することができる。
【0050】投与は一般的方法で、好適には経口的また
は非経口的に、特に舌下的または静脈内で、行われる。
【0051】一般的には、静脈内投与の場合には有効な
結果を得るためには約0.001〜1mg/kgの、好
適には約0.01〜0.5mg/kgの体重の量を投与す
ること並びに経口的投与の場合には投与量が約0.01
〜20mg/kg、好適には0.1〜10mg/kgの
体重であることが有利であると証されている。
【0052】それにもかかわらず、特に体重または投与
方式の性質、薬品に対する個別応答、それの調合性質お
よび投与を行う時間により、時には上記量を逸脱する必
要があるかもしれない。例えば、ある場合には上記の最
少量より少なくて充分であるかもしれないが他の場合に
は上記の上限を越えるべきである。相対的に大量投与の
場合には、これらを1日にわたり数回の個別投与に分割
することを推奨できる。
【0053】
【実施例】実施例1 2−アミノ−5−シアノ−6−メチル−4−(3−フェ
ニル−5−キノリル)−1,4−ジヒドロピリジン−5−
カルボン酸1S,2R−2−ベンジルオキシカルボニル
アミノ−1−フェニル−プロピル
【0054】
【化23】
【0055】1.5g(5ミリモル)の2−(3−フェニ
ル−5−キノリリデン)−3−オキソ−ブチロニトリル
を10mlのイソプロパノール中で2g(5ミリモル)
の3−エトキシ−3−イミノ−プロピオン酸1S,2R
−2−ベンジルオキシカルボニル−アミノ−1−フェニ
ル−プロピルおよび770mgの酢酸アンモニウムと共
に18時間にわたり加熱還流させた。混合物を冷却し、
そして濃縮した。残渣を酢酸エチル/水中に溶解させ、
相を分離し、乾燥し、そして濃縮した。2種のジアステ
レオマー類をシリカゲルカラム上でジクロロメタン/酢
酸エチル混合物を使用して分離した。159−163℃
の融点を有する514mgのジアステレオマーAが得ら
れた。
【0056】Rf値=0.6、TLCアルミニウムシー
ト、メルク、ジクロロメタン/酢酸エチル=1:1 ジアステレオマーB:融点:160℃から Rf値=0.48 表1に挙げられている化合物は実施例1の工程と同様に
して製造された。
【0057】
【表1】
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.5 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 C07D 417/14 211 9051−4C (72)発明者 アレクサンダー・シユトラウプ ドイツ42113ブツペルタール・モースプフ アート30 (72)発明者 マルテイン・ベヘム ドイツ42111ブツペルタール・ハンス−ベ ツクラー−シユトラーセ102 (72)発明者 ライナー・グロス ドイツ42115ブツペルタール・プラツツホ フシユトラーセ23 (72)発明者 ジークベルト・ヘビシユ ドイツ46244ボツトロープ・ヨハン−ブロ イカー−プラツツ8 (72)発明者 ヨアヒム・ヒユツター ドイツ42349ブツペルタール・テツシエン −ズートベルガーシユトラーセ13 (72)発明者 ハワード−ポール・ラウンデイング ドイツ42115ブツペルタール・パールケシ ユトラーセ15

Claims (9)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 一般式(I) 【化1】 [式中、R1は炭素数6〜10のアリールを表し、それ
    は場合によりハロゲン、ニトロ、シアノ、ヒドロキシ
    ル、アミノ、トリフルオロメチル、トリフルオロメトキ
    シもしくはトリフルオロメチルチオからの同一もしくは
    相異なる置換基によりまたは各場合とも炭素数8までの
    直鎖もしくは分枝鎖状のアルキルにより3回まで置換さ
    れていてもよく、該アルキルは炭素数6〜10のアリー
    ルにより置換されていてもよく、または各場合とも炭素
    数8までの直鎖もしくは分枝鎖状のアルコキシもしくは
    アルコキシカルボニル、カルボキシル、アミノもしくは
