JPH06314153A - 放射ピックアップスタイラス及びその較正方法、ならびに中空円筒形導体と球形端子電極の第1と第2の検出状態の較正方法 - Google Patents

放射ピックアップスタイラス及びその較正方法、ならびに中空円筒形導体と球形端子電極の第1と第2の検出状態の較正方法

Info

Publication number
JPH06314153A
JPH06314153A JP5629794A JP5629794A JPH06314153A JP H06314153 A JPH06314153 A JP H06314153A JP 5629794 A JP5629794 A JP 5629794A JP 5629794 A JP5629794 A JP 5629794A JP H06314153 A JPH06314153 A JP H06314153A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
stylus
conductor
hollow cylindrical
terminal electrode
digitized display
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP5629794A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2718419B2 (ja
Inventor
Karl D Schubert
ディー. シュバート カール
Guy F Verrier
エフ. ヴェリエ ガイ
Michael Gray
グレイ マイケル
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
International Business Machines Corp
Original Assignee
International Business Machines Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by International Business Machines Corp filed Critical International Business Machines Corp
Publication of JPH06314153A publication Critical patent/JPH06314153A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP2718419B2 publication Critical patent/JP2718419B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Lifetime legal-status Critical Current

Links

Classifications

    • GPHYSICS
    • G06COMPUTING; CALCULATING OR COUNTING
    • G06FELECTRIC DIGITAL DATA PROCESSING
    • G06F3/00Input arrangements for transferring data to be processed into a form capable of being handled by the computer; Output arrangements for transferring data from processing unit to output unit, e.g. interface arrangements
    • G06F3/01Input arrangements or combined input and output arrangements for interaction between user and computer
    • G06F3/03Arrangements for converting the position or the displacement of a member into a coded form
    • G06F3/041Digitisers, e.g. for touch screens or touch pads, characterised by the transducing means
    • G06F3/046Digitisers, e.g. for touch screens or touch pads, characterised by the transducing means by electromagnetic means
    • GPHYSICS
    • G06COMPUTING; CALCULATING OR COUNTING
    • G06FELECTRIC DIGITAL DATA PROCESSING
    • G06F3/00Input arrangements for transferring data to be processed into a form capable of being handled by the computer; Output arrangements for transferring data from processing unit to output unit, e.g. interface arrangements
    • G06F3/01Input arrangements or combined input and output arrangements for interaction between user and computer
    • G06F3/03Arrangements for converting the position or the displacement of a member into a coded form
    • G06F3/033Pointing devices displaced or positioned by the user, e.g. mice, trackballs, pens or joysticks; Accessories therefor
    • G06F3/0354Pointing devices displaced or positioned by the user, e.g. mice, trackballs, pens or joysticks; Accessories therefor with detection of 2D relative movements between the device, or an operating part thereof, and a plane or surface, e.g. 2D mice, trackballs, pens or pucks
    • G06F3/03545Pens or stylus

