JPH0631769U

JPH0631769U - ゴルフクラブ等のグリップ

Info

Publication number: JPH0631769U
Application number: JP078337U
Authority: JP
Inventors: 允糸山
Original assignee: 允糸山
Priority date: 1992-10-05
Filing date: 1992-10-05
Publication date: 1994-04-26

Abstract

(57)【要約】【目的】この考案は、ゴルフクラブ等のグリップの手
元部（グリップエンド）を分割し、グリップエンド部材
の内部に錘を入れこの錘の重量を変えたグリップエンド
部材を簡単に着脱できるようにし、自分のスイングに合
わせたバランス調整をする道具である。【構成】ゴルフクラブ等のシャフト（１）に装着され
るグリップ本体（２）に、グリップエンド部材（３）を
着脱可能に装着し、該グリップエンド部材（３）にバラ
ンス調整用の錘（４）を設ける。

Description

【考案の詳細な説明】

【０００１】

【産業上の利用分野】

本考案は、スイングバランスの調整ができるように、ゴルフクラブ等のグリップを手元部で分割し、グリップエンド部材に錘を入れ重量調整ができるようにしたものである。

【０００２】

【従来の技術】

従来より、ゴルフのスイングバランス理論に、手元部（グリップエンド）に重量を配分し振り易さを求めるカウンターバランス理論がある。市販のクラブで自分のスイングに合わせてバランスを調整するには、シャフトのグリップよりに鉛の板を貼る方法がある。また、グリップそのものを重くしたものや、錘をグリップ内に固着したものがある。

【０００３】

【考案が解決しようとする課題】

これらは次のような欠点があった（イ）シャフトのグリップよりに鉛を貼る方法は、グリップの長さ分だけグリップエンドより離れるため十分な効果が得られにくい。（ロ）グリップそのものを重くしたものや、グリップ内部に錘を固着したものはいずれも、グリップ装着時のクラブのバランスが自分に合ってない場合は、グリップそのものを交換しないと調整ができず、しかも、グリップ交換はアマチュアにはやりずらく、さらにシャフトとグリップが固着するまで長時間放置が必要で、ボールを試打しながらバランス調整をするには手間と時間がかかる。本考案は、これらの欠点を解決するために、グリップの最も手元部で、しかも、試打しながら自分に合ったバランスを調整できることを目的としたものである。

【０００４】

【課題を解決するための手段】

ゴルフクラブ等のシャフト（１）に装着されるグリップ本体（２）に、グリップエンド部材（３）を着脱可能に装着する。そして、グリップエンド部材（３）内にバランス調整用の錘（４）を設ける。本考案は、以上の構成からなるゴルフクラブ等のグリップ。

【０００５】

【作用】

錘（４）の重量を変えたグリップエンド部材（３）をグリップ本体（２）に取り付け、試打することにより自分のスイングに合ったバランスのグリップが求められる。

【０００６】

【実施例】

以下、本案の実施例について説明する。（イ）グリップを、グリップ本体（２）とグリップエンド部材（３）が互いにはめ合い部をもち、着脱できるように手元部（グリップエンド）で分割する。（ロ）グリップエンド部材（３）はゴムやプラスチックを用い成型し、内部には鉛等の成型された錘（４）を装着する。（ハ）グリップ本体（２）はシャフト（１）に接着固定される。（ニ）グリップエンド部材（３）をグリップ本体（２）にはめると、グリップエンド部材（３）に装着されている錘（４）はシャフト（１）の内部に入り、錘（４）の肉厚や長さを変えることにより任意の重量がえられる。本案は以上のような構造でこれを使用するときは、錘（４）の重量を変えたグリップエンド部材（３）をグリップ本体（２）に取り付け、試打することにより自分のスイングに合ったバランスのグリップが求められる。なお、本案の実施に当たっては次のごときことができる。グリップ本体（２）とグリップエンド部材（３）の取り付けは、ネジ込み式でも着脱ができればよい。また、グリップエンド部材（３）と錘（４）は着脱できるようにし、錘（４）のみ交換できるようにしてもよい。また、本案は、ゴルフクラブのグリップの他、テニス，バトミントンのラケットのグリップにも応用できる。

【０００７】

【考案の効果】練習場などで、その場で、異なる重量の錘入りグリップエンド部材を交換しながら試打することにより、自分のスイングに合ったゴルフクラブのバランスが求められる。また、体調，季節，年齢等に合わせたバランス調整も、錘入りグリップエンド部材の交換だけで容易にできる。

【図面の簡単な説明】

【図１】本考案の一部を切り欠いた分解斜視図であ
る。

【図２】本考案の使用状態を示す断面図である。

【符号の説明】

１シャフト２グリップ本体３グリップエンド部材４錘

Claims

【実用新案登録請求の範囲】

【請求項１】ゴルフクラブ等のシャフト（１）に装着
されるグリップ本体（２）に、グリップエンド部材
（３）を着脱可能に装着すると共に、該グリップエンド
部材（３）内にバランス調整用の錘（４）を備えたこと
を特徴とするゴルフクラブ等のグリップ。