JPH0631647A - 作業終了確認機構付油圧式工具 - Google Patents

作業終了確認機構付油圧式工具

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JPH0631647A
JPH0631647A JP4213348A JP21334892A JPH0631647A JP H0631647 A JPH0631647 A JP H0631647A JP 4213348 A JP4213348 A JP 4213348A JP 21334892 A JP21334892 A JP 21334892A JP H0631647 A JPH0631647 A JP H0631647A
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JP
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hydraulic
tank
oil
oil tank
pressure
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JP4213348A
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Shunichi Yamada
俊一 山田
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Sanki Engineering Co Ltd
Sanki Industrial Co Ltd
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Sanki Engineering Co Ltd
Sanki Industrial Co Ltd
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(57)【要約】 【目的】 きわめて簡単で製作費用が掛らずに耐久性も
優れているばかりか電源を必要としない作業終了確認機
構を備える。 【構成】 シリンダ2接続したリリーフ弁12を油タン
ク6内に収容配置するとともに油タンク6の周囲近傍を
タンクケース13で覆い且つこのタンクケース13に外
部に開放した透孔14を形成する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は例えば圧着端子の圧着を
行なう圧着工具やスリーブの圧縮などを行なう圧縮工具
など所定圧の圧油によってシリンダを作動させて作業を
行なう必要がある工具を有する油圧式工具、殊に作業の
終了を告げる作業終了確認機構を有する油圧式工具に関
するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、圧着工具や圧縮工具など所定の油
圧によって作動させる必要がある工具を有する油圧式工
具においては油圧回路内にリリーフ弁などからなる圧力
調整弁を設けて端子などの被加工物へ必要以上の圧力が
掛かるのを防止している。
【0003】また、確実な作業を行なうため、更には無
駄な労力や電力を消費するのを防ぐ目的で被加工物に所
定の圧力が付与されたことを確認するための作業終了確
認機構を有するものが知られている。
【0004】ところが、従来知られている作業終了確認
機構は例えば油圧回路の一部に設けた圧力スイッチから
の信号によって表示灯やブザーなどを作動させるもの、
或いは工具の移動によってリミットスイッチを作動させ
て表示灯やブザーなどを作動させるものなど電気的手段
を用いるものが殆どである。
【0005】従って、機構が複雑で高価であるとともに
耐久性が劣り、また、電源を必要とするため電動式の油
圧工具に設ける場合はその駆動電源を使用することが可
能であるが手動式の油圧工具の場合にはそのための電源
を備えなければない、という問題があった。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】本発明が解決しようと
する課題は、従来の油圧工具に備えられている作業終了
確認機構は構成が複雑で耐久性が劣り、また、電源を必
要とする、という点である。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明は、弾力性を有す
る油タンクに収容させた油圧油を油圧ポンプにより加圧
して工具を付設したシリンダを作動させる油圧式手持工
具において、前記油タンク内に前記シリンダに接続した
