JPH06326276A - 不揮発性半導体記憶装置 - Google Patents

不揮発性半導体記憶装置

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JPH06326276A
JPH06326276A JP13909393A JP13909393A JPH06326276A JP H06326276 A JPH06326276 A JP H06326276A JP 13909393 A JP13909393 A JP 13909393A JP 13909393 A JP13909393 A JP 13909393A JP H06326276 A JPH06326276 A JP H06326276A
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memory
memory cells
semiconductor layer
layer
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Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【目的】 従来のNAND構造と同等の高集積性と、従
来のNOR構造と同等のランダムアクセス可能性に伴う
高速性とを兼備した新規な不揮発性半導体記憶装置を提
供する。 【構成】 従来のNAND型と概略同一の構成のメモリ
セル群を、個々に電位制御が可能な分離された第1導電
型の半導体層上に形成する構成とするため、NAND型
と同等の高集積密度のもとにNOR型と同様のランダム
アクセスが可能となり、高集積化と高速化を共に実現で
きる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、各種のディジタルデー
タ処理装置などに利用される不揮発性半導体記憶装置に
関するものであり、特に、NAND型と同等の高集積密
度と、ランダムアクセスによる高速性を兼備した小型・
高速の不揮発性半導体メモリに関するものである。
【0002】
【従来の技術】磁気ディスク記憶装置などの代替品とし
て注目されている不揮発性半導体メモリは、電界効果型
トランジスタ(FET)のソース・ドレイン領域間のチ
ャネル領域上に電気絶縁層を介して浮遊ゲートと制御ゲ
ートとを積層し、浮遊ゲートの帯電状態に応じて変更可
能な導通/非導通状態を1ビットの情報として記憶する
ように構成されている。この不揮発性半導体メモリは、
浮遊ゲートの帯電状態の変更方法に応じて種々のものが
知られているが、典型的なものは、浮遊ゲートとチャネ
ル領域との間のFNトンネル現象を利用して電気的な情
報の消去と書き込みを可能としたEEPROMがある。
【0003】上記EEPROMを最小単位のメモリセル
とする不揮発性半導体記憶装置では、各メモリセルを二
次元的に配列することによりメモリプレーンが構成され
る。このようなメモリセルの配列や相互の接続方法に関
し、NOR型とNAND型のものが知られているが、両
者には一長一短がある。すなわち、NOR型のものはラ
ンダムアクセスが可能なため高速であるという利点を有
する反面、集積密度が低いという欠点がある。これとは
逆に、NAND型のものは集積密度が高いという利点を
有する反面、ランダムアクセスができないため低速であ
るという欠点を有する。なお、上記NAND型の不揮発
性半導体記憶装置の構成と動作の詳細については、必要
に応じて、特開平1ー133290号、特開平1ー17
3398号、特開平1ー282873号などの各公報を
参照されたい。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】上述のように、NAN
D型とNOR型の不揮発性半導体記憶装置には、集積密
度と動作の高速性とに関し一長一短がある。従って、本
発明の主要な目的は、NAND型と同等の高集積密度
と、NOR型と同等のランダムアクセスに伴う高速性と
を兼ね備えた新規な不揮発性半導体記憶装置を提供する
ことにある。
【0005】また従来のNAND型の記憶装置では、ビ
ット線に近い側に配列される書込み不要なメモリセルに
ついても一旦保持データを消去して消去前のデータを再
書込みしなければならならず、また、ワード線を共通と
する全てのメモリセルに同時に書込みを行う必要がある
ため、保持中のデータを変更する必要がないメモリセル
についても同一のデータを再書込みしなければならい。
このため、消去と書込みの回数が増大し、トンネル酸化
膜が劣化して信頼性が低下するという問題もある。さら
に、従来のNAND型の記憶装置では、トンネル電圧を
ビット線から供給しているので、浮遊ゲートとの間のF
Nトンネリングがチャネル領域よりもドレイン/ソース
領域に偏って生じ易くなり、ドレイン/ソース領域近傍