    式−NR45の基により置換されており、ここでR4
    よびR5は同一もしくは相異なり、そして水素、炭素数
    8までの直鎖もしくは分枝鎖状のアルキル、フェニルま
    たはベンジルを表すか、或いはR1はピリジルまたはチ
    エニルを表し、それらは場合によりハロゲンにより置換
    されていてもよく、R2は炭素数12までの直鎖、分枝
    鎖、環式、飽和もしくは不飽和炭化水素基を表し、これ
    は各場合とも−CO−NR78、−NR9−CO−
    10、−NR11−SO2−R12、−SO2−NR1314
    O−NO2、−O−(CH2)b−R15、−S(O)c−(C
    2)d−R16、−NR17−COOR18またはNR1920
    からの同一もしくは相異なる置換基により1回または2
    回置換されており、ここでR7、R8、R9、R10
    11、R12、R13、R14、R17およびR18は同一もしく
    は相異なりそして下記のR6の意味を有しており、そし
    て後者と同一もしくは相異なり、bは数1、2、3、4
    または5を示し、dは数0、1、2、3、4または5を
    示し、cは下記の意味を有しておりそして後者と同一も
    しくは相異なり、R15およびR16は同一もしくは相異な
    り、そして炭素数6〜10のアリールを示し、それは場
    合によりハロゲン、ニトロ、アミノ、ヒドロキシルもし
    くはカルボキシルからの同一もしくは相異なる置換基に
    よりまたは各場合とも炭素数4までの直鎖もしくは分枝
    鎖状のアルキル、アルコキシもしくはアルコキシカルボ
    ニルにより2回まで置換されていてもよく、R19および
    20は同一もしくは相異なり、そして炭素数2〜8の直
    鎖もしくは分枝鎖状のアルキルを示し、それはハロゲ
    ン、ヒドロキシルまたはフェニルにより置換されてお
    り、該フェニルはハロゲン、ニトロもしくはヒドロキシ
    ルによりまたは各場合とも炭素数4までの直鎖もしくは
    分枝鎖状のアルキルもしくはアルコキシにより置換され
    ていてもよく、或いはR19およびR20は炭素数3〜8の
    シクロアルキルを示すか、或いはR19およびR20は炭素
    数3〜8の直鎖もしくは分枝鎖状のアルケニルを示す
    か、或いはR19およびR20はフェニルを示し、それはハ
    ロゲンもしくはニトロまたは炭素数4までの直鎖もしく
    は分枝鎖状のアルキルもしくはアルコキシにより置換さ
    れているか、或いはR19およびR20は窒素原子と一緒に
    なって4−〜7−員の複素環を形成し、それは場合によ
    り酸素もしくは硫黄原子によりまたは式−NR21の基に
    より中断されていてよく、ここでR21は水素または炭素
    数10までの直鎖もしくは分枝鎖状のアルキルを示し、
    それは場合によりフェニルにより置換されていてもよ
    く、該フェニルはハロゲンにより置換されていてもよ
    く、或いはR21はフェニルを示し、それは場合によりハ
    ロゲンにより置換されていてもよく、または系列S、N
    もしくはOからの3個までのヘテロ原子を有する3−〜
    7−員の飽和もしくは不飽和複素環により置換されてお
    り、それはハロゲンもしくはヒドロキシルからの同一も
    しくは相異なる置換基によりまたは炭素数6〜10のア
    リールもしくはアリールスルホニルにより2回まで置換
    されていてもよく、ここで環部分はハロゲン、ニトロ、
    アミノ、ヒドロキシルもしくはカルボキシルからの同一
    もしくは相異なる置換基によりまたは各場合とも炭素数
    6までの直鎖もしくは分枝鎖状のアルキル、アルコキシ
    もしくはアルコキシカルボニルにより2回まで置換され
    ていてもよく、或いは複素環は場合により各場合とも炭
    素数8までの直鎖もしくは分枝鎖状のアルキルもしくは
    アルケニルからの同一もしくは相異なる置換基により2
    回まで置換されていてもよく、それは同一もしくは相異
