JPH0631517B2 - チュービング運搬式孔明けガンの発火装置 - Google Patents

チュービング運搬式孔明けガンの発火装置

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JPH0631517B2
JPH0631517B2 JP60241240A JP24124085A JPH0631517B2 JP H0631517 B2 JPH0631517 B2 JP H0631517B2 JP 60241240 A JP60241240 A JP 60241240A JP 24124085 A JP24124085 A JP 24124085A JP H0631517 B2 JPH0631517 B2 JP H0631517B2
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tubing
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    • EFIXED CONSTRUCTIONS
    • E21EARTH DRILLING; MINING
    • E21BEARTH DRILLING, e.g. DEEP DRILLING; OBTAINING OIL, GAS, WATER, SOLUBLE OR MELTABLE MATERIALS OR A SLURRY OF MINERALS FROM WELLS
    • E21B43/00Methods or apparatus for obtaining oil, gas, water, soluble or meltable materials or a slurry of minerals from wells
    • E21B43/11Perforators; Permeators
    • E21B43/116Gun or shaped-charge perforators
    • E21B43/1185Ignition systems
    • E21B43/11855Ignition systems mechanically actuated, e.g. by movement of a wireline or a drop-bar
    • EFIXED CONSTRUCTIONS
    • E21EARTH DRILLING; MINING
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    • E21B43/00Methods or apparatus for obtaining oil, gas, water, soluble or meltable materials or a slurry of minerals from wells
    • E21B43/11Perforators; Permeators
    • E21B43/116Gun or shaped-charge perforators

Description

【発明の詳細な説明】 発明の背景 本発明は一般的には、チュービング運搬式孔明けガンの
発火装置、特に、不発の場合の安全装置をもつドロップ
バー発火装置に関する。
チュービング運搬式孔明けは接合したチュービングから
吊下げられた孔明けガンで坑井ケーシングに孔明けする
方法である。或る完成設計および状態下では、チュービ
ング運搬式孔明けは在来のワイヤライン孔明けに比して
著しい利点を提供する。
さく井内に用いられる設備の設計は坑井の生産性にとっ
て重要な役割りをはたす。貯留層の特性に応じて、坑井
をサンド−コントロール地層又は或る種の刺激で自然に
完成することができる。孔明け装置および技術の選択も
坑井の生産性にとって重要である。チュービング運搬式
孔明けはあらゆるこれらの型式の完成において孔明け器
の効率を改善している。大型のガンで長い間隔に孔を開
けることができる。爆発の際に生じた坑井流とともに、
アンダーバランスの孔明けを使用しても良い。貯留層の
テストが孔明けおよび圧力と流量測定と同時に可能であ
る。
チュービング運搬式孔明け装置は、坑井の中へ進み、生
産チュービング又は掘り管の底に取付けられている少く
とも1つの孔明けガンからなる。孔明けガンは所要長さ
およびショット密度に対応して組立てることができる。