Abstract

(57)【要約】 【目的】 ペンベースコンピュータシステムにおいてワ
ークパッドの表面に対しスタイラスの傾斜方向をより正
確に検出する。 【構成】 同軸導体アセンブリ75は外部円筒形表面を
備えた絶縁スリーブ82によって包囲される中央導体8
0を有するスタイラスハウジング20のチップ部分4に
取り付けられる。中央導体80はスリーブ82の終端面
を越えて軸方向に延出する端部を有する。同軸導体アセ
ンブリ75は絶縁スリーブ82の外部表面に支持され且
つ基準電位に電気接続される第1の中空円筒形導体84
と、スリーブ82の外部表面に支持され且つ第1の中空
円筒形導体84と離間関係にあって第1の導体84より
もスリーブ82の終端面により近い第2の中空円筒形導
体86と、さらに中央導体80の端部に取り付けられ且
つ第2の導体86と離間関係にある球形端子電極29を
有する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は概してデータ処理システ
ムに係り、特に、ペンベースコンピュータシステム用の
入出力装置の改良に関する。
【0002】
【従来の技術】関連アメリカ特許ならびに特許出願のリスト(以下はI
BM社に譲渡され、且つ参照によってここに組み込まれ
る) 1.USP(米国特許)4686332 タイトル: Combined Finger Touch and Stylus Detect
ion System for Use onthe Viewing Surface on a Visu
al Display Device(視覚表示装置の視覚表示面で使用
するための結合フィンガータッチ・スタイラス検出シス
テム) 2.USP5007085 タイトル: Remotely Sensed Personal Stylus(遠隔感
知パーソナルシステム) 3.USP5117071 タイトル: Stylus Sensing System(スタイラス感知シ
ステム) 4.US特許出願シリアル番号第07/778431号
(1991年10月16日出願) タイトル: Touch Overlay for Improved Touch Sensit
ivity (改良形タッチ感度のためのタッチオーバレイ) 5.US特許出願シリアル番号第07/351227号
(1989年5月15日出願) タイトル: Flat Touch Screen Workpad for a Data Pr
ocessing System (データ処理システムのためのフラッ
トタッチスクリーンワークパッド) 6.US特許出願シリアル番号第07/969864号
(1992年10月30日出願) タイトル: Architecture for Communication of Remot
e Devices to a Digitizing Display (遠隔装置のディ
ジタル化ディスプレイに対する通信のためのアーキテク
チュア)
【0003】ペンベースのコンピュータシステムは、従
来技術において、例えば、上記のUSP468633
2、に記載されている。該システムでは、タッチオーバ
レイメンブレン(薄膜)は、ピックアップスタイラスと
対話するために、コンピュータモニタ等のディスプレイ
装置の視覚表示面上に位置される。該特許に記載されて
いるピックアップスタイラスは、ワイヤ(配線)によっ
てペンベースコンピュータシステムに接続される。ペン
ベースコンピュータシステムはタッチオーバレイに放射
信号を生成する。放射信号はスタイラスによってピック
アップされて、ワイヤを介してペンベースコンピュータ
に送り戻される。コンピュータはさらに、オーバレイに
対するスタイラスの相対X−Y位置を計算する。スタイ
ラスのオーバレイに対する相対近接値Zは、オーバレイ
から放射された電磁エネルギーからのスタイラスによっ
てピックアップされる信号の振幅によって決められる。
スタイラスピックアップアンテナの改良装置は上記のU
SP5117071に記載されている。該特許では、ス
タイラスのチップのアンテナ形状は小さな球体であり、
その形状によって、オーバレイのプレーナ面に対するス
タイリスの相対方向(オリエンテーション)を考慮する
ことなく均一の信号強度をピックアップすることが可能
である。USP5007085に示されるように、スタ
イラスとペンベースコンピュータシステムとのケーブル
接続を除去することによってスタイラスに対してさらな
る改良がなされている。USP5007085では、オ
ーバレイによって発せられる無線周波放射線からピック
アップされたスタイラスアンテナによって検出される信
号は、赤外線、マイクロ波放射線、又は異なる周波数の
無線周波放射線の何れかによってスタイラスからペンベ
ースコンピュータシステムに結合される電磁検出器に送
り戻される第2の信号に変換される。ペンベースコンピ
ュータシステムに対する別の改良システムは、上記アメ
リカ特許出願シリアル番号第07/351227号に記
載されている。該アメリカ特許出願では、フラットタッ
チスクリーンワークパッドはコンピュータディスプレイ
モニタとタッチオーバレイメンブレンとの組み合わせに
代用される。また、該アメリカ特許出願では、放射ピッ
クアップスタイラスは、オーバレイメンブレンから放射
される電磁放射線を受信するべく、ワイヤによってフラ
ットなスクリーンワークパッドに接続されており、この
ワイヤはピックアップスタイラスからの検出信号をフラ
ットタッチスクリーンワークパッドに含まれる電子回路
装置(エレクトロニクス)に送り返す。
【0004】ここに含まれている本発明の記載におい
て、「ディジタル化ディスプレイ」という言葉は一般
に、前記USP5007085に記載されているコンピ
ュータディスプレイモニタとタッチオーバレイメンブレ
ンの組み合わせ、もしくは、前記アメリカ特許出願シリ
アル番号第07/351227号に記載されているワー
クパッドディスプレイとオーバレイ、を示すために使わ
れることになる。
【0005】上記のUSP5007085には、遠隔感
知パーソナルスタイラスによってピックアップされる電
磁信号を放射するディジタル化ディスプレイを有するペ
ンベースコンピュータシステムが記載されている。スタ
イラスのチップのアンテナはディスプレイオーバレイか
ら放射された電磁信号をピックアップし、これらの信号
を、ペンベースコンピュータシステムに返送するための
適切な形式に変換する。スタイラスによってピックアッ
プされる信号の相対信号強度は、スタイラスのチップの
オーバレイに対する相対分離距離Zを推論するために使
用される。変換された信号は、スタイラス内の送信回路
と送信アンテナによってペンベースコンピュータシステ
ムに送り戻される。スタイラスチップとオーバレイの表
面との接点を決定するための技術は、スタイラスのチッ
プによってピックアップされる電磁信号の相対信号強度
を測定することによるものである。
【0006】この従来技術の問題は、ワークパッド表面
へのスタイラスの実際のタッチダウンの検出がそれほど
敏感ではないことである。通常の手書き(ハンドライテ
ィング)では、書き手(ライター)の筆圧がシグニチャ
ー(署名)を書く過程の間にどのように変化するかを考
慮する。ペンによって紙に付加される圧力は紙にシグニ
チャーを書く過程にわたって変化し、時には紙の表面か
らのペンのわずかな持ち上がりも含む。放射ピックアッ
プスタイラスによってディジタル化ディスプレイ上にシ
グニチャーを書くプロセスは、ディスプレイスクリーン
上に所期の形状を正確に再生するものではない。スタイ
ラスがディジタル化ディスプレイの表面からわずかに持
ち上げられる場合、スタイラスチップの表面からの離隔
は従来技術のシステムでは検出されない。その結果が、
ユーザのシグニチャーの「墨入れ」描画に残る疑似トレ
ース及びアーチファクトになることは、スタイラスがデ
ィジタル化ディスプレイの表面から事実上わずかに離れ
ていることをシステムが検出できないという理由による
ものである。この問題は上記のアメリカ特許出願シリア
ル番号第07/969864号によって解消されてい
る。
【0007】従来技術のスタイラス構成はチップとディ
ジタル化ディスプレイ面との線形(リニア)変位を決定
するために適しているが、シグニチャー検証等の応用、
漢字文字を書くためのカリグラフィ、及びスタイラスの
角度が重要になるその他応用に対して、従来技術のスタ
イラス構造は必要な角度情報を提供するのに適切ではな
い。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】本発明の目的は、ペン
ベースコンピュータシステムにおいて手書きの文字及び
スクリプトの表示の正確度を向上させることである。
【0009】本発明の別の目的は、ペンベースコンピュ
ータシステムにおいてワークパッドの表面に対してスタ
イラスの傾斜(チルト)方向をより正確に検出すること
である。
【0010】本発明のさらに別の目的は、スタイラスと
ペンベースコンピュータシステムとの間でディジタル情
報を転送するためのデータ処理アーキテクチュアを提供
することである。
【0011】本発明のさらにまた別の目的は、スタイラ
スとペンベースコンピュータシステムとの間で接触及び
角度情報を通信するためのデータ処理システムを提供す
ることである。
【0012】本発明のなおまた別の目的は、ディジタル
化ディスプレイの平面に対するスタイラスの傾斜方向を
決定するための改良技術を提供することである。
【0013】
【課題を解決するための手段】これらの及びその他の目
的、特徴と利点は、遠隔ディジタル化ディスプレイとの
通信のためのスタイラス傾き検出装置によって達成され
る。傾斜方向感度を有する、ディジタル化ディスプレイ
用放射ピックアップスタイラスが開示される。アセンブ
リは同軸導体アセンブリを機械的に支持するための中空
チップ部分を有するスタイラスハウジングを備えてい
る。同軸導体アセンブリは、外部円筒表面を備えた絶縁
スリーブによって包囲される中央導体を有するハウジン
グのチップに取り付けられる。中央導体はスリーブの終
端面を越えて軸方向に延出する端部を有する。同軸導体
アセンブリは、絶縁スリーブの外部表面に支持され且つ
基準電位に電気接続される第1の中空円筒形導体部分を
有する。同軸導体アセンブリは、絶縁スリーブの外部表
面に支持され且つ第1の中空円筒形導体と離間関係にあ
る第2の中空円筒形導体をさらに有する。第2の中空円
筒形導体は、第1の中空円筒形導体よりもスリーブの終
端面により近接している。同軸導体アセンブリは、中央
導体の端部に取り付けられ且つ第2の中空円筒形導体と
離間関係にある球形端子電極をさらに有する。
【0014】第1の検出状態では、第2の中空円筒形導
体は選択的に基準電位に接続され、球形端子電極はこれ
に応じて放射フィールド検出器に接続されて、球形端子
電極のディジタル化ディスプレイの面からの第1の距離
を測定する一方、電磁信号を放射する。第2の検出状態
では、第2の中空円筒形導体は放射フィールド検出器に
接続され、球形端子電極は基準電位に接続されて、ディ
ジタル化ディスプレイの面に対する同軸導体アセンブリ
の傾斜方向値を測定する。このように、放射ピックアッ
プスタイラスの傾斜方向は改良された方法で測定するこ
とができる。
【0015】さらに本発明によって、同軸導体アセンブ
リは、スタイラスとディジタル化ディスプレイとの明確
な接触を検出するために圧力変換器を使用する接触検出
機構内に取り付けられる。機械的接触が接触検出機構に
よって検出される場合に球形端子電極と第2の中空円筒
形導体によって検出される相対信号強度の較正調整によ
って、ディジタル化ディスプレイの面に対する他の位置
でのスタイラスのチップ位置と傾斜方向の測定が正確に
実行できる。
【0016】また、本発明の一つの態様(請求項1に対
応)は、傾斜方向感度を有するディジタル化ディスプレ
イ用放射ピックアップスタイラスであって、同軸導体ア
センブリを機械的に支持するための中空チップ部分を有
するスタイラスハウジングと、ディジタル化ディスプレ
イに対する前記ハウジングの傾斜を測定するための、中
空円筒形導体によって包囲される中央導体を有する前記
ハウジングの前記チップに取り付けられる前記同軸導体
アセンブリと、を有し、前記同軸導体アセンブリは、前
記中央導体の端部に取り付けられ且つ前記中空円筒形導
体に対し離間関係にあるとともに、前記ハウジングの前
記ディジタル化ディスプレイからの距離を測定するため
の球形端子電極をさらに有し、前記スタイラスハウジン
グの前記中空チップ部分は、前記同軸導体アセンブリを
収容するエンベロープ部分を有する、前記ディジタル化
ディスプレイに機械的に接触するための機械的接触セン
サをさらに有し、前記機械的接触センサと、前記球形端
子電極と、前記中空円筒形導体とに接続される、前記傾
斜測定と前記距離測定を較正するための較正手段を有す
る。
【0017】さらに、本発明の別の一態様(請求項2に
対応)は、傾斜方向感度を有するディジタル化ディスプ
レイ用放射ピックアップスタイラスを備えたデータ処理
システムであって、前記スタイラスは同軸導体アセンブ
リを有するスタイラスハウジングを有し、前記同軸導体
アセンブリは、電磁信号を放射するディジタル化ディス
プレイからの距離を検出器によって測定するための球形
端子電極と、前記ディジタル化ディスプレイの面に対し
て前記同軸導体アセンブリの傾斜方向値を前記検出器に
よって測定するための中空円筒形導体と、を有し、前記
スタイラスハウジングは、前記同軸導体アセンブリを収
容するエンベロープ部分を有する、前記ディジタル化デ
ィスプレイに機械的に接触するための機械的接触センサ
をさらに有する、前記データ処理システムにおいて、第
1の放射ピックアップ信号強度を前記球形端子電極で測
定する一方、前記ディジタル化ディスプレイを前記接触
センサの前記エンベロープ部分に機械的に接触させる工
程と、第2の放射ピックアップ信号強度を前記円筒形導
体で測定する一方、前記ディジタル化ディスプレイに対
する前記スタイラスハウジングの所定の傾斜方向を維持
する工程と、前記第1及び第2の放射ピックアップ信号
強度に応答して前記放射フィールド検出器を調整する工
程と、を有するスタイラスの較正方法である。
【0018】また、本発明の別の一態様(請求項3に対
応)は、傾斜方向感度を有するディジタル化ディスプレ
イ用放射ピックアップスタイラスであって、同軸導体ア
センブリを機械的に支持するための中空チップ部分を有
するスタイラスハウジングを有し、外部円筒形表面を備
えた絶縁スリーブによって包囲される中央導体を有する
