JPH06325481A - 光ディスク判別装置 - Google Patents

光ディスク判別装置

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Publication number
JPH06325481A
JPH06325481A JP11341393A JP11341393A JPH06325481A JP H06325481 A JPH06325481 A JP H06325481A JP 11341393 A JP11341393 A JP 11341393A JP 11341393 A JP11341393 A JP 11341393A JP H06325481 A JPH06325481 A JP H06325481A
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JP
Japan
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signal
discriminating
discrimination
disc
gain
Prior art date
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Pending
Application number
JP11341393A
Other languages
English (en)
Inventor
Seiichi Niizawa
聖一 新澤
Hiroyuki Tanaka
博之 田中
Katsumi Kawamura
克己 川村
Yoshiyuki Takizawa
善行 滝沢
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Pioneer Corp
Original Assignee
Pioneer Electronic Corp
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Publication date
Application filed by Pioneer Electronic Corp filed Critical Pioneer Electronic Corp
Priority to JP11341393A priority Critical patent/JPH06325481A/ja
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  • Optical Recording Or Reproduction (AREA)
  • Moving Of The Head For Recording And Reproducing By Optical Means (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 サーボループを発振状態にすることなく、確
実にディスク判別を行うことができるディスク判別装置
を提供する。 【構成】 焦点位置制御部で焦点位置をフィードバック
制御しつつ光ディスクに照射した判別光の反射光を受光
し、光検出信号を出力する受光手段と、ゲイン切換信号
に対応する増幅率で光検出信号を増幅し、増幅光検出信
号として出力する増幅手段と、増幅光検出信号と所定の
基準判別信号とを比較して比較結果信号を出力する比較
手段と、比較結果信号に基づいて光ディスクの種別を判
別するとともに、光ディスクの判別開始時には判別に用
いる複数の増幅率のうち最低の増幅率に対応するゲイン
切換信号を出力し、光ディスクの種別の判別終了まで順
次大きな増幅率に対応するゲイン切換信号を出力する制
御手段と、を備える。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、光ディスクに各種情報
を記録し、光ディスクの記録情報を再生する情報記録再
生装置に用いられる光ディスク判別装置に係り、特に反
射率の異なる複数種類の光ディスクを記録再生可能な情
報記録再生装置に用いられる光ディスク判別装置に関す
る。
【0002】
【従来の技術】一般に複数種類の光ディスクを再生可能
な光ディスク再生装置が知られている。
【0003】この様な光ディスク再生装置においては、