孔明けすべき坑井の部分を坑井の他の部分から隔絶する
ためにパッカーをセットしても良い。ガンの位置決め後
いくつかの型式の発火ヘッドのうちの1つを使って発砲
を行う。所望ならば、発砲後、ガンを開放ケーシングの
中へ新らしい孔よりも下に下げ、産出検層の接近、スリ
ックライン工具の使用又は孔の刺激を可能にする。或は
坑井がコントロール下にある後、ガンをワークストリン
グで回収する。
チュービング運搬式孔明けの或る発火技術はドロップバ
ー発火装置である。このシステムでは、円筒形ウエイト
又はシンガバーをチュービングの中へ落し込み又は下
げ、このバーが孔明けガンの頂部に取付けた射発作動式
発火ヘッドに当る。米国特許第3,706,344号は
ドロップバーの実施例を有している。この特許の第1図
乃至第7図に示すように、ガン発火機構22はチュービ
ングストリング13とケーシングガン23との間に取付
けられている。ガン発火機構は真鍮製の剪断ピン50で
直立のシリンダ42に取付けられたシャフト44を有し
ている。この装置を発火させるために、ウエイト45を
チュービングストリングの中へ落し込み又は下げ、ウエ
イトがシャフト44の頂部に当り、ピン50を剪断して
シャフト44の下端を直立シリンダ42内のテーパ形撃
針51と接触させる。撃針51はリムアイヤカートリッ
ジ54に打ち込まれ、このカートリッジ54は雷管導爆
線39を起爆させる。孔明けガンの装薬は雷管導爆線で起
爆される。ドロップバーについての固有の問題として、
掘くずが発火ヘッドの頂部のまわりにつまったり、ドロ
ップバーがチュービングに引かかったりして、或はその
他の理由で、発火手段を起爆させる程の力でドロップバ
ーが発火ヘッドに接触しないかもしれないことである。
この不発は大変危険な状況を作り出す。というのは、発
火準備をした装薬を取付けたままそしてドロップバーが
発火準備をした発火ヘッドの上に引かかった状態でドロ
ップバーを引き揚げなければならず或はチュービングス
トリングを坑井から取出さなければならないからであ
る。不正確な深さのところでの爆発の事故は坑井を著し
く損傷させることになりコスト高になる。地表面での爆
発事故は坑井現場の作業員や装置にとって大変危険であ
る。
本発明の一つの目的は不発後、ドロップバーの引き揚げ
又はチュービングストリングの取出し中この危険な状況
を除去することにある。
発明の概要 本発明の一つの特徴は、ドロップバーを引き揚げるとき
或はチュービングストリングを取出すとき、不発後ドロ
ップバーの下端が発火ヘッドと接触できないようにする
ドロップバー引込み装置をもったドロップバー発火装置
を提供することにある。
本発明の他の特徴は、孔明けガンを坑井の中へ下げると
き坑井内の圧力でチュービング運搬式孔明けガン発火手
段を発火準備状態にし、使用可能な孔明けガンを回収し
なければならない場合、孔明けガンを坑井から取出すと
きに安全位置を自動的に確保する安全発火準備機構を提
供するにある。
本発明の更に別の特徴は、中心に大きな衝撃を必要とす
る小径のプローブを含むチュービング運搬式孔明けガン
用雷管を発火させる特別な形の装置を利用することであ
る。
而して、本発明によれば、坑井の中に吊下げられたチュ
ービング運搬式孔明けガンをドロップバーを使って発火
させる装置であって、 a)チュービングストリングと少くとも1つの孔明けガ
ンとの間に取付けられた撃発作動式発火手段を有し、該
発火手段はチュービングストリングに隣接して、作動力
を受けるための雷管ハウジング組立体を有し、かつ前記
少くとも1つの孔明けガンに隣接して、この少くとも1
つの孔明けガンに撃発力を伝達するための伝爆薬を有
し、 b)チュービングの中へ導入されて前記発火手段の第1
の端部に接触するためのドロップバーを有し、該ドロッ
プバーは停止装置を取付けたハウジングと、ハウジング
に移動可能に取付けたマンドレルと、マンドレルに取付
け、停止装置に対して移動できる接触端とを有し、前記
ドロップバーは更に引込み装置を有し、該引込み装置
は、これを作動した後、接触端を停止装置に向って移動
させるようになっており、前記停止装置は、引込み後発
火手段に対して接触端の位置を固定するのに役立ち、 c)前記ドロップバーを受け入れ、前記接触端を前記発
火手段の雷管ハウジング組立体に向って指向させるガイ
ド装置を有し、 d)前記発火手段に対して固定されていて、前記停止装
置を受け入れるための当接部を有し、ていることを特徴
