JPH0631595A - テーブル移動水平精度の簡易形自動補正装置 - Google Patents
テーブル移動水平精度の簡易形自動補正装置Info
- Publication number
- JPH0631595A JPH0631595A JP20717192A JP20717192A JPH0631595A JP H0631595 A JPH0631595 A JP H0631595A JP 20717192 A JP20717192 A JP 20717192A JP 20717192 A JP20717192 A JP 20717192A JP H0631595 A JPH0631595 A JP H0631595A
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- JP
- Japan
- Prior art keywords
- supporting force
- indicator
- levelling
- leveling
- automatic
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
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- Automatic Control Of Machine Tools (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 テーブル移動距離の大きい大型工作機械に於
て、テーブルの移動に伴う水平移動精度の変化をレベリ
ングの支持力を調整して防止する自動調整レベリングを
提供する。 【構成】 テーブルの各移動位置での最適レベリング支
持力を記録し、自動調整レベリングにテーブルの位置に
対応した目標支持力を与えるインジケータと、レベリン
グの支持力が目標支持力に一致するよう自動調整する自
動調整レベリング、及びテーブル位置検出器で構成す
る。 【効果】 複数のレベリングを持つ大型工作機械に於
て、加工前の移動水平精度点検の省略が可能になり、長
物加工品の真直精度や、箱形加工品の直角精度出し作業
が容易なる他、精度の向上も期待できる。
て、テーブルの移動に伴う水平移動精度の変化をレベリ
ングの支持力を調整して防止する自動調整レベリングを
提供する。 【構成】 テーブルの各移動位置での最適レベリング支
持力を記録し、自動調整レベリングにテーブルの位置に
対応した目標支持力を与えるインジケータと、レベリン
グの支持力が目標支持力に一致するよう自動調整する自
動調整レベリング、及びテーブル位置検出器で構成す
る。 【効果】 複数のレベリングを持つ大型工作機械に於
て、加工前の移動水平精度点検の省略が可能になり、長
物加工品の真直精度や、箱形加工品の直角精度出し作業
が容易なる他、精度の向上も期待できる。
Description
【０００１】
【産業上の利用分野】本発明は、テーブル移動水平精度
の簡易形自動補正装置に関する。
の簡易形自動補正装置に関する。
【０００２】
【従来の技術】テーブル移動距離の大きい大型工作機械
ではテーブルの移動に伴い機械本体のベッドを支持して
いるレベリングに掛かる荷重が変化する（例えば図１で
は実線の位置にあるテーブルが一点鎖線の位置に移動す
るとレベリングに掛かる荷重は図１の下側に示すように
実線から一点鎖線の状態に変化する）。従来は、固定式
レベリングであり、テーブルの移動に伴うレベリングに
掛かる荷重の変化に何もしていない。せいぜい高精度の
加工をする場合等必要に応じて、その都度人手でレベリ
ング調整を行っている程度である。このため、テーブル
の移動に伴うレベリングへの荷重の変化に対応した自動
調整がなされぬため、テーブル移動水平精度はテーブル
の位置や加工品の重量の違い等で変化し一定に保てず、
長大な加工品の真直精度や大型の箱型加工品の直角精度
を得ることが容易でなく、仮に調整するにしても可成り
の時間を要する等の欠点がある。
ではテーブルの移動に伴い機械本体のベッドを支持して
いるレベリングに掛かる荷重が変化する（例えば図１で
は実線の位置にあるテーブルが一点鎖線の位置に移動す
るとレベリングに掛かる荷重は図１の下側に示すように
実線から一点鎖線の状態に変化する）。従来は、固定式
レベリングであり、テーブルの移動に伴うレベリングに
掛かる荷重の変化に何もしていない。せいぜい高精度の
加工をする場合等必要に応じて、その都度人手でレベリ
ング調整を行っている程度である。このため、テーブル
の移動に伴うレベリングへの荷重の変化に対応した自動
調整がなされぬため、テーブル移動水平精度はテーブル
の位置や加工品の重量の違い等で変化し一定に保てず、
長大な加工品の真直精度や大型の箱型加工品の直角精度
を得ることが容易でなく、仮に調整するにしても可成り
の時間を要する等の欠点がある。
