JPH06318245A - 紙葉類認識装置 - Google Patents

紙葉類認識装置

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JPH06318245A
JPH06318245A JP5129930A JP12993093A JPH06318245A JP H06318245 A JPH06318245 A JP H06318245A JP 5129930 A JP5129930 A JP 5129930A JP 12993093 A JP12993093 A JP 12993093A JP H06318245 A JPH06318245 A JP H06318245A
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JP
Japan
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JP5129930A
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English (en)
Inventor
Naohiro Watanabe
尚洋 渡辺
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Oki Electric Industry Co Ltd
Original Assignee
Oki Electric Industry Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 位置ずれや斜行ずれの影響を受けず、高速且
つ信頼性の高い認識を行なう。 【構成】 斜行補正部3により読み取り画像の傾きを補
正した後、有効領域決定部5によって必要最小限の濃淡
画像データを切り出して処理対象とする。この濃淡画像
データは特徴抽出部6で輪郭等の特徴データに換算さ
れ、2値化され、さらにその周辺の8個の画像データに
より構造化データを得る。これを識別のために予め用意
された辞書データと比較し、認識部8で紙葉類の種類や
真偽を認識する。このような構造化データによる認識に
よれば認識率が高く、必要最小限のデータを切り出して
照合を行なうため、高速処理も可能となる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、紙幣、有価証券、債券
等の種類や真偽を認識するために使用される紙葉類認識
装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】金融機関等において、預貯金や振込処理
等を自動化するために、自動入出金機(ATM)や自動
取引装置等が設置されている。この自動入出金機等で
は、顧客によって紙幣が投入されると、紙幣の種類や真
偽の認識が行なわれる。この処理は、紙幣鑑別部によっ
て行なわれるが、ここではまず、紙幣の搬送方向に平行
な1本または複数本のラインに沿って、光学的あるいは
磁気的なパターンを読み取る。光学的パターンは、紙幣
の模様により金種ごとに一定の特徴を持つ。また、磁気
的パターンも同様の特徴を持つ。検出されたパターン
は、アナログ信号であるが、読み取ったライン上の多数
の点において、所定のしきい値と比較され2値化され
る。こうして得られたパルス列を、カウンタ回路により
カウントし、そのカウント値を辞書データと比較する。
検出されたすべてのラインについて、このカウント値が
辞書データの中のいずれかと近似していれば、紙幣の種
類および真偽や表裏、方向等を認識できる。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところで、上記のよう
な従来方法は、通常、紙幣上の特定のラインに沿った部
分的な領域の特徴を抽出して、その認識を行なってい
る。従って、小面積の偽造が、その検出領域以外に存在
するような場合には、真券と認識してしまう場合もあ
る。これは、例えば、紙幣の部分的な貼り合わせ等が行
なわれた場合に生じる。また、認識の信頼度を高めるた
めに、紙幣の外形寸法や厚み等を検出し、種々の角度か
ら紙幣の種類、真偽を認識する方法もある。しかしなが
ら、このような方法では、たとえ1つでもパラメータが
規格範囲を外れていれば、偽券と判定される。従って、
このような場合、偽券と判定される率が増大し、実用面
で問題がある。もちろん、このような問題は、紙幣の鑑
定に限らず、証券類、そのほか種々の紙葉類の鑑定にも
同様に相通じるところがある。