    なる置換基−NR2223により2回まで置換されていて
    もよく、ここでR22およびR23は同一もしくは相異な
    り、そして水素または炭素数8までの直鎖、分枝鎖、飽
    和、不飽和もしくは環式炭化水素基であり、それは場合
    によりヒドロキシル、ハロゲンもしくは炭素数3〜6の
    シクロアルキルからの同一もしくは相異なる置換基によ
    りまたは炭素数6〜10のアリールもしくはアリールオ
    キシにより2回まで置換されていてもよく、該アリール
    もしくはアリールオキシはハロゲン、ニトロ、アミノ、
    ヒドロキシルもしくはカルボキシルからの同一もしくは
    相異なる置換基によりまたは各場合とも炭素数6までの
    直鎖もしくは分枝鎖状のアルキル、アルコキシもしくは
    アルコキシカルボニルにより2回まで置換されていても
    よく、或いはR22およびR23は炭素数6〜10のアリー
    ルを示し、それは場合によりハロゲン、ニトロ、アミ
    ノ、ヒドロキシルもしくはカルボキシルからの同一もし
    くは相異なる置換基によりまたは各場合とも炭素数6ま
    での直鎖もしくは分枝鎖状のアルキル、アルコキシもし
    くはアルコキシカルボニルにより2回まで置換されてい
    てもよく、或いはR22およびR23は窒素原子と一緒にな
    って、系列S、NもしくはOからの3個までのヘテロ原
    子を有する5−〜7−員の飽和もしくは不飽和複素環を
    示すか、或いはアルキルまたはアルケニルはフェニルま
    たはフェノキシにより置換されていてもよく、それらは
    場合によりハロゲン、ニトロ、アミノ、ヒドロキシルも
    しくはカルボキシルからの同一もしくは相異なる置換基
    によりまたは各場合とも炭素数6までの直鎖もしくは分
    枝鎖状のアルキル、アルコキシもしくはアルコキシカル
    ボニルにより2回まで置換されていてもよく、それは場
    合により酸素によりまたは炭素数6〜10のアリーリデ
    ンにより中断されていてもよく、該アリーリデンはハロ
    ゲン、ニトロ、アミノ、ヒドロキシルもしくはカルボキ
    シルからの同一もしくは相異なる置換基によりまたは各
    場合とも炭素数6までの直鎖もしくは分枝鎖状のアルキ
    ル、アルコキシもしくはアルコキシカルボニルにより置
    換されていてもよく、或いは場合により式−S(O)a
    たは−NR6の基により置換されていてもよく、ここで
    aは数0、1または2を示し、そしてR6は水素、炭素
    数6〜10のアリール、または炭素数6までの直鎖もし
    くは分枝鎖状のアルキルまたは炭素数3〜8のシクロア
    ルキルを示し、ここでアルキルおよび示し、アルキルは
    場合により炭素数6〜10のアリールにより置換されて
    いてもよく、ここで炭化水素基は場合によりさらにフェ
    ニルにより置換されていてもよく、該フェニルはハロゲ
    ンにより置換されていてもよく、そしてR3は水素を表
    すか、或いは炭素数8までの直鎖もしくは分枝鎖状のア
    ルキルを表す]の2−アミノ−5−シアノ−4−キノリ
    ルジヒドロピリジンエステル類並びにそれらの塩類。
  2. 【請求項2】 R1がフェニルを表し、それは場合によ
    りハロゲン、ニトロ、シアノ、ヒドロキシルもしくはト
    リフルオロメチルからの同一もしくは相異なる置換基に
    よりまたは各場合とも炭素数4までの直鎖もしくは分枝
    鎖状のアルキルもしくはアルコキシによりまたは式−N
    45の基により2回まで置換されていてもよく、ここ
    でR4およびR5が同一もしくは相異なり、そして水素、
    炭素数6までの直鎖もしくは分枝鎖状のアルキル、フェ
    ニルまたはベンジルを表すか、或いはR1がピリジルま
    たはチエニルを表し、それらは場合により弗素、塩素ま
    たは臭素により置換されていてもよく、R2が炭素数1
    0までの直鎖、分枝鎖、環式、飽和もしくは不飽和炭化
    水素基を表し、これは各場合とも−CO−NR78、−