のトンネル酸化膜が劣化し易くなるという問題もある。
従って、本発明の他の目的は、不要な消去動作や書込み
動作を回避することにより、信頼性を向上させた不揮発
性半導体記憶装置を提供することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決する本発
明の不揮発性半導体記憶装置によれば、不揮発性のメモ
リセルが行方向に複数配列されることによりメモリセル
群が形成され、このメモリセル群が列方向に複数配列さ
れることにより各メモリセルが二次元的に配列されたメ
モリブロックが形成される。各メモリセル群に属する各
メモリセルは、ソース領域を一方の隣接メモリセルのド
レイン領域と共有しかつドレイン領域を他方の隣接メモ
リセルのソース領域と共有することにより相互に直列接
続される共に、両端のメモリセルがそれぞれ出力線と複
数の副ビット線の一つとに接続されている。各メモリセ
ル群が表面に形成される第1導電型の半導体層は、列方
向には複数に分離された状態で行方向に延長される共
に、それぞれ複数の主ビット線の一つに接続されてい
る。各メモリセル群内の同一行の各メモリセルの制御ゲ
ートは、列方向に延長される複数のワード線の一つに接
続されている。さらに、書込み/消去対象のメモリセル
を主ビット線とワード線との組合せによって選択するこ
とにより、各線の交差箇所に位置するメモリセルについ
てはチャネル領域との間のトンネリングにより浮遊ゲー
トの帯電状態を変更させる書込み/消去手段と、読出し
対象のメモリセルを副ビット線とワード線の組合せによ
って選択する読出し手段とを備えている。
【0007】
【作用】まず、各メモリセル群に属する各メモリセル
を、隣接メモリセルとの間でソース・ドレイン領域を共
有しながら直列接続すると共に、両端のメモリセルのそ
れぞれを出力線と複数の副ビット線の一つとに接続する
構成は、従来のNAND型と概略同一の構成であるた
め、NAND型と同等の高集積密度が実現される。ま
た、第1導電型の半導体層を列方向には複数に分離しな
がら行方向に延長すると共にそれぞれを複数の主ビット
線の一つに接続することにより、NAND構造の各メモ
リセル群間では独立に、かつ同一メモリセル群内では全
メモリセルについて共通に、チャネル領域の電位を主ビ
ット線の一つによって制御できる。更に、各メモリセル
群内で同一行に位置する全てのメモリセルについては、
制御ゲートの電位がワード線によって共通に制御でき
る。
【0008】従って、書込み及び消去対象のメモリセル
を主ビット線とワード線との組合せによって選択するこ
とにより、各線の交差箇所に位置するメモリセルについ
てはチャネル領域との間のトンネリングに基づき浮遊ゲ
ートの帯電状態を変更することが可能になる。組合せる
主ビット線とワード線を1本ずつとすれば、メモリセル
単位の書込みと消去が可能である。すなわち、各メモリ
セルについて、ランダムアクセス状態で書込みと消去が
可能になる。また、読出し動作は、副ビット線の一つと
ワード線の一つとの組合せを選択することにより、メモ
リセル単位で行われる。
【0009】このように、各メモリセル群に関しては従
来のNAND型と同一の構成であることから同等の高集
積密度が実現される。また、NAND型のビット線に相
当する副ビット線に加えて、各メモリセル群に属する全
てのメモリセルのチャネル領域の電位を共通に制御する
主ビット線を新たに設置することにより、メモリセル単
位の消去、書込み及び読出しが実現される。以下、本発
明を実施例と共に更に詳細に説明する。
【0010】
【実施例】図1は本発明の一実施例の不揮発性半導体記
憶装置の等価回路図である。この不揮発性半導体装置で
は、不揮発性のメモリセルM11,M12,M13・・・M1n
が行方向に複数配列されることによりメモリセル群MG
1が形成され、不揮発性のメモリセルM21,M22,M23
・・・M2nが行方向に複数配列されることによりメモリ
セル群MG1が形成され、以下同様にして、不揮発性の
メモリセルMm1,Mm2,Mm3・・・Mmnが行方向に複数
配列されることによりメモリセル群MGnが形成され
る。このような複数のメモリセル群MG1,MG2・・
・MGmが列方向に配列されることによりメモリセルM
11〜Mmnが二次元的に配列されたメモリブロックが形成
されている。
【0011】メモリセル群MG1に属するメモリセルM
11,M12,M13・・・M1nは、第1導電型の半導体層1
1 の表面に形成される第2導電型のソース領域及びド
レイン領域と、これらソース領域及びドレイン領域間に
形成されるチャネル領域と、このチャネル領域の上方に
絶縁層を介在させながら積層される浮遊ゲート及び制御
ゲートとから構成されている。各メモリセルは、ソース
領域を一方の隣接メモリセルのドレイン領域と共有しか