いずれのディスクが装着されたのかを自動的に判別する
光ディスク判別動作が重要となる。特に光源から光ディ
スクへ照射される光量に対する反射光量の比、すなわ
ち、反射率が異なる複数種類の光ディスクからその記録
情報を再生する記録情報再生装置においては、光ディス
ク判別動作は重要な動作となる。
【0004】なぜなら、フォーカスサーボ回路やトラッ
キングサーボ回路はそのゲインや帯域等を装着された光
ディスクの反射率によって規定されるため、対応する制
御を行わなければ安定したサーボ制御を行うことができ
ず、したがって、安定な再生動作を行えないからであ
る。
【0005】そこで、従来の光ディスク判別装置におい
ては、ディスク判別用の光ディテクタを設け、その出力
信号レベルをディスク判別用のコンパレータにより予め
設定した基準信号レベルと比較して判別するような構成
を取っていた(特開昭59−98324号公報、特に第
3図乃至第5図並びにその関連説明参照)。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】上記従来の光ディスク
再生装置においては、ディスクの種別を判別するための
判別用ディテクタ及びコンパレータをサーボ信号生成用
に用いられる4分割ディテクタとは別個に設けていたた
め、装置が大型化してしまうという問題点があった。
【0007】これを解決するため、4分割ディテクタを
判別用ディテクタとして兼用することが考えられるが、
単に4分割ディテクタを兼用するだけでは、以下の様な
問題点を生じる。
【0008】すなわち、従来の光ディスク再生装置にお
いて、単に4分割ディテクタを兼用するとサーボ制御を
行いつつディスクの判別を行うこととなるため、装着さ
れたディスクに対応していない不適切なサーボゲインが
設定されている可能性が生じる。
【0009】このため、例えば、低い反射率を有するデ
ィスクに対応するサーボゲイン、すなわち、高いゲイン
が設定されている場合に、高い反射率を有するディスク
が装着された場合、サーボループが発振状態となり、安
定に動作させることができないという問題点が生じる。
【0010】そこで、本発明の目的は、サーボ信号生成
用のディテクタをディスク判別用ディテクタに兼用した
場合であっても、サーボループを発振状態にすることな
く、確実にディスク判別を行うことができるディスク判
別装置を提供することにある。
【0011】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するた
め、本発明は、判別光の焦点位置をフィードバック制御
する焦点位置制御部を有し、光ディスクに照射した前記
判別光の反射光に基づいて光学特性の異なる複数の光デ
ィスクの種別を判別可能な光ディスク判別装置であっ
て、前記反射光を受光し、光検出信号を出力する受光手
段と、ゲイン切換信号に対応する増幅率で前記光検出信
号を増幅し、増幅光検出信号として出力する増幅手段
と、前記増幅光検出信号と所定の基準判別信号とを比較
して比較結果信号を出力する比較手段と、前記比較結果
信号に基づいて前記光ディスクの種別を判別するととも
に、前記光ディスクの判別開始時には判別に用いる複数
の増幅率のうち最低の増幅率に対応する前記ゲイン切換
信号を出力し、前記光ディスクの種別の判別終了まで順
次大きな増幅率に対応する前記ゲイン切換信号を出力す
る制御手段と、を備えて構成する。
【0012】
【作用】本発明によれば、受光手段は、焦点位置制御部
により判別光の焦点位置をフィードバック制御しつつ光
ディスクに照射した判別光の反射光を受光し、光検出信
号を増幅手段に出力する。
【0013】これと並行して制御手段は、光ディスクの
判別開始時には判別に用いる複数の増幅率のうち最低の
増幅率に対応するゲイン切換信号を出力する。これによ
り、増幅手段は、制御手段から入力されたゲイン切換信
号に対応する増幅率、すなわち、ディスク判別開始時に
は最低の増幅率で光検出信号を増幅し、光ディスクの種
別の判別終了まで順次大きな増幅率に対応する増幅率で
光検出信号を増幅し、増幅光検出信号として比較手段に
出力し、比較手段は、入力された増幅光検出信号と所定
の基準判別信号とを比較して比較結果信号を制御手段に
出力する。
【0014】この結果、制御手段は、比較結果信号に基