    NR9−CO−R10、−NR11−SO2−R12、−SO2
    −NR1314、O−NO2、−O−(CH2)b−R15、−
    S(O)c−(CH2)d−R16、−NR17−COOR18また
    はNR1920からの同一もしくは相異なる置換基により
    1回または2回置換されており、ここでR7、R8
    9、R10、R11、R12、R13、R14、R17およびR18
    が同一もしくは相異なりそして下記のR6の意味を有し
    ており、そして後者と同一もしくは相異なり、bが数
    1、2、3または4を示し、dが数0、1、2、3また
    は4を示し、cが下記の意味を有しておりそして後者と
    同一もしくは相異なり、R15およびR16が同一もしくは
    相異なり、そしてフェニルを示し、それは場合により弗
    素、塩素、ニトロもしくはカルボキシルからの同一もし
    くは相異なる置換基によりまたは各場合とも炭素数4ま
    での直鎖もしくは分枝鎖状のアルキル、アルコキシもし
    くはアルコキシカルボニルにより2回まで置換されてい
    てもよく、R19およびR20が同一もしくは相異なり、そ
    して炭素数2〜8の直鎖もしくは分枝鎖状のアルキルを
    示し、それは弗素、塩素、臭素またはフェニルにより置
    換されており、該フェニルは弗素、塩素、臭素、メチ
    ル、エチル、メトキシまたはエトキシにより置換されて
    いてもよく、或いはR19およびR20がシクロプロピル、
    シクロペンチルまたはシクロヘキシルを示すか、或いは
    19およびR20がフェニルを示し、それは弗素、塩素、
    臭素、ニトロ、メチル、エチル、メトキシまたはエトキ
    シにより置換されているか、或いはR19およびR20が窒
    素原子と一緒になって5−〜7−員の複素環を形成し、
    それは場合により酸素もしくは硫黄原子によりまたは式
    −NR21の基により中断されていてよく、ここでR21
    水素または炭素数10までの直鎖もしくは分枝鎖状のア
    ルキルを示し、それは場合によりフェニルにより置換さ
    れていてもよく、該フェニルは弗素、塩素もしくは臭素
    により置換されていてもよく、或いはR21がフェニルを
    示し、それは場合により弗素、塩素もしくは臭素により
    置換されていてもよく、またはピリジル、テトラヒドロ
    ピラニル、ピラゾリル、フリール、クロマニル、ピペラ
    ジニル、ピペリジニル、イソキノリジニルによりまたは
    式 【化2】 の基により置換されており、それは弗素、塩素、ベンジ
    ル、フェニルまたはフェニルスルホニルにより置換され
    ていてもよく、ここで炭化水素基(R2)は場合により
    さらに酸素により、フェニリデンによりまたは−S(O)
    aもしくは−NR6により中断されていてもよく、ここで
    aが数0、1または2を示し、そしてR6が水素、フェ
    ニル、または炭素数5までの直鎖もしくは分枝鎖状のア
    ルキル、シクロプロピル、シクロペンチルまたはシクロ
    ヘキシル示し、それは場合によりフェニルにより置換さ
    れていてもよく、ここで炭化水素基は場合によりフェニ
    ルにより置換されていてもよく、該フェニルは弗素、塩
    素または臭素により置換されていてもよく、そしてR3
    が水素または炭素数4までの直鎖もしくは分枝鎖状のア
    ルキルを表す、請求項1に従う一般式(I)の化合物並
    びにそれらの塩類。
  3. 【請求項3】 R1がフェニルを表し、それは場合によ
    り弗素、塩素、ニトロ、シアノ、ヒドロキシル、トリフ
    ルオロメチル、メチル、エチル、メトキシもしくはエト
    キシからの同一もしくは相異なる置換基によりまたは式
    −NR45の基により2回まで置換されていてもよく、
    ここでR4およびR5が同一もしくは相異なり、そして水
    素、炭素数4までの直鎖もしくは分枝鎖状のアルキル、