とする発火装置を提供する。
発火装置の上記の構成によれば、引込み装置を作動した
後、停止装置と当接部との接触でドロップバーの接触端
を発生手段に到達させず、これを起爆させないような程
度まで停止装置に向って移動させ、従って不発の場合に
ドロップバーをチュービングから安全に引き揚げること
ができ、或は孔明けガンを坑井から完全に取出すことが
できる。
本発明の更に別の目的および利点は添附図面についてな
されている本発明の実施例の以下の詳細な説明から明ら
かであろう。
実施例の説明 第1図は、通常の鋼製ケーシング2、セメント環状部3
および坑井流体4を有する代表的なケース付きさく井1
を示す。チュービング運搬式孔明けガンキャリヤ5がケ
ース付きさく井1の中でチュービングストリング6から
吊下げられている。ドロップバー20が、接触および起
爆の直前ドロップバー受け入れ部分10より上でチュー
ビングストリング6の中に支持されてない状態で示され
ている。ドロップバー受け入れ部分10はチュービング
ストリング6と孔明けガンキャリヤ5との間に連結さ
れ、そして、ガイド装置11と、充填ジョイント14内
の雷管ハウジング組立体と、孔明けガンキャリヤ5に取
付けられた発火ヘッドアダプタ15とを有している。雷
管ハウジング組立体12と充填ジョイント14との間の
容積は掘くずが雷管への通路をふさいぐことなくチュー
ビングの外にたまる空間を作っている。
この実施例では、充填ジョイント14内に固定されてい
る雷管ハウジング組立体12および発火ヘッドアダプタ
15は発火装置の発火手段と考えることができる。第3
図と関連して説明するように、好ましい実施例では、本
発火装置は、発火手段の導爆線70のとぎれ部をなす安
全発火準備アダプタ50を有するのが良い。ドロップバ
ー20およびドロップバー受け入れ部分10を夫々第2
図および第3図を参照して以下に詳細に説明する。
第2図はドロップバー20の好ましい実施例を示す。ド
ロップバー組立体は、ノーズガイド22および接触端即
ち撃針23を第1の端部に取付けたばねマンドレル21
を有している。ばねマンドレル21の第2の端部はピス
トン25に取付けられ、このピストンは、ドロップバー
ハウジング30の中で摺動でき、そしてピストンO−リ
ング26で密封されている。別の実施例では、ばねマン
ドレルを固定ねじ(図示せず)でピストンに固着するの
が良い。ドロップバーハウジング30の第1の端部は、
O−リング32を有する上部アダプタ31で閉鎖され
る。ばねマンドレル21およびピストン25は、ドロッ
プバーハウジング30の第2の端部に取付けられている
マンドレルガイド35によってハウジング30の中に装
着される。ばね24はハウジング30の中でピストン2
5とマンドレルガイド35との間で圧縮できる。オイル
室37はハウジング30の中で上部アダプタ31とピス
トン25との間の空間からなる。
ばねマンドレル21の第2の端部は流路40を有し、こ
の流路40はハウジングの内部33との流体連通のため
にピストン25より下に第1のポート41を有してい
る。変形例として、第1のポート41の代りに全水平孔
を用いても良い。流路はピストン25の開口部48と整
列した第2のポート42を有している。ピストン25内
にはオイル室37およびピストンの開口部48と流体連
通しているオリフィス装置45が取付けてある。操作
中、オリフィス装置45は、ドロップバーハウジング3
0内でばねマンドレル21をゆっくりと引込めるため
に、流体をオイル室37からハウジング内部33の中へ
漏洩させるのに役立つ。ハウジング内部33の中へ漏れ
る余分のオイルはマンドレルガイド35とばねマンドレ
ル21との間でドロップバーから流出して坑井の中へ流
入する。オリフィス装置45はオイル室37とピストン
の開口部48との間に曲りくねった流路を作る一連の積
み重なった孔明板と溝付板とからなる。オリフィス装置
の代りに他の適当な流量制限装置を用いても良い。
実施例で用いられる特定のオイルは略12,500csの粘性を
もったシリコンオイルである。
別の実施例(図示せず)では、オリフィスの詰まりを防
ぐためにオリフィスとオイル室との間にスクリーンを加
え、このスクリーンをピストンに取付けたキヤップで所
定位置に保持するのが良い。又、組立と装着とを容易に
するために、実施例に示すように、オリフィスを、ピス
トン内に深くではなくオイル室に隣接して位置決めする
のが良い。好ましい実施例では、上部アダプタ31は抽