つドレイン領域を他方の隣接メモリセルのソース領域と
共有することにより相互に直列接続されると共に、一端
のメモリセルM11のドレイン領域が副ビット線b1に接
続され、他端のメモリセルM1nのソース領域が出力線O
Tに接続された概略NAND構造を呈している。これ
は、他の全てのメモリセル群MG2〜MGmについても
同様である。
【0012】従来のNAND構造を基本とした不揮発性
半導体記憶装置と根本的に異なる本発明の特徴的な点
は、NAND構造のメモリセル群MG1,MG2・・・
MGmのそれぞれを表面に形成する第1導電型の半導体
層111 ,112 ・・・11mが、列方向には互いに分
離されながら行方向に延長されて主ビット線B1,B2
・・・Bmの一つに接続されることにより、互いに独立
に電位が制御される点である。これら第1導電型の半導
体層111 ,112 ・・・11m の列方向への分離は、
列方向に等間隔を保ちながら行方向に互いに平行に延長
される素子間絶縁層によって実現されるが、その詳細に
ついては後述する。このように、対応の主ビット線を介
して第1導電型の半導体層111 ,112 ・・・11m
のそれぞれの電位を独立に制御することにより、メモリ
セル群間では独立に、かつ同一メモリセル群内の全メモ
リセルについては共通に、チャネル領域の電位を制御で
きる構成となっている。
【0013】メモリセル群MG1,MG2・・・MGm
に属する同一行のメモリセルの制御ゲートは、行方向に
は互いに分離されながら列方向に延長されるワード線W
1,W2,W3・・・Wnの一つに接続されている。さ
らに、この実施例の不揮発性半導体記憶装置は、書込み
及び消去対象のメモリセルを、主ビット線B1,B2・
・・Bmとワード線W1,W2・・・Wnとの組合せに
よって選択し、これに動作電圧を供給することにより、
それぞれの交差箇所に配置されたメモリセルを選択的に
動作させる手段と、読出し対象のメモリセルを副ビット
線b1,b2・・・bmとワード線W1,W2・・・W
nとの組合せによって選択し、これに動作電圧を供給す
ることにより、それぞれの交差箇所に配置されたメモリ
セルを選択的に動作させる手段とを備えている。
【0014】典型的な一例によれば、メモリセルM11
mnのそれぞれは、ワード線W1〜Wnの延長方向に配
列される1ワード分(8ビットの)2値データの1ビッ
ト分を保持する。すなわち、図16に示すように、図1
に示す構成の8個のメモリブロックMB1〜MB8がワ
ード線W1〜Wnの延長方向に8個配列され、各メモリ
ブロックMB1〜MB8内において同一ワード線と同一
主・副ビット線B・bとの交差箇所に配列されている8
個のメモリセルのそれぞれ、例えば、8個のメモリブロ
ックMB1〜MB8内の8個のメモリセルM11に、1バ
イトの情報が同時に書込まれ、またそれぞれから1バイ
トの情報が同時に読出される。
【0015】まず、図1の不揮発性半導体記憶装置のメ
モリセル単位の消去動作を、図2を参照しながら説明す
る。ただし、本実施例では、消去動作は浮遊ゲートに電
子を蓄積する動作であるとする。メモリセルM12のみに
ついて消去動作を行う場合を想定する。図示のように、
ワード線W2には適宜な大きさの正電位、例えば+12vo
ltの電位を設定すると共に、他の全てのワード線には接
地電位(0volt)を設定する。また、主ビット線B1に
は適宜な大きさの負電位、例えば−10voltを設定すると
共に、他の全ての主ビット線B1〜Bmには接地電位
(0volt)を設定する。なお、副ビット線b1〜bm
は、全て解放(高インピーダンス)状態にする。ワード
線W2と主ビット線B1(第1導電型の半導体層1
1 )との交差箇所に配列されているメモリセルM12
おいては、第1導電型の半導体層111 の表面のソース
・ドレイン領域間に形成されたチャネル領域と、制御ゲ
ートとの間に22voltの電圧が印加される。これに伴い、
チャネル領域と浮遊ゲートとの間にFNトンネリングを
可能とする強電界が発生し、チャネル領域から浮遊ゲー
トにFNトンネリングによる電子の移動と蓄積が行わ
れ、消去動作が完了する。
【0016】なお、消去時の選択メモリセルM12が属す
るメモリセル群MG1内の他の全ての非選択メモリセル
11,M13〜M1nにおいては、制御ゲートとチャネル間
に印加される電圧は10voltに過ぎないため、チャネル
領域から浮遊ゲートへのFNトンネリングによる電子の
移動が行われず、従って、浮遊ゲートの帯電状態は変化
しない。また、選択メモリセルM12とワード線W2を共
有する他の全ての非選択メモリセルM22〜Mm2について
は、制御ゲートとチャネル領域間に印加される電圧は1
2voltに過ぎないため、チャネル領域から浮遊ゲートへ
のFNトンネリングによる電子の移動が行われず、浮遊
ゲートの帯電状態は変化しない。この消去動作時の選択