前記ハウジングの前記チップに取り付けられる前記同軸
導体アセンブリを有し、前記中央導体は前記スリーブの
終端面を越えて軸方向に延出する端部を有し、前記同軸
導体アセンブリは前記絶縁スリーブの前記外部表面に支
持され且つ基準電位に電気接続される第1の中空円筒形
導体部分を有し、前記同軸導体アセンブリは、前記第1
の中空円筒形導体と離間した関係にある前記絶縁スリー
ブの前記外部表面に支持され且つ前記第1の中空円筒形
導体よりも前記スリーブの前記終端面により近接した第
2の中空円筒形導体をさらに有し、前記同軸導体アセン
ブリは、前記中央導体の前記端部に取り付けられ且つ前
記第2の中空円筒形導体と離間した関係にある球形端子
電極をさらに有し、前記第2の中空円筒形導体は前記基
準電位に接続され、前記球形端子電極は第1の検出状態
で放射フィールド検出器に接続されて、電磁信号を放射
するディジタル化ディスプレイの面からの前記球形端子
電極の第1の距離を測定し、前記第2の中空円筒形導体
は前記放射フィールド検出器に接続され、前記球形端子
電極は第2の検出状態の前記基準電位に接続されて、前
記ディジタル化ディスプレイの面に対する前記同軸導体
アセンブリの傾斜方向値を測定する、ディジタル化ディ
スプレイ用放射ピックアップスタイラスである。
【0019】また、本発明の別の一態様は、請求項3記
載の本発明において、前記電磁信号を放射するための埋
設された複数の放射電極を有するディジタル化ディスプ
レイと、大きさWの周期的離間距離を有する前記放射電
極と、前記値Wよりも小さく又はほぼ等しい直径値を有
する前記球形端子電極と、前記値Wよりも小さく又はほ
ぼ等しい直径値を有する前記第2の中空円筒形導体と、
をさらに有する傾斜方向感度を有するディジタル化ディ
スプレイ用放射ピックアップスタイラスである。
【0020】また、本発明の別の一態様は、請求項3記
載の本発明において、前記同軸導体アセンブリを収容す
るエンベロープ部分を有する、前記ディジタル化ディス
プレイに機械的に接触するための機械的接触センサをさ
らに有する、前記スタイラスハウジングの前記中空チッ
プ部分と、前記機械的接触センサと、前記球形端子電極
と、前記第2の中空円筒形導体とに結合される、前記第
1の検出状態と前記第2の検出状態を較正するための較
正手段と、をさらに有する傾斜方向感度を有するディジ
タル化ディスプレイ用放射ピックアップスタイラスであ
る。
【0021】また、本発明の別の一態様(請求項6に対
応)は、データ処理システムにおける、傾斜方向感度を
有するディジタル化ディスプレイ用放射ピックアップス
タイラスであって、同軸導体アセンブリを有するスタイ
ラスハウジングと、外部円筒形表面を備えた絶縁スリー
ブによって包囲される中央導体を有する前記ハウジング
のチップに取り付けられる前記同軸導体アセンブリと、
を有し、前記同軸導体アセンブリは、前記絶縁スリーブ
の前記外部表面に支持される中空円筒形導体部分と、前
記中央導体の前記端部に取り付けられ且つ前記中空円筒
形導体に対し離間した関係にある球形端子電極と、をさ
らに有し、前記中空円筒形導体は前記基準電位に接続さ
れ、前記球形端子電極は第1の検出状態にある放射フィ
ールド検出器に接続されて、電磁信号を放射するディジ
タル化ディスプレイからの前記球形端子電極の第1の距
離を測定し、前記中空円筒形導体は前記放射フィールド
検出器に接続され、前記球形端子電極は第2の検出状態
にある前記基準電位に接続されて、前記ディジタル化デ
ィスプレイの面に対する前記同軸導体アセンブリの傾斜
方向値を測定する、データ処理システムにおけるディジ
タル化ディスプレイ用放射ピックアップスタイラスであ
る。
【0022】また、本発明の別の一態様は、請求項6記
載の本発明において、前記同軸導体アセンブリを収容す
るエンベロープ部分を有する、前記ディジタル化ディス
プレイに機械的に接触するための機械的接触センサをさ
らに有する前記スタイラスハウジングの前記中空チップ
部分と、前記機械的接触センサと、前記球形端子電極
と、前記中空円筒形導体と、に結合される、前記第1の
検出状態と前記第2の検出状態を較正するための較正手
段と、をさらに有する傾斜方向感度を有するディジタル
化ディスプレイ用放射ピックアップスタイラスである。
【0023】また、本発明の別の一態様は、請求項6記
載の本発明において、前記電磁信号を放射するための埋
設された複数の放射電極を有するディジタル化ディスプ
レイと、大きさWの周期的離間距離を有する前記放射電
極と、前記値Wよりも小さく又はほぼ等しい直径値を有
する前記球形端子電極と、前記値Wよりも小さく又はほ
ぼ等しい直径値を有する前記中空円筒形導体と、をさら
に有する傾斜方向感度を有するディジタル化ディスプレ
イ用放射ピックアップスタイラスである。
【0024】本発明のさらに別の一態様(請求項9に対
応)は、傾斜方向感度を有するディジタル化ディスプレ
イ用放射ピックアップスタイラスを有するデータ処理シ
ステムにおいて、前記スタイラスは同軸導体アセンブリ
を有するスタイラスハウジングを有し、前記同軸導体ア
センブリは、基準電位に選択的に接続される中空円筒形
導体と、第1の検出状態にある放射フィールド検出器に
接続される球形端子電極と、を有し、電磁信号を放射す
るディジタル化ディスプレイからの前記球形端子電極の
第1の距離を測定し、前記中空円筒形導体は前記放射フ
ィールド検出器に選択的に接続され、前記球形端子電極
は第2の検出状態にある前記基準電位に接続されて、前
記ディジタル化ディスプレイの面に対する前記同軸導体
アセンブリの傾斜方向値を測定し、前記スタイラスハウ
ジングは、前記同軸導体アセンブリを収容するエンベロ
ープ部分を有する、前記ディジタル化ディスプレイに機
械的に接触するための機械的接触センサをさらに有す
る、前記データ処理システムにおいて、前記第1の状態
の第1の放射ピックアップ信号強度を測定するととも
に、前記ディジタル化ディスプレイを前記接触センサの
前記エンベロープ部分に機械的に接触させる工程と、前
記第2の状態の第2の放射ピックアップ信号強度を測定
するとともに、前記ディジタル化ディスプレイに対して
前記スタイラスハウジングの所定の傾斜方向を維持する
工程と、前記第1と第2の放射ピックアップ信号強度に
応答して前記放射フィールド検出器を調整する工程と、
を有するディジタル化ディスプレイ用放射ピックアップ
スタイラスを有するデータ処理システムにおける中空円
筒形導体と球形端子電極の第1と第2の検出状態の較正
方法である。
【0025】また、本発明の別の一態様は、請求項9記
載の本発明において、前記ディジタル化ディスプレイ
は、前記電磁信号を放射するために埋設され且つ大きさ
Wの周期的離間距離を有する複数の放射電極からの前記
信号を放射し、前記球形端子電極は、前記値Wよりも小
さい又はほぼ等しい直径値を有する前記放射信号を検出
し、前記中空円筒形導体は、前記値Wよりも小さい又は
ほぼ等しい直径値を有する前記放射信号を検出すること
を有する、中空円筒形導体と球形端子電極の第1と第2
の検出状態の較正方法である。
【0026】
【実施例】図1は遠隔装置のディジタル化ディスプレイ
への通信のための構成の全体構成図である。ここに説明
されているディジタル化ディスプレイは、前記従来技術
のUSP5007085、USP4764885、及び
USP4686332において詳細に説明されている。
【0027】図2には、パーソナルコンピュータ72、
ディジタル化ディスプレイ又はワークパッドタブレット
22、及びスタイラス20を有するペンベースコンピュ
ータシステムが示されている。パーソナルコンピュータ
72は、システムバスによって中央処理装置(CP
U)、キーボード、ディスプレイモニタ、ディスクドラ
イブバルク記憶装置、ローカルエリアネットワーク(L
AN)アダプタ、及びタブレット22に接続されるメモ
リを有する。パーソナルコンピュータ72のメモリは、
オペレーティングシステムプログラム、デバイスドライ
バプログラム及びアプリケーションプログラムを記憶
し、これらプログラムはCPUで実行される実行可能な
指示のシーケンスである。パーソナルコンピュータ72
のLANアダプタは、パーソナルコンピュータ72を他
のコンピュータ及び他のネットワークに接続することの
できるローカルエリアネットワーク(LAN)に接続し
ている。スタイラス20は、周波数変調無線信号、振幅
変調無線信号、変調光学信号、又は赤外線信号であり得
る電磁リンクによってタブレット22と通信する。
【0028】図1に示される構造は2つの主要部分に分
割される。第1の部分はスタイラス20であり、第2の
部分はタブレット又はディジタル化ディスプレイ22で
ある。スタイラス20は、例えば、機械的接触検出ブラ
ンチとしてのブランチ24であり得る第1のブランチを
含む。第2のブランチは、例えば位置検出ブランチとし
てのブランチ26であり得る。
【0029】接触検出ブランチ24は圧力検出器38を
有し、これは図3と図4に詳細に示されている。圧力検
出器38には、圧力検出器回路42に接続される出力を
有する信号増幅器40が接続されている。圧力検出器4
2の出力はアナログ・ディジタル変換器44に進み、ア
ナログ・ディジタル変換器44は、圧力検出機構38に
よって図1の静電タブレット54の前面に付加される圧
力を表示するディジタル数を出力する。アナログ・ディ
ジタル変換器44の出力はさらに、マルチプレクサ36
の第1の入力に付加される。
【0030】図3と図4には、スタイラス20が示され
ており、特に、機械的接触機構38の詳細が示されてい
る。圧力変換器10は、例えば、Interlink Electronic
s (米国カリフォルニア州、サンタバーバラ)によって
製造されているような力感知抵抗(FSR)変換器材料
から成る層を有する。このような材料は、その表面に力
が付加されることによって圧縮されると、その抵抗を変
化させる。プリント回路板11上の電導電極は、完全な
回路がFSR変換器レイヤ10によってプリント回路板
11上の各導体間で形成されるように、FSR変換器レ
イヤ10の表面の別の部分に接触する。プリント回路板
11上の電極は変換器10に押圧されて、電気回路が完
成される。
【0031】図1に示される演算増幅器40がオンにな
り、但しスタイラス20がまだ使用状態にならない場
合、電圧はスタイラス端子と導電電極11を介してFS
R変換器10を横切って印加されることになる。次に、
スタイラス20のチップ4がタブレット面54に対し押
圧されると、FSR変換器レイヤ10は2つの対向部品
の各表面間で圧縮される。第1の部品はスタイラスチッ
プ4として変位可能であり、これは圧力がスタイラスチ
ップ4上に加えられるとわずかに変位される。圧縮機構
の他の部品は固定であり、図3と図4に示されるハウジ
ング2によって所定位置に保持されるプリント回路板1
1である。FSR変換器レイヤ10が圧縮されると、そ
の電気抵抗は、電流及び電圧の少なくとも一方の変化が
演算増幅器40に接続される出力において生じられるよ
うに変化する。この変化を用いて圧力検出器42をトリ
ガすることによって、圧力感知データを獲得する。さら
に図3と図4のスタイラス20の中空チップ4内には、
図1に示されるピックアップアンテナ29が含まれ、こ
のピックアップアンテナ29はタブレット54の放射電
極56と58に放射により接続されている。
【0032】上記で引用されているUSP511707
1に記載されるアンテナデバイス29は位置検出ブラン
チ26にあって、静電タブレット54の導体56と58
から放射される電磁信号をピックアップする。アンテナ
29の出力は増幅器30を介して信号強度検出器32に
接続されている。信号強度検出器32の出力は次にアナ
ログ・ディジタル変換器34に入力される。アナログ・
ディジタル変換器34への出力は、静電タブレット54
の導体56と58から放射された信号に対してアンテナ
29によって検出される信号強度のディジタル表示であ
る。静電タブレット54から放射された信号は、先の関
連技術としてのUSP4686332に説明されている
ように、アンテナ29によって検出されると位置情報を
表現する。
【0033】信号強度検出器32の出力はアナログ・デ
ィジタル変換器34に入力され、アナログ・ディジタル
変換器34はさらに、マルチプレクサ36への第2の入
力に対する数として、静電タブレット54上のスタイラ
ス20の相対位置のディジタル表現を出力する。
【0034】マルチプレクサ36は、図5に示される概
略図ではマルチプレクサ36’として示されている。そ
こでは、マルチプレクサ36又は36’は図6に示され
るようなデータフレームに多数の時分割シーケンスを生
成し、それらが送信器46に入力されていることが理解
できる。マルチプレクサはデータストリームのオーダ及
び内容を変更するように制御可能である。図1に戻っ
て、圧力検出器A/D変換器44と位置検出A/D変換
器34から交互に出力される多数の多重化データストリ
ームは周波数シフトキー(FSK)送信器46に入力さ
れる。送信器46の出力はさらに、スタイラス20内の
アンテナ48に入力される。スタイラス20は次に、圧
力検出機構38上の印加圧力を含む情報とアンテナ装置
29からのX−Y位置情報を放射する。このデータスト
リームはアンテナ48から放射され、本発明に従ってタ
ブレット又はディジタル化ディスプレイ22の埋設アン
テナ62によって検出される。
【0035】図3と図4にはさらに、チップハウジング
4内の球形の端子電極29に対し離間した関係で示され
ている中空の円筒形導体86が示されている。円筒形導
体86はチップスイッチ88に電気接続され、チップス
イッチ88はさらに球形電極チップ29から電気接続さ
れる。チップスイッチ88の出力はさらに増幅器30の
入力に接続されている。本発明によると、球形チップ2
9と円筒形導体86による放射検出の選択された組み合
わせによって、チップスイッチ88を介して切り換えら
れるように、ディジタル化ディスプレイ54の面に対し
てスタイラス20に対するリニア変位測定及び相対傾斜
方向の測定がともに実行される。
【0036】図5には、図1のマルチプレクサ36と置
換可能なマルチプレクサ36’が示されている。図5に
示されるマルチプレクサ36’は、そこに接続される4
つの入力装置、即ち、圧力検出器42、信号強度検出器
32、パーソナル識別番号記憶装置104、及びRAM
106、を有する。圧力検出器42はスタイラス20の
チップ4から入力された印加圧力信号をアナログ・ディ