【0004】これらの問題を解決するためには、まず、
紙葉類のできるだけ広範囲な部分を、高い解像度で読み
取って認識の基準とし、小面積の偽造や貼り合わせ等も
検出できるようにすることが好ましい。また、できるだ
け信頼性の高い1つの基準を用いて、種類や真偽の認識
を行なうことが認識率向上のために好ましい。しかし、
読み取るべきデータ量が多いと、データ処理に長時間を
要し、高速で照合を行なうことが困難になる。従って、
銀行等に設けた自動取引装置への採用は現実的でない。
さらに、紙葉類の一部を読み取る方法では、紙葉類の搬
送に位置ずれがあれば、検出データに変動を生じ、誤認
識が発生し得る。これを解決するためには、紙葉類の多
少の位置ずれに対しても、何らの影響を受けることのな
い認識処理が望まれる。
【0005】本発明は以上の点に着目してなされたもの
で、紙葉類の小面積の偽造がいかなる部分に行なわれて
いても検出することができ、また、位置ずれや斜行ずれ
等にも強く、高速且つ信頼性の高い紙葉類認識装置を提
供することを目的とするものである。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明の紙葉類認識装置
は、紙葉類上のデータを読み取るスキャナと、前記紙葉
類のデータの読み取り時、紙葉類の搬送状態からその斜
行角度を検出し、前記スキャナの読み取り信号を斜行補
正してバッファメモリに書き込む斜行補正部と、前記バ
ッファメモリに書き込まれた濃淡画像データを解析し
て、前記バッファメモリ中の前記紙葉類の端部位置と中
心位置を抽出し、前記濃淡画像データの有効領域を決定
する有効領域決定部と、前記バッファメモリの中から前
記有効領域の濃淡画像データを等分割処理し、それぞれ
の副画像の中の濃淡画像データを読み出して、前記副画
像の特徴データを抽出し、当該特徴データの周辺の濃淡
画像データを組み合わせて得られる構造化データを抽出
する特徴抽出部と、前記構造化データと、予め用意され
た基準となる複数の構造化データとを比較して、一致/
不一致判定画像を出力するフィルタリング部と、前記フ
ィルタリング部より出力された複数の一致/不一致判定
画像のそれぞれの出力状態より、その画像データの前記
紙葉類の種類及び表裏、挿入方向、真偽を判別する認識
部とを備えたことを特徴とするものである。
【0007】
【作用】本発明の紙葉類認識装置においては、斜行補正
部により読み取り画像の傾きを補正した後、有効領域決
定部によって必要最小限の濃淡画像データを切り出して
処理対象とする。この濃淡画像データは特徴抽出部で輪
郭等の特徴データに換算され、2値化され、さらにその
周辺の8個の画像データにより構造化データを得る。こ
れを識別のために予め用意された辞書データと比較し、
認識部で紙葉類の種類や真偽を認識する。このような構
造化データによる認識によれば認識率が高く、必要最小
限のデータを切り出して照合を行なうため、高速処理も
可能となる。
【0008】
【実施例】以下、本発明を図の実施例を用いて詳細に説
明する。図1は、本発明の紙葉類認識装置の一実施例を
示すブロック図である。まず、本発明の認識対象となる
紙葉類1は、例えば紙幣や有価証券、債券等である。こ
のような紙葉類1には、光学的あるいは磁気的なデータ
が記録されている。磁気的なデータは紙葉類1の印刷に
用いられるインクの磁気特性によるものである。本発明
の装置は、このようなデータをスキャナ2を用いて読み
取る構成とされている。なお、以下の実施例では紙葉類
を例えば紙幣とし、これに印刷された光学的な情報を、
スキャナ2を用いて読み取る例を挙げて説明する。この
場合、スキャナ2は、例えばイメージラインセンサ等か
ら構成される。
【0009】斜行補正部3は、紙葉類1を所定の方向に
搬送しながら、スキャナ2を用いてそのデータを読み取
った場合に、紙葉類1とスキャナ2との相対的な傾きに
よるデータの歪みを除去する部分である。その具体的な
構成は後で説明するが、斜行補正部3はバッファメモリ
4に対し、斜行補正したデータを書き込む。バッファメ
モリ4には上記のようにして紙葉類を読み取った濃淡画
像データが格納される。しかしながら、この場合、紙葉
類1の周辺に配置された背景等のイメージも同時に読み
取られる。従って、これらを除去し必要最小限のデータ
を取り出すために有効領域決定部5が設けられている。
特徴抽出部6では、バッファメモリ4に格納された有効
な濃淡画像データが輪郭等の特徴データに換算され、2
値化される。そして、2値化された画像データを基に各
画像データの周辺の画像を含めた構造化データを作成す
