JPH0632714U - クリップ - Google Patents

クリップ

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JPH0632714U
JPH0632714U JP069270U JP6927092U JPH0632714U JP H0632714 U JPH0632714 U JP H0632714U JP 069270 U JP069270 U JP 069270U JP 6927092 U JP6927092 U JP 6927092U JP H0632714 U JPH0632714 U JP H0632714U
Authority
JP
Japan
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flange
hole
clip
diameter
trim
Prior art date
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Pending
Application number
JP069270U
Other languages
English (en)
Inventor
康子 夏目
道比子 川端
Original Assignee
ポップリベット・ファスナー株式会社
高島屋日発工業株式会社
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Publication date
Application filed by ポップリベット・ファスナー株式会社, 高島屋日発工業株式会社 filed Critical ポップリベット・ファスナー株式会社
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 取付け時のスライド作業がスムーズであって
且つ取付け後において脱落しないクリップを提供する。 【構成】 クリップ1は、第1フランジ5と、第1フラ
ンジから一定の間隔をあけて連結された第2フランジ7
と、第2フランジから延びた軸部9とを備え、軸部は、
車体3に設けられた取付穴にその軸部9を挿入すること
によってクリップが取付けられる。トリム2には、第1
フランジより大径で且つ第2フランジより小径の第1穴
20とこの第1穴に連続する第1フランジより小径の第
2穴21とが並設され、第1穴20に第1フランジ5を
挿通して第2フランジ7をトリム2に隣接させた状態で
第2穴21へスライドさせることによって、クリップが
該他方の部材に取付けられる。クリップ1は、第1フラ
ンジ5と第2フランジ7との間の連結部6が、複数の離
隔した柱15で形成され、その外周の輪郭がほぼ円形で
且つ第1フランジと第2フランジとの中間部が大径の、
たる形状に形成されている。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は、トリム等の第1の取付部材を車体等の第2の取付部材に取付けるク リップに関する。
【0002】
【従来の技術】
トリム等の第1の取付部材を車体等の第2の取付部材に取付けるクリップは数 多く知られている。それらのクリップの内、第1フランジと、第1フランジから 一定の間隔をあけて連結された大径の第2フランジと、第2フランジから延びた 軸部とを備え、車体等の部材に設けられた取付穴にその軸部を挿入することによ ってクリップが取付けられるように軸部が作られ、トリム等の部材には、第1フ ランジより大径で第2フランジより小径の第1穴とこの穴に連続して第1フラン ジより小径の第2穴が並設されており、第1穴に第1フランジを挿通し第2フラ ンジを隣接させた状態で第2穴へスライドさせることにより、クリップが他方の 部材に取付けられるように構成されたクリップがある。これらのクリップとして は、例えば、特公昭63−27567号公報や実開平4−10107号公報に記 載のものが挙げられる。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】
かかる公知のクリップは、トリムにクリップを取付けた状態で、クリップの軸 部を車体に挿通するだけで、トリムが車体に取付けられ、トリムの取付け作業が 簡単になる。しかし、トリムの取付用の穴の寸法に誤差が出易く、小径の穴に至 る部分の首部の幅が小さいとスライドする際の抵抗が大きく、取付けがスムーズ にできなくなり、また、首部の幅が大きいと、クリップ軸部が小径穴に収容され て取付けられた後にも、首部側へ移動してクリップが脱落する欠点があった。
【0004】 従って、本考案の目的は、取付け時のスライド作業がスムーズであって且つ取 付け後において脱落しないクリップを提供することにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】
かかる目的を達成するため、本考案は、トリム等の第1の取付部材を車体等の 第2の取付部材に取付けるため、第1フランジと、第1フランジから一定の間隔 をあけて連結された第1フランジより大径の第2フランジと、第2フランジから 第1フランジと反対の側に延びた軸部とを備え、軸部は、第2取付部材に設けら れた取付穴にその軸部を挿入することによってクリップが取付けられるように構 成され、第1取付部材には、第1フランジより大径で且つ第2フランジより小径 の第1穴とこの第1穴に連続する第1フランジより小径の第2穴とが並設されて おり、第1取付部材の第1穴に第1フランジを挿通して第2フランジを該取付部 材に隣接させた状態で第2穴へスライドさせることによって、クリップが第1取 付部材に取付けられるように構成されたクリップであって、第1フランジと第2 フランジとの間の連結部が、少なくとも2本の離隔した柱で形成され、その外周 の輪郭がほぼ円形で且つ第1フランジと第2フランジとの中間部が大径の、たる 形状に形成されていることを特徴とするクリップを提供する。
【0006】
【作用】
上記構成を有するクリップは、連結部を第1穴から第2穴へスライドさせる際 に連結部が縮径方向に撓むことができしかも連結部の穴側面への接触面積が小さ いので、極めてスムーズにスライドでき、第2穴への移動後には連結部の直径が 元に戻るので、取付け後におけるクリップの脱落もなくなる。
【0007】
【実施例】
以下、本考案の実施例について、図面を参照しながら説明する。図1〜図8に 本考案の係るクリップ1の詳細を示し、図9にはクリップの連結部と取付け穴と の関係を示し、図10は、本考案のクリップ1を用いて第1の取付部材としての トリム2を第2の取付部材としての車体3に取付ける手順を示している。