リリーフ弁を収容配置するとともに前記油タンクの周囲
近傍をタンクケースで覆い且つこのタンクケースに外部
に開放した透孔を形成したことを特徴とし、きわめて簡
単で製作費用が掛らずに耐久性も優れているばかりか電
源を必要としない作業終了確認機構を備えた油圧工具を
提供する、という目的を達成する。
【0008】
【作用】油圧ポンプにより油圧油がシリンダに供給され
るとシリンダが前進して作業を行なう。このとき油タン
クが収縮する。そして、シリンダ内の油圧が所定圧にな
ると、油タンク内に収容配置したリリーフ弁内のポペッ
ト弁が油圧によって弁座から離れてシリンダ内の余分な
圧油が瞬時に油タンク内に排出され、その際に生じる噴
流により油タンクの少なくとも一部が一瞬膨脹し、その
周囲近傍に配置されたタンクケースに衝って生じる衝撃
音が発生する。また、同時にリリーフ弁が瞬時に閉じて
ポピット弁が弁座に衝り衝撃音を発し、これが前記衝撃
音と重なってタンクケースによって共鳴しタンクケース
に形成された透孔から増幅されて外部に作業終了確認音
として発せられる。
【0009】
【実施例】次に本発明の実施例を図面に基づいて説明す
る。
【0010】図1は電動式の圧着工具について本発明を
実施した場合の一実施例を示すものであり、例えば手持
ち式のケース1の先端に配置されたシリンダ2に嵌挿さ
れたピストン3に雄ダイス4が取付けられているととも
に雄ダイス4に対向して雌ダイス5が配置されている。
【0011】また、ケース1内にはシリンダ2に嵌挿さ
れたピストン3を駆動させるための油圧回路が設けられ
ている。
【0012】この油圧回路は主として油タンク6内に収
容した油圧油7を加圧してシリンダ2に供給するための
油圧供給回路Aと、シリンダ2に供給された油圧油7を
油タンク6内に戻すための戻し回路Bと、シリンダ2に
供給された圧油を調整する圧力調整回路Cとから構成さ
れる。
【0013】油圧供給回路Aは例えば合成ゴムなどのよ
うに弾力性を有する材質により収縮ならびに膨脹可能な
直径がほぼ40mm程度の円筒形に形成された密閉状態
の油タンク6とシリンダ2との間を接続しており、途中
にピストン形式の油圧ポンプ8が接続されている。この
油圧ポンプ8には吸込口側と吐出口側にそれぞれ逆止弁
9,10が接続されている。
【0014】戻し回路Bは油圧供給回路Aのシリンダ2
と吐出口側の逆止弁10との間の部分と油タンク6との
間を接続しており、途中に戻し弁11が接続されてい
る。
【0015】圧力調整回路Cは油圧供給回路Aのシリン
ダ2と吐出口側の逆止弁10との間の部分と油タンク6
内に配置したリリーフ弁12との間を接続している。
【0016】リリーフ弁12は図2に示したように従来
周知の直動形であり、通常はシリンダ2に接続した入口
12aに設けた金属製の弁座12bに金属製のポピット
弁12cを圧力調整ばね12dの付勢力で押付けて圧油
が出口12eに流れるのを防ぎ、油圧回路内の圧力が設
定圧力以上になるとポピット弁12cが移動して圧油を
出口12eに流し油圧回路内の圧力を低下させるもので
ある。
【0017】また、ケース1には油タンク6の周囲をほ
ぼ1mm程度の隙間を有して囲む円筒形のタンクケース
13が接続配置されている。このタンクケース12は例
えば厚さが1〜2mm程度のアルミニウムにより形成さ
れており、底面6aに直径がほぼ20mm程度の円形の
外部に開放した透孔14が同心に形成されている。
【0018】尚、図面中、符号15はケース1内に収容
したバッテリ16によって回転する電動機17により油
圧ポンプ6を往復動させるための回転カム、符号18は
電動機15を接断制御するための電気式のスイッチであ
る。
【0019】本実施例は、先ず雄ダイス4と雌ダイス5
との間に電線の接続端部を差し込んだ圧着端子などの被
加工物19を配置し、戻し回路Bの戻し弁11を閉じた
状態でスイッチ18をON作動させると電動機17が回
転して回転カム15によって油圧供給回路Aに配置され
た油圧ポンプ6が作動し、油タンク6内に収容した油圧
油7を加圧してシリンダ2に圧送する。
【0020】従って、シリンダ2に嵌挿されたピストン
3が前進して雄ダイス4が雌ダイス5に接近し、両者の
間に配置した被加工物19が圧着される。このとき、油
タンク6は収縮状態にある。
【0021】そして、油圧回路内の圧油の圧力が設定値
を越えると、即ち所定の圧着作業が行われるとを圧力調
整回路Cのリリーフ弁12が開いて油圧回路内の圧力を
低下させる。
【0022】このとき、油圧回路内の余分な圧油が油タ
ンク6内に瞬時に排出されるので油タンクの少なくとも