気バルブ34を含むのが良い。この抽気バルブ34は、
組立中、オイル室37にオイルを完全に満し、オイルに
空気をまたく含まないようにするのに用いられる。
ドロップバーを組立てるために、ピストン25をばねマ
ンドレル21に取付けて締付け、オリフィス装置45を
ピストン25の中に設置する。気付くべきことは、ピス
トンとオリフィスが本実施例では製造を容易にするため
に別々であることであり、この組合せは単一構造体であ
っても良い。ピストンとばねマンドレルを取付けた後、
ばね24をばねマンドレスにすべて嵌ませて圧縮する。
マンドレルガイド35をばねマンドレルの端からばねの
端に向って引き寄せる。マンドレルガイドがばねマンド
レルの孔(図示せず)の上を通過してこの孔を露出させ
るまでばねをピストン25に向って圧縮する。固定ピン
を孔に挿入してばねおよびマンドレルガイドを所定位置
に保持する。
次に、ノーズガイド22を取付け、マンドレルのばね組
立体をハウジング30の中へすべり込ませ、マンドレガ
イドをハウジングに取付ける。上記の組立工程の中に、
ハウジングの中でピストンを自由に移動させるようにす
る潤滑工程を入れる。
ドロップバーにオイルを充填するために、上部アダプタ
31を取外し、ハウジングを垂直位置に保ち、オイル室
に一杯のレベルより上までオイルを充填する。抽気バル
ブ34をゆるめ、上部アダプタをハウジングにねじ込ん
でオイルを抽気バルブ34から押出し、かくして、オイ
ル室の中には空気が全く残らない。
ドロップバーは、撃針の取付けとばねマンドレルの固定
ピンの引き抜きを除いて使用の準備がととのっている。
本実施例では、撃針は細い輪郭を有し、ドロップバーを
坑井の中へ落し込むまでは、撃針の損傷を防ぐために撃
針を取外したままにしておくべきである。
ドロップバーを坑井の中へ解放する直前に固定ピンを引
張ると、ばねマンドレル21はゆっくりと引込み始め
る。本実施例では、ばねマンドレルはさく井の中の温度
と圧力とに応じて1時間乃至5時間で完全に引込む。2
00゜Fの温度および10,000psiの圧力では、引込
み時間は略2時間である。この時間はきしらせることに
よって或はその他の手段によってドロップバーを引かか
りから離す試みを可能にしたり、或はドロップバーを引
き揚げたり、チュービングを取出したりする前に、万一
発火が不成功であったことがわかったら、引き揚げを試
みるために掘さく装置を準備するのに適している。
発火装置の操作の説明の中で記載するように、本発明の
実施例では、マンドレルガイド35の外表面は、引込み
後発火手段に対して撃針23の位置を固定する停止装置
として役立つ。オイルがオリフィス装置45によりハウ
ジングの内部33へ漏出することによってドロップバー
の接触端が一旦発火手段から引込んで離れてしまうと、
ドロップバーの接触端は発火手段から固定的に分離され
ることになり、ドロップバーを引き揚げたりチュービン
グストリングおよび孔明けガンギャリヤをさく井から取
出す必要がある場合に、ドロップバーが発火手段に向っ
て移動して発火を引き起すことがないようにする。
あり得ないことではあるが、ノーズガイドがガイド装置
に引かかって撃針が発火手段に到達しないことから不発
を起すかも知れない。このような場合、掘くずが引かか
ったノーズガイドより上でガイド装置の中に収集され、
引込みを妨げる。本発明の別の実施例では、ノーズピー
スの周囲に長さ方向のスロット(第1図参照)を加え
て、掘くずがガイド装置を通り充填ジョイントの中にた
まるようにする通路を作るのが良い。通常の不発はドロ
ップバーが発火手段より上のチュービングストリングに
引かかることによって起るから、ガイド装置の傾斜端部
によって作られた当接部は、ドロップバーが離れて落下
する場合、ドロップバーの引込んだ接触端が発火手段に
到達しないようにする。
第3図は第1図に図式的に示すドロップバー受け入れ部
分10を示している。充填ジョイントのアダプタ55が
チュービングストリング6から吊下げられ、アダプタ5
5に充填ジョイント14が取付けられている。導爆線ハ
ウジング80を支持する安全発火準備アダプタ50は充
填ジョント14の他端に取付けられ、その連結部はO−
リング54で密封されいてる。発火ヘッドアダプタ15
は安全発火準備アダプタ50の他端に取付けられ、その
連結部はO−リング16で密封されている。カラー60
は発火ヘッドアダプタ15と孔明けガンキャリヤ5との
