JPH0632194Y2 - 連続式遊星ボールミル - Google Patents

連続式遊星ボールミル

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JPH0632194Y2
JPH0632194Y2 JP5167990U JP5167990U JPH0632194Y2 JP H0632194 Y2 JPH0632194 Y2 JP H0632194Y2 JP 5167990 U JP5167990 U JP 5167990U JP 5167990 U JP5167990 U JP 5167990U JP H0632194 Y2 JPH0632194 Y2 JP H0632194Y2
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JP
Japan
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mill
ball mill
crushed material
planetary ball
spindle
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Expired - Lifetime
Application number
JP5167990U
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JPH049648U (ja
Inventor
貫太郎 金子
睦泰 河島
千秋 趙
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Kurimoto Ltd
Original Assignee
Kurimoto Ltd
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Publication date
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Description

【考案の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本願考案は遊星ボールミル、特に連続的に被破砕物であ
る砕料を供給して連続的に粉砕するミルに係る。
[従来の技術] 遊星ボールミルの一般構造は主軸の回転を受けて公転す
る複数のミルポットを主軸の周囲に均等(2ヶならば対
称的に、3ヶ以上ならば主軸から等距離放射状に)に配
設し、該ミルポット自体も自己の回転軸を中心に自転す
るものである。
具体的には主軸と共に回転するミルポットの外周に遊星
歯車を周設し、この遊星歯車と噛合する太陽歯車を別に
回転または停止させて、ポットを公転しつつ自転させる
例などが典型である。
通常の転動式ボールミルは粉砕媒体のボールと砕料とが
1本の転動する円筒内でカスケード運動を起し、その重
力落下による圧潰と摩滅によって粉砕させるものである
のに対し、遊星ボールミルは高速の公転,自転運動によ
る遠心力と、コリオリスカとが相乗的に働いて粉砕速度
を抜群に向上し、かつ粒度分布の優れた微粉を短時間に
得ている。
この内、連続的に定量づつ砕料をミルポット内へ供給し
て連続粉砕を行なう型式の場合、複数のミルポットへ均
等に砕料を分配する必要がある。
この必要に応じて従来から設計が改善されていて、その
代表例として特公昭34−7493号公報・第5図や特
開昭63−278563号公報・第6図、特公昭48−
36381号公報などが挙げられる。
前者では原料の供給から排出までを空気の流れに乗せて
一貫した流動系路を形成するものであって、スクリュー
フィーダ4aに装入された砕料は主軸1aの周囲に設け
た中空部へ落下し、ダンパー102を具えた空気調節管
103から進入する風圧に乗って送入管42aを経てミ
ルポット3a内に達する。ミルポット3aからの排出は
排出管104を介して選別機105へ続く管路内の空気
の吸引作用に乗るものである。
また後者においては砕料の供給口からミルポットに至る
砕料搬入経路については、空気輸送によらずスクリュー
19を自転するミルポット3b内へ搬入するというよう
な機械的手段を併用する場合もある。
[考案が解決しようとする課題] ところで第5図,第6図に示した従来技術をふくめ、従
来の構成については共通した課題が残されている。
たとえば第5図におけるA部,又は第6図におけるB部
のように系路に水平な部分が含まれるときは、高速回転
に伴って従来のボールミルとは比較にならない程の強力
な遠心力が発現するので、輸送されつつある砕料の粒子
は砕料供給パイプの外壁側へ強く圧迫されて局部的に付
着をはじめ、ミルポットへの連続的な粒子の流動は著し
く悪化し、水平部が流れを停滞させる咽喉と化す懸念が
ある。
特に付着性の高い砕料を微粉化する場合には遠心力のた
めに再凝集した付着層が累積する傾向が強い。またこの
遠心力に対抗し強制的に砕料の流動を促進するため、気
流の吸引力を強化すると、ミルポット内での必要な滞溜
時間が確保できず、まだ所望の粒度まで粉砕されないま
までミルポットから退出する不都合が生じやすい。
本願考案は以上に述べた課題を解決するために、ミルポ
ットへの砕料供給の手段の如何を問わず、砕料をスムー
スにミルポット内へ送り込む連続式遊星ボールミルの提
供を目的とする。
[課題を解決するための手段] 本願考案に係る連続式遊星ボールミルは、主軸又はその
周辺からそれぞれのミルポットに向けて放射状に連架す
