JPH0632128Y2 - 嫌煙者用マスク及び防煙メガネ兼用携帯用香り付マスクケース - Google Patents

Description

【考案の詳細な説明】 （イ）産業上の利用分野 本考案はタバコの煙より身を守る為に用いる嫌煙者用マ
スク及びメガネになる携帯用マスクケースに関するもの
である。

（ロ）従来の技術 従来より、タバコを吸わない人達は喫煙者によるタバコ
の煙に大変不快な思いを強いられてきたが、それらを自
ら防ぐ手段はその場を離れる以外になかった。

（ハ）考案が解決しようとする問題点 喫煙者の無神経な喫煙は、タバコを吸わぬ人達によって
非常に立腹の致すところである。

このため、喫煙者へ注意を促すために、直接言葉をかけ
る事は特に女性にとっては大変勇気がいる事であるし、
相手の感情を害すると、いさかいを招く事ともなりかね
ぬため、せきばらいをしたり手で煙をあおぐ等のジエス
チャーをするなどの行為で注意を促していた。

一般的にはそれで気付いて喫煙を止めるものであるが、
相手が複数であったりすると簡単には止めてもらえない
のが現状である。その時に於ては自ら席を立つ以外に方
法はないのであるが、席を立つわけにはいかない場合が
往々にしてあるもので、我慢をしているのが実状であ
る。

（ニ）問題点を解決する為の手段 このように喫煙者に嫌煙者が我慢を強いられている現状
で、タバコの煙害から身を守る手段としての用具を提供
せんとするものである。

これを図面に基づき説明すると、第１図に示すように両
端にゴムや綿素材より成る紐輪(1)(1)を設けたガーゼ素
材より成るマスク本体(2)のガーゼ間に活性炭(3)とタバ
コのフイルター(4)とを重ね合せ設けて成る嫌煙者用マ
スクと、両端にゴムや綿素材より成る紐輪(5)(5)を設
け、ビニルや樹脂、プラスチック素材等の透明体より成
る窓(6)(6)を設けた布、ビニル等の柔軟素材の防煙メガ
ネ本体(7)を長手方向中央より折曲構造と成し、上下縁
部にフアスナー(8)(8)を設けフアスナー(8)(8)を閉じれ
ば、第２図に示すようにマスクケース(9)と成り、防煙
メガネ内側縁部に肉厚部(10)を設け、全体に香料を塗布
して成る構造である。

（ホ）作用 本考案のマスクはガーゼ、活性炭、フイルター、ガーゼ
という四重構造と成したためにタバコの煙をろ過させる
作用が強いものである。

また、マスクを携帯するケースを設け、衛生面を考慮す
ると共に香料をケースに塗布し、女性が携帯するに適す
るようにしたものである。

当該マスクケースを単なるケースとして使用するのみな
らず、防煙メガネと成る構造を有し、メガネ内縁には装
着した際に隙間をなくする作用を成すように肉厚部を設
けた構造とした。このため目にしみるタバコの煙を防ぐ
効果を増す作用を有するものである。

（ヘ）考案の効果 本考案のマスクを使用する事により、タバコの煙害から
身を守る効果を有するものであり、マスクとマスクケー
スがセットであると衛生的に携帯できるものである。

また、マスクケースが防煙メガネとも成り、マスクとメ
ガネを別々に持ち歩く事もなく便利である。そして、マ
スクケースに香料を塗布してあるため女性の携帯用品と
しては大変おしゃれであるなどの付加的効果をも得たも
のである。

その上、タバコの煙の他、外出時の突発的なビル火災時
の防煙マスクとしても大変効果が期待出き、メガネと併
用する事によって急場の避難を助ける用具としても用い
る事が出き大変有意義な考案を提供するものである。

【図面の簡単な説明】

第１図は本考案の斜視図。 第２図は防煙メガネをマスクケースとした斜視図。 第３図は装着状態を示す実施例斜視図。 １……マスクの紐輪 ２……マスク本体 ３……活性炭 ４……フイルター ５……メガネの紐輪 ６……窓 ７……防煙メガネ本体 ８……フアスナー ９……マスクケース 10……肉厚部

Claims (1)

【実用新案登録請求の範囲】
1. 【請求項１】両端に紐輪を設けたマスク本体ガーゼ内に
   活性炭とフイルターを重ね設けて成る嫌煙者用マスク
   と、両端に紐輪を設け、透明体より成る窓を設けた柔軟
   素材の防煙メガネ本体を長手方向中央より折曲構造と成
   し、上下縁部にフアスナーを設け、防煙メガネ内側縁部
   を肉厚と成し、全体に香料を塗布して成る事を特徴とす
   る嫌煙者用マスク及び防煙メガネ兼用携帯用香り付マス
   クケース。