づいて光ディスクの種別を判別するに際し、焦点位置制
御部におけるフィードバックループが発振することがな
いので、確実にディスク判別を行うことができる。
【0015】
【実施例】次に図面を参照して本発明の好適な実施例を
説明する。第1実施例 図1に光ディスク再生装置のサーボ系(フォーカス及び
トラッキングサーボ)の概要構成ブロック図を示す。
【0016】サーボ系1は、光ディスクに照射された読
出光であるレーザ光の反射光を受光して光検出信号B1
〜B4 を出力する4分割フォトディテクタ2と、光検出
信号B1 〜B4 をそれぞれ増幅して増幅光検出信号AB
1 〜AB4 として出力する可変利得アンプ部3と、増幅
光検出信号AB1 〜AB4 に基づいて装着された光ディ
スクの種別を判別し、ディスク判別信号DDを出力する
ディスク判別回路3と、増幅光検出信号AB1 〜AB4
に基づいてフォーカスエラー信号FEを出力する第1差
動アンプ5と、フォーカスエラー信号FEに基づいてフ
ォーカスアクチュエータコイル6を駆動し、対物レンズ
7をフォーカス方向に駆動してフォーカシング制御を行
うとともに、フォーカスロック時(フォーカスエラー信
号FEのゼロクロス時)にフォーカスロック信号FLを
出力するフォーカスサーボ回路8と、光ディスクに照射
された読出光であるレーザ光の反射光を受光して光検出
信号T1 を出力する第1フォトディテクタ9と、同様に
光検出信号T2 を出力する第2フォトディテクタ10
と、光検出信号T1 及び光検出信号T2 に基づいてトラ
ッキングエラー信号TEを出力する第2差動アンプ11
と、トラッキングエラー信号TEに基づいてトラッキン
グアクチュエータコイル12を駆動し、対物レンズ7を
トラッキング方向に駆動してトラッキング制御を行うト
ラッキングサーボ回路13と、ディスク判別信号DD及
びフォーカスロック信号FLが入力され、フォーカス制
御時に“H”レベルとなるフォーカスオン命令信号F
O、トラッキング制御時に“H”レベルとなるトラッキ
ングオン命令信号及び可変利得アンプのゲイン設定を行
うためのゲイン制御信号GCを出力するとともに、光デ
ィスク再生装置全体の制御を行うコントローラ14と、
を備えて構成されている。尚、トラッキングアクチュエ
ータコイル12及び抵抗Rの中間接続点の信号は図示し
ないスライダサーボ回路に出力され、スライダサーボ制
御に用いられる。
【0017】図2に可変利得アンプ部3及びディスク判
別回路4の詳細構成ブロック図を示す。まず、図2を参
照して可変利得アンプ部3の構成を説明する。
【0018】可変利得アンプ部3は、コントローラ14
からのゲイン制御信号GCによりそのゲインをLDが装
着されている場合には標準ゲインとし、追記型のLD
(以下、LDW[LD Write once ]という。)が装着さ
れている場合には標準ゲインの5倍の高ゲインとして、
4分割ディテクタの各受光面D1 〜D4 からそれぞれ出
力される光検出信号B1 〜B4 をそれぞれ増幅して増幅
光検出信号AB1 〜AB 4 としてそれぞれ出力する4個
の可変利得アンプ31〜34を備えて構成されている。
この場合において、LDW装着時のゲインを標準ゲイン
の5倍の高ゲインとするのは、LDと比較してLDWの
反射率がおよそ1/5倍となっているからである。した
がって、装着するディスクの反射率に応じて各可変利得
アンプのゲインは設定されることとなる。
【0019】ここで、図3を参照して可変利得アンプの
構成について説明する。尚、各可変利得アンプ31〜3
4は同一構成であるため、以下の説明においては可変利
得アンプ31について説明する。
【0020】可変利得アンプ31は、非反転入力端子に
光検出信号B1 が入力され、反転入力端子に入力抵抗R
INを介してグランドが接続され、出力端子と反転入力端
子と入力端子RINの中間接続点にはフィードバック抵抗
f1が接続され、フィードバック抵抗Rf1には並列にス
イッチSWが接続されたオペアンプOPを備えている。
【0021】スイッチSW1 はゲイン制御信号GCによ
りオン/オフされ、LD装着時にはオンとなり、LDW
装着時にはオフとなる。したがって、可変利得アンプ3
1のゲインGは、 G=1+Rf1/RIN であるので、 Rf1=4×RIN とすれば、LD装着時には、ゲインG=1(標準ゲイ