る砕料供給パイプを全長に亘って主軸の軸線と交叉する
角度を付して形成し、該供給パイプの軸線と0°乃至鋭
角の角度を以って交叉する空気の吸引管、又は空気の押
込管を斜めに連通することによって前記の課題を解決し
た。
[作用・実施例] 本願考案の実施例に基いて本願考案の作用を説明する。
第1図は連続式遊星ボールミルの全体図の一例であっ
て、主軸1はモータ2の駆動力によって回転し、主軸
の周囲に均等に配設した複数のミルポット3を同調公転
する。一方別のモータ2の駆動力によって別個に回転
する太陽歯車21と、ミルポット3の外周面に固着した
歯車31とが噛合して回転しミルポット3の自転を作動
する。
主軸1の一端からスクリュフィダー4の底部を形成する
スクリュー41が嵌入してスクリューフィーダのホッパ
ー中の砕料を遊星ボールミル内へ搬入し、主軸1の中途
から分岐した供給パイプ42を介してミルポット3の側
面32よりポット内へ供給される。
供給部分のみを詳細に示したのが第2図であって、主軸
1の軸芯には軸孔12を穿設し、スクリューフィダから
伸びてきたスクリュ41はこの軸孔12内へ嵌入して軸
孔の終端付近まで続く。軸孔12の終端には溜り場13
を介し軸外へ開口する複数の分岐孔14を均等に貫通
し、開口部15とミルポットの側面32とを供給パイプ
42で結ぶ。
供給パイプ42は図で例示したように、主軸からミルポ
ットへ至るすべての部分について主軸の軸線Cと交叉す
る角度(砕料の粒子径,付着性などの粉体物性によって
異なるが、ある値以上を取らなければならない)を付し
て形成する直線又は曲線(すべての点における接線が勾
配を与えられている。)よりなっている。
供給パイプ42にはそれぞれ少くとも1ヶ以上の空気の
吸引管44,44,‥‥を供給パイプの軸線に0°
乃至少くとも鋭角的に交叉して斜めに連通している。
第1図に示すとおり、ファン5の作用によってミルポッ
ト3の内部は負圧となっているから、砕料が供給パイプ
を通過すると同時に外気が吸気管44から吸引され、遠
心力によって供給パイプの外径側へ偏りがちの砕料を斜
めに吹き上げて停溜や付着を許さない。
なおスクリュフィーダの代りに、空気輸送により砕料を
軸孔に供給輸送してもよい。
第3図や第4図イ,ロ,ハはその詳しい実施例を示し、
それぞれ付着性の砕料が付着を生じやすい要所要所に、
その作用を断ち切る気流を効果的に導入するため、供給
パイプの形状に起因する効果をさらに相乗的に倍加する
作用を発現する。
なお第3図,第4図にあって供給パイプの出口(ミルポ
ットとの接続部)には出口リング43を嵌め込み、供給
パイプの管内が最後まで所定の角度を保ってミルポット
に開口するように図っている。
[考案の効果] 本願考案に係る連続式遊星ボールミルは以上に述べた構
成を採るから、砕料をミルポットへ供給するのに供給パ
イプの途中で砕料が停留してついに閉塞して了ったり、
所望の砕料供給が機能せず、結果的に求められる品質の
維持や作業効率を続けることのできないような懸念を一
切解消する効果がある。
【図面の簡単な説明】
第1図は本願考案の実施例を示す全体正面図、第2図は
砕料供給系路を中心とした部分正面図、第3図は砕料供
給パイプのみの正面図、第4図イ,ロ,ハは砕料供給パ
イプのそれぞれ異なる実施例を示す垂直断面図、第5図
と第6図は異なる従来の技術を示す垂直断面図。 1……主軸、3……ミルポット 4……スクリューフィダ 42……供給パイプ、C……主軸の軸線 44……吸気管

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】主軸の回転を受けて公転する複数のミルポ
    ットを主軸の周囲に均等に配設し、該ミルポットはそれ
    ぞれが自己の回転軸を中心に自転し、ミルポット内へ連
    続的に供給される砕料を効率的に粉砕する連続式遊星ボ
    ールミルにおいて、主軸又はその周辺からそれぞれのミ
    ルポットに向けて放射状に連架する砕料供給パイプを全
    長に亘って主軸の軸線と交叉する角度を付して形成し、
    該供給パイプの軸線と0°乃至鋭角の角度を以って交叉
    する空気の吸引管、又は空気の押込管を斜めに連通する
    ことを特徴とする連続式遊星ボールミル。
JP5167990U 1990-05-16 1990-05-16 連続式遊星ボールミル Expired - Lifetime JPH0632194Y2 (ja)

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JP5167990U JPH0632194Y2 (ja) 1990-05-16 1990-05-16 連続式遊星ボールミル

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JP5167990U JPH0632194Y2 (ja) 1990-05-16 1990-05-16 連続式遊星ボールミル

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Publication Number Publication Date
JPH049648U JPH049648U (ja) 1992-01-28
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ID=31571329

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