JPH06328895A - 内照式黒板 - Google Patents

内照式黒板

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JPH06328895A
JPH06328895A JP14156193A JP14156193A JPH06328895A JP H06328895 A JPH06328895 A JP H06328895A JP 14156193 A JP14156193 A JP 14156193A JP 14156193 A JP14156193 A JP 14156193A JP H06328895 A JPH06328895 A JP H06328895A
Authority
JP
Japan
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plate
blackboard
layer
illumination
writing
Prior art date
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Pending
Application number
JP14156193A
Other languages
English (en)
Inventor
Tsuneo Kamiya
恒雄 神谷
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Fujita Corp
Original Assignee
Fujita Corp
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Filing date
Publication date
Application filed by Fujita Corp filed Critical Fujita Corp
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Publication of JPH06328895A publication Critical patent/JPH06328895A/ja
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 外部照明によらずに、板面を明るくできる黒
板を提供する。 【構成】 黒板Aは、透明平板10表面に乳白色の半透
明処理を施した半透明層20を設け、裏面に銀蒸着膜か
らなる光反射層30を設けて形成する。半透明層20及
び光反射層30上には、面保護用にコーティング層2
2、31を設ける。半透明処理は、アクリル平板上に施
された乳白色のアクリル塗装である。黒板Aの周囲を枠
40で囲む。下枠40bは断面矩形の中空の箱型で、上
面の長手方向に設けた下側開口の凹型の溝32に、適宜
間隔に黒板Aの下端を支える板受材33を設け、黒板A
の下端を溝32に嵌挿する。溝32の下側開口部に、ハ
の字型に開いた集光板41、照明灯42及び反射板43
を設ける。正面に枠内の点検用開口部と、点検蓋44を
設ける。上枠40bも下枠40aと同じ構造とし、黒板
Aの上端に逆に取り付ける。下枠40aの正面上部に
は、受皿45を設ける。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は教室や会議室等で使用さ
れる黒板に関し、特に黒板の板面を明るくして見やすく
するためのものである。
【0002】
【従来の技術】従来、教室や会議室等に設けられた黒板
は、昼間でも教室や会議室等の窓からの外光の採光状態
がよくなかったり、又は曇天や夕方等のように室内が暗
くなったときには、板面の文字が見にくくなるため室内
照明が必要だった。しかし、室内照明だけでも十分に板
面が見えないこともあり、板面を直接明るくするための
板面照明用の蛍光灯等が設けられているものがあった。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】黒板の板面を明るくす
るために設けられる照明は、板面を均一に明るくするこ
とが求められるため、照明自体の光度とともに、照明の
黒板に対する照射角度を調整する必要があった。さら
に、通常黒板用の照明は天井に設けられるため、その黒
板用の照明器具と室内用の照明器具との取り付け場所も
競合することが多かった。そのため、室内用の照明器具
と黒板用の照明器具との位置調整が煩わしく、さらに天
井の美観を損なうという問題が発生した。また、天井に
黒板用照明を設けた場合は、黒板を移動又は移設するレ
イアウト変更は簡単に行なえないという問題もあった。
【0004】そこで、本発明は、前記従来技術の有する
問題点に鑑みて提案されるもので、その目的とするとこ
ろは、天井照明やスポット照明によらず、自ら照明装置
を具備することによって黒板を明るくし、設置場所を限
定することなく自由に設定でき、黒板の利用効果を向上
し得る内照式黒板を提供する。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、文字等を書いたり消したりして何度でも使用できる
筆記面を有する黒板において、透明平板の表面に筆記可
能な半透明層が設けられ、透明平板の裏面に光反射層が
設けられ、前記透明平板の上下に照射用の照明灯が設け
られた。
【0006】
【作用】本発明では、透明平板の表面に筆記可能な半透
明層を設け、透明平板の裏面に光反射層を設け、前記透
明平板の上下に内部照射用の照明灯が設けられている。
そのために、透明平板の上下から照射されて入射した光
の一部は、半透明層を透明平板との積層面側から直接照
らし、同時に一部が透明平板裏面の光反射層で反射され
てから透明平板を通過して、上記積層面側から半透明層
を間接的に照らすことができる。従って、筆記可能な半
透明層の筆記面の裏側から照明されるので、板書の文字
が明瞭に外部照明なしで読むことができる。また、筆記
面が半透明層で作られているため、裏面からの照明が眩
しくない。
【0007】