    フェニルまたはベンジルを表すか、或いはR1がピリジ
    ルまたはチエニルを表し、R2が炭素数6までの直鎖、
    分枝鎖、環式、飽和もしくは不飽和炭化水素基を表し、
    これは各場合とも基−CO−NR78、−NR9−CO
    −R10、−NR11−SO2−R12、−SO2−NR
    1314、O−NO2、−O−(CH2)b−R15、−S(O)c
    −(CH2)d−R16、−NR17−COOR18またはNR19
    20により置換されており、ここでR7、R8、R9、R
    10、R11、R12、R13、R14、R17およびR18が同一も
    しくは相異なりそして下記のR6の意味を有しており、
    そして後者と同一もしくは相異なり、bが数1、2、3
    または4を示し、dが数0、1、2、3または4を示
    し、cが下記の意味を有しておりそして後者と同一もし
    くは相異なり、R15およびR16が同一もしくは相異な
    り、そしてフェニルを示し、それは場合により弗素、塩
    素もしくはニトロによりまたは各場合とも炭素数3まで
    の直鎖もしくは分枝鎖状のアルキルもしくはアルコキシ
    により置換されていてもよく、R19およびR20が同一も
    しくは相異なり、そして炭素数2〜8の直鎖もしくは分
    枝鎖状のアルキルを示し、それは弗素、塩素、臭素また
    はフェニルにより置換されており、該フェニルは弗素、
    塩素、臭素、メチル、エチル、メトキシまたはエトキシ
    により置換されていてもよく、或いはR19およびR20
    シクロプロピル、シクロペンチルまたはシクロヘキシル
    を示すか、或いはR19およびR20がフェニルを示し、そ
    れは弗素、塩素、臭素、ニトロ、メチル、エチル、メト
    キシまたはエトキシにより置換されているか、或いはR
    19およびR20が窒素原子と一緒になって5−〜7−員の
    複素環を形成し、それは場合により酸素もしくは硫黄原
    子によりまたは式−NR21の基により中断されていてよ
    く、ここでR21が水素または炭素数10までの直鎖もし
    くは分枝鎖状のアルキルを示し、それは場合によりフェ
    ニルにより置換されていてもよく、該フェニルは弗素、
    塩素もしくは臭素により置換されていてもよく、或いは
    21がフェニルを示し、それは場合により弗素、塩素も
    しくは臭素により置換されていてもよく、またはピリジ
    ル、テトラヒドロピラニル、ピラゾリル、フリール、ク
    ロマニル、ピペラジニル、ピペリジニル、イソキノリジ
    ニルによりまたは式 【化3】 の基により置換されており、それは弗素、塩素、ベンジ
    ル、フェニルまたはフェニルスルホニルにより置換され
    ていてもよく、ここで炭化水素基(R2)は場合により
    さらに酸素により、フェニリデンによりまたは−S(O)
    aもしくは−NR6の基により中断されていてもよく、こ
    こでaが数0、1または2を示し、そしてR6が水素、
    フェニル、ベンジルまたは炭素数4までの直鎖もしくは
    分枝鎖状のアルキル、シクロプロピル、シクロペンチル
    またはシクロヘキシル示し、それは場合によりフェニル
    により置換されていてもよく、ここで炭化水素基は場合
    によりフェニルにより置換されていてもよく、該フェニ
    ルは弗素、塩素または臭素により置換されていてもよ
    く、そしてR3が水素または炭素数4までの直鎖もしく
    は分枝鎖状のアルキルを表す、請求項1に従う一般式
    (I)の化合物並びにそれらの塩類。
  4. 【請求項4】 R1がフェニルを表し、それは場合によ
    り弗素、塩素、シアノ、ヒドロキシル、ニトロ、トリフ
    ルオロメチル、メチル、メトキシまたは−NR45から
    の同一もしくは相異なる置換基により2回まで置換され
    ていてもよく、ここでR4およびR5が同一もしくは相異
    なり、そして水素または炭素数4までの直鎖もしくは分