連結部の外径移行部をなしている。連結部はO−リング
61で密封されている。必要に応じて、発火ヘッドアダ
プタ15と孔明けガンキャリヤとの間のスペーサ又は他
のアダプタを取付けて孔明けガンを位置決めしかつ連結
しても良い。
充填ジョイント14内には雷管75より上にガイド装置
11が位置し、このガイド装置は降下するドロップバー
の接触端を案内して雷管と接触させる。ガイド装置11
は、上述したドロップバーの停止装置用の当接部として
働らく傾斜上端部をもっている。
雷管75は雷管カバー78内の雷管座支持体77の雷管
座76で所定位置に保持される。雷管カバー78はO−
リング81で導爆線ハウジング80に密封されている。
導爆線ハウジング80には導爆線ハウジング心出し体7
9がキャップねじ82で取付けられていて、雷管75を
充填ジョイント14内の中心に位置決めし、掘くずがチ
ュービングストリング6およびガイド装置11を通って
導爆線ハウジングのまわりで安全発火準備アダプタ50
に向って充填ジョイントの内部56にたまるようにす
る。導爆線ハウジング80はアダプタインサート51お
よびO−リング52、53によって安全発火準備アダプ
タ50に密封されている。
安全発火準備アダプタ50内で、導爆線70は安全発火
準備バリヤ90によってとぎれている。安全発火準備バ
リヤ90の両側の導爆線70の端は導爆用伝爆薬72
a、72bに接続されている。上部伝爆薬72aは伝爆
薬保持体73aによって導爆線ハウジング80内に固定
され、導爆線コレット74aは導爆線を導爆線ハウジン
グの中心に位置決めする。下部伝爆薬72aは伝爆薬保
持体73bによって導爆線キャリヤ95′内に固定さ
れ、そして導爆線は導爆線コレット74bによってキャ
リヤ95′の中心に位置決めされる。
安全発火準備装置は安全発火準備バリヤ90を有し、該
バリヤ90は開放セグメント(開放断面は図示せず)を
有し、発火準備位置ではこれを移動させて伝爆薬72a
と72bとの間の発火器と整列する。第3図に示すよう
に、バリヤは安全位置にあり、爆発力がバリヤを横切ら
ないようにしている。スロット付バリヤ保持体91が安
全発火準備バリヤ90の一端に当接し、安全発火準備バ
リヤ90をばね92およびばね保持体93に対して所定
位置に保持し、ばね保持体93はO−リング94によっ
て安全発火準備アダプタの本体内に密封されている。O
−リング95は、バリヤ90の入る室を密封してスロッ
ト付バリヤ保持体91から坑井流体が入らないようにし
ている。発火装置を坑井の中へ下げるとき、安全発火準
備バリヤに作用する圧力により開放セグメントを伝爆薬
発火路と整列させて発火手段を発火準備状態にする。
第3図から明らかなように、安全発火準備アダプタ50
は選択的なものであり、導爆線とのとぎれなく、充填ジ
ョイント14を発火ヘッドアダプタ15に直接連結して
も良い。導爆線70が爆発力を下部伝爆薬に伝達するこ
とができる限り、発火手段は発火準備状態にされること
になる。他の実施例では、安全発火準備アダプタは必須
である。
発火ヘッドアダプタ15は、導爆線70を通す長さ方向
の孔を有している。発火ヘッドアダプタ15の一端にお
いて、導爆線70は力を受ける伝爆薬72bに取付けら
れ、他端では、導爆線70は力を伝達する伝爆薬72c
に取付けられている。導爆線70を囲む密封ハウジング
62はO−リング63によって発火ヘッドアダプタの長
さ方向の孔内で密封されている。密封体ハウジングは導
爆線70のまわりに圧縮板64、圧縮ブッシュ65、密
封体66および密封体グランド67を支持する。O−リ
ング63より下の密封体ハウジング62の外側表面は圧
力逃がし組立体68と流体連通している。この組立体6
8は圧力逃しロックナットと、O−リング密封体付圧力
スタッドとを有する(図示せず)。雷管カバー78に孔
があいて装置を坑井流体に開放させるから、密封体ハウ
ジング62は密封体グランド67、密封体66、圧縮板
64および圧縮ブッシュ65とともに必要である。この
密封体ハウジングおよび密封組立体は不発の場合に流体
を孔明けガンキャリヤに近ずけないように働らく。他の
実施例(図示せず)では、密封組立体を鋼製ピストンで
置き換えても良く、このピストンはコレットで密封体ハ
ウジング内に支持され、そしてO−リングによって密封
体ハウジング内に密封されかつエラストマチューブによ
って導爆線に対して密封される。圧力逃し組立体68
は、雷管、導爆線、伝爆薬およびガン装薬によって発生
