JPH06326949A - テレビジョン受像機のスピーカの固定構造 - Google Patents

テレビジョン受像機のスピーカの固定構造

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JPH06326949A
JPH06326949A JP13280193A JP13280193A JPH06326949A JP H06326949 A JPH06326949 A JP H06326949A JP 13280193 A JP13280193 A JP 13280193A JP 13280193 A JP13280193 A JP 13280193A JP H06326949 A JPH06326949 A JP H06326949A
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speaker
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television receiver
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Tamiki Honda
田 民 樹 本
Yasuo Horiuchi
内 康 夫 堀
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Funai Electric Co Ltd
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Funai Electric Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 フロントキャビネットとリアーキャビネット
のみを用いてスピーカを固定するテレビジョン受像機の
スピーカの固定構造を提供する。 【構成】 フロントキャビネット1にスピーカ6を取り
つけるための一対のレール3cを設け、このレール3c
でスピーカ6のフレーム6aをおさえる。更に、リアー
キャビネット10に設けたリブ11bでレール3cがお
さえていないスピーカ6のフレーム6a部分をおさえ
る。このため、スピーカ6はフロントキャビネット1と
リアーキャビネット10とで固定される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、テレビジョン受像機の
スピーカの固定構造に係り、例えばフロントキャビネッ
トとリアーキャビネットとを有するテレビジョン受像機
のスピーカの固定構造に関する。
【0002】
【従来の技術】一般にテレビジョン受像機においては、
図4に示すようにフロントキャビネット42とリアーキ
ャビネット43とから構成されている。フロントキャビ
ネット42には、ブラウン管41が組み込まれており、
ブラウン管41の側方には電源スイッチや音量の調整ダ
イヤルなどの操作部45が、また下側にはスピーカ44
が設けられている。最近のテレビジョン受像機40にお
いては、ステレオ放送などの増加によって音質の良いテ
レビが好まれるようになっており、大型のスピーカ44
が2個取り付けられている。また、ブラウン管の技術の
進歩によって、ブラウン管のサイズは拡大化され、家庭
用のテレビジョン受像機としても画面の大きいものが普
及しつつある。一方で、テレビジョンを置くスペースも
限られたものであることから、テレビジョン全体として
はコンパクトなサイズでありながら、画面の大きいこと
が望まれる。また、価格競争も厳しいことから、組み立
て工数を削減することなどにより、少しでも安価なもの
が望ましいことは言うまでもない。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、このテ
レビジョン受像機40において、スピーカ44は、垂直
に取り付けられていることから、固定ねじあるいは別物
のホルダーを用いてしっかりと取り付ける必要があり、
そのために工数およびコストを高いものとしている。ま
た、スピーカが占める割合が大きく、ブラウン管を大き
くできないという問題点があった。本発明は、上記した
従来の課題に鑑みてなされたものであり、フロントキャ
ビネットにスピーカのフレームを固定するためのレール
を設け、前記リアーキャビネットには前記スピーカを固
定するためのリブを設けることにより、スピーカの取り
付け作業を容易にし、コストの低減を図ることを目的と
する。また、スピーカはブラウン管に対して所定の角度
で傾斜して取り付けることにより、スピーカのスペース
を節約することを目的とする。
【0004】
【課題を解決するための手段】そこで本発明は、フロン
トキャビネットとリアーキャビネットとからなるテレビ
ジョン受像機において、前記フロントキャビネットにス
ピーカのフレームを固定するためのレールを設け、前記
リアーキャビネットには前記スピーカを固定するための
リブを設けたことを特徴とするものである。また、スピ
ーカはブラウン管に対して所定の角度で傾斜して取り付
けられ、かつ、前記ブラウン管の下部に取り付けられて
いることを特徴とするものである。
【0005】
【作用】フロントキャビネットにスピーカのフレームを
固定するためのレールを設け、リアーキャビネットには
スピーカを固定するためのリブを設けることにより、ス
ピーカの取り付けは、まずフロントキャビネットに設け
られたレールに添ってスライドさせてフロントキャビネ
ットの所定位置にスピーカを位置させる。次いで、リア
ーキャビネットをフロントキャビネットに取り付けるこ
とにより行うことができる。リアーキャビネットをフロ
ントキャビネットに取り付けることによってリアーキャ
ビネットのリブが、スピーカに嵌合し、スピーカはフロ
ンタパネルとリブにはさまれるようにして固定される。
スピーカの取り付けに際してねじ止めなどの作業が不要
となり、またリアーキャビネットの取り付けとスピーカ
の固定が同時に行えるので、取り付けの工程が削減さ
れ、取り付けが容易かつ確実に行える。そして、スピー
カを固定するためのリブは、リアーキャビネットと一体
的に設けてあるので、スピーカを取り付けるための部品
を特別に用意する必要がない。また、このようにしてス