    枝鎖状のアルキル、フェニルまたはベンジルを表すか、
    或いはR1がピリジルまたはチエニルを表し、R2が炭素
    数6までの直鎖、分枝鎖、環式、飽和もしくは不飽和炭
    化水素基を表し、これは各場合とも基−CO−NR
    78、−NR9−CO−R10、−NR11−SO2−R12
    −SO2−NR1314、O−NO2、−O−(CH2)b−R
    15、−S(O)c−(CH2)d−R16、−NR17−COOR
    18またはNR1920により置換されており、ここで
    7、R8、R9、R10、R11、R12、R13、R14、R17
    およびR18が同一もしくは相異なりそして下記のR6
    意味を有しており、そして後者と同一もしくは相異な
    り、bが数1、2、3または4を示し、dが数0、1、
    2、3または4を示し、cが数0または2を示し、R15
    およびR16がフェニルを示し、R19およびR20が同一も
    しくは相異なり、そして炭素数2〜6の直鎖もしくは分
    枝鎖状のアルキルを示し、それは弗素、塩素またはフェ
    ニルにより置換されており、該フェニルはメチルまたは
    メトキシにより置換されていてもよく、或いはR19およ
    びR20がシクロプロピル、シクロペンチルまたはシクロ
    ヘキシルを示すか、或いはR19およびR20がフェニルを
    示し、それは弗素、塩素、メチルまたはメトキシにより
    置換されているか、或いはR19およびR20が窒素原子と
    一緒になって5−〜6−員の複素環を形成し、それは場
    合により酸素もしくは硫黄原子によりまたは式−NR21
    の基により中断されていてよく、ここでR21が水素また
    は炭素数4までの直鎖もしくは分枝鎖状のアルキルを示
    し、それは場合によりフェニルにより置換されていても
    よく、或いはピリジルもしくはピペリジニルによりまた
    は式 【化4】 の基により置換されており、それはベンジルにより置換
    されていてもよく、或いは酸素によりまたは式−NR6
    の基により中断されていてもよく、ここでR6が水素、
    フェニル、ベンジルまたは炭素数4までの直鎖もしくは
    分枝鎖状のアルキル、シクロプロピル、シクロペンチル
    またはシクロヘキシル示し、そしてここで炭化水素基は
    場合によりフェニルにより置換されていてもよく、R3
    が水素または炭素数2までの直鎖もしくは分枝鎖状のア
    ルキルを表す、請求項1に従う一般式(I)の化合物並
    びにそれらの塩類。
  5. 【請求項5】 一般式(I) 【化5】 [式中、R1は炭素数6〜10のアリールを表し、それ
    は場合によりハロゲン、ニトロ、シアノ、ヒドロキシ
    ル、アミノ、トリフルオロメチル、トリフルオロメトキ
    シもしくはトリフルオロメチルチオからの同一もしくは
    相異なる置換基によりまたは各場合とも炭素数8までの
    直鎖もしくは分枝鎖状のアルキルにより3回まで置換さ
    れていてもよく、該アルキルは炭素数6〜10のアリー
    ルにより置換されていてもよく、または各場合とも炭素
    数8までの直鎖もしくは分枝鎖状のアルコキシもしくは
    アルコキシカルボニル、カルボキシル、アミノもしくは
    式−NR45の基により置換されており、ここでR4
    よびR5は同一もしくは相異なり、そして水素、炭素数
    8までの直鎖もしくは分枝鎖状のアルキル、フェニルま
    たはベンジルを表すか、或いはR1はピリジルまたはチ
    エニルを表し、それらは場合によりハロゲンにより置換
    されていてもよく、R2は炭素数12までの直鎖、分枝
    鎖、環式、飽和もしくは不飽和炭化水素基を表し、これ
    は各場合とも−CO−NR78、−NR9−CO−
    10、−NR11−SO2−R12、−SO2−NR1314
    O−NO2、−O−(CH2)b−R15、−S(O)c−(C
    2)d−R16、−NR17−COOR18またはNR1920