る。その後、この構造化データをフィルタリング部7で
予め作成した辞書データと比較し、その結果を認識部8
に出力して紙葉類1の種類、真偽、表裏、方向等を認識
する。以上が本発明の装置の概略構成及び動作である。
【0010】以下、本発明の装置の各部の具体的な構成
および動作を順に説明する。図2に、本発明の装置のス
キャナ2と斜行補正部3の具体的な実施例を示すブロッ
ク図を示した。図2には、紙葉類1の搬送路上に配置し
たイメージラインセンサ21と、斜行検出用のラインセ
ンサ22およびA/D変換部23、斜行角度検出部2
4、斜行補正部3、バッファメモリ4および位置検出部
25が示されている。イメージラインセンサ21は、よ
く知られたCCD等による光学的イメージ読み取り素子
群から構成される。その出力は、A/D変換部23によ
りディジタル化され、斜行補正部3に入力する。ライン
センサ22は、紙葉類1の搬送路上における傾きを検出
し、斜行角度検出部24は、その出力に基づいて、紙葉
類1が搬送路に対しどの程度傾いているかを演算により
求める構成とされている。
【0011】図3に、斜行補正部の動作説明図を示す。
図3において、紙葉類1は、紙幣や有価証券、債券等で
あり、ラインセンサ22は、高速で走行する紙葉類1の
斜行状態を抽出するものである。このラインセンサ22
は、N個(約100画素程度)の読み取り素子を有し、
紙葉類1と背景との境界が読み取り素子の下に来たとき
に読み取り信号を発生する。また、イメージラインセン
サ21は、紙葉類1に印刷された光学的あるいは磁気的
なパターンを読み取る。読み取り可能長32は、イメー
ジラインセンサ21の有効読み取り幅であり、紙葉類1
の高速走行によって発生する位置ずれや斜行等に十分対
応できる幅となっている。
【0012】いま、紙葉類1が図示のように右上がりの
状態で矢印31の方向に走行してくると、ラインセンサ
22の第N番目の素子が紙葉類1と背景との境界をまず
検出し、次に第N−1番目の素子が紙葉類1と背景との
境界を検出する。このようにして、N個のすべての素子
が紙葉類1と背景との境界を検出したあと、ラインセン
サ22は、紙葉類1と背景との境界を検出した時間tと
読み取り画素位置に対応する素子番号iとを対応させ
て、検出時間配列t(i)を作成する。
【0013】図4は、このようにして作成された検出時
間配列t(i)を図式化したものである。図4からも明
らかなように、検出時間配列t(i)は必ずしも一直線
にならず、紙葉類1の汚れや破れあるいは欠損等のため
に、理想とする直線に対して常に幾らかの誤差を伴って
いる。図4における1点(i,t(i))の誤差をε
(i)とすると、検出時間配列t(i)は、 t(i)=ki+T+ε(i) (1) となる。ここで、Tは図4における理想直線41と検出
時間軸tとの交点であり、kは理想直線41の勾配係数
である。
【0014】検出時間配列t(i)についての誤差ε
(i)の自乗和E(T,α)は、 E(T,α)=Σ[t(i)−T−ki]2 (2) である。ここに、Σは、i=1からi=nまでの総和で
ある。このE(T,α)が最小となるようなTとkを最
小2乗法により求めることにより、 k={(Sit−Sit)/n}/{Si 2−(Si2/n} (3) ただし、Si =Σi、Si 2=Σi2 、St =Σt(i)、Sit=Σit(i) (4) ここに、各Σは、i=1からi=nまでの総和である。
これらのデータを用いれば、 θ=tan-1k (5) より斜行角度θを求めることができる。
【0015】イメージラインセンサ21は、紙葉類1の
反射光あるいは通過光の光学的なアナログパターンを読
み取る。この信号は図2に示すA/D変換部23によっ
て、ディジタル形式の濃淡画像データに変換される。図
2に示す斜行角度検出部24は、先に説明した要領で斜
行角度を演算し、斜行補正部3にその制御信号を入力す
る。これによってバッファメモリ4には、斜行補正され
た濃淡画像データが格納される。この場合、読み取られ
た濃淡画像データの主走査アドレスをi0 、副走査アド
レスをj0 とし、バッファメモリ4に書き込むべき主走
査アドレスをi1 、副走査アドレスをj1 とすると、そ
の換算は、 i1 =i0cos(−θ)−j0sin(−θ) j1 =i0sin(−θ)+j0cos(−θ) (6) より行なうことができる。図2に示すバッファメモリ4
にはこのようにして、紙葉類1の読み取りにより得られ
た濃淡画像データが傾斜のない形で格納される。なお、
イメージラインセンサ21は、紙葉類1が斜行した場合
にもその全体を読み取ることが可能なように、認識対象
