JPH0632002B2 - 単音節音声の母音部切出方法 - Google Patents
単音節音声の母音部切出方法Info
- Publication number
- JPH0632002B2 JPH0632002B2 JP61101805A JP10180586A JPH0632002B2 JP H0632002 B2 JPH0632002 B2 JP H0632002B2 JP 61101805 A JP61101805 A JP 61101805A JP 10180586 A JP10180586 A JP 10180586A JP H0632002 B2 JPH0632002 B2 JP H0632002B2
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- JP
- Japan
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- voice
- sampling
- monosyllabic
- vowel part
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- Expired - Lifetime
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Description
【発明の詳細な説明】 〔発明の目的〕 （産業上の利用分野） 本発明は単音節音声認識装置において入力した単音節音
声の母音部を切出す、単音節音声の母音部切出方法に関
する。
声の母音部を切出す、単音節音声の母音部切出方法に関
する。
（従来の技術） 音声認識装置は、入力した音声波形をスペクトル分析
し、音声入力パターンとしてパターンメモリに記憶す
る。この音声入力パターンを予め辞書に登録してある標
準パターンと比較して類似度を演算し、最も類似度の高
い標準パターンを認識結果として判定し出力する。
し、音声入力パターンとしてパターンメモリに記憶す
る。この音声入力パターンを予め辞書に登録してある標
準パターンと比較して類似度を演算し、最も類似度の高
い標準パターンを認識結果として判定し出力する。
かかる音声認識装置には入力する音声により単語単位の
音声を認識する単語音声認識装置と単音節単位の音声を
認識する単音節音声認識装置がある。単語単位の音声を
認識する単語音声認識装置の場合、認識率は比較的高率
であるが、辞書に格納された単語しか認識できないため
入力できる単語が制限されるという問題があった。また
単音節単位の音声を認識する単音節音声認識装置の場
合、入力する単語は限定されないという利点があるもの
の、いまだ単音節音声の認識技術が確立されておらず認
識率が低いという問題があった。
音声を認識する単語音声認識装置と単音節単位の音声を
認識する単音節音声認識装置がある。単語単位の音声を
認識する単語音声認識装置の場合、認識率は比較的高率
であるが、辞書に格納された単語しか認識できないため
入力できる単語が制限されるという問題があった。また
単音節単位の音声を認識する単音節音声認識装置の場
合、入力する単語は限定されないという利点があるもの
の、いまだ単音節音声の認識技術が確立されておらず認
識率が低いという問題があった。
（発明が解決しようとする問題点） 特に単音節音声を認識しようとする場合、入力音声波形
から子音部と母音部を切出す要がある。従来は音声発生
時点から予め定めた一定時間経過以後の音声波形を母音
部とする方法や、音声波形の振幅値が予め定めた一定値
を超えたら母音部とする方法で、母音部を切出してい
る。しかしながら、上記方法では実際は子音部や雑音な
のに母音部として切出してしまうという問題があった。
また母音部切出し期間中に実際の母音音声波形が入らな
いことを防止するため必要以上に母音切出し期間を長く
しなければならないという問題があった。
から子音部と母音部を切出す要がある。従来は音声発生
時点から予め定めた一定時間経過以後の音声波形を母音
部とする方法や、音声波形の振幅値が予め定めた一定値
を超えたら母音部とする方法で、母音部を切出してい
る。しかしながら、上記方法では実際は子音部や雑音な
のに母音部として切出してしまうという問題があった。
また母音部切出し期間中に実際の母音音声波形が入らな
いことを防止するため必要以上に母音切出し期間を長く
しなければならないという問題があった。
本発明は上記事情を考慮してなされたもので、単音節音
声の母音部を適切に切出すことができる単音節音声の母
音部切出し方法を提供することを目的とする。
声の母音部を適切に切出すことができる単音節音声の母
音部切出し方法を提供することを目的とする。