一部が圧油の噴流により一瞬膨脹し、油タンク6の周囲
近傍に配置されたタンクケース12に衝って衝撃音を発
生する。
【0023】また、リリーフ弁12はポピット弁12c
が圧力調整ばね12dの付勢力に抗して移動し圧油を出
口12eに流して油圧回路内の圧力を低下させるが、ポ
ピット弁12cは圧力調整ばね12dの付勢力で再び弁
座12bに瞬時に押付けられ、このとき、ポピット弁1
2cが弁座12bに衝り衝撃音を発する。
【0024】この衝撃音が油圧油7、油タンク6を介し
て外部に伝達され、更に油タンクの周囲に配置されたタ
ンクケース13が共鳴してタンクケース13に形成され
た外部に開放した透孔14から増幅して外部に放出され
るが、この衝撃音は前記タンクケース13の膨脹により
生じる衝撃音と殆んど時間的ずれがなく発生するためこ
れらの二つの衝撃音が重なって更に大きな衝撃音とな
る。
【0025】従って、前記の衝撃音がタンクケース13
に共鳴してタンクケース13に形成された外部に開放し
た透孔14から増幅して外部に「ポン」という大きな音
となって放出され、作業終了を聴覚により確認すること
ができる。
【0026】従って、この時点でスイッチ15をOFF
作動させるととともに戻し弁11を開いて油圧回路内の
圧油を油タンク6に戻して作業を終了すれば、確実な作
業を行なうことができるとともに、無駄な労力や電力を
消費することがない。
【0027】また、本実施例は油タンク6を合成ゴムな
どのように弾力性を有する材質によって形成したため、
収容した油圧油7をシリンダ2に圧送するにしたがって
収縮した状態となり、これがリリーフ弁12の開放と同
時に瞬時に膨らんでタンクケース12に衝って衝撃音を
発生するばかりか、膨脹時に発生する大きな振動が手持
ち式のケース1から作業者に伝わるため作業者はこの振
動と前記の衝撃音とをほぼ同時に確認することができる
ので確認がきわめて容易且つ確実であり、たとえ騒音に
よって衝撃音が聞こえにくい場合にも確実に作業の終了
を確認することができるものである。
【0028】更に、本実施例はタンクケース13を薄い
アルミニウムなどの音をよく共振して伝達する材質で形
成したためリリーフ弁12によって生じる衝撃音が充分
に増幅され外部に開放した透孔14からきわめて大きな
音となって発音されるのものである。
【0029】
【発明の効果】本発明によると、弾力性を有する油タン
ク内に収容配置したリリーフ弁の開放による圧油の噴流
が油タンクを瞬間的に膨脹させてタンクケースに衝って
発する衝撃音をタンクケースが共鳴して外部に開放した
透孔から増幅して作業終了確認音として発せられる。従
って、確実な作業を行なうことができるとともに無駄な
労力や電力を消費するのを防ぐことは勿論のこと、確実
に確認することができて、構成も複雑でなく経済的に遊
離であるとともに耐久性にも優れている。
【0030】また、聴覚によって作業の終了を確認する
ものであるため作業をしながらの確認がきわめて容易で
あり、更に電気的手段を用いないため電源を必要とせず
例えば手動式の油圧工具についても簡単に実施すること
ができるものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例を示す概略図である。
【図2】本発明に使用されるリリーフ弁の断面拡大図で
ある。
【符号の説明】
2 シリンダ 6 油タンク 8 油圧ポンプ 12 リリーフ弁 13 タンクケース 14 透孔

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 弾力性を有する油タンクに収容させた油
    圧油を油圧ポンプにより加圧して工具を付設したシリン
    ダを作動させる油圧式工具において、前記油タンク内に
    前記シリンダに接続したリリーフ弁を収容配置するとと
    もに前記油タンクの周囲近傍をタンクケースで覆い且つ
    このタンクケースに外部に開放した透孔を形成したこと
    を特徴とする作業終了確認機構付油圧式工具。
JP21334892A 1992-07-17 1992-07-17 作業終了確認機構付油圧式工具 Expired - Lifetime JP3525212B2 (ja)

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JPH0631647A true JPH0631647A (ja) 1994-02-08
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