メモリセルM12と、非選択メモリセルM11,M22のそれ
ぞれについて浮遊ゲートとチャネル領域間の電界強度を
算定する。
【0017】図15の等価回路に示すように、浮遊ゲー
ト、制御ゲート、チャネルの電位を同順にVfg,Vcg
、Vchとし、浮遊ゲートとチャネル間の静電容量をC
1、制御ゲートと浮遊ゲート間の静電容量をC2、浮遊
ゲートの電荷量をQとする。簡単のため、C1=C2=
C/2とすれば、浮遊ゲートの電位Vfgは、 Vfg=0.5 Vcg+ 0.5Vch+Q/C (1) となる。さらに、浮遊ゲートとチャネルとの間隔(トン
ネル酸化膜の厚み)をTt 、浮遊ゲートとチャネル間の
電界強度をEt とすれば、 Et =(Vfg−Vch)/ Tt =〔 0.5 (Vcg−Vch) +Q/C〕/Tt (2) となる。
【0018】ここで、各メモリセルの書込み状態
(“1”とする)におけるしきい値電圧をVt とすれ
ば、 Vt =Q/C2=2Q/C (3) となる。(2)式と(3)式から、 Et = 0.5〔 (Vcg−Vch) +Vt 〕/Tt (4) となる。ここで、Vt を−2volt、Tt を10nmとし
た場合、Vcg−Vchとして選択メモリセルM12について
は22volt、非選択メモリセルM11については10vol
t、非選択メモリセルM22については12voltを代入す
ると、Et は同順に、10MV/cm,4MV/cm,5MV/cm
となり、選択メモリセルM12のみについてFNトンネ
リングを生じさせることができる。
【0019】各メモリブロック内のメモリセル単位の消
去動作について説明したが、主ビット線の一つと全ワー
ド線を同時に選択することにより、各メモリブロック内
の対応のメモリ選択群内の全メモリセルについて一斉に
消去動作を行わせることもできる。また、ワード線の一
つと全主ビット線を同時に選択することにより、各メモ
リブロック内の各メモリセル群の同一行の全メモリセル
について一斉に消去動作を行わせることもできる。
【0020】次に、本実施例の不揮発性半導体記憶装置
の書込み動作を、図3を参照しながら説明する。ただ
し、2値信号の“1”の書込みは、浮遊ゲートからチャ
ネル領域にFNトンネリングによって電子を移動させて
除去する動作であり、2値信号の“0”の書込みは、前
述した消去の場合と同様に、浮遊ゲートに電子を注入す
る動作とする。メモリセルM12のみに“1”を書込むも
のとする。図3に示すように、ワード線W2には適宜な
大きさの負電位、例えば−9voltを設定すると共に、他
の全てのワード線には接地電位(0volt)を設定する。
また、主ビット線B1には適宜な大きさの正電位、例え
ば+9voltを設定すると共に、他の全ての主ビット線に
は接地電位(0volt)を設定する。なお、副ビット線b
1〜bmは全て解放(高インピーダンス)状態に保つ。
ワード線W2と主ビット線B1(第1導電型の半導体層
111 )との交差箇所に配列されているメモリセルM12
においては、ソース・ドレイン間に形成されたチャネル
領域と浮遊ゲートとの間に強電界が発生し、浮遊ゲート
からチャネル領域にFNトンネリングによる電子の移動
と除去が行われ、“1”の書込み動作が完了する。
【0021】選択メモリセルM12と、非選択メモリセル
11,M22のそれぞれについて、前述の(4)式に基づ
き電界強度Et を算定すれば、同順に、10MV/cm,5.
5MV/cm,5.5MV /cm となり、選択メモリセルM11
みについて、FNトンネリングによる浮遊ゲートからの
電子の移動と除去を生じさせることができる。なお、選
択メモリセルM12への“0”の書込みは、図2で説明し
た消去動作と同一にして行えばよい。また、消去動作の
場合と同様に、主ビット線の一つと全ワード線を同時に
選択することにより、対応のメモリ選択群内の全メモリ
セルについて一斉に書込み動作を行わせることもでき
る。また、ワード線の一つと全主ビット線を同時に選択
することにより各メモリセル群の同一行の全メモリセル
について一斉に書込み動作を行わせることもできる。
【0022】次に、本実施例の不揮発性半導体記憶装置
の読出し動作を、図4を参照しながら説明する。メモリ
セルM12に保持中の1ビットのデータを読出す場合を想
定する。図示のように、ワード線W2には接地電位を設
定すると共に、他の全てのワード線には適宜な大きさの
正電位、例えば+5voltを設定する。また、副ビット線
b1には適宜な大きさの正電位、例えば+5voltを設定
すると共に、他の全ての副ビット線には接地電位(0vo
lt)を設定する。なお、全ての主ビット線B1〜Bmに
は接地電位を設定する。
【0023】ワード線W2と副ビット線b1(第1導電
型の半導体層111 )との交差箇所に配列されている選
択メモリセルM12については、保持中の2値信号が