【0008】 本考案に係るクリップ1は、図1〜図8に示すように、第1フランジ5と、第 1フランジ5から一定の間隔を保つ連結部6を介して連結された第2フランジ7 と、第2フランジ7に隣接して形成された吸盤部8と、第2フランジ7及び吸盤 部8から第1フランジと反対の側に延びた軸部9とから成る。第2フランジ7の 直径は、第1フランジ5の直径より大きく形成され、図10に示すように、第1 フランジ5をトリム2の取付け穴に挿通し、その第1フランジ5と第2フランジ 7とでトリム2を挟持してクリップ1をトリム2に固定する。吸盤部8は、軸部 9を車体3の取付け穴に挿入してクリップ1を車体3に取付けたとき、車体3の 面にぴったり接面して防水性を図るもので、なくともよい。
【0009】 軸部9は、車体3に設けられた取付穴に挿入することによってクリップ1が取 付けられるように構成されている。軸部9は、車体3の取付穴への挿入が容易で 且つ挿入後は確実に取付けられるように、先細の先端部11と中間の大径部12 とを有し、大径部12を構成する部分は、図7に示すように、4本の独立した脚 13で構成して弾性を与えている。なお、この軸部9は、図示の形状のものでな くともよく、車体3の取付穴に挿入することによってクリップ1が取付けられる 限り任意のものでよい。例えば、錨脚形状のものや、特公昭63−27567号 公報や実開平4−10107号公報に記載の形状のものであってもよい。
【0010】 本考案に係るクリップ1は、第1フランジ5と第2フランジ7との間の連結部 6が、少なくとも2本の離隔した柱で形成されている。図示の例では、図8に示 すように、4本の柱15で形成されている。そして、これらの柱15は、その外 周の輪郭がほぼ円形になるように形成されており(図8参照)、また、第1フラ ンジ5と第2フランジと7との間の中間部16が、他の部分より大径に形成され て、全体としてたるの形状に形成されている(図2、図4等参照)。このような 柱15により、連結部6が縮径方向に撓むことができ、しかも連結部6の側面は 取付穴側面に接触する面積が小さくなるので、取付穴でのスライドがスムーズに なり、スライド後には連結部の直径が元の大径に戻るので、取付穴への係合が確 実になる。
【0011】 更に、本考案においては、連結部6の外周の輪郭において、どの位置でも同じ 直径を成すすなわち円形を成すように、柱15の一部が半径方向外方に突出して いる。この様子を図9を参照して詳細に説明する。図9の(A)において、直径 aは直径bに等しくなるように、各柱15には、半径方向外方に突出した突起1 7が形成されている。これらの突起17がないと、連結部6の輪郭は円形になら ない。このように円形にならない理由は、少なくとも2本の離隔した柱を形成す る為に連結部の一部を削除する必要があり、その際、円の直径部が削除されるか らである。かかる連結部6の外周の輪郭を円形にした場合の利点について、図9 の(B)及び図10のトリム2を車体3に取付ける手順を示す図も参照しながら 説明する。
【0012】 図9の(B)は、トリム2に形成された取付穴19を示している。この取付穴 19は、クリップ1の第1フランジ5より大径で且つ第2フランジ7より小径の 第1穴20と第1フランジより小径の第2穴21とが並設されて成り、これらの 穴は首部22によってつながっている。この首部22の幅は第2穴21の直径よ り小さい幅cで成り、この幅cは、前記連結部直径a(=b)に等しいかやや小 さく形成されている。
【0013】 図10は、本考案によるクリップ1を用いて、第1取付部材としてのトリム2 を第2取付部材としての車体3に取付ける手順を示している。先ず、トリム2の 取付穴19(図9の(A)参照)には、図9の(B)に示すように、クリップ1 の第1フランジ5を第1穴20に挿通して第2フランジ7をトリム2に隣接させ た状態に支持する。そして、矢印23に示す方向に、クリップ1を首部22を通 して第2穴21へスライドさせる。このスライドにより、クリップ1はトリム2 に取付けられる。このスライドの際、連結部6が相互に離隔した複数の柱15か ら成るので縮径方向に撓むことができ、しかも連結部6がたる形状に形成されて いるので接触面積が小さく、極めてスムーズにスライドでき、第2穴21への移 動後には連結部6の直径が元に戻るので、取付け後におけるクリップの脱落もな い。トリム2にクリップ1を取付けた後、トリム2が艤装ラインに運ばれ、車体 3の取付穴24に、クリップ1の軸部9が挿入されて車体3に係止し、この挿入 によって、トリム2が車体3に取付けられる。
【0014】 ところで、本考案においては、前記のように、連結部6の外周の輪郭が、突起 17により直径aは直径bに等しく形成されている。従って、クリップ1を第2 穴21へスライドさせる際の連結部6の首部22に対する向きは任意の向きでよ い。これに対して、前記した突起17がないと、連結部6の外周の輪郭が円形に ならず、その外周の輪郭が部分的に大径の部分と小径の部分とで形成されてしま う。この場合、首部22の幅より大きい大径部分が首部を通過するときスライド のための抵抗が大きく、また、小径部分によって首部を通過する抵抗を小さくし ても第2穴21においてクリップの脱落の惧れがある。従って、連結部6を複数 の柱によって形成した場合の成形時における弊害すなわち連結部の外周の輪郭の 非円形形状の成形は、突起17により解消される。すなわち、突起17により直 径aと直径bとを等しく形成した意義は大きく、実験によっても、かかる突起に よって、スライドをスムーズに維持しつつ、取付け後におけるクリップの脱落の 阻止を確実にしていることが証明された。
【0015】
【考案の効果】
本考案によれば、第1フランジと第2フランジとの間の連結部が、少なくとも 2本の離隔した柱で形成され、その外周の輪郭がほぼ円形で且つ第1フランジと 第2フランジとの中間部が大径の、たる形状に形成されているので、連結部を第 1穴から第2穴へスライドさせる際に連結部が縮径方向に撓むことができしかも 連結部の穴側面への接触面積が小さく、これにより、極めてスムーズにスライド でき、第2穴への移動後には連結部の直径が元に戻って、取付け後におけるクリ ップの脱落もない。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案に係るクリップの平面図である。
【図2】本考案に係るクリップの正面図である。
【図3】本考案に係るクリップの底面図である。
【図4】本考案に係るクリップの側面図である。
【図5】図2のA−A線断面図である。
【図6】図3のB−B線断面図である。
【図7】図2のC−C線断面図である。
【図8】図2のD−D線断面図である。
【図9】本考案に係るクリップの連結部とトリムの取付
穴との関係を示す図である。
【図10】本考案に係るクリップを用いてトリムを車体
に取付ける手順を示す図である。
【符号の説明】
1 クリップ 2 第1取付部材としてのトリム 3 第2取付部材といての車体 5 第1フランジ 6 連結部 7 第2フランジ 8 吸盤部 9 軸部 13 脚 15 柱 16 連結部の中間部 17 突起 19 トリムの取付穴 20 第1穴 21 第2穴 22 首部