となる紙葉類1の対角線以上の読み取り可能長32を持
つことが好ましい。
【0016】さて、こうしてバッファメモリ4に読み込
まれた濃淡画像データには、紙葉類の周辺やその背景部
分にあるもののデータも含まれる。これらのデータを含
めてその後の処理を行なおうとすると、処理の高速化を
図れない。そこで、まず図2に示した位置検出部25
が、バッファメモリ4中の該当する濃淡画像データの位
置を検出する。図5に、位置検出部の動作説明図を示
す。図5に示すように、バッファメモリ4には図のよう
な範囲で濃淡画像データ51が格納される。そして、濃
淡画像データ51の中央部分にある白抜き部分52が認
識対象となる紙葉類の濃淡画像データの領域である。図
2に示した位置検出部25は、図2に示した斜行補正部
3がバッファメモリ4に対し濃淡画像データを書き込む
際に、図5に示す紙葉類の端部位置のアドレスIs ,I
e ,Js ,Je を検出する。また、さらに演算によっ
て、紙葉類に対応する濃淡画像データの中心位置座標I
p ,Jp を検出する。この方法として位置検出部は、バ
ッファメモリの主走査方向の全幅Iw と副走査方向の全
幅Jw について、それぞれ濃淡画像データに基づく濃度
波形を求める。
【0017】図5の右側と下側に示したものがこの波形
である。そして、これらの波形に基づいて、しきい値M
t を設定する。このしきい値Mt は、最大濃度と最低濃
度の中間の値に設定する。そして、Is ,Ie ,Js
e の初期値を、それぞれ下式に示すようにIw ,0,
w ,0に設定する。 Is =Iw ,Ie =0,Js =Jw ,Je =0 (7) そして、斜行補正部3がバッファメモリ4に濃淡画像デ
ータを順に書き込む度に、下式のように更新していく。 Is =min[Is ,{i|M(i,j)<Mt }] (8a) Ie =max[Ie ,{i|M(i,j)<Mt }] (8b) Js =min[Js ,{j|M(i,j)<Mt }] (8c) Je =max[Je ,{j|M(i,j)<Mt }] (8d) 例えば、式8aの更新式は、画素(i,j)の出力値M
(i,j)がしきい値Mt より小さくなったとき、主走
査座標アドレスiとIs とを比較して、主走査座標アド
レスiの方が小さければ、端部位置変数Is に主走査座
標アドレスiの値を割り当てる。以下Ie の更新式、J
s の更新式、Je の更新式についても全く同様の対応す
る演算を行なう。
【0018】上記のような処理によって、斜行補正部3
がバッファメモリ4に対し、全ての濃淡画像データを書
き込み終ったとき、紙葉類の右上および左下の座標がそ
れぞれ(Is ,Js ),(Ie ,Je )として検出され
る。さらにその後、図2に示す位置検出部25は紙葉類
の中心位置(Ic ,Jc )を抽出する。 (Ic ,Jc )=[(Is +Ie )/2,(Js +Je )/2] (9) こうして求められた中心位置座標(Ic ,Jc )は、紙
葉類1の読み取り位置ずれに対応する。従って、この中
心位置座標を基準にしてバッファメモリ4中の有効領域
が決定される。
【0019】図6に、有効領域決定部の動作説明図を示
す。図1に示す有効領域決定部5は、図5に示した位置
検出部25の出力結果に基づいて、バッファメモリ4中
の有効領域を決定する。この場合、先ず紙葉類の濃淡画
像データの中心位置座標Ic ,Jc を基準とする。そし
て、図6に示す白抜き部分の領域を、実際に読み取った
紙葉類の濃淡画像データが含まれる領域とすると、これ
より例えば一回り広い横幅Bw 、縦幅Bh の領域を有効
領域に決定する。この幅は例えば、装置が実際に認識対
象とする紙葉類の最大のものの占める領域に設定され
る。例えば紙幣の認識を行なう場合には、千円券、五千
円券、壱万円券の3種類の紙幣を認識することになる
が、この場合、最大の大きさの壱万円券を認識できる領
域を常に切り出すようにする。
【0020】ここでバッファメモリ4には、下式に示す
格子状に配列されたIw ×Jw 個の濃淡画像データMが
格納されている。 M={(i,j)|0≦i<Iw ,0≦j<Jw } (10) これは、先に説明したように、実際に読み取った紙葉類
の中心位置座標から演算して決定した有効領域にある。
この範囲を下式に示す。 M={(i,j)|(Ic −△Mw )≦i<(Ic +△Mw ), (Jc −△Mh )≦j<(Jc +△Mh )} (11) ただし、Mw =2△Mw >(Ie −Is ),Mw <<I
w ,△Mw :固定値 Mh =2△Mh >(Je −Js ),Mh <<Jw ,△M