“1”であれば、すなわち浮遊ゲートに電子が蓄積中で
なければソース・ドレイン間が導通する。また、選択メ
モリセルM12に保持中の2値信号が“0”であれば、す
なわち浮遊ゲートに電子が蓄積中であればソース・ドレ
イン間が非導通となる。なお、選択メモリセルM12が属
するメモリセル群MG1内の他の全てのメモリセル
11,M13〜M1nは、制御ゲートとチャネル領域間に+
5voltの電圧が印加されるため、浮遊ゲートの帯電状態
に無関係に全て導通する。この選択メモリセルM12の導
通/非導通に伴う電流の変化が出力線OTとセンスアン
プSAを介して読取られる。
【0024】上述のように、図1のメモリブロック内の
メモリセルを1個ずつ選択することもできるし、同一列
内や同一行内で同時に複数個ずつ選択することもでき
る。従って、1バイト分のデータを図16に例示するよ
うに8個のメモリブロック上に分散して保持させること
も可能であるが、1バイトのデータを従来のNAND構
造と同様に1つのメモリブロック内の同一列上の8個の
メモリセルに保持させることも、一つのメモリブロック
内の同一行上の8個のメモリセルに保持させることも可
能である。
【0025】消去と書込み動作に関しては、1バイトの
データをどのようななメモリセルの組に保持させるかに
ついての制限はないが、読出し動作に関してはセンスア
ンプの個数や副ビット線との選択的接続方法などの点で
読出しシーケンスに制限が生じる。例えば、図1に示す
ように、1個のメモリブロックあたり1個のセンスアン
プを設置する構成では、1バイトのデータを一つのメモ
リプレーン内の同一列上や同一行上の8個のメモリセル
に保持させた場合には、従来のNAND構造と同様に、
1バイトのデータが1個のセンスアンプを通して1ビッ
トずつ順次読出されることになる。また、一つのメモリ
プレーン内のワード線やビット線を8本ずつ群分けして
各群を選択トランジスタによって選択することも可能で
ある。
【0026】図5は、図1に等価回路で示した本実施例
の不揮発性半導体記憶装置の平面図であり、図6は図5
のAーA’断面図、図7は図5のBーB’断面図であ
る。まず,図5の平面図を参照すれば、この不揮発性半
導体記憶装置では、行方向に配列されたn個の不揮発性
のメモリセルから成るm個のメモリセル群MG1,MG
2・・・MGmが、列方向にm個配列されることにより
メモリセルM11〜Mmnが二次元的に配列されたメモリプ
レーンが形成されている。
【0027】メモリセル群MG1,MG2・・・MGm
のそれぞれに属するn個のメモリセルは、メモリセル群
MG2内のn個のメモリセルM21,M22,M23・・・・
2nで代表して、図6の断面図に示すように、いわゆる
+ 型拡散層13から成るソース領域を一方の隣接メモ
リセルのドレイン領域と共有すると共に、同じくn+
拡散層13から成るドレイン領域を他方の隣接メモリセ
ルのソース領域と共有することにより相互に直列接続さ
れている。一端のメモリセルM21のドレイン領域は、埋
め込みタングステンプラグ16を介して対応の副ビット
線b2に接続されると共に、他端のメモリセルM2nのソ
ース領域は埋め込みタングステンプラグ17を介してメ
モリセル群に共通の出力線OTに接続されている。
【0028】さらに、図6を参照すれば、各メモリセル
のソース領域とドレイン領域の上方には、トンネル酸化
膜と称される 10 nm程度の膜厚の第1ゲート酸化膜が
形成され、その上にn+ 型にドープされた多結晶シリコ
ン層から成る膜厚約 150nmの浮遊ゲートFGが形成さ
れている。さらに、この浮遊ゲートFGの上にシリコン
酸化膜/シリコン窒化膜/シリコン酸化膜の積層構造か
ら成る第2ゲート絶縁膜(約 20 nmの酸化膜換算の膜
厚)が形成され、その上にn+ 型にドープされた約 300
nmの膜厚の多結晶シリコン層から成る制御ゲートCG
が形成されている。このように、各メモリセルは、nチ
ャネルフローティングゲート型のEEPROM構造を呈
している。
【0029】図7の断面図に最も良く示されているよう
に、メモリセル群MG1,MG2・・・MGmのそれぞ
れを表面に形成するp型シリコン層111 ,112 ・・
・11m は、n型の高抵抗シリコン基板10上に列方向
に等間隔で離間すると共に互いに平行に行方向に延長さ
れる素子分離絶縁層121 、122 ・・・12m+1 によ
って、列方向には互いに分離されながら行方向に延長さ
れている。p型シリコン層111 ,112 ・・・11m
のそれぞれは、p型シリコン層112 で代表して図6に
示すように、p+ 型のコンタクト層14と埋め込みタン
グステンプラグ15とを介して主ビット線のB1,B2
・・・Bmの一つに接続されることにより、対応のビッ
ト線を介して互いに独立に電位が制御できるようになっ
ている。
【0030】図6を参照すれば、直列接続されたメモリ