した爆発ガスを、発火システムを坑井から取出した後に
容易に逃すことができるようにするものであり、従っ
て、圧力の吐出しの危険なしにアダプタ、充填ジョイン
トおよび装薬キャリヤ組立体を分解することができる。
発火ヘッドアダプタ15の長さ方向の孔は、その上端内
でO−リング84によって密封された発火ヘッドアダプ
タインサート83を有し、このインサートはシールド9
7でクランプされるスナップリング96上の導爆線キャ
リヤ95′を支持する。
下部伝爆薬72cは導爆線70の下端に連結され、導爆
線および伝爆薬は転移モジュール87のコレットチャッ
ク86によって発火ヘッドアダプタ15の長さ方向の孔
内に保持される。転移モジュール87はキャップねじ8
8で発火ヘッドアダプタに固着されている。従って、力
を伝達する下部伝爆薬72cは、雷管75によって最初
に発生した爆発力を孔明けガン装薬に伝達するため、孔
明けガン組立体の上端内の力を受ける伝爆薬(図示せ
ず)との連結用に準備されている。
コレットチャック86およびコレット74a、74bは
伝爆薬72c、72a、72bを越えて導爆線70を夫
々把持し、伝爆薬を所定位置に保持して適確な整列を確
保する。
気付くべきこととして、いくつかのアダプタ構造を本発
明の実施例と関連して説明したけれども、特定のチュー
ビングおよび孔明けガンキャリヤの大きさが本装置の異
なる適用で変えるので、これらのアダプタ構造を利用す
る。爆発装置の正しい連結を得るアダプタ要素の選択は
孔明け技術の当業者にとっては簡純なことである。
坑井現場に輸送する前に爆発装置を大部分組立てて坑井
現場で発火準備をするのが良い。導爆線、伝爆薬、密封
要素および他の構成部品を店での準備中に発火ヘッドア
ダプタおよび安全発火準備アダプタの両方に組立て、た
だし雷管は付けないから、坑井現場への輸送中或る程度
は安全である。発火手段が坑井の中へ下げる準備がとと
のったとき、雷管、雷管座および雷管カバーを付け、充
填ジョイントおよびガイド装置を発火ヘッドアダプタお
よび安全発火準備アダプタとともに組立てる。組立てら
れた発火手段は、孔明けガンキャリヤとの連結およびチ
ュービングストリングの端で坑井の中へ下げる準備がと
とのう。
チュービングで運ばれる孔明けガンを本発火システムに
よって次の如く発火させる。ばねマンドレル21のピン
を取除くことによってドロップバーを差動するとピスト
ン25はばね24によってオイルで満されたオイル室3
7に向って押される。作動時、撃針はマンドレルガイド
即ち停止装置35に向って徐々に引込み始める。次にド
ロップハー20をチュービングストリング6の中へ下げ
即ち解放し、ノーズガイド22はガイド装置11を通過
して撃針23を雷管75と接触させ、孔明けガンの発砲
を行う爆ごうの時には、ノーズガイド22は落下してい
る間に或る程度まで引込んでいるが発火を阻止するほど
ではない。不発の場合には、引込みが続き、引き揚げ又
はチュービングの取出しを行うときまでには、撃針とマ
ンドレルガイドとの間の距離はガイド装置の傾斜端部即
ち停止装置と雷管との間の距離よりも短い。従って万一
ドロップバーが引き揚げ又はチュービングの取出し中に
発火手段に接触する方向に移動しても、発火手段の爆ご
うは不可能である。
本発明は図示しかつ説明した構造、操作、そのものの材
料即ち実施例の詳細に限られるものではなく、発明の範
囲から当業者にとっては変更および均等物が明らかであ
ろう。例えば、本発明の他の実施例では、不発後、ドロ
ップバーを坑井から上げる際圧力を減ずるときのよう
に、ドロップバーを坑井の中へ導入した後圧力変化によ
って作動される他の装置で本例の引込み装置を置き換え
ても良い。従って本発明は特許請求の範囲によって制限
されるべきものである。
【図面の簡単な説明】
第1図は坑井の中に下げられたチュービングで運ばれる
孔明けガンとドロップバー発火システムとの図である。 第2図は引込みマンドレルをもったドロップバー組立体
の図である。 第3図は発火ヘッドとガイド装置をもつ発火装置のドロ
ップバー受け入れ部分を示す図である。 6……チュービングストリング 11……ガイド装置、20……ドロップバー 21……マンドレル、30……ハウジング
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 米国特許3706344(US,A)