【０００３】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、移動距離の
大きいテーブルを案内するベッドの支持に複数個のレベ
リングを使用する大型工作機械などの設備を対象とした
ものである。テーブル位置に対応した最適値にレベリン
グの支持力を変えて、テーブルの移動水平精度の変化を
減少し精度を維持する自動レベリング装置を提供する。
大きいテーブルを案内するベッドの支持に複数個のレベ
リングを使用する大型工作機械などの設備を対象とした
ものである。テーブル位置に対応した最適値にレベリン
グの支持力を変えて、テーブルの移動水平精度の変化を
減少し精度を維持する自動レベリング装置を提供する。
【０００４】
【問題点を解決するための手段】自動調整レベリングは
荷重検出器とそれを上下動出来る機構を組み込み、モー
タでカムを介してプランジャーを作動しパスカルの原理
を応用して荷重検出器を上下動し、インジケータで指示
された目標支持力を発生させるものとする。目標支持力
はテーブルの移動位置毎に予めテーブルの水平精度を保
つに必要な支持力を測定しインジケータに記録して置
き、実加工時にはテーブル位置検出器で検出したテーブ
ルの位置に対応してインジケータから自動調整レベリン
グに自動的に送られる。
荷重検出器とそれを上下動出来る機構を組み込み、モー
タでカムを介してプランジャーを作動しパスカルの原理
を応用して荷重検出器を上下動し、インジケータで指示
された目標支持力を発生させるものとする。目標支持力
はテーブルの移動位置毎に予めテーブルの水平精度を保
つに必要な支持力を測定しインジケータに記録して置
き、実加工時にはテーブル位置検出器で検出したテーブ
ルの位置に対応してインジケータから自動調整レベリン
グに自動的に送られる。
【０００５】
【作用】本発明を工作機械に取り付け時、インジケータ
を手操作に切り替えて、予めテーブル移動の各位置毎に
所要支持力をインジケータに記録して置き、実加工時に
はインジケータを自動操作に切り替えて、自動調整レベ
リングに支持力の目標値を自動転送する。自動調整レベ
リングは支持力が目標値に一致するよう自動調整を行
う。
を手操作に切り替えて、予めテーブル移動の各位置毎に
所要支持力をインジケータに記録して置き、実加工時に
はインジケータを自動操作に切り替えて、自動調整レベ
リングに支持力の目標値を自動転送する。自動調整レベ
リングは支持力が目標値に一致するよう自動調整を行
う。
【０００６】
【実施例】本装置は大別して荷重検出器を取り付けた自
動調整レベリング１と各レベリングの現状値を記憶及び
調整目標値を与えるインジケータ２、テーブル位置検出
器３で構成される。
動調整レベリング１と各レベリングの現状値を記憶及び
調整目標値を与えるインジケータ２、テーブル位置検出
器３で構成される。
【０００７】自動調整レベリングは荷重検出器４とそれ
を上下動するムービングプレイト５、及び作動油７と複
数のプランジャ８を内蔵したレベリング本体６、外部か
らプランジャ８を作動するカム９とそれを駆動するモー
タ１０から構成されている。なおムービングプレイト５
とレベリング本体６は作動油７の漏れを防止するための
Ｏリング１１を介して結合してある。
を上下動するムービングプレイト５、及び作動油７と複
数のプランジャ８を内蔵したレベリング本体６、外部か
らプランジャ８を作動するカム９とそれを駆動するモー
タ１０から構成されている。なおムービングプレイト５
とレベリング本体６は作動油７の漏れを防止するための
Ｏリング１１を介して結合してある。
【０００８】支持力の目標値の初期設定はインジケータ
２を手操作に切り替え、加工品を積載してない無負荷の
テーブルの数箇所の移動位置で、その各々の位置に於け
る移動水平精度を本自動調整レベリング１を手操作して
出し、その時のテーブル位置と荷重検出器４に加わって
いる荷重（支持力）をインジケータ２に記録して初期設
定を行う。実際にテーブルに加工品を積載したときの支
持力の目標値はインジケータ２を自動に切り替えること
により｛（テーブル移動前の位置に於ける荷重検出器４
で検出した支持力）と（初期設定値の差）を（テーブル
移動後の位置に於ける初期設定値）に加えたもの｝とし
て設定するようにしてある。
２を手操作に切り替え、加工品を積載してない無負荷の
テーブルの数箇所の移動位置で、その各々の位置に於け
る移動水平精度を本自動調整レベリング１を手操作して
出し、その時のテーブル位置と荷重検出器４に加わって
いる荷重（支持力）をインジケータ２に記録して初期設
定を行う。実際にテーブルに加工品を積載したときの支
持力の目標値はインジケータ２を自動に切り替えること
により｛（テーブル移動前の位置に於ける荷重検出器４
で検出した支持力）と（初期設定値の差）を（テーブル
移動後の位置に於ける初期設定値）に加えたもの｝とし
て設定するようにしてある。