ジタル変換器44に転送し、アナログ・ディジタル変換
器44は入力A上で印加圧力のディジタル表示をマルチ
プレクサ36’へ出力する。信号強度検出器32はX−
Y関連位置情報とZ分離情報をアンテナ29から受信
し、それをアナログ・ディジタル変換器34に入力す
る。変換器34は、X−Y位置情報とZ分離情報のディ
ジタル表示を入力Bを介してマルチプレクサ36’に出
力する。信号強度検出器32はその信号を増幅器30か
ら受信し、増幅器30はさらにチップスイッチ88の出
力からその信号を受信する。チップスイッチ88は図1
0に示されるように、アンテナ球形電極29と円筒形導
体86の両者に接続されている。図5の信号強度検出器
はX−Y関連位置情報とZ分離情報を円筒形導体86か
ら受信し、それをアナログ・ディジタル変換器34に入
力する。変換器34は、マルチプレクサ36’へ入力B
を介して、ディジタル化ディスプレイ54の面に対する
円筒形導体86のX−Y位置及びZ分離のディジタル表
示を出力する。円筒形導体86と、もしくは球形端子2
9が増幅器30に接続されるかは、スイッチ88によっ
て決定される検出状態の機能である。マルチプレクサ3
6’からチップスイッチ88への出力Jは、球形端末素
子29もしくは円筒形導体素子86を増幅器30に接続
することの選択的スイッチングを行なう。個人識別番号
記憶装置104は、読み出し専用記憶装置、又は識別デ
ィジタル番号を入力C上でマルチプレクサ36’に対し
出力する書き込み可能EPROMでもよい。RAM10
6は、ディジタル情報として入力D上でマルチプレクサ
36’へ出力される情報を記憶することができる。
【0037】図6は、図5のマルチプレクサ36’から
スタイラス20のアンテナ48で送信用の送信器46に
対し出力される多重化データストリームの波形図を示
す。図6の波形図には、第1の時間フレーム中の多重化
出力A1、B、C1及びD1が示され、これらは図5の
マルチプレクサ36’に対してラインA、B、C及びD
にわたってそれぞれ出力される。図6の波形図はさら
に、データワードA2、B * 、C2及びD2の同様なシ
ーケンスが図5の入力A、B、C及びD上にそれぞれ出
力される際の第2の時間フレームを示す。
【0038】ディジタル化ディスプレイ22は、例え
ば、ペンベースコンピュータシステムに接続される従来
のディスプレイモニタ又はワークパッド上に重畳される
透明なオーバレイであってもよい。オーバレイには、例
えば、埋設アンテナ62が設けられていることもある。
あるいは、アンテナ62は透明なオーバレイに近似した
ものであってもよいが、但し、スタイラス20のアンテ
ナ48から転送される多重化データストリームの検出を
可能にするために十分に近く設けられる。
【0039】スタイラス20はアンテナ48によって圧
力検出器38とX−Y検出器29からディジタル化ディ
スプレイ22のアンテナ62に情報を伝送する。ディジ
タル化ディスプレイ22のアンテナ62は、増幅器62
を介してFSK受信器66に接続されている。受信器6
6の出力は次にマイクロプロセッサ68に入力される。
マイクロプロセッサ68は、例えば、スタイラス20の
検出器38によって検出される接触圧力を表示する個々
の数と、これとは別に、静電タブレット54に対するス
タイラスのX−Y位置の所在を表示する数を取り出すこ
とができる。これら数値はさらにマイクロプロセッサ6
8によってペンベースコンピュータシステム72に転送
される。
【0040】さらに、スタイラス20は送信/受信スイ
ッチ50を有し、該スイッチ50はアンテナ48をFS
K送信器46又はスタイラス20のFSK受信器52に
接続する。受信器52がアンテナ48に接続されている
と、スタイラス20はディジタル化ディスプレイ22の
アンテナ62から放射される電磁信号の形式の情報を受
信することができる。この動作モードにおいて、FSK
送信器70はマイクロプロセッサ68から増幅器72に
ディジタル情報を転送し、増幅器72はディジタル化デ
ィスプレイ22のアンテナ62にそのディジタル情報を
入力する。マイクロプロセッサ68からのディジタル情
報を含むアンテナ62からの放射電磁信号は、スタイラ
ス20のアンテナ48に放射される。アンテナ48はさ
らに送信/受信スイッチ50を介してFSK受信器52
に接続され、受信器52は受信されたディジタル情報を
ディジタル化ディスプレイ22からマルチプレクサ36
に入力する。マルチプレクサ36はさらにそのディジタ
ル情報を、例えば、スタイラス20の記憶装置76、又
は図5のRAM106に入力する。このようにして、デ
ィジタル情報はタブレット又はディジタル化ディスプレ
イ22から転送されて、スタイラス20に受信され且つ
そこに記憶することができる。
【0041】図3と図4に示されるスタイラス20の側
部断面図には、圧力接触部分38の機械部品が詳細に示
されている。スタイラス20は、チップ4が静電タブレ
ット54と機械的に接触状態である場合、及びそうでな
い場合を正確に判断するように設計されている。しかし
ながら、チップ接触部分38はさらに幾つかの圧力の中
間状態を出力することができる。例えば、スタイラス2
0の接触部分38は、圧力の4個のバイナリビットによ
って表現される16種のレベルを出力することができ
る。16種の圧力レベルを、描画のシェーディング(陰
影付け)、カーソルの移動を早くしたり遅くしたりする
こと、太線及び細線を描画すること、及びその他の描画
応用に対して使用することができる。図3と図4に示さ
れるスタイラス20の構成によって、30グラム乃至3
00グラムの力の範囲を検出するためにハウジング2内
でプローブチップ4を長手方向に非常にわずかに変位す
ることができる。スタイラス20は、前記Interlink 社
製造による力感知レジスタとしての変換材料を使用する
ことができる。
【0042】図3に示される接触部分38の設計によっ
て、低圧の検出を防止することになる摩擦が除去され
る。これによってまた、スタイラスはその非接触状態に
戻ってリラックスすることができ、チップ4がディスプ
レイ54の表面からちょうど離れるのを検出する際の読
み取りの混同を避けることができる。図3に示される設
計によると、また、力感知レジスタ10の動的範囲(ダ
イナミックレンジ)が最大化されるように力感知レジス
タ10には非常に低いプレロード(予荷重)圧力が印加
される。さらに、図3に示される接触部分38の設計は
軸方向又は長手方向よりはむしろ横方向の力の検出を最
小限にする。
【0043】図3のチップ4は、上記関連技術のUSP
5117071に記載されているように、静電センサ2
9のボールを保持するブラス(黄銅)シャフトとコーン
3との間に自在に浮動する。ブッシュ8と9は摩擦を最
小限にするテトラフルオロエチレンから形成される。
【0044】ガスケット6は、最小量のプレロード圧力
を設定するように非常に低いジュロメーター(硬度)ゴ
ムから作られている。少しのプレロード圧力もないと、
チップ4はコーン3内部で周辺を移動し、スタイラス2
0が移動され、回転され、振動され且つ傾斜されると、
誤った読み取りを生成する。しかしながら、ガスケット
6が硬すぎると、結果として、弱い力を検出するスタイ
ラスの感度を低減させてスタイラスの動的範囲を縮小す
ることになる。
【0045】チップ4はハウジング2の軸線に沿って軸
方向の力を検出する。ペンチップ4は、前記USP51
17071と図4に示されているように、X−Y位置決
定に使用される静電感知素子29を含む。力感知レジス
タ11はメンブレンスイッチ装置に使用される種類のも
のである。力感知レジスタ11は、力感知レジスタ11
に適度に接触するのに使用される小円形プリント回路板
10に近接する。
【0046】力感知レジスタ11は、チップによってそ
こに印加される圧力によって決まる種々の抵抗値を生成
する。力感知レジスタ11は、例えば、1.4ボルトの
基準電圧源によってバイアスされ得るので、そのため、
装置を横切る差動電圧は演算増幅器40によって増幅す
ることができる。出力電圧を調整して、静電ピックアッ
プ装置29に対する増幅器30のX−Y位置決めの範囲
に対して出力電圧を整合することができる。このよう
に、共通のアナログ・ディジタル変換回路は、圧力検出
器42によって出力される圧力と、図1の信号強度検出
器32によって出力された信号強度をともにディジタル
化するために使用することもできる。このような代替実
施例では、1個のアナログ・ディジタル変換器を備えた
圧力検出器42と信号検出器32との適切な切り換え
は、共通のアナログ・ディジタル変換器へ入力されるア
ナログ信号のアナログ多重化を実行するために行なわれ
ることがある。図3の符号8は、スタイラス20のチュ
ービング(管材)2に取り付けられるコーン3と同心円
的配列状態にチップ4を維持するためのブッシュであ
る。図3に示されるセパレータ5は、圧力検出電気回路
42をスタイラス20の信号強度検出電気回路32から
分離するために使用することができる。図3と図4に示
されるスタイラス20のチップ4とは反対側の端部7
は、光学文字認識のための光学入力、又はバーコード検
出のための光学入力、を光学的に保持することができ
る。あるいは、端部7は視覚出力をユーザに提示する液
晶ディスプレイを保持することができる。
【0047】本発明の別の実施例では、記憶装置76は
図5の104などの読み出し専用記憶装置でもよく、こ
れは個人識別番号、パスワード、その他のセキュリティ
情報を記憶し、これらはペンベースコンピュータ72に
おける処理のためにスタイラス20からディジタル化デ
ィスプレイ22に転送することができ、スタイラス又は
スタイラスのユーザを検査することになる。
【0048】図7は、タブレット又はディジタル化ディ
スプレイ22と対応付けられるピックアップスタイラス
20のワークパッド実施例の詳細図である。図8はワー
クパッド22の側面図である。図7と図8はワークパッ
ド22のハウジング内の埋設アンテナ62の相対配置を
示している。横方向及び縦方向の導体56と58を備え
た静電タブレット54がアンテナ62に対してどのよう
に位置されるかが理解できる。ワイヤ74はワークパッ
ド22をペンベースコンピュータシステムに接続する。
【0049】図9はスタイラスに対するチップ38の側
部断面図であり、特に同軸導体アセンブリの構成を示し
ている。図10は同軸導体アセンブリの側面図を示し、
チップスイッチ88に対する電気接続を示している。デ
ィジタル化ディスプレイ54に対する放射ピックアップ
スタイラス20には、本発明による傾斜方向感度機能が
備えられている。スタイラスハウジング20は、図9に
示される同軸導体アセンブリ75を機械的に支持するた
めの中空のチップ部分38を有する。
【0050】ハウジング20のチップ38に取り付けら
れる同軸導体アセンブリ75は、外部円筒形表面を備え
た絶縁スリーブ82によって包囲される中央導体80を
有する。中央導体80は、スリーブ82の終端面85を
越えて軸方向に延出する端部を有する。同軸導体アセン
ブリ75は、絶縁スリーブ82の外部表面に支持され、
且つ図10に示されるようにアース電位としての基準電
圧に電気接続される第1の中空円筒形導体84を有す
る。同軸導体アセンブリ75は、第1の中空円筒形導体
84に対する離間関係において、図9に示されるような
絶縁スリーブ82の外部表面に支持される第2の中空円
筒形導体86をさらに有する。2つの導体間のスペース
は図9のGとして示され、例えば、0.005インチ
(0.127mm)の値を有することになる。円筒形絶
縁スリーブの直径は、例えば、0.062インチ(1.
5728mm)であり、同軸導体84と同軸導体86の
壁厚は例えば、0.006インチ(0.1524mm)
である。
【0051】第2の中空円筒形導体86は、第1の中空
円筒形導体84よりもスリーブ82の終端面85により
近接して位置される。同軸導体アセンブリ75は、中央
導体80の端部に取り付けられ且つ第2の中空円筒形導
体86に対して離間した関係の球形端子電極29を有す
る。第2の導体86の端部近位から電極29の球形面の
最近接部分までの距離Lは例えば、0.045インチ
(1.143mm)である。第2の中空円筒形導体86
の軸方向の長さは例えば、0.050インチ(1.27
mm)である。球形端子電極29の球部の半径は例え
ば、0.031インチ(0.7874mm)である。タ
ブレット又はディジタル化ディスプレイの隣接する電極
56間の離間距離Wは本実施例では、0.125インチ
(3.175mm)である。
【0052】本発明に従って、2つの測定状態は同軸導
体アセンブリ75に対して提供することができる。第1
の測定状態は、球形端子電極がディジタル化ディスプレ
イ54からの放射された電磁信号を検出することを可能
にすることによって、チップ38の第1の位置を設定す
る。第2の状態では、第2の中空円筒形導体86を用い
てディジタル化ディスプレイ54の面からの相対距離を
測定して、スタイラス20の傾斜方向の測定を行なう。
【0053】本発明によると、第1の検出状態では、図
10に示されるチップスイッチ88について、円筒形電
極86のスイッチ電極90はアース電位94に接続さ
れ、一方、球形端子電極29はスイッチ素子92を介し
て検出増幅器30端子96に接続される。球形電極29
はこのように、タブレット又はディジタル化ディスプレ
イ54から放射される電磁信号のピックアップアンテナ
としての働きをする。この第1の検出状態では、第2の
中空円筒形導体86は基準アース電位に接続され、球形
端子電極29は放射フィールド検出器30に接続されて
いることによって、電磁信号を放射するディジタル化デ
ィスプレイ54の面からの球形端子電極の第1の距離H
を測定する。
【0054】さらに本発明によると、第2の検出状態で
は、球形端子電極29は図10に示されるようにスイッ
チ素子92から端子98を介してアース電位に接続さ
れ、これに対応して円筒形導体86はスイッチ素子90
を介して端子96に接続され、端子96は検出増幅器3
0に接続される。このようにして、円筒形導体86の重
心は、ディジタル化ディスプレイ54から放射されてい
る電磁信号に対して、電極86を原因とする位置の電荷
中心としての働きをする。この第2の検出状態では、第
2の中空円筒形導体86は放射フィールド検出器30に
接続され、球形端子電極29は基準アース電位に接続さ
れて、ディジタル化ディスプレイ54の面に対する同軸
導体アセンブリの傾斜方向値を測定する。このようにし
て、ディジタル化ディスプレイ54の面に対するスタイ
