JPH06316779A - エッチング装置 - Google Patents

エッチング装置

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JPH06316779A
JPH06316779A JP14259291A JP14259291A JPH06316779A JP H06316779 A JPH06316779 A JP H06316779A JP 14259291 A JP14259291 A JP 14259291A JP 14259291 A JP14259291 A JP 14259291A JP H06316779 A JPH06316779 A JP H06316779A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
magnetic field
flat
cathode electrode
plasma
anode
Prior art date
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Pending
Application number
JP14259291A
Other languages
English (en)
Inventor
Masato Maki
正人 牧
Takeshi Sunada
砂田  剛
Hideki Fujimoto
秀樹 藤本
Toshio Hayashi
俊雄 林
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Ulvac Inc
Original Assignee
Ulvac Inc
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Publication date
Application filed by Ulvac Inc filed Critical Ulvac Inc
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Abstract

(57)【要約】 【目的】この発明の目的は、エッチング形状の異方性を
低下させることなく、均一なエッチングを高速度で可能
にするエッチング装置を提供するものである。 【構成】この発明は、真空槽内に接地された平板なアノ
ード電極と高周波電力の印加された平板なカソード電極
とを平行に対向して配置すると共に、アノード電極の背
後にカスプ型の磁石を配設し、アノード電極とカソード
電極との間に発生したプラズマによって、カソード電極
上に載置された基板をエッチングするエッチング装置に
おいて、平板なカソード電極に対してほぼ垂直な磁界を
発生する磁石を真空槽外もしくは真空槽内に設けたこと
を特徴とするものである。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、アルミニウム、アル
ミニウム合金、高融点金属、高融点金属の化合物、絶縁
物、ゲート電極材等をエッチングするときに使用される
エッチング装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来のエッチング装置は図4に示されて
おり、同図において、真空槽1内には平板なアノード電
極2と平板なカソード電極3とが平行に対向して配置さ
れ、そのアノード電極2は接地され、カソード電極3は
高周波電源4が接続されている。平板なアノード電極2
の背後には格子状マルチカスプ型もしくは環状カスプ型
の磁石5が配設され、この磁石5によって、アノード電
極2の表面にカスプ磁界が形成されている。カソード電
極3上には基板6が載置されている。
【0003】このようなエッチング装置において、ま
ず、真空槽1内を真空引きした後、エッチングガスを導
入し、カソード電極3に高周波電源4より高周波電力を
印加すると、アノード電極2とカソード電極3との間で
プラズマが発生がするが、アノード電極2近傍のプラズ
マ中の電子は磁石5の作用を受けてサイクロイド運動を
するため、プラズマは高密度になり、カスプ磁界により
アノード電極2への電子の拡散が抑制される。このと
き、カソード電極3に高周波電源4より高周波電力を印
加すると、カソード電極3の電位が負にバイアスされ、
プラズマ中のイオンがカソード電極3方向に引き込ま
れ、カソード電極3上に載置された基板6がエッチング
される。だが、このとき、各々の磁石5の中心から基板
6方向にほぼ垂直に伸びる磁界が存在し、その磁界の分
布が必ずしも均一でないため、プラズマ中のイオンが基
板6の表面において偏って入射するようになる。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】従来のエッチング装置
は、上記のように磁石5の中心から基板6方向にほぼ垂
直に伸びる磁界の影響により、プラズマ中のイオンが基
板6の表面において偏って入射するため、エッチングの
均一性が悪くなるという問題があった。そこで、この問
題を解決するために、アノード電極2とカソード電極3
との間隔を広げて、基板6上の垂直方向の磁界を弱くす
る手段があるが、この手段では、プラズマが真空槽の側
面方向に拡散し、基板6上のプラズマの密度が大幅に減
少して、エッチング速度が減少する問題が起きる。ま
た、上記問題を解決するために、エッチングガスの圧力
を高めて、イオンをガス分子との衝突により拡散し、そ
れによって、プラズマを均一化を図って、エッチングを
均一にする手段があるが、この手段は、エッチングガス
の圧力を高めることによって、エッチング形状の異方性
が低下し、溝が横方向に広がるアンダーカットが生じる
問題が起きる。
【0005】この発明の目的は、従来の上記問題を解決
して、エッチング形状の異方性を低下させることなく、
均一なエッチングを高速度で可能にするエッチング装置
を提供することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、この発明は、真空槽内に接地された平板なアノード
電極と高周波電力の印加された平板なカソード電極とを
平行に対向して配置すると共に、平板なアノード電極の
背後にカスプ型の磁石を配設し、アノード電極とカソー
ド電極との間で発生したプラズマによって、カソード電
極上に載置された基板をエッチングするエッチング装置
において、上記平板なカソード電極に対してほぼ垂直な
磁界を発生する磁石を上記真空槽外または真空槽内に設
けたことを特徴とするものである。
【0007】
【作用】この発明においては、格子状マルチカスプ型も
しくは環状カスプ型の磁石により、高密度のプラズマが
形成されるが、このプラズマは、基板にほぼ垂直な方向
に伸びる上記磁石の磁界の影響を受けながら拡散する。
しかしながら、このとき、平板なカソード電極とに対し
てほぼ垂直な磁界を発生する磁石を真空槽外または真空
槽内に設けているので、プラズマの横方向の広がりが整
形され、プラズマ中のイオンが基板の表面において均一
に入射されるようになり、高速で均一なエッチングが可
能になる。
【0008】
【実施例】以下、この発明の実施例について図面を参照
しながら説明する。この発明の実施例のエッチング装置
は従来の装置を改良したもので図1に示されており、同
図において、真空槽1内には平板なアノード電極2と平
板なカソード電極3とが平行に対向して配置され、その
アノード電極2は接地され、カソード電極3は高周波電
源4が接続されている。平板なアノード電極2の背後に
は格子状マルチカスプ型もしくは環状カスプ型の磁石5
が配設され、この磁石5によって、アノード電極2の表
面にカスプ磁界が形成されている。カソード電極3上に
は基板6が載置されている。真空槽1外には電磁石コイ
ル7が設けられ、この電磁石コイル7によって、平板な
アノード電極2と平板なカソード電極3とに対してほぼ
垂直な磁界が発生するようになる。電磁石コイル7に流
す電流を変化させることによって、電磁石コイル7によ
る磁界が制御される。
【0009】このような実施例において、まず、真空槽
1内を真空引きした後、エッチングガスを導入し、カソ
ード電極3に高周波電源4より高周波電力を印加する
と、アノード電極2とカソード電極3との間でプラズマ
が発生するが、アノード電極2近傍のプラズマ中の電子
が磁石5の作用を受けてサイクロイド運動をすると同時
に、アノード電極2側への電子の拡散がカスプ磁界によ
って抑えられるので、アノード電極2近くのプラズマは
高密度になる。このとき、カソード電極3が負電位にな
り、プラズマ中のイオンがカソード電極3方向に引き込
まれ、カソード電極3上に載置された基板6がエッチン
グされる。だが、このとき、電磁石コイル7によって、
平板なアノード電極2と平板なカソード電極3とに対し
てほぼ垂直な磁界が発生しているため、この磁界の影響
を受けて、プラズマの拡散が制限され、プラズマ中のイ
オンが基板6の表面において均一に入射され、高速で均
一なエッチングが可能になる。
【0010】次に、図2は、実施例において、磁石5に
環状カスプ型を用い、電磁石コイル7に+10〔A〕の
電流を流したときの磁界を示しており、また、図3は、
実施例において、磁石5に環状カスプ型を用い、電磁石
コイル7がないときの磁界をを示している。
【0011】ところで、上記実施例は磁石5に永久磁石
を使用しているが、この代わりに、電磁石コイルを用い
てもよい。また、上記実施例はアノード電極2を接地し
ているが、この代わりに、フローティング電位にしても
よい。なお、上記実施例の装置はプラズマCVD装置に
使用してもよい。
【0012】
【発明の効果】この発明においては、格子状マルチカス
プ型もしくは環状カスプ型の磁石により形成された高密
度のプラズマの拡散が、カスプ磁界によってアノード電
極側へ広がるのが抑えられると同時に、電磁石コイルに
よって発生した平板なカソード電極に対してほぼ垂直な
磁界により、プラズマの横方向の広がりが抑えられるの
で、ブラズマ密度を高くしたとき、基板周辺部でのプラ
ズマ密度の低下を防ぐことができるので、プラズマ中の
イオンは基板の表面において均一に入射し、エッチング
形状の異方性を低下させることなく、均一なエッチング
が高速度で可能になる。また、従来の装置に比べて、真
空槽側面方向のプラズマの拡散が少なくなるため、プラ
ズマが真空槽側面壁の影響を受けにくくなり、真空槽の
横方向の寸法を小さくすることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の実施例を示す説明図
【図2】この発明の実施例において、磁石に環状カスプ
型を用い、電磁石コイル9に+10〔A〕の電流を流し
たときの磁界を示す説明図
【図3】この発明の実施例において、磁石に環状カスプ
型を用い、電磁石コイルがないときの磁界を示す説明図
【図4】従来のエッチング装置を示す説明図
【符号の説明】
1・・・・・真空槽 2・・・・・アノード電極 3・・・・・カソード電極 4・・・・・高周波電源 5・・・・・磁石 6・・・・・基板 7・・・・・電磁石コイル
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 林 俊雄 神奈川県茅ヶ崎市萩園2500番地日本真空技 術株式会社内