Claims (2)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 トリム等の第1の取付部材を車体等の第
    2の取付部材に取付けるクリップであって、第1フラン
    ジと、該第1フランジから一定の間隔をあけて連結され
    た第1フランジより大径の第2フランジと、該第2フラ
    ンジから前記第1フランジと反対の側に延びた軸部とを
    備え、該軸部は、前記第2取付部材に設けられた取付穴
    にその軸部を挿入することによってクリップが取付けら
    れるように構成され、前記第1取付部材には、前記第1
    フランジより大径で且つ第2フランジより小径の第1穴
    と該第1穴に連続する前記第1フランジより小径の第2
    穴とが並設されており、前記第1取付部材の第1穴に第
    1フランジを挿通して第2フランジを該取付部材に隣接
    させた状態で前記第2穴へスライドさせることによっ
    て、クリップが該第1取付部材に取付けられるように構
    成されたクリップにおいて、 前記第1フランジと第2フランジとの間の連結部は、少
    なくとも2本の離隔した柱で形成され、その外周の輪郭
    がほぼ円形で且つ第1フランジと第2フランジとの中間
    部が大径の、たる形状に形成されていることを特徴とす
    るクリップ。
  2. 【請求項2】 前記連結部の外周の輪郭において、どの
    位置でも同じ直径を成すように、柱の一部が半径方向外
    方に突出していることを特徴とする請求項1に記載のク
    リップ。
JP069270U 1992-10-05 1992-10-05 クリップ Pending JPH0632714U (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR20210032805A (ko) * 2019-09-17 2021-03-25 주식회사 에이티에스 패스너

Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS54150550A (en) * 1978-05-16 1979-11-26 Itw Ltd Fastner

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KR20210032805A (ko) * 2019-09-17 2021-03-25 주식회사 에이티에스 패스너

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