ン)となり、LDW装着時にはゲインG=5(高ゲイ
ン)となる。
【0022】次にディスク判別回路4の構成を図2を参
照して説明する。ディスク判別回路4は、増幅光検出信
号AB1 〜AB4 がそれぞれレベル調整抵抗R1 〜R4
を介して入力され、増幅光検出信号AB1 〜AB4 を加
算してフィードバック抵抗Rf に対応する増幅率で増幅
して加算信号SUMを出力する加算器41と、フォーカ
スオン命令信号FOが“L”レベルの場合にはリセット
状態となるとともに、フォーカスオン命令信号FOが
“H”レベルの場合には加算信号SUMのピークホール
ドを行いピークホールド信号PKとして出力するピーク
ホールド回路42と、ピークホールド信号の電圧レベル
を予め設定した固定値の基準電圧VREF と比較すること
により、標準ゲインの場合にLDが装着されると“H”
レベルのディスク判別信号DDを出力し、標準ゲインの
場合にLDWが装着されると“L”レベルのディスク判
別信号DDを出力するコンパレータ43と、を備えて構
成されている。
【0023】尚、加算器41において増幅光検出信号A
1 〜AB4 が反転入力端子に入力されているのは、4
分割フォトディテクタには受光出力特性の直線性を向上
させるため逆バイアス電圧(負電圧)が印加されてお
り、増幅光検出信号AB1 〜AB4 はDC的には負電圧
となっているためである。
【0024】ここで、図4を参照してディスク判別回路
4の動作を説明する。ディスク判別回路4のピークホー
ルド回路42は、図4(a)に示すフォーカスオン命令
信号FOが時刻t1 に“H”レベルになると、ピークホ
ールド動作を開始し、ピークホールド信号PKとして出
力する(図4(e)点線部参照)。
【0025】ところで、反射光量が最も大きくなるの
は、光ディスクにフォーカスがあった時(ジャストフォ
ーカス時(時刻t2 ))である。そこで、ディスク判別
回路4は、フォーカスエラー信号FE(図4(c)参
照)のゼロクロス検出時、すなわち、フォーカスロック
信号FLが“H”レベル(図4(b)参照)時の加算信
号SUMのピーク値をピークホールド回路42により保
持し、コンパレータ43により基準電圧VREF と比較し
ディスク判別信号DDを出力する。
【0026】次に図5を参照して、光ディスク再生装置
のディスク判別動作を説明する。まず、コントローラ1
4は、光ディスク再生装置の電源がオンされたか、ある
いは新規にディスクがローディングされた場合(ステッ
プS1)には、ゲイン選択信号GCをLDモードにし、
可変利得アンプ部3のゲインを標準ゲイン(G=1)に
設定する(ステップS2)。
【0027】次にコントローラ14はレーザダイオード
(Ld)をオンし(ステップS3)、対物レンズ7をそ
の位置に応じてアップ(UP)若しくはダウン(DN)
する(ステップS4)。
【0028】次にコントローラ14は、フォーカスオン
命令信号FOを“L”レベルにすることによりピークホ
ールド回路42をリセット状態とする(ステップS
5)。つづいてコントローラ14は、フォーカスオン命
令信号FOを“H”レベルとして、フォーカスサーボ回
路8を動作させる(ステップS6)。
【0029】これによりディスク判別回路4は動作を開
始し、ディスク判別信号DDを出力する。コントローラ
14は、ディスク判別信号DDが“H”レベルか否かを
判別する(ステップS7)。
【0030】ディスク判別信号DDが“H”レベルの場
合には、コントローラ14は装着された光ディスクがL
Dであると確定し、LDモードとして可変利得アンプ部
3のゲインG=1(標準ゲイン)に固定する(ステップ
S8)。
【0031】次にコントローラ14は、レーザダイオー
ドをオフにし、フォーカスサーボ回路8の動作を停止し
(ステップS9)、通常動作(START)に移行する
(ステップS10)。
【0032】ステップS7の判別において、ディスク判
別信号DDが“L”レベルであった場合には、装着され
たディスクがLDWであるかあるいはディスクが未装着
であるので、コントローラ14はいずれの状態であるか
を判別することとなる。
【0033】まずコントローラ14は、レーザダイオー
ドをオフにし、フォーカスサーボ回路8の動作を停止す
る(ステップS11)。次にコントローラ14は、ゲイ
ン選択信号GCをLDWモードにし、可変利得アンプ部
