JPH06321561A - カルコゲナイドガラス板の製造法 - Google Patents
カルコゲナイドガラス板の製造法Info
- Publication number
- JPH06321561A JPH06321561A JP11266693A JP11266693A JPH06321561A JP H06321561 A JPH06321561 A JP H06321561A JP 11266693 A JP11266693 A JP 11266693A JP 11266693 A JP11266693 A JP 11266693A JP H06321561 A JPH06321561 A JP H06321561A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- chalcogenide glass
- plate
- heat
- melt
- glass plate
- Prior art date
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- Pending
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Classifications
-
- C—CHEMISTRY; METALLURGY
- C03—GLASS; MINERAL OR SLAG WOOL
- C03B—MANUFACTURE, SHAPING, OR SUPPLEMENTARY PROCESSES
- C03B19/00—Other methods of shaping glass
- C03B19/02—Other methods of shaping glass by casting molten glass, e.g. injection moulding
-
- C—CHEMISTRY; METALLURGY
- C03—GLASS; MINERAL OR SLAG WOOL
- C03B—MANUFACTURE, SHAPING, OR SUPPLEMENTARY PROCESSES
- C03B2201/00—Type of glass produced
- C03B2201/80—Non-oxide glasses or glass-type compositions
- C03B2201/86—Chalcogenide glasses, i.e. S, Se or Te glasses
Landscapes
- Engineering & Computer Science (AREA)
- Chemical & Material Sciences (AREA)
- Manufacturing & Machinery (AREA)
- Materials Engineering (AREA)
- Organic Chemistry (AREA)
- Glass Compositions (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 短時間にクラックのないカルコゲナイドガラ
ス板を製造する方法の提供を目的とする。 【構成】 粘度が10ポイズのカルコゲナイドガラス融
液2を表面粗さが100μmのアルミナ板1上に流すこ
とにより、ガラス融液がアルミナ板に密着しないで成形
されるので短時間にクラックのないカルコゲナイドガラ
ス板が製造できる。
ス板を製造する方法の提供を目的とする。 【構成】 粘度が10ポイズのカルコゲナイドガラス融
液2を表面粗さが100μmのアルミナ板1上に流すこ
とにより、ガラス融液がアルミナ板に密着しないで成形
されるので短時間にクラックのないカルコゲナイドガラ
ス板が製造できる。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は精密光学機器などの赤外
透過レンズの製造に使用されるカルコゲナイドガラス板
の製造法に関する。
透過レンズの製造に使用されるカルコゲナイドガラス板
の製造法に関する。
【0002】
【従来の技術】従来のカルコゲナイドガラス板は図3
(a)に示すように、石英アンプル9に原料を入れ、真
空封入した後、加熱溶融してカルコゲナイドガラス10
を製造し、冷却後石英アンプルから取り出し、これを再
熱処理して図3(b)に示すようにクラックや歪のない
インゴット11とし、それを図3(c)に示すように適
当な大きさのガラス板12に切断加工した後、鏡面金型
によって押圧成形して赤外透過レンズに加工していた。
(a)に示すように、石英アンプル9に原料を入れ、真
空封入した後、加熱溶融してカルコゲナイドガラス10
を製造し、冷却後石英アンプルから取り出し、これを再
熱処理して図3(b)に示すようにクラックや歪のない
インゴット11とし、それを図3(c)に示すように適
当な大きさのガラス板12に切断加工した後、鏡面金型
によって押圧成形して赤外透過レンズに加工していた。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら上記従来
の構成では、クラックや歪のないインゴット11を製造
するためには長時間の再熱処理が必要であるという問題
点を有していた。
の構成では、クラックや歪のないインゴット11を製造
するためには長時間の再熱処理が必要であるという問題
点を有していた。
【0004】本発明は上記従来の問題点を解決するもの
で、短時間にカルコゲナイドガラス板を製造する方法の
提供を目的とする。
で、短時間にカルコゲナイドガラス板を製造する方法の
提供を目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】この目的を達成するため
に本発明のカルコゲナイドガラス板の製造法は、粘度が
10〜105ポイズのカルコゲナイドガラス融液を、表
面粗さが100〜500μmの耐熱板上に流す。
に本発明のカルコゲナイドガラス板の製造法は、粘度が
10〜105ポイズのカルコゲナイドガラス融液を、表
面粗さが100〜500μmの耐熱板上に流す。
【0006】
【作用】この構成によれば、ガラス融液が耐熱板に密着
しないのでガラス板にクラックが入らない。
しないのでガラス板にクラックが入らない。
【0007】
(実施例1)以下本発明の一実施例について、図面を参
照しながら説明する。
照しながら説明する。
【0008】図1において、1は表面粗さが約100μ
m、直径100mm、厚さ10mmのアルミナからなる
円板である。2は約500mlのアルミナルツボ3に入
れた約300gr.のカルコゲナイドガラスの融液であ
る。この融液2はGe20原子%、Se80原子%であ
り、あらかじめ石英アンプル中で溶解し、インゴットに