h :固定値 こうして切り出された濃淡画像データは、図1に示す特
徴抽出部6へ出力する。
【0021】図7に、特徴抽出部のブロック図を示す。
図7の回路は、濃淡画像データ中の特徴データを算出す
る特徴データ換算部71と、特徴データを2値化する2
値化部72および、2値化された画像の極性分布を構造
化データに変換する構造化部73から構成される。特徴
データ換算部71は、このバッファメモリから先に説明
した有効領域の濃淡画像を分割処理し、分割処理された
副画像の中の特徴データを抽出する。特徴データ換算部
71は、まず、先に説明した有効領域をW×H個に等分
割処理する。
【0022】図8に、分割処理の動作説明図を示す。図
8は、先に説明した濃淡画像データの有効領域である。
まず、主走査方向(x)へW等分割処理、副走査方向
(y)へH等分割処理する。次に、等分割処理された各
副画像の中の濃淡画像データを読み出し、特徴データに
換算する。換算する特徴データは、例えば輪郭や分散等
の統計量がある。本実施例では、輪郭で説明する。図9
は、特徴データ換算に用いるテンプレートの例である。
まず、図8に示した濃淡画像データの有効領域から、副
走査方向(y)の順に、かつ主走査方向(x)の順に、
順次濃淡画像データを読み出し、図9〜図12に示すテ
ンプレートを用いて特徴データに換算する。
【0023】図9は、濃淡画像データの水平方向の輪郭
1 (x,y)を求めるテンプレートである。T1
(x,y)は図9のx方向の濃淡の変化を示し、T1
(x,y)の値が小さいほどx方向の濃淡の変化が小さ
い。また、同様に、図10は、濃淡画像データの右下斜
め方向の輪郭T2 (x,y)を求めるテンプレートであ
り、図11は、濃淡画像データの垂直方向の輪郭T3
(x,y)を求めるテンプレートであり、図12は、濃
淡画像データの左下斜め方向の輪郭T4 (x,y)を求
めるテンプレートである。4つのテンプレートからそれ
ぞれの輪郭T1 (x,y)、T2 (x,y)、T3
(x,y)、T4 (x,y)を求め、これらの最小値T
(x,y)を輪郭に関する特徴データとする。即ち、こ
れは、次式にしたがって算出する。 T(x,y)=min[T1 (x,y),T2 (x,y),T3 (x,y), T4 (x,y)] (12)
【0024】次に、図8に示した分割処理にしたがっ
て、各副画像内の特徴データの平均値を求める。即ち、
主走査方向(x)上の副画像番号をi、副走査方向
(y)上の副画像番号をjとして、副画像内の特徴デー
タの平均値X(i,j)を次式にしたがって算出する。 X(i,j)={ΣΣT(x,y)}/(Mwh /WH) (13) ここに、内側のΣはx=iMw からx=(i+1)Mw
までの総和であり、外側のΣはy=jMh からy=(j
+1)Mh までの総和である。このようにして換算され
た特徴データXは、下式に示すように格子状に配列され
た主走査幅W×副走査幅Hの画素から構成される。 X={(i,j)|0≦i<W,0≦j<H} (14) 特徴データ換算部71によって出力された特徴データは
図7に示す2値化部72によって2値化される。
【0025】図13に、2値化部の構成を示す。この2
値化部は、換算された特徴データを基に、濃度分布を作
成するヒストグラム作成部101と、しきい値決定部1
02および、特徴データの2値化処理を行なう2値化変
換部103から構成される。ヒストグラム作成部101
は、特徴データの値が発生した頻度を表すヒストグラム
を作成する。この特徴データを2値化するためには、紙
葉類毎の紙質、印刷濃度等の変動や、スキャナのイメー
ジラインセンサの経時変化等の変動にとらわれないよ
う、適切なしきい値を決定することが望ましい。そのし
きい値の決定のため、この実施例ではヒストグラムの1
次モーメント平均値を算出し、これを最適しきい値X
thl に決定する。1次モーメント平均値は下式に示すよ
うな演算により求められる。 Xthl =∫mdXhst(m),積分区間[−∞,∞] (15)
【0026】図14に、2値化部動作説明図を示す。こ
の図14の縦軸にはヒストグラムXhistをとり、横軸に
はモーメントmをとった。この場合、1次モーメント平
均値Xthl をしきい値に決定するほか、この濃度分布系
列Xhistの分布形状が2つのピークをもつ場合には、そ
のピークの谷となる部分をしきい値とするようにしても
よい。また、この特徴データと副画像数との分散値を求
め、これによってしきい値を決定するようにしてもよ
い。これらのいずれの方法によりしきい値を求めるか
は、実際に対象となる紙葉類の性質等によって経験的に