3のゲインを高ゲイン(G=5)に設定する(ステップ
S12)。
【0034】次にコントローラ14はレーザダイオード
(Ld)をオンし(ステップS13)、対物レンズ7を
その位置に応じてアップ(UP)若しくはダウン(D
N)する(ステップS14)。
【0035】次にコントローラ14は、フォーカスオン
命令信号FOを“L”レベルにすることによりピークホ
ールド回路42をリセット状態とする(ステップS1
5)。つづいてコントローラ14は、フォーカスオン命
令信号FOを“H”レベルとして、フォーカスサーボ回
路8を動作させる(ステップS16)。
【0036】これによりディスク判別回路4は動作を開
始し、ディスク判別信号DDを出力する。コントローラ
14は、ディスク判別信号DDが“H”レベルか否かを
判別する(ステップS17)。
【0037】ディスク判別信号DDが“H”レベルの場
合には、コントローラ14は装着された光ディスクがL
DWであると確定し、LDWモードとして可変利得アン
プ部3のゲインG=5(高ゲイン)に固定する(ステッ
プS18)。
【0038】次にコントローラ14は、レーザダイオー
ドをオフにし、フォーカスサーボ回路8の動作を停止し
(ステップS9)、通常動作(START)に移行する
(ステップS10)。
【0039】ステップS17の判別において、ディスク
判別信号DDが“L”レベルであった場合には、ディス
クが未装着であることが確定したので(ステップS1
9)、コントローラ14は、レーザダイオードをオフに
し、フォーカスサーボ回路8の動作を停止し(ステップ
S9)、ユーザの指示があるまで待機状態(PARK)
となる。
【0040】以上の説明では、ディスク判別動作時に、
可変利得アンプ部3のゲインはゲインの低い標準ゲイン
G=1から動作を始めていたが、これは、大きなゲイン
(例えば、高ゲインG=5)を最初に設定して判別を行
ってしまうとフォーカスサーボループをクローズした場
合に、反射光量が多すぎて当該フォーカスサーボループ
が発振してしまうのを防止するためである。これによ
り、確実にディスクを判別することができるとともに安
定した動作を行わせることができるのである。
【0041】以上の第1実施例ではフォーカスサーボル
ープをクローズにした状態でディスクの判別を行ってい
たが、フォーカスサーボループをオープン状態として
も、ある光ディスクに生じる反射光量のばらつきを吸収
できるほどに、種類の異なる光ディスク間で反射率に差
がある場合には、フォーカスサーボループをオープン状
態のままで、対物レンズのアップ/ダウンを行い、その
過程で得られる反射光量のピーク値からディスク判別を
行うことも可能である。第2実施例 ところで、光ディスクの種別によっては、記録時に熱に
より記録を行うものがある。これらの記録可能な光ディ
スクの記録材料中には、熱に弱いものがあり、読出用の
レーザビームを同一の場所に長時間照射するだけで記録
されてしまうものがある。
【0042】この様な現象をさけて上記第1実施例を適
用するための方法は、光ディクを回転駆動させることで
あるが、LDの様に質量の大きい光ディスクでは、回転
駆動させるために消費される電力や時間を考えると、デ
ィスク判別のためだけに回転駆動させることは余り得策
ではない。
【0043】そこで、本実施例では、光ディスクを回転
駆動しないでディスク判別を行う場合でも、同一の場所
に長時間読出用のレーザビームを照射することなくディ
スク判別を行えるようにしている。
【0044】図6に第2実施例のトラッキングサーボ回
路13’の詳細構成ブロック図を示す。尚、以下の説明
においては、図1及び図4を参照して説明する。トラッ
キングサーボ回路13’は、トラッキングエラー信号T
Eをゲイン制御信号GCに対応するゲインで増幅し増幅
トラッキングエラー信号ATEとして出力する可変利得
アンプ50と、増幅トラッキングエラー信号ATEの波
形整形を行って源トラッキング駆動信号OTDとして出
力する補償アンプ51と、トラッキングオン命令信号T
Oに基づいてトラッキングサーボループのクローズ時に
閉状態となるスイッチSW1 と、対物レンズを半径方向
に振動させるための正弦波信号SINを生成し出力する
発振器52と、通常はスイッチSW1 側に接続されると
ともに、ディスク判別時にコントローラ14から出力さ