したものを450℃で30分加熱し、粘度を約10ポイ
ズに調整したものである。次に融液2をアルミナ板1上
に流して直径約60mm、厚さ約5mmに成形するとク
ラックのないカルコゲナイドガラス板4が製造できた。
m、直径100mm、厚さ10mmのアルミナからなる
円板である。2は約500mlのアルミナルツボ3に入
れた約300gr.のカルコゲナイドガラスの融液であ
る。この融液2はGe20原子%、Se80原子%であ
り、あらかじめ石英アンプル中で溶解し、インゴットに
したものを450℃で30分加熱し、粘度を約10ポイ
ズに調整したものである。次に融液2をアルミナ板1上
に流して直径約60mm、厚さ約5mmに成形するとク
ラックのないカルコゲナイドガラス板4が製造できた。
【0009】(実施例2)以下本発明の第2の実施例に
ついて、図面を参照しながら説明する。
ついて、図面を参照しながら説明する。
【0010】図2において、5は表面粗さが約500μ
m、直径100mm、厚さ10mmのステンレスからな
る円板である。6は約500mlのアルミナルツボ7に
入れた約300gr.のカルコゲナイドガラスの融液で
あり、その組成は実施例1と同じであり、あらかじめ石
英アンプル中で溶解し、インゴットにしたものを420
℃で30分加熱し、粘度を約100ポイズに調整したも
のである。次に融液6をステンレス板5上に流して直径
約60mm、厚さ約10mmに成形するとクラックのな
いカルコゲナイドガラス板8が製造できた。
m、直径100mm、厚さ10mmのステンレスからな
る円板である。6は約500mlのアルミナルツボ7に
入れた約300gr.のカルコゲナイドガラスの融液で
あり、その組成は実施例1と同じであり、あらかじめ石
英アンプル中で溶解し、インゴットにしたものを420
℃で30分加熱し、粘度を約100ポイズに調整したも
のである。次に融液6をステンレス板5上に流して直径
約60mm、厚さ約10mmに成形するとクラックのな
いカルコゲナイドガラス板8が製造できた。
【0011】なお、実施例ではアルミナ板上またはステ
ンレス板上にGe−Seからなるガラス板の製造する方
法について説明したが、これに限定されるものではな
く、粘度が10〜105ポイズのカルコゲナイドガラス
融液を表面粗さが100〜500μmの耐熱板上に流す
とクラックのないカルコゲナイドガラス板が製造でき
る。
ンレス板上にGe−Seからなるガラス板の製造する方
法について説明したが、これに限定されるものではな
く、粘度が10〜105ポイズのカルコゲナイドガラス
融液を表面粗さが100〜500μmの耐熱板上に流す
とクラックのないカルコゲナイドガラス板が製造でき
る。
【0012】
【発明の効果】以上のように本発明は、粘度が10〜1
00ポイズのカルコゲナイドガラス融液を、表面粗さが
100〜500μmの耐熱板上に流すと、ガラス融液が
耐熱板に密着しないのでクラックのないカルコゲナイド
ガラス板が製造できる。
00ポイズのカルコゲナイドガラス融液を、表面粗さが
100〜500μmの耐熱板上に流すと、ガラス融液が
耐熱板に密着しないのでクラックのないカルコゲナイド
ガラス板が製造できる。
【図1】本発明の第1の実施例におけるカルコゲナイド
ガラス板の製造法を説明するための断面図
ガラス板の製造法を説明するための断面図
【図2】同じく第2の実施例におけるカルコゲナイドガ
ラス板の製造法を説明するための断面図
ラス板の製造法を説明するための断面図
【図3】(a)は従来の製造法におけるガラス融液の製
造法を説明するための断面図 (b)は同じくインゴットの斜視図 (c)は同じくガラス板の斜視図
造法を説明するための断面図 (b)は同じくインゴットの斜視図 (c)は同じくガラス板の斜視図
1,5 耐熱板 2,6 カルコゲナイドガラス融液 4,8 カルコゲナイドガラス板
Claims (2)
- 【請求項1】粘度が10〜105ポイズのカルコゲナイ
ドガラス融液を、表面粗さが100〜500μmの耐熱
板上に流すカルコゲナイドガラス板の製造法。 - 【請求項2】耐熱板がセラミック板または耐熱金属板で
ある請求項1記載のカルコゲナイドガラス板の製造法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP11266693A JPH06321561A (ja) | 1993-05-14 | 1993-05-14 | カルコゲナイドガラス板の製造法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP11266693A JPH06321561A (ja) | 1993-05-14 | 1993-05-14 | カルコゲナイドガラス板の製造法 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH06321561A true JPH06321561A (ja) | 1994-11-22 |
Family
ID=14592448
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP11266693A Pending JPH06321561A (ja) | 1993-05-14 | 1993-05-14 | カルコゲナイドガラス板の製造法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH06321561A (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN1323296C (zh) * | 2004-07-05 | 2007-06-27 | 江苏省肿瘤医院 | 硅烷交联壳聚糖膜基的流动注射化学发光免疫检测池及制备方法 |
JP2012148975A (ja) * | 2005-04-13 | 2012-08-09 | Corning Inc | 低粘度押出成形および射出成形のためのカルコゲナイドガラス |
-
1993
- 1993-05-14 JP JP11266693A patent/JPH06321561A/ja active Pending
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN1323296C (zh) * | 2004-07-05 | 2007-06-27 | 江苏省肿瘤医院 | 硅烷交联壳聚糖膜基的流动注射化学发光免疫检测池及制备方法 |
JP2012148975A (ja) * | 2005-04-13 | 2012-08-09 | Corning Inc | 低粘度押出成形および射出成形のためのカルコゲナイドガラス |
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