（問題点を解決するための手段と作用） 上記目的を達成するため本発明による単音節音声の母音
部切出方法は、入力した単音節音声波形を所定時間間隔
のサンプリング時点でサンプリングし、前記単音節音声
波形の最終サンプリング時点から時間軸とは逆方向に検
知を開始し、予め定められた期間中の各サンプリング時
点におけるサンプリング値の変動を示す変動差の絶対値
の和が所定値をはじめて越えたサンプリング時点を音声
終了時点とし、この音声終了時点を基点として予め定め
られた一定期間を母音部として切出すことを特徴とす
る。
部切出方法は、入力した単音節音声波形を所定時間間隔
のサンプリング時点でサンプリングし、前記単音節音声
波形の最終サンプリング時点から時間軸とは逆方向に検
知を開始し、予め定められた期間中の各サンプリング時
点におけるサンプリング値の変動を示す変動差の絶対値
の和が所定値をはじめて越えたサンプリング時点を音声
終了時点とし、この音声終了時点を基点として予め定め
られた一定期間を母音部として切出すことを特徴とす
る。
（実施例） 本発明の一実施例による単音節音声の母音部切出方法を
第１図のフローチャートを用いて説明する。
第１図のフローチャートを用いて説明する。
まず、第２図に示すような単音節音声波形が入力する
と、所定時間間隔（本実施例では０．１ｍsec間隔）で
サンプリングし、そのサンプリング値Ｓｉを時系列順に
音声波形メモリに記憶する（ステップ１０）。
と、所定時間間隔（本実施例では０．１ｍsec間隔）で
サンプリングし、そのサンプリング値Ｓｉを時系列順に
音声波形メモリに記憶する（ステップ１０）。
次に隣り合ったサンプリング値Ｓｉ，Ｓｉ−１の変動差
＝Ｓｉ−Ｓｉ−１を各サンプリング時点ごとに求める
（ステップ１１）。
＝Ｓｉ−Ｓｉ−１を各サンプリング時点ごとに求める
（ステップ１１）。
次にサンプリング終了時点から時間軸とは逆方向に母音
部終了時点の検知を開始する。まず第３図に示すように
サンプリング終了時点から時間軸と逆方向の予め定めら
れた期間中の変動差の絶対値の和Ｒ０を計算する（ステ
ップ１２）。本実施例では和Ｒ０は次式のように３つの
変動差の和として計算される。
部終了時点の検知を開始する。まず第３図に示すように
サンプリング終了時点から時間軸と逆方向の予め定めら
れた期間中の変動差の絶対値の和Ｒ０を計算する（ステ
ップ１２）。本実施例では和Ｒ０は次式のように３つの
変動差の和として計算される。
Ｒ０＝｜Ｓ０−Ｓ０−１｜＋｜Ｓ０−１−Ｓ０−２｜＋｜Ｓ０−２−Ｓ０−３｜ 次にこの和Ｒ０が所定値ＲＴＨを超えるか否か判断する
（ステップ１３）。Ｒ０＜ＲＴＨの場合には和Ｒｎの計
算サンプリング時点をひとつ前にずらし（ステップ１
４）、ステップ１２にもどり、次のサンプリング時点に
おける和Ｒ−１を次式の如く計算する（ステップ１
２）。
（ステップ１３）。Ｒ０＜ＲＴＨの場合には和Ｒｎの計
算サンプリング時点をひとつ前にずらし（ステップ１
４）、ステップ１２にもどり、次のサンプリング時点に
おける和Ｒ−１を次式の如く計算する（ステップ１
２）。
Ｒ−１＝｜Ｓ０−１−Ｓ０−２｜＋｜Ｓ０−２−Ｓ０−３｜＋｜Ｓ０−３−Ｓ
０−４｜ そしてこの和Ｒ−１が所定値ＲＴＨを超えているか否か
判断し（ステップ１３）、超えていなければ和Ｒｎの計
算サンプリング時点をさらにひとつ前にずらし（ステッ
プ１４）、ステップ１２にもどる。以下同様に和Ｒｎが
所定値ＲＴＨを超えるまでステップ１２〜１４を繰り返
す。
０−４｜ そしてこの和Ｒ−１が所定値ＲＴＨを超えているか否か
判断し（ステップ１３）、超えていなければ和Ｒｎの計
算サンプリング時点をさらにひとつ前にずらし（ステッ
プ１４）、ステップ１２にもどる。以下同様に和Ｒｎが
所定値ＲＴＨを超えるまでステップ１２〜１４を繰り返
す。
和Ｒｎが所定値ＲＴＨを初めて超えるとステップ１１に
移り、そのサンプリング時点を音声終了時点ＳＲとする
（ステップ１５）。次にこの音声終了時点ＳＲを基点と
して母音部を切出す。本実施例では音声終了時点から時
間軸とは逆方向に２５．６ｍsec前から１２．８ｍsecの
期間を母音部とする。すなわちＳＲに対してＳ
Ｒ−２５６〜ＳＲ−１２８のサンプリング値を母音部と
して切出す。
移り、そのサンプリング時点を音声終了時点ＳＲとする
（ステップ１５）。次にこの音声終了時点ＳＲを基点と
して母音部を切出す。本実施例では音声終了時点から時
間軸とは逆方向に２５．６ｍsec前から１２．８ｍsecの
期間を母音部とする。すなわちＳＲに対してＳ
Ｒ−２５６〜ＳＲ−１２８のサンプリング値を母音部と
して切出す。
このように本実施例によれば実際の音声終了時点を検出
して、母音部を切出すようにしているため第２図、第３
図からわかるよように母音音声の特徴的な部分のみを母