    からの同一もしくは相異なる置換基により1回または2
    回置換されており、ここでR7、R8、R9、R10
    11、R12、R13、R14、R17およびR18は同一もしく
    は相異なりそして下記のR6の意味を有しており、そし
    て後者と同一もしくは相異なり、bは数1、2、3、4
    または5を示し、dは数0、1、2、3、4または5を
    示し、cは下記の意味を有しておりそして後者と同一も
    しくは相異なり、R15およびR16は同一もしくは相異な
    り、そして炭素数6〜10のアリールを示し、それは場
    合によりハロゲン、ニトロ、アミノ、ヒドロキシルもし
    くはカルボキシルからの同一もしくは相異なる置換基に
    よりまたは各場合とも炭素数4までの直鎖もしくは分枝
    鎖状のアルキル、アルコキシもしくはアルコキシカルボ
    ニルにより2回まで置換されていてもよく、R19および
    20は同一もしくは相異なり、そして炭素数2〜8の直
    鎖もしくは分枝鎖状のアルキルを示し、それはハロゲ
    ン、ヒドロキシルまたはフェニルにより置換されてお
    り、該フェニルはハロゲン、ニトロもしくはヒドロキシ
    ルによりまたは各場合とも炭素数4までの直鎖もしくは
    分枝鎖状のアルキルもしくはアルコキシにより置換され
    ていてもよく、或いはR19およびR20は炭素数3〜8の
    シクロアルキルを示すか、或いはR19およびR20は炭素
    数3〜8の直鎖もしくは分枝鎖状のアルケニルを示す
    か、或いはR19およびR20はフェニルを示し、それはハ
    ロゲンもしくはニトロまたは炭素数4までの直鎖もしく
    は分枝鎖状のアルキルもしくはアルコキシにより置換さ
    れているか、或いはR19およびR20は窒素原子と一緒に
    なって4−〜7−員の複素環を形成し、それは場合によ
    り酸素もしくは硫黄原子によりまたは式−NR21の基に
    より中断されていてよく、ここでR21は水素または炭素
    数8までの直鎖もしくは分枝鎖状のアルキルを示し、そ
    れは場合によりフェニルにより置換されていてもよく、
    該フェニルはハロゲンにより置換されていてもよく、或
    いはR21はフェニルを示し、それは場合によりハロゲン
    により置換されていてもよく、または系列S、Nもしく
    はOからの3個までのヘテロ原子を有する3−〜7−員
    の飽和もしくは不飽和複素環により置換されており、そ
    れはハロゲンもしくはヒドロキシルからの同一もしくは
    相異なる置換基によりまたは炭素数6〜10のアリール
    もしくはアリールスルホニルにより2回まで置換されて
    いてもよく、ここで環部分はハロゲン、ニトロ、アミ
    ノ、ヒドロキシルもしくはカルボキシルからの同一もし
    くは相異なる置換基によりまたは各場合とも炭素数6ま
    での直鎖もしくは分枝鎖状のアルキル、アルコキシもし
    くはアルコキシカルボニルにより2回まで置換されてい
    てもよく、或いは複素環は場合により各場合とも炭素数
    8までの直鎖もしくは分枝鎖状のアルキルもしくはアル
    ケニルからの同一もしくは相異なる置換基により2回ま
    で置換されていてもよく、それは同一もしくは相異なる
    置換基−NR2223により2回まで置換されていてもよ
    く、ここでR22およびR23は同一もしくは相異なり、そ
    して水素または炭素数8までの直鎖、分枝鎖、飽和、不
    飽和もしくは環式炭化水素基であり、それは場合により
    ヒドロキシル、ハロゲンもしくは炭素数3〜6のシクロ
    アルキルからの同一もしくは相異なる置換基によりまた
    は炭素数6〜10のアリールもしくはアリールオキシに
    より2回まで置換されていてもよく、該アリールもしく
    はアリールオキシはハロゲン、ニトロ、アミノ、ヒドロ
    キシルもしくはカルボキシルからの同一もしくは相異な
    る置換基によりまたは各場合とも炭素数6までの直鎖も