れるスイッチ切換信号SS(図1参照)により発振器5
2側に接続されるスイッチSW2 と、源トラッキング駆
動信号OTDまたは正弦波信号SINの電力増幅を行っ
てトラッキング駆動信号TDをトラッキングアクチュエ
ータコイル12に出力する電力アンプ53と、を備えて
構成されている。尚、スイッチSW2 及び発振器52を
除く構成は通常のトラッキングサーボ回路と同様であ
る。
【0045】次に主要動作を説明する。コントローラ1
4はフォーカスオン命令信号FOが“H”レベルであっ
て、フォーカスロック信号FLが“L”レベルの間、す
なわち、図4における時刻t 1 〜時刻t2 の間、スイッ
チ切換信号SSによりスイッチSW2 を発振器52側に
切換える。
【0046】これにより、発振器52により生成され、
出力された正弦波信号SINが、電力アンプ53により
電力増幅され、トラッキング駆動信号TDとしてトラッ
キングアクチュエータコイル12に印加される。
【0047】この結果、トラッキングアクチュエータコ
イル12は光ディスクの半径方向に振動し、光ディスク
を回転駆動せず、静止させた状態で上述と同様のディス
ク判別を行ってもレーザビームが一点に集中することが
なく、熱に弱い記録材料を用いた光ディスクにおいて
も、記録面を破壊することなくディスク判別を行うこと
ができる。
【0048】以上の第2実施例においては、トラッキン
グアクチュエータコイルを振動させる場合について説明
したが、同様にして、対物レンズを半径方向に粗駆動す
るためのスライダを振動させるようにしてもよい。第3実施例 以上の各実施例においては、ディスク判別時に可変利得
アンプ部3のゲインを変化させ、コンパレータ43の基
準電圧VREF を固定値としていたが、ディスク判別時に
可変利得アンプ部3のゲインを固定しコンパレータの基
準電圧を切換えるように構成しても同様にディスク判別
を行うことが可能となる。
【0049】より具体的には、図7に示すように、ディ
スク判別回路に設けるコンパレータ43’の一方の入力
端子に第1基準電圧VREF1、第2基準電圧VREF2、第3
基準電圧VREF3を出力可能な基準電圧切換部60を設
け、コントローラ14からの切換制御信号SELによ
り、コンパレータ43’の基準電圧を切換えるようにす
る。
【0050】この場合において、上記各実施例の場合と
同様に、フォーカスサーボループを発振させないために
は、より大きな基準電圧を選択的に接続して判別を行う
必要がある。例えば、 VREF1<VREF2<VREF3 の場合には、最初に第3基準電圧VREF3を選択的に接続
し、第3基準電圧VREF3で判別できなかった場合は、次
に第2基準電圧VREF2に切換える、というようにディス
ク判別を行うようにする必要がある。
【0051】この結果、フォーカスサーボループが発振
することなく安定して、確実にディスク判別を行うこと
が可能となる。この時、ディスク判別動作時には可変利
得アンプ部のゲインは所定の値に設定され、ディスク判
別動作終了後に判別されたディスクに対応するものに切
換えられる。
【0052】以上の第3実施例では、基準電圧切換部で
複数の固定基準電圧を切換えてディスク判別を行ってい
たが、一の可変基準電圧回路で電圧を設定して判別を行
うように構成することも可能である。
【0053】以上の各実施例はフォーカスサーボ方法と
して非点収差法を用い、トラッキングサーボ方法として
3ビーム法を用いた場合であったが、これに限定される
ものではなく、フォーカスサーボ方法としてはナイフエ
ッジ法、トラッキングサーボ法としてはプッシュプル法
等の他の周知技術を用いた光ディスク再生装置について
も本発明の適用が可能である。
【0054】
【発明の効果】本発明によれば、増幅手段は、ディスク
判別開始時には最低の増幅率で光検出信号を増幅し、光
ディスクの種別の判別終了まで順次大きな増幅率で光検
出信号を増幅して増幅光検出信号として比較手段に出力
し、比較手段は、入力された増幅光検出信号と所定の基
準判別信号とを比較して比較結果信号を出力するので、
制御手段は焦点位置制御部におけるフィードバックルー
プを発振させることなくディスク判別処理を行え、確実
にディスク判別を行うことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】実施例の光ディスク再生装置のサーボ系の概要