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】坑井の中に吊下げられたチュービング運搬
    式孔明けガンをドロップバーを使って発火させる装置で
    あって、 a)チュービングストリングと少くとも1つの孔明けガ
    ンとの間に取付けられた撃発作動式発火手段を有し、該
    発火手段はチュービングストリングに隣接して、作動力
    を受けるための雷管ハウジング組立体を有し、かつ前記
    少くとも1つの孔明けガンに隣接して、この少くとも1
    つの孔明けガンに撃発力を伝達するための伝爆薬を有
    し、 b)チュービングの中へ導入されて前記発火手段の第1
    の端部に接触するためのドロップバーを有し、該ドロッ
    プバーは停止装置を取付けたハウジングと、ハウジング
    に移動可能に取付けたマンドレルと、マンドレルに取付
    け、停止装置に対して移動できる接触端とを有し、前記
    ドロップバーは更に引込み装置を有し、該引込み装置
    は、これを作動した後、接触端を停止装置に向って移動
    させるようになっており、前記停止装置は、引込み後発
    火手段に対して接触端の位置を固定するのに役立ち、 c)前記ドロップバーを受け入れ、前記接触端を前記発
    火手段の雷管ハウジング組立体に向って指向させるガイ
    ド装置を有し、 d)前記発火手段に対して固定されていて、前記停止装
    置を受け入れるための当接部を有している ことを特徴とする発火装置。
  2. 【請求項2】引込み装置は前記マンドレルに取付けたば
    ね負荷形ピストンを有し、該ピストンはオイル室からオ
    イルを漏出させ、ピストンおよびマンドレルをオイルが
    漏出するにつれてオイル室へ引込ませる、特許請求の範
    囲第1項記載の発火装置。
  3. 【請求項3】引込み装置は圧力降下で作動される、特許
    請求の範囲第1項記載の発火装置。
  4. 【請求項4】当接部はガイド装置の傾斜上端部分からな
    る、特許請求の範囲第1項記載の発火装置。
  5. 【請求項5】坑井の中に吊下げられたチュービング運搬
    式孔明けガンをドロップバーを使って発火させる装置で
    あって、 a)チュービングストリングと少くとも1つの孔明けガ
    ンとの間に取付けられた撃発作動式発火手段を有し、該
    発火手段はチュービングストリングに隣接して、作動力
    を受けるための雷管ハウジング組立体を有し、かつ前記
    少くとも1つの孔明けガンに隣接して、この少くとも1
    つの孔明けガンに撃発力を伝達するための伝爆薬を有
    し、 b)チュービングの中へ導入されて前記発火手段の第1
    の端部に接触するためのドロップバーを有し、該ドロッ
    プバーは停止装置を取付けたハウジングと、ハウジング
    に移動可能に取付けたマンドレルと、マンドレルに取付
    け、停止装置に対して移動できる接触端とを有し、前記
    ドロップバーは更に引込み装置を有し、該引込み装置
    は、これを作動した後、接触端を停止装置に向って移動
    させるようになっており、前記停止装置は、引込み後発
    火手段に対して接触端の位置を固定するのに役立ち、 c)前記ドロップバーを受け入れ、前記接触端を前記発
    火手段の雷管ハウジング組立体に向って指向させるガイ
    ド装置を有し、 d)前記発火手段に対して固定されていて、前記停止装
    置を受け入れるための当接部を有し、前記発火手段の前
    記第1の端部と第2の端部との間の導爆線をとぎる坑井
    圧力作動式安全発火準備装置を更に有する、発火装置。
  6. 【請求項6】安全発火準備装置は開放セグメントをもつ
    安全発火準備バリヤを有し、発火手段を坑井のなへ下げ
    るとき、坑井流体の圧力で該セグメントを移動させて、
    とぎれた導爆線の端に取付けた伝爆薬と整列させ、発火
    手段を坑井から引き上げるとき、整列からはずれて安全
    位置へ移動する、特許請求の範囲第5項記載の発火装
    置。
  7. 【請求項7】前記接触端は、発火中前記発火手段の第1
    の端部の中心に大きな衝撃を加える比較的小径の撃針か
    らなる、特許請求の範囲第1項記載の発火装置。
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