    しくは分枝鎖状のアルキル、アルコキシもしくはアルコ
    キシカルボニルにより2回まで置換されていてもよく、
    或いはR22およびR23は炭素数6〜10のアリールを示
    し、それは場合によりハロゲン、ニトロ、アミノ、ヒド
    ロキシルもしくはカルボキシルからの同一もしくは相異
    なる置換基によりまたは各場合とも炭素数6までの直鎖
    もしくは分枝鎖状のアルキル、アルコキシもしくはアル
    コキシカルボニルにより2回まで置換されていてもよ
    く、或いはR22およびR23は窒素原子と一緒になって、
    系列S、NもしくはOからの3個までのヘテロ原子を有
    する5−〜7−員の飽和もしくは不飽和複素環を示す
    か、或いはアルキルまたはアルケニルはフェニルまたは
    フェノキシにより置換されていてもよく、それらは場合
    によりハロゲン、ニトロ、アミノ、ヒドロキシルもしく
    はカルボキシルからの同一もしくは相異なる置換基によ
    りまたは各場合とも炭素数6までの直鎖もしくは分枝鎖
    状のアルキル、アルコキシもしくはアルコキシカルボニ
    ルにより2回まで置換されていてもよく、それは場合に
    より酸素によりまたは炭素数6〜10のアリーリデンに
    より中断されていてもよく、該アリーリデンはハロゲ
    ン、ニトロ、アミノ、ヒドロキシルもしくはカルボキシ
    ルからの同一もしくは相異なる置換基によりまたは各場
    合とも炭素数6までの直鎖もしくは分枝鎖状のアルキ
    ル、アルコキシもしくはアルコキシカルボニルにより置
    換されていてもよく、或いは場合により式−S(O)a
    たは−NR6の基により置換されていてもよく、ここで
    aは数0、1または2を示し、そしてR6は水素、炭素
    数6〜10のアリール、または炭素数6までの直鎖もし
    くは分枝鎖状のアルキルまたは炭素数3〜8のシクロア
    ルキルを示し、ここでアルキルおよび示し、アルキルは
    場合により炭素数6〜10のアリールにより置換されて
    いてもよく、ここで炭化水素基は場合によりさらにフェ
    ニルにより置換されていてもよく、該フェニルはハロゲ
    ンにより置換されていてもよく、そしてR3は水素を表
    すか、或いは炭素数8までの直鎖もしくは分枝鎖状のア
    ルキルを表す]の化合物並びにそれらの塩類の製造方法
    において、[A]一般式(II) 【化6】 [式中、R1は上記の意味を有する]のアルデヒド類
    を、不活性溶媒中で10℃〜150℃の間の温度におい
    て、一般式(III) 【化7】 [式中、R3は上記の意味を有する]の化合物並びに互
    変異性体式(IV)および(IVa) 【化8】 [式中、R2は上記の意味を有する]の化合物と直接的
    に反応させるか、或いは[B]一般式(V) 【化9】 [式中、R1およびR3は上記の意味を有する]のイリデ
    ン化合物を、場合により不活性有機溶媒の存在下で10
    ℃〜150℃の温度において、一般式(VI)または
    (VIa) 【化10】 [式中、R2は上記の意味を有し、そしてXはアミノ基
    またはC1−C4-アルコキシを表す]の化合物と反応さ
    せ、XがC1−C4-アルコキシを表すなら、アンモニウ
    ム塩を加えることを特徴とする方法。
  6. 【請求項6】 心臓循環障害の処置において使用するた
    めの、請求項1に従う一般式(I)の化合物。
  7. 【請求項7】 少なくとも1種の請求項1に従う一般式
    (I)の化合物を含有する薬品。
  8. 【請求項8】 少なくとも1種の請求項1に従う一般式
    (I)の化合物を、場合により一般的助剤および賦形薬
    を使用して、適当な投与形に転換させることを特徴とす
    る、薬品の製造方法。
  9. 【請求項9】 筋変力作用陽性を有する薬品中での、請
    求項1に従う一般式(I)の化合物の使用。
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