求められる。なお、こうして求められたしきい値は、先
ず第一段階としての紙葉類の真偽判定に使用される。即
ち、紙葉類をコピーして作成した偽造紙葉類が読み込ま
れた場合に、そのしきい値は本物の紙葉類によるしきい
値と比べて著しく相違する。即ち、紙葉類の紙質や印刷
濃度等の各種の変動により生じるしきい値のばらつき
は、図14に示すXstとXspの範囲内に納まる。従っ
て、下式を紙葉類の第一段階における真偽判定用に使用
し、もし、しきい値がこの範囲に含まれない場合、紙葉
類は偽物であるとして処理を中断する。 Xst<Xthl <Xsp (16) なお、このようにしきい値が一定の範囲に納まるよう
に、スキャナによる照射光源の波長を適切に選定するこ
とが好ましい。
【0027】なお、上記XstやXspの値は、本物の紙葉
類を数千枚あるいは数万枚について、上記の処理を行な
ってその濃度分布系列から求めたしきい値により決定す
る。図13に示す2値化変換部103は、こうして得ら
れたしきい値を基に上記特徴データを2値化する。2値
化変換は下式にしたがって行なわれる。 B(x,y)=1:X(i,j)>Xthl の場合; 0:その他の場合 (17) 即ち、特徴データX(x,y)を、先に決定したしきい
値と比較して、しきい値より大きい場合はB(x,y)
=1、小さい場合はB(x,y)=0という出力を得
る。この2値化された画像データは、下式に示すように
格子状に配列された主走査幅W×副走査幅Hの画素から
構成される。 B={(i,j)|0≦i<W,0≦j<H} (18) 図7に示す2値化部72は、構造化部73へ上記2値画
像を出力する。
【0028】図15に構造化部の動作説明図を示す。座
標i,jにおける、2値画像B(i,j)の構造化デー
タK(i,j)は、2値画像B(i,j)の周辺の8画
素群を時計回りの順に、A=B(i+1,j),B=B
(i+1,j+1),C=B(i,j+1),D=B
(i−1,j+1),E=B(i−1,j),F=B
(i−1,j−1),G=B(i,j−1),H=B
(i+1,j−1)として、下式にしたがって求める。 K(i,j)=128A+64B+32C+16D+8E+4F+2G+H (19) このようにして、構造化部73は、2値画像を中心より
時計回りに抽出して構造化データに変換して、図1に示
すフィルタリング部7へ出力する。
【0029】さてここで、入力する構造化データに対す
る辞書データの作成方法について説明する。この辞書デ
ータは、対象とする入力構造化データの金種や真偽を判
別するための規準となるものである。これは、同一種類
の紙葉類、例えば壱万円券を一定方向に向けてこの装置
に投入し、数千枚あるいは数万枚を対象として、これま
で説明した図7に示す2値化部72までの処理を行な
い、これによって得られた結果を論理積によって重ね合
わせて求める。これによって、同一種類の多数の壱万円
券について必ず発生する黒極性部分が抽出できる。
【0030】次に、この2値画像に対して、これまで説
明した図7に示す構造化部73の処理を行ない、これに
よって得られた画像を壱万円券辞書データとして登録し
ておく。ほかの金種及び挿入方向等異なるものについて
も同様にして辞書データを作成しておく。本実施例にお
ける、辞書データのカテゴリは例えば、千円札表正立、
千円札表倒立、千円札裏正立、千円札裏倒立、五千円札
表正立、五千円札表倒立、五千円札裏正立、五千円札裏
倒立、壱万円札表正立、壱万円札表倒立、壱万円札裏正
立、壱万円札裏倒立の計12種で構成する。
【0031】図1に示すフィルタリング部7は、入力す
る構造化データの金種、表裏、挿入方向等を判別する。
まず、入力構造化データK(i,j)とカテゴリdの辞
書データD(d,i,j)との論理積S(d,i,j)
を下式に従って求める。 S(d,i,j)=K(i,j) AND D(d,i,j) (20) 次に、この論理積S(d,i,j)と辞書データD
(d,i,j)との排他的論理和P(d,i,j)を下
式に従って求める。 P(d,i,j)=S(d,i,j) XOR D(d,i,j) (21 ) ここで、P(d,i,j)の値から一致/不一致の判定
を下式に従って行なう。 R(d,i,j)=1:P(d,i,j)=0の場合; 0:その他の場合 (22) 即ち、P(d,i,j)の値が“0”である場合は、一
致判定結果“1”を出力し、P(d,i,j)の値が
“0”でない場合は、不一致判定結果“0”を出力す
る。このようにして、一致/不一致判定出力画像R
(d)は、下式に示すようなものとなる。 R(d)={(i,j)|0≦i<W,0≦j<H} ただし、0≦d<12 (23)