構成を示すブロック図である。
【図2】可変利得アンプ部及びディスク判別回路の詳細
構成を示すブロック図である。
【図3】可変利得アンプの詳細構成を示す図である。
【図4】動作説明のためのタイミングチャートである。
【図5】ディスク判別動作の処理フローチャートであ
る。
【図6】第2実施例のトラッキングサーボ回路の詳細構
成を示すブロック図である。
【図7】第3実施例のコンパレータ周辺回路の構成を示
す図である。
【符号の説明】
1…サーボ系 2…4分割フォトディテクタ 3…可変利得アンプ部 4…ディスク判別回路 5…第1差動アンプ 6…フォーカスアクチュエータコイル 7…対物レンズ 8…フォーカスサーボ回路 9…第1フォトディテクタ 10…第2フォトディテクタ 11…第2差動アンプ 12…トラッキングアクチュエータコイル 13…トラッキングサーボ回路 14…コントローラ 31〜34…可変利得アンプ 41…加算器 42…ピークホールド回路 43…コンパレータ 43’…コンパレータ 50…可変利得アンプ 51…補償アンプ 52…発振器 53…電力アンプ AB1 〜AB4 …増幅光検出信号 ATE…増幅トラッキングエラー信号 B1 〜B4 …光検出信号 D1 〜D4 …受光面 DD…ディスク判別信号 FE…フォーカスエラー信号 FL…フォーカスロック信号 GC…ゲイン制御信号 OTD…源トラッキング駆動信号 PK…ピークホールド信号 RIN…入力抵抗 Rf1…フィードバック抵抗 SW…スイッチ SUM…加算信号 SIN…正弦波信号 SS…スイッチ切換信号 T1 …光検出信号 TE…トラッキングエラー信号 TD…トラッキング駆動信号 VREF …基準電圧 VREF1…第1基準電圧 VREF2…第2基準電圧 VREF3…第3基準電圧
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 滝沢 善行 埼玉県所沢市花園4丁目2610番地 パイオ ニア株式会社所沢工場内

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 判別光の焦点位置をフィードバック制御
    する焦点位置制御部を有し、光ディスクに照射した前記
    判別光の反射光に基づいて光学特性の異なる複数の光デ
    ィスクの種別を判別可能な光ディスク判別装置であっ
    て、 前記反射光を受光し、光検出信号を出力する受光手段
    と、 ゲイン切換信号に対応する増幅率で前記光検出信号を増
    幅し、増幅光検出信号として出力する増幅手段と、 前記増幅光検出信号と所定の基準判別信号とを比較して
    比較結果信号を出力する比較手段と、 前記比較結果信号に基づいて前記光ディスクの種別を判
    別するとともに、前記光ディスクの判別開始時には判別
    に用いる複数の増幅率のうち最低の増幅率に対応する前
    記ゲイン切換信号を出力し、前記光ディスクの種別の判
    別終了まで順次大きな増幅率に対応する前記ゲイン切換
    信号を出力する制御手段と、 を備えて構成したことを特徴とする光ディスク判別装
    置。
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Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH0991712A (ja) * 1995-09-25 1997-04-04 Nec Corp 光再生装置
KR19990000749A (ko) * 1997-06-10 1999-01-15 김영환 포커싱 에러를 이용한 cd/dvd 판별장치
KR100487046B1 (ko) * 1997-05-27 2005-06-16 산요덴키가부시키가이샤 신호기록매체판별방법
US7274630B2 (en) * 2002-03-20 2007-09-25 Kabushiki Kaisha Toshiba Layer discriminating focus control apparatus, optical disk apparatus, and methods therefore

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