セル群の一端に位置するメモリセルM2nのソース領域を
形成するn+ 型拡散層13と、p+ 型コンタクト層14
との間に、両者を遮蔽するためのシールドゲート18が
形成されている。このシールドゲート18は、浮遊ゲー
トFGと制御ゲートCGとの間を短絡すると共にこのゲ
ートの電位を基準電位に固定した構造となっている。同
様の構造のシールドゲート19が、メモリセル群の他端
に位置するメモリセルM21のドレイン領域を形成するn
+ 型拡散層13の外側にも形成されている。さらに、ワ
ード線W3で代表して図7に示すように、メモリセル群
MG1,MG2・・・MGmのそれぞれにおいて同一行
に位置するメモリセル(ワード線W3についてはメモリ
セルM13,M23,M33・・・・Mm3)の制御ゲートCG
は、行方向には互いに分離されて列方向に延長される複
数のワード線の一つに接続されている。
【0031】次に、図5乃至7に示す構造の不揮発性半
導体記憶装置の製造方法の一例を、図6の断面図に相当
する図8乃至図13を参照しながら説明する。まず、図
8に示すように、n型シリコン基板10上に活性領域を
形成し、選択酸化法(LOCOS法)によって素子分離
絶縁層20を形成する。これと同時に、図6に示すよう
な列方向に等間隔で配列される素子分離絶縁層121
12m も形成する。これら素子分離絶縁層の一例は、10
00°Cの温度で60分間パイロジェニック酸化を行うこ
とにより得られる膜厚 400nmのものである。次に、B
F2+ を100 KeV, 7×1013/cm 2 の条件のも
とでイオン注入したのち、1200°Cの窒素雰囲気中で 6
0 分間にわたって熱処理を行うことにより素子間分離絶
縁層よりも浅いp型シリコン層(ウエル)111 〜11
m を形成する。さらに、このp型シリコン層の表面を、
800 °C乃至 900°Cのスチーム雰囲気やHCl雰囲気
中で 10 分間にわたり酸化を行うことにより、 10 nm
程度の膜厚の第1ゲート絶縁膜(トンネル酸化膜)22
を形成する。
【0032】続いて、図9に示すように、CVD(化学
的気相成長)法によって燐ドープされた多結晶シリコン
層を 150nmの厚みに堆積させることにより浮遊ゲート
形成用の多結晶シリコン層23を形成する。これを 100
0 °Cのドライ酸素雰囲気中に6分間放置することによ
り、多結晶シリコン層の表面に 10 nm程度の厚みの下
層酸化膜を形成し、この下層酸化膜上にCVD法により
10 nmの厚みのシリコン窒化膜を堆積させ、これを 9
00°Cのスチーム雰囲気中に3時間程度放置することに
より、シリコン窒化膜上に3nm程度の厚みの上層酸化
膜を形成する。この結果、下層酸化膜、シリコン窒化
膜、上層酸化膜の積層構造から成る酸化膜厚換算で 20
nm程度の第2ゲート絶縁膜24が形成される。この表
面をシールドゲート形成箇所の上方に開口を有するフォ
トレジスト層31で被覆し、反応性イオンエッチング
(RIE法)によって、シールドゲート形成箇所の上方
の第2ゲート絶縁膜24を除去する。
【0033】続いて、図10に示すように、燐ドープさ
れた多結晶シリコン層25をCVD法により 150nm程
度の厚みで堆積させたのち、各メモリセルのチャネル形
成箇所とシールドゲート形成箇所のみをフォトレジスト
32で被覆する。次に、反応性イオンエッチングにより
多結晶シリコン層25、第2ゲート絶縁膜24、多結晶
シリコン層23、第1ゲート絶縁膜22を順にセルフエ
ッチングしたのち、フォトレジスト層32を除去するこ
とにより、各メモリセルの浮遊ゲートと制御ゲート及び
シールドゲートを形成する。
【0034】続いて、図11に示すように、各メモリセ
ルのソース領域とドレイン領域の形成箇所にのみ開口を
有するようにフォトレジスト層33で被覆したのち、7
0KeV、5×1015/cm2 の条件で砒素をイオン注
入することにより、ソース・ドレイン領域となる n+
型の拡散層13を形成する。次に、図12に示すよう
に、p+ のコンタクト層の形成箇所のみ開口を有するよ
うにパターニングしたフォトレジスト層34で表面を被
覆し、70KeV、5×1015/cm2 の条件でBF2
をイオン注入したのち、 900°Cの窒素雰囲気中でアニ
ール処理することにより、p+ 型のコンタクト層14を
形成する。
【0035】続いて、図13に示すように、常圧CVD
法によりホウ素と燐をドープしたBPSG膜を1μm程
度の厚みに堆積させ、リフロー熱処理することにより層
間絶縁膜21を形成する。次に、フォトリソグラフィー
によるパータニングと反応性イオンエッチングの組合せ
により、p+ 型コンタクト層14と、両端のメモリセル
のn+ 型拡散層13の上方にコンタクトホール37,3
8,39を形成する。次に、図7 に示すように、WF6
ガスを用いた選択タングステンCVDを行うことによ