【0032】図1に示すフィルタリング部7は、先に述
べた12種の辞書データを用い、12種の一致/不一致
判定出力画像R(d)を図1に示す認識部8へ出力す
る。認識部8は、フィルタリング部7より出力された一
致/不一致判定出力画像R(d)の中で最も一致判定出
力が大きいものの一致/不一致判定出力画像R(d)お
よび、カテゴリ番号dを抽出する。ここで、最も一致判
定出力が大きい一致/不一致判定出力画像とは、一致/
不一致判定出力がほぼ“1”である2値画像をいう。認
識部8は、この一致/不一致判定出力画像R(d)の出
力状態から、真偽等を認識する。
【0033】最も一致判定出力が大きい一致/不一致判
定出力画像R(d)の出力状態がすべて“1”ならば、
真券判定され、その一致/不一致判定出力画像R(d)
のカテゴリ番号dにしたがって、その画像の金種、表
裏、挿入方向を出力する。最も一致判定出力が大きい一
致/不一致判定出力画像R(d)の出力状態で、いくつ
かの箇所に“0”出力があれば、その部分がマジックや
カーボン系等による汚れ、または部分貼り合わせ等によ
って偽造されたものと見なし、リジェクトする。
【0034】このようにして、位置ずれや斜行ずれを考
慮しつつ、紙葉類の全体から得られる構造化データによ
り、高速且つ信頼性の高い認識を行なうことができる。
尚、上述した装置によれば、濃淡画像の特徴データから
抽出された一定の統計量により認識の判定を行なうよう
にしたので、認識を対象とするデータは紙葉類の紙の質
や印刷濃度に影響されないものとなり、常に安定した認
識が可能となる。また、スキャナが読み取る前に、対象
とする紙葉類からその背景との境界を複数箇所検出し、
それぞれの検出位置に対応して紙葉類の搬送量を抽出す
るようにしたので、紙葉類の汚れや破れ、欠損等に影響
されず、紙葉類の斜行角度が正確に抽出できる。また、
分割処理や特徴抽出を行なう前に、対象とする濃淡画像
からその紙葉類の中心位置を検出し、濃淡画像からその
紙葉類が占める領域を設定するようにしたので、その後
の信号処理量を減少させ、処理の高速化を図ることがで
きる。
【0035】また、対象とする濃淡画像を分割処理し、
分割処理された各副画像からそれぞれの特徴データを抽
出するようにしたので、紙葉類を誤って洗濯等した場合
に生じる紙葉類全体の縮みや印刷位置ずれ等のパターン
の細かな変化が無視でき、信頼性の高い認識が可能とな
る。尚、上述した実施例においては、イメージラインセ
ンサ21とラインセンサ22とを別個のセンサにより構
成するようにしたが、本発明はこれに限定されることな
く、1つのセンサを共用することによって構成するよう
にしてもよい。
【0036】
【発明の効果】
(1) 以上説明した本発明の紙葉類認識装置は、紙葉類の
認識を必要とする全領域の画像を読み取って、その濃淡
画像から特徴データを抽出し、この特徴データから一定
の統計量を抽出し、2値化に用いるしきい値を決定する
ようにしたので、紙葉類の部分的な貼り合わせ等が行な
われた場合にもそのような偽造を確実に検出することが
できる。また、紙葉類の一部を読み取るものでないの
で、搬送により紙葉類の位置ずれが生じた場合も認識処
理が影響を受けることがない。 (2) スキャナが読み取る領域の大きさを対象とする紙葉
類の最大対角線長以上に設定すれば、対象とする紙葉類
の位置ずれや斜行によるずれに影響されず、必要な全て
の画像が抽出できる。
【0037】(3) バッファメモリ内の濃淡画像データの
有効領域を認識対象となる紙葉類のうちの最大のものの
大きさに合わせることにより、認識対象となるすべての
紙葉類について正確な認識を行なうことができる。 (4) フィルタリングを行なう前に、対象とする2値画像
について、その形や広がり等周辺の画像を考慮に入れた
まとまりを単位として構造化データを抽出し、これを判
別データとしたので、信頼性の高い認識が可能となる。 (5) 同一種類の複数枚の紙葉類の認識によって得られた
各2値画像の論理積を求めることにより、同一種類の複
数の紙葉類について必ず発生する黒極性部分が抽出で
き、認識精度のよい辞書データを作成することができ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の紙葉類認識装置の一実施例のブロック
図である。
【図2】スキャナと斜行補正部のブロック図である。
【図3】斜行補正部の動作説明図である。
【図4】検出時間配列を図式化したグラフである。
【図5】位置検出部の動作説明図である。
【図6】有効領域決定部の動作説明図である。