ラス20の傾斜方向を測定するための改良技術が提供さ
れる。
【0055】圧力検出器42によって提供される機械的
接触情報で同軸導体アセンブリを較正することによっ
て、正確な位置座標と傾斜方向値がディジタル化ディス
プレイ54の面に対する他の位置と他の方向でのスタイ
ラスに対して測定可能である。
【0056】図3はスタイラス20の断面図を示し、特
にディジタル化ディスプレイ54に近接して位置される
チップ38を示している。図4は図3のアセンブリをさ
らに詳細に示した図であり、特にスイッチ88に接続さ
れる球形アンテナ29とさらにスイッチ88に接続され
る円筒形アンテナ86の組み合わせを示している。スイ
ッチ88の出力が増幅器30の入力に接続されているこ
とは理解できる。
【0057】図6は時間T1前の第1の時間フレームの
際に転送される情報パケットA1、B、C1及びD1の
多重化シーケンスを示すタイミング図である。パケット
Bはチップスイッチ88の事前設定によって球形アンテ
ナ29から生じる。時間T1では、信号Jは受信器52
で受信されて、マルチプレクサ36’を介してチップス
イッチ88に送られ、円筒形アンテナ86が接続される
ようにその状態を切り換える。図6の時間T2の後に、
ディジタルパケットの第2のフレームは送信器46によ
ってA2、B* 、C2及びD2のシーケンスで転送され
る。B*はチップスイッチ88を介して円筒形アンテナ
86から受信される測定情報である。
【0058】図9はディジタル化ディスプレイ54を断
面図によって示し、ディジタル化ディスプレイ54に埋
設された5本の放射ライン56、即ち、ラインL1、L
2、L3、L4及びL5、があることが理解できる。例
えば、隣接するラインL4とL5との間の相互離間距離
は大きさWである。ここに示される本実施例のライン5
6では、大きさWは0.125インチ(3.175m
m)であり、それら放射線の周波数は40キロヘルツで
ある。
【0059】最適な結果を得るべく、球形端子29の直
径は大きさ離Wよりも小さい。円筒形導体86の直径は
さらに、最適結果を得るべく大きさWよりも小さくされ
る。
【0060】図11はある傾斜角度での通常使用の際の
スタイラス20の方向を示す。その傾斜角度は、ディジ
タル化ディスプレイ54の面に垂直であり且つ円筒形ハ
ウジング20の軸線を通る面上で、円筒形ハウジング2
0の軸とディジタル化ディスプレイ54の面との間の角
度として定義される。図11はさらに、図14に関連し
て述べられるように第1の較正段階の間のスタイラス2
0の一般的な方向を示している。
【0061】図12は、ディジタル化ディスプレイ54
の表面にその側面を下側に置いたスタイラス20の側部
断面図であり、これによってスタイラス20の円筒形軸
はディジタル化ディスプレイ54の面に対して実質的に
平行である。この方向は図14に関連して後述されるよ
うに第2の較正段階に対応する。
【0062】図13は、スタイラスの較正値を設定する
ための別の配置を示し、特にディジタル化ディスプレイ
54の面に垂直に取り付けられる垂直ピラー55に対し
端部38のチップ4を押し当てた状態を示している。
【0063】図14は、図1のマイクロプロセッサ6
8、又はマイクロプロセッサ68に接続される図2のペ
ンベースパーソナルコンピュータ72で実行するコンピ
ュータプログラムにおいて実行可能な演算ステップのシ
ーケンスのフローダイアグラムである。図14は、スタ
イラス20の較正方法を示し、位置座標X0、Y0、Z
0、及びディジタル化ディスプレイ54の面に対する傾
斜角度Tの較正をともに可能にする。
【0064】図14のフローダイアグラムにある較正方
法はステップ200から始まり、球形29の較正を開始
する。ステップ202では、おそらくパーソナルコンピ
ュータ72のキーボードから警告信号をユーザに入力さ
せ、較正段階1を開始する。さらにステップ204で
は、図11に示されるように、座標X0、Y0、Z0を
有するディジタル化ディスプレイ上の所定の位置におい
て、ユーザにチップ4をディジタル化ディスプレイ54
上に接触させる。
【0065】チップ4はディジタル化ディスプレイ54
と機械的に接触状態にあるので、圧力検出器42とアナ
ログ・ディジタル変換器44は信号Aをマルチプレクサ
36’に出力し、マルチプレクサ36’はそれを送信器
46とアンテナ48を介して静電タブレット22のデー
タアンテナ62に転送する。ステップ206では、圧力
変換器10からA出力を受信する。さらに、応答して、
ステップ207は、データアンテナ62とタブレット2
2から、スタイラス20のアンテナ48と受信器52へ
の転送によってJ信号をスイッチ88に送信する。J信
号はマルチプレクサ36’を通過してチップスイッチ8
8に進み、球形29を増幅器30に接続するように設定
する。
【0066】さらに図14のステップ208では、図1
1に示されるような球形29の重心に対する測定位置X
1、Y1、Z1である、球形29からのB出力を記録す
る。この情報はアンテナ48を介してタブレット22の
データアンテナに転送され、マイクロプロセッサ68に
受信され、さらにペンベースコンピュータシステム72
に送ることができる。さらに、ステップ210では、球
形29に対する位置修正の計算が実行される。デルタ
(delta)X1の値は、X座標に沿った位置でのエラーで
あり、デルタY1の値はY座標に沿った位置のエラーで
あり、また、デルタZ1の値は、所定位置X0、Y0、
Z0に対する球形アンテナ29に対するZ座標に沿った
位置でのエラーである。
【0067】Delta X1 = X1 − X0 Delta Y1 = Y1 − Y0 Delta Z1 = Z1 − Z0
【0068】さらにステップ212では、図12に示さ
れるように、ユーザはディスプレイ54の上面にスタイ
ラス20をその側面が下側になるように置く。これは、
スタイラス20の円筒形ハウジングの円筒形軸をディジ
タル化ディスプレイ54の面に対し平行に置くことにな
る。さらにステップ214では、ユーザは、例えば、パ
ーソナルコンピュータ72のキーボードを介して第2の
警告信号を入力し、これは較正段階2を意味する。さら
に図14のステップ215では、ステップ214でユー
ザが警告信号を入力した後、J信号がタブレット22の
データアンテナ62からスタイラス20に転送されて、
マルチプレクサ36’を通過してチップスイッチ88に
進み、球形29を増幅器30に接続する第1の状態にチ
ップスイッチを切り換える。このステップは、球形29
から増幅器30への適切な接続が較正段階2のシーケン
スの最初に維持されることを保証するために実行され
る。さらに、ステップ216では、球形29から出力さ
れたB信号が、球形29の重心の測定位置X2、Y2、
Z2に対して記録される。
【0069】さらにステップ218では、タブレット2
2のアンテナ62はJ信号をチップスイッチ88に転送
し、スイッチ88の状態を第2の状態に変更することに
よって、シリンダ86を増幅器30に接続する。さらに
ステップ220では、データパケットB*は円筒形アン
テナ86から出力されて、増幅器30とアナログ・ディ
ジタル変換器34、及びマルチプレクサ36’と送信器
46を介してタブレット22のデータアンテナ62に転
送される。出力B*は、シリンダ86の重心の測定位置
X3、Y3、Z3で円筒形アンテナ86に対して記録さ
れる。
【0070】さらに、ステップ222では、マイクロプ
ロセッサ68又はそれに接続されるパーソナルコンピュ
ータ72は、シリンダ86の電荷中心、一般にはその重
心、から、球形29の電荷中心、一般にはその重心、ま
での距離デルタDを計算する。この距離デルタDは以下
のように計算される。
【0071】 Delta D = √{(X3 - X2)2 + (Y3 - Y2)2
【0072】さらに、図14の較正プログラムはステッ
プ224に進み、マイクロプロセッサ68又はそれに接
続されるペンベースパーソナルコンピュータ72の何れ
かにおいて実行するメインプログラムに戻る。
【0073】ディジタル化ディスプレイ54に関連した
スタイラス20の通常動作の際に、チップ4の位置とデ
ィジタル化ディスプレイ54の面に対するスタイラス2
0の相対傾斜方向をともに測定することが望ましいとさ
れる場合、図15に示される演算ステップのシーケンス
が実行される。これらのステップは、マイクロプロセッ
サ68又はそれに接続されるペンベースパーソナルコン
ピュータ72の何れかに存在するコンピュータプログラ
ムの指示のシーケンスにおいて具体化される。
【0074】図15のフローダイアグラムはステップ2
30から始まり、傾斜機能を備えた通常のスタイラスの
使用を開始する。ステップ232では、図11に示され
るようにユーザはディスプレイ54の表面にチップ4を
タッチダウンさせる。ステップ234では、A信号は圧
力変換器10の圧力検出器42から受信される。さらに
ステップ234では、チップ4のタッチダウンからのA
信号の受信に応答して、J信号はタブレット22からス
タイラス20に送られてスイッチ88の状態を切り換え
ることによって、チップ位置測定のために増幅器30に
球形アンテナ29を接続させるようにする。またステッ
プ236では、Bデータパケットは球形アンテナ29か
ら出力されて、座標X4、Y4、Z4は球形アンテナ2
9の重心の測定位置に対して記録される。
【0075】これに応答して、ステップ238はタブレ
ット22からスタイラス20に対しJ信号を送信して、
チップスイッチ88の状態を切り換えることによって、
円筒形アンテナ86を増幅器30に接続させることがで
きる。さらにステップ240では、円筒形アンテナ86
から出力されたB*はタブレット22によってスタイラ
ス20から受信され、X5、Y5、Z5のシリンダ86
の重心の位置に対する座標は記録される。
【0076】さらに、図15のフローダイアグラムのス
テップ242はチップ4のチップ位置の計算を演算す
る。チップ位置座標はX6、Y6、Z6である。
【0077】X6 = X4 − delta X1 Y6 = Y4 − delta Y1 Z6 = Z4 − delta Z1
【0078】スタイラス20のチップ4の位置の演算
は、図14のフローダイアグラムで実行される較正ステ
ップによって決定されるように、チップの接触点に対し
て球形アンテナ29の重心のオフセットに対して修正さ
れている。
【0079】さらに図15のステップ244では、傾斜
角度Tはディジタル化ディスプレイ54の面に対するス
タイラス20の円筒軸の方向に対して計算される。傾斜
角度Tはディジタル化ディスプレイ54の面上にスタイ
ラスの円筒軸の水平投射から演算される。水平投射はデ
ルタHの絶対値を有する。
【0080】 Delta H = √{(X5 - X4)2 + (Y5 - Y4)2
【0081】さらに傾斜角度Tはディジタル化ディスプ
レイの面に円筒軸の投射のアークコサインとして計算さ
れ、図14の較正フローダイアグラムで計算されたよう
なシリンダの重心と球形の重心との間の演算距離の値デ
ルタDに対して選択される。傾斜角度Tの演算は以下の
通りである。
【0082】 T = ARCCOS(deltaH/deltaD)
【0083】ディジタル化ディスプレイ54の面上のチ
ップ4のタッチダウン地点の、及びX6、Y6、Z6の
座標に対するこれらの演算と、ディジタル化ディスプレ
イの面に対するスタイラスの円筒軸の傾斜角度Tの演算
は、その所期目的のためにペンベースコンピュータ72
のアプリケーションプログラムによって利用される。実
例のアプリケーションはシグニチャー検証、漢字塗装文
字等のカリグラフィの推論、及び、スタイラスの傾斜方
向が特定のアプリケーションに対して有意義である他の
アプリケーションに対して適用される。
【0084】
【発明の効果】本発明は上記のように構成されているの
で、ペンベースコンピュータシステムにおいてワークパ
ッドの表面に対しスタイラスの傾斜方向をより正確に検
出することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の全体構成図である。
【図2】ペンベースコンピュータシステムを示す図であ
る。
【図3】スタイラスによってディジタル化ディスプレイ
の表面に入力される圧力をピックアップするための圧力
感知機構をスタイラスの端部に有するスタイラスの一例
を示す機械上の側面図である。
【図4】図3のスタイラスの詳細な機械上の側面図であ
る。
【図5】多重化されて、スタイラスから対応付けられる
ディジタル化ディスプレイに埋設されたアンテナに転送
され得るディジタル情報の複数のソースの一例を示す概
略ブロック図である。
【図6】図5のマルチプレクサ36’から送信器46へ
の出力の波形図である。
【図7】ワークパッド22の上面図である。
【図8】ワークパッド22の側面図である。
【図9】傾斜方向感度を提供するための同軸導体アセン
ブリの機能を示す、スタイラス用のスタイラスチルト3
8の詳細断面図である。
【図10】スイッチ88を示す電気概略図を含む、同軸
導体アセンブリの側面図である。
【図11】通常使用の際のある傾斜角度におけるスタイ
ラス20の方向を示す図である。
【図12】ディジタル化ディスプレイ54の表面に側面
を下側に置いたスタイラス20の側部断面図である。
【図13】ディジタル化ディスプレイ54の平面に垂直
に取り付けられる垂直ピラー55に対して端部38のチ
ップ4を押し当てた状態を示す図である。
【図14】図1のマイクロプロセッサ68、又はマイク
ロプロセッサ68に接続される図2のペンベースパーソ
ナルコンピュータ72で実行するコンピュータプログラ
ムにおいて実行可能な演算ステップのシーケンスのフロ
ーダイアグラムである。
【図15】傾斜機能を備えた通常のスタイラスの使用を
開始するステップから始まる演算ステップのシーケンス
を示すフローダイアグラムである。
【符号の説明】
4 チップ 20 スタイラスハウジング 29 球形端子電極 54 ディジタル化ディスプレイ 75 同軸導体アセンブリ 80 中央導体 82 絶縁スリーブ 84 第1の中空円筒形導体 86 第2の中空円筒形導体
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 ガイ エフ. ヴェリエ アメリカ合衆国33486、フロリダ州ボカ ラトン、サウスウエスト サーティーンス アヴェニュー 54 (72)発明者 マイケル グレイ アメリカ合衆国21403、メリーランド州ア ナポリス、タイマン ドライヴ 503