【実施例】本実施例を図1、2により説明する。本発明
に係る内照式黒板は、図1(a)に示すように、概略、
文字や図形等を書く筆記面aが、透明平板10の表面に
乳白色の半透明処理が施された半透明層20が設けら
れ、裏面に銀蒸着膜から成る光反射層30が設けられて
いる。さらに、半透明層20面には特殊コーティング2
2が施され、光反射層30裏面には、面保護用にコーテ
ィング層31が設けられている。
【0008】透明平板10には、アクリル樹脂板、ガラ
ス板、ポリカーボネイト樹脂板等を使用することができ
るが、本実施例ではアクリル樹脂板が使用されている。
透明なアクリル樹脂板を矩形の平面板状に形成し、その
一方の面に乳白色の半透明処理が薄く平面層状に施され
ている。乳白色の半透明処理は、透明平板10のアクリ
ル樹脂板表面にアクリル塗装が施されたものであり、さ
らにその表面に特殊コーティングとしてフッ素樹脂コー
ティング層22が設けられている。
【0009】このフッ素樹脂コーティング層22によ
り、乳白色の半透明アクリル塗装面には耐摩耗性が付与
され、筆記面aに水性又は油性のフェルトペン等を使用
して何度も書いたり、消したりすることができるように
なっている。また、筆記面aに使用する半透明層20に
は、乳白色の半透明の薄いアクリル樹脂の平板を使用し
て、透明なアクリル樹脂の平板の一方の面に張り合せて
積層させても構わない。この半透明層20に使用する平
板としては、上記乳白色のアクリル樹脂板以外にも、乳
白色の半透明性のガラス板やポリカーボネイト樹脂板等
を使用しても構わない。
【0010】上記透明平板10として使用したアクリル
樹脂板の裏側の面には、光反射層30として銀が薄膜状
に蒸着され、さらに同光反射層30を保護するようにコ
ーティング層31が施されている。つまり、このコーテ
ィング層31により、銀蒸着した表面の劣化や剥離が抑
えられるようになっている。これらの積層状況は、図1
(c)に示した。上記光反射層30には、表面が鏡面状
に研磨された金属板、表面にアルミを蒸着させた金属
板、表面に金属メッキを施したもの等を使用してもよ
く、このときは、上記保護用のコーティング層31は不
要である。
【0011】上記のように筆記面aの処理と裏面の反射
処理が施されたアクリル樹脂板は、その上下、左右が囲
繞されるように周囲の枠40の溝に嵌合挿入されて、黒
板Aが形成されている。黒板Aの下端に設けられた下枠
40aは、断面矩形の中空の箱型に形成されており、上
面は黒板Aの下端が嵌挿できるように下枠40aの長手
方向に下側に開口した凹型の溝32が形成されている。
溝32の下側開口部は、長手方向に対して、適宜間隔に
黒板Aの下端を支えられるように板受材33が開口部に
掛け渡されている。この板受材33を適宜間隔に設ける
ことにより、後記する蛍光灯の光を遮ることなく上記透
明平板10内を照射できるようになっている。
【0012】さらに、下枠40aの溝32の下側開口部
の左右の側壁から、下方が裾広がりのハの字型に開いた
集光板41が設けられている。この集光板41の間に間
接照明用の照明灯42が設けられ、その下には湾曲状の
反射板43が設けられている。本実施例では、照明灯4
2として直線型の蛍光灯が使用されている。一方、黒板
Aの上端に設けられている上枠40bは、下枠40aと
同じ構造に形成されており、ちょうど下枠40aを逆に
した状態で取り付けられている。
【0013】尚、下枠40a、上枠40bの正面には、
枠内に設けられた照明灯42の保守点検用、及び集光板
41、反射板43の清掃点検用に矩形の開口部が設けら
れ、この開口部には点検蓋44が蝶番、ビス等で開閉、
脱着可能に取り付けられている。さらに、下枠40aの
正面上部には、筆記用具や黒板拭き等が置けるように、
断面凹型の受皿45が下枠40aの長手方向全体に亙っ
て設けられている。また、左右に設けられた枠40も、
黒板Aの左右端を嵌挿できるように凹型の溝が設けられ
ている。
【0014】上記構成の黒板Aは、移動可能なスタンド
に固定することにより、必要な所望の位置に移動させて
自由に使用することができるようになっている。また、
壁等の壁面に掛設したり、天井から吊設して使用できる
ようにしても構わない。また、本実施例では、照明灯4
2を黒板Aの上下端面に設けたが、左右の端面に設けて
も構わない。さらに、照明光が届くように小型の黒板と
することにより、黒板Aの一端面から照射する構造にし
ても構わない。
【0015】このようにして、使用する所定位置に設置
された黒板Aは、室内が暗くなったり、照明が不十分に
なったりした場合に、上下の照明灯42を点灯すること
により、集光板41と反射板43とで照明灯42の光が
透明アクリル樹脂板に入射される。入射された光は、一
部はそのまま透明アクリル樹脂板を透過して筆記面aを
裏側から照射すると同時に、また一部は透明アクリル樹
脂板の銀蒸着した光反射層30に反射してから筆記面a
を照射することにより、筆記面aを万遍なく明るくする
ことができるようになっている。
【0016】
【発明の効果】本発明の黒板では、間接照明により光が
筆記面の裏側から当てられているため、従来のように外
部照明光が筆記面で反射して眩しくなるという心配がな
い。また、内蔵した照明装置により黒板自身が明るくな
るため、暗い室内でも使用することができる。特に、室
内を暗くしてスライド上映と黒板の板書とを併用すると
きは、筆記面が内部から明るく照らされるので、板書の
説明の都度室内を明るくする必要がなくなった。従っ
て、従来とは異なり直接板面を照射するための外部照明
器具が不要となり、そのため、照明の取り付けスペース
や天井照明との配置計画等にまつわる煩わしさや、美観
上の問題が解消される。
【図面の簡単な説明】
【図1】内照式黒板の受け部材がある部分での側面から
みた断面説明図(a)。内照式黒板の受け部材がない部
分での側面からみた部分断面説明図(b)。内照式黒板
の積層状況を示した部分拡大断面図(c)。
【図2】内照式黒板の正面図。
【符号の説明】
10 透明平板 20 半透明層 30 光反射層 40a 下枠 40b 上枠 42 照明灯