【図7】特徴抽出部の構成を示すブロック図である。
【図8】分割処理の動作説明図である。
【図9】特徴データ換算に用いるテンプレート(その
1)の説明図である。
【図10】特徴データ換算に用いるテンプレート(その
2)の説明図である。
【図11】特徴データ換算に用いるテンプレート(その
3)の説明図である。
【図12】特徴データ換算に用いるテンプレート(その
4)の説明図である。
【図13】2値化部の構成を示すブロック図である。
【図14】2値化部の動作説明図である。
【図15】構造化部の動作説明図である。
【符号の説明】
1 紙葉類 2 スキャナ 3 斜行補正部 4 バッファメモリ 5 有効領域決定部 6 特徴抽出部 7 フィルタリング部 8 認識部

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 紙葉類上のデータを読み取るスキャナ
    と、 前記紙葉類のデータの読み取り時、紙葉類の搬送状態か
    らその斜行角度を検出し、前記スキャナの読み取り信号
    を斜行補正してバッファメモリに書き込む斜行補正部
    と、 前記バッファメモリに書き込まれた濃淡画像データを解
    析して、前記バッファメモリ中の前記紙葉類の端部位置
    と中心位置を抽出し、前記濃淡画像データの有効領域を
    決定する有効領域決定部と、 前記バッファメモリの中から前記有効領域の濃淡画像デ
    ータを等分割処理し、それぞれの副画像の中の濃淡画像
    データを読み出して、前記副画像の特徴データを抽出
    し、当該特徴データの周辺の濃淡画像データを組み合わ
    せて得られる構造化データを抽出する特徴抽出部と、 前記構造化データと、予め用意された基準となる複数の
    構造化データとを比較して、一致/不一致判定画像を出
    力するフィルタリング部と、 前記フィルタリング部より出力された複数の一致/不一
    致判定画像のそれぞれの出力状態より、その画像データ
    の前記紙葉類の種類及び表裏、挿入方向、真偽を判別す
    る認識部とを備えたことを特徴とする紙葉類認識装置。
  2. 【請求項2】 スキャナの読み取り可能長は、認識対象
    となる紙葉類のうちの最大の対角線を持つ紙葉類の対角
    線長以上に設定されていることを特徴とする請求項1記
    載の紙葉類認識装置。
  3. 【請求項3】 バッファメモリに書き込まれた濃淡画像
    データの有効領域は、認識対象となる紙葉類のうちの最
    大のものの占める領域に設定されることを特徴とする請
    求項1記載の紙葉類認識装置。
  4. 【請求項4】 前記特徴抽出部は、前記特徴データを2
    値化し、当該2値化された特徴データから各特徴データ
    の周辺の画像の特徴データを時計回りに取り出して組み
    合わせた構造化データを抽出することを特徴とする請求
    項1記載の紙葉類認識装置。
  5. 【請求項5】 基準となる構造化データは、同一種の複
    数枚の紙葉類を対象として、紙葉類の認識と同一の動作
    を経て得られた各2値画像の論理積で求めたものである
    ことを特徴とする請求項1記載の紙葉類認識装置。
JP5129930A 1993-05-06 1993-05-06 紙葉類認識装置 Pending JPH06318245A (ja)

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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US6354507B1 (en) 1999-10-04 2002-03-12 Glory Ltd. Paper sheet discriminating apparatus and method
US7426291B2 (en) 2002-07-29 2008-09-16 Seiko Epson Corporation Apparatus and method for binarizing images of negotiable instruments using a binarization method chosen based on an image of a partial area
KR101397782B1 (ko) * 2007-05-29 2014-05-20 주식회사 엘지씨엔에스 지폐이미지 추출 장치 및 방법

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