Claims (10)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 傾斜方向感度を有するディジタル化ディ
    スプレイ用放射ピックアップスタイラスであって、 同軸導体アセンブリを機械的に支持するための中空チッ
    プ部分を有するスタイラスハウジングと、 ディジタル化ディスプレイに対する前記ハウジングの傾
    斜を測定するための、中空円筒形導体によって包囲され
    る中央導体を有する前記ハウジングの前記チップに取り
    付けられる前記同軸導体アセンブリと、を有し、 前記同軸導体アセンブリは、前記中央導体の端部に取り
    付けられ且つ前記中空円筒形導体に対し離間関係にある
    とともに、前記ハウジングの前記ディジタル化ディスプ
    レイからの距離を測定するための球形端子電極をさらに
    有し、 前記スタイラスハウジングの前記中空チップ部分は、前
    記同軸導体アセンブリを収容するエンベロープ部分を有
    する、前記ディジタル化ディスプレイに機械的に接触す
    るための機械的接触センサをさらに有し、 前記機械的接触センサと、前記球形端子電極と、前記中
    空円筒形導体とに接続される、前記傾斜測定と前記距離
    測定を較正するための較正手段を有する、ディジタル化
    ディスプレイ用放射ピックアップスタイラス。
  2. 【請求項2】 傾斜方向感度を有するディジタル化ディ
    スプレイ用放射ピックアップスタイラスを備えたデータ
    処理システムであって、前記スタイラスは同軸導体アセ
    ンブリを有するスタイラスハウジングを有し、前記同軸
    導体アセンブリは、電磁信号を放射するディジタル化デ
    ィスプレイからの距離を検出器によって測定するための
    球形端子電極と、前記ディジタル化ディスプレイの面に
    対して前記同軸導体アセンブリの傾斜方向値を前記検出
    器によって測定するための中空円筒形導体と、を有し、
    前記スタイラスハウジングは、前記同軸導体アセンブリ
    を収容するエンベロープ部分を有する、前記ディジタル
    化ディスプレイに機械的に接触するための機械的接触セ
    ンサをさらに有する、前記データ処理システムにおい
    て、 第1の放射ピックアップ信号強度を前記球形端子電極で
    測定する一方、前記ディジタル化ディスプレイを前記接
    触センサの前記エンベロープ部分に機械的に接触させる
    工程と、 第2の放射ピックアップ信号強度を前記円筒形導体で測
    定する一方、前記ディジタル化ディスプレイに対する前
    記スタイラスハウジングの所定の傾斜方向を維持する工
    程と、 前記第1及び第2の放射ピックアップ信号強度に応答し
    て前記放射フィールド検出器を調整する工程と、 を有するスタイラスの較正方法。
  3. 【請求項3】 傾斜方向感度を有するディジタル化ディ
    スプレイ用放射ピックアップスタイラスであって、 同軸導体アセンブリを機械的に支持するための中空チッ
    プ部分を有するスタイラスハウジングを有し、 外部円筒形表面を備えた絶縁スリーブによって包囲され
    る中央導体を有する前記ハウジングの前記チップに取り
    付けられる前記同軸導体アセンブリを有し、前記中央導
    体は前記スリーブの終端面を越えて軸方向に延出する端
    部を有し、 前記同軸導体アセンブリは前記絶縁スリーブの前記外部
    表面に支持され且つ基準電位に電気接続される第1の中
    空円筒形導体部分を有し、 前記同軸導体アセンブリは、前記第1の中空円筒形導体
    と離間した関係にある前記絶縁スリーブの前記外部表面
    に支持され且つ前記第1の中空円筒形導体よりも前記ス
    リーブの前記終端面により近接した第2の中空円筒形導
    体をさらに有し、 前記同軸導体アセンブリは、前記中央導体の前記端部に
    取り付けられ且つ前記第2の中空円筒形導体と離間した
    関係にある球形端子電極をさらに有し、 前記第2の中空円筒形導体は前記基準電位に接続され、
    前記球形端子電極は第1の検出状態で放射フィールド検
    出器に接続されて、電磁信号を放射するディジタル化デ
    ィスプレイの面からの前記球形端子電極の第1の距離を
    測定し、 前記第2の中空円筒形導体は前記放射フィールド検出器
    に接続され、前記球形端子電極は第2の検出状態の前記
    基準電位に接続されて、前記ディジタル化ディスプレイ
    の面に対する前記同軸導体アセンブリの傾斜方向値を測
    定する、 ディジタル化ディスプレイ用放射ピックアップスタイラ
    ス。
  4. 【請求項4】 前記電磁信号を放射するための埋設され
    た複数の放射電極を有するディジタル化ディスプレイ
    と、 大きさWの周期的離間距離を有する前記放射電極と、 前記値Wよりも小さく又はほぼ等しい直径値を有する前
    記球形端子電極と、 前記値Wよりも小さく又はほぼ等しい直径値を有する前
    記第2の中空円筒形導体と、 をさらに有する請求項3記載の傾斜方向感度を有するデ
    ィジタル化ディスプレイ用放射ピックアップスタイラ
    ス。
  5. 【請求項5】 前記同軸導体アセンブリを収容するエン
    ベロープ部分を有する、前記ディジタル化ディスプレイ
    に機械的に接触するための機械的接触センサをさらに有
    する、前記スタイラスハウジングの前記中空チップ部分
    と、 前記機械的接触センサと、前記球形端子電極と、前記第
    2の中空円筒形導体とに結合される、前記第1の検出状
    態と前記第2の検出状態を較正するための較正手段と、 をさらに有する請求項3記載の傾斜方向感度を有するデ
    ィジタル化ディスプレイ用放射ピックアップスタイラ
    ス。
  6. 【請求項6】 データ処理システムにおける、傾斜方向
    感度を有するディジタル化ディスプレイ用放射ピックア
    ップスタイラスであって、 同軸導体アセンブリを有するスタイラスハウジングと、 外部円筒形表面を備えた絶縁スリーブによって包囲され
    る中央導体を有する前記ハウジングのチップに取り付け
    られる前記同軸導体アセンブリと、を有し、 前記同軸導体アセンブリは、前記絶縁スリーブの前記外
    部表面に支持される中空円筒形導体部分と、前記中央導
    体の前記端部に取り付けられ且つ前記中空円筒形導体に
    対し離間した関係にある球形端子電極と、をさらに有
    し、 前記中空円筒形導体は前記基準電位に接続され、前記球
    形端子電極は第1の検出状態にある放射フィールド検出
    器に接続されて、電磁信号を放射するディジタル化ディ
    スプレイからの前記球形端子電極の第1の距離を測定
    し、 前記中空円筒形導体は前記放射フィールド検出器に接続
    され、前記球形端子電極は第2の検出状態にある前記基
    準電位に接続されて、前記ディジタル化ディスプレイの
    面に対する前記同軸導体アセンブリの傾斜方向値を測定
    する、 データ処理システムにおけるディジタル化ディスプレイ
    用放射ピックアップスタイラス。
  7. 【請求項7】 前記同軸導体アセンブリを収容するエン
    ベロープ部分を有する、前記ディジタル化ディスプレイ
    に機械的に接触するための機械的接触センサをさらに有
    する前記スタイラスハウジングの前記中空チップ部分
    と、 前記機械的接触センサと、前記球形端子電極と、前記中
    空円筒形導体と、に結合される、前記第1の検出状態と
    前記第2の検出状態を較正するための較正手段と、 をさらに有する請求項6記載の傾斜方向感度を有するデ
    ィジタル化ディスプレイ用放射ピックアップスタイラ
    ス。
  8. 【請求項8】 前記電磁信号を放射するための埋設され
    た複数の放射電極を有するディジタル化ディスプレイ
    と、 大きさWの周期的離間距離を有する前記放射電極と、 前記値Wよりも小さく又はほぼ等しい直径値を有する前
    記球形端子電極と、 前記値Wよりも小さく又はほぼ等しい直径値を有する前
    記中空円筒形導体と、 をさらに有する請求項6記載の傾斜方向感度を有するデ
    ィジタル化ディスプレイ用放射ピックアップスタイラ
    ス。
  9. 【請求項9】 傾斜方向感度を有するディジタル化ディ
    スプレイ用放射ピックアップスタイラスを有するデータ
    処理システムにおいて、前記スタイラスは同軸導体アセ
    ンブリを有するスタイラスハウジングを有し、前記同軸
    導体アセンブリは、基準電位に選択的に接続される中空
    円筒形導体と、第1の検出状態にある放射フィールド検
    出器に接続される球形端子電極と、を有し、電磁信号を
    放射するディジタル化ディスプレイからの前記球形端子
    電極の第1の距離を測定し、前記中空円筒形導体は前記
    放射フィールド検出器に選択的に接続され、前記球形端
    子電極は第2の検出状態にある前記基準電位に接続され
    て、前記ディジタル化ディスプレイの面に対する前記同
    軸導体アセンブリの傾斜方向値を測定し、前記スタイラ
    スハウジングは、前記同軸導体アセンブリを収容するエ
    ンベロープ部分を有する、前記ディジタル化ディスプレ
    イに機械的に接触するための機械的接触センサをさらに
    有する、前記データ処理システムにおいて、 前記第1の状態の第1の放射ピックアップ信号強度を測
    定するとともに、前記ディジタル化ディスプレイを前記
    接触センサの前記エンベロープ部分に機械的に接触させ
    る工程と、 前記第2の状態の第2の放射ピックアップ信号強度を測
    定するとともに、前記ディジタル化ディスプレイに対し
    て前記スタイラスハウジングの所定の傾斜方向を維持す
    る工程と、 前記第1と第2の放射ピックアップ信号強度に応答して
    前記放射フィールド検出器を調整する工程と、 を有するディジタル化ディスプレイ用放射ピックアップ
    スタイラスを有するデータ処理システムにおける中空円
    筒形導体と球形端子電極の第1と第2の検出状態の較正
    方法。
  10. 【請求項10】 前記ディジタル化ディスプレイは、前
    記電磁信号を放射するために埋設され且つ大きさWの周
    期的離間距離を有する複数の放射電極からの前記信号を
    放射し、 前記球形端子電極は、前記値Wよりも小さい又はほぼ等
    しい直径値を有する前記放射信号を検出し、 前記中空円筒形導体は、前記値Wよりも小さい又はほぼ
    等しい直径値を有する前記放射信号を検出することを有
    する、請求項9記載の中空円筒形導体と球形端子電極の
    第1と第2の検出状態の較正方法。
JP5629794A 1993-04-29 1994-03-25 傾斜方位感知能力を有する放射ピックアップスタイラス Expired - Lifetime JP2718419B2 (ja)