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 文字等を書いたり消したりして何度でも
    使用できる筆記面を有する黒板において、透明平板の表
    面に筆記可能な半透明層が設けられ、透明平板の裏面に
    光反射層が設けられ、前記透明平板の上下に照射用の照
    明灯が設けられたことを特徴とする内照式黒板。
JP14156193A 1993-05-20 1993-05-20 内照式黒板 Pending JPH06328895A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP14156193A JPH06328895A (ja) 1993-05-20 1993-05-20 内照式黒板

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JP14156193A JPH06328895A (ja) 1993-05-20 1993-05-20 内照式黒板

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Publication Number Publication Date
JPH06328895A true JPH06328895A (ja) 1994-11-29

Family

ID=15294837

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Application Number Title Priority Date Filing Date
JP14156193A Pending JPH06328895A (ja) 1993-05-20 1993-05-20 内照式黒板

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JP (1) JPH06328895A (ja)

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
DE19750925A1 (de) * 1997-11-17 1999-05-27 Roberto Tomarchio Multifunktionstafel
KR100458520B1 (ko) * 2001-12-27 2004-12-03 주식회사 테크자인 조명장치를 내장한 화이트보드
CN111706797A (zh) * 2020-05-13 2020-09-25 浙江凯耀照明有限责任公司 一种光健康黑板灯

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
DE19750925A1 (de) * 1997-11-17 1999-05-27 Roberto Tomarchio Multifunktionstafel
KR100458520B1 (ko) * 2001-12-27 2004-12-03 주식회사 테크자인 조명장치를 내장한 화이트보드
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