【０００９】このようにして与えられた支持力の目標値
を満足するようインジケータ２から自動調整レベリング
１のモータ１０に指令を与えカム９を介してプランジャ
８を作動すると、パスカルの原理によりムービングプレ
イト５はプランジャ移動量ｘ（プランジャ断面積／ムー
ビングプレイトの有効面積）分上下動し支持力を目標値
に近づける。支持力は荷重検出器４で検出されインジケ
ータ２に送られ目標値との一致度合をチェェックし、不
一致の時は再度インジケータ２から自動調整レベリング
１に指令が出される。なおテーブル位置はテーブル位置
検出器３または対象設備のＮＣ装置からの信号をインジ
ケータ２で受け取るものとする。
を満足するようインジケータ２から自動調整レベリング
１のモータ１０に指令を与えカム９を介してプランジャ
８を作動すると、パスカルの原理によりムービングプレ
イト５はプランジャ移動量ｘ（プランジャ断面積／ムー
ビングプレイトの有効面積）分上下動し支持力を目標値
に近づける。支持力は荷重検出器４で検出されインジケ
ータ２に送られ目標値との一致度合をチェェックし、不
一致の時は再度インジケータ２から自動調整レベリング
１に指令が出される。なおテーブル位置はテーブル位置
検出器３または対象設備のＮＣ装置からの信号をインジ
ケータ２で受け取るものとする。
【００１０】
【発明の効果】テーブル位置に関係なく水平精度が保た
れるためテーブルストロークの大きな加工品では加工面
の真直精度の、大形の箱形加工品ではテーブル面に対す
る直角精度の向上と精度出し作業の容易化が期待でき
る。亦従来行っている加工前の水平精度の点検を不要に
出来る。
れるためテーブルストロークの大きな加工品では加工面
の真直精度の、大形の箱形加工品ではテーブル面に対す
る直角精度の向上と精度出し作業の容易化が期待でき
る。亦従来行っている加工前の水平精度の点検を不要に
出来る。
【図１】構成及びレベリングに掛かる荷重の変化を示す
正面図である。
正面図である。
【図２】自動調整レベリングの構造を示す断面図であ
る。
る。
１ 自動調整レベリング ２ インジケーター ３ テーブル位置検出器 ４ 荷重検出器 ５ ムービングプレート ６ レベリング本体 ７ 作動油 ８ プランジャ ９ カム １０ モータ １１ Ｏリング
Claims (1)
- 【請求項１】 テーブル移動に伴う移動水平精度の変化
を吸収する方式で、パスカルの原理を利用してカムなど
外部からの作動をレベリングの上下動に変換できる機構
を有するテーブル移動水平精度の簡易形自動補正装置。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP20717192A JPH0631595A (ja) | 1992-07-10 | 1992-07-10 | テーブル移動水平精度の簡易形自動補正装置 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP20717192A JPH0631595A (ja) | 1992-07-10 | 1992-07-10 | テーブル移動水平精度の簡易形自動補正装置 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH0631595A true JPH0631595A (ja) | 1994-02-08 |
Family
ID=16535413
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP20717192A Pending JPH0631595A (ja) | 1992-07-10 | 1992-07-10 | テーブル移動水平精度の簡易形自動補正装置 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH0631595A (ja) |
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| KR101994128B1 (ko) * | 2018-10-22 | 2019-07-01 | (재)대구기계부품연구원 | 설치 정밀도 보정 장치를 포함하는 공작기계를 이용한 설치 정밀도 보정 방법 |
-
1992
- 1992-07-10 JP JP20717192A patent/JPH0631595A/ja active Pending
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| KR101994128B1 (ko) * | 2018-10-22 | 2019-07-01 | (재)대구기계부품연구원 | 설치 정밀도 보정 장치를 포함하는 공작기계를 이용한 설치 정밀도 보정 방법 |
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