Applications Claiming Priority (2)

Application Number Priority Date Filing Date Title
US055472 1993-04-29
US08/055,472 US5414227A (en) 1993-04-29 1993-04-29 Stylus tilt detection apparatus for communication with a remote digitizing display

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH06314153A true JPH06314153A (ja) 1994-11-08
JP2718419B2 JP2718419B2 (ja) 1998-02-25

Family

ID=21998062

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP5629794A Expired - Lifetime JP2718419B2 (ja) 1993-04-29 1994-03-25 傾斜方位感知能力を有する放射ピックアップスタイラス

Country Status (2)

Country Link
US (1) US5414227A (ja)
JP (1) JP2718419B2 (ja)

Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2013536968A (ja) * 2010-08-30 2013-09-26 パーセプティブ ピクセル インコーポレイテッド 容量性タッチセンサ内の静電スタイラスの位置の特定
JP2018530058A (ja) * 2015-09-08 2018-10-11 アップル インコーポレイテッドApple Inc. アクティブスタイラスリング電極
JP2018531444A (ja) * 2015-09-08 2018-10-25 アップル インコーポレイテッドApple Inc. 電子デバイス用スタイラス
US11972068B2 (en) 2023-02-07 2024-04-30 Apple Inc. Stylus for electronic devices

Families Citing this family (88)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
EP0717367B1 (en) 1994-12-16 2001-08-29 Hyundai Electronics America Digitizer stylus apparatus and method
DE69523024T2 (de) * 1994-12-16 2002-03-14 Hyundai Electronics America Digitalisierstift und Betriebsverfahren
US6441810B1 (en) 1995-10-31 2002-08-27 Lsi Logic Corporation Telemetry encoding technique for smart stylus
US5877458A (en) * 1996-02-15 1999-03-02 Kke/Explore Acquisition Corp. Surface position location system and method
US5977958A (en) * 1997-06-30 1999-11-02 Inmotion Technologies Ltd. Method and system for digitizing handwriting
US6181329B1 (en) * 1997-12-23 2001-01-30 Ricoh Company, Ltd. Method and apparatus for tracking a hand-held writing instrument with multiple sensors that are calibrated by placing the writing instrument in predetermined positions with respect to the writing surface
KR100595912B1 (ko) 1998-01-26 2006-07-07 웨인 웨스터만 수동 입력 통합 방법 및 장치
US6151015A (en) * 1998-04-27 2000-11-21 Agilent Technologies Pen like computer pointing device
US6467541B1 (en) * 1999-05-14 2002-10-22 Edward A. Wells Plunger lift method and apparatus
US20030034960A1 (en) * 2001-08-14 2003-02-20 Hung-Yuan Li Coordinates input device and method for the same
US7116840B2 (en) 2002-10-31 2006-10-03 Microsoft Corporation Decoding and error correction in 2-D arrays
US7133563B2 (en) * 2002-10-31 2006-11-07 Microsoft Corporation Passive embedded interaction code
US7583842B2 (en) * 2004-01-06 2009-09-01 Microsoft Corporation Enhanced approach of m-array decoding and error correction
US7136054B2 (en) * 2004-01-06 2006-11-14 Microsoft Corporation Camera-pen-tip mapping and calibration
US7263224B2 (en) * 2004-01-16 2007-08-28 Microsoft Corporation Strokes localization by m-array decoding and fast image matching
US20060158440A1 (en) * 2005-01-19 2006-07-20 Motion Computing Inc. Active dynamic tactile feedback stylus
US7607076B2 (en) 2005-02-18 2009-10-20 Microsoft Corporation Embedded interaction code document
US7826074B1 (en) 2005-02-25 2010-11-02 Microsoft Corporation Fast embedded interaction code printing with custom postscript commands
US20060197755A1 (en) * 2005-03-02 2006-09-07 Bawany Muhammad A Computer stylus cable system and method
US20060215913A1 (en) * 2005-03-24 2006-09-28 Microsoft Corporation Maze pattern analysis with image matching
US7421439B2 (en) 2005-04-22 2008-09-02 Microsoft Corporation Global metadata embedding and decoding
US7599560B2 (en) 2005-04-22 2009-10-06 Microsoft Corporation Embedded interaction code recognition
US7400777B2 (en) * 2005-05-25 2008-07-15 Microsoft Corporation Preprocessing for information pattern analysis
US7729539B2 (en) * 2005-05-31 2010-06-01 Microsoft Corporation Fast error-correcting of embedded interaction codes
US7580576B2 (en) * 2005-06-02 2009-08-25 Microsoft Corporation Stroke localization and binding to electronic document
US7619607B2 (en) 2005-06-30 2009-11-17 Microsoft Corporation Embedding a pattern design onto a liquid crystal display
US7622182B2 (en) 2005-08-17 2009-11-24 Microsoft Corporation Embedded interaction code enabled display
US7817816B2 (en) * 2005-08-17 2010-10-19 Microsoft Corporation Embedded interaction code enabled surface type identification
US20070109271A1 (en) * 2005-11-14 2007-05-17 Phison Electronics Corp. [a portable storage device with handwritten input device]
US8004503B2 (en) * 2006-02-21 2011-08-23 Microsoft Corporation Auto-calibration of a touch screen
US9201556B2 (en) * 2006-11-08 2015-12-01 3M Innovative Properties Company Touch location sensing system and method employing sensor data fitting to a predefined curve
US8207944B2 (en) * 2006-12-19 2012-06-26 3M Innovative Properties Company Capacitance measuring circuit and method
US8040329B2 (en) 2006-12-20 2011-10-18 3M Innovative Properties Company Frequency control circuit for tuning a resonant circuit of an untethered device
US8134542B2 (en) * 2006-12-20 2012-03-13 3M Innovative Properties Company Untethered stylus employing separate communication and power channels
US8243049B2 (en) 2006-12-20 2012-08-14 3M Innovative Properties Company Untethered stylus employing low current power converter
US7956851B2 (en) * 2006-12-20 2011-06-07 3M Innovative Properties Company Self-tuning drive source employing input impedance phase detection
US8040330B2 (en) 2006-12-28 2011-10-18 3M Innovative Properties Company Untethered stylus empolying multiple reference frequency communication
US7787259B2 (en) * 2006-12-28 2010-08-31 3M Innovative Properties Company Magnetic shield for use in a location sensing system
US8089474B2 (en) 2006-12-28 2012-01-03 3M Innovative Properties Company Location sensing system and method employing adaptive drive signal adjustment
US7855718B2 (en) 2007-01-03 2010-12-21 Apple Inc. Multi-touch input discrimination
US8269727B2 (en) 2007-01-03 2012-09-18 Apple Inc. Irregular input identification
US8130203B2 (en) 2007-01-03 2012-03-06 Apple Inc. Multi-touch input discrimination
JP4872111B2 (ja) * 2007-04-19 2012-02-08 株式会社ワコム 位置指示器
TW201403422A (zh) * 2009-01-06 2014-01-16 Elan Microelectronics Corp 觸控式輸入裝置及其控制方法、應用在該觸控式輸入裝置的觸控筆及其主動發射信號的方法以及應用在該觸控式輸入裝置的觸控板模組及其控制方法
CA2705086C (en) * 2009-05-22 2017-05-30 Integrated Production Services Ltd. Plunger lift
JP5430339B2 (ja) * 2009-10-19 2014-02-26 株式会社ワコム 位置検出装置及び位置指示器
TWI407335B (zh) * 2010-03-31 2013-09-01 Kye Systems Corp Pen type optical input device
WO2011154950A1 (en) 2010-06-11 2011-12-15 N-Trig Ltd. Object orientation detection with a digitizer
US8988398B2 (en) 2011-02-11 2015-03-24 Microsoft Corporation Multi-touch input device with orientation sensing
US8982045B2 (en) 2010-12-17 2015-03-17 Microsoft Corporation Using movement of a computing device to enhance interpretation of input events produced when interacting with the computing device
US9244545B2 (en) 2010-12-17 2016-01-26 Microsoft Technology Licensing, Llc Touch and stylus discrimination and rejection for contact sensitive computing devices
US8994646B2 (en) 2010-12-17 2015-03-31 Microsoft Corporation Detecting gestures involving intentional movement of a computing device
US8660978B2 (en) * 2010-12-17 2014-02-25 Microsoft Corporation Detecting and responding to unintentional contact with a computing device
US9201520B2 (en) 2011-02-11 2015-12-01 Microsoft Technology Licensing, Llc Motion and context sharing for pen-based computing inputs
WO2012123951A2 (en) * 2011-03-17 2012-09-20 N-Trig Ltd. Interacting tips for a digitizer stylus
JP5669263B2 (ja) * 2011-04-11 2015-02-12 株式会社ワコム 位置指示器
US8638320B2 (en) 2011-06-22 2014-01-28 Apple Inc. Stylus orientation detection
US8878823B1 (en) * 2011-07-27 2014-11-04 Cypress Semiconductor Corporation Dynamic shield electrode of a stylus
US8994686B2 (en) 2011-10-17 2015-03-31 Topaz Systems, Inc. Digitizer
US8952926B2 (en) 2011-10-17 2015-02-10 Topaz Systems, Inc. Digitizer
US8902181B2 (en) 2012-02-07 2014-12-02 Microsoft Corporation Multi-touch-movement gestures for tablet computing devices
US10228780B2 (en) 2012-02-15 2019-03-12 Wacom Co., Ltd. Stylus to host synchronization using a magnetic field
KR20130107473A (ko) * 2012-03-22 2013-10-02 삼성전자주식회사 터치 펜
FR2992441B1 (fr) * 2012-06-22 2017-12-08 Compagnie Ind Et Financiere Dingenierie Ingenico Stylet de saisie de donnees.
US20140098071A1 (en) * 2012-10-04 2014-04-10 Research In Motion Limited Method and Apparatus Pertaining to an Interference-Assessing Stylus
US9513721B2 (en) 2013-09-12 2016-12-06 Microsoft Technology Licensing, Llc Pressure sensitive stylus for a digitizer
US9298285B2 (en) * 2013-12-05 2016-03-29 Wacom Co., Ltd. Stylus tip shape
US9870083B2 (en) 2014-06-12 2018-01-16 Microsoft Technology Licensing, Llc Multi-device multi-user sensor correlation for pen and computing device interaction
US9727161B2 (en) 2014-06-12 2017-08-08 Microsoft Technology Licensing, Llc Sensor correlation for pen and touch-sensitive computing device interaction
US9983696B2 (en) 2014-09-30 2018-05-29 Apple Inc. Force-sensing stylus for use with electronic devices
US9874951B2 (en) 2014-11-03 2018-01-23 Microsoft Technology Licensing, Llc Stylus for operating a digitizer system
US9678584B2 (en) 2015-04-06 2017-06-13 Microsoft Technology Licensing, Llc Device including electrode having thickness to facilitate tracking
TWI727951B (zh) * 2015-05-21 2021-05-21 日商和冠股份有限公司 主動式觸控筆
US9740312B2 (en) 2015-09-09 2017-08-22 Microsoft Technology Licensing, Llc Pressure sensitive stylus
US10579169B2 (en) 2016-03-08 2020-03-03 Egalax_Empia Technology Inc. Stylus and touch control apparatus for detecting tilt angle of stylus and control method thereof
CN107390897B (zh) 2016-03-08 2020-07-03 禾瑞亚科技股份有限公司 侦测倾斜角与笔身轴向的触控控制装置与其控制方法
US9841828B2 (en) 2016-04-20 2017-12-12 Microsoft Technology Licensing, Llc Pressure sensitive stylus
US10318022B2 (en) 2017-01-30 2019-06-11 Microsoft Technology Licensing, Llc Pressure sensitive stylus
US10936092B1 (en) 2017-02-28 2021-03-02 Apple Inc. Force-sensing structures for an electronic device
CN110869897A (zh) * 2017-07-14 2020-03-06 株式会社和冠 修正笔坐标与指示器的显示位置之间的偏离的方法
US11467678B2 (en) 2018-07-24 2022-10-11 Shapirten Laboratories Llc Power efficient stylus for an electronic device
US11126297B2 (en) * 2019-06-10 2021-09-21 Sigmasense, Llc. Electronic pen with ring-back and other functionalities
US11449175B2 (en) 2020-03-31 2022-09-20 Apple Inc. System and method for multi-frequency projection scan for input device detection
JP2022014973A (ja) * 2020-07-08 2022-01-21 株式会社ワコム スタイラス及びセンサコントローラによって実行される方法、スタイラス、及びセンサコントローラ
US20230273687A1 (en) * 2020-08-27 2023-08-31 Shapirten Laboratories Llc Mechanically sensitive power efficient stylus for an electronic device
US11460933B2 (en) 2020-09-24 2022-10-04 Apple Inc. Shield electrode for input device
US11526240B1 (en) 2020-09-25 2022-12-13 Apple Inc. Reducing sensitivity to leakage variation for passive stylus
US11287926B1 (en) 2020-09-25 2022-03-29 Apple Inc. System and machine learning method for detecting input device distance from touch sensitive surfaces

Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS642129A (en) * 1987-06-25 1989-01-06 Canon Inc Information input/output device
JPH03171321A (ja) * 1989-11-30 1991-07-24 Hitachi Ltd 入出力装置

Family Cites Families (14)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US3873770A (en) * 1974-03-21 1975-03-25 Bendix Corp Digital position measurement system with stylus tilt error compensation
US4686332A (en) * 1986-06-26 1987-08-11 International Business Machines Corporation Combined finger touch and stylus detection system for use on the viewing surface of a visual display device
US4603231A (en) * 1983-03-31 1986-07-29 Interand Corporation System for sensing spatial coordinates
US4575581A (en) * 1984-02-06 1986-03-11 Edwin Langberg Digitizer and position encoders and calibration system for same
US4577057A (en) * 1984-03-02 1986-03-18 Pencept, Inc. Digitizing tablet system having stylus tilt correction
US4638119A (en) * 1984-11-16 1987-01-20 Pencept, Inc. Position indicating apparatus for use in a digitizing tablet system
US4786764A (en) * 1987-03-20 1988-11-22 Summagraphics Corporation Digitizer stylus with pressure transducer
US4831566A (en) * 1987-03-20 1989-05-16 Summagraphics Corporation Method and apparatus for calibration of a charge ratio digitizer
US5007085A (en) * 1988-10-28 1991-04-09 International Business Machines Corporation Remotely sensed personal stylus
US5149919A (en) * 1990-10-31 1992-09-22 International Business Machines Corporation Stylus sensing system
US5117071A (en) * 1990-10-31 1992-05-26 International Business Machines Corporation Stylus sensing system
US5136125A (en) * 1991-05-06 1992-08-04 International Business Machines Corporation Sensor grid for an electromagnetic digitizer tablet
US5239489A (en) * 1991-05-06 1993-08-24 International Business Machines Corporation Pen position and tilt estimators for a digitizer tablet
US5198623A (en) * 1991-11-27 1993-03-30 Calcomp, Inc. Method for use in a digitizer for determining pen tilt

Patent Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS642129A (en) * 1987-06-25 1989-01-06 Canon Inc Information input/output device
JPH03171321A (ja) * 1989-11-30 1991-07-24 Hitachi Ltd 入出力装置

Cited By (11)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2013536968A (ja) * 2010-08-30 2013-09-26 パーセプティブ ピクセル インコーポレイテッド 容量性タッチセンサ内の静電スタイラスの位置の特定
US9176630B2 (en) 2010-08-30 2015-11-03 Perceptive Pixel, Inc. Localizing an electrostatic stylus within a capacitive touch sensor
US9927909B2 (en) 2010-08-30 2018-03-27 Microsoft Technology Licensing, Llc Localizing an electrostatic stylus within a capacitive touch sensor
JP2018530058A (ja) * 2015-09-08 2018-10-11 アップル インコーポレイテッドApple Inc. アクティブスタイラスリング電極
JP2018531444A (ja) * 2015-09-08 2018-10-25 アップル インコーポレイテッドApple Inc. 電子デバイス用スタイラス
US10310639B2 (en) 2015-09-08 2019-06-04 Apple Inc. Stylus for electronic devices
JP2020030840A (ja) * 2015-09-08 2020-02-27 アップル インコーポレイテッドApple Inc. 電子デバイス用スタイラス
US10684708B2 (en) 2015-09-08 2020-06-16 Apple Inc. Stylus for electronic devices
US11169628B2 (en) 2015-09-08 2021-11-09 Apple Inc. Stylus for electronic devices
US11604523B2 (en) 2015-09-08 2023-03-14 Apple Inc. Stylus for electronic devices
US11972068B2 (en) 2023-02-07 2024-04-30 Apple Inc. Stylus for electronic devices

Also Published As

Publication number Publication date
US5414227A (en) 1995-05-09
JP2718419B2 (ja) 1998-02-25

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JPH06314153A (ja) 放射ピックアップスタイラス及びその較正方法、ならびに中空円筒形導体と球形端子電極の第1と第2の検出状態の較正方法
JP2718420B2 (ja) ペン入力式コンピュータシステム用データ処理システム
US5349139A (en) Architecture for communication of remote devices to a digitizing display
US10635201B2 (en) Clickable knob for touch sensors
US5828363A (en) Force-sensing pointing device
US6278444B1 (en) Low current four-wire interface for five-wire resistive touch-screen
US6822641B2 (en) Presentation board digitizer systems
EP3427133B1 (en) Pen in field force sensing calibration
US6437772B1 (en) Capacitive pointing stick apparatus with floating conductive cone for symbol manipulation in a graphical user interface
US6359613B1 (en) Pointing stick having chip resistors
US6331849B1 (en) Integrated surface-mount pointing device
US6281888B1 (en) Pen input device using electrostatic coupling
US6323840B1 (en) Surface-mount pointing device
CN109074180A (zh) 压敏触控笔
JPH10207613A (ja) 付与力の測定装置及びこの測定装置の製造方法並びにこの測定装置を利用した書込み情報の画像形成装置
JP2007538339A (ja) 環状電位差式タッチセンサ
WO2008084471A2 (en) Improved electronic pen device
US6833825B1 (en) Apparatus for remotely controlling a digital processing system
US20030128181A1 (en) Low profile cursor control device
EP0622724A2 (en) Voice communication features in an untethered personal stylus for a digitizing display
EP3789855A1 (en) Stylus nib design and accuracy improvement
KR20100033076A (ko) 터치압력 감지가 가능한 터치스크린
US20100211353A1 (en) Registering unit for recording input signals caused by mechanical action on said unit, and method for recording measured values and processing signals
JP2000267802A (ja) ポインティングスティック用厚膜回路基板
KR20050064375A (ko) 터치 패널의 다이나믹 캘리브레이션 방법