JPH0631341Y2 - 携帯型防弾用土のう - Google Patents

携帯型防弾用土のう

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Publication number
JPH0631341Y2
JPH0631341Y2 JP16134686U JP16134686U JPH0631341Y2 JP H0631341 Y2 JPH0631341 Y2 JP H0631341Y2 JP 16134686 U JP16134686 U JP 16134686U JP 16134686 U JP16134686 U JP 16134686U JP H0631341 Y2 JPH0631341 Y2 JP H0631341Y2
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JP
Japan
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sandbag
water
plates
bulletproof
sandbags
Prior art date
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Expired - Lifetime
Application number
JP16134686U
Other languages
English (en)
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JPS6367798U (ja
Inventor
誠一郎 西原
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Mitsui Engineering and Shipbuilding Co Ltd
Original Assignee
Mitsui Engineering and Shipbuilding Co Ltd
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  • Pit Excavations, Shoring, Fill Or Stabilisation Of Slopes (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本考案は、軍事、警察等に用いられる携帯型防弾用土の
うに関するものである。
[背景技術とその問題点] 従来の防弾用土のうは、土が詰め込まれた麻等の袋から
なり、これらをざんごうの周囲等に積上げて相手の銃弾
から身を守るものである。
ところが、従来の防弾用土のうは、袋の中に土を詰め込
むために手間がかかり、土のう設置に多くの時間が費や
されるという問題点がある。また、土を詰め込んだ袋
は、重くてかさばるため、保管スペースをとるととも
に、土のうの搬送に多大の労力を要するという問題点が
ある。一方、土のう用袋の材料として、耐摩耗性、耐衝
撃性、延いては防弾性能につき従来用いられている麻等
より優れたものが求められている。
[考案の目的] 本考案の目的は、設置時間が短くてすみ、コンパクトで
防弾性能が優れた携帯型防弾用土のうを提供することに
ある。
[問題点を解決するための手段および作用] 本考案は、超強化化学繊維が耐摩耗性、耐衝撃性等、防
弾性能を決定する諸要素に優れている点に着目する一
方、高吸水性材料からなる吸水部材を用いることによっ
て袋内に詰められる土を不要としたことに特徴を有する
ものである。
具体的には、本考案は、アラミド繊維等の超強化化学繊
維で補強した板を複数枚積層し、これらの板に高吸水性
材料からなる吸水部材を介在させ、これらの板の間をた
とえばアラミド繊維からなる布等の可撓性の連結部材で
連結したものである。
これにより、超強化化学繊維で防弾性能を向上でき、ま
た、土のうの収納時には、吸水部材を乾燥状態にしてコ
ンパクトにすることができる一方、土のう設置に際して
給水すれば、吸水部材が吸水して膨張することによっ
て、携帯用土のうを大きく、かつ、重くさせて土のうと
して十分機能できるようにして前記目的を達成しようと
するものである。
[実施例] 以下、本考案の一実施例を図面に基づいて説明する。
本実施例の断面が示された第1図において所定形状の板
1が5枚積層されるとともに、これらの板1の間には、
吸水性部材2が介在されている。ここで、前記板1は、
超強化化学繊維で補強されており、いわゆるKFRP板
等とされている。この超強化化学繊維としては、商品名
ケブラー繊維(デュポン社)あるいは商品名テクノー
ラ:HM−50(帝人)などといわれるアラミド繊維
(芳香族ポリアミド)、商品名テクミロン(三井石油化
学工業)といわれる超高分子量ポリエチレンを原料にし
た化学繊維、さらには炭素繊維、ガラス繊維等が用いら
れる。これらの繊維は、耐摩耗性、耐衝撃性等防弾性能
を決定する諸要素に優れ、特に、アラミド繊維は耐熱性