ピーカの取り付けを行うので、ブラウン管に対して所定
の角度で傾斜して取り付けても、スピーカはリブによっ
て後方から抑えられ、傾斜によるスピーカの位置ずれが
生じることがない。このため、傾斜してスピーカを取り
付けられるので、従来のように垂直に取り付ける構成と
比較して、スピーカの取り付け部分のスペースが節約さ
れ、テレビジョン受像機をコンパクトにすることができ
る。
【0006】
【実施例】以下、本発明の実施例を図面に基づいて説明
する。図1〜図3は、本発明のテレビジョン受像機のス
ピーカの固定構造の一実施例を示す図である。まず、構
成を説明する。図1において、テレビジョン受像機のケ
ースは、前側のフロントキャビネット1と後ろ側のリア
ーキャビネット10とが嵌合する構成となっている。フ
ロントキャビネット1はその前部1Aにブラウン管9を
嵌合するための長四角の開口部1aを有し、ブラウン管
9が4か所でねじ止めされてフロントキャビネット1に
取り付けられる。フロントキャビネット1の開口部1a
の下側には、電源スイッチやチャネル切り替えおよび音
声調整つまみなどの操作部5が形成されている。また、
フロントキャビネット1の底部には、スピーカ6を取り
付けるためのスピーカ取り付け板3とプリント配線基板
を取り付けるための底板2とが隣接して設けられ、これ
らはフロントキャビネット1に一体的に形成されてい
る。
【0007】スピーカ取り付け板3は、図2及び図3に
示すように方形の平板部3aと傾斜面を有する傾斜部3
bとより構成され、傾斜面はフロントキャビネット1の
前部1Aに近いほど高くなるように傾斜している。平板
部3aおよび傾斜部3bの両側には、スピーカ6を所定
の位置に配置するための一対のレール3cが対向して設
けられている。レール3cは略断面がL字型に形成され
ており、一対のレール3cの距離は、略スピーカ6のフ
レーム6aの外径と同じ大きさになっている。そして、
レール3cの高さhはフレーム6aの上面よりやや高く
なっており、フロントキャビネット1に近付くほど高さ
hは小さくなっている。スピーカ6はその底面を傾斜部
3bの傾斜面に接した状態でそのフレーム6aの側部
が、レール3cによって支えられるようになっている。
【0008】図2及び図3に示すように、リア−キャビ
ネット10は、ブラウン管9の後方の突部9Aが収容さ
れるように、前部が開放された箱体を形成している。底
部には底板11が設けられており、底板11はリアーキ
ャビネット10に連続する平板部11Aと、この平板部
11Aの一部が突出し先端部11aが曲面となっている
リブ11Bが設けられている。図3に示すように、リア
ーキャビネット10がフロントキャビネット1に嵌合さ
れた状態で、リブ11Bはスピーカ取り付け板3の平板
部3aの上に位置するように構成されている。
【0009】次に作用について説明する。まず、スピー
カ6はレール3cに添ってスピーカ取り付け板3上をス
ライドされ、レール3cの高さhがスピ−カ6のフレ−
ム6aの側部と同程度になったところで、移動が停止し
て仮固定される。次に、ブラウン管9をフロントキャビ
ネット1に取り付け、プリント配線基板など他の部品を
取り付けて、調整作業を行う。そして、リアーキャビネ
ット10をフロントキャビネット1に嵌合すると、リア
ーキャビネット10の底板11に設けられたリブ11B
の先端部11aが、スピーカ6のフレーム6aの後端に
嵌合する。そして、スピーカ6はレール3cとリブ11
Bとの間に挟まれるかたちで傾斜部3bに固定される。
このように、スピーカ6の取り付けはねじ止めなどを必
要としないので、容易に行うことができる。また、スピ
ーカ6は斜め下方を向いているので、音声は従来のもの
と損色なく外部に十分に伝えることができ、従来の垂直
に取り付けられた場合と比較して、スペースが節約され
る。
【0010】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によればフ
ロントキャビネットにスピーカのフレームを固定するた
めのレールを設け、リアーキャビネットにはスピーカを
固定するためのリブを設けることにより、スピーカの取
り付けに際してねじ止めが不要となりリアーキャビネッ
トをフロントキャビネットに取り付けることによって同
時にスピーカの位置が固定されるので、スピーカの取り
付け作業が容易になる。また、レール及びリブはそれぞ
れフロントキャビネットとリアーキャビネットに一体的
に設けられているので、従来のようにスピーカを取り付
けるために取り付け用のホルダーなどを別に用意する必
要がなくなり、部品数を減らしコストが低減される。さ
らに、スピーカはブラウン管に対して所定の角度で傾斜
して取り付けられるので、スピーカのスペースが節約さ
れ装置が小型化される。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のテレビジョン受像機の分解斜視図であ
る。
【図2】図1に示すテレビジョン受像機のスピーカ取り
付け部分の要部斜視図である。
【図3】図1に示すテレビジョン受像機のスピーカ取り
付け部分の要部断面図である。
【図4】従来のテレビジョン受像機の斜視図である。
【符号の説明】
1 フロントキャビネット 3c レール 6 スピーカ 6a フレーム 9 ブラウン管 10 リアーキャビネット 11b リブ

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 フロントキャビネットとリアーキャビネ
    ットとからなるテレビジョン受像機において、前記フロ
    ントキャビネットにスピーカのフレームを固定するため
    のレールを設け、前記リアーキャビネットには前記スピ
    ーカを固定するためのリブを設けたことを特徴とするテ
    レビジョン受像機のスピーカの固定構造。
  2. 【請求項2】 スピーカはブラウン管に対して所定の角
    度で傾斜して取り付けられ、かつ、前記ブラウン管の下
    部に取り付けられていることを特徴とする請求項1記載
    のテレビジョン受像機のスピーカの固定構造。
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