音部として切出すことができる。従来は第４図に示すよ
うに開始時点から一定時間経過後の長い期間を母音部と
して切出していたが、本実施例によれば確実に母音部を
切出すことができるため短い期間ですみ、少ないデータ
量で確実な母音認識をおこなうことができる。
して、母音部を切出すようにしているため第２図、第３
図からわかるよように母音音声の特徴的な部分のみを母
音部として切出すことができる。従来は第４図に示すよ
うに開始時点から一定時間経過後の長い期間を母音部と
して切出していたが、本実施例によれば確実に母音部を
切出すことができるため短い期間ですみ、少ないデータ
量で確実な母音認識をおこなうことができる。
本発明は上記実施例に限らず種々の変形が可能である。
上記実施例では３つの変動点の和により音声終了時点を
検知したが、いくつの変動差の絶対値の和でもよい。す
なわち一般式 においてｍはいくつでもよい。
上記実施例では３つの変動点の和により音声終了時点を
検知したが、いくつの変動差の絶対値の和でもよい。す
なわち一般式 においてｍはいくつでもよい。
また上記実施例ではステップ１１で変動差を計算した
後、ステップ１２で和を計算したが、変動差を計算しな
がら和を計算してもよい。
後、ステップ１２で和を計算したが、変動差を計算しな
がら和を計算してもよい。
以上の通り本発明によれば単音節音声の母音部を適切に
切出すことができる。
切出すことができる。
第１図は本発明の一実施例による単音節音声の母音部切
出方法のフローチャート、第２図、は入力音声波形を示
す波形図、第３図は同入力音声波形の詳細を示す波形
図、第４図は従来の方法により切出された母音部を示す
波形図である。
出方法のフローチャート、第２図、は入力音声波形を示
す波形図、第３図は同入力音声波形の詳細を示す波形
図、第４図は従来の方法により切出された母音部を示す
波形図である。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 昭61−47998（ＪＰ，Ａ) 特開 昭61−46999（ＪＰ，Ａ) 特開 昭61−47000（ＪＰ，Ａ) 特開 昭59−231600（ＪＰ，Ａ) 実開 昭61−183697（ＪＰ，Ｕ) 実開 昭61−183698（ＪＰ，Ｕ) 実開 昭60−198596（ＪＰ，Ｕ)
Claims (1)
- 【請求項１】入力した単音節音声波形を所定時間間隔の
サンプリング時点でサンプリングし、 前記単音節音声波形の最終サンプリング時点から時間軸
とは逆方向に検知を開始し、予め定められた期間中の各
サンプリング時点におけるサンプリング値の変動を示す
変動差の絶対値の和が所定値をはじめて越えたサンプリ
ング時点を音声終了時点とし、 この音声終了時点を基点として予め定められた一定期間
を母音部として切出すことをを特徴とする単音節音声の
母音部切出方法。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP61101805A JPH0632002B2 (ja) | 1986-05-01 | 1986-05-01 | 単音節音声の母音部切出方法 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP61101805A JPH0632002B2 (ja) | 1986-05-01 | 1986-05-01 | 単音節音声の母音部切出方法 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPS62258500A JPS62258500A (ja) | 1987-11-10 |
| JPH0632002B2 true JPH0632002B2 (ja) | 1994-04-27 |
Family
ID=14310351
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP61101805A Expired - Lifetime JPH0632002B2 (ja) | 1986-05-01 | 1986-05-01 | 単音節音声の母音部切出方法 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH0632002B2 (ja) |
-
1986
- 1986-05-01 JP JP61101805A patent/JPH0632002B2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPS62258500A (ja) | 1987-11-10 |
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