にも優れているものである。また、前記吸水性部材2
は、ポリメタクリル酸2−ヒドロキシエチル、ポリアク
リル酸ナトリウム−でんぷんグラフト共重合体等のグラ
フト化でんぷん等の高吸水性材料からなり、吸水すると
膨張するものである。
前記板1の各々は可撓性の連結部材としてのアラミド繊
維からなる布3で各板1の間を略全面に渡って覆うよう
に連結されている。この布3は、吸水部材2が吸水して
十分に膨張できるように各板1の間に所定のたるみを有
するように連結されている。この際、布のたるみ部分か
ら吸水部材2に吸水が行われるようにされている。
ここで、板1、吸水部材2および布3を含んで携帯型防
弾用土のう4が構成され、この土のう4は、第2図に示
されるように、鎖線で示される包装袋5によって真空パ
ックされるようになっている。
このような土のう4を設置するためには、土のう4を包
装袋5から取り出した後、所定の設置箇所に運搬して設
置する。
さらに、第3図(A)に示されるように、土のう4に給
水を行う。これによって、土のう4は、第3図(B)に
示されるように、吸水部材2が吸水して膨張し、その体
積および重量が増大して十分に防弾しうる状態となる。
このような本実施例によれば、土のう4の設置は、給水
しない乾燥状態、すなわち、軽量の状態で運搬し、この
のち給水するだけなので、手間がかからず、設置時間が
短くてすむ。また、土のう4は吸水により十分な重量と
なるから、設置の安定性を確保できる。さらに、土のう
4は、吸水しない状態ではコンパクトであり、従って、
土のう保管スペースをとらないとともに、土のうの搬送
が容易となる。さらにまた、板1は超強化化学繊維で補
強されているので、耐摩耗性、耐衝撃性、延いては、防
弾性が優れたものとなる。特に超強化化学繊維の中でア
ラミド繊維を板1の補強に用いれば、耐摩耗性等に加え
て従来用いられた麻等に比し耐熱性に優れることから、
防弾効果をより優れたものとすることができる。また、
本実施例では、連結部材をアラミド繊維からなる布3と
し、しかも、この布3で板1の間を略全面に渡って覆う
ように連結したので、板1の側方における防弾性能も優
れたものとすることができる。さらに、土のう4を包装
袋5によって真空パックしたので、長期保存が可能とな
る。
なお、前記実施例では、布3によって各板1の間を連結
したが、本考案では、各板1の間の全てを連結せずに、
所定箇所、たとえば外側にある2枚の板1間のみを連結
するものであってもよく、あるいは1つおきに連結する
もの等でもよいが、各板1間を連結すれば、各板1間の
位置関係が常に適正に保たれ、運搬時、土のう積上げ時
に形が崩れることがなく、作業性が良いという利点があ
る。さらに、板1の間の連結を略全面に渡って覆うよう
にするものでなくとも、帯状の布によって所定箇所を連
結するものであってもよい。さらにまた、連結部材の材
質は、アラミド繊維でなくとも、炭素繊維、ガラス繊
維、前述の商品名テクミロンといわれる化学繊維、ナイ
ロン等であってもよく、さらにはスチールワイヤ等でも
よい。さらに、板1は複数枚であるなら5枚以外の枚数
でもよく、たとえば、間に1箇の吸水部材2を介在させ
た2枚の板1であってもよい。さらに、本考案では、必
ずしも土のう4は、包装袋5によって真空パックされる
ことを要しない。
[考案の効果] 前述のような本考案によれば、土のうの設置時間を短く
でき、しかも、土のうを在庫収納時にコンパクトで使用
時に防弾性能の優れたものとすることができるという効
果がある。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案に係る一実施例の断面図、第2図はその
斜視図、第3図(A)、(B)は土のう設置前後の状態
を示す一部破断正面図である。 1……板、2……吸水部材、3……連結部材としての
布、4……携帯型防弾用土のう。

Claims (2)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】超強化化学繊維で補強した板を複数枚積層
    し、これらの板に高吸水性材料からなる吸水部材を介在
    させ、これらの板を可撓性の連結部材で連結することを
    特徴とする携帯型防弾用土のう。
  2. 【請求項2】実用新案登録請求の範囲第1項において、
    前記連結部材は、アラミド繊維からなる布であることを
    特徴とする携帯型防弾用土のう。
JP16134686U 1986-10-20 1986-10-20 携帯型防弾用土のう Expired - Lifetime JPH0631341Y2 (ja)

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JPS6367798U JPS6367798U (ja) 1988-05-07
JPH0631341Y2 true JPH0631341Y2 (ja) 1994-08-22

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