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】真空槽内に接地された平板なアノード電極
    と高周波電力の印加された平板なカソード電極とを平行
    に対向して配置すると共に、平板なアノード電極の背後
    にカスプ型の磁石を配設し、アノード電極とカソード電
    極との間で発生したプラズマによって、カソード電極上
    に載置された基板をエッチングするエッチング装置にお
    いて、上記平板なカソード電極に対してほぼ垂直な磁界
    を発生する磁石を上記真空槽外または真空槽内に設けた
    ことを特徴とするエッチング装置。
  2. 【請求項2】上記平板なカソード電極に対してほぼ垂直
    な磁界を発生する磁石は磁界の制御可能な電磁石コイル
    であることを特徴とする請求項1記載のエッチング装
    置。
JP14259291A 1991-05-19 1991-05-19 エッチング装置 Pending JPH06316779A (ja)

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JP14259291A JPH06316779A (ja) 1991-05-19 1991-05-19 エッチング装置

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JP14259291A JPH06316779A (ja) 1991-05-19 1991-05-19 エッチング装置

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Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN100413779C (zh) * 2004-12-29 2008-08-27 中国科学院理化技术研究所 一种微米或纳米级结构的加工装置
JP2009105431A (ja) * 1998-01-29 2009-05-14 Canon Anelva Corp プラズマ処理装置
US8007633B2 (en) 2001-08-06 2011-08-30 Canon Anelva Corporation Surface processing apparatus
US9105583B2 (en) 2013-01-07 2015-08-11 International Business Machines Corporation Catalytic etch with magnetic direction control

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US8007633B2 (en) 2001-08-06 2011-08-30 Canon Anelva Corporation Surface processing apparatus
CN100413779C (zh) * 2004-12-29 2008-08-27 中国科学院理化技术研究所 一种微米或纳米级结构的加工装置
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