り、各コンタクトホール内に埋め込みタングステンプラ
グ15,16,17を形成する。さらに、各タングステ
ンプラグ上にアルミ電極を形成し、タングステンプラグ
15には主ビット線B2を接続し、タングステンプラグ
16には副ビット線b2を接続し、タングステンプラグ
17には出力線OTを接続する。
【0036】上述のように、本発明の一つの特徴は、従
来のNAND構造に相当するメモリセル群を表面に形成
する第1導電型の半導体層を列方向に分離して形成する
ことにある。この列方向に分離された第1導電型のシリ
コン層を形成する手法は、他の適宜なものであってもよ
い。例えば、図14の断面図に示すように、埋め込み酸
化膜12a上に第1導電型のシリコン層を形成したの
ち、この埋め込み酸化膜に達する深さの素子分離絶縁膜
121 〜12m を形成するような、SOI構造としても
よい。
【0037】また、図16に示すように、図1のメモリ
ブロックをワード線の延長方向に8個配列し、各メモリ
ブロック内で同一位置を占める8個のメモリセルに1バ
イトの並列データを書込み/読出しする典型的な構成を
例示した。しかしながら、図1のメモリブロックに8個
のセンスアンプを追加し、8本の副ビット線の組を選択
的に8個のセンスアンプに接続して1バイト分の並列デ
ータを読出す構成とすることもできる。
【0038】
【発明の効果】以上詳細に説明したように、本発明の不
揮発性半導体記憶装置によれば、従来のNAND型と概
略同一の構成のメモリセル群を、個々に電位制御が可能
な分離された第1導電型の半導体層上に形成する構成で
あるため、NAND型と同等の高集積密度のもとにNO
R型と同様のランダムアクセスが可能となり、高集積化
と高速化を共に実現できるという効果が奏される。
【0039】また、本発明の不揮発性半導体装置では、
浮遊ゲートとの間トンネリングが広いチャネル領域から
行われる構成であるから、従来のNAND型のもののよ
うにチャネリングがドレイン/ソース領域に偏在してト
ンネル酸化膜が劣化することがなくなり、高信頼化と長
寿命化が実現されるという効果も奏される。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例の不揮発性半導体記憶装置を
構成するメモリブロックを等価回路によって示す図であ
る。
【図2】上記実施例の不揮発性半導体記憶装置の消去動
作を説明するための等価回路図である。
【図3】上記実施例の不揮発性半導体記憶装置の書込み
動作を説明するための等価回路図である。
【図4】上記実施例の不揮発性半導体記憶装置の読出し
動作を説明するための等価回路図である。
【図5】図1に等価回路で示したメモリブロックの主要
部の構成を示す平面図である。
【図6】図5のAーA’断面図である。
【図7】図5のBーB’断面図である。
【図8】図5乃至7に示したメモリブロックの製造方法
の一例を示す断面図である。
【図9】図5乃至7に示したメモリブロックの製造方法
の一例を示す断面図である。
【図10】図5乃至7に示したメモリブロックの製造方法
の一例を示す断面図である。
【図11】図5乃至7に示したメモリブロックの製造方法
の一例を示す断面図である。
【図12】図5乃至7に示したメモリブロックの製造方法
の一例を示す断面図である。
【図13】図5乃至7に示したメモリブロックの製造方法
の一例を示す断面図である。
【図14】図5乃至7に示したメモリブロックの他の構成
の一例を示す断面図である。
【図15】各メモリセルのチャネル上に形成される浮遊ゲ
ートと制御ゲートの積層構造の等価回路図である。
【図16】図1のメモリブロックをワード線方向に8個配
列することにより構成される本発明の一実施例の不揮発
性半導体記憶装置の構成を示すブロック図である。
【符号の説明】
MG1 〜MGm メモリセル群 M11 〜Mmn メモリセル 111 〜11m 第1導電型の半導体層 B1〜Bm 主ビット線 b1〜bm 副ビット線 W1〜Wn ワード線 OT 出力線 SA センスアンプ MB1 〜MB8 メモリブロック
─────────────────────────────────────────────────────
【手続補正書】
【提出日】平成5年5月20日
【手続補正1】
【補正対象書類名】図面
【補正対象項目名】図16
【補正方法】追加
【補正内容】
【図16】
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.5 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 G11C 16/06 G11C 17/00 309 C

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】第1導電型の半導体層の表面に第2導電型
    のソース領域及びドレイン領域が形成され、これらのソ
    ース領域とドレイン領域との間にチャネル領域が形成さ
    れ、このチャネル領域の上方に絶縁層を介在させながら
    浮遊ゲートと制御ゲートとが形成されることにより、浮
    遊ゲートの帯電状態に応じた1ビットの情報を保持する
    不揮発性のメモリセルが形成され、このメモリセルが行
    方向に複数配列されることによりメモリセル群が形成さ
    れ、さらに、前記メモリセル群が列方向に複数配列され
    ることにより前記各メモリセルが二次元的に配列された
    メモリブロックが形成される不揮発性半導体記憶装置で
    あって、 前記各メモリセル群に属する各メモリセルは、前記ソー
    ス領域を一方の隣接メモリセルのドレイン領域と共有し
    かつ前記ドレイン領域を他方の隣接メモリセルのソース
    領域と共有することにより相互に直列接続される共に、
    両端のメモリセルがそれぞれ出力線と複数の副ビット線
    の一つとに接続され、 前記各メモリセル群が表面に形成される第1導電型の半
    導体層は、列方向には複数分離された状態で行方向に延
    長されて複数の主ビット線の一つに接続され、 前記各メモリセル群内の同一行の各メモリセルの制御ゲ
    ートは、列方向に延長される複数のワード線の一つに接
    続されると共に、 書込み/消去対象のメモリセルを前記主ビット線と前記
    ワード線との組合せによって選択することにより各線の
    交差箇所に位置するメモリセルについては前記チャネル
    領域との間のトンネリングにより浮遊ゲートの帯電状態
    を制御する書込み/消去手段と、読出し対象のメモリセ
    ルを前記副ビット線と前記ワード線との組合せによって
    選択する読出し手段とを備えたことを特徴とする不揮発
    性半導体記憶装置。
  2. 【請求項2】 請求項1において、 前記書込み/消去手段は、前記主ビット線の一つと前記
    ワード線の一つとの組合せによって書込み/消去対象の
    メモリセルを一つだけ選択する手段を備えたことを特徴
    とする不揮発性半導体記憶装置。
  3. 【請求項3】 請求項1において、 前記書込み/消去手段は、前記主ビット線の一つと前記
    ワード線の全部とを同時に組合せることにより、前記メ
    モリセル群の一つを構成する全てのメモリセルを書込み
    /消去対象のメモリセルとして同時に選択する手段を備
    えたことを特徴とする不揮発性半導体記憶装置。
  4. 【請求項4】 請求項1において、 前記書込み/消去手段は、前記ワード線の一つと前記主
    ビット線の全部とを同時に組合せることにより、各メモ
    リセル群内の同一行に配列されている全てのメモリセル
    を書込み/消去対象のメモリセルとして同時に選択する
    手段を備えたことを特徴とする不揮発性半導体記憶装
    置。
  5. 【請求項5】 請求項1において、 前記第1導電型の半導体層は、第2導電型の高抵抗半導
    体層上に形成されると共にこの高抵抗半導体層上を前記
    行方向に延長される素子分離絶縁層によって列方向に分
    離されたことを特徴とする不揮発性半導体記憶装置。
  6. 【請求項6】 請求項1において、 前記第1導電型の半導体層は、埋め込み絶縁膜上に形成
    されると共にこの埋め込み絶縁膜上を前記行方向に延長
    される素子分離絶縁層によって列方向に分離されたこと
    を特徴とする不揮発性半導体記憶装置。
  7. 【請求項7】 請求項1において、 前記浮遊ゲートと制御ゲートは多結晶シリコン層で形成
    され、各ゲート間の絶縁層は多結晶シリコン層上に形成
    された下層酸化膜と、この下層酸化膜上に形成されたシ
    リコン窒化膜と、このシリコン窒化膜上に形成された上
    層酸化膜との積む層構造から成ることを特徴とする不揮
    発性半導体記憶装置。
  8. 【請求項8】 請求項1において、 前記第1導電型の半導体層はその表面に形成された第1
    導電型のコンタクト層とコンタクトホールとを介して前
    記主ビット線の一つに接続され、 前記直列接続されたメモリセル群の一旦のメモリセル
    は、前記コンタクトホールに隣接する他のコンタクトホ
    ールを介して前記出力線に接続され、 前記隣接するコンタクトホールの間にゲート電位が固定
    されたシールドゲートが形成されたことを特徴とする不
